JPH06181450A - 空間差および、または角度差におけるデジタル無線伝送システムにおけるアナログber関数を処理し、最適化する方法 - Google Patents

空間差および、または角度差におけるデジタル無線伝送システムにおけるアナログber関数を処理し、最適化する方法

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JPH06181450A
JPH06181450A JP5145735A JP14573593A JPH06181450A JP H06181450 A JPH06181450 A JP H06181450A JP 5145735 A JP5145735 A JP 5145735A JP 14573593 A JP14573593 A JP 14573593A JP H06181450 A JPH06181450 A JP H06181450A
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Adelio Conti
アデリオ・コンティ
Rocco Nobili
ロッコ・ノビリ
Paolo Troyer
パオロ・トロイエー
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Alcatel Italia SpA
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 空間差および、または角度差におけるデジタ
ル無線伝送システムにおいてアナログBER関数を処理
して最適化する方法を提供することを目的とする。 【構成】 無線リンクはアナログBER関数BERn
(φ)の最小値を探索し(ブロック87)、リンク自身に
最良の状態を確実に実現する絶対的な最小値に達するま
で、それがリンクに対して相対的な最小損害か否かを個
別化する最小値を分析する(ブロック90)ことによって
最適化されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にイタリア国特許第
1,227,559号明細書による空間差および、または角度差
におけるデジタル無線伝送システムにおけるアナログB
ER関数を処理し、最適化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人に対する前記イタリア国特許第
1,227,559号明細書において、特に図1の空間および、
角度のダイバーシティの状態で受信された少なくとも2
つの信号を結合するシステムが記載されており、図1に
は詳細な説明が上記の特許明細書により与えられたこの
ような結合システムの一般的な概略図が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムに
おいて、最小BER結合器の動作を処理するために中間
周波数評価されたBER関数を最適化することが提案さ
れている。
【0004】中間周波数評価されたBER関数は“アナ
ログBER”と呼ばれ、それは次の式(1)で表され
る。この式において、PおよびDは結合された信号のパ
ワーおよび分散の尺度であり、一方係数α、β、γおよ
びδの値は使用された変調器−復調器のタイプに依存し
ている。この式(1)は次の形で式(2)として再表記
することができる。
【0005】
【数1】 関数Rag(P)は再度結合されたデータスペクトルの
パワーを表わし、Ban(D)はこのスペクトルの分散
を表わす。
【0006】しかしながら、パワーおよび分散は再結合
位相0および減衰器T1 およびT2によって2つのチャ
ンネルに導入された減衰値の関数である。
【0007】したがって、アナログBERは以下のよう
に表されることができる: BER(φ、T1 、T2 ) 事実、アナログBERはφ、T1 、T2 の関数であるだ
けでなく、結合器への2つの入力信号に依存している。
【0008】合計ノードの上流の信号を位相シフトし、
減衰するチャンネルは主チャンネル(MAIN)と呼ば
れ、ノードの上流だけを減衰するチャンネルはダイバー
ジェントチャンネル(DIV)と呼ばれる。図1は前記
イタリア国特許第 1,227,559号明細書の図6に対応した
図面である。
【0009】この図面において、主チャンネルは合計ノ
ードの上流の信号を位相シフトし、減衰するチャンネル
であり、ダイバージェントチャンネルは合計ノードの上
流で信号を減衰するチャンネルである。図1において、
8は駆動減衰器T1 、9は駆動減衰器T2 、10は遅延ラ
イン、11は駆動位相シフタ、12は合計ノード、13はIF
増幅器、14はパワー検出フィルタ、15は検出器、16は自
動利得制御装置、17は分散測定回路網、18,19はA/D
変換器、20はマイクロプロセッサ、21,22,23:はD/
A変換器である。
【0010】エコー遅延、ノッチ深さBcdおよびノッ
チ周波数Fndによって特徴付けられる主チャンネル上
に分散を有すると仮定し、ダイバージェントチャンネル
がエコー遅延、ノッチ深さBcdおよびノッチ周波数F
ndによって特徴付けられる分散を有すると仮定する
と、主およびダイバージェントチャンネル上に存在する
選択フェイディングの動作を限定するこれらのパラメー
タに対応して、BER1(φ、T1 、T2 )が得られ
る。
【0011】2つの入力チャンネル上に存在する選択フ
ェイディングのパラメータの変化により、BER1
(φ、T1 、T2 )と異なるBERn (φ、T1 、T2
)が得られる。
【0012】したがって、互いに異なる無数の選択フェ
イディング状態に対応して無数のBERn (φ、T1 、
T2 )を定めることができる。
【0013】T1 =T2 (T1 nはT1 の公称値を示
し、T2 nはT2 の公称値を示す)の公称減衰値の形成
は以下の関数に書き換えられる: BERn (φ)=A×Ragn (φ)+B×Bann (φ) (3) BERn (φ)を最適化するために、このような関数が
いくつかの特殊性を含んでいないならば、傾斜の多少展
開された方法は最小値の点に達するのに十分である。
【0014】BERn (φ)の最適化に関する問題の1
つは、いくつかのBERn (φ)に対する最適な点を探
索することによって決定され、以下の状況が発生する; BERn (φ)=φ0 <φ<φ1 に対する定数 このような位相間隔において、BERn (φ)関数は最
小値を有する。しかしながら、主チャンネル上に存在す
る位相シフトは、2つのチャンネル上に存在する選択フ
ェイディングのパラメータの変化をできるだけ迅速に実
行することを可能にするために常に移動し続けなければ
ならない。
【0015】他方において、これはほとんどの場合に結
合信号データスペクトルを最小の劣化なしにBERn
(φ)を最小にする十分に限定された位相値の付近にお
いて非常に制限された位相振動を決定する。
【0016】この場合、BERn (φ)=定数である全
ての位相値が関数を最小にし、ここにおいてBER=定
数を持つφの大きい変化が生じる。
【0017】BER=定数により位相を変化することに
よって、顕著であることができる再結合された信号の分
散およびパワーの変化が決定される。
【0018】この状況は、BERn (φ)=B.Ban
n (0)+A.Ragn (φ)が定数と近似しているよ
うに、BERn (φ)=定数である領域においてパワー
測定Ragn (φ)の変化が分散測定Bann (φ)の
変化に対応しているために発生する。
【0019】問題は、このような状況が再結合された信
号データスペクトルの振動を決定するために小さいもの
ではないことである。
【0020】これらは、BERn (φ)が最良の結合位
相に関する表示を与えることができず、BERn (φ)
が有効な表示を与えることができるまで、最良の可能な
無線リンクを実現するために最適化されるように関数を
個別化することが必要である。
【0021】本発明の第1の目的は、特にイタリア国特
許第 1,227,559号明細書による空間差および、または角
度差におけるデジタル伝送システムにおいてアナログB
ER関数を処理し、最適化する方法を提供することであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、無
線リンクはアナログBER関数BERn (φ)の最小値
を探索し、リンク自身に最良の状態を確実に実現する絶
対的な最小値に達するまで、それがリンクに対して相対
的な最小損害か否かを個別化する前記最小値を分析する
ことによって最適化されることを特徴とする。
【0023】
【実施例】本発明の1つの観点によると、最小値を探索
したとき、およびそれを発見する前、結合位相φが変化
し、したがって最良の無線リンクを実現することを許さ
れないようなBER値があまり変化しない状況が発生
し、上記の関数(3): BERn (φ)=A×Ragn (φ)+B×Bann (φ) の少なくとも置換関数のφの関数として変化を分析す
る。
【0024】このような偶発性を参照して、BER K
n(φ)を異なる方法で式(3)における分散およびパ
ワーを加重することによって得られる関数とする。この
ような関数は倍数係数AおよびBの値が変化すると、分
散およびパワーに高い加重を与える。
【0025】したがって、定数であるBERn (φ)に
より最適化された関数がBann (φ)がRag
n (φ)より大きい加重を有するBER1n(φ)であ
る場合、およびそれがRagn (φ)がBann (φ)
より大きい加重を有するBER2n(φ)である場合を
確実に決定することが必要である。
【0026】最適化される関数がBER1n(φ)であ
る場合、図2に示されたものと同じ状況が発生し、ここ
から関数IIBann (φ)の分散最小値Mdが良好に
定められ、それはそれから離れるのに数度遊離するのに
十分であり、一方BERn (φ)は数十度に対してほと
んど一定であることが認められる。
【0027】このような状況を確実に個別化するため
に、少なくとも以下の状態が発生することが必要であ
る:1.同じ方向に位相シフタを数度移動する(すなわ
ち、同じ方向に位相シフタをn1回移動する)ことによ
って、分散Bann (φ)はある値を越える変化にさら
され、一方BERn (φ)はあまり変化しない(Dif
bをこのBER(φ)の最小変化とする)。
【0028】2.再結合されたデータスペクトルの分散
の変化は、分散の最適な点に達すると、BERn (φ)
がほぼ一定であるため、1つものもは離れることによっ
て増加しなければならず、実際に図2を参照すると1つ
のものは、関数BER1n(φ)を最適化するためにス
タートする前に最小分散点(Md)を通過しなければな
らない。
【0029】最適化される関数がBann (φ)より大
きい重さをパワーRagn (φ)が有しているBER2
n(φ)である場合、図3のものと同じ状況が存在し、
少し変化するBER(φ)によるパワーRagn (φ)
の変化(DifrをこのBERn (φ)の最小変化とす
る)を観察する前に、数度移動する(すなわち、同じ方
向に位相シフタをn2回移動する、n1<<n2)必要
があることが認められることができる。
【0030】さらに、このような場合に1つのものはゼ
ロ分散点を通過しないことを加えることが必要であり、
位相を変化することによってパワーおよび分散の両者も
変化することは事実であるが、しかし考慮されている絶
対分散値が常に高いことも事実である。
【0031】いずれにしても両場合において、例えば2
つのチャンネル上に存在するノッチが周波数においてな
くなったために、φが変化したときにBERn (φ)が
再度変化し始めると直ぐに、このような関数が再度最適
化され始める。
【0032】最良の結合位相の探索は、ほとんどの場合
にBERn (φ)に等しいが、ある特定の場合にはBE
R1n(φ)またはBER2n(φ)に等しい関数
(φ)として設計されることができる関数の最適化を伴
う(図4のブロック図)。
【0033】図4において、ブロック73に示されたBE
Rn (φ)の最適化は、まず位相φの変化を処理し(ブ
ロック74)、位相変化後のBERn (φ)、BER1n
(φ)およびBER2n(φ)の値を計算し(ブロック
75)、Funz(φ)にBERn (φ)のこの値を割当
て(ブロック76)、Funz(φ)の実際の値と基準値
Funz rif bとの間の差のモジュラスが任意の
小さい量Difbより小さいか否かを評価し(ブロック
77)、基準値Funz rif bにFunz(φ)の
この値を割当て(ブロック78)、ブロック77の試験が連
続的なn1回成功するか否かを評価し(ブロック79)、
発生されたブロック79によって示された状況を有してい
るため、Bann (φ)が位相φの連続的なn1回のシ
フト中に悪化するか否かを評価する(ブロック80)。F
unz(φ)にBER1n(φ)のこの値を割当て(ブ
ロック81)、Funz(φ)のこの値と基準値Funz
rifrとの間の差のモジュラスが任意の小さい量Di
frより小さいか否かを評価し(ブロック82)、基準値
Funz rifrにFunz(φ)のこの値を割当て
る(ブロック83)。さらに、ブロック84においてブロッ
ク82の試験が連続的にn2回成功するか否かを評価して
ブロック85でFunz(φ)にBER2n(φ)のこの
値を割当てる。位相シフトFunz(φ)が悪化された
後、ブロック86で肯定的にそれが位相(φ)のシフト方
向を反転するか否かを評価する。
【0034】BERn (φ)関数の最適化中に生じる別
の問題は、一般にこの関数が1つの最小値を有するだけ
でなく、少なくとも相対的な最小値Mrelおよび絶対
最小値Massも有することによって決定される(図3
のb)。
【0035】最小の点は、無線リンクの“乱れ”を決定
する相対的な最小値の点を有するBERn (φ)が存在
し、一方において絶対最小値がリンクが劣化しない点で
あるため等しくない。
【0036】したがって、BERn (φ)に対する最小
の点が到達されると、このような最小値が無線リンクの
ために有害な相対的な最小値であるか否かを認識するこ
とを許容し、さらに絶対最小値に達することを許容する
方法を開発することが必要である。
【0037】図5は組合せのために最適な位相φに達す
る方法に関連し、絶対最小値が個別化されるか小さい状
態にされることを可能にするために、再結合されたデー
タスペクトルがさらされるプロセスを表すブロックによ
って一体化された図4のブロック図を示す。
【0038】図5において認ることができるように、以
下のブロックが図4のブロック73乃至86に加えられる: 87: 位相の到達された点がBERn (φ)を最小化
するか否かを評価する。
【0039】88: Ban(φ)を最小化する位相値
に達した後、結合されたデータスペクトルの分散が値D
Lより大きいか否かを検査する。
【0040】90: 最小の点が絶対最小値であるか否
かを検査する。このような検査を実行するブロック図は
図8に示されている。 89: 相対的な最小の点を克服することができる位相
φのシフトを実行する 選択フェイディングによって影響を与えられた無線伝送
チャンネルの既知のベクトル表示が使用された場合、直
接的な光線Rdを表す1つおよび反射された光線Rrを
表す他の1つの2つのベクトルが得られる(図6)。
【0041】反射された光線Rrは、選択ノッチ(Ns
e)の周波数における位置に応じて直接光線Rdに関し
て異なる位相シフトθiを想定する。
【0042】空間差および、または角度差の状態で2つ
の信号を受信する結合器が存在するとき、受信された信
号はベクトルに関して特徴付けられることができる。図
7のaおよびbにおいて、ダイバージェントチャンネル
で受信された直接光線Rddおよび主チャンネルで受信
された反射光線Rdm、並びに各反射された光線Rrd
およびRrmがそれぞれ示されている。
【0043】直接光線に関する各チャンネルのそれぞれ
反射された光線RrdおよびRrmのモジュラスおよび
位相シフトは、2つの受信信号の典型的な選択フェイデ
ィングによる分散を特徴付ける。
【0044】図7のc乃至eの検査は、少なくとも3つ
の再結合位相φ1 、φ2 、φ3 においてパワーを最大に
する1つ(図7のc、φ1 =0)、および再結合された
信号パワーの損傷に対して分散を最小にする2つ(図7
のdおよびe)が存在していることを示す。
【0045】BERn (φ)を最適化することによって
得られた再結合位相は、一般に最小分散と最大パワーと
の間を平均化する位相である。
【0046】しかしながら、最小分散および最大パワー
での再結合点が無線リンクのために等しくなく、最小で
あるいくつかのBERn (φ)が存在している。
【0047】いくつかの典型的な場合は、両チャンネル
に対して、伝送時にデータスペクトルの帯域の中心周波
数に一致するか、或いはそれに近いノッチを持つ選択フ
ェイディングが存在することである。このような場合に
最小分散の再結合点が実際に一致する。
【0048】このようなBERn (φ)に対して、以下
の2つの動作を実行することを許す基準を個別化する必
要がある: 1.システムを乱すことを可能にするような無線リンク
に有害な相対的な最小値を個別化する 2.無線リンクを最適化することを許す絶対最小値上に
位置する。 最小分散再結合点と一致する無線リンクに有害なBER
n (φ)の相対的な最小値は、再結合されたデータスペ
クトルのパワーを読取ることによって個別化されること
ができる。
【0049】無線リンクに有害なBERn (φ)の相対
的な最小値がパワーを最大にする再結合点と一致する場
合は、評価し難い。
【0050】まず最初に、到達された位相がBERn
(φ)を最小にするものであるか否かを設定する必要が
あり、このような位相はある位相シフタ変移の後に確実
に到達される。事実、最小値への集中は確実に速く、そ
れは全く困難ではない。
【0051】BERn (φ)を最小にする位相に達する
と、位相シフタは同じ最小値にそれ自身ロックする位相
の近くに移動する。
【0052】したがって、ある位相値の近くのある数
(ns)の変移が実行されることを検査し、BERn
(φ)に対する最小の点が個別化されることを明らかに
することが十分であり、さらにデータスペクトル分散が
ある値DL(ブロック88)より大きい場合、個別化され
た最小値はパワーを最大にする(図5)。
【0053】しかし、いくつかのBERn (φ)に対し
てパワーを最大にする最小値が絶対最小値であるため、
結合に良好な最小値が存在していることを明らかにする
ことを可能にするようにある値より大きい再結合された
データスペクトルの分散が発生することを検査すること
は十分ではない。
【0054】結合に良好な最小値が存在していることを
明らかにすることを可能にする状態が存在しているか否
かを検査することが必要である。
【0055】このような状態は、最小分散を優先する再
結合を許すような2つのチャンネル上に存在するノッチ
の深さBcが著しく異なっているときに発生する。
【0056】以下の工程は上記の状態(図8)の存在を
確認するように展開される: 1.減衰器はある方向において不平衡にされ、T1 はあ
る量“デルタ”だけ減衰公称値を越える減衰値を持ち
(T1 a=T1 n+デルタ)、T2 は低い値を持つ(T
2 a=T2 n−デルタ)(ブロック92)。その後、それ
らはある量“デルタ”だけ減衰公称値より低い値により
T1 を、また高い値によりT2 を考慮する反対方向に不
平衡にされる(ブロック94)。
【0057】2.ある方向または別の方向における減衰
器の不平衡時に、良好な再結合のために著しく異なる2
つのノッチである深さを有する2つのチャンネルの存在
を明らかにすることができるようなアナログBERの改
良(ブロック93,95)が記録されることが検査される。
【0058】さらに本発明によると、このような改良が
存在した場合、相対的な最小値が存在していることを明
らかにすることが可能であり、そうでなければ最小値は
BERn (φ)に対して絶対的である。
【0059】図8において、以下のブロックが示されて
いる。90は図8のブロックによって実行される機能を示
す。91は各公称値T1 n、T2 nに等しい減衰器T1 、
T2により位相を最適化することによって得られるBE
Rn (φ、T1 、T2 )の最小値の値を蓄積する。92は
ある方向において2つのチャンネルの減衰レベルを不平
衡にする。このような不平衡の後の減衰値は、 T1 a=T1 n+デルタ T2 a=T2 n−デルタ ブロック93はBERn (T1 、T2 )の改良が発生する
か否かを検査するためにブロック92の不平衡を実行する
ことによって得られたBERn の値(T1 a、T2 a)
とブロック91において蓄積されたBERn の値(T1
n、T2 n)を比較する。ブロック94はブロック92のも
のと反対の方向において2つのチャンネルの減衰レベル
を不平衡にする。このような不平衡の後の減衰レベル
は、 T1 b=T1 n−デルタおよびT2 b=T2 n+デルタ ブロック95ではBERn (T1 、T2 )の改良が発生す
るか否かを検査するためにブロック94の不平衡を実行す
ることによって得られたBERn (T1 b、T2b)の
値とブロック91に蓄積されたBERn (T1 n、T2
n)の値を比較する。ブロック96でブロック93および95
の両試験が成功的でない場合にのみ、このブロックで1
つが到達し、したがってBERn (φ)に対して個別化
された最小値は絶対最小値であることが明らかにされる
ことができる。ブロック97ではブロック93および95の少
なくとも1つの試験が成功的である場合にのみ、このブ
ロックで1つが到達し、したがってBERn (φ)に対
して個別化された最小値は相対的な最小値であることが
明らかにされることができる。
【0060】試験された両場合において、あるものが無
線リンクに有害なBERn (φ)の相対的な最小値であ
ることが個別化されると、BERn (φ)の絶対最小値
に集中することができる(図5)ような方法で位相をシ
フトすることができる(ブロック89)。
【0061】BERn (φ)の相対的な最小値を個別化
する上記の方法の典型的な適用、特にパワーを最大にす
るものは、一般に選択フェイディングに対してその特徴
を評価するために空間差および、または角度差によって
保護されない無線システムで実現される以下のタイプの
Firma(図9)測定から構成される。
【0062】以下の形式により最小のBER結合器を使
用する空間差および、または角度差でシステムに対して
Firma測定を実行すると仮定する。
【0063】1.システムがダイバーシティを通して選
択フェイディングに対して保護されない場合、無線搬送
波の周波数で、高いエラー率、例えば10E−6 、10E−
5 を決定するようなノッチの深さを持つフェイディング
をチャンネル上に有すると仮定する。
【0064】2.選択フェイディングのパラメータは、
結合システムのFirmaを探索するために周波数位置
およびノッチ深さBcに対するようなチャンネルであ
る。
【0065】3.フェイディングは等しい位相を持つ2
つのチャンネル上に存在する。このような測定の結果は
図9に表されている。
【0066】この図9の領域1においてパワーを最大に
するBERn (φ)の最小値は絶対最小値であり、一方
領域2においてこのような最小値は無線リンクに有害な
相対的な最小値である。
【0067】システムの乱れた領域を表す領域3は、2
つのチャンネル上に存在するノッチの深さBcがあまり
異なっていないため、結合のためにパワーを最大にする
ものより良好な最小値が存在しない領域である。
【0068】領域4は、十分に発達されたものによりB
ERn (φ)を最適化すると、放射点方法が問題を生ぜ
ずに再結合することを許す領域である。
【0069】強調された問題はいくつかのBERn
(φ)に対して発生し、一方他のものに対して存在しな
いが、このような問題の解決方法はダイナミックな状態
における結合器の正しい動作、すなわち主およびダイバ
ージェントチャンネル上に存在する選択フェイディング
のパラメータがダイナミックに変化し、したがって互い
に異なるBERn (φ)の急速な連続が実時間で最適化
されるために重要であることに留意すべきである。
【0070】2つの別出願のイタリア国特許明細書(M
I92A 001269 case 329 ;MI92A001270 case n°330
)において、この方法の実現および改良された適応が
示されていることが指摘される。
【0071】簡明化のために、本発明は好ましい特定の
実施例を参照して説明されたが、当業者は本発明の技術
的範囲内における変形、置換等を認識するであろう。
【0072】
【課題を解決するための手段】
【0073】
【実施例】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するシステムのブロック図。
【図2】BERn 関数のグラフ。
【図3】BERn 関数のグラフ。
【図4】本発明による最適化動作のフロー図。
【図5】本発明による最適化動作のフロー図。
【図6】受信信号のベクトル図。
【図7】受信信号のベクトル図。
【図8】本発明による最適化動作のフロー図。
【図9】フェイディング測定結果を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロッコ・ノビリ イタリア国、20060 カッシナ・デ・ペッ チ(エムアイ),ビア・グラムシ 1/ビ ー (72)発明者 パオロ・トロイエー イタリア国、20099 セスト・エス・ジョ バンニ、ビア・オリアーニ 9

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間差および、または角度差におけるデ
    ジタル無線伝送システムにおいてアナログBER関数を
    処理し、最適化する方法において、 無線リンクはアナログBER関数BERn (φ)の最小
    値を探索し、リンク自身に最良の状態を確実に実現する
    絶対的な最小値に達するまで、それがリンクに対して相
    対的な最小損害か否かを個別化する前記最小値を分析す
    ることによって最適化されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 BERの最小値である最小BERは個別
    化され、それは蓄積され、チャンネル減衰器の少なくと
    も1つの不平衡が実行され、前記不平衡の影響下にあり
    改良されていないBERの形状は制御され、リンクの最
    適化を決定する絶対最小値の発見が決定されることを特
    徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1の不平衡が実行され、相対的な改良
    の存在が制御され、相対的な最小値の発見が決定される
    ことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 不平衡は第1の方向および反対方向にお
    いて2度実行されることを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 最小値を探索したとき、およびその個別
    化の前にBER値が結合位相φとして顕著な変化をせ
    ず、したがってそれは最良の無線リンクを実現すること
    を許されない状況が発生し、関数BER=A.Rag
    (φ)+B.Ban(φ)の少なくとも置換関数のφの
    関数として変化の分析が進行することを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記置換関数は図8のブロック図にした
    がって動作することによってによって個別化されること
    を特徴とする請求項5記載の方法。
JP5145735A 1992-05-25 1993-05-25 空間差および、または角度差におけるデジタル無線伝送システムにおけるアナログber関数を処理し、最適化する方法 Pending JPH06181450A (ja)

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ITMI921271A1 (it) 1993-11-25
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EP0572858A1 (en) 1993-12-08
NO931847D0 (no) 1993-05-21
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