JPH06189352A - 交換機における呼制御方式 - Google Patents
交換機における呼制御方式Info
- Publication number
- JPH06189352A JPH06189352A JP33703292A JP33703292A JPH06189352A JP H06189352 A JPH06189352 A JP H06189352A JP 33703292 A JP33703292 A JP 33703292A JP 33703292 A JP33703292 A JP 33703292A JP H06189352 A JPH06189352 A JP H06189352A
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- Japan
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- scenario
- software
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソフトウエアモジュールによる交換呼制御方
式において、迅速な機能追加・変更などを容易にする。 【構成】 呼処理のソフトウエア構造を、論理的なサー
ビス制御を行うサービス階層と、交換機の個々のリソー
ス制御を行うリソース階層とに分割しておき、サービス
階層のソフトウエアでは、各種交換サービスを、それぞ
れのサービス仕様に対応した処理を局在化させて、他の
サービスのための処理を含まないようにしたモジュール
構造のソフトウエア即ちサービスシナリオ(A〜D,
E)で実現する。
式において、迅速な機能追加・変更などを容易にする。 【構成】 呼処理のソフトウエア構造を、論理的なサー
ビス制御を行うサービス階層と、交換機の個々のリソー
ス制御を行うリソース階層とに分割しておき、サービス
階層のソフトウエアでは、各種交換サービスを、それぞ
れのサービス仕様に対応した処理を局在化させて、他の
サービスのための処理を含まないようにしたモジュール
構造のソフトウエア即ちサービスシナリオ(A〜D,
E)で実現する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機における呼制御
方式に関するものであり、更に詳しくは、各種の呼制御
(交換)サービスをソフトウエアモジュールにより実現
する呼制御方式に関するものである。
方式に関するものであり、更に詳しくは、各種の呼制御
(交換)サービスをソフトウエアモジュールにより実現
する呼制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、交換機の構成を示すブロック図
である。同図において、1は通信回線、2は通信回線1
を収容する通話路系装置、3は通話路系装置2を制御す
る処理系装置である。また、処理系装置3は、プロセッ
サ4やメモリ装置5を含み、メモリ装置5内には交換制
御のためのソフトウエアが格納されている。処理系装置
3に含まれるプロセッサ4が、メモリ装置5内のソフト
ウエア(プログラム)を実行することにより、通話路系
装置2等を制御して各種交換サービスを実現する。
である。同図において、1は通信回線、2は通信回線1
を収容する通話路系装置、3は通話路系装置2を制御す
る処理系装置である。また、処理系装置3は、プロセッ
サ4やメモリ装置5を含み、メモリ装置5内には交換制
御のためのソフトウエアが格納されている。処理系装置
3に含まれるプロセッサ4が、メモリ装置5内のソフト
ウエア(プログラム)を実行することにより、通話路系
装置2等を制御して各種交換サービスを実現する。
【0003】従来、このような交換機における交換サー
ビス制御は、複数のサービスに共通する一つのソフトウ
エアモジュールで行われていた。即ち、メモリ装置5
に、かかるソフトウエアモジュールを格納しておき、こ
れを実行することで行われていたわけである。
ビス制御は、複数のサービスに共通する一つのソフトウ
エアモジュールで行われていた。即ち、メモリ装置5
に、かかるソフトウエアモジュールを格納しておき、こ
れを実行することで行われていたわけである。
【0004】図7は、かかる従来の方式を示すための説
明図である。図7の(イ)は、かかる従来のソフトウエ
アモジュールを示す説明図である。SMがソフトウエア
モジュールである。そして、このソフトウエアモジュー
ルSMには、図7の(ロ)に示すサービスAと、図7の
(ハ)に示すサービスBと、が含まれていることを示し
ている。
明図である。図7の(イ)は、かかる従来のソフトウエ
アモジュールを示す説明図である。SMがソフトウエア
モジュールである。そして、このソフトウエアモジュー
ルSMには、図7の(ロ)に示すサービスAと、図7の
(ハ)に示すサービスBと、が含まれていることを示し
ている。
【0005】具体的に述べると、図7の(イ)におい
て、状態0から状態1へ遷移し、ここで分岐してサービ
スAに進む場合には、サービスAに固有の状態遷移(状
態5と状態6)を行った後、状態4から状態0へと遷移
することにより実行されるサービスAと、状態0から状
態1へ遷移し、ここで分岐してサービスBに進む場合に
は、サービスBに固有の処理を行った後、状態2、状態
3を経て、更に状態4から状態0へと遷移することによ
り実行されるサービスBと、がソフトウエアモジュール
SMには、含まれているわけである。
て、状態0から状態1へ遷移し、ここで分岐してサービ
スAに進む場合には、サービスAに固有の状態遷移(状
態5と状態6)を行った後、状態4から状態0へと遷移
することにより実行されるサービスAと、状態0から状
態1へ遷移し、ここで分岐してサービスBに進む場合に
は、サービスBに固有の処理を行った後、状態2、状態
3を経て、更に状態4から状態0へと遷移することによ
り実行されるサービスBと、がソフトウエアモジュール
SMには、含まれているわけである。
【0006】このようにして、従来の交換サービス制御
は、複数のサービス共通のソフトウエアモジュールで行
われていたわけである。
は、複数のサービス共通のソフトウエアモジュールで行
われていたわけである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、複数のサービスを一つのサービス制御専用のソ
フトウエアモジュールで実行する構成では、サービス数
が増大し、サービスの多様化複雑化が進むと、それらを
一つのモジュールに含めるわけであるから、ソフトウエ
アモジュールの構成が複雑になる。
ように、複数のサービスを一つのサービス制御専用のソ
フトウエアモジュールで実行する構成では、サービス数
が増大し、サービスの多様化複雑化が進むと、それらを
一つのモジュールに含めるわけであるから、ソフトウエ
アモジュールの構成が複雑になる。
【0008】その結果、新たなサービスの機能追加・変
更時には、既存サービスの理解、既存サービスへの影響
の調査のため、複雑なサービス制御専用の当該ソフトウ
エアモジュールを調べ、その上で当該ソフトウエアモジ
ュールの改造を行わなければならず、多大な労力を要
し、迅速な機能追加・変更が困難になるという問題、ま
た、複数のサービスの並行開発ができないという問題、
不要サービスを容易に当該ソフトウエアモジュールから
削除でできないという問題があった。
更時には、既存サービスの理解、既存サービスへの影響
の調査のため、複雑なサービス制御専用の当該ソフトウ
エアモジュールを調べ、その上で当該ソフトウエアモジ
ュールの改造を行わなければならず、多大な労力を要
し、迅速な機能追加・変更が困難になるという問題、ま
た、複数のサービスの並行開発ができないという問題、
不要サービスを容易に当該ソフトウエアモジュールから
削除でできないという問題があった。
【0009】このような問題を解決するため、従来で
も、サービス制御専用のソフトウエアモジュールを個々
のサービス毎に分割する方式が採られていることもある
が、現実には、1リソースに対し、複数のサービスが同
時に提供されることがあるために、個々のサービスを完
全に独立させることは困難であった。
も、サービス制御専用のソフトウエアモジュールを個々
のサービス毎に分割する方式が採られていることもある
が、現実には、1リソースに対し、複数のサービスが同
時に提供されることがあるために、個々のサービスを完
全に独立させることは困難であった。
【0010】ここで、1リソースというのは、例えば1
つの加入者線であり、複数サービスの同時提供とは、例
えば、該加入者線で通話中の加入者に第3者から着信が
あってコールウェイティングが起動される場合とか、通
話中加入者がフッキングで三者通話を開始する等の場合
を指し、従来の方式では、それぞれのサービス独立にソ
フトウエアモジュールを構成することはできなかった。
つの加入者線であり、複数サービスの同時提供とは、例
えば、該加入者線で通話中の加入者に第3者から着信が
あってコールウェイティングが起動される場合とか、通
話中加入者がフッキングで三者通話を開始する等の場合
を指し、従来の方式では、それぞれのサービス独立にソ
フトウエアモジュールを構成することはできなかった。
【0011】本発明の目的は、上述の如き従来方式の問
題点を解決し、迅速な機能追加・変更が容易であり、複
数のサービスの並行開発が可能で、不要サービスの削除
も容易であり、かつ1リソースに対し、複数のサービス
の同時提供が要求される場合にも対応可能な交換機にお
ける呼制御方式を提供することにある。
題点を解決し、迅速な機能追加・変更が容易であり、複
数のサービスの並行開発が可能で、不要サービスの削除
も容易であり、かつ1リソースに対し、複数のサービス
の同時提供が要求される場合にも対応可能な交換機にお
ける呼制御方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、交換機において、呼処理のソフトウエ
ア構造を、論理的なサービス制御を行うサービス階層の
ソフトウエアと、交換機の個々のリソース制御を行うリ
ソース階層のソフトウエアとに分割しておき、
め、本発明では、交換機において、呼処理のソフトウエ
ア構造を、論理的なサービス制御を行うサービス階層の
ソフトウエアと、交換機の個々のリソース制御を行うリ
ソース階層のソフトウエアとに分割しておき、
【0013】サービス階層のソフトウエアでは、各種交
換サービスを、それぞれのサービス仕様に対応した処理
を局在化させて、他のサービスのための処理を含まない
ようにしたモジュール構造のソフトウエア(これをサー
ビスシナリオと呼ぶ)で実現することとし、
換サービスを、それぞれのサービス仕様に対応した処理
を局在化させて、他のサービスのための処理を含まない
ようにしたモジュール構造のソフトウエア(これをサー
ビスシナリオと呼ぶ)で実現することとし、
【0014】同時に複数のサービスシナリオが同一リソ
ースを制御するタイプの呼制御サービスが要求された場
合には、一つのサービスシナリオの実行中に他のサービ
スシナリオの実行に移行するサービス移行法、及び(ま
たは)一つのサービスシナリオの実行中に他のサービス
シナリオの実行を並列して行うサービス共存法、によ
り、要求された呼制御サービスを実現することとした。
ースを制御するタイプの呼制御サービスが要求された場
合には、一つのサービスシナリオの実行中に他のサービ
スシナリオの実行に移行するサービス移行法、及び(ま
たは)一つのサービスシナリオの実行中に他のサービス
シナリオの実行を並列して行うサービス共存法、によ
り、要求された呼制御サービスを実現することとした。
【0015】更に、同一論理アドレスが固有空間毎に多
重に割り付けられる仮想記憶機能を前記交換機が具備す
る場合には、サービスシナリオ対応のデータをサービス
シナリオ毎に割り当てられた固有空間に割り付けて記憶
するサービス対応論理アドレス空間分割方式を採用する
こととした。
重に割り付けられる仮想記憶機能を前記交換機が具備す
る場合には、サービスシナリオ対応のデータをサービス
シナリオ毎に割り当てられた固有空間に割り付けて記憶
するサービス対応論理アドレス空間分割方式を採用する
こととした。
【0016】
【作用】本発明では、各種呼制御サービスを、サービス
毎のサービスシナリオで実現し同時に複数のサービスシ
ナリオが同一リソースを制御する場合には、サービス実
行中に他のサービスに切り替えるサービス移行法、サー
ビス実行中に他のサービスを並列に実行するサービス共
存法で実現するようにしたことから、従来の方式とは異
なり、機能追加・変更が容易となり、サービス並行開発
も可能となる。
毎のサービスシナリオで実現し同時に複数のサービスシ
ナリオが同一リソースを制御する場合には、サービス実
行中に他のサービスに切り替えるサービス移行法、サー
ビス実行中に他のサービスを並列に実行するサービス共
存法で実現するようにしたことから、従来の方式とは異
なり、機能追加・変更が容易となり、サービス並行開発
も可能となる。
【0017】また本発明では、仮想記憶機能を具備した
交換システムにおいて、サービスシナリオ対応毎に固有
空間を割り付けることができ、サービス間の擾乱を防止
することができる。
交換システムにおいて、サービスシナリオ対応毎に固有
空間を割り付けることができ、サービス間の擾乱を防止
することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明を実施する際に用いるサー
ビスシナリオを示す説明図である。サービスシナリオ内
には、そのサービスにかかわらない他のサービスに関す
る記述は行わず、サービス仕様に基づいた論理的なサー
ビス実行の手順(該サービスのための交換論理リソース
の制御手順および呼情報管理)を記述する。
て説明する。図1は、本発明を実施する際に用いるサー
ビスシナリオを示す説明図である。サービスシナリオ内
には、そのサービスにかかわらない他のサービスに関す
る記述は行わず、サービス仕様に基づいた論理的なサー
ビス実行の手順(該サービスのための交換論理リソース
の制御手順および呼情報管理)を記述する。
【0019】サービスを、一連の状態遷移によって実現
されるサービス(接続系サービスと呼ぶ)と、状態を持
たずに他のサービスの状態間でサービス固有データに関
わる処理を行うことによって実現されるサービス(論理
系サービス)に分類する。接続系サービスは、一連の状
態遷移をひとまとめにしてサービスシナリオとし、論理
系サービスはそのサービス固有データに関わる処理をひ
とまとめにしてサービスシナリオとすることによって、
個々のサービスを独立にすることが可能である。接続系
サービスの例としては、基本呼、コールウエイティン
グ、三者通話などが挙げられ、論理系サービスの例とし
ては、短縮ダイヤルなどを挙げることができる。
されるサービス(接続系サービスと呼ぶ)と、状態を持
たずに他のサービスの状態間でサービス固有データに関
わる処理を行うことによって実現されるサービス(論理
系サービス)に分類する。接続系サービスは、一連の状
態遷移をひとまとめにしてサービスシナリオとし、論理
系サービスはそのサービス固有データに関わる処理をひ
とまとめにしてサービスシナリオとすることによって、
個々のサービスを独立にすることが可能である。接続系
サービスの例としては、基本呼、コールウエイティン
グ、三者通話などが挙げられ、論理系サービスの例とし
ては、短縮ダイヤルなどを挙げることができる。
【0020】各サービスシナリオを呼毎に一意に決定で
きるような、サービス分析方法とする。図1は、このサ
ービスシナリオが、呼制御プロセス(タスク)の実行環
境下で動作している場合を示している。
きるような、サービス分析方法とする。図1は、このサ
ービスシナリオが、呼制御プロセス(タスク)の実行環
境下で動作している場合を示している。
【0021】図1において、状態遷移図と書いて示した
ソフトウエア(本発明において用いるソフトウエア)
は、接続系サービスに属するサービスシナリオA〜D
と、論理系サービスに属するサービスシナリオEと、か
ら成っていることが理解されるであろう。このソフトウ
エア(状態遷移図)からは、サービスシナリオA〜D,
Eの何れを除去することも、或いは付加することも、極
めて容易であることが納得されるであろう。
ソフトウエア(本発明において用いるソフトウエア)
は、接続系サービスに属するサービスシナリオA〜D
と、論理系サービスに属するサービスシナリオEと、か
ら成っていることが理解されるであろう。このソフトウ
エア(状態遷移図)からは、サービスシナリオA〜D,
Eの何れを除去することも、或いは付加することも、極
めて容易であることが納得されるであろう。
【0022】図2は、サービスシナリオの動作説明図で
ある。各サービスシナリオは、他のソフトウエアモジュ
ールからは同一形態に見えるように、同一インタフェー
スでアクセスされるようにする。呼制御プロセスがサー
ビスシナリオを起動する場合、サービス名、サービスシ
ナリオ種別を意識せずに、どのサービスシナリオも同一
の手順で起動することが可能である。サービスシナリオ
は、制御メッセージを交換論理リソースに送ることによ
り、交換論理リソースとの制御が行われる。
ある。各サービスシナリオは、他のソフトウエアモジュ
ールからは同一形態に見えるように、同一インタフェー
スでアクセスされるようにする。呼制御プロセスがサー
ビスシナリオを起動する場合、サービス名、サービスシ
ナリオ種別を意識せずに、どのサービスシナリオも同一
の手順で起動することが可能である。サービスシナリオ
は、制御メッセージを交換論理リソースに送ることによ
り、交換論理リソースとの制御が行われる。
【0023】図3は、サービス移行法の概念図である。
あるサービスシナリオが実行されているとき、そのサー
ビスシナリオが制御しているリソースに対し、別のサー
ビスシナリオの起動がかかった場合、通常(現在郵政省
で認可されているサービスの場合)、後から割り込んだ
サービスは、サービス仕様上、割り込まれているサービ
スの呼状態を把握している。
あるサービスシナリオが実行されているとき、そのサー
ビスシナリオが制御しているリソースに対し、別のサー
ビスシナリオの起動がかかった場合、通常(現在郵政省
で認可されているサービスの場合)、後から割り込んだ
サービスは、サービス仕様上、割り込まれているサービ
スの呼状態を把握している。
【0024】このような場合、割り込まれたサービスの
サービスシナリオAを、後から割り込んだサービスのサ
ービスシナリオBに切り替え、サービス実行中には一つ
の呼制御プロセスのみ存在させることによって、サービ
ス制御が実現できる。
サービスシナリオAを、後から割り込んだサービスのサ
ービスシナリオBに切り替え、サービス実行中には一つ
の呼制御プロセスのみ存在させることによって、サービ
ス制御が実現できる。
【0025】図3では、割り込んだサービスのサービス
シナリオBが、割り込まれたサービスのサービスシナリ
オAが動作していた呼制御プロセスの実行環境下で動作
する場合を示している。サービスシナリオが切り替わる
時には、各サービスシナリオが持っている割り込みイン
タフェースや呼情報収集インタフェースによって、互い
のサービス名やサービスシナリオ種別を意識せずに引き
継ぎが行われる。
シナリオBが、割り込まれたサービスのサービスシナリ
オAが動作していた呼制御プロセスの実行環境下で動作
する場合を示している。サービスシナリオが切り替わる
時には、各サービスシナリオが持っている割り込みイン
タフェースや呼情報収集インタフェースによって、互い
のサービス名やサービスシナリオ種別を意識せずに引き
継ぎが行われる。
【0026】具体的に説明する。或るサービスシナリオ
がある呼制御プロセス上で実行されている場合で、その
サービスシナリオが制御しているリソースに対し、別の
サービスシナリオの起動がかかった場合、通常、後から
割り込んだサービスは、そのサービス仕様上、割り込み
先のサービスシナリオの呼状態を把握している。
がある呼制御プロセス上で実行されている場合で、その
サービスシナリオが制御しているリソースに対し、別の
サービスシナリオの起動がかかった場合、通常、後から
割り込んだサービスは、そのサービス仕様上、割り込み
先のサービスシナリオの呼状態を把握している。
【0027】例えば、加入者通話中に起動されるコール
ウェイティングサービス(第3者からの着信サービス
は)は、加入者が通話中であることを把握している(あ
るいは、加入者通話中の状態時のみ起動される)。この
ような状態の場合、一つ呼制御プロセス上で割り込まれ
たサービスシナリオから、割り込みサービスシナリオに
制御するシナリオを切り換える。
ウェイティングサービス(第3者からの着信サービス
は)は、加入者が通話中であることを把握している(あ
るいは、加入者通話中の状態時のみ起動される)。この
ような状態の場合、一つ呼制御プロセス上で割り込まれ
たサービスシナリオから、割り込みサービスシナリオに
制御するシナリオを切り換える。
【0028】次に、図4は、サービス共存法の概念図で
ある。今後のサービスの多様性を考慮すると、割り込ん
だサービスが割り込まれたサービスの呼状態を把握でき
ない場合がある。このような場合、両方のサービスシナ
リオは互いに独立に呼制御信号を受信し状態遷移する。
ある。今後のサービスの多様性を考慮すると、割り込ん
だサービスが割り込まれたサービスの呼状態を把握でき
ない場合がある。このような場合、両方のサービスシナ
リオは互いに独立に呼制御信号を受信し状態遷移する。
【0029】図4では、割り込んだサービスのサービス
シナリオBは、割り込まれたサービスのサービスシナリ
オAの呼制御プロセスとは異なる呼制御プロセスの実行
環境下で動作し、割り込み後は、割り込んだサービスの
サービスシナリオで、共通の交換リソースからの制御メ
ッセージ(プロセス間通信)を受信する場合を示してい
る。
シナリオBは、割り込まれたサービスのサービスシナリ
オAの呼制御プロセスとは異なる呼制御プロセスの実行
環境下で動作し、割り込み後は、割り込んだサービスの
サービスシナリオで、共通の交換リソースからの制御メ
ッセージ(プロセス間通信)を受信する場合を示してい
る。
【0030】本発明は、仮想記憶機能を具備しない交換
システムにおいては、サービスシナリオは同一空間に割
り付けられる。同一の論理アドレスが固有空間毎に多重
に割り付けられる仮想記憶機能を具備した交換システム
においては、図5に示すように、サービスシナリオ対応
のデータをサービスシナリオ毎に割り当てられた固有空
間に割り付けることも可能である。なお、図5は、サー
ビスシナリオ対応論理アドレス空間分割方式を示す説明
図である。
システムにおいては、サービスシナリオは同一空間に割
り付けられる。同一の論理アドレスが固有空間毎に多重
に割り付けられる仮想記憶機能を具備した交換システム
においては、図5に示すように、サービスシナリオ対応
のデータをサービスシナリオ毎に割り当てられた固有空
間に割り付けることも可能である。なお、図5は、サー
ビスシナリオ対応論理アドレス空間分割方式を示す説明
図である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各種交換サービスを互いに独立なサービス毎のソフトウ
エアモジュール(サービスシナリオ)で実現するため、
機能追加・変更が容易となり、サービスの並行開発が可
能であり、顧客への迅速なサービス提供が実現できると
いう利点がある。
各種交換サービスを互いに独立なサービス毎のソフトウ
エアモジュール(サービスシナリオ)で実現するため、
機能追加・変更が容易となり、サービスの並行開発が可
能であり、顧客への迅速なサービス提供が実現できると
いう利点がある。
【図1】本発明を実施する際に用いるサービスシナリオ
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】サービスシナリオの動作説明図である。
【図3】サービス移行法の概念図である。
【図4】サービス共存法の概念図である。
【図5】サービスシナリオ対応論理アドレス空間分割方
式を示す説明図である。
式を示す説明図である。
【図6】交換機の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の交換機における呼制御方式を示すための
説明図である。
説明図である。
1…通話回線、2…通話路系装置、3…処理系装置、4
…プロセッサ、5…メモリ装置
…プロセッサ、5…メモリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000005223 富士通株式会社 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 (72)発明者 片山 悦子 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 甲斐 俊洋 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 諏訪 明彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 新保 勲 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 富沢 宣幸 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 松井 学 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 交換機において、呼処理のソフトウェア
構造を、論理的なサービス制御を行うサービス階層のソ
フトウエアと、交換機の個々のリソース制御を行うリソ
ース階層のソフトウエアとに分割しておき、 サービス階層のソフトウエアでは、各種交換サービス
を、それぞれのサービス仕様に対応した処理を局在化さ
せて、他のサービスのための処理を含まないようにした
モジュール構造のソフトウェア(これをサービスシナリ
オと呼ぶ)で実現することとし、 同時に複数のサービスシナリオが同一リソースを制御す
るタイプの呼制御サービスが要求された場合には、一つ
のサービスシナリオの実行中に他のサービスシナリオの
実行に移行するサービス移行法、及び(または)一つの
サービスシナリオの実行中に他のサービスシナリオの実
行を並列して行うサービス共存法、により、要求された
呼制御サービスを実現するようにしたことを特徴とする
交換機における呼制御方式。 - 【請求項2】 請求項1に記載の交換機における呼制御
方式において、同一論理アドレスが固有空間毎に多重に
割り付けられる仮想記憶機能を前記交換機が具備する場
合には、サービスシナリオ対応のデータをサービスシナ
リオ毎に割り当てられた固有空間に割り付けて記憶する
サービス対応論理アドレス空間分割方式を採用すること
を特徴とする交換機における呼制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33703292A JPH06189352A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 交換機における呼制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33703292A JPH06189352A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 交換機における呼制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06189352A true JPH06189352A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18304808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33703292A Withdrawn JPH06189352A (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 交換機における呼制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06189352A (ja) |
-
1992
- 1992-12-17 JP JP33703292A patent/JPH06189352A/ja not_active Withdrawn
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