JPH06198217A - デカンタ型脱水機 - Google Patents

デカンタ型脱水機

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Publication number
JPH06198217A
JPH06198217A JP34882792A JP34882792A JPH06198217A JP H06198217 A JPH06198217 A JP H06198217A JP 34882792 A JP34882792 A JP 34882792A JP 34882792 A JP34882792 A JP 34882792A JP H06198217 A JPH06198217 A JP H06198217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bowl
casing
chamber
shell
decanter type
Prior art date
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Pending
Application number
JP34882792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikane Onose
芳謙 小野瀬
Hiroshi Masutomi
博 益冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP34882792A priority Critical patent/JPH06198217A/ja
Publication of JPH06198217A publication Critical patent/JPH06198217A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシングの内部に固形物が侵入するのを防
止し、連続運転を可能とするデカンタ型脱水機を提供す
ること。 【構成】 デカンタ型脱水機のケーシング3に設けられ
た中間室11において、固形物室10および排水室12
より侵入する固形物18を中間室11に設置した複数の
シールエア座13よりシールエアを導入し、固形物室1
0および排水室12より中間室11内を高圧にし、中間
室12へ固形物が侵入することを防止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデカンタ型脱水機に係
り、特に脱水固形物室および脱水排出室の間に設けられ
た中間室への固形物の侵入を防止するシール装置を備え
たデカンタ型脱水機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デカンタ型の脱水機はスラリー液
の脱水をボウルシェルの回転による遠心力によって行
い、固形物を回収する一例を図2に示す。図2の脱水機
において、脱水されるスラリー17は給液管6によりボ
ウル4の内部に供給される。ボウル4はモータ1により
高速回転する。ボウル4内に供給されたスラリー17
は、ボウル4の高速回転による遠心力によって脱水さ
れ、脱水された固形物18はスクリューコンベア5によ
りボウル固形物排出口7よりボウル4を収容したケーシ
ング3の排出口15を経て機外に排出される。脱水によ
る排水はボウル4の内面を減速機2側に向かって流れ、
ボウル排水口8よりケーシング排水口16を経て機外に
排出される。
【0003】一方、固定されているケーシング3内に
は、脱水された固形物18の排出口15を持つ固形物室
10と脱水排出口16を有する排水室12および軸方向
の固形物室10と排水室12の間のケーシング3の中間
部分への固形物18の堆積を防止するために設けられた
ラビリンス9によるシール機構により仕切られた中間室
11がある。この中間室11は脱水した固形物18に脱
水した排水を再吸水させないようにするために設けられ
る。また、ラビリンスシール9の補助機構としてボウル
4に風圧発生羽根22を設けている。中間室11に溜ま
ったドレン21は、ドレン座14より機外に排出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図2に示した従来
技術では、ボウル4が高速回転するとボウル4の構造上
および固形物18の排出口15および排水口16を有す
るケーシング3のため、風切り作用が働き、固形物室1
0と排水室12の室内圧が上昇し、中間室11内に固形
物18がラビリンス9の隙間を通過して侵入し、中間室
11内に堆積する。このように、ラビリンス9の効果だ
けでは固形物18の中間室11への侵入しを防ぐことが
できないので、さらにボウル4のシェルに風圧発生羽根
22を取付けた構造としている。しかし、高速回転体で
あるボウル4に異物(風圧発生羽根22)を取付けるこ
とは好ましくない。また、風圧発生羽根22は固定式で
あり、風圧発生羽根22の存在は風圧バランスの調整が
不可能となる問題がある。中間室11内に堆積する固形
物18は時間と共に成長し、ボウル4のシェルおよびラ
ビリンス9の構成物が摩耗する。摩耗が大きくなると高
速回転体であるボウル4にはアンバンランスが発生し、
振動が発生して連続運転ができなくなるという問題があ
った。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解消し、ケーシングの内部に固形物が侵入するの
を防止し、連続運転を可能とするデカンタ型脱水機を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、次
の構成によって達成される。すなわち、固形物を含むス
ラリーをボウル内に供給し、高速回転するボウル内で遠
心沈降させて固液分離して粉状固形物を連続的に取り出
すデカンタ型脱水機において、ボウルを収容したケーシ
ングとボウル両端部分のシェルで囲まれた空間部にそれ
ぞれ設けられる脱水固形物室および脱水排出室で発生す
る風圧より、前記脱水固形物室と脱水排出室との間に設
けられるボウルのシェルとケーシングとで囲まれた空間
に高い風圧を発生させるシール手段を設けたデカンタ型
脱水機である。
【0007】ここで、前記ボウルのシェルとケーシング
とで囲まれた空間に高い風圧を発生させるシール手段
は、前記空間にシールエアを供給する手段と該空間を仕
切るボウルのシェルとケーシング間に設けられたラビリ
ンスシールで構成することができる。
【0008】
【作用】デカンタ型のケーシングに設けられた非接触型
シール材で囲まれた中間室等にシールエアを導入し、室
内の圧力を他の室内圧力より高くすることにより、中間
室等内への固形物の侵入を防止することができる。従っ
て、デカンタ型脱水機のボウルシェルの摩耗を防止し、
デカンタ型脱水機の機能が充分に発揮され、プラントの
長期連続運転が可能となる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には本実施例のデカンタ型脱水機の構造の
一例を示す。上記デカンタ型の全体の構成および構成部
品の相互関係は上述した図2に示す従来技術と比較し
て、中間室11の外壁部にシールエア座13を設けたこ
と以外は同一であるので、同一部材には同一番号を付
し、その説明は省略する。図1において、デカンタ型脱
水機は固定されているケーシング3内に設置されたボウ
ル4の高速回転によりスラリー17は脱水される。この
とき、ボウル4の回転により風切り現象が発生する。と
ころが、ボウル4のシェルの構造が均一ではなく、スラ
リー17の導入と、脱水固形物18の排出をする固形物
室10の部分のボウル4のシェル形状は円錐状であり、
そのシェルには固形物18の排出口7があり、脱水され
た排水を排出する脱水排水室12のボウル4のシェルに
も排水口8がある。そのため、ボウル4の回転により、
各室10〜12の風圧が変わり、固形物室10と脱水排
水室12の風圧が中間室11より高くなり、ケーシング
3とボウル4間に設けられたラビリンス9のシール部よ
り微細な固形物18が中間室11に侵入し、中間室11
を構成するケーシング3の内面に付着堆積する。付着堆
積した固形物18は時間と共に成長するが、ボウル4の
シェル外面まで達するとボウル4のシェルおよびボウル
4に取付けられているラビリンス9のシール部を摩耗さ
せてしまう。そして、過大に摩耗したボウル4ではアン
バランス荷重が発生し連続運転が不能となる。
【0010】そこで、本実施例においては、ケーシング
3の中間室11部分に少なくとも1つのシールエア座1
3を設け、シールエア座13からシールエア20を中間
室11に導入することにより中間室11内の圧力を固形
物室10および脱水排水室12より高い圧力に保持す
る。こうして中間室11内への微細固形物18の侵入を
防止することができる。従ってボウル4の摩耗も防ぐこ
とができデカンタ型脱水機の連続運転が可能となる。ま
た、ボウル4の摩耗がなくなることで、ボウル4のシェ
ルの肉盛りなどにより補修も不要となる。また、デカン
タ型脱水機を停止することがなくなるため、脱水機の効
率よい運用が可能となると同時に風圧発生羽根の設置も
不要となり経済的にも効果は極めて大きい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ボウルシェルの摩耗が
なくなり、ボウルシェルの肉盛りなどにより補修も不要
となり、また、脱水機を連続運転できるので、脱水機の
効率よい運用で経済的にも効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のデカンタ型脱水機の断面
図である。
【図2】 従来のデカンタ型脱水機の断面図である。
【符号の説明】
3…ケーシング、4…ボウル、7…ボウル固形物排出
口、8…ボウル排水口、9…ラビリンス、10…固形物
室、11…中間室、12…排水室、13…エアー座、1
8…固形物、19…排水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形物を含むスラリーをボウル内に供給
    し、高速回転するボウル内で遠心沈降させて固液分離し
    て粉状固形物を連続的に取り出すデカンタ型脱水機にお
    いて、ボウルを収容したケーシングとボウル両端部分の
    シェルで囲まれた空間部にそれぞれ設けられる脱水固形
    物室および脱水排出室で発生する風圧より、前記脱水固
    形物室と脱水排出室との間に設けられるボウルのシェル
    とケーシングとで囲まれた空間に高い風圧を発生させる
    シール手段を設けたことを特徴とするデカンタ型脱水
    機。
  2. 【請求項2】 前記ボウルのシェルとケーシングとで囲
    まれた空間に高い風圧を発生させるシール手段は、前記
    空間にシールエアを供給する手段と該空間を仕切るボウ
    ルのシェルとケーシング間に設けられたラビリンスシー
    ルであることを特徴とす請求項1記載のデカンタ型脱水
    機。
JP34882792A 1992-12-28 1992-12-28 デカンタ型脱水機 Pending JPH06198217A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34882792A JPH06198217A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 デカンタ型脱水機

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JP34882792A JPH06198217A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 デカンタ型脱水機

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JPH06198217A true JPH06198217A (ja) 1994-07-19

Family

ID=18399646

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JP34882792A Pending JPH06198217A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 デカンタ型脱水機

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