JPH0618671A - 放射線検出装置 - Google Patents

放射線検出装置

Info

Publication number
JPH0618671A
JPH0618671A JP17550092A JP17550092A JPH0618671A JP H0618671 A JPH0618671 A JP H0618671A JP 17550092 A JP17550092 A JP 17550092A JP 17550092 A JP17550092 A JP 17550092A JP H0618671 A JPH0618671 A JP H0618671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
detector
output
radiation
detectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17550092A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Watanabe
光男 渡辺
Takashi Yamashita
貴司 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP17550092A priority Critical patent/JPH0618671A/ja
Publication of JPH0618671A publication Critical patent/JPH0618671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な位置情報と時間情報とを同時に測定
し、かつ、同時に2つ以上の入射に対しても検知するこ
とを可能とする放射線検出装置を提供する。 【構成】 放射線を検知する一次元放射線検出器アレイ
1の出力は、個々の検出器に対応するそれぞれのアンプ
2で増幅されコンパレータ3に入力される。コンパレー
タ3は入力信号と一定レベルとを比較することにより、
入力信号を2値化する。2値化された信号は一定周期間
隔のClock Aの同期信号によりサンプリングされ、ラッ
チ回路4に一時的に保持される。ラッチ回路4によって
サンプリングされたデータはシフトレジスタ5にパラレ
ルデータとして入力されており、シリアル出力用同期信
号Clock Bによってコンピュータ6にシリアルデータと
なって出力される。データはコンピュータ6により図1
のように位置情報と時間情報を持ったデータとして解
析、表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置情報と時間情報とを
同時に測定することが可能な放射線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線の検出装置において、一定
期間の放射線の検出、または、ある瞬間の放射線の検出
を行う装置は製造されている。
【0003】また、この類似分野として、PSDによる
位置計測を行う従来例が特開昭61−266942に記
載されている。その他に、ホトンカウンティングIMD
(Intensified Multichannel Detector )により重心位
置の検出を行う技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は、主に被測定信号の測定におけるダイナミックレ
ンジが問題とされており、時間情報を同時に取ることは
考えられていない。
【0005】また、特開昭61−266942に記載さ
れている例では、PSDによる重心位置の検出であるた
め、同時に2つの入射があった場合には、個々の2つの
位置検出を行うことはできない。また、ホトンカウンテ
ィングIMDでは、順番に各素子の出力に対しCPUに
より2値化を行っているため、全素子について同一タイ
ミングでの2値化を行うことができない。よって、検出
器の位置の違いにより時間差を生じてしまい、精度が悪
くなる等の問題がある。
【0006】本発明は以上の問題に鑑み、正確な位置情
報と時間情報とを同時に測定し、かつ、同時に2つ以上
の入射に対しても検知することを可能とする放射線検出
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
め、放射線を検出する複数の検出器を隣接して配置した
検出器アレイと、検出器アレイの全ての検出器のそれぞ
れに対応して接続され、検出器の出力を2値化して検出
パルスとする2値化手段と、2値化手段のそれぞれに対
応して接続され、全ての検出器の検出パルスを同時に所
定周期の同期信号によりラッチして1周期分の検出器デ
ータを保持する保持手段と、全ての保持手段の検出器デ
ータをパラレルデータ入力とし、外部装置に対して前述
の所定周期の期間内に全てをシリアルデータとして出力
する出力手段とを有することを特徴とする。また、2値
化手段はコンパレータにより構成され、所定周期は切り
換え可能であることを特徴としても良い。
【0008】
【作用】本発明により、放射線を検出する検出器をアレ
イ状に配設し、それぞれの検出器からの出力を所定のエ
ネルギーレベルで比較して信号の入力の有無を2値化信
号に変換する。全ての各検出器からの2値化された信号
を所定周期ごとに同一タイミングでラッチを行う。この
ように、全ての各検出器からの出力信号に対し、同時に
2値化およびラッチを行うので、従来のようにデータを
転送する時間経過のために位置の違いによる測定時間の
差異の発生を無くすことができる。
【0009】そして、次のラッチを行うまでに全ての検
出器のデータを外部装置に出力し、外部装置にて逐次こ
れらのデータを記録することにより、経過時間の情報を
伴った周期毎の検出器データを記録することができる。
すなわち、正確な位置情報と時間情報とを持ったデータ
の収集が可能になる。
【0010】
【実施例】検出器として一次元放射線検出器アレイを用
いた場合の具体例を図1に示し、図に沿って説明する。
【0011】概略構成を述べると、放射線を検知する一
次元放射線検出器アレイ1の出力は、個々の検出器に対
応するそれぞれのアンプ2で増幅されコンパレータ3に
入力される。コンパレータ3は入力信号と一定レベルと
を比較することにより、入力信号を2値化する。2値化
された信号は一定周期間隔のClock Aの同期信号により
サンプリングされ、ラッチ回路4に一時的に保持され
る。
【0012】ラッチ回路4によってサンプリングされた
データはシフトレジスタ5にパラレルデータとして入力
されており、シリアル出力用同期信号Clock Bによって
コンピュータ6にシリアルデータとなって出力される。
データはコンピュータ6により図1のように位置情報と
時間情報を持ったデータとして解析、表示される。
【0013】以下、構成および動作を詳細に説明する。
【0014】一次元放射線検出器アレイ1は放射線検出
器11が直線上に並べられ構成されている。個々の放射
線検出器11からの出力は、検出器11に対応するそれ
ぞれのアンプ2により電流電圧変換および増幅が行われ
る。増幅された検出器の出力は、対応するそれぞれのコ
ンパレータ3に入力される。コンパレータ3では、一定
のスレッシュホールド電圧と比較することによってエネ
ルギー弁別を行ない、検出器の出力を信号の有無に2値
化する。2値化された検出器11の出力信号である検出
パルスは、それぞれのラッチ回路4で一定周期間隔の同
期信号Clock Aでラッチすることによってサンプリング
される。
【0015】このサンプリング間隔である同期信号の周
期は、放射線を検出したときの検出器11の一定レベル
を越える出力波形の時間幅程度が望ましい。つまり、検
出器11が検出した1つの一定レベルを越える事象、す
なわち、1つの検出事象に対して1つの事象発生データ
が得られるように設定される必要がある。
【0016】検出器アレイ1の全ての検出器11のサン
プリングされた検出器データは、シフトレジスタ5にパ
ラレル入力されている。シフトレジスタ5は、パラレル
入力されている検出器データを外部装置であるコンピュ
ータに、シリアル出力用同期信号Clock Bによってシリ
アル出力する。この時、Clock Bの周期はClock Aの周
期を検出器アレイ1の有する検出器11の数で割った値
よりも短い周期である。つまり、ラッチ回路で次のCloc
k Aによるラッチ(サンプリング)が行われる前に、全
ての検出器11のデータがコンピュータに送られている
ようにする必要がある。
【0017】データはコンピュータにより解析され、図
1に示すように位置情報と時間情報を持ったデータとし
て表示される。位置の分解能は検出器の配設間隔によ
り、時間分解能はClock Aの周期で定される。また、上
述した装置によるならば、このClock Aの周期はClock
Bの周期により制限され、さらに、このClock Bの周期
はコンピュータの動作スピードに制限される。
【0018】検出器アレイ1のうちの1つの検出器11
における出力がサンプリングされる様子を図2のタイミ
ングチャートに示し、これを説明する。
【0019】アンプ2のアンプ出力が予め設定されたス
レッシュホールド電圧を越えた時(図2中(イ))、コ
ンパレータ出力は立上がり、また、スレッシュホールド
電圧より低くなると(図2中(ロ))、コンパレータ出
力は立下がる。このコンパレータ3の出力によるパルス
信号(検出パルス)は、Clock Aによってサンプリング
される。Clock Aの同期信号中、始めに検出パルスがH
iとなったClock Aのタイミング(図2中(ハ))にお
いてラッチ回路4の出力は立上がり、検出パルスがLo
となった次のClock Aのタイミング(図2中(ニ))に
おいてラッチ回路4の出力である検出器データは立下が
る。また、図2中(ホ)のようにアンプ出力信号が連続
して入力した場合でも、検出器データが連続してHiと
なり正しく検出できることを示している。
【0020】本発明は前述の実施例に限らず様々な変形
が可能である。
【0021】実施例では、検出器11が直線的に並べら
れて一次元検出器アレイとなっているが、平面的に並べ
て二次元検出器アレイを構成しても良い。
【0022】また、外部装置はコンピュータに限らず、
コンピュータと同期していない高速動作可能なメモリで
も良い。測定時には、周期ごとにメモリのアドレスを変
えて検出器データをメモリのデータとして記憶させるこ
とにより、複数の周期分の検出器データを記憶させる。
そして、測定後にこの記憶した検出器データをコンピュ
ータに出力することにより、上述のようにコンピュータ
の動作スピードに制限されることなく、時間分解能を高
めることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、簡単な構
成で放射線計測における位置情報と時間情報を同時に、
かつ、正確に計測する装置を実現できる。
【0024】すなわち、同時に2つ以上の箇所に放射線
の入射があった場合にも、検出器アレイの各検出器でそ
れぞれ個別に検出するので判別することができ、正確な
それぞれの位置を検出することができる。また、検出器
の出力をコンピュータ等の外部装置による一括処理によ
らず、検出直後に2値化し、全ての検出器(画素)に対
して同一タイミングでラッチしたデータ、すなわち時間
的統一の取れたデータを外部装置に転送するため、従来
における外部装置に転送する際に生じる検出器の位置の
差による時間ずれを起こすことがない。よって、測定画
素全面における正確な位置検出および正確な時間的変化
の測定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の放射線検出装置を示す概略図
である。
【図2】本発明の実施例における1つの検出器のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1…検出器アレイ、11…放射線検出器、2…アンプ、
3…コンパレータ、4…ラッチ回路、5…シフトレジス
タ、6…コンピュータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線を検出する複数の検出器を隣接し
    て配置した検出器アレイと、 前記検出器アレイの全ての前記検出器のそれぞれに対応
    して接続され、前記検出器の出力を2値化して検出パル
    スとする2値化手段と、 前記2値化手段のそれぞれに対応して接続され、全ての
    前記検出器の前記検出パルスを同時に所定周期の同期信
    号によりラッチして1周期分の検出器データを保持する
    保持手段と、 全ての前記保持手段の前記検出器データをパラレルデー
    タとして入力し、外部装置に対して前記所定周期の時間
    内に全てをシリアルデータとして出力する出力手段とを
    有することを特徴とする放射線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記2値化手段はコンパレータにより構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の放射線検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記所定周期は切り換え可能であること
    を特徴とする請求項1記載の放射線検出装置。
JP17550092A 1992-07-02 1992-07-02 放射線検出装置 Pending JPH0618671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17550092A JPH0618671A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 放射線検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17550092A JPH0618671A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 放射線検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0618671A true JPH0618671A (ja) 1994-01-28

Family

ID=15997132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17550092A Pending JPH0618671A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 放射線検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618671A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191787A (ja) * 1986-02-18 1987-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放射線受像装置
JPH0447287A (ja) * 1990-06-15 1992-02-17 Toshiba Corp シリコンストリップ検出器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191787A (ja) * 1986-02-18 1987-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放射線受像装置
JPH0447287A (ja) * 1990-06-15 1992-02-17 Toshiba Corp シリコンストリップ検出器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4096992A (en) System for recognizing bar code information
EP0575933B1 (en) Apparatus for measuring skew timing errors
US4107651A (en) Glitch detector
JPS5937430A (ja) 光検出装置
US6665621B2 (en) System and method for waveform processing
US9134431B2 (en) Radiation detector
US3637991A (en) Photoelectric readout apparatus
US20070109434A1 (en) Image sensor
US5304808A (en) Method and apparatus for data sampling
JPH0618671A (ja) 放射線検出装置
EP0340393B1 (en) Position detecting circuit
JPS592842B2 (ja) 寸法測定装置
RU2031414C1 (ru) Устройство межобзорной компенсации помех для когерентно-импульсной радиолокационной станции
KR100495538B1 (ko) 방사선 검출기의 검출신호 크기와 입력시각 기록 시스템및 방법
SU1448876A1 (ru) Устройство дл контрол дефектов полированной поверхности
SU1758576A1 (ru) Анализатор амплитудно-временных параметров случайных сигналов
JPH03172979A (ja) 波形集録方法
SU1633439A1 (ru) Информационно-измерительна система
SU1654753A1 (ru) Устройство преобразовани угловой скорости в код
JPH05172655A (ja) 分布型光ファイバーセンサーの信号処理方法及び分布型光ファイバーセンサー
CN116068334A (zh) 脉冲回波定位式电缆检测仪及微弱脉冲信号探测方法
SU1283543A2 (ru) Счетчик фотонов
SU1314238A1 (ru) Счетчик фотонов
SU951347A1 (ru) Устройство дл подсчета количества объектов
RU2031443C1 (ru) Устройство для измерения геометрических параметров плоских фигур