JPH06197995A - 植込可能な除細動器及びその極性出力コネクタ - Google Patents

植込可能な除細動器及びその極性出力コネクタ

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JPH06197995A
JPH06197995A JP31429893A JP31429893A JPH06197995A JP H06197995 A JPH06197995 A JP H06197995A JP 31429893 A JP31429893 A JP 31429893A JP 31429893 A JP31429893 A JP 31429893A JP H06197995 A JPH06197995 A JP H06197995A
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Leslie S Miller
エス ミラー レスリー
John R Helland
アール ヘランド ジヨン
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Siemens AG
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    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/38Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for producing shock effects
    • A61N1/39Heart defibrillators
    • A61N1/3956Implantable devices for applying electric shocks to the heart, e.g. for cardioversion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
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    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/38Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for producing shock effects
    • A61N1/39Heart defibrillators
    • A61N1/3918Heart defibrillators characterised by shock pathway, e.g. by electrode configuration

Abstract

(57)【要約】 【目的】 植込可能な体部組織刺激器に用いることので
きる電気的にプログラム可能な極性コネクタを得る。 【構成】 多数の除細動リード線を着脱自在に接続し得
るようにした多数の出力端子70、72、74と、正の
出力バス76と、負の出力バス78と、多数の出力端子
の各々を正又は負の出力バス76、78の内選ばれたも
のに選択的に接続するスイッチネットワーク54と、電
荷を正と負の出力バスに供給する出力回路56、58
と、心臓活動を感知するためのセンシング手段64と、
出力端子70、72、74を通して衝撃パルスを送出す
るため出力回路とスイッチネットワークを制御する制御
手段62と、出力端子の極性を明確にする制御パラータ
で制御手段をプログラムする遠隔測定手段66とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は植込可能な医療装置及び
方法に関し、より詳細には多数の植込可能なリード線そ
して/または電極に連結された出力コネクタを利用する
植込可能な電気除細動器(以下ICDという)に関す
る。更に詳細には、本発明はICDと共に使用するプロ
グラム可能な出力コネクタ、もしくは同様の植込可能な
医療装置に関し、その装置はそれに連結される多数の電
極の極性を非侵略的なプログラミング技術を用いて選択
的に変更することができるものである。
【0002】
【従来の技術】植込可能な電気除細動器(ICD)は、
心室の細動(非常に速い無秩序な心律動)、あるいは気
管内部の遅い心拍率または収縮不全(拍動していない心
臓)等の感知される生命を脅かすような心臓不整脈を終
わらせるために、心臓組織に高エネルギーの電気刺激パ
ルスを加える医療装置である。以後、かかる心臓状態全
てを総称して「心臓不整脈」と称する。ICDはそれ自
体心臓活動を感知するための感知回路、感知された心臓
活動を分析してそれが危険な心臓不整脈を表すものであ
るか否かを決定し、それに従って反応するようにICD
を制御する論理的制御回路、及び感知された危険な心臓
不整脈を終わらせるための高エネルギー刺激を発生させ
て送り出す出力回路を含む。
【0003】植込可能なペースメーカと共に使用するた
めのICDの一つが、米国特許第4,989,602 号明細書に
示されている。この米国特許第4,989,602 号明細書に開
示されたICDはペースメーカのプログラム可能な感知
回路をICDの制御を助けるために有利に使用すること
ができる。ICDの他の多くの型は当業界で公知であ
り、実施されている。例えば、Cannonによる"Implantab
le Cardioverter-Defibrillator: The Promise and Per
ils of an Evolving Technology"(植込可能な電気除細
動器:発展する技術の有望性と危険性)PACE、Vol.15、
1−4ページ(1992年1月)を参照されたい。
【0004】ICDの出力回路は典型的に充電回路と1
つかそれ以上の出力コンデンサを含む。充電回路は低電
圧電池に連結され、出力コンデンサに時間の経過と共に
(0.5−4秒)高エネルギー電荷を形成する。出力コ
ンデンサが5から40ジュールの規定レベルまで一度充
電されると、またICDの論理的制御回路が高エネルギ
ー刺激(一般的には「除細動パルス」、「電気除細動パ
ルス」、または単に「衝撃パルス」と称される)が必要
であると決定すると、出力コンデンサはICDの適当な
出力端子間で適切な除細動リード線に選択的に連結され
る。除細動リード線は基本的に、ICDの出力端子を適
切な除細動電極に電気的に接続する絶縁された電気導線
であり、除細動リード線の末端で患者の心臓の上、中ま
たは近くに慎重に配置される。こうして、ICDの出力
端子に電荷を置くことは除細動電極間に電荷を効果的に
置くことであり、そこで電荷は電極間に見いだされる体
部組織を貫く衝撃パルスとして放電される。
【0005】所定の感知される心臓不整脈を終わらせる
ICD衝撃パルスの効果は、刺激のエネルギー、電極の
位置付け、電極のデザイン、電極の種類等、様々な要素
により決定される。更に、所定の衝撃パルスの効果は、
各々が心臓組織の上、中または近くに慎重に配置された
多数の電極を貫く衝撃パルスにより著しく改良されると
いうことが最近発見された。
【0006】多数の電極を使用する場合、放電時に互い
に関連する多数の電極の極性は、更に所定の患者のため
に感知される心臓不整脈を終わらせる際の放電の効果に
影響を及ぼすことができることが見いだされた。このよ
うに、多数の、例えば3つかそれ以上の除細動リード線
を植込み、各々の電極を心臓のまわり及び/または心臓
の中に置くことが知られている。植込プロセスの間に、
このようなリード線はICDの正と負の出力端子に手で
連結され、その効果を観察するためにテスト放電が行わ
れる。例えば、3本のリード線を使用する場合、2本を
ICDの正の出力端子に連結し、他の1本を負の出力端
子に連結する。不都合なことに、多数のリード線の内ど
れを正の出力端子に連結し、どれを負の出力端子に連結
すべきであるかを事前に予測することは困難である。従
って、植込医師は所定の患者のためには、どのような極
性配置がベストであるかを植込プロセスの間に試さなけ
ればならず、この実験は非常に望ましくなく、特に所定
の極性配置をテストするために除細動リード線の別々の
ものを一緒に手で接続することによりそれを行う場合は
なおさらである。このことから、一方で電極の極性を変
化させる能力を保持しながら、患者に素早く安全に植込
することができ、多数の除細動リード線と電極に連結す
ることができるICDが当業界で求められている。
【0007】更に、患者が植込後より植込時に異なる生
理学的特徴を示すことは珍しいことではない。このよう
に、植込時に除細動電極にとって最適であった極性配置
が植込後数日、数週間または数カ月後には最適でないこ
ともある。更に、患者が年をとり、ある投薬を受けると
か、あるいは異なるタイプの生理学的ストレスを生じる
異なる環境下に置かれる時、除細動リード線にとっての
最適の極性配置も同様に変化する。このように、所定の
患者に対して衝撃パルスを発する最適の極性配置は、時
間の経過と共に変化する。不都合なことに、現在のIC
D装置は一度植込みされると、リード線の適切な極性を
得るためには、ICDを取り外し、リード線を置き換え
るか切り換える以外には、出力電極の極性を変える方法
はない。このことから、その出力極性配置を選択的に変
えるために、必要に応じて非侵略的にプログラムできる
ICDが求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記及び他の
要求に焦点を当て、植込可能な電気除細動器(ICD)
と共に使用するプログラム可能な出力コネクタ、もしく
は多数の除細動リード線及び電極を通して心臓組織に高
エネルギーの電気的衝撃パルスを加えるように設計され
た類似の植込可能な医療用装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明においては、出力コネクタは多数の出力端子
を持っており、それに多数の除細動リード線と電極が各
々接続される。出力コネクタの中のプログラム可能なス
イッチングネットワークが、各々の出力端子をICDの
正または負の出力バスのどちらかに選択的に接続し、少
なくとも1つの出力端子が正の出力バスに接続され、少
なくとも別の出力端子が負の出力バスに接続される。ス
イッチングネットワークは、極性制御信号により制御さ
れて、各々の出力端子を正または負の出力バスのどちら
かに選択的に接続する第一のスイッチ列を有する。更に
極性制御信号は、従来の非侵略的プログラミング技術を
用いる医師が選択するプログラムされた制御パラメータ
に応じて、ICD制御論理回路により発せられる。
【0010】本発明の1構成においては、ICDの正と
負の出力バスは放電スイッチを介してICDの出力コン
デンサ、または等価出力回路に連結される。放電スイッ
チが閉じられている時、出力コンデンサに貯えられる電
荷、または出力回路が発する電荷はプログラム可能なス
イッチングネットワークが選択する極性に従って、多数
の出力端子に提供される。正と負の出力バスで利用でき
る電荷は次に、プログラムされた極性に従って除細動リ
ード線と電極を通して衝撃パルスとして心臓組織に移さ
れる。
【0011】本発明の別の構成では、スイッチングネッ
トワークは更に、プログラムされた極性に従い、正と負
の出力バスをICD内の感知回路に選択的に接続する第
二のスイッチ列を有する。感知回路は第一と第二の入力
を持ち、第二のスイッチ列はこうして、適切なプログラ
ム可能制御信号により制御されて、正の出力バスを感知
回路の第一と第二の入力のいずれかに選択的に接続し、
負の出力バスを第一と第二の入力の他方に接続する。
【0012】本発明はその1つの局面によれば、植込可
能な電気除細動器(ICD)として特徴付けられる。こ
のようなICDは多数の出力端子を有し、それに多数の
除細動リード線と電極が着脱自在に接続される。更に、
ICDは多数の出力端子の各々を正または負の出力バス
に選択的に接続するスイッチネットワークを有する。I
CDの出力回路は電荷を発生させて蓄え、蓄積した電荷
を正と負の出力バスに提供する。更にICDは心臓活動
を感知するためのセンシング手段、感知された心臓活動
が衝撃パルスの必要性を示しているかどうかを判断し、
出力回路とスイッチネットワークを制御してプログラム
された極性に従いスイッチネットワークと多数の出力端
子を通して衝撃パルスを放電するための制御手段、そし
て多数の出力端子の極性を明らかにする一組の制御パラ
メータで制御手段を非侵略的にプログラムするための遠
隔測定手段を含む。
【0013】別の局面によれば、本発明はICDと共に
使用するためのプログラム可能な極性出力コネクタとし
て特徴付けられる。ICDは正のコンデンサ端子と負の
コンデンサ端子を持った出力端子を持ち、それは出力端
子から患者の心臓組織にエネルギーを移すことを予想し
て、規定されたエネルギーレベルまで選択的に充電する
ことができる。プログラム可能な極性出力コネクタは少
なくとも第一、第二、第三の出力端子を含む。更にプロ
グラム可能な連結手段が、第一、第二、または第三の出
力端子の内、選ばれた1つを正のコンデンサ端子にプロ
グラム可能に連結し、第一、第二、または第三の出力端
子の内、別に選ばれたものを負のコンデンサ端子にプロ
グラム可能に連結するために包含されている。こうし
て、プログラム可能な連結手段を用いて、第一、第二、
第三の出力端子をプログラムし、少なくとも第一、第
二、第三の出力端子の内の1つを正のコンデンサ端子に
連結し、少なくとも第一、第二、第三の出力端子の内の
他の1つを負のコンデンサ端子に連結して、正と負のコ
ンデンサ端子に関連して所望の極性をとるようにするこ
とができる。こうして、プログラム可能極性出力コネク
タは、出力コンデンサが少なくとも第一、第二、第三の
出力端子の内選ばれたものを通して放電されるようにす
る一方で、出力端子は正と負のコンデンサ端子に関して
選択された極性となる。
【0014】発明の別の局面によれば、多数のICD出
力端子の極性をプログラム可能に変更する方法が提供さ
れる。この方法には次のものが含まれる、(a)多数の
出力端子の各々を対応する多数のスイッチペアに接続
し、多数のスイッチペアの各々は対応する出力端子を正
の電圧バスに切り替え可能に接続する正のスイッチと、
対応する出力端子を負の電圧バスに切り替え可能に接続
する負のスイッチとを含み。(b)所定のスイッチペア
を介して正の電圧バスを負の電圧バスに短絡させること
が不可能になるように、スイッチペアの各々の操作を連
結させる、(c)更にスイッチペアの操作を連結させ
て、1つのスイッチペアの少なくとも正のスイッチがそ
の対応する出力端子を正の電圧バスに接続すると同時
に、別のスイッチペアの負のスイッチがその対応する出
力端子を負の電圧バスに接続する、(d)対応する出力
端子が正または負の電圧バスの1つに接続されるよう
に、多数のスイッチペアの各々の正と負のスイッチをプ
ログラム可能に設定する。このように、この方法では、
出力端子は互いに及び正と負の電圧バスに関して所望の
極性となるように構成され、多数の出力端子の少なくと
も1つが正の電圧バスに連結され、多数の出力端子の別
のものが負の電圧バスに連結される。
【0015】このように、本発明の特徴は、電極の極性
を変更する能力を保持しながら、患者に素早くかつ安全
に植込でき、多数の除細動リード線と電極に連結できる
ICDを提供することである。
【0016】発明の別の特徴は、その出力極性配置を選
択的に変更するために、必要に応じて非侵略的にプログ
ラムできるICDを提供することである。
【0017】更に発明の特徴は、装置の出力端子を所望
の極性に選択的に配置する、ICD等の植込可能な医療
装置と共に使用するためのプログラム可能な出力コネク
タを提供することである。
【0018】発明の更に別の特徴は、除細動リード線の
配置を物理的に変える必要がなく、多数の除細動リード
線と電極をプログラムされた極性に従ってICDに接続
することができる、電気除細動器(ICD)用プログラ
ム可能な極性出力コネクタを提供することである。
【0019】更に発明の別の特徴は、ICDの多数の出
力端子の極性をプログラム可能に変更する方法を提供す
ることである。
【0020】
【実施例】次に本発明を図面について説明する。図1に
おいて、現在公知の技術のICDが概略的に示され、I
CDに接続される多数の除細動リード線と電極の極性を
決定する1方法を示している。図1に示すように、患者
の心臓12はそれと接触する3つの衝撃電極20、2
2、24を有する。電極20は静脈を横断するように置
かれたリード線14の近端(身体の中心に最も近い端)
でらせん状に巻かれたコイルであり、電極20が上大静
脈(SVC)の上方、上、または下になるように置かれ
ている。電極22もリード線14の遠端でらせん状に巻
かれたコイルであり、心室に置かれている。リード線1
4の近端26と28は、各々電極20及び22との電気
的接触を容易にする。電極24は典型的に心臓12の近
くの皮膚の下に置かれた皮下電極である。リード線18
上の近端30は皮下電極24との電気的接触を容易にす
る。典型的に、2つの単極ペーシングリード線15と1
6は心室にペーシングとセンシングを提供するために使
用される。単極リード線は静脈を横切る(受動的または
能動的に)リード線であっても、心筋性のリード線であ
ってもよく、双極のペーシング/センシング電極システ
ムとして機能するよう構成される。ペーシングリード線
15と16は各々電極33と34に連結される近端7と
29を有する。
【0021】しかしながら、先行技術のICDは今まで
の所、典型的に2個の出力端子34と36だけを含むよ
う制限されており、少なくとも高エネルギー衝撃パルス
の放電に関することに限られている。図1において、I
CD32は4個の出力端子33、34、35、36を有
していることが図示されている。典型的に、出力端子3
3と35は2個の単極ペーシングリード線15と16の
ために使用されていた。その代わりに、出力端子33と
35は心房及び心室の別個のペーシングリード線(図示
せず)のために使用することもできる。いずれの場合に
も、2個の出力端子(34と36)は衝撃パルスの放電
のために利用できた。更に、出力端子34と36はIC
D出力回路部分の正(+)または負(−)の端子のうち
の1つに配線される。
【0022】幾人かの医師は、放電電流を多くの及び/
または異なる心臓組織を通して流すことができるので、
多重電極システムが心臓の細動除去に効果的であると指
摘してきた。このように、例えば、電極20と22の両
方が陰極(−)として構成され、電極24が陽極(+)
として構成される場合、放電電流は電極22と24だけ
を用いる場合よりも、心臓組織のより大きな部分を流れ
るようになる。その代わりとして、医師は電極22を負
(−)の陰極として使用し、電極20と24を正(+)
の陽極として使用するよう選ぶこともできる。別の例で
は、ある医師は3個のパッチ電極を(例えば、2個の電
極を左心室に、1個を右心室に)植込む。このようなパ
ッチ電極にはどの極性が最も効果的であるかについては
多くの議論がある。実際、各々の患者は異なっており、
別個に評価されなければならない。
【0023】多数のリード線/電極及び組織部位が衝撃
パルスを心臓に運ぶことができ、ICDに接続される一
組の出力端子だけがICDにより提供される時、最も効
果的な療法を提供するためには、どのリード線がどの出
力端子に接続されるべきかを知るという問題が発生す
る。現在の所、このような決定は植込プロセス中の制限
された実験を行うことにより手術室(O.R.)で典型
的に手で行われている。2つかそれ以上の電極(例えば
電極20と24)が同じICD出力端子に接続される場
合、植込を行う医師はどうにかして単一の出力端子34
に近端26と30を物理的に締め付けなければならな
い。単一のコネクタ溝穴に2本のリード線を挿入するこ
とができる特別なY字型アダプタが無ければ、このよう
な二重接続を手術室で行うことは困難である。しかしな
がら、このような二重接続は例えば、柔軟な導線をその
中にむきだしにするように2本のリード線の内の1本の
近端を引っ張り、他方のリード線の近端の回りでむきだ
しにされた物理的導線を物理的に包み込み、その回りに
包み込んだ導線と共に近端を出力コネクタに挿入し、出
力端子34との物理的かつ電気的接触を生じさせること
により行うことができる。言うまでもなく、1本のリー
ド線の近端を物理的に引っ張り、他方のリード線の近端
のまわりで手で包み込むというこのような手順は薦めら
れるものではない。
【0024】現在臨床試験中のICDにおいて、出力端
子33は双極のペーシングリード線を受け入れるよう構
成され、出力端子34、35、36は図1に示した3個
の電極20、22、24のような3電極システムと共に
使用される。しかしながら、出力端子34、35、36
の各々は特別な極性のために配線される。例えば、出力
端子35は正(+)の陽極として配線され、出力端子3
4と36は負(−)の陰極として構成される。再び、I
CD32は固定された出力極性を有している。植込後、
主治医はICDをむき出しにし、リード線を物理的に再
構成する手術をせずには、電極の極性を変えることがで
きないであろう。
【0025】このように、先行技術においては、植込プ
ロセス中に適切なテストを行うことにより、多数の電極
のための最適の極性配置を手で選択し、少なくとも現在
は、最適の極性配置を提供するためにリード線を一緒に
して手で接続することが行われている。不幸なことに、
前述したように、特定の患者に対する最適の極性配置は
一定ではなく、時の経過と共に変化することもある。こ
のように、患者の要求を最も良く満たすために、非侵略
的プログラミング技術を用いて、必要に応じてその出力
端子配置を選択的に変更することができるICD装置が
当業界で求められている。
【0026】図2において、本発明に従って作られたプ
ログラム可能出力コネクタを備えたICDを示す。好ま
しい態様では、インライン双極近端35を持ったリード
線38が、例えばICD50の双極出力端子75に着脱
自在に固定されている。リード線38は先端及び、近位
端子40と41に各々連結された環状電極43と44を
有する。(A−V同期性を提供するため、心房の中の1
つか2つの電極を加えることができ、その場合当業界で
公知のように、出力コネクタ75は各々三極または四極
コネクタとなろう。その代わりに、追加的な従来のペー
シングリード線を追加の出力端子と共に用いて、A−V
同期性を達成することもできよう。)衝撃電極20、2
2、24の各々は、各々近端26、28、30を介して
ICD50の残りの単極出力端子70、72、74の1
つに着脱自在に固定されよう。
【0027】当業界で公知のように、遠位電極20、2
2、24は従来の方法で患者の心臓の中または近くに選
択的に配置することができる。例えば、ペースメーカリ
ード線に一般的に使用される従来の静脈を横切るリード
線配置技術を用いて、電極22は右心室の内側に配置さ
れる。米国特許第4,946,457 号(Elliott ); 第4,991,
603 号(Cohen 他); または第 4,998,975号(Cohen
他)明細書等に示された1つかそれ以上の技術を用い
て、電極22及び24を心臓の外側の上またはその近く
に置くことができる。除細動リード線と電極は当業界で
公知のように構成できる。例えば米国特許第4,774,952
号(Smits )明細書を参照することができる。
【0028】本発明は図2に示したような3個の除細動
リード線と電極だけとつなぎ合わせるICDに制限され
ないことを強調しておく。むしろ、3個のリード線/電
極は例として示したにすぎない。本発明の利点の1つ
は、3から6、またはそれ以上の多数のリード線/電極
と共に用いられることであり、その各々のリード線/電
極は公知のまたは開発中の植込技術を用いて、患者の心
臓の中、上、または近くに慎重に配置できることであ
る。更に、本発明で用いられる特別なリード線/電極の
配置は、心内膜電極、心外膜パッチ電極等を備えた、能
動的または受動的な固定静脈横断リード線のように現在
公知であり広く使用されているタイプの内いずれのタイ
プであっても良く、あるいはリード線/電極配置は開発
中のタイプであっても良い。実際、本発明は広範囲の適
応性を有し、種々のリード線、電極タイプ、及び配置技
術と共に使用できる。
【0029】図3に概略的に示すように、多数の衝撃電
極20、22及び24の近端26、28、30は各々、
ICDの適切なコネクタブロック52の中に着脱自在に
固定される。このようなコネクタブロックは近位電極2
6、28、30とICDの対応する出力端子70、7
2、74との間に、確かな物理的、電気的接続を提供す
るという機能を果たす。コネクタブロック52の独特な
デザインは本発明にとって重大なものではない。実際、
当業界で公知であり説明されているように、使用される
特定のリード線の近位電極との適切な物理的、電気的イ
ンターフェイスを提供するために求められるいずれの設
計書をも用いて、どのような適切なデザインも使用する
ことができる。
【0030】ICDの出力端子70、72、74はスイ
ッチネットワーク54の出力である。スイッチネットワ
ーク54は本発明の核心を成しており、図4−7に関連
して下記に詳細に説明する。しかしながら、基本的に、
出力スイッチネットワーク54の機能は、制御バス80
に利用可能な適切な制御信号により制御されるように、
正の出力バス76または負の出力バス78を出力端子7
0、72、または74の1つと切り替え可能に接続する
ことである。スイッチネットワーク54は更にある態様
においては、適切なセンスライン82及び84を提供
し、その上で心臓の活動が多数の電極20、22、24
の内選択されたものを介して感知されるにつれて、セン
ス増幅器64により監視される。このようなセンス増幅
器64によるセンシングはICD50の操作にとって重
要である。なぜなら、ICDは心臓不整脈が発生した時
に、衝撃パルスの発生と放出を保証することを決定する
必要があるからである。しかしながら、発明の別の態様
では、エコーとして環状電極44またはICDケース電
極85のいずれかを用いて、センスライン82と84は
別個のセンスリード線/電極、例えばペーシングリード
線及びチップ電極43等を介して心臓の活動を感知でき
ることも記しておく。
【0031】図3において、正の出力バス76と負の出
力バス78は出力コンデンサ56に接続されている。単
一の出力コンデンサ56だけが図3では示されている
が、適切な配置で複数の出力コンデンサを同様に使用で
きることが理解されるであろう。出力コンデンサ56の
機能は、規定されたエネルギーの電荷を貯えることであ
る。このようなエネルギーは衝撃パルスを通して心臓組
織に送られるエネルギーを表している。エネルギーは適
当な充電回路58によって出力コンデンサ56に充電さ
れる。充電回路はそのエネルギーを電池60から引き出
す。典型的に、電池60は比較的低電圧のものである
(例えば、リチウム−バナジウム銀−酸化物電池、モデ
ルNo.8830、ウィルソングレートバッチ社製は
3.1−3.3ボルトの開放電圧である)。充電回路5
8は、制御バス80からの特定の制御信号を用い、従来
の電圧増倍技術を用いて、この電圧を適切な放電電圧ま
で注入するが、この放電電圧は700ボルトまたはそれ
以上の高電圧である。
【0032】ICD50の操作制御は適切なセンシング
制御論理回路62が行う。センシング制御論理回路62
は、その名が示すように、センス増幅器64の出力を監
視し、いつ衝撃パルスを必要とするかを決定する。次
に、それは制御バス80で利用できる特定の制御信号を
発し、充電回路58に命じて出力コンデンサ56に対す
る規定レベルまでの充電を開始させる。出力コンデンサ
56での充電が規定レベルに達した時、センシング制御
論理回路62は更に特定の制御信号を発して、スイッチ
ネットワーク54及び出力端子70、72、74を介し
て(そしてここから電極20、22、24に)この電荷
を放電させる。
【0033】全ての植込可能な医療装置と同じように、
ICD50は更にセンシング制御論理回路62と連合す
る選択された制御パラメータをプログラム可能に変更さ
せる遠隔測定回路66を有する。遠隔測定回路66はセ
ンシング制御論理回路62の操作パラメータの1つかそ
れ以上のプログラムによる変更が求められる時、外部プ
ログラマ68との遠隔測定リンク67を作り上げる。こ
のような制御パラメータは例えば、衝撃パルスに含まれ
るエネルギー、衝撃パルスが発せられる前に感知されね
ばならない心臓不整脈の種類、かかる信号が有効な心臓
信号であると考えられる前にセンスライン82、84上
で感知されねばならない信号の振幅、ICDの操作と連
合するタイミング間隔等を明確にする。
【0034】好都合なことに、遠隔測定回路66と外部
プログラマ68は、植込可能な心臓ペースメーカを監視
及び制御するために一般的に用いられるタイプの従来の
デザインのものでよい。例えば米国特許第4,809,697 号
(Causey他)及び第 4,944,299号(Silvian )明細書に
記載されている。遠隔測定回路66と外部プログラマ6
8のデザインは、かかるデザインがセンシング制御論理
回路62の中で使用される制御パラメータを非侵略的に
監視し更新(プログラム)できるものである限り、この
ように本発明の目的にとって重大なものではない。
【0035】本発明の主要な局面は、スイッチネットワ
ーク54の出力極性配置を明確にする一連の極性制御パ
ラメータをセンシング制御論理回路62の中に蓄積する
ことである。このような一連の極性制御パラメータは制
御バス80を通してスイッチネットワーク54に利用す
ることができ、スイッチネットワーク54にその出力端
子70、72、74の位置で規定された極性配置をとら
せる。好都合なことに、遠隔測定回路66及び外部プロ
グラマ68を介して利用できる従来のプログラミング技
術を用いて、一連の極性制御パラメータを単に再プログ
ラミングすることにより、かかる出力極性配置をこのよ
うに必要に応じて容易に変更することができる。
【0036】本発明の目的にとって、センシング制御論
理回路62は当業界で公知の他のICDに使用される同
様の回路部分と意味深く異なっている必要はない。例え
ば、専用論理回路、マイクロプロセッサ、またはプロセ
ッサ型回路と専用論理回路の組合せにより実現できる。
センシング制御論理回路62はICDの出力端子の所望
の出力極性を明確にするために使用される一連の極性制
御パラメータを蓄積するため、充分なプログラム可能記
憶装置を包含していなければならない。下記に示すよう
に、各出力端子用に通常は1ビットで充分である。この
ように、例えば、一連の極性制御パラメータは、各々の
出力端子の極性を明確にする各々のビットと共に、マル
チビットの極性「ワード」として考慮される。特定の記
憶装置アクセス回路部分も、一旦センシング制御論理回
路62にプログラムされたかかる極性ワードをスイッチ
ネットワーク54が使用するため制御バス80上に置く
ために利用される。更に、センシング制御論理回路62
の中またはスイッチネットワーク54の中のいずれか
で、特定のドライブ回路、インターフェイス回路等が、
制御バス80上に見いだされる特殊な極性制御パラメー
タを所望の結果を得る信号、例えば所定のスイッチを開
閉する信号に転換するため、必要に応じて使用される。
かかる全ての回路は当業界に従来からあるものであり、
従ってここでの説明は省略する。
【0037】図4において、スイッチネットワーク54
の詳細な説明が為されている。スイッチネットワーク5
4は本発明の核心を形成している。図4に示すように、
スイッチネットワーク54は少なくとも出力極性スイッ
チ100を含む。スイッチネットワーク54のほとんど
の態様は更に放電スイッチ140を含む。スイッチネッ
トワークのある態様では、更にセンス極性スイッチ12
0が含まれる。しかしながら、放電スイッチ140また
はセンス極性スイッチ120のいずれも発明がどうして
も必要とするものではない。なぜならこれらの素子が果
たす機能は省略してもよいし、出力極性スイッチ100
または他の従来のICD回路により達成できるからであ
る。
【0038】図4に示すように、正の出力バス76は出
力コンデンサ56のプラス側または正の端子を放電スイ
ッチ140を介して出力極性スイッチ100に連結す
る。(放電スイッチ140または同等のものは出力コン
デンサ56のマイナス側または負の端子を出力極性スイ
ッチ100に連結できることを理解しておくべきであ
る。)正の出力バス76は、放電スイッチ140を通過
後、スイッチドバス77と称される。
【0039】出力極性スイッチ100は多数のスイッチ
ペア102−103、104−105、106−107
を含み、これらは各々出力端子70、72、74をスイ
ッチドバス77と負の出力バス78に接続する。つま
り、スイッチペア102−103の第一のスイッチ10
2は出力端子74をスイッチドバス77に接続し、スイ
ッチペア102−103の第二のスイッチ103は出力
端子74を負の出力バス78に接続する。同様にして、
スイッチ104と106は各々出力端子72と70をス
イッチドバス77に接続し、スイッチ105と107は
各々出力端子72と70を負の出力バス78に接続す
る。
【0040】各スイッチペアの2個のスイッチが同時に
閉じられないようにするため、適切な手段を用いる。こ
のように、スイッチペア102−103のスイッチ10
2と103の両方が出力端子74をスイッチドバス77
と負の出力バス78の両方に同時に接続することは不可
能である。同様に、スイッチペア104−105のスイ
ッチ104と105またはスイッチペア106−107
のスイッチ106と107が同時に閉じられることも不
可能である。この方法で、スイッチドバス77をいずれ
かのスイッチペアを介して負の出力バス78に短絡させ
ることはできない。
【0041】更に、少なくとも1つのスイッチペアがそ
の対応する出力端子をスイッチドバス77に接続し、少
なくとも別のスイッチペアがその対応する出力端子を負
の出力バス78に接続することを確実にするため、適当
な制御、好ましくはセンシング制御論理回路62または
外部プログラマ68における制御が行われる。この方法
で、少なくとも1つの出力端子が常に正となり、別の出
力端子が常に負となり、それによって衝撃パルスが心臓
組織との往復通路を持つことが保証される。別の言い方
をすれば、診断目的及びテスト目的を除き、出力極性ス
イッチがその出力端子を全て正、または全て負になるよ
うに構成することはできない。むしろ、使用中、出力端
子70、72、74の内少なくとも1つが正であり、少
なくとも1つが負でなければならない。
【0042】出力極性スイッチ100の中の各スイッチ
ペアの個々のスイッチは制御バス80から得られる特定
の制御パラメータにより各々制御される。制御バス80
は図5において(図4と同時に)点線で示されている。
3つの出力端子70、72、74の全てが配置されると
仮定すると、次の例は3ビット極性ワードが出力端子の
プログラムされた極性を明確にするために使用される簡
単な方法を示している。例えば、極性ワード「100」
が第一の出力端子70が正であり(論理ビットは
「1」)、第二の出力端子72が負であり(論理ビット
は「0」)、第三の出力端子74も負である(論理ビッ
トは「0」)と定義するために使用される。3個の出力
コネクタ用の他の可能な組合せは、「101」「11
0」「010」「011」「001」である。このよう
に、3個の出力コネクタの全てが同じ極性(「111」
及び「000」)には決してプログラムされないと仮定
すると、6通りの可能な極性配置がある。
【0043】図6に示すように、所定のスイッチペアの
第一のスイッチを制御するために用いられる同じ制御パ
ラメータは、スイッチペアの第二のスイッチを制御する
ために(例えば信号を逆にすることにより)修正するこ
とができ、それによって各スイッチペアの1つのスイッ
チだけが所定の時間に閉じられることを保証する。図7
に示すように、スイッチネットワーク54は単一の制御
パラメータが所望の方法で両方のスイッチ機能を操作す
るように「単極双投」スイッチを含んでも良い。
【0044】その代わりに、1個かそれ以上の電極がO
FF状態にプログラムされることが望ましい。例えば、
3個の電極が植込まれる場合、3個全てを用いるより特
定の2個の電極を用いる方がより効果的である(つま
り、より低いしきい値を持つ)ことが発見されるかもし
れない。これは4個、5個または6個の電極を使用する
時により価値のある特徴となる。正、負またはOFF状
態の内の1つに各電極を別個にプログラムできるハード
ウェア及び/またはソフトウェアを設計することは当業
界で公知であると言えば充分である。更に、少なくとも
1個の電極をプラスに接続し、少なくとも1個の電極を
マイナスに接続することを確実にするハードウェア及び
/またはソフトウェアを設計することも当業界で公知の
ことである。
【0045】更に注目すべきことは、これら電極極性の
組合せのいずれかが安全ではないことが解った場合、そ
れらは外部プログラマ68によって簡単に閉鎖され、危
険な電極の組合せ用のコードは発信できないことであ
る。安全なプログラミングを確実にする1つの方法は、
リード線のタイプ(例えば、静脈横断、心外膜パッチ、
皮下等)、及びリード線の配置(例えば、右心室、左心
室、心房、SVC、冠状静脈洞等)を医師にICDの記
憶装置にプログラムさせることである。こうして、主治
医はICDに質問し、正確な衝撃配置を決定し、必要な
場合は電極極性の効果を評価する手続きをし、それを適
当に変更することができる。
【0046】操作に際して、医師は電極20、22、2
4を所望の心臓組織の位置に置くためリード線を植込
後、かかるリード線の近端をコネクタブロック52に挿
入することによって、かかるリード線の近端をICDに
接続する。次に、医師は多数の出力端子の内のどれを正
にし、どの端子を負にするかを決定する。かかる決定は
始めに、大部分このような出力端子に連結される各々の
電極の位置に基づいて為される。しかしながら、かかる
決定は経験及び直感にも基づいて行われることもあり、
あるいは少なくとも初期段階では独断的であってもよ
い。
【0047】例えば、医師が電極20と22を負にし、
電極24を正にすると決定したと仮定してみよう。外部
プログラマ68または同等のプログラミング装置を使用
して出力端子70と72をマイナスに、出力端子74を
プラスにプログラムする。(実務的には、3個の出力端
子が1つの極性にプログラムされると、他の出力端子は
自動的に反対の極性にプログラムされる。)かかるプロ
グラミングは一連の制御パラメータをセンシング制御論
理回路62に送ることにより行われる。センシング制御
論理回路は制御パラメータを受けとると、それを適当な
形で記憶装置またはセンシング制御論理回路のレジスタ
ーに保存し、出力端子のプログラムされた極性を引き出
すため、そこから出力極性スイッチのスイッチペアを制
御するのに必要な適当な制御信号を発信する。
【0048】ICDの出力端子がプログラムされたよう
に配置されると、ICDは通常の方法で機能できるよう
になる。こうして、心臓不整脈または他の心臓状態が衝
撃パルスを要求していると感知した場合、出力コンデン
サ56を充電し、適切な時に放電スイッチを閉じ、それ
により出力端子を介して、プログラムされた極性に従っ
て衝撃パルスを電極に送り出す。
【0049】ある応用例においては、出力極性スイッチ
100の中で使用されるスイッチペアは、放電スイッチ
140としても機能し、それにより別個の放電スイッチ
140の必要性を取り除くことが注目される。このよう
に、例えば衝撃パルスが必要であるという判断が為され
る時まで、個々のスイッチの全てが「開」状態で保たれ
る。(これはセンシングが出力端子以外の手段、例えば
別個のセンシングリード線38(図2)を介して行われ
ると仮定している。)衝撃パルスが必要な時、そして出
力コンデンサ56が適切なレベルまで充電されている
時、その場合にはプログラムされた極性に従って出力端
子を介してスイッチを開放するため、各々のスイッチペ
アの内1つのスイッチが閉じられる。例えば、上述した
ように「110」の所望の極性を想定すると、出力極性
スイッチ100の全てのスイッチは、衝撃パルスを発信
するべき時まで「開」状態に維持され、衝撃パルスを発
する時にはスイッチ103、104、106は同時に閉
じられる。
【0050】本発明のある構成では、センス極性スイッ
チ120はスイッチネットワーク54の中に含むことが
できる。センス極性スイッチ120の1構成が図5に詳
述されている。図5に示すように、センス極性スイッチ
120は2個のスイッチペア122−123、124−
125を有している。各スイッチペアはスイッチドバス
77または負の出力バス78のいずれか選ばれた方を、
センス増幅器64の2個の入力82または84のいずれ
か一方に接続するために使用される。つまり、スイッチ
ペア122−123のスイッチ122はスイッチドバス
77をセンスライン82に接続し、一方同じスイッチペ
アのスイッチ123は負の出力バス78をセンスライン
82に接続する。同様にスイッチペア124−125の
スイッチ124はスイッチドバス77をセンスライン8
4に接続し、一方同じスイッチペアのスイッチ125は
負の出力バス78をセンスライン84に接続する。出力
極性スイッチ100のスイッチペアの場合と同様に、ス
イッチペア122−123、124−125は各スイッ
チペアの1つのスイッチだけが所定の時に閉じられるよ
うに制御されるか、さもなくば構成される。このよう
に、スイッチドバス77及び負の出力バス78の両方を
同時に同じセンスライン82または84に接続すること
はできない。しかしながら、特定の制御パラメータを制
御バス80上で利用できるように設定することにより、
いずれかの出力バス(スイッチドバス77または負のバ
ス78)が所定のセンスライン82または84に接続さ
れるようにプログラム可能に切り換えることが可能であ
る。このような融通性は、改良されたセンシング能力が
生じたかどうかを判断するため、センス増幅器に適用さ
れるセンシング信号の極性を必要に応じて切り換える能
力を医師に提供する。
【0051】図6において、固体出力スイッチペアの簡
略化された電気概略図を示す。かかる固体スイッチペア
は出力極性スイッチ100またはセンス極性スイッチ1
20において本発明により使用される。スイッチペアは
スイッチド(プラスの)電圧バス77に接続される電源
端子を持った第一のMOSFET型トランジスター15
2、及び各々の出力端子150に接続されるドレイン端
子を含む。(注:ここで使用されるように、MOSFE
T型トランジスターは適切な制御信号により制御される
ように高インピーダンスまたは低インピーダンスを提供
する固体トランジスタースイッチの如何なるタイプから
構成されてもよい。)第二のMOSFET型トランジス
ター153は出力端子150に接続される電源端子と、
負の出力バス78に接続されるドレイン端子を有する。
第一のMOSFET152のゲートはインバータゲート
156の出力に接続される一方、第二のMOSFET1
53のゲートはゲート156の入力に接続され、この入
力は適切な極性ワードの制御ビット158から成る。ビ
ットが高い(デジタル「1」)場合、MOSFETは低
抵抗状態(スイッチは「閉」の状態)を想定し、ビット
が低い(デジタル「0」)場合、MOSFETは高抵抗
状態(スイッチは「開」の状態)を想定するようにさ
せ、または(使用されるMOSFET装置のタイプ次第
で)その逆である。MOSFET152に適用されるゲ
ート信号は、インバータゲート156の故に常にMOS
FET153に適用されるゲート信号の逆である。この
ことから、MOSFET153が「開」である時、MO
SFET152は常に「閉」であり;MOSFET15
3が「閉」である時、MOSFET152は常に「開」
である。
【0052】典型的な衝撃パルスに含まれるかもしれな
い高電流の故に、この高電流はスイッチペアの特定の閉
じられたスイッチを通じて流れなければならないが、か
かる大電流を処理できるMOSFETまたは他の半導体
スイッチを使用しなければならない。大電流を処理でき
る固体スイッチ開閉装置は多数販売されており、その使
用方法は当業者に公知である。これらの固体スイッチの
いずれも図6に提案したように使用でき制御できる。例
えば、MOSFETスイッチは、非常に高い電流運搬能
力を持った別のタイプの固体スイッチ(例えば双極トラ
ンジスタ)を切り替え可能に制御するために順番に使用
することもできる。
【0053】更に、固体スイッチが植込可能な医療装置
に使用される、特に医療装置の出力スイッチとして使用
される時はいつでも、スイッチをうまく動かないように
させるか、またはスイッチを損傷させ得る過渡的電流ま
たは電圧からスイッチを保護するために、ある種の保護
手段が必要となることに注目すべきである。植込可能な
医療装置の固体出力スイッチを保護するために使用でき
る保護回路の1つのタイプは米国特許第4,739,437 号
(Morgan)明細書に開示されている。
【0054】図7に鎖錠継電器出力スイッチの簡略化し
た電気概略図を示す。かかる鎖錠継電器スイッチは出力
極性スイッチ100またはセンス極性スイッチ120に
おいて本発明により使用される。鎖錠継電器出力スイッ
チは特に出力極性スイッチ100に使用される場合好都
合である。なぜなら、鎖錠継電器はわずかな費用で市場
で容易に手に入れることができ、非常に信頼性があり、
(放電スイッチ140を使用すると仮定した場合)鎖錠
継電器が切り換えられる必要のある回数は非常に少ない
からである。
【0055】図7に示すように、鎖錠継電器出力スイッ
チ162は第一の端子164と第二の端子165との間
でトグルするアマチュア163を含む。スイッチド(正
の)バス77は第一の端子164に接続される。負の電
圧バス78は第二の端子165に接続される。電機子1
63は適用可能な出力端子160に接続される。特定の
コイル166またはその同等物は、適当な極性の特定の
瞬間的パルスで活性化される時、アマチュアを第一の端
子164または第二の端子165のいずれかと接続させ
る。このようにして、極性制御信号(極性ワードのビッ
ト)は出力端子160をスイッチド(正の)バス77ま
たは負の出力バス78のいずれかと接続するように継電
器162を動かす制御パルスに適切に転換される。アマ
チュア163は一度に1つのかけ金をかけられた位置に
しかいられないので、スイッチド(正の)バス77は負
の電圧バス(78)に短絡させることはできない。この
方法で、鎖錠継電器162は前述したスイッチペアと同
じ機能を果たす。
【0056】
【発明の効果】上述したように、本発明は植込後電極の
極性を変化させる能力を保持しながら、患者に植込むこ
とができ、多数の除細動リード線と電極に連結できるI
CDを提供する。
【0057】更に上述したように、本発明はその出力極
性配置を選択的に変更するため、必要に応じて非侵略的
にプログラムできるICDを提供する。
【0058】更に、装置の出力端子を所望の極性に選択
的に構成するICD等の植込可能な医療装置と共に使用
するプログラム可能な出力コネクタを提供する。好都合
なことに、かかるプログラム可能な出力コネクタは多数
の除細動リード線及び電極が、除細動リード線の配置を
物理的に変更する必要なしにプログラムされた極性に従
ってICDに接続されることを可能にする。
【0059】上述の説明から更に明らかなように、本発
明はICDの多数の出力端子の極性をプログラム可能に
変更する方法を提供する。
【0060】ここに開示した発明は特定の態様とその応
用によって説明してきたが、請求の範囲に記載した発明
の範囲から逸脱することなく、当業者による種々の修正
及び変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】患者の心臓に連結される多数の電極とつながる
ICDの最適な出力極性を決定するために従来用いられ
ている方法を説明するための概念図である。
【図2】本発明に従って作られるプログラム可能な出力
コネクタを持った植込可能な電気除細動器(ICD)の
概念図である。
【図3】本発明に従って作られるプログラム可能な出力
コネクタを持った植込可能な電気除細動器(ICD)の
ブロック図である。
【図4】図3のスイッチネットワークの中で使用される
出力極性スイッチの接続図である。
【図5】図4のプログラム可能な出力コネクタのある態
様に含むことができるセンス極性スイッチの接続図であ
る。
【図6】本発明により使用できる固体出力スイッチペア
の接続図である。
【図7】本発明により使用できる鎖錠継電器出力スイッ
チの接続図である。
【符号の説明】
20、22、24 衝撃電極 38 リード線 54 スイッチネットワーク 56 出力コンデンサ 58 充電回路 62 センシング制御論理回路 64 センス増幅器 66 遠隔測定回路 70、72、74 出力端子 76 正の出力バス 78 負の出力バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン アール ヘランド アメリカ合衆国 98053 ワシントン レ ツドモンド 239 プレス エヌイー 2414

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の除細動リード線が着脱自在に電気
    接続されるよう適合された多数の出力端子、正の出力バ
    ス、負の出力バス、多数の出力端子の各々を正または負
    の出力バスの内選ばれたものに選択的に接続するスイッ
    チネットワーク、電荷を発生させて蓄積し、蓄積した電
    荷を正と負の出力バスに提供する出力回路、心臓活動を
    感知するためのセンシング手段、スイッチネットワー
    ク、出力回路及びセンシング手段と連結され、いつ衝撃
    パルスが必要であるかを判断し、一連の制御パラメータ
    に従いスイッチネットワークと多数の出力端子を通して
    衝撃パルスを放電するため出力回路とスイッチネットワ
    ークを制御する制御手段、及び多数の出力端子の極性を
    明確にする一連の制御パラメータで制御手段を非侵略的
    にプログラムする遠隔測定手段とから成ることを特徴と
    する植込可能な除細動器。
  2. 【請求項2】 スイッチネットワークは、多数の出力端
    子の各々に接続される多数のプログラム可能なスイッチ
    ペアを含み、各スイッチペアの第一のスイッチは各々の
    出力端子を正の出力バスに切り替え可能に接続し、各ス
    イッチペアの第二のスイッチは各々の出力端子を負の出
    力バスに切り替え可能に接続し、各スイッチペアの第一
    と第二のスイッチの内選ばれたものが各々の出力端子を
    正または負の出力バスの内の選ばれた方に電気接続し、
    スイッチペアの第一と第二のスイッチの他方が出力端子
    を正または負の出力バスの他方から切断するように、ス
    イッチペアの各々を選択的にプログラムするプログラミ
    ング手段を含み、それによって各々の出力端子が正また
    は負の出力バスの選ばれた方に電気接続され、それによ
    って多数の出力端子の各々が正の出力端子としてプログ
    ラム可能に構成され、正の出力バスに連結され、または
    負の出力端子としてプログラム可能に構成され、負の出
    力バスに連結されることを特徴とする請求項1に記載の
    除細動器。
  3. 【請求項3】 スイッチネットワークは更に、出力回路
    を正または負の出力バスの内規定された方に制御される
    時間だけ電気接続する放電スイッチを含むことを特徴と
    する請求項2に記載の除細動器。
  4. 【請求項4】 スイッチネットワークは、多数の出力端
    子の各々に各々接続される多数のプログラム可能スイッ
    チング手段を含み、各スイッチング手段は各々の出力端
    子を正の出力バス、負の出力バス、または開状態のいず
    れかに切り替え可能に接続し、各スイッチング手段が正
    または負の出力バス、または開状態のうち選ばれたもの
    に各々の出力端子を電気接続するように、スイッチング
    手段の各々を選択的にプログラムするプログラミング手
    段、及び多数の出力端子のうち少なくとも1つが正の出
    力バスに接続され、多数の出力端子のうち少なくとも1
    つが負の出力バスに接続されることを確実にする手段を
    含むことを特徴とする請求項1に記載の除細動器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプログラム可能な極性
    出力コネクタであって、除細動器は第一、第二、第三の
    植込可能なリード線に連結されるように適合され、第
    一、第二、第三のリード線が各々複数のリード線タイプ
    から選ばれ、第一、第二、第三のリード線は各々既知の
    配置位置を持ち、更に植込まれた各リード線のリード線
    タイプと配置位置を保存する除細動器内の記憶手段、各
    リード線のリード線タイプと配置位置で記憶手段をプロ
    グラムする手段、及び電極極性、リード線タイプ、配置
    位置の危険な組合せを防止する手段とを含むことを特徴
    とするプログラム可能な極性出力コネクタ。
  6. 【請求項6】 植込可能な電気除細動器と共に使用する
    プログラム可能な極性出力コネクタであって、電荷を電
    荷供給手段から患者の心臓組織に移すことを予想して、
    規定の電荷を保持する電荷供給手段を含み、電荷供給手
    段は正の供給端子と負の供給端子を持ち、少なくとも第
    一、第二、第三の出力端子と、第一、第二、第三の出力
    端子のうち選ばれたものを正の供給端子にプログラム可
    能に接続し、第一、第二、第三の出力端子のうち選ばれ
    たものを負の供給端子にプログラム可能に接続するプロ
    グラム可能なスイッチング手段とを含み、それによっ
    て、第一、第二、第三の出力端子は正と負の供給端子に
    関連して所望の極性を帯びるようにプログラムでき、第
    一、第二、第三の出力端子のうち少なくとも1つが正の
    供給端子に連結され、第一、第二、第三の出力端子のう
    ち少なくとも別の1つが負の供給端子に連結され、また
    電荷供給手段は第一、第二、第三の出力端子のうち選ば
    れたものを通して放電される一方、出力端子は正と負の
    供給端子に関して選ばれた極性を帯びることを特徴とす
    るプログラム可能な極性出力コネクタ。
  7. 【請求項7】 正の供給端子に連結される正の出力バス
    と、負の供給端子に連結される負の出力バスと、正また
    は負の出力バスの1つを正または負の各々の供給端子に
    接続する放電スイッチを含み、プログラム可能なスイッ
    チング手段は、第一、第二、第三の出力端子のうち選ば
    れたものを正の出力バスを介して正の供給端子につな
    ぎ、第一、第二、第三の出力端子のうち別の選ばれたも
    のを負の出力バスを介して負の供給端子につなぎ、それ
    により、放電スイッチが閉じられている時、プログラム
    可能なスイッチング手段が選択する極性に従い、電荷供
    給手段は第一、第二、第三の出力端子のうち選ばれたも
    のを通して選択的に放電されることを特徴とする請求項
    6に記載のプログラム可能な極性出力コネクタ。
  8. 【請求項8】 プログラム可能なスイッチング手段は第
    一、第二、第三のスイッチペアで作られる出力極性スイ
    ッチネットワークを含み、各スイッチペアは、各々の出
    力端子を正の出力バスに選択的に接続する正のスイッ
    チ、各々の出力端子を負の出力バスに選択的に接続する
    負のスイッチ、及び負のスイッチが各々の出力端子を負
    の出力バスに接続する時に、正のスイッチが各々の出力
    端子を正の出力バスに接続することを防止する制御手段
    を含み、それによって正と負の出力バスはスイッチペア
    を通してお互いに電気的に短絡されることが防止される
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム可能な極
    性出力コネクタ。
  9. 【請求項9】 各スイッチペアの正のスイッチは第一の
    状態を想定する第一の制御信号に応じて閉じられるかま
    たは低抵抗状態にある固体スイッチ、また第二の状態を
    想定する第二の制御信号に応じて開けられるかまたは高
    抵抗状態にある固体スイッチを含み、各スイッチペアの
    負のスイッチは第一の状態を想定する第二の制御信号に
    応じて閉じられるかまたは低抵抗状態にある固体スイッ
    チ、また第二の状態を想定する第二の制御信号に応じて
    開けられるかまたは高抵抗状態にある固体スイッチを含
    み、制御手段は第一と第二の制御信号を発生させる回路
    手段を含み、第一と第二の制御信号は、第二の制御信号
    が第二の状態を想定する時はいつでも第一の制御信号が
    第一の状態を想定し、第二の制御信号が第一の状態を想
    定する時はいつでも第一の制御信号が第二の状態を想定
    するという関係にあり、それによって正または負のスイ
    ッチの1つだけが所定の時に閉じられることを特徴とす
    る請求項8に記載のプログラム可能な極性出力コネク
    タ。
  10. 【請求項10】 各スイッチペアの正のスイッチが第一
    の鎖錠継電器を含み、各スイッチペアの負のスイッチが
    第二の鎖錠継電器を含み、第一と第二の鎖錠継電器は、
    第二の鎖錠継電器が開かれている時には第一の鎖錠継電
    器が閉じられ、第二の鎖錠継電器が閉じられている時に
    は第一の鎖錠継電器が開かれているように構成されるこ
    とを特徴とする請求項8に記載のプログラム可能な極性
    出力コネクタ。
  11. 【請求項11】 除細動器は第一、第二、第三の植込可
    能なリード線に連結されるよう適用され、第一、第二、
    第三のリード線は各々複数のリード線タイプから選ば
    れ、第一、第二、第三のリード線は各々既知の配置位置
    を持ち、更に植込まれた各リード線のリード線タイプと
    配置位置を保存するICD内の記憶手段、各リード線の
    リード線タイプと配置位置で記憶手段をプログラムする
    手段、及び電極極性、リード線タイプ、配置位置の違法
    な組合せを防止する手段を含むことを特徴とする請求項
    8に記載のプログラム可能な極性出力コネクタ。
  12. 【請求項12】 プログラム可能スイッチング手段は更
    に、第一、第二、第三の出力端子のうち選ばれた1つを
    第一のセンシング入力端子にプログラム可能につなぎ、
    第一、第二、第三の出力端子のうち選ばれた別の1つを
    第二のセンシング入力端子にプログラム可能につなぐプ
    ログラム可能なセンス極性スイッチネットワークを含む
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム可能な極
    性出力コネクタ。
  13. 【請求項13】 プログラム可能なセンス極性スイッチ
    ネットワークは更に、第一と第二のセンシングスイッチ
    ペアを含み、第一のセンシングスイッチペアは正の出力
    バスを第一のセンシング入力端子に選択的に接続する正
    のセンシングスイッチと、負の出力バスを第一のセンシ
    ング入力端子に選択的に接続する負のセンシングスイッ
    チから成り、第二のセンシングスイッチペアは正の出力
    バスを第二のセンシング入力端子に選択的に接続する正
    のセンシングスイッチと、負の出力バスを第二のセンシ
    ング入力端子に選択的に接続する負のセンシングスイッ
    チから成り、第一と第二のセンシングスイッチペアは共
    に、正の出力バスまたは負の出力バスの1つだけをセン
    シング入力端子の1つに所定の時間接続するための手段
    を含み、それによって、第一と第二のセンシング入力端
    子は正の出力バスと負の出力バスに選択的に接続され、
    この正と負の出力バスは出力極性スイッチネットワーク
    によって、第一、第二、第三の出力端子の所望の組合せ
    に接続されることを特徴とする請求項12に記載のプロ
    グラム可能な極性出力コネクタ。
  14. 【請求項14】 植込可能な医療装置と共に使用するた
    めのプログラム可能な極性出力コネクタであって、植込
    可能な医療装置は正の出力バスと負の出力バスを持ち、
    プログラム可能な極性出力コネクタは、第一、第二、第
    三の出力端子と、第一、第二、または第三の出力端子の
    うち選ばれた1つを正の出力バスにプログラム可能に接
    続し、第一、第二、または第三の出力端子のうち別の選
    ばれた1つを負の出力バスにプログラム可能に接続する
    プログラム可能な接続手段を含み、それによって、第
    一、第二、第三の出力端子が正と負の出力バスに関して
    所望の極性を帯びるようにプログラムされ、第一、第
    二、第三の出力端子の内少なくとも1つが正の出力バス
    に接続され、第一、第二、第三の出力端子の内少なくと
    も他の1つが負の出力バスに接続され、それにより正と
    負の出力バスがプログラムされた極性に従って、第一、
    第二、第三の出力端子の内選ばれたものを通して体部組
    織と接触することができ、プログラムされた極性は第
    一、第二、第三の出力端子の1つか2つが正の出力バス
    につながれ、1つか2つが負の出力バスにつながれるこ
    とにより決定されることを特徴とするプログラム可能な
    極性出力コネクタ。
  15. 【請求項15】 プログラム可能なスイッチング手段は
    第一、第二、第三のスイッチペアで構成される出力極性
    スイッチネットワークから成り、各スイッチペアは、各
    々の出力端子を正の出力バスに選択的に接続する正のス
    イッチ、各々の出力端子を負の出力バスに選択的に接続
    する負のスイッチ、及び負のスイッチが各々の出力端子
    を負の出力バスに接続する時に、正のスイッチが各々の
    出力端子を正の出力バスに接続することを防止する制御
    手段を含み、それによって正と負の出力バスはスイッチ
    ペアを通して互いに電気的に短絡されることが防止され
    ることを特徴とする請求項14に記載のプログラム可能
    な出力極性コネクタ。
  16. 【請求項16】 各スイッチペアの正と負のスイッチは
    各々第一の状態を想定する制御信号に応じて閉じられる
    かまたは低抵抗状態にあり、第二の状態を想定する制御
    信号に応じて開けられるかまたは高抵抗状態にある固体
    スイッチを含み、制御手段は第一と第二の制御信号を発
    生させる回路手段を含み、第一の制御信号は正のスイッ
    チに適用され、第二の制御信号は負のスイッチに適用さ
    れ、第一と第二の制御信号は、第二の制御信号が第二の
    状態を想定する時はいつでも第一の制御信号が第一の状
    態を想定し、第二の制御信号が第一の状態を想定する時
    はいつでも第一の制御信号が第二の状態を想定するとい
    う関係にあり、それによって正または負のスイッチの1
    つだけが所定の時に閉じられることを特徴とする請求項
    15に記載のプログラム可能な極性出力コネクタ。
  17. 【請求項17】 各スイッチペアの正のスイッチが第一
    の鎖錠継電器を含み、各スイッチペアの負のスイッチが
    第二の鎖錠継電器を含み、第一と第二の鎖錠継電器は、
    第二の鎖錠継電器が開かれている時には第一の鎖錠継電
    器が閉じられ、第二の鎖錠継電器が閉じられている時に
    は第一の鎖錠継電器が開かれているように構成されるこ
    とを特徴とする請求項15に記載のプログラム可能な極
    性出力コネクタ。
  18. 【請求項18】 プログラム可能なスイッチング手段は
    更に第一と第二のセンシングスイッチペアから成るセン
    ス極性スイッチネットワークを含み、第一のセンシング
    スイッチペアは正の出力バスを第一のセンシング入力端
    子に選択的に接続する正のセンシングスイッチと、負の
    出力バスを第一のセンシング入力端子に選択的に接続す
    る負のセンシングスイッチから成り、第二のセンシング
    スイッチペアは同様に正の出力バスを第二のセンシング
    入力端子に選択的に接続する正のセンシングスイッチ
    と、負の出力バスを第二のセンシング入力端子に選択的
    に接続する負のセンシングスイッチから成り、第一と第
    二のセンシングスイッチペアは共に、正の出力バスまた
    は負の出力バスの1つだけをセンシング入力端子の1つ
    に所定の時間に接続するための手段を含み、それによっ
    て、第一と第二のセンシング入力端子は第一、第二、第
    三の出力端子の所望の組合せに選択的に接続されること
    を特徴とする請求項15に記載のプログラム可能な極性
    出力コネクタ。
  19. 【請求項19】 出力極性スイッチネットワークは更に
    正または負の出力バスの1つを植込可能な医療装置の中
    に収容された放電回路部分につなぐ放電スイッチを含む
    ことを特徴とする請求項18に記載のプログラム可能な
    極性出力コネクタ。
  20. 【請求項20】 植込可能な医療装置は植込可能な除細
    動器から成り、除細動器は放電スイッチを介して正と負
    の出力バスに連結される出力コンデンサを含み、更に植
    込可能な電極はプログラム可能な極性出力コネクタの第
    一、第二、第三の端子に着脱自在に接続されるよう適合
    され、それによって放電スイッチが閉鎖されると出力コ
    ンデンサに保存された電荷を植込可能な電極に接続でき
    るようになることを特徴とする請求項19に記載のプロ
    グラム可能な極性出力コネクタ。
  21. 【請求項21】 植込可能な除細動器の多数の出力端子
    の極性をプログラム可能に変更する方法であって、次の
    ステップ (a)多数の出力端子の各々を対応する多数のスイッチ
    ペアに接続し、多数のスイッチペアの各々は対応する出
    力端子を正の電圧バスに切り替え可能に接続する正のス
    イッチと、対応する出力端子を負の電圧バスに切り替え
    可能に接続する負のスイッチから成り、 (b)所定のスイッチペアの正のスイッチがその対応す
    る出力端子を正の電圧バスに接続する時、所定のスイッ
    チペアの負のスイッチがその対応する出力端子を負の電
    圧バスに接続するように、また所定のスイッチペアの負
    のスイッチがその対応する出力端子を負の電圧バスに接
    続する時、所定のスイッチペアの正のスイッチが正の電
    圧バスを正の電圧バスから切断するように、スイッチペ
    アの各々を制御し、それによって所定のスイッチペアを
    介して正の電圧バスを負の電圧バスに短絡させることが
    不可能になり、 (c)更にスイッチペアを制御して、1つのスイッチペ
    アの少なくとも正のスイッチがその対応する出力端子を
    正の電圧バスに接続すると同時に、別のスイッチペアの
    負のスイッチがその対応する出力端子を負の電圧バスに
    接続し、 (d)対応する出力端子が正または負の電圧バスの1つ
    に接続されるように、多数のスイッチペアの各々の正と
    負のスイッチをプログラム可能に設定し、それによって
    出力端子を互いに、また正と負の電圧バスに関して所望
    の極性を帯びるように構成し、多数の出力端子のうち少
    なくとも1つが正の電圧バスに接続され、多数の出力端
    子のうち別のものが負の電圧バスに接続されるを含むこ
    とを特徴とする除細動器の出力端子極性変更方法。
  22. 【請求項22】 除細動器は出力回路を含み、出力回路
    と正、負の電圧バスとの間に放電スイッチを接続し、出
    力回路が発する出力電圧刺激を多数の出力端子に送るべ
    き時にはいつでも放電スイッチを閉じるステップを含
    み、それによって出力電圧刺激が前記ステップ(d)に
    記載した極性を帯びて多数の出力端子を横切って現れる
    ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 更に、放電スイッチが開かれて、出力
    回路が正と負の電圧バスから切断されている時、正と負
    の電圧バスに存在することができる電気信号を感知する
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
JP31429893A 1992-11-19 1993-11-19 植込可能な除細動器及びその極性出力コネクタ Pending JPH06197995A (ja)

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