JPH06189975A - 歯科又は爪用の切削装置 - Google Patents
歯科又は爪用の切削装置Info
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- JPH06189975A JPH06189975A JP35796492A JP35796492A JPH06189975A JP H06189975 A JPH06189975 A JP H06189975A JP 35796492 A JP35796492 A JP 35796492A JP 35796492 A JP35796492 A JP 35796492A JP H06189975 A JPH06189975 A JP H06189975A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- body case
- main body
- cutting device
- nail
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切削機能のほかに、吸引機能又はエア供給機
能も兼ね備え、一人で容易に操作することができるよう
にする。 【構成】 一端6aを吸引源に接続し、他端6bを本体
ケース2の先端付近に開口するように、該本体ケース2
の内部又は外部に切削粉吸引孔6を設ける。切削粉は、
切削粉吸引孔6から吸引して除去する。
能も兼ね備え、一人で容易に操作することができるよう
にする。 【構成】 一端6aを吸引源に接続し、他端6bを本体
ケース2の先端付近に開口するように、該本体ケース2
の内部又は外部に切削粉吸引孔6を設ける。切削粉は、
切削粉吸引孔6から吸引して除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科又は爪用の切削装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科用の切削装置、例えば、歯型
をとり、所定形状に加工したセラミック冠や金属冠を歯
に装填する際に、噛み合わせ調整のために、該セラミッ
ク冠や金属冠表面の一部を切削する切削装置としては、
モータが略筒状の本体ケース内に収納配設されていると
共に、本体ケース内においてこのモータのモータ軸にク
ラッチを介して連結された連結用軸を有し、さらにこの
連結用軸に連結される回転軸と、この回転軸の先端に設
けられる切削部を有するものが用いられている。なお、
切削部は、通常、切削する金属冠等の表面の粗さを考慮
して、所望の粗さで切削可能とするため、回転軸を連結
用軸にチャックを介して連結することにより、該回転軸
と共に交換可能に設けられている。
をとり、所定形状に加工したセラミック冠や金属冠を歯
に装填する際に、噛み合わせ調整のために、該セラミッ
ク冠や金属冠表面の一部を切削する切削装置としては、
モータが略筒状の本体ケース内に収納配設されていると
共に、本体ケース内においてこのモータのモータ軸にク
ラッチを介して連結された連結用軸を有し、さらにこの
連結用軸に連結される回転軸と、この回転軸の先端に設
けられる切削部を有するものが用いられている。なお、
切削部は、通常、切削する金属冠等の表面の粗さを考慮
して、所望の粗さで切削可能とするため、回転軸を連結
用軸にチャックを介して連結することにより、該回転軸
と共に交換可能に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の切削装置で切削していると、切削中に切削粉が次
々と発生する。したがって、作業効率上、これを除去す
る必要があり、従来は、切削装置とは別のバキューム装
置でこの切削粉を吸引するなどしていた。但し、上記し
たように金属冠を切削する場合には切削粉として金属粉
が発生するが、金属粉は比重が重いため、金属冠表面に
付着し易くバキューム装置で吸引するには相当大容量の
バキューム装置を用いなければならない。そのため、金
属粉の場合には、吸引するのではなく、エア吹出し装置
で吹き飛ばすことにより除去するのが通常である。
従来の切削装置で切削していると、切削中に切削粉が次
々と発生する。したがって、作業効率上、これを除去す
る必要があり、従来は、切削装置とは別のバキューム装
置でこの切削粉を吸引するなどしていた。但し、上記し
たように金属冠を切削する場合には切削粉として金属粉
が発生するが、金属粉は比重が重いため、金属冠表面に
付着し易くバキューム装置で吸引するには相当大容量の
バキューム装置を用いなければならない。そのため、金
属粉の場合には、吸引するのではなく、エア吹出し装置
で吹き飛ばすことにより除去するのが通常である。
【0004】一方、近年は、靴、特に女性の場合には、
爪先部の幅の細いハイヒール等を履く機会が多くなった
こともあり、足の親指等に、陥入爪、いわゆる巻き爪が
生じることがある。この巻き爪の治療法としては、従来
は手術をして巻き爪が生じている部分の爪を根元から除
去することが行われていたが、これでも再発する場合が
あった。このようなことから、本発明者は、実開平4−
99914号として、巻き爪を確実に矯正することがで
きる巻き爪矯正具を提案している。
爪先部の幅の細いハイヒール等を履く機会が多くなった
こともあり、足の親指等に、陥入爪、いわゆる巻き爪が
生じることがある。この巻き爪の治療法としては、従来
は手術をして巻き爪が生じている部分の爪を根元から除
去することが行われていたが、これでも再発する場合が
あった。このようなことから、本発明者は、実開平4−
99914号として、巻き爪を確実に矯正することがで
きる巻き爪矯正具を提案している。
【0005】かかる巻き爪矯正具は、所定長さの金属ワ
イヤ等を正面略半楕円状、すなわち、爪の表面形状にあ
った形状に加工し、その両端部を内方へ屈曲して、爪の
両側部に係止される係止部を形成したものである。巻き
爪の生じている爪の両側部をこの係止部が係止可能な程
度にわずかに切削して爪に装着すると、係止部に沿って
爪が伸びることにより、徐々に巻き爪が矯正される。
イヤ等を正面略半楕円状、すなわち、爪の表面形状にあ
った形状に加工し、その両端部を内方へ屈曲して、爪の
両側部に係止される係止部を形成したものである。巻き
爪の生じている爪の両側部をこの係止部が係止可能な程
度にわずかに切削して爪に装着すると、係止部に沿って
爪が伸びることにより、徐々に巻き爪が矯正される。
【0006】しかしながら、かかる巻き爪矯正具を装着
する際に爪を切削する場合、従来、上記した歯科用の切
削装置を代用することも可能であったが、この場合にも
切削粉が生じるため、作業効率上、バキューム装置等を
用いて切削中にこの切削粉を除去しなければならなかっ
た。
する際に爪を切削する場合、従来、上記した歯科用の切
削装置を代用することも可能であったが、この場合にも
切削粉が生じるため、作業効率上、バキューム装置等を
用いて切削中にこの切削粉を除去しなければならなかっ
た。
【0007】以上のように、従来の切削装置では、歯科
用として用いる場合でも爪切削用として用いる場合で
も、切削粉を除去するために、切削装置とは別に、バキ
ューム装置やエア供給装置を備えなければならず、全体
としてみれば設備的に大掛かりなものを準備せざるを得
なかった。また、切削装置自体を操作する者のほかに、
バキューム装置等を操作する者も必要であり、人手も多
く必要であった。
用として用いる場合でも爪切削用として用いる場合で
も、切削粉を除去するために、切削装置とは別に、バキ
ューム装置やエア供給装置を備えなければならず、全体
としてみれば設備的に大掛かりなものを準備せざるを得
なかった。また、切削装置自体を操作する者のほかに、
バキューム装置等を操作する者も必要であり、人手も多
く必要であった。
【0008】本発明は上記課題を解消するためになされ
たものであり、簡単な構造で、切削機能のほかに、吸引
機能又はエア供給機能も兼ね備え、一人で容易に操作す
ることができる歯科又は爪用の切削装置を提供すること
を目的とする。
たものであり、簡単な構造で、切削機能のほかに、吸引
機能又はエア供給機能も兼ね備え、一人で容易に操作す
ることができる歯科又は爪用の切削装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明に係る歯科又は爪用の切削装置は、モータ部
に連結されていると共に、先端付近が本体ケースの外方
に突出するように配設された回転軸と、該回転軸の先端
に設けられる切削部とを含んで構成される歯科又は爪用
の切削装置において、一端が吸引源に接続されていると
共に、他端が本体ケースの先端付近に開口するように、
該本体ケースの内部又は外部に設けられた切削粉吸引
孔、又は一端がエア供給源に接続されていると共に、他
端が本体ケースの先端付近に開口するように、該本体ケ
ースの内部又は外部に設けられたエア吹出し孔を有して
いることを特徴とする。
第1の発明に係る歯科又は爪用の切削装置は、モータ部
に連結されていると共に、先端付近が本体ケースの外方
に突出するように配設された回転軸と、該回転軸の先端
に設けられる切削部とを含んで構成される歯科又は爪用
の切削装置において、一端が吸引源に接続されていると
共に、他端が本体ケースの先端付近に開口するように、
該本体ケースの内部又は外部に設けられた切削粉吸引
孔、又は一端がエア供給源に接続されていると共に、他
端が本体ケースの先端付近に開口するように、該本体ケ
ースの内部又は外部に設けられたエア吹出し孔を有して
いることを特徴とする。
【0010】また、第2の発明に係る歯科又は爪用の切
削装置は、モータ部に連結されていると共に、先端付近
が本体ケースの外方に突出するように配設された回転軸
と、該回転軸の先端に設けられる切削部とを含んで構成
される歯科又は爪用の切削装置において、一端が吸引源
に接続されていると共に、他端が本体ケースの先端付近
に開口する切削粉吸引孔と、一端がエア供給源に接続さ
れていると共に、他端が本体ケースの先端付近に開口す
るエア吹出し孔とが、該本体ケースの内部又は外部に設
けられていることを特徴とする。
削装置は、モータ部に連結されていると共に、先端付近
が本体ケースの外方に突出するように配設された回転軸
と、該回転軸の先端に設けられる切削部とを含んで構成
される歯科又は爪用の切削装置において、一端が吸引源
に接続されていると共に、他端が本体ケースの先端付近
に開口する切削粉吸引孔と、一端がエア供給源に接続さ
れていると共に、他端が本体ケースの先端付近に開口す
るエア吹出し孔とが、該本体ケースの内部又は外部に設
けられていることを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の発明に係る歯科又は爪用の切削装置にお
いては、切削作業中に発生する切削粉は、切削粉吸引孔
の他端開口部から吸引され除去される。または、エア吹
出し孔の他端開口部から吹き出されるエアにより吹き飛
ばされて除去される。
いては、切削作業中に発生する切削粉は、切削粉吸引孔
の他端開口部から吸引され除去される。または、エア吹
出し孔の他端開口部から吹き出されるエアにより吹き飛
ばされて除去される。
【0012】第2の発明に係る歯科又は爪用の切削装置
においては、切削作業中に発生する切削粉は、吸引源と
エア供給源との切り換え操作により、吸引源が作動して
いるときは切削粉吸引孔から吸引除去され、エア供給源
が作動しているときはエア吹出し孔から吹き出されるエ
アにより吹き飛ばされて除去される。また、吸引源とエ
ア供給源とを同時に作動させることにより、金属冠や爪
等の被切削体表面に付着した切削粉をエア吹出し孔から
吹き出されるエアによりまず被切削体表面からわずかに
離間させ、離間した切削粉を切削粉吸引孔から吸引除去
することもできる。
においては、切削作業中に発生する切削粉は、吸引源と
エア供給源との切り換え操作により、吸引源が作動して
いるときは切削粉吸引孔から吸引除去され、エア供給源
が作動しているときはエア吹出し孔から吹き出されるエ
アにより吹き飛ばされて除去される。また、吸引源とエ
ア供給源とを同時に作動させることにより、金属冠や爪
等の被切削体表面に付着した切削粉をエア吹出し孔から
吹き出されるエアによりまず被切削体表面からわずかに
離間させ、離間した切削粉を切削粉吸引孔から吸引除去
することもできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明にかかる歯科又は爪用の切削装
置を図面に示した実施例に基づきさらに詳細に説明す
る。図1〜図3は本発明に係る切削装置の一実施例を示
す。図において、1は切削装置であり、本体ケース2、
モータ部3、回転軸4、切削粉吸引孔6を有して構成さ
れる。
置を図面に示した実施例に基づきさらに詳細に説明す
る。図1〜図3は本発明に係る切削装置の一実施例を示
す。図において、1は切削装置であり、本体ケース2、
モータ部3、回転軸4、切削粉吸引孔6を有して構成さ
れる。
【0014】本体ケース2は略筒状に形成される。図に
示したものは、成形の都合上、第1の本体ケース構成部
材2aと第2の本体ケース構成部材2bとからなり、両
者を接続可能に形成されている。但し、全体を一体成形
してもよいことはもちろんである。
示したものは、成形の都合上、第1の本体ケース構成部
材2aと第2の本体ケース構成部材2bとからなり、両
者を接続可能に形成されている。但し、全体を一体成形
してもよいことはもちろんである。
【0015】モータ部3は、本体ケース2内に配設さ
れ、ロータ3a、マグネット3b、モータ軸3c等を有
して構成されている。なお、3d,3eはベアリングで
あり、3fは電線収納用管である。この電線収納用管3
fは、本体ケース2の後端部に形成した孔2dを通過し
て、電源部に接続されている。但し、本実施例では、図
7に示したマイクロコントロール基板と、吸引源として
のバキューム部を内蔵したコントローラ20のモータ接
続部21に、該電線収納用管3fの一端3gを介して電
源部に接続されている。なお、2eは、電線収納用管3
fの周囲に配設されるキャップ部材である。
れ、ロータ3a、マグネット3b、モータ軸3c等を有
して構成されている。なお、3d,3eはベアリングで
あり、3fは電線収納用管である。この電線収納用管3
fは、本体ケース2の後端部に形成した孔2dを通過し
て、電源部に接続されている。但し、本実施例では、図
7に示したマイクロコントロール基板と、吸引源として
のバキューム部を内蔵したコントローラ20のモータ接
続部21に、該電線収納用管3fの一端3gを介して電
源部に接続されている。なお、2eは、電線収納用管3
fの周囲に配設されるキャップ部材である。
【0016】回転軸4は、後端4bが上記モータ部3の
モータ軸3cに一端8aがクラッチ8cを介して連結さ
れている連結用軸8の他端8bに対して、チャック8d
を介在させて連結されており、該モータ軸3cの回転に
伴い回転するように設けられている。また、回転軸4
は、先端4a付近が、本体ケース2の先端開口部2fか
ら外方へ突出するように配設される。
モータ軸3cに一端8aがクラッチ8cを介して連結さ
れている連結用軸8の他端8bに対して、チャック8d
を介在させて連結されており、該モータ軸3cの回転に
伴い回転するように設けられている。また、回転軸4
は、先端4a付近が、本体ケース2の先端開口部2fか
ら外方へ突出するように配設される。
【0017】切削部5としては、表面が所定の粗さをも
つ円筒状のものや、鋭利な先端を有するものなど、被切
削体に応じて各種のものを使用することができる。この
切削部5は、別体に成形され回転軸4の先端4aに固着
したりするなどにより、回転軸4と一体的に成形されて
いる。そして、上記したように回転軸4の後端4bがチ
ャック8dを介して連結用軸8に連結されているため、
該切削部5は回転軸4と共に交換可能に設けられてい
る。なお、切削部5を別体に成形して回転軸4の先端4
aに着脱自在に接続可能とすれば、この切削部5を取り
替えるだけで種々の被切削体に対応することができる。
つ円筒状のものや、鋭利な先端を有するものなど、被切
削体に応じて各種のものを使用することができる。この
切削部5は、別体に成形され回転軸4の先端4aに固着
したりするなどにより、回転軸4と一体的に成形されて
いる。そして、上記したように回転軸4の後端4bがチ
ャック8dを介して連結用軸8に連結されているため、
該切削部5は回転軸4と共に交換可能に設けられてい
る。なお、切削部5を別体に成形して回転軸4の先端4
aに着脱自在に接続可能とすれば、この切削部5を取り
替えるだけで種々の被切削体に対応することができる。
【0018】切削粉吸引孔6は、本体ケース2の外表面
にその長手方向に沿って突設された、外形が正面略半円
状に形成されている突出部2gの内部に、該突出部2g
を長手方向に貫くように形成されている。この切削粉吸
引孔6の一端6aは図示しない吸引源に接続される。な
お、本実施例では、図7で示したように、コントローラ
20の内部に配設したバキューム部を吸引源としてお
り、このコントローラ20に設けたバキューム部接続部
22に吸引管7の一端7aを接続し、他端7bを切削粉
吸引孔6の一端6aに接続することにより、すなわち、
吸引管7を介して吸引源に接続されている。また、切削
粉吸引孔6の他端6bは、本体ケース2の先端開口部2
f付近に開口するように設けられている。
にその長手方向に沿って突設された、外形が正面略半円
状に形成されている突出部2gの内部に、該突出部2g
を長手方向に貫くように形成されている。この切削粉吸
引孔6の一端6aは図示しない吸引源に接続される。な
お、本実施例では、図7で示したように、コントローラ
20の内部に配設したバキューム部を吸引源としてお
り、このコントローラ20に設けたバキューム部接続部
22に吸引管7の一端7aを接続し、他端7bを切削粉
吸引孔6の一端6aに接続することにより、すなわち、
吸引管7を介して吸引源に接続されている。また、切削
粉吸引孔6の他端6bは、本体ケース2の先端開口部2
f付近に開口するように設けられている。
【0019】かかる構成からなる本実施例の歯科又は爪
用の切削装置1は、例えば、歯に装着するセラミック冠
や爪を切削すると、切削中に切削粉が生ずる。しかしな
がら、コントローラ20の操作により内蔵したバキュー
ム部を駆動させると切削粉吸引孔6の他端6bから、切
削粉が吸引される。
用の切削装置1は、例えば、歯に装着するセラミック冠
や爪を切削すると、切削中に切削粉が生ずる。しかしな
がら、コントローラ20の操作により内蔵したバキュー
ム部を駆動させると切削粉吸引孔6の他端6bから、切
削粉が吸引される。
【0020】図4〜図6は本発明に係る切削装置の他の
実施例を示す。図において、10は本実施例の切削装置
であり、上記実施例と同様、本体ケース2の長手方向に
沿ってその外表面に突出部2gが形成されているが、そ
の内部にはこの突出部2gを長手方向に貫くように、か
つ略平行に切削粉吸引孔11のほかにエア吹き出し孔1
2が形成されている点で異なる(図5参照)。
実施例を示す。図において、10は本実施例の切削装置
であり、上記実施例と同様、本体ケース2の長手方向に
沿ってその外表面に突出部2gが形成されているが、そ
の内部にはこの突出部2gを長手方向に貫くように、か
つ略平行に切削粉吸引孔11のほかにエア吹き出し孔1
2が形成されている点で異なる(図5参照)。
【0021】切削粉吸引孔11は上記実施例と同様、一
端が吸引管7を介して吸引源(例えば、図7で示したコ
ントローラ20のバキューム部接続部22)に接続され
ていると共に、他端が本体ケース2の先端開口部2f付
近に開口するように設けられている。
端が吸引管7を介して吸引源(例えば、図7で示したコ
ントローラ20のバキューム部接続部22)に接続され
ていると共に、他端が本体ケース2の先端開口部2f付
近に開口するように設けられている。
【0022】エア吹き出し孔12は、図6に示したよう
に、一端12aがエア供給管13を介して、図示しない
エア供給源、例えばコンプレッサ等に接続されている。
具体的には、エア供給管13の一端13aがエア供給源
に、他端13bがエア吹出し孔12の一端12aに接続
されている。エア吹出し孔12の他端12bは、切削粉
吸引孔11の他端と同様に、本体ケース2の先端開口部
2f付近に開口するように設けられている。
に、一端12aがエア供給管13を介して、図示しない
エア供給源、例えばコンプレッサ等に接続されている。
具体的には、エア供給管13の一端13aがエア供給源
に、他端13bがエア吹出し孔12の一端12aに接続
されている。エア吹出し孔12の他端12bは、切削粉
吸引孔11の他端と同様に、本体ケース2の先端開口部
2f付近に開口するように設けられている。
【0023】なお、コンプレッサ等のエア供給源は、吸
引源であるバキューム部と同様、図7に示したコントロ
ーラ20の内部に配設してもよい。
引源であるバキューム部と同様、図7に示したコントロ
ーラ20の内部に配設してもよい。
【0024】ここで、本体ケース2、モータ部3、回転
軸4、切削部5等のその他の構成は上記実施例と同様で
ある。
軸4、切削部5等のその他の構成は上記実施例と同様で
ある。
【0025】かかる構成からなる本実施例の歯科又は爪
用の切削装置10は、例えば、コントローラ20の操作
により、バキューム部を駆動させるか、エア供給源を駆
動させる。例えば、バキューム部を駆動させた場合に
は、上記実施例と同様、切削粉吸引孔11の他端から切
削粉が吸引除去される。
用の切削装置10は、例えば、コントローラ20の操作
により、バキューム部を駆動させるか、エア供給源を駆
動させる。例えば、バキューム部を駆動させた場合に
は、上記実施例と同様、切削粉吸引孔11の他端から切
削粉が吸引除去される。
【0026】エア供給源を駆動させるように切り換えた
場合には、エア供給管13を介してエア吹出し孔12内
にエアが供給され、他端12bから吹き出される。これ
により、例えば、歯に装着する金属冠を切削した場合に
生ずる金属粉など、比重が重いために金属冠表面に付着
し易く、吸引が困難な切削粉を吹き飛ばして除去するこ
とができる。
場合には、エア供給管13を介してエア吹出し孔12内
にエアが供給され、他端12bから吹き出される。これ
により、例えば、歯に装着する金属冠を切削した場合に
生ずる金属粉など、比重が重いために金属冠表面に付着
し易く、吸引が困難な切削粉を吹き飛ばして除去するこ
とができる。
【0027】また、コントローラ20の操作により、バ
キューム部とエア供給源とを同時に作動させることも可
能である。この場合に、エア供給源からのエア供給量を
少し下げることで、エア吹出し孔12の他端12bから
吹き出されるエア量を減少させ、被切削体表面に付着し
た切削粉を、完全に被切削体から離れたところへ吹き飛
ばさないで、被切削体表面からわずかに離間するといっ
た程度に切削粉を飛ばすことにより、このわずかに離間
した切削粉が切削粉吸引孔11の他端から吸引されて除
去される。したがって、被切削体に付着し易い金属粉な
ども、吸引除去できる。
キューム部とエア供給源とを同時に作動させることも可
能である。この場合に、エア供給源からのエア供給量を
少し下げることで、エア吹出し孔12の他端12bから
吹き出されるエア量を減少させ、被切削体表面に付着し
た切削粉を、完全に被切削体から離れたところへ吹き飛
ばさないで、被切削体表面からわずかに離間するといっ
た程度に切削粉を飛ばすことにより、このわずかに離間
した切削粉が切削粉吸引孔11の他端から吸引されて除
去される。したがって、被切削体に付着し易い金属粉な
ども、吸引除去できる。
【0028】なお、上記した説明では、本発明の歯科又
は爪用の切削装置を特定の実施例に基づき説明したが、
これに限定されるものではない。例えば、上記した実施
例では、切削粉吸引孔を設けたもの、切削粉吸引孔のほ
かにエア吹出し孔を並設したものについて説明している
が、エア吹出し孔のみと、これに対応するエア供給管、
エア供給源だけを設けた構成としてもよい。かかる構成
によれば、エア吹出し孔から吹き出されるエアにより切
削粉を吹き飛ばすことができる。
は爪用の切削装置を特定の実施例に基づき説明したが、
これに限定されるものではない。例えば、上記した実施
例では、切削粉吸引孔を設けたもの、切削粉吸引孔のほ
かにエア吹出し孔を並設したものについて説明している
が、エア吹出し孔のみと、これに対応するエア供給管、
エア供給源だけを設けた構成としてもよい。かかる構成
によれば、エア吹出し孔から吹き出されるエアにより切
削粉を吹き飛ばすことができる。
【0029】また、上記実施例では切削粉吸引孔又はエ
ア吹出し孔を本体ケースの外表面に突設した突出部に形
成しているが、逆に該突出部を本体ケースの内部に突設
して、切削粉吸引孔等を設けてもよい。さらに、いずれ
の場合も突出部を形成せず、切削粉吸引孔又はエア吹出
し孔としての機能を果たすプラスチック管等を本体ケー
スに並設してもよい。
ア吹出し孔を本体ケースの外表面に突設した突出部に形
成しているが、逆に該突出部を本体ケースの内部に突設
して、切削粉吸引孔等を設けてもよい。さらに、いずれ
の場合も突出部を形成せず、切削粉吸引孔又はエア吹出
し孔としての機能を果たすプラスチック管等を本体ケー
スに並設してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の歯科又は爪用の切削装置によれ
ば、切削粉吸引孔及び/又はエア吹出し孔を有している
ため、切削中に生じる切削粉を容易に除去することがで
きる。また、切削装置を作動させれば、吸引機能やエア
吹出し機能も働くため、一人で容易に操作することがで
きる。しかも、切削粉吸引孔等が切削装置と一体的に設
けられているため、設備的にもコンパクトであり、取り
扱い易いと共に、コスト的にも有利である。
ば、切削粉吸引孔及び/又はエア吹出し孔を有している
ため、切削中に生じる切削粉を容易に除去することがで
きる。また、切削装置を作動させれば、吸引機能やエア
吹出し機能も働くため、一人で容易に操作することがで
きる。しかも、切削粉吸引孔等が切削装置と一体的に設
けられているため、設備的にもコンパクトであり、取り
扱い易いと共に、コスト的にも有利である。
【図1】図1は、本発明にかかる歯科又は爪用の切削装
置の一実施例を示す側面図である。
置の一実施例を示す側面図である。
【図2】図2は、同実施例の正面図である。
【図3】図3は、図2のA−A線断面図である。
【図4】図4は、本発明にかかる歯科又は爪用の切削装
置の他の実施例を示す側面図である。
置の他の実施例を示す側面図である。
【図5】図5は、同実施例の正面図である。
【図6】図6は、図5のB−B線断面図である。
【図7】図7は、上記各実施例で用いたコントローラを
示す外観斜視図である。
示す外観斜視図である。
1 切削装置 2 本体ケース 3 モータ部 4 回転軸 5 切削部 6 切削粉吸引孔 10 切削装置 11 切削粉吸引孔 12 エア吹出し孔 20 コントローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 モータ部に連結されていると共に、先端
付近が本体ケースの外方に突出するように配設された回
転軸と、該回転軸の先端に設けられる切削部とを含んで
構成される歯科又は爪用の切削装置において、 一端が吸引源に接続されていると共に、他端が本体ケー
スの先端付近に開口するように、該本体ケースの内部又
は外部に設けられた切削粉吸引孔、又は一端がエア供給
源に接続されていると共に、他端が本体ケースの先端付
近に開口するように、該本体ケースの内部又は外部に設
けられたエア吹出し孔を有していることを特徴とする歯
科又は爪用の切削装置。 - 【請求項2】 モータ部に連結されていると共に、先端
付近が本体ケースの外方に突出するように配設された回
転軸と、該回転軸の先端に設けられる切削部とを含んで
構成される歯科又は爪用の切削装置において、 一端が吸引源に接続されていると共に、他端が本体ケー
スの先端付近に開口する切削粉吸引孔と、一端がエア供
給源に接続されていると共に、他端が本体ケースの先端
付近に開口するエア吹出し孔とが、該本体ケースの内部
又は外部に設けられていることを特徴とする歯科又は爪
用の切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35796492A JPH06189975A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 歯科又は爪用の切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35796492A JPH06189975A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 歯科又は爪用の切削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06189975A true JPH06189975A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18456854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35796492A Pending JPH06189975A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 歯科又は爪用の切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06189975A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024053439A1 (ja) * | 2022-09-05 | 2024-03-14 | 東都産業株式会社 | 電動爪削り器 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35796492A patent/JPH06189975A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024053439A1 (ja) * | 2022-09-05 | 2024-03-14 | 東都産業株式会社 | 電動爪削り器 |
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