JPH06180953A - サーボ情報書き込み装置及びサーボ情報書き込み方法と、磁気ディスク装置 - Google Patents

サーボ情報書き込み装置及びサーボ情報書き込み方法と、磁気ディスク装置

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JPH06180953A
JPH06180953A JP33085992A JP33085992A JPH06180953A JP H06180953 A JPH06180953 A JP H06180953A JP 33085992 A JP33085992 A JP 33085992A JP 33085992 A JP33085992 A JP 33085992A JP H06180953 A JPH06180953 A JP H06180953A
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magnetic disk
writing
head
disk device
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JP33085992A
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Kazuto Shimomura
和人 下村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で全磁気ディスク面にサーボ情報を書
き込むことができ、しかも、品質の良いサーボ情報を書
き込むことができるサーボ情報書き込み装置及びサーボ
情報書き込み方法と磁気ディスク装置を提供すること。 【構成】 磁気ディスク装置内に積層された複数枚の磁
気ディスク2の全ての面に、磁気ディスク装置本体の磁
気ヘッド4と幾何学的に同一な位置関係で対面するよう
に、磁気ディスク装置外部から挿入される複数のサーボ
情報書き込みヘッド22と、このサーボ情報書き込みヘ
ッド22を取着するサスペンション23と、このサスペ
ンション23を取着するアーム24と、このアームを支
持するキャリッジ25とを有し、このキャリッジ25を
エンコーダ付きのモータ26により回転させ、磁気ディ
スク2上で複数のサーボ情報書き込みヘッド22を位置
決めし、全磁気ディスク面にサーボ情報を同時に書き込
み可能な構成を有するサーボ情報書き込み装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置内に
積層された磁気ディスクに、セクタサーボ方式によるサ
ーボ情報を書き込むためのサーボ情報書き込み装置及び
サーボ情報書き込み方法と、情報記録媒体として磁気デ
ィスクを内蔵する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来使用されている磁気ディス
ク装置用サーボ情報書き込み装置の構成を示す。同図
(a)において、サーボ情報書き込み装置は、磁気ディ
スク装置の筐体1を固定するための図示しないクランパ
と、磁気ディスク装置の外部より挿入される基準信号読
み書きヘッド10と、磁気ヘッド4を任意の位置に移動
させるための駆動板12と、この駆動板12とキャリッ
ジアーム6とを接触させるための駆動ピン11と、駆動
板12を駆動させるためのステップモータ13と、この
ステップモータ13により発生した直線変位を回転変位
に変換するためのラックピニオン14と、駆動板12が
駆動されたときの移動量を検出するためのエンコーダ1
5と、スピンドルモータ3、ボイスコイルモータ7、及
びヘッドアンプ8をそれぞれ動作させる信号を磁気ディ
スク装置との間で送受するためのケーブル9と、図示し
ない駆動系制御回路及びサーボ情報のリードライト系制
御回路から構成されている。
【0003】上記した駆動板12、ラックピニオン1
4、及びエンコーダ15の回転中心は、キャリッジアー
ム6の回転中心と正確に一致するように、磁気ディスク
装置は図示しないクランパ上に固定される。上記基準信
号読み書きヘッド10は、磁気ディスク2のデータ領域
以外の外周側の任意の位置に位置決めされるように磁気
ディスク装置外部から挿入される。
【0004】上記駆動ピン11は、キャリッジアーム6
の一部と線接触しており、駆動板12を駆動することに
より磁気ディスク装置本体の磁気ヘッド4を磁気ディス
ク2上の任意の位置に自由に移動させることができる。
駆動ピン11は、図示しない磁気ディスク装置のトップ
カバーを開けた状態で磁気ディスク2の最上面に対面す
る磁気ヘッドを支持するキャリッジアームの一部に接触
する。
【0005】同図(b)は、キャリッジアーム6と、駆
動ピン11との位置関係を示した部分拡大図である。駆
動ピン11とキャリッジアーム6との接触位置の決定に
際しては、磁気ヘッド4を磁気ディスク2上の任意の位
置に精度良く位置決めするために、磁気ヘッド4、サス
ペンション5、及びキャリッジアーム6の内で、最も剛
性の高いキャリッジアーム6の部分で、磁気ヘッド先端
からの位置ずれ量が最も少なくなるようなポイントが選
択される。次に、サーボ情報の書き込み方法について、
図5及び図6を参照しつつ説明する。
【0006】まず、ケーブル9よりスピンドルモータ3
及びヘッドアンプ8に電源を投入し、ボイスコイルモー
タ7に電流を流してキャリッジアーム6を駆動させ、磁
気ヘッド4を磁気ディスク2の内周方向に移動させる向
きに力を発生させる。そして、磁気ディスク2のデータ
領域16をはずれた外周側の任意の位置に挿入された基
準信号読み書きヘッド10を介して、図示しない基準信
号発生回路により、基準信号17を磁気ディスク装置の
仕様に基づき設計された数だけ書き込む。その際、基準
信号17の個数を合わせるだけでなく、個々の基準信号
17の位相及び基準信号17の書き始めと書き終わりの
位相が一致するまで書き続ける。
【0007】次に、ステップモータ13を駆動し、ラッ
クピニオン14でキャリッジアーム6を移動させ、磁気
ヘッド4をデータ領域最外周のトラック上に位置決めす
る。この時の位置をエンコーダ15でモニターし、磁気
ヘッド4が所定の位置に位置決めされるように図示しな
い駆動系制御回路により駆動系の制御がなされる。
【0008】磁気ヘッド4の位置決めが終了した後、基
準信号読み書きヘッド10により読み込まれた基準信号
17は、図示しないインデックス信号を基準にアドレス
カウンタ18でカウントされ、図示しないホストコンピ
ュータから予めサーボ情報が記録されているパターンメ
モリ19のアドレスコードへ変換され、パターンメモリ
19上の該当するアドレスを選択する。パターンメモリ
19より読み出されたサーボ情報20は、図示しないリ
ードライト系制御回路により、磁気ディスク装置本体の
磁気ヘッド4を介して、磁気ディスク2に同心円のトラ
ックの一部として書き込まれる。このように、トラック
に書き込まれたサーボ情報20によって分割された領域
はセクタ21と呼ばれ、このようなサーボ情報の書き込
み方式を一般にセクタサーボ方式と呼んでいる。上記し
たように、従来のセクタサーボ方式によるサーボ情報書
き込み装置においては、通常、サーボ情報を書き込むた
めのヘッドとして、磁気ディスク装置本体の磁気ヘッド
が用いられる。
【0009】こうしてサーボ情報20の1トラック分の
書き込みが終了すると、上記した位置決め方法により、
磁気ヘッド4を次のトラック上へ移動させる。その際、
ステップモータ13の駆動量はあらかじめ計算されてお
り、ホストコンピュータからの指令により、正確なピッ
チで磁気ヘッド4を移動させることができる。
【0010】上記した一連のサーボ情報書き込み操作を
必要なトラック分繰り返すことにより、磁気ディスク一
面のサーボ情報の書き込みが終了する。したがって、、
磁気ディスクが複数枚の場合、全磁気ディスク面にサー
ボ情報を書き込むには、上記操作を磁気ディスクの面数
分繰り返す必要がある。これは、パターンメモリ19よ
り読み出されたサーボ情報が、磁気ディスク本体の単一
のヘッドアンプ8を介して磁気ヘッド4に送られるた
め、複数の面に同時にサーボ情報を書き込むことができ
ないからである。このため、従来のサーボ情報書き込み
方法では、磁気ディスクの積層化が進むほどサーボ情報
の書き込み時間が増大することになり、磁気ディスク装
置の生産性の向上に対して大きな障害となる。
【0011】ところで、磁気ヘッド4を位置決めする駆
動ピン11は、キャリッジアーム6に接触しているだけ
であり、磁気ディスク2に直接サーボ情報20を書き込
む磁気ヘッド4の挙動までは制御できない。このため、
サーボ情報20を書き込む際は、磁気ヘッド4の先端部
の挙動を考慮し、磁気ヘッド4の振動が収まるのに十分
な整定時間を見込んでおく必要がある。
【0012】しかしながら、サーボ情報20の書き込み
を行っているときには、磁気ディスク2と磁気ヘッド4
との間に発生する風圧や外乱等により、見込んだ整定時
間以上に磁気ヘッド4が振動したり、あるいは、整定時
間を見込みすぎて時間のロスとなったりして、サーボ情
報20の書き込み時間の最適化が図れないばかりでな
く、サーボ情報20の品質を損なうことも十分考えられ
る。
【0013】特に最近では、磁気ディスク装置の小型
化、大容量化の要望に応えるべく磁気ディスク装置の薄
型化並びに磁気ディスク2の積層化が進んでおり、これ
に伴い、磁気ヘッド4を支持するサスペンション5及び
キャリッジアーム6の剛性が低下する傾向にある。サー
ボ情報20の書き込みに際しては、磁気ヘッド4を支持
するサスペンション5やキャリッジアーム6等の剛性が
低下すると、磁気ヘッド4の整定時間が増大するため、
サーボ情報20の書き込み時間が増加するだけでなく、
サーボ情報20の品質を著しく損なうおそれもある。
【0014】上記したように、小型大容量化をめざす磁
気ディスク装置においては、磁気ディスクを複数枚積層
した場合に、如何にして精度良く、かつ、効率的にサー
ボ情報を書き込むかが重要な問題となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のサーボ情報書き込み装置では、複数枚の磁気ディ
スクにサーボ情報を書き込む際に、その磁気ディスクの
面数分の書き込み時間を必要とし、また、磁気ヘッドを
支持するサスペンション及びキャリッジアーム部の剛性
の低下に伴い、磁気ヘッドの整定時間が増大し、サーボ
情報の書き込み時間が増加するだけでなく、サーボ情報
の品質を著しく損なうおそれもあった。
【0016】そこで、本発明では、磁気ディスク装置の
磁気ディスクにサーボ情報を書き込む際に、磁気ディス
クの枚数が増えても、また、磁気ディスク装置本体の磁
気ヘッド及びサスペンションまわりの剛性が低下するよ
うなことがあってっも、磁気ディスクの一面にサーボ情
報を書き込むのと同様の書き込み時間で全磁気ディスク
面にサーボ情報を書き込むことができ、しかも、磁気デ
ィスク装置本体の剛性に依存することなく、品質の良い
サーボ情報を書き込むことができるサーボ情報書き込み
装置及びサーボ情報書き込み方法と、磁気ディスク装置
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、磁気ディスク装置内に積層された磁気
ディスクに、セクタサーボ方式によるサーボ情報を書き
込むためのサーボ情報書き込み装置において、サーボ情
報の書き込みに必要な基準信号を前記磁気ディスクに読
み書きするための基準信号読み書きヘッドと、前記磁気
ディスク装置の外部から挿入され前記磁気ディスクに対
面するように配設される複数のサーボ情報書き込みヘッ
ドと、この複数のサーボ情報書き込みヘッドを前記磁気
ディスクの所定の位置に位置決めするためのヘッド位置
決め手段と、前記複数のサーボ情報書き込みヘッドに前
記サーボ情報を並行して伝達することが可能なサーボ情
報伝達手段とを有することを特徴とするサーボ情報書き
込み装置、及び基準信号読み書きヘッドは、前記磁気デ
ィスク装置本体の磁気ヘッドであることを特徴とする請
求項1記載のサーボ情報書き込み装置、並びに、磁気デ
ィスク装置に内蔵された磁気ディスクに、セクタサーボ
方式によるサーボ情報を書き込むためのサーボ情報書き
込み方法において、サーボ情報の書き込みに必要な基準
信号を前記磁気ディスクに書き込む工程と、前記基準信
号を読み出して予めメモリに記録されているサーボ情報
のうち所定のサーボ情報を選択する工程と、選択された
前記サーボ情報をサーボ情報伝達手段を介して複数のサ
ーボ情報書き込みヘッドに並行して伝達する工程と、前
記複数のサーボ情報書き込みヘッドにより前記磁気ディ
スク面の所定の位置に前記サーボ情報を書き込む工程と
から成ることを特徴とするサーボ情報書き込み方法と、
情報記録媒体として磁気ディスクを内蔵する磁気ディス
ク装置において、前記磁気ディスク装置の筐体側面に、
前記磁気ディスク装置の厚さ方向の幅が前記磁気ディス
クの最上面と最下面との間隔よりも大きい形状の窓部を
設けたことを特徴とする磁気ディスク装置を提供するも
のである。
【0018】
【作用】本発明は、上記した構成により、以下のような
作用効果を奏するものである。
【0019】まず、サーボ情報書き込み装置において、
サーボ情報書き込みヘッドを磁気ディスク装置外部から
挿入するような構成によれば、サーボ情報書き込みヘッ
ドを磁気ディスク上の所定の位置に位置決めするための
ヘッド位置決め手段を構成するサスペンション等を、磁
気ディスク装置本体の磁気ヘッドを支持するサスペンシ
ョン等よりも高剛性にすることができる。これにより、
サーボ情報書き込み時に悪影響を及ぼすサーボ情報書き
込みヘッドの残留振動やサスペンションの共振を抑える
ことができ、磁気ヘッドの整定時間の短縮によりサーボ
情報の書き込み時間を短縮することができるとともに、
高品質なサーボ情報の書き込みが可能となる。
【0020】磁気ディスク装置本体の磁気ヘッドを基準
信号読み書きヘッドとして用いるような構成によれば、
新たに基準信号読み書きヘッドを設ける必要がないた
め、サーボ情報書き込み装置の構成を簡素化することが
可能となる。また、磁気ディスクの積層枚数が多い場合
に、どの磁気ディスクに基準信号を書き込むかが問題と
なるが、本構成によれば磁気ディスク装置本体の磁気ヘ
ッドを切り換えるだけで、任意のディスクを選択して基
準信号を書き込むことができるため、最適な基準信号の
書き込みが可能となる。
【0021】サーボ情報書き込みヘッドに並行してサー
ボ情報を伝達できるサーボ情報伝達手段を設けることに
より、磁気ディスク一面にサーボ情報を書き込むのと同
様の書き込み時間で磁気ディスクの全面にサーボ情報を
書き込むことが可能になり、サーボ情報の書き込みに要
する時間を大幅に短縮することができる。
【0022】サーボ情報書き込みヘッドを挿入できよう
に、筐体側面に窓部を設けた磁気ディスク装置によれ
ば、サーボ情報を書き込む際に磁気ディスク装置のトッ
プカバーを外す必要がなくなるため、サーボ情報書き込
み後に再度トップカバーを装着する際に、磁気ディスク
装置自体が変形することにより、書き込まれたサーボ情
報が劣化するような心配がなくなる。
【0023】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しつつ
詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明に係るサーボ情報書き込み
装置及び磁気ディスク装置の一実施例を示す概略断面図
である。なお、以下に示す各図面において、図5で示し
た磁気ディスク装置の各部分と同一部分に関しては、同
一符号を用いることにより重複説明を省略することとす
る。
【0025】図に示すように、本実施例に係るサーボ情
報書き込み装置は、磁気ディスク装置内に積層された複
数枚の磁気ディスク2の全ての面に、磁気ディスク装置
本体の磁気ヘッド4と幾何学的に同一な位置関係で対面
するように、磁気ディスク装置外部から挿入される複数
のサーボ情報書き込みヘッド22と、このサーボ情報書
き込みヘッド22を取着するサスペンション23と、こ
のサスペンション23を取着するアーム24と、このア
ーム24を支持するキャリッジ25とを有する。
【0026】キャリッジ25は、エンコーダ付きのモー
タ26により回転され、磁気ディスク2上で複数のサー
ボ情報書き込みヘッド22を同時に位置決めすることが
できる。エンコーダ付きモータ26は、図示しないモー
タ制御回路と電気的に結合されており、モータ26によ
り駆動されるキャリッジ25の回転角度をエンコーダに
より読み取り、モータ26にフィードバックすることに
よって、キャリッジ25の回転角を制御し、複数のサー
ボ情報書き込みヘッド22を対応する磁気ディスク2の
面上の所定の位置に正確に位置決めする。
【0027】このように、複数のサーボ情報書き込みヘ
ッド22を磁気ディスク装置外部から挿入するような構
成にすれば、サーボ情報書き込みヘッド22を支持する
サスペンション等を、磁気ディスク装置本体の磁気ヘッ
ドを支持するサスペンション等よりも高剛性にすること
ができる。これにより、サーボ情報書き込み時に悪影響
を及ぼすサーボ情報書き込みヘッド22の残留振動やサ
スペンション23の共振を抑えることができ、磁気ヘッ
ドの整定時間の短縮によりサーボ情報の書き込み時間を
短縮することができるとともに、高品質なサーボ情報の
書き込みが可能となる。
【0028】一方、磁気ディスク装置には、上記したサ
ーボ情報書き込みヘッド22を挿入するための窓部27
が設けられている。この窓部27は、磁気ディスクの枚
数に対応した複数のサーボ情報書き込みヘッド22を同
時に挿入できる形状を有することが必要であり、図に示
すように、磁気ディスク装置の厚さ方向の幅が、少なく
とも積層された磁気ディスク2の最上面と最下面との間
隔よりも大きい形状であることが必要である。
【0029】このように、サーボ情報書き込みヘッド2
2を挿入できように、磁気ディスク装置の筐体1の側面
に窓部27を設ける構成によれば、サーボ情報を書き込
む際に磁気ディスク装置のトップカバーを外す必要がな
くなるため、サーボ情報書き込み後に再度トップカバー
を装着する際に磁気ディスク装置自体が変形することに
より、書き込まれたサーボ情報が劣化するような心配が
なくなる。
【0030】本実施例においては、磁気ディスク装置本
体の磁気ヘッド4は、サーボ情報を書き込む際の基準信
号を読み書きするための、基準信号読み書きヘッドとし
て用いられている。これにより、新たに基準信号読み書
きヘッドを設ける必要がないため、サーボ情報書き込み
装置の構成を簡素化することが可能となる。また、磁気
ディスク2の積層枚数が多い場合に、どの磁気ディスク
2に基準信号を書き込むかが問題となるが、本実施例の
構成によれば磁気ディスク装置本体の磁気ヘッド4を切
り換えるだけで、任意の磁気ディスク2を選択して基準
信号を書き込むことができるため、最適な基準信号の書
き込みが可能となる。
【0031】なお、従来通り、基準信号読み書きヘッド
を設け、それを磁気ディスク装置の外部から図示しない
窓部を介して、磁気ディスク装置内部の所定の磁気ディ
スク面上に挿入する構成としても良い。
【0032】次に、上記したサーボ情報書き込みヘッド
22を磁気ディスク装置に挿入する位置について図2を
用いて説明する。ここで、図1で示したサーボ情報書き
込み装置の各部分と同一部分に関しては、同一符号を用
いることにより重複説明を省略することとする。
【0033】本実施例に係るサーボ情報書き込み装置に
おいては、サーボ情報書き込みヘッド22で書き込まれ
るサーボ情報が、磁気ディスク装置本体の磁気ヘッド4
で書き込みを行った場合のサーボ情報と機械的に一致す
るように、所定の位置からサーボ情報書き込みヘッド2
2を磁気ディスク装置内に挿入する。
【0034】図に示すように、サーボ情報書き込み装置
において、サーボ情報書き込みヘッド22先端のギャプ
位置28とキャリッジ25の回転中心29との距離をL
とし、磁気ディスク装置において磁気ヘッド4先端のギ
ャップ位置30とキャリッジアーム6の回転中心31と
の距離をl、スピンドルモータ3の回転中心32からキ
ャリッジアーム6の回転中心31までの距離をrとした
ときに、サーボ情報書き込みに装置のキャリッジ25の
回転中心29は、スピンドルモータ3の回転中心32か
ら半径rの円周上であって、磁気ディスク装置の筐体1
の側面と干渉しな位置に配置される。この場合L=lと
なることから、磁気ディスク2上に、磁気ディスク装置
本体の磁気ヘッド4が描く軌跡33と、サーボ情報書き
込みヘッド22が描く軌跡34とは正確に一致する。な
お、サーボ情報書き込み装置の配置が決まると、サーボ
情報書き込みヘッド22の磁気ディスク装置への挿入位
置が決まるので、磁気ディスク装置の筐体1の側面に設
けられる窓部27の位置も定まる。次に、本実施例に係
るサーボ情報書き込み装置のリードライト系の構成つい
て説明する。
【0035】図3は、上記実施例に係るサーボ情報書き
込み装置のリードライト系の概略構成を示した模式図で
ある。本実施例に係るサーボ情報書き込み装置において
基準信号読み書きヘッドとして使用される磁気ディスク
装置本体の磁気ヘッド4は、磁気ディスク装置内のヘッ
ドアンプ8から、サーボ情報書き込み装置のフィルタ3
5、波形整形回路36、2値化回路37、PLL回路3
8、アドレスカウンタ18を介して、パターンメモリ1
9に接続される。
【0036】複数のサーボ情報書き込みヘッド22に
は、それぞれ独立したリードライトアンプ39が設けら
れている。これにより、パターンメモリ19から読み出
されたサーボ情報は、セレクタ40を介して、各リード
ライトアンプ39に並行して送られ、各サーボ情報書き
込みヘッド22により、複数枚の磁気ディスク各面に同
時にサーボ情報が書き込むことが可能になる。また、書
き込んだサーボ情報を読み込んで、正確なサーボ情報の
書き込みがなされているかを検査する際にも、磁気ディ
スク各面を同時に検査できる。一方、図示しないが、単
一のヘッドアンプから、サーボ情報を各サーボ情報書き
込みヘッドに並行して送出するような構成としても、複
数枚の磁気ディスク各面に同時にサーボ情報が書き込む
ことが可能になる。但し、書き込んだサーボ情報の検査
をする際には、磁気ディスク各面を同時に検査すること
はできない。
【0037】なお、上記セレクタ40によれば、外部か
らのセレクト信号により任意のサーボ情報書き込みヘッ
ド22を選択してサーボ情報を送出することも可能であ
る。但し、セレクタ40は特に設けなくても良い。
【0038】次に、サーボ情報書き込み方法の概略につ
いて説明する。まず、図4に示すように、基準信号読み
書きヘッドとして用いられる磁気ディスク装置本体の磁
気ヘッド4をサーボ情報が書き込まれる磁気ディスク2
上のデータ領域41をはずれた磁気ディスクの外周ある
いは内周の非データ領域42上に位置決めするため、ボ
イスコイルモータ駆動回路43によりボイスコイルモー
タの駆動コイル44へ適切量の電流を流す。この電流を
制御することにより、磁気ヘッド4及びサスペンション
5を取着するキャリッジアーム6の一端を、図に示すよ
うに内周側ハードストップ45もしくは外周側ハードス
トップ46へ押しつけて固定することにより、磁気ヘッ
ド4を磁気ディスク2上の非データ領域41上に位置決
めする。そして、サーボ情報を書き込む際に用いられる
基準信号を、磁気ディスク装置の仕様に基づき設計され
た数だけ書き込む。
【0039】基準信号の書き込みが終了した後、図1で
示したエンコーダ付きモータ26を駆動し、全てのサー
ボ情報書き込みヘッド22を各磁気ディスク面上の所定
の位置に位置決めする。その際、エンコーダによりモニ
ターし、サーボ情報書き込みヘッド22が所定の位置に
位置決めされるように、図示しない駆動系制御回路によ
り駆動系の制御がなされる。
【0040】サーボ情報書き込みヘッド22の位置決め
が終了した後、磁気ディスク装置本体の磁気ヘッド4に
より読み込まれた基準信号は、図示しないインデックス
信号を基準にアドレスカウンタ18でカウントされ、図
示しないホストコンピュータから予めサーボ情報が記録
されているパターンメモリ19のアドレスコードへ変換
され、パターンメモリ19上の該当するアドレスを選択
する。パターンメモリ19より読み出されたサーボ情報
は、図3で示したリードライトアンプ39を介して、サ
ーボ情報書き込みヘッド22により、磁気ディスク2に
同心円のトラックの一部として書き込まれる。
【0041】以上示した一連のサーボ情報書き込み操作
を必要なトラック分繰り返すことにより磁気ディスク全
面のサーボ情報の書き込みが終了する。このように、本
実施例の構成によれば、磁気ディスクの一面にサーボ情
報を書き込むのと同様の書き込み時間で、複数枚の磁気
ディスクの全面に同時にサーボ情報を書き込むことが可
能であり、サーボ情報の書き込みに要する時間を大幅に
短縮することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ディスク装置の磁気ディスクにサーボ情報を書き込
む際に、磁気ディスクの枚数が増えても、また、磁気デ
ィスク装置本体の磁気ヘッド及びサスペンションまわり
の剛性が低下するようなことがあってっも、磁気ディス
クの一面にサーボ情報を書き込むのと同様の書き込み時
間で全磁気ディスク面にサーボ情報を書き込むことがで
き、しかも、磁気ディスク装置本体の剛性に依存するこ
となく、品質の良いサーボ情報を書き込むことができる
サーボ情報書き込み装置及びサーボ情報書き込み方法
と、磁気ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーボ情報書き込み装置及び磁気ディスク装置
の一実施例を示す概略断面図。
【図2】サーボ情報書き込みヘッドを磁気ディスク装置
に挿入する位置を示す模式図。
【図3】サーボ情報書き込み装置のリードライト系の概
略構成を示した模式図。
【図4】磁気ディスク装置本体の磁気ヘッドの位置決め
方法を説明するための説明図。
【図5】従来の磁気ディスク装置サーボ情報書き込み装
置の概略構成図。
【図6】サーボ情報の書き込み方法を説明するための説
明図。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置の筐体 2 磁気ディスク 3 スピンドルモータ 4 磁気ディスク装置本体の磁気ヘッド 5 磁気ディスク装置本体のサスペンション 6 磁気ディスク装置本体のキャリッジアーム 7 ボイスコイルモータ 8 ヘッドアンプ 18 アドレスカウンタ 19 パターンメモリ 22 サーボ情報書き込みヘッド 23 サーボ情報書き込み装置のサスペンション 24 サーボ情報書き込み装置のアーム 25 サーボ情報書き込み装置のキャリッジ 26 エンコーダ付きモータ 27 窓部 35 フィルタ 36 波形整形回路 37 2値化回路 38 PLL回路 39 リードライトアンプ 40 セレクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置内に積層された磁気デ
    ィスクに、セクタサーボ方式によるサーボ情報を書き込
    むためのサーボ情報書き込み装置において、サーボ情報
    の書き込みに必要な基準信号を前記磁気ディスクに読み
    書きするための基準信号読み書きヘッドと、前記磁気デ
    ィスク装置の外部から挿入され前記磁気ディスクに対面
    するように配設される複数のサーボ情報書き込みヘッド
    と、この複数のサーボ情報書き込みヘッドを前記磁気デ
    ィスクの所定の位置に位置決めするためのヘッド位置決
    め手段と、前記複数のサーボ情報書き込みヘッドに前記
    サーボ情報を並行して伝達することが可能なサーボ情報
    伝達手段とを有することを特徴とするサーボ情報書き込
    み装置。
  2. 【請求項2】 前記基準信号読み書きヘッドは、前記磁
    気ディスク装置本体の磁気ヘッドであることを特徴とす
    る請求項1記載のサーボ情報書き込み装置。
  3. 【請求項3】 磁気ディスク装置に内蔵された磁気ディ
    スクに、セクタサーボ方式によるサーボ情報を書き込む
    ためのサーボ情報書き込み方法において、サーボ情報の
    書き込みに必要な基準信号を前記磁気ディスクに書き込
    む工程と、前記基準信号を読み出して予め記憶手段に記
    録されているサーボ情報のうち所定のサーボ情報を選択
    する工程と、選択された前記サーボ情報をサーボ情報伝
    達手段を介して複数のサーボ情報書き込みヘッドに並行
    して伝達する工程と、前記複数のサーボ情報書き込みヘ
    ッドにより前記磁気ディスク面の所定の位置に前記サー
    ボ情報を書き込む工程とから成ることを特徴とするサー
    ボ情報書き込み方法。
  4. 【請求項4】 情報記録媒体として磁気ディスクを内蔵
    する磁気ディスク装置において、前記磁気ディスク装置
    の筐体側面に、前記磁気ディスク装置の厚さ方向の幅が
    前記磁気ディスクの最上面と最下面との間隔よりも大き
    い形状の窓部を設けたことを特徴とする磁気ディスク装
    置。
JP33085992A 1992-12-11 1992-12-11 サーボ情報書き込み装置及びサーボ情報書き込み方法と、磁気ディスク装置 Pending JPH06180953A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6373654B1 (en) 1997-03-19 2002-04-16 Fujitsu Limited Disk device and apparatus for writing reference signal into the device
KR100383639B1 (ko) * 1996-04-16 2003-07-10 삼성전자주식회사 뱅크 서보라이트를 위한 전치증폭기의 회로
KR100585053B1 (ko) * 1998-02-20 2006-08-30 삼성전자주식회사 하드디스크 서보라이팅 장치 및 방법

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