JPH06180629A - ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメニュ定義方法 - Google Patents

ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメニュ定義方法

Info

Publication number
JPH06180629A
JPH06180629A JP33195292A JP33195292A JPH06180629A JP H06180629 A JPH06180629 A JP H06180629A JP 33195292 A JP33195292 A JP 33195292A JP 33195292 A JP33195292 A JP 33195292A JP H06180629 A JPH06180629 A JP H06180629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
menu
pen
item
display
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33195292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3495054B2 (ja
Inventor
Aki Ueda
亜紀 植田
Yuichi Inoue
勇一 井上
Koji Kinoshita
幸二 木下
Toshiya Goto
敏也 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Computer Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33195292A priority Critical patent/JP3495054B2/ja
Publication of JPH06180629A publication Critical patent/JPH06180629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3495054B2 publication Critical patent/JP3495054B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ペン入力型のパーソナルコンピュ
ータに於いて、処理手続きを選択するためのアイテムを
使用用途、使用頻度、作業順序等に応じて任意に設定し
変更でき、常に操作性の良いアイテム配置によるメニュ
画面が表示できることを特徴とする。 【構成】メインメモリ13に格納された、アイテム表示
領域をもつペンメニュ画面上のアイテム表示領域に配置
されるそれぞれが固有の処理手続きを実行する複数種の
表示アイテム部品と、この表示アイテム部品を呼出し上
記アイテム表示領域内の任意の位置に設定する処理プロ
グラムとをもとにアイテムを指定された位置に設定する
CPU11とを具備してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンメニュ画面上の表
示アイテムをペンのタップ操作で選択することにより、
その選択されたアイテムに固有の処理を実行する機能を
備えた、ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメ
ニュ定義方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラップトップタイプ、ノートブッ
クタイプ、或いはペン入力型パーソナルコンピュータ等
のポータブルコンピュータに於いては、各種アプリケー
ションソフトウェアによる作業を実行する際、その作業
開始に先立って、システム動作の基本ソフトウェアとな
るOS(オペレーティングシステム)をフロッピーディ
スク、ハードディスク等から主記憶内にインストールす
る処理作業、実行コマンドの入力作業等、各種の操作と
作業が必要となり、このため特に初心者には使い勝手が
悪いという操作上の問題があった。
【0003】又、近年のパーソナルコンピュータには、
使い勝手を考慮して、電源投入に伴い、先ず作業選択の
ための複数のアイコンをもつメニュ画面を表示画面に表
示し、そのメニュ画面上で任意の処理作業を選択できる
機能をもつ装置が存在する。
【0004】しかしながら従来のこの種装置のメニュ画
面は、選択対象となる複数個のアイコンがそれぞれメニ
ュ画面上の予め定められた表示位置に固定配置され、更
に、初期のアイコン選択位置も固定であることから、実
行しようとする作業が初期のアイコン選択位置にないと
き、その都度、位置の移動操作を含む選択操作が必要と
なり、又、パーソナル使用に適合したアイコン配置でな
いことが多いことから、使い勝手が悪く、作業性が悪い
という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のペン入力型パーソナルコンピュータ等のポータブルコ
ンピュータに於いては、システム立上げ時に、システム
動作の基本ソフトウェアとなるOSの読込作業、コマン
ド入力作業等、各種の操作が必要となることから特に初
心者には使い勝手が悪いという操作上の問題があり、
又、作業選択のためのアイコンをもつメニュ画面上で任
意の処理作業を選択できるようにした装置に於いては、
選択対象となる複数個のアイコンがそれぞれ予め定めら
れた位置に固定配置され、更に初期のアイコン選択位置
も固定であることから、実行しようとする作業が初期の
アイコン選択位置にないとき、その都度、位置の移動操
作を含む選択操作が必要となり、アイコン配置も使用用
途に適合しない場合が多いことから、作業性、操作性が
悪いという問題がある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
ペン入力型のパーソナルコンピュータに於いて、処理手
続きを選択するためのアイテムを使用用途、使用頻度、
作業順序等に応じて任意に設定し変更でき、常に操作性
の良いアイテム配置によるメニュ画面が表示できるペン
デバイスをもつデータ処理装置及びメニュ定義方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、ペン
入力用タブレットと表示面部が一体化されたペンデバイ
スをもつデータ処理装置に於いて、複数種の表示アイテ
ム部品を格納した格納手段から取り出した表示アイテム
部品をペンメニュ画面上のアイテム表示領域内の任意の
位置に設定する手段を有して、ペンメニュ画面上のアイ
テム表示領域に、用途に応じて選択した複数個のアイテ
ムを任意の位置に任意の形態で設定できることを特徴と
する。
【0008】又、本発明は、ペン入力用タブレットと表
示面部が一体化されたペンデバイスをもつデータ処理装
置に於いて、複数種の表示アイテム部品を格納した格納
手段から必要とする表示アイテム部品を標準表示アイテ
ムの代替部品又は追加部品として取り出し、ペンメニュ
画面上のアイテム表示領域内の任意の位置に設定する手
段を有して、ペンメニュ画面上のアイテム表示領域に、
標準表示アイテムの固定配置による固定フォームのペン
メニュ画面に特定されない、用途に応じた任意に可変自
在なペンメニュ画面を設定できることを特徴とする。
【0009】又、本発明は、ペンメニュを定義するテキ
スト形式のメニュ定義ファイルを呼出して、そのファイ
ルの内容を表示する手段と、上記表示されたメニュ定義
ファイル内の任意の定義情報を書き替えて定義内容を変
更する手段とを有して、メニュ定義ファイルの内容操作
により、ペンメニュの表示アイテムを任意かつ容易に設
定できることを特徴とする。
【0010】又、本発明は、アイコン及びタイトルでな
る複数の表示アイテムが設定可能なペンメニュ画面を定
義するメニュ定義ファイルの格納手段と、上記メニュ定
義ファイルを呼出し、同ファイルの内容を表示する手段
と、上記表示されたメニュ定義ファイル上で、表示アイ
テムのタイトルフォントサイズを設定する手段とを備え
て、メニュ定義ファイルを用い、ペンメニュ画面内の表
示アイテムのタイトルフォントサイズを任意に設定でき
ることを特徴とする。更に、タイトルの表示枠をタイト
ル文字数とフォントサイズ、又はそのいずれかに応じて
可変する機能を備えることで、各アイテム毎にそれぞれ
適性表現のタイトルを設定できる。
【0011】又、本発明は、複数種の表示アイテムが設
定可能なペンメニュを定義するテキスト形式のメニュ定
義ファイルを呼出し、その定義に従うペンメニュ画面を
表示する手段と、このペンメニュ画面上で特定のアイテ
ムが選択されたとき、又は特定のコマンドが入力された
とき、上記格納されたメニュ定義ファイルのファイル内
容を表示する手段と、上記表示されたメニュ定義ファイ
ル上で、処理手続きを実行させる表示アイテムに、処理
実行時のスクリーンモードを設定し定義する手段とを備
えて、メニュ定義ファイルを用い、処理手続きを実行さ
せる表示アイテム毎に、任意のスクリーンモードを設定
できることを特徴とする。
【0012】又、本発明は、ペンメニュを定義するテキ
スト形式のメニュ定義ファイルを呼出し、そのファイル
の定義に従うペンメニュ画面を表示する手段と、メニュ
定義ファイルのファイル内容を表示する手段と、表示さ
れたメニュ定義ファイル上で、同ファイルのアイテム表
示領域の背景画面(背景色又は背景模様等)を設定し定
義する手段とを備えて、メニュ定義ファイルを用い、各
メニュ画面の背景画面を特定できることを特徴とする。
【0013】又、本発明は、ペンメニュを定義するテキ
スト形式のメニュ定義ファイルを呼出し、そのファイル
の定義に従うペンメニュ画面を表示する手段と、メニュ
画面上に設けられた日付・時刻設定のための特定のアク
セサリーアイテムと、上記メニュ画面上で特定のアクセ
サリーアイテムが選択されたとき、上記メニュ定義ファ
イルの定義内容に従う日付・時刻の設定画面を表示する
手段と、上記日付・時刻の設定画面上で設定内容に従い
日付・時刻が訂正される時計モジュールと、この時計モ
ジュールの計時内容に従う現在の日付・時刻を上記ペン
メニュ画面上の特定表示領域に表示する手段とを備え
て、現在時刻をペン操作により容易に訂正できることを
特徴とする。
【0014】又、本発明は、ペンメニュを定義するテキ
スト形式のメニュ定義ファイルを呼出し、そのファイル
の定義に従うペンメニュ画面を表示する手段と、メニュ
画面上に設けられた手書き文字入力基本練習のための特
定のアクセサリーアイテムと、上記メニュ画面上で特定
のアクセサリーアイテムが選択されたとき、上記メニュ
定義ファイルの定義内容に従う手書き文字入力基本練習
のための入力画面を表示する手段と、上記入力画面上で
入力された手書き文字の特徴データが登録される個人辞
書とを備えて、手書き文字入力時に、個人辞書を参照す
ることで、手書き文字認識率を向上できることを特徴と
する。
【0015】又、本発明は、ペンメニュを定義するテキ
スト形式のメニュ定義ファイルを呼出し、そのファイル
の定義に従うペンメニュ画面を表示する手段と、上記メ
ニュ画面上に設けられた別メニュ呼出し用アイテムと、
上記メニュ画面上で別メニュ呼出し用アイテムが選択さ
れたとき、上記メニュ定義ファイルの定義内容に従う、
上記別メニュ呼出し用アイテムに対応付けされた別メニ
ュ画面を表示する手段とを具備し、別メニュ画面上で、
処理手続きを実行させるための複数のアイテムを設定し
選択できる構成として、実行可能なアプリケーションを
系列分けできることを特徴とする。更に、別メニュを階
層構造とすることにより、アプリケーションを使用頻度
順等に系列分けできることを特徴とする。
【0016】又、本発明は、ペン入力用タブレットと表
示面部が一体化されたペンデバイスをもつデータ処理装
置に於いて、ペンメニュ画面の内容を変更する際に、ペ
ンメニュ画面上でペンメニュ画面の内容を変更するため
の特定アイテムが選択され又は特定コマンドがキー入力
されたとき、上記ペンメニュ画面を定義するメニュ定義
ファイルの内容を表示画面上に呼出し、同表示画面上で
ファイル内容を書き替えてペンメニュ画面の内容を変更
する、ペンメニュ定義方法としたことにより、任意のペ
ンメニュ画面を容易に作成し変更できることを特徴とす
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係わるポータ
ブルコンピュータのシステム構成が示されている。
【0018】このポータブルコンピュータは液晶表示パ
ネルとこれに一体に設けられた透明タブレットとを有す
るペン入力型のパーソナルコンピュータであり、このシ
ステムは、CPU11、入出力ゲートアレイ(I/O
GA)12、メインメモリ13を備えている。メインメ
モリ13は、ローカルバス1に接続されている。
【0019】また、このシステムには、BIOS−RO
M15、リアルタイムクロック(RTC)16、スーパ
ーインテグレーション回路(SI)26、液晶コントロ
ーラ(液晶CNT)27、第1,第2のICカードコン
トローラ(IC−CNT)28,29、キーボードコン
トローラ(キーボードCNT)30が設けられており、
これらはISA(International Standard Associa
tion)仕様のシステムバス2に接続されている。
【0020】CPU11としては、米インテル社により
製造販売されているマイクロプロセッサ80386SL
またはその互換プロセッサが使用される。このCPU1
1は、異なる3つの動作モード、つまりリアルモード、
プロテクトモード、仮想86モードで動作できる。リア
ルモードは、最大で1Mバイトのメモリ空間をアクセス
できるモードであり、セグメントレジスタで表されるベ
ースアドレスからのオフセット値で物理アドレスが決定
される。プロテクトモードは1タスク当たり最大16M
バイトのメモリ空間をアクセスできるモードであり、デ
ィスクプリタテーブルと称されるアドレスマッピングテ
ーブルを用いて物理アドレスが決定される。仮想86モ
ードは、リアルモードで動作するように構成されたプロ
グラムをプロテクトモードで動作させるためのモードで
あり、リアルモードのプログラムはプロテクトモードに
おける1つのタスクとして扱われる。
【0021】また、このCPU11は、各種I/Oをア
イドル時にパワーダウンするといった低消費電力のため
のパワーセーブモードを有している。このパワーセーブ
モードには、サスペンドモードがある。サスペンドモー
ドは、最も電力消費の少ないパーワーセーブモードであ
る。サスペンドモードでは、アプリケーションプログラ
ムの再スタートに必要なデータが記憶されているメモリ
以外は、システム内の全てのユニットはパワーダウンさ
れる。このサスペンドの機能は、前述のマイクロプロセ
ッサ80386SLまたはその互換プロセッサによって
サポートされているシステム管理割り込み(SMI;S
ystem Management Interrupt)を利用して起動する
ことができる。
【0022】CPU11の持つ割り込みには、SMIの
他、マスク不能割り込み(NMI;Non−Maskable I
nterrupt)、およびマスク可能割り込み(INTR;M
askable Interrupt)がある。SMIは、マスク不能割
り込みの一種であるが、前述のNMIやINTRよりも
優先度の高い、最優先度の割り込みであり、CPU11
の割り込み要求入力SMIをアクティブにすることによ
ってパワーセーブに関する種々のSMIサービスルーチ
ンを起動することができる。
【0023】レジューム処理ルーチンは、システムをサ
スペンドモードから復帰させてサスペンドモード前の状
態からアプリケーションプログラムを再スタートさせる
ためのものであり、ここでは、セーブされているシステ
ムステータスおよびユーザデータのリストアが実行され
る。
【0024】I/Oゲートアレイ12は、CPU11お
よびメモリのサポート機能を実現するための専用ロジッ
クであり、ローカルバス1に接続されたメインメモリ1
3、増設メモリカード25とCPU11との間の入出力
制御を始め、システムバス2に接続された各種ユニット
とCPU11との間の入出力制御を行なう。また、この
I/Oゲートアレイ12には、システム制御に必要な機
能を実現するためのユニット、つまり、直接メモリアク
セス制御のためのDMAコントローラ、割り込みコント
ローラ(PIC;Programmable Interrupt Contr
oller )、タイマ(PIT;Programmable Interval
Timer )、シリアルI/Oコントローラ(SIO;S
erial Input/Output Controller )が内蔵されてい
る。
【0025】CPU11およびI/Oゲートアレイ12
間の通信は、専用のインターフェース線を介して実行さ
れる。CPU11とI/Oゲートアレイ12間のインタ
ーフェース信号には、例えば、CPU11のSMI機能
を制御するための信号等が含まれている。
【0026】すなわち、CPU11の割り込み要求入力
SMIには、I/Oゲートアレイ12から出力されるア
クティブローのSMI信号が供給される。このSMI信
号は、例えば、I/Oゲートアレイ12の内部タイマか
らの要求や、リアルタイムクロック(RTC)16、電
源コントローラ(PSC)31等の外部ユニットからの
要求に応じて発生される。例えば、電源コントローラ
(PSC)31からの要求は、システムの電源をオン/
オフ制御する電源スイッチ311がオフされた時や、バ
ッテリ312の容量低下(ローバッテリ状態)が検出さ
れた時等に発生される。
【0027】メインメモリ13は、例えば、標準で4M
バイトの記憶容量を有しており、ここには、オペレーテ
ィングシステム、処理対象のアプリケーションプログラ
ム、およびアプリケーションプログラムによって作成さ
れたユーザデータ等が格納される。オペレーティングシ
ステムは、ペン入力をサポートするI/Oシステムを含
むものであり、CPU11のプロテクトモードで動作す
るように構成されている。また、このオペレーティング
システムには、システムがサスペンドモードに移行する
時にメインメモリ13のユーザデータをハードディスク
35にセーブするサスペンド処理プログラムが組み込ま
れている。このオペレーティングシステムとしては、例
えば、米GO社によって開発、販売されているペンポイ
ントを使用することができる。即ち、PENMENU.DEF 13
a、PENMENU.ICN 13b、PENMENU.COM 13c、PENMEN
U.EXE 13dである。以下、このオペレーティングシス
テムを特殊OSと称し、オペレーティングシステムによ
って実行されるサスペンド処理を特殊OSサスペンド処
理と称する。
【0028】増設メモリカード25は、コンピュータ本
体に設けられた88ピンの専用カードスロットにオプシ
ョン接続される。この増設メモリカード25は、専用の
DRAMカードであり、2Mバイト、4Mバイト、8M
バイト、16Mバイト等の種類がある。
【0029】BIOS−ROM15は、BIOS(Bas
ic I/O System )を記憶するためのものであり、
プログラム書き替えが可能なようにフラッシュメモリに
よって構成されている。BIOSは、リアルモードで動
作するように構成されている。このBIOSには、電源
投入時にメモリや各種ハードウェアデバイスのテストお
よび初期設定するためのIRTルーチンとオペレーティ
ングシステムからの要求にしたがって各種ハードウェア
デバイスを制御するための各種デバイスドライバと、サ
スペンドSMIルーチンおよびレジュームSMIルーチ
ン等を含むSMIサービスプログラムと、実行するSM
Iサービスルーチンを決定するためのSMIハンドラ等
が含まれている。
【0030】SMIハンドラは、SMIが発生した時に
最初に起動されるBIOS内のプログラムであり、これ
によって、SMIの発生要因のチェックや、その発生要
因に対応したSMIサービスルーチンの呼び出しが実行
される。
【0031】リアルタイムクロック(RTC)16は、
独自の動作用電池を持つ時計モジュールであり、その電
池から常時電源が供給されるCMOS構成のスタティク
RAM(以下、CMOSメモリと称する)を有してい
る。このCMOSメモリは、システム構成を示すセット
アップ情報の格納等に利用される。
【0032】スーパ−インテグレーション(SI)26
は、電源コントローラ(PSC)31、RS232Cコ
ネクタ34と接続され、これらとの間でシリアルデータ
による通信制御を行なう一方、フロッピーディスクコネ
クタ(FDDコネクタ)32、プリンタ/フロッピーデ
ィスクコネクタ(PRT/FDDコネクタ)33、ハー
ドディスクドライブ(HDD)35及びタブレットコン
トローラ26と接続され、それぞれとの間でパラレルデ
ータによる通信制御を行なう。
【0033】また、スーパ−インテグレーション(S
I)26には、ステータスレジスタ261が設けられて
いる。このステータスレジスタ261は、電源コントロ
ーラ(PSC)31の状態を示すためのものであり、図
4に示されているように、8ビットレジスタから構成さ
れている。
【0034】このステータスレジスタ261のビット7
(B7)は、ローバッテリ状態の有無を示すものであ
り、ローバッテリ状態の時は“1”、ローバッテリ状態
でない時は“0”にセットされる。ビット6(B6)
は、ACアダプタ313の接続の有無を示すものであ
り、ACアダプタが接続されている時は“1”、接続さ
れてない時は“0”にセットされる。ビット5(B5)
は、電源スイッチ311のオン/オフを示すものであ
り、オフされた時は“1”、オンされた時は“0”にセ
ットされる。
【0035】電源コントローラ(PSC)31は、CP
U21からの指示に応じて各ユニットへの電源供給を制
御するためのものであり、CPU21との通信は、スー
パ−インテグレーション(SI)26内のコマンドレジ
スタを介して実行される。この電源コントローラ(PS
C)31は、電源スイッチ311のオフ操作を検出した
時、SMI発生求信号をI/Oゲートアレイ12に供給
すると共に、ステータスレジスタ261のビット5を
“0”にセットする。また、電源コントローラ(PS
C)31は、ローバッテリを検出した際には、SMI発
生要求信号をI/Oゲートアレイ12に供給すると共
に、ステータスレジスタ261のビット7を“1”にセ
ットする。
【0036】さらに、電源コントローラ(PSC)31
は、システムがパワーオフの状態においてもバックアッ
プ電源BKを発生し、それをメインメモリ13、SM−
RAM14、画像メモリ(VRAM)38に供給する。
【0037】フロッピーディスクコネクタ32はフロッ
ピーディスクドライブ(第1FDD)42をオプション
接続するときに用いるコネクタであり、プリンタ/フロ
ッピーディスクコネクタ33はプリンタあるいはフロッ
ピーディスク装置(第2FDD)43をオプション接続
するときに用いるコネクタである。
【0038】HDD35には、メニュー定義ファイルPE
NMENU.DEF 、アイコンリストのファイルPENMENU.ICN 、
メニュー実行ファイルPENMENU.COM ,PENMENU.EXE 、日
時の設定プログラムP DATE、ペン先位置調整プログラム
P SETPEN、手書き練習プログラムP TEGAKI、かな漢字変
換練習プログラムP KTOK、処理中断−確認プログラムP
PAUSE 、処理継続(YES/NO)プログラムP YESNO
、処理中断−選択プログラムP SELECT、背景パターン
生成データBACK、アイテム表示生成データPDIC等が格納
されている。
【0039】タブレットコントローラ36は、透明タブ
レット37を介してスタイラスペンによって入力される
座標点を検出し、それをスーパーインテグレーション2
6、システムバス2Bを介してI/Oゲートアレイ12
へ送出する。
【0040】液晶コントローラ27は、液晶表示パネル
39の表示制御を行なうものであり、システムバス2を
介してCPU11から送られてくる表示データを画像メ
モリ(VRAM)38に展開し、それを液晶表示パネル
39に表示する。液晶表示パネル39は、例えば縦64
0ドット×横480ドットのドットマトリックスで構成
される透過型のものであり、例えば蛍光表示管(以下
「FL」と略称する)を用いたバックライト40がその
背面側に配置されている。
【0041】ICカードコントローラ28,29は、6
8ピンのPCMCIA(PersonalComputer Memory
Card International Associatuon)カード44,4
5のリード/ライト制御を行なう。キーボードコントロ
ーラ30は、オプション接続されるキーボード46のキ
ー入力制御を行なう。
【0042】図2には、前記ペン入力型パーソナルコン
ピュータのHD35に登録されているのアイコンが一覧
表示されている。アイコン1〜アイコン5及びアイコン
19はユーザーアプリを登録するためのものであり、こ
こにはユーザーが所望のアプリケーションプログラムを
登録できる。アイコン6,アイコン7及びアイコン20
はサブメニュウ画面を呼び出すためのアイコンである。
アイコン8はオペレーティングシステム(DOS)を軌
道するためのアイコンである。アイコン9及びアイコン
18は、。アイコン10は、処理の終了を指定するアイ
コンである。アイコン11は、サブメニュウ画面からペ
ンメニュウ画面に戻ることを指示するためのアイコンで
ある。アイコン12は、カレンダーや日時を指定するた
めのアクセサリーアイコンである。アイコン13は、ペ
ン位置調整のためのアイコンである。アイコン14は、
セットアップメニュウプログラムを起動するためのアイ
コンである。アイコン15は、基本練習プログラムを起
動するもので、アイコン16は手書き練習プログラムを
起動するもので、アイコン17はかな漢変換プログラム
を起動するためのアイコンである。
【0043】「ペンメニュー」とは、処理手続きに登録
されたコマンドを、ペンにより簡単に選択実行するため
のものである。処理手続きの選択は、アイテムのシンボ
ルとして設定されている表示アイテム(アイテムアイコ
ン、アイテムタイトル)を選択することにより行う。
【0044】「アイテム」とは、メニューの中で選択実
行することの可能な最小のまとまりで、表示アイテムと
してのアイテムアイコンとアイテムタイトルと、処理手
続きとしての1個以上のコマンドと、アイテムの機能説
明をする機能ガイダンスから構成されている。
【0045】処理手続きに登録可能なコマンドには、一
般のコマンドとペンメニューのコマンドがある。一般の
コマンドには、「一太郎」のようなアプリケーションプ
ログラムや、MS−DOSのコマンド、ユーティリティ
ーとして流通しているプログラムのほか、自作のプログ
ラムなどがある。
【0046】ペンメニューのコマンドには、ペンメニュ
ーが解釈して実行するコマンド(制御コマンド)と、ペ
ン入力メニューに付属のコマンド(アクセサリーコマン
ド、サービスコマンド)がある。なお、サービスコマン
ドは、バッチファイル内でペンによる制御を行うための
コマンドである。
【0047】また、共通性のあるアイテムをまとめて1
つのメニューにすることもでき、別のメニューから1つ
のアイテムとして呼び出すことができる。この場合、ペ
ンメニューは複数のメニューで構成されることになる。
【0048】ペンメニュー画面の一例を図3に示す。
【0049】メニュー画面は大きく分けて、画面上部の
メニュータイトル表示領域101と、画面中部のアイテ
ム表示領域102と、画面下部のガイダンス表示領域1
03に分かれます。
【0050】メニュータイトル表示領域101に表示さ
れている要素は、左から「特殊ボタン101a」と、
「メニュータイトル」と、「日付と時刻」である。特殊
ボタン101aは、操作確認のために使用することがあ
る。メニュータイトルは、メニューを識別するためにメ
ニューに付加されたタイトルである。この場合は「Dy
nanoteメニュー」である。日付と時刻は、現在の
年(西暦の下2桁)と月日、そして時分を表示する。日
付と時刻は、オプションにより表示しないようにするこ
ともできる。
【0051】アイテム表示領域102は、表示アイテム
を並べる領域であり、また表示アイテムを選択する領域
である。表示アイテム102Aは、シンボル的なアイテ
ムアイコン102aと、文字列からなる名前としてのア
イテムタイトル102bから構成されている。
【0052】ガイダンス表示領域に表示される要素は、
左から「機能ガイダンス表示」と「バッテリ残量表示」
である。機能ガイダンス表示は、アイテムの処理手続き
の機能概要である機能ガイダンスを表示するものであ
る。バッテリ残量表示は、現在のバッテリ状態を表示す
るものである。
【0053】アイテムアイコン102aは、機能的に次
の4つに分類することができる。
【0054】(a)手続き実行 処理手続きを実行させるアイテムのアイコン (b)メニュー終了 メニューを終了するためのアイコン (c)メニュー呼出 別メニューを呼び出すためのアイコン (d)メニュー戻り 呼び出しもとメニューに戻るためのアイコン 図2のアイコン1〜5及びアイコン19は手続き実行ア
イコンであり、アイコン10はメニュー終了アイコンで
あり、アイコン6,7,20はメニュー呼び出しアイコ
ンであり、アイコン11はメニュー戻りアイコンであ
る。
【0055】ペンの基本操作 ペンの基本操作には、シングルタップ、ダブルタップ、
そしてドラッギングがある。画面をペンで軽く押してそ
のまま離すのがタップであり、主として位置の指定、ア
イコンや選択項目の選択などに使用する。タップのうち
で、短い間隔でタップを2回行うものを特にダブルタッ
プといい、これに対して1回のものをシングルタップと
いう。画面をペンで軽く押して、その状態でペンを移動
するものをドラッギングといい、主としてアイテムの移
動などに使用する。
【0056】ペンメニューでは、ダブルタップによる操
作を採用していないため、シングルタップのことを単に
「タップ」という。ドラッギングとタップの区別は、ペ
ンが画面に触れている時間と、ペンが画面に触れている
間に移動した距離により行う。言い換えれば、ペンで画
面を軽く押し、一定時間内にペンをほとんど移動させな
いで離すのがタップであり、これ以外がドラッギングで
ある。例えば、同実施例にいおては、タブレット上から
同一座標データが3回読み込まれた場合にタップと判断
する。これによりスタイラスによるチャタリングが防止
される。
【0057】選択項目以外をタップしたり、ドラッギン
グ対象以外からドラッギングを開始したり、移動できな
い場所へドラッギングを行った場合は、これらの操作は
実行されない。
【0058】〔アイテムに対する操作〕アイテムに対す
る操作には、機能ガイダンスの表示と、アイテムの選択
と、表示アイテムの移動がある。
【0059】機能ガイダンスの表示 ペンを表示アイテム(アイテムアイコン、またはアイテ
ムタイトル)上の近くに、画面に触れない程度に近づけ
たときに、アイテムに対応する機能ガイダンスが、ガイ
ダンス表示領域に表示される。このためにアイテムを選
択することなく、アイテムに対応した機能ガイダンスを
知ることができる。
【0060】アイテムの選択 表示アイテムをタップすることにより、視覚的にアイテ
ムを選択することができる。そして、表示アイテムに対
応する処理手続きを実行することができる。なおアイテ
ムには、処理手続きを実行させるためのものと、ペンメ
ニューを終了するためのものと、別のメニューを呼び出
すためのものと、このメニューを呼び出したメニューに
戻るためのものがあるが、同じ手順により操作を行うこ
とができる。
【0061】〔アイテムの移動〕表示アイテム上でペン
を画面に軽く押して、一定時間が経過するか、一定距離
の移動を行うことによりドラッギング動作と認識され、
ドラッギングの対象と認識されたことを視覚的に示すた
めに、表示アイテムの回りに枠が表示される。そしてペ
ンを移動先で離すことにより、アイテムを移動させるこ
とができる。
【0062】このとき移動を行った表示アイテムが、メ
ニュー中の表示アイテムの中で一番上位に表示されるよ
うになる。表示上重なっている表示アイテム間において
表示される順番を変更する場合、例えば表示アイテムA
の下に表示アイテムBが表示されているときに、表示ア
イテムBを表示アイテムAの上に表示させるには、表示
アイテムB上の画面をペンで軽く押して、表示アイテム
Bの回りに選択されたことを示す枠が表示されてからペ
ンを離すことにより操作することができる。
【0063】〔アイテムの位置確定〕アイテムを移動さ
せた場合は、「東芝マーク」をタップすることにより確
定させる必要がある。アイテムを移動させた後で、「東
芝マーク」をタップする以前に他の操作を行った場合
は、このアイテムの移動が無効になり、移動させたアイ
テムがもとの位置に戻る。ここで注意する必要のある動
作をいくつか挙げておく。 アイテムを移動させて、確
定をしないでこのアイテムをタップした場合、ペンが画
面に触れた時点でこのアイテムの移動が無効になり、こ
のアイテムは以前の位置に戻る。このため、ペンが離れ
た時点でこのアイテムを指していないため、このアイテ
ムを選択することはできない。
【0064】アイテムAの上にアイテムBが表示されて
いて、アイテムBを移動した後で確定しないでアイテム
Aをタップした場合、ペンが画面に触れた時点でアイテ
ムBの移動が無効になり、アイテムAの上に戻る。この
ため、ペンが離れた時点でアイテムBをペンが指すため
に、アイテムAを選択することはできない。
【0065】制御コマンドの操作 制御コマンドのうち、ペンによる操作が必要なコマンド
として、次のものがある。
【0066】PAUSE サービスコマンドのP
AUSEと同じである。
【0067】YESNO サービスコマンドのP
ESNOと同じである。
【0068】〔サービスコマンドの操作〕サービスコマ
ンドはバッチファイルの中で使用され、ペンによりバッ
チファイルの制御を行うためのものである。サービスコ
マンドを実行すると、選択可能なボタンを表示してペン
による指示待ちになる。選択可能なボタンが1つの場合
は、このボタンをタップすることにより処理を先に進め
ることができる。選択可能なボタンが複数の場合は、選
択するボタンをタップすることにより選択を行うことが
できる。
【0069】サービスコマンドとしては、次のものが用
意されている。
【0070】P PAUSE, P YESNO, P
SELECT 次に、サービスコマンドを実行したときの説明をする。
【0071】〔P YESNOの操作〕このコマンドが
実行されると、指定されたメッセージ(この場合は「処
理を続けます。よろしいですか?」というメッセージ)
と、「YES」と「NO」の2個のボタンが画面の中央
に表示される。この時の表示画面を図4に示す。
【0072】このコマンドは、間違って実行しては困る
コマンドの前や、場合により実行するコマンドの前に実
行し、このコマンド以降のコマンド実行の確認を可否を
確認する必要のある場合に使用する。処理を続行する場
合は「YES」のボタンを、中断する場合は「NO」の
ボタンをペンによりタップする。
【0073】〔P PAUSEの操作〕このコマンドが
実行されると、指定されたメッセージ(この場合は「処
理を続けます。よろしいですか?」というメッセージ)
と、「確認」のボタンが画面の中央に表示される。この
時の表示画面を図5に示す。
【0074】このコマンドは、次のコマンドを実行する
前に何らかの準備をする必要のある場合に使用される。
必要な準備が整ったら、「確認」のボタンをペンにより
タップすることにより、処理を先に進める。
【0075】〔P SELECTコマンドの操作〕この
コマンドが実行されると、指定がある場合は指定された
メッセージと、指定されたいくつかの選択岐を示すボタ
ンが画面の中央に表示される。
【0076】このコマンドは、以降の処理が複数に分岐
する場合に、ペンにより分岐先を指定する場合に使用す
る。メッセージは、必ず表示されるものではない。場合
により好ましい処理の選択ボタンをペンによりタップす
る。
【0077】アクセサリーコマンドの操作 アクセサリーコマンドは、ペンによりシステムの調整な
どを行うためのコマンドです。アクセサリーコマンドと
しては、次のものが用意されている。
【0078】P SETPEN, P DATE, P
CONT, P FDINIT,P DSKCPY 〔メニューの構造〕ペンメニューの動作は、メニュー定
義ファイルにより定義される。メニュー定義ファイルは
テキスト形式であり、一般のテキストエディタにより作
成・編集をすることができる。
【0079】メニュー定義ファイル(PENMENU.DEF )
は、1つ以上のメニュー(メニュー情報)から構成され
ている。そして、一番最初のメニューを特にメインメニ
ューと呼び、実行はかならずメインメニューから行われ
る。その他のメニューはサブメニューと呼び、メインメ
ニュー、または他のサブメニューから呼ばれる。
【0080】メニューのコールとリターン メニューの中から別のメニューを呼び出すには、呼び出
し先メニューを指定したコールコマンドにより行う。な
お、コールコマンドによる呼び出しは、階層の深さに制
限がある。
【0081】呼び出されたメニューから呼び出したメニ
ューへ戻るには、戻る階層を指定したリターンコマンド
により行う。「1」を指定した場合は1つ前のメニュー
へ戻り、「2」を指定した場合は2つ前のメニューへ戻
る。省略した場合は「1」を指定したものとなる。特例
として、「0」を指定した場合はメインメニューまで戻
る。
【0082】メニュー間で移動を行った場合は、移動先
のメニュー情報により画面を作成する。このため、階層
的な画面表示は行わない。
【0083】メニュー情報の構成 メニュー情報は、識別可能なメニュー名、メニュータイ
トル、設定可能な背景情報と、複数のアイテム情報から
構成されている。背景情報はアイテム表示領域の背景を
規定するもので、一様なパターンによるペイント、アイ
コンによるタイリング、あるいはイメージデータのいず
れかを選ぶことができる。なお、アイコンとイメージデ
ータを作成する場合は、専用のツールを必要とする。
【0084】アイテム情報の構成 アイテム構成は、表示アイテム(アイコン、タイト
ル)、機能ガイダンスと、処理手続きから構成されてい
る。なお、アイコンを作成する場合は、専用のツールを
必要とする。
【0085】表示アイテムの表示位置は任意に設定する
ことができる。画面からはみだす場合には、適当に表示
位置の修正を行う。表示アイテムどうしが重なる場合に
は、先に定義されたアイテム情報の表示アイテムを上に
して表示する。また、タイトルは全角文字で10文字
(半角文字で20文字)、またはアイテム領域内に表示
可能な文字数に制限されていて、それを越える場合は先
頭から表示可能な文字だけが表示される。
【0086】機能ガイダンスは、ペンが表示アイテム上
の画面近くに移動した場合に、ガイダンス表示領域に表
示される補助情報です。機能ガイダンスは、アイテムに
設定されている機能を説明するもので、全角文字で35
文字以下(半角文字で70文字以下)で簡潔に設定する
必要がある。全角文字で35文字を越える文字列を指定
した場合は、先頭から全角文字で35文字だけが表示さ
れる。
【0087】処理手続きには、一般のコマンドとペンメ
ニューのコマンドがある。一般のコマンドには、「一太
郎」のようなアプリケーションプログラムや、MS−D
OSのコマンド、ユーティリティーとして流通している
プログラムのほか、自作のプログラムなどがある。
【0088】ペンメニューのコマンドには、ペンメニュ
ーが解釈して実行するコマンド(制御コマンド)と、ペ
ン入力メニューに付属のコマンド(アクセサリーコマン
ド、サービスコマンド)がある。なお、サービスコマン
ドは、バッチファイル内でペンによる制御を行うための
コマンドである。
【0089】処理手続き内のコマンドは、先頭から順番
に実行される。ただし、メニュー間の移動を行うとアイ
テム選択になるので、以降のコマンドは実行されない。
【0090】〔メニュー画面の構成〕メニュー画面は、
前述したように、大きく3つの部分に分かれている。
【0091】メニュータイトル表示領域はメニュー情報
により規定される。広さは、幅が640ドットの固定
で、高さがメニュータイトルの文字サイズに応じて24
ドットから72ドットまで変化する。具体的には、文字
サイズに4ドットを加えたサイズ以上で、最小の8の倍
数になるため、文字サイズが24ドットの場合は、28
ドット以上で8の倍数の最小である32ドットになる。
【0092】ガイダンス表示領域は、右側のバッテリ残
量がペンメニューにより規定され、左側の機能ガイダン
スは文字フォントと文字サイズがペンメニューにより規
定され、表示文字列はアイテム情報により規定される。
広さは両方を併せて、幅が640ドット、高さが32ド
ットに固定されている。表示される機能ガイダンスの文
字フォントは16ドット固定である。
【0093】アイテム表示領域は、背景がメニュー情報
により定義されるほかは、メニュー情報に含まれる個々
のアイテム情報により規定される。広さは、幅が640
ドットの固定で、高さが448ドットからメニュータイ
トル表示領域の高さを引いた大きさになる。
【0094】〔メニュー定義ファイルの構造〕図6〜図
12を用いてメニュー定義ファイルの構造を説明する。
【0095】メニュー定義ファイル構造は次の通りであ
る。メニュー定義ファイルは、メインメニュー情報から
始まり、複数のサブメニュー情報から構成される。各メ
ニュー情報は、識別可能なメニュー名を伴ったキーワー
ド“MENU BIGIN”で始まり、キーワード“M
ENU END”で終わる。なお、メインメニューのメ
ニュー名は“MAIN”に固定されている。メニュー定
義ファイルのひな型を次に示す。
【0096】 この例では、3つのメニュー情報からメニュー定義ファ
イルが構成されている。インデントを設定した状態で示
してあるが、処理上は左端の空白文字は意味を持たない
ので、読み易いように好みに合わせて設定する。
【0097】メニュー情報 メニュー情報のひな型を次に示す。
【0098】 次に、個々のキーワードの説明を行う。
【0099】図6〜図12に示されているメニュー定義
ファイルは、図3のメニュー画面を定義したものであ
る。以下、このメニュー定義ファイルについて具体的に
説明する。
【0100】〔キーワード“TFONT”〕ペンメニュ
ーはデフォルト値として、メニュータイトルを表示する
ための文字フォントと文字サイズを保持している。そし
てメニュータイトルを表示する場合に使用する。キーワ
ード“TFONT”は、このメニュータイトル表示用の
デフォルトの文字サイズと、指定がある場合は文字フォ
ントを変更する。この変更は、指定されたメニューと、
このメニューから呼ばれたメニューに対してのみ有効で
ある。記述方法は次のようになる。
【0101】[TFONT font size[,f
ont file name]]文字フォントのフォン
トサイズと表示文字サイズが異なる場合は、文字フォン
トを拡大・縮小することにより、希望の文字フォントサ
イズにする。例えば、文字サイズのみを24ドットに変
更する場合は、 TFONT 24 と指定する。文字フォントをcour 16.fnt
に、文字サイズを16ドットに変更する場合は、 TFONT 16,cour 16.fnt と指定する。指定した文字フォントが存在しない場合
は、指定されていないものとして処理される。文字サイ
ズが8ビットより小さい場合は8ドットとして、64ド
ットより大きい場合は64ドットとして処理される。
【0102】キーワード“TITLE” ペンメニューはデフォルト値として、メニュー画面のメ
ニュータイトルと表示位置を保持している。キーワード
“TITLE”は、デフォルトのメニュータイトルと表
示位置を変更し、このメニューのメニュータイトルと表
示位置を指定するものである。この変更は、指定された
メニューと、このメニューから呼ばれたメニューに対し
てのみ有効である。記述方法は次のようになる。
【0103】[TITLE“menu title ”[,([start x][,
start y])]]表示位置を省略した場合は、タイトル表
示位置の中央に表示され、デフォルトの表示位置に表示
されることはない。デフォルトの表示位置は、全てを省
略した場合にのみ適用される。メニュータイトルが長す
ぎる場合は、表示可能な部分のみの表示となる。具体的
な文字数は文字サイズにより変化するが、24ドットフ
ォントの場合で全角文字で20文字以下である。表示始
点位置(start x,start y)は、メニュ
ータイトル表示領域内での相対的な座標で、左上が原点
になり(0,0)である。そして右方向がX座標の増加
方向で、下方向がY座標の増加方向である。単位はドッ
トである。メニュータイトル表示領域中央に“Penメ
ニュー”と表示する場合は、 TITLE“Penメニュー” と指定する。メニュータイトル表示領域の左端に“アク
セサリー”と表示する場合は、 TITLE“アクセサリー”,(0) と指定する。メニュータイトルの文字上に空白をあける
場合は、 TITLE“アクセサリー”,(,12) と指定する。メニュータイトル表示領域の高さが72ド
ットに制限されて、メニュータイトルの下に2ドットの
余白を設ける関係上、70ドットから文字サイズを引い
た値が始点Y座標の最大値になる。最小値は2ドット
で、これ以下の値は2ドットとして処理され、最大値を
越える場合は最大値として処理される。始点X座標は、
最小値がメニュータイトル表示領域の高さに応じて変化
する。最小値以下を指定した場合は、最小値として処理
される。また、左寄せをする場合は、例外的に0を指定
する。
【0104】キーワード“BACK” ペンメニューはデフォルト値として、アイテム表示領域
の模様を指定する情報を保持している。そしてメニュー
のアイテム表示領域のバックを表示する場合に使用す
る。キーワード“BACK”は、このアイテム表示領域
の模様を変更する。この変更は、指定されたメニュー
と、このメニューから呼ばれたメニューに対してのみ有
効である。記述方法は次のようになる。
【0105】[BACK {pattern number|image file
name|icon number,icon file name[, {LEFT|CENT
ER|RIGHT}]}] オプションにより3通りの指定方法があり、それぞれの
指定方法に関して個別に説明する。
【0106】BACK pattern number これは、パターン番号によるアイテム表示領域の模様の
指定である。図13の「パターン一覧」に示した種類の
パターンを表示することができる。
【0107】模様の指定は行番号と桁番号を用いて行な
い、行番号及び桁番号は0〜7の数字である。この指定
により64種類の模様を選択できる。この64種類の模
様は階調を表し、行番号0,桁番号0の組み合わせ(0
0)が最も明るく、行番号7,桁番号7の組み合わせ
(77)が最も暗く表示される。ペンメニュー画面の階
調の背景模様のデフォルト値は、図14に示すように行
番号1,桁番号0の組み合わせ(10)である。ペンメ
ニューが保持している大本のアイテム表示領域の模様の
指定は、 BACK 1 を実行した場合と同じである。また、容易されていない
パターン番号を指定した場合も、この番号を指定したも
のとして処理される。
【0108】 BACK image file name これは、画面イメージデータによるバックグランド指定
である。image file nameの拡張子
は、“.img”に固定されている。このことにより、
アイコンファイルと区別される。また、イメージデータ
自体は、専用のソフトで作成する必要がある。指定した
イメージデータが存在しない場合は、 BACK 1 と指定したものとして処理される。
【0109】BACK icon number,icon file name[,
{LEFT|CENTER|RIGHT}] これは、アイコンによるバックグランド指定である。i
con file nameは、拡張子が“.icn”
に固定されている。最後の{LEFT|CENTER|
RIGHT}は、アイコンでタイリングする場合の基準
を指定する。省略した場合はLEFTを指定したものと
して扱われる。また、アイコンの作成には、専用のソフ
トが必要である。
【0110】アイコンファイルが存在しない場合は、 BACK 1 と指定したものとして処理される。icon numb
erは0から始まる。icon numberに対応す
るアイコンがアイコンファイルに存在しない場合は、i
con numberとして0を指定したものとして処
理する。
【0111】キーワード“ICON” ペンメニューはデフォルト値として、表示アイテムのア
イテムアイコンのアイコンファイル名を保持することが
できる。アイテム“ICON”は、このアイテムアイコ
ン用のデフォントのアイコンファイル名の設定・変更を
する。この設定・変更は、このメニュー内の指定された
位置以降のアイテム情報と、このアイテム情報から呼ば
れるメニュー内のアイテム情報においてのみ有効であ
る。記述方法は次のようになる。
【0112】[ICON icon file nam
e]ペンメニューとしてのデフォルトのアイコンファイ
ル名がないので、省略した場合はアイテム情報内で指定
する必要がある。icon file nameの拡張
子は“.icn”に固定されている。ファイルがない場
合や、拡張子が異なる場合は、デフォルトのアイコンフ
ァイル名の設定・変更を行わない。
【0113】キーワード“FONT” ペンメニューはデフォルト値として、表示アイテムのア
イテムタイトルを表示するための文字フォントと文字サ
イズを保持している。そしてアイテムタイトルを表示す
る場合に使用する。キーワード“FONT”は、このア
イテムタイトル表示用のデフォルトの文字サイズと、指
定がある場合は文字フォントを変更する。この変更は、
このメニュー内の指定された位置以降のアイテム情報
と、このアイテム情報から呼ばれるメニュー内のアイテ
ム情報においてのみ有効である。記述方法は次のように
なる。
【0114】[FONT font size[,fo
nt file name]]文字フォントのフォント
サイズと表示文字サイズが異なる場合は、文字フォント
を拡大・縮小することにより、希望の文字フォントサイ
ズにする。例えば、文字サイズのみを24ドットに変更
する場合は、 FONT 24 と指定する。文字フォントをcour 16.fnt
に、文字サイズを16ドツに変更する場合は、 FONT 16,cour 16.fnt と指定する。指定された文字フォントが存在しない場合
は、指定されていないものとして処理される。文字サイ
ズが8ビットより小さい場合は8ドットとして、64ド
ットより大きい場合は64ドットとして処理される。
【0115】キーワード“ITEM BIGIN” キーワード“ITEM BIGIN”は、キーワード
“ITEM END”と対になってアイテム情報を指定
する。
【0116】 アイテム情報は1つのメニュー情報内に、メニュー画面
に表示アイテムが表示可能な範囲で必要な数、設定する
ことができる。アイテム情報の設定方法(アイテム設定
の内容)については後述する。
【0117】アイテム情報アイテム情報のひな型を次に
示す。
【0118】 次に、個々のキーワードの説明を行う。
【0119】キーワード“POS” キーワード“POS”は、仮想的なアイテム領域の位置
とサイズを指定する。アイテム領域は、表示アイテムの
アイテムアイコンとアイテムタイトルを表示する領域
で、表示アイテムの移動はアイテム領域の単位で行う。
記述方法は次のようになる。
【0120】 POS (start x, start y)[,<[width][,height]>] アイテム領域の始点座標(start x,start
y)は、アイテム表示領域内での相対的な座標で、左
上が原点になり(0,0)である。そして右方向がX座
標の増加方向で、下方がY座標の増加方向である。単位
はドットである。アイテム領域のサイズ(width,
height)を省略した場合は、アイテムアイコンの
サイズとアイテムタイトルの文字数から求める。
【0121】アイテムアイコンとアイテムタイトルの表
示位置は、アイテム領域内での相対的な座標で指定す
る。
【0122】キーワード“ICON” キーワード“ICON”は、表示アイテムのアイテムア
イコンを指定するものである。記述方法は次のようにな
る。
【0123】ICON icon number[,icon file nam
e][,([start x,][,start y])][,<[width][,height]>] icon file nameは、メニュー情報でデフ
ォルトのアイコンファイルを指定している場合は省略で
きる。icon numberは1から始まる。アイコ
ンファイルにない番号を指定した場合は、0を指定した
ものとして処理する。アイテムアイコン表示始点座標
(start x,start y)はアイテム領域内
(アイテム表示領域ではない)での相対的な座標で、左
上が原点になり(0,0)である。そして右方向がX座
標の増加方向で、下方向がY座標の増加方向である。単
位はドットである。省略した場合は、X方向がアイテム
領域の中央に、Y方向がアイテム領域の一番うえにアイ
テムアイコンが表示されるように設定する。アイテムア
イコンサイズ(width,height)は、アイコ
ンのデータサイズと表示サイズが異なる場合に指定す
る。省略した場合はアイコンデータのデータサイズが使
用される。
【0124】キーワード“FONT” キーワード“FONT”は、表示アイテムのアイテムタ
イトルを表示するための文字サイズと、指定がある場合
は文字フォントを指定する。記述方法は次のようにな
る。
【0125】[FONT font size[,fo
nt file name]]省略した場合は、ペンメ
ニューのデフォルトの文字フォントと文字サイズが使用
される。文字フォントのフォントサイズと表示文字サイ
ズが異なる場合は、文字フォントを拡大・縮小すること
により、希望の文字フォントサイズにする。例えば、文
字サイズのみを24ドットにする場合は、 FONT 24 と指定する。文字フォントをcour 16.fnt
に、文字サイズを16ドットにする場合は、 FONT 16,cour 16.fnt と指定する。指定した文字フォントが存在しない場合
は、指定されていないものとして処理される。文字サイ
ズが8ドットより小さい場合は8ドットとして、64ド
ットより大きい場合は64ドットとして処理される。
【0126】キーワード“TITLE” キーワード“TITLE”は、表示アイテムのアイテム
タイトルを指定するものである。記述方法は次のように
なる。
【0127】[TITLE“item title ”[, ([start
x,][,start y])]] 省略した場合は、表示アイテムのアイテムタイトルの表
示を行わない。item titleはダブルクォーテ
ーションで囲む必要があり、文字列先頭や中程の空白文
字のすべてが意味を持つ。アイテムタイトルに指定可能
な文字の最大は、全角文字で10文字(半角文字で20
文字)、またはアイテム領域に表示可能な文字数までで
ある。越える場合は表示可能な文字数の表示になる。ア
イテムタイトル表示始点座標(start x,sta
rt y)はアイテム領域内(アイテム表示領域ではな
い)での相対的な座標で、左上が原点になり(0,0)
である。そして右方向がX座標の増加方向で、下方向が
Y座標の増加方向である。単位はドットである。アイテ
ムタイトルには枠が表示されるため、表示始点座標はこ
の枠の表示始点を指定する。アイテムタイトルの文字列
としての表示始点座標は、この枠の表示始点座標にX座
標、Y座標ともに2ドット加えた加えた値になる。省略
した場合は、X方向がアイテム領域の中央に、Y方向が
アイテム領域でアイテムアイコンと可能な限り一定の間
隔をおいた位置に表示される。
【0128】キーワード“GUIDE” キーワード“GUIDE”は、ガイダンス表示領域に表
示される機能ガイダンスを指定するものである。記述方
法は次のようになる。
【0129】[GUIDE “function guide ”] 全角文字で35文字(半角文字で70文字)以下で指定
する。定義ファイル中で1行記述すると読みにくい場合
は、次のように指定する。
【0130】 GUIDE“abcdefghijklmnopqrstuvwxyz",“0123456789” この場合は、 GUIDE“abcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789” と指定した場合と同じである。フォントは既定の16ド
ットフォントが使用されるため、変更することはできな
い。
【0131】キーワード“PROC BIGIN” キーワード“PROC BIGIN”は、キーワード
“PROC END”と対になって処理手続きを指定す
る。
【0132】 例として、キーボードから日付と時刻を設定する場合の
一例を次に示す。
【0133】 PROC BIGIN kbcheck screen 74 run command/C data run command/C time PROC END なお、dateコマンドとtimeコマンドはcomm
and.comの内部コマンドであるので、comma
ndの引き数として起動している。
【0134】制御コマンド 制御コマンドとして、次のものを設ける。
【0135】EXIT, CALL, RETURN,
PAUSE, YESNO,KBCHECK, RU
N, CLEAR, SCREEN コマンド“EXIT” ペンメニューを終了するためのコマンドである。記述方
法は次のようになる。 EXIT 現在のペンメニューの状態(メインメニュー・サブメニ
ュー)によらず、メニュー機能を終了してMS−DOS
のコマンド待ち状態に戻る。このとき“YESNO”コ
マンドにより、キーボードの接続確認を行う必要があ
る。
【0136】コマンド“CALL” メニュー名で識別されるメニューを呼び出す。記述方法
は次のようになる。
【0137】CALL menu name menu nameで識別されるメニューが存在しない
場合と、システムの制限を越える階層を指定した場合
は、このコマンドは実行されない。menu name
としては、全てのメニュー名が指定可能で、呼び出しも
とのメニューや、メインメニューを呼ぶこともできる。
【0138】コマンド“RETURN” このメニューを呼び出したメニューに戻る。記述方法は
次のようになる。
【0139】RETURN[func no] func noは、呼び出しもとのメニューに戻る動作
の回数を指定する。「1」を指定した場合は呼び出しも
とのメニューに戻り、「2」を指定した場合は呼び出し
もとのメニューを呼び出したメニューに戻る。例外とし
て、「0」を指定した場合はメインメニューに戻る。ま
た、func noの回数戻ることができない場合もメ
インメニューに戻る。func noを省略した場合
は、1を指定したものと解釈される。またメインメニュ
ーで実行した場合は、“EXIT”コマンドと同じ動作
をする。
【0140】コマンド“PAUSE” 処理手続きの次のコマンド実行を開始する許可確認を行
う。記述方法は次のようになる。
【0141】PAUSE“message” このコマンドを実行すると、次のような確認ウィンドウ
を画面中央に表示する。この例のように“messag
e”を省略した場合は、「処理を続けます。よろしいで
すか?」というメッセージと「確認」ボタンを表示す
る。“message”を指定した場合は、“mess
ege”と「確認」ボタンを表示する。そして、ペンに
より「確認」ボタンがタップされるまで待ち続ける。処
理手続きのコマンド動作の制御を行うことはできない。
【0142】コマンド“YESNO” 処理手続きの続きのコマンドを実行する許可確認を行
う。記述方法は次のようになる。
【0143】YESNO[“message”] このコマンドを実行すると、次のような確認ウィンドウ
を画面中央に表示する。この例のように“massag
e”を省略した場合は、「処理を続けます。よろしいで
すか?」というメッセージと「YES」ボタンと「N
O」ボタンを表示する。“massage”を指定した
場合は、“messege”と「YES」ボタンと「N
O」ボタンを表示する。そして、ペンにより「YES」
ボタンか「NO」ボタンがタップされるまで待ち続け
る。「YES」ボタンがタップされた場合は、処理手続
きの続きのコマンドを実行する。「NO」ボタンがタッ
プされた場合は、処理手続きの続きのコマンドは実行し
ない。
【0144】コマンド“KBCHECK” キーボードの接続確認を行う。記述方式は次のようにな
る。
【0145】KBCHECK キーボードが接続されている場合は、処理手続きの続き
のコマンドを実行する。キーボードが接続されいない場
合は、処理手続きの続きのコマンドは実行しない。キー
ボードが接続されていない状態での実行が不可能なコマ
ンドの前に実行する。コマンド“RUN” 一般にコマンドを実行する。記述方式は次のようにな
る。
【0146】RUN user command[op
tion,…] オプションを必要とする一般コマンドは、オプションを
併せて設定する必要がある。また、実行に先立ち環境変
数を設定する必要のあるコマンドはバッチファイルから
起動する必要がある。コマンドはカレントディレクトリ
から探し、見つからない場合は環境変数“PATH”で
指定されたディレクトリから、順番に探す。同じディレ
クトリ内でコマンド名が重複する場合は、“.BA
T”、“.COM”、“.EXE”の順番で優先され
る。なお、command.comにより解釈されて実
行するコマンドは、次のように記述する必要がある。
【0147】run command/C date コマンド“CLEAR” 画面を消去する。記述方法は次のようになる。
【0148】CLEAR 画面設定を行わないコマンドを実行する前に実行する。
【0149】コマンド“SCREEN” 画面の表示モードを設定する。記述方法は次のようにな
る。
【0150】SCREEN screen mode 画面の表示モードをscreen modeに設定す
る。画面の表示モードをscreen modeに設定
すると、画面全体がクリアされる。ペンメニューが終了
するときや、ペンメニューからコマンドをたちあげる場
合に、画面モードを自動的に戻すことはしない。このた
め、VGAグラフィックモードで実行された場合に、表
示が乱れるコマンドを実行する前に実行する。表示モー
ドの代表的な値としては次のものがある。
【0151】 英語モード 3 25行80桁のCGAモード 6 横640ドット、縦200ドットのCGA 10 横640ドット、縦350ドットのEGA 12 横640ドット、縦480ドットのVGA 日本語モード 64 20行80桁のCGA相当 74 25行80桁のCGA相当 75 25行80桁のEGA相当 72 25行80桁のVGA相当 62 30行80桁のVGA相当 メニューの起動方法 ペンメニューの起動方法は次のように、MS−DOSの
コマンドライン、またはバッチファイル(autoex
ec.batを含む)に指定する。
【0152】PENMENU menu file[MAIN/munu1/menu2] menu fileは、メニュー定義ファイルを指定す
る。存在しない場合は実行できない。MAIN/men
u1/menu2は、メインメニュー以外から実行を開
始する場合に指定し、内部的にはメインメニューから実
行を開始し、menu1のメニューを呼び出し、men
u2のメニューを呼び出したものと扱う。この場合にデ
フォルトの値としては、メインメニューとmenu1の
メニューの全てのアイテム情報の前で指定された項目が
設定される。
【0153】アクセサリーコマンド アクセサリーコマンドとして、次のものが用意されてい
る。
【0154】P SETPEN, P DATE, P
CONT, P FDINIT P DSKCPY アクセサリー選択画面の画面例を以下に示す。
【0155】(1)P SETPEN ペンの0点調
整を行うコマンドである。
【0156】(2)P DATE 日付と時刻を
ペンにより設定するコマンドである。 (3)P CONT 液晶表示のコントラストを
調整するコマンドである。(4)P FDINIT
FDを初期化するコマンドである。
【0157】(5)P DSKCPY FDの複写を
作成するコマンドである。
【0158】サービスコマンド サービスコマンドとして、次のものが用意されている。
【0159】P PAUSE, P YESNO, P
SELECT 次に、個々のコマンドの説明を行う。
【0160】コマンド“P PAUSE” バッチファイルの次のコマンド実行を開始する許可確認
を行う。記述方法は次のようになる。
【0161】P PAUSE“message” このコマンドを実行すると、次のような確認ウィンドウ
を画面中央に表示する。この例のように“messag
e”を省略した場合は、「処理を続けます。よろしいで
すか?」というメッセージと「確認」ボタンを表示す
る。“message”を指定した場合は、“mess
ege”と「確認」ボタンを表示する。そして、ペンに
より「確認」ボタンがタップされるまで待ち続ける。処
理手続きのコマンド動作の制御を行うことはできない。
【0162】コマンド“P YESNO” バッファイルの続きのコマンドを実行する許可確認を行
う。記述方法は次のようになる。
【0163】P YESNO[“message”] このコマンドを実行すると、次のような確認ウィンドウ
を画面中央に表示する。この例のように“massag
e”を省略した場合は、「処理を続けます。よろしいで
すか?」というメッセージと「YES」ボタンと「N
O」ボタンを表示する。“massage”を指定した
場合は、“messege”と「YES」ボタンと「N
O」ボタンを表示する。そして、ペンにより「YES」
ボタンか「NO」ボタンがタップされるまで待ち続け
る。「YES」ボタンがタップされた場合は、コマンド
の終了コードとして正常値(コード:0)を返す。「N
O」ボタンがタップされた場合は、コマンドの終了コー
ドとして異常値(1)を返す。バッチファイルの中で、 if errorlevel 1 goto end により制御を終了するための分岐判断として使用する。
【0164】コマンド“P SELECT” バッチファイルで次に処理をするコマンドを選択を行
う。記述方法は次のようになる。
【0165】 P SELECT[-m“message ”,]“select1”,“select2”,… このコマンドを実行すると、次のような確認ウィンドウ
を画面中央に表示する。この例のように“messag
e”を設定した場合は、設定したメッセージ(この場合
は「データファイルが読み込めません。」)と、指定し
た数の選択ボタン(この場合は「再度読み込みを行う」
と「読み込みをスキップする」と「以降の処理を取り止
める」)を表示する。“message”を省略した場
合は、指定した数の選択ボタンを表示する。そして、い
ずれかのボタンがペンによりタップされるまで待ち続け
る。“select1”のボタンがタップされた場合は
「1」、“select2”のボタンがタップされた場
合は「2」が、コマンドの終了コードとして返される。
バッチファイルの中で、 if errorlevel 3 goto xxxxx により制御を分岐するための判断として使用する。
【0166】図15は、日付・時刻を設定する際の液晶
パネルに表示される画面である。
【0167】この画面は図2に示されるアイコン12を
指定することにより表示される画面であり、この画面に
は矢印ボタンと数字ボタンが表示されている。又、現在
の日付・時刻が前記ボタン上部に表示されている。この
日付・時刻の設定は、矢印ボタンをペンでタップするこ
とによるカーソル移動と、数字ボタンをタップすること
による数字入力によりなされる。この日付・時刻設定の
詳細は図21のフローチャートを参照して後述する。
【0168】図16は、ペン位置の調整をする際に液晶
パネルに表示される画面である。
【0169】この画面は図2に示されるアイコン13を
指定することにより表示される画面であり、この画面中
央には“+”印が表示される。この“+”印の中心をペ
ンでタップし、その後設定確認ボタンをタップすること
により、ペンによる実際のタップ位置と座標検出位置と
が一致されるようにペン位置調整がなされる。
【0170】図17は、セットアップ画面を示す。この
画面は図2に示されるアイコン14を指定することによ
り表示される画面であり、この画面にはこのペン入力型
パーソナルコンピュータの動作環境を設定するための各
種条件、メモリ容量、画面表示、ハードディスク容量、
バッテリ、周辺装置等に関する設定項目が表示される。
又、この画面にはペン入力によってそれら設定項目の指
定、及び設定内容の変更を行なうためのウィンドウが画
面表示される。図17においては、ハードRAMに関す
る設定項目を指定し、このハードRAMの容量を0KB
に設定する場合の様子が示されている。
【0171】この様なペン入力のためのウィンドウが画
面表示されていることによりキーボードを利用すること
無く全ての項目設定をペン入力により行なうことができ
る。
【0172】次に図18を参照してメニュー定義ファイ
ルを利用したアイコンに関する諸設定/変更を説明す
る。
【0173】前述したようにメニュー定義ファイルにお
いては、ペンメニュー画面上で表示するアイテムの内容
を任意に設定できる。例えば、アイテムの表示/消去、
表示範囲、行数、フォントの大きさを任意に設定でき
る。このペンメニュー定義ファイルを利用した表示アイ
テムの変更処理は、メニュー定義ファイルを画面表示
し、この画面表示されたファイルの任意の定義情報を書
き替えることにより行なわれる。この書き替えは、キー
ボードからのデータ入力、あるいは後述するペン入力の
アイテム変更処理により行なうことができる。又、その
書き替えられたメニュー定義ファイルに従った画面表示
は次の手順で行なわれる。
【0174】即ち、図18に示されているようにまずメ
インメモリ13上に登録されているメニュー定義ファイ
ルが取り出され、そのファイル上にアイコン指定の項目
の有無がチェックされる(ステップA1)。アイコンの
指定がある場合、そのアイコン定義情報内に領域指定の
パラメータが設定されているか否かチェックされる(ス
テップA2)。指定されていれば、指定されたアイコン
の内、指定された領域が表示される(ステップA3)。
即ち、各アイコンの表示領域はX方向サイズとY方向サ
イズで指定され、標準のX方向及びY方向サイズは予め
特定の値に規定されている。この規定サイズのまま表示
する場合には、表示領域指定をメニュー定義ファイル上
に設定する必要はないが、その標準サイズより小さく表
示させる場合等においては、表示領域の指定がなされ
る。この表示領域指定は、X方向及びY方向サイズを表
示対象アイコンの定義情報内に記述することによってな
される。
【0175】一方、表示領域指定が無い場合には指定さ
れたアイコンを標準のサイズに従って表示する(ステッ
プA4)。
【0176】又、アイコンの指定が無い場合にはアイテ
ムアイコンの表示は行なわない(ステップA5)。
【0177】ステップA3、ステップA4、又はステッ
プA5の処理がなされた後、タイトルフォントの指定の
有無が判定される(ステップA6)。この後、タイトル
フォントの指定がある場合にも、タイトルフォントの指
定が無い場合にも、更にタイトルの指定の有無が判断さ
れる(ステップA7、ステップA8)。これらの判定に
基づき、タイトルフォントとタイトルとの指定が共に成
されている場合、指定されたタイトルを指定された文字
フォントを用いて表示し(ステップA9)、タイトルフ
ォントとタイトルとが共に指定されたいない場合、又は
タイトルフォントの指定はされているがタイトルの指定
がされていない場合、タイトルの表示は行なわず(ステ
ップA10)、更に、タイトルフォントの指定はされて
いないが、タイトルの指定がされている場合、指定され
たタイトルがデフォルトの文字フォント、即ち予め指定
された標準の文字フォントで表示される(ステップA1
1)。
【0178】次に図19を参照してメニュー定義ファイ
ルを利用した背景パターンの表示方法を説明する。
【0179】前述したようにメニュー定義ファイルにお
いては、ペンメニュー画面上で表示される背景パターン
の種類を64種類の背景パターンから任意に設定でき
る。この背景パターンの種類は図13及び図14に示さ
れるように行番号と桁番号との組み合わせにより指定・
選択ができる。このペンメニュー定義ファイルを利用し
た背景パターンの変更処理は、メニュー定義ファイルを
画面表示し、この画面表示されたファイルの定義情報、
即ち行番号及び桁番号を書き替えることにより行なわれ
る。この書き替えは、キーボードからのデータ入力、あ
るいはペン入力の背景パターン変更処理により行なうこ
とができる。又、その書き替えられたメニュー定義ファ
イルに従った画面表示は次の手順で行なわれる。
【0180】即ち、図19に示されているように、まず
メインメモリ13上に登録されているメニュー定義ファ
イルが取り出され、そのファイル上に背景の指定コマン
ド、即ちBACKがあるかチェックされる(ステップB
1)。背景の指定コマンドがある場合、更に指定された
背景パターンが有効か否かチェックされる(ステップB
2)。
【0181】指定された背景パターンが有効であると判
断された場合、指定された背景パターンにより背景表示
が行なわれる(ステップB3)。又、背景の指定コマン
ドがなかったり、もしくは指定コマンドがあってもこの
指定コマンドにより指定された背景パターンが有効でな
い場合、デフォルトの背景パターン、即ち前述した行番
号1で桁番号0の背景パターンにより背景表示が行なわ
れる(ステップB4)。
【0182】次に図20を参照してメニュー定義ファイ
ルを利用したスクリーンモードの設定方法を説明する。
このスクリーンモードの設定変更は、キーボードからの
データ入力、あるいはペン入力のスクリーンモード変更
処理により行なうことができる。
【0183】図20に示されているように、まずメイン
メモリ13上に登録されているメニュー定義ファイルが
取り出され、そのファイル上にスクリーンモードの指定
コマンドがあるかチェックされる(ステップC1)。ス
クリーンモード指定コマンドがある場合、指定されたス
クリーンモード指定コマンドが有効であるかチェックさ
れる(ステップC2)。このスクリーンモード指定コマ
ンドが有効であると判定された場合、スクリーンモード
の設定が行なわれる(ステップC3)。スクリーンモー
ド指定コマンドがなかったり、コマンドがあった場合で
も指定されたスクリーンモード指定コマンドが有効でな
い場合、スクリーンモードの設定処理は終了される。
【0184】次に、図21を参照して日付・時刻を設定
する際の処理動作を説明する。前述したようにアイコン
12を指定することにより、図15に示されるような画
面が表示される、この画面上に設けられた矢印ボタンを
ペンでタップすることによるカーソル移動と、数字ボタ
ンをタップすることによる数字入力とにより日付・時刻
の設定がなされる。
【0185】即ち、アイコン12を指示した後、所定の
画面が表示されると、表示画面右下部に設けられた設定
終了キーがタップされたか否かを判定する(ステップD
1)。設定終了キーがタップされず、カーソルの位置す
る日付・時刻の設定を実行する場合、所望の数字キーを
タップする(ステップD2,YES、ステップD3、ス
テップD5)。カーソルの位置するではなく、他の日付
・時刻の設定を行なう場合、左右矢印の移動キーをタッ
プすることによりカーソルの位置を移動する(ステップ
D2,NO、ステップD4,YES)。前述した処理の
終了後、設定の取消しキーがタップされたか否かを判断
し(ステップD6)、タップされていない場合、再びス
テップD1に戻る。このループにより日付・時刻の設定
を行なう。
【0186】ステップD1において設定終了キーがタッ
プれた場合、日付・時刻の設定終了(ステップD7)と
して処理を終了する。又、ステップD6において取消し
キーがタップされた場合、日付・時刻を変更しないこと
とし、処理を終了する。
【0187】次に、アイテム変更処理動作を図22及び
図23を用いて説明する。図22には、前述したアイテ
ム変更処理における表示画面あ2つ示されており、上部
画面は、メニュー呼び出しアイコンをタップすることに
より表示される画面であり、東芝マーク101a下部に
設けられた選択項目からアイテム変更を選択、即ちペン
を用いてタップし、更に変更対象アイテムを選択すると
下部画面(手書き入力ウィンドウ)が表示される。下部
画面の左部分には、アイテム変更処理に関する項目であ
る、アイコンファイル名とその番号、タイトルファイル
名とその番号・サイズ・文字列、ガイド文字列、実行コ
マンドが表示され、右部分には対応するアイテムが表示
される。
【0188】次に図23のフローチャートを用いてアイ
テム変更処理の動作を説明する。アイコン選択可能なメ
ニュータイトル表示領域の所定のメニュー呼び出しアイ
コンを、ペンでタップすることにより、図22の上部画
面が表示される(ステップS1)。次にこの上部画面に
表示された選択項目の中の「アイテム変更」を、ペンを
用いてタップすることによりアイテム変更が選択される
(ステップS2)。この後、変更対象のアイテムが選択
されると(ステップS3)、図22の下部画面が表示さ
れる。この下部画面において、矢印キー(矢印ボタン)
を上下に指定し、更に所定の位置でその他(左右)に指
定する(ステップS4,S6,S8,S10,S12,
S14,S16)ことにより所定の項目に対して変更が
可能となる。ステップS4において、他方向を指定する
とアイコンファイル名が入力可能となり(ステップS
5)、ステップS6において他方向を指定するとアイコ
ン番号が入力可能となり(ステップS7)、ステップS
8において他方向を指定するとタイトルフォントファイ
ル名が入力可能となり(ステップS9)、ステップS1
0において他方向を指定するとタイトルフォントサイズ
が入力可能となり(ステップS11)、ステップS12
において他方向を指定するとタイトル文字列が入力可能
となり(ステップS13)、ステップS14において他
方向を指定するとガイダンス入力が可能となり(ステッ
プS15)、ステップS16において他方向を指定する
と実行コマンドが入力可能(ステップS17)となる。
【0189】次に、図24〜図30を参照して手書き文
字入力練習プログラムを説明する。この手書き文字入力
練習プログラムは、Dynanote上で動作し、手書き文字の
入力とかな漢字変換操作をスムーズに行なうために手書
き文字の入力練習とかな漢字変換操作の練習を行なうプ
ログラムである。
【0190】手書き文字入力練習プログラムには次の2
つの機能があり、1つは手書き文字入力基本練習機能で
あり、もう1つは手書き文字入力/かな漢字変換練習機
能である。
【0191】手書き文字入力練習プログラムを起動する
には2つの方法がある。1つはペンメニューから起動す
る方法であり、ペンメニューの画面に表示されている手
書き文字入力練習プログラムのボタン、即ちアイコン1
5,16,17のいずれかをタップすることにより所望
のプログラムを起動することができる。他の起動方法
は、コマンドラインからの起動方法であり、コマンドラ
インからtgktest と入力すると、手書き文字入力練習プ
ログラムが起動する。
【0192】次に手がき文字入力基本練習機能について
説明する。手書き文字入力基本練習機能はペンで手書き
文字を入力するための基本的な入力練習を行なう機能で
ある。画面に入力練習する文字を拡大表示させて、入力
枠の中にその文字を手書きで入力することにより手書き
の練習を行なう。入力後に、認識結果と正解率を画面に
表示する。この手書き文字入力基本練習機能の表示画面
は図24に示されるようになる。この表示画面には、サ
ンプル表示枠201、入力枠202、認識結果表示枠2
03、入力レベルボタン204a〜204c、クリアボ
タン205、及びサンプル文字ボタン206により構成
されている。
【0193】サンプル表示枠201は、入力練習を行な
う文字のサンプルを拡大表示する枠であり、サンプル文
字ボタン206内の練習対象文字のボタンをクリックす
ることによりその文字のサンプルが拡大表示される。手
書き文字入力基本練習機能に入った時、最初に「あ」が
表示される。
【0194】入力枠202は、サンプル表示枠201に
表示されている文字と同じ文字を入力して入力練習を行
なうための枠である。
【0195】認識結果表示枠203は、入力枠202に
入力された文字を認識した結果を表示する枠であり、認
識結果とサンプル表示枠201に表示されている文字が
一致しない場合は認識結果を反転して表示する。
【0196】入力レベルボタン204a〜204cは、
入力枠202に文字を入力するときのレベルを設定する
ボタンであり、初期値はレベル3に設定されている。
【0197】クリアボタン205は、入力枠202と認
識結果表示枠203をクリアするボタンであり、クリッ
クすると入力枠202と認識結果表示枠203の内容は
全てクリアされる。
【0198】サンプル文字ボタン206は、サンプル表
示枠201に表示する文字を選択するためのボタンであ
り、サンプル文字は、漢字、ひらがな、カタカナ、英
字、数字の5種類でそれぞれ5文字ずつある。文字ボタ
ンをクリックするとその文字がサンプル表示枠に拡大表
示される。
【0199】EXITボタンは、クリックすると手書き
文字入力基本練習機能を終了し、初期画面に戻る。
【0200】次に入力練習方法について説明する。手書
き文字の入力練習はサンプル表示枠に表示されている文
字と同じ文字を図25(a)ように入力して行なう。1
つの枠に入力後、一定時間経過するか次の枠に入力を始
めると枠内の文字に対して認識を開始する。認識結果は
図25(b)に示されるよう、認識結果表示枠に表示さ
れる。サンプル表示枠の文字と認識結果が一致しない場
合は、認識結果は反転表示される。
【0201】5つの枠全てに文字を入力して変換結果が
表示されると、図25(c)に示されるように正解率が
計算されて画面下部に画面に表示される。
【0202】もう一度同じサンプル文字に対して入力練
習を行なう場合は、クリアボタン205をクリックす
る。これにより入力枠と認識結果表示枠は全てクリアさ
れ、入力開始状態になる。
【0203】別の文字に対して入力練習を行なう場合、
練習対象文字の文字ボタンをクリックする。これにより
入力枠と認識結果表示枠は全てクリアされ、サンプル表
示枠にクリックした文字が拡大表示される。
【0204】又、手書き文字入力基本練習機能では、入
力枠内の形状を変えて入力レベルを変更することができ
る。入力レベルは、入力レベルボタンをクリックするこ
とにより変更する。各入力レベルにおける表示画面を、
図26(a),(b),(c)に示す。図26(a)は
入力レベル1の表示画面であり、(b)は入力レベル2
の表示画面であり、(c)は入力レベル3の表示画面で
ある。入力レベル1及び2ではサンプル表示枠内20
6、入力枠202の中が格子状になっている。この格子
によってサンプル表示枠206の文字の大きさ、各線の
位置等が分かり易くなる。このサンプル表示枠の文字を
見ながら入力すると、入力練習が簡単になる。通常の入
力では、入力枠はレベル3の格子が無い状態に設定され
ている。
【0205】次に手書き文字入力/かな漢字変換練習機
能について説明する。手書き文字入力/かな漢字変換練
習機能は、手書き文字入力とかな漢字変換操作を練習す
るためのもので、操作画面を図27に示す。手書き文字
入力/かな漢字変換練習機能では、手書き文字入力部と
かな漢字変換部の2つに分けられ、手書き文字入力部で
は、ひらがな、漢字、数字、アルファベットの手書き文
字認識を行なう。かんは漢字変換部では、入力枠内の文
字列に対して、通常のかな漢字変換(Dyanoteのかな漢
字変換はひらがなと漢字が混在した文字列に対してもか
な漢字変換処理を行なう)、単漢字変換、部首変換等の
変換処理を行なう。
【0206】手書き文字入力/かん漢字変換練習機能に
おける表示画面は、図27に示されるように、入力枠3
01、認識次候補ボタン302、単漢字/部首変換候補
表示領域303、単漢字/部首変換次候補ボタン30
4、入力枠クリア305、入力枠スクロール306、変
換結果スクロール307、変換結果表示領域308、及
び変換結果クリア309と、各種操作ボタンにより構成
される。
【0207】入力枠301は、手書き文字入力用の枠
で、この枠にペンを使って手書き文字を入力する。又、
認識結果もこの枠に表示される。
【0208】認識次候補ボタン302は、認識結果の次
候補の有無を示すボタンであり、入力枠301内の文字
に対して認識処理を行なった後、認識結果に次候補があ
る場合に認識次候補ボタン302が反転表示される。認
識ボタンをクリックすると入力枠301内に認識結果の
次候補が表示される。
【0209】単漢字/部首変換候補表示領域303は、
入力枠301内の文字に対して単漢字/部首変換処理の
結果を表示する領域であり、1回に18文字表示され
る。単漢字/部首変換次候補ボタン304がクリックさ
れた場合、単漢字/部首変換結果の次候補が表示され
る。
【0210】入力枠クリア305がクリックされた場
合、入力枠301内の文字は全てクリアされる。
【0211】入力枠スクロール306は、入力枠をスク
ロールするためのボタンで、左右のスクロールボタンを
クリックすると入力枠が1文字分スクロールされる。入
力枠は、32文字分ある。変換結果スクロール307が
クリックされると変換結果表示領域の内容がスクロール
される。
【0212】変換結果表示領域308は、入力枠301
内の文字に対して変換処理を行なった結果を表示する領
域であり、同音語選択の対象となっている文字列は反転
表示される。変換結果クリア309をクリックした場
合、変換結果表示領域308の内容は全てクリアされ
る。
【0213】次に各種操作ボタンについて説明する。
「BS」ボタンをクリックした場合、変換結果表示領域
308内の最後の文字が削除される。「空白」ボタンを
クリックした場合、変換結果表示領域内の最後の文字の
次にスペースが追加される。「取消し」ボタンをクリッ
クした場合、変換結果表示領域308内の内容が全てク
リアされる。「変換/次候補」ボタンは、かな漢字変換
処理を実行する時と変換結果の同音語を選択する時に使
用されるボタンであり、変換結果表示領域308内に文
字がない場合にクリックされた時は、入力枠301の文
字列に対してかな漢字変換処理が実行される。変換結果
表示領域308内に文字がある場合、変換結果表示領域
308内で反転表示している文字列の次候補が表示され
る。
【0214】「無変換」ボタンがクリックされた場合、
入力枠301内の文字列に対して無変換処理が実行され
る。結果は変換結果表示領域308に表示される。「前
候補」ボタンがクリックされた場合、変換結果表示領域
308内で反転表示されている文字列の前候補が表示さ
れる。「ひら/カタ」ボタンがクリックされた場合、入
力枠301内の文字に対してひらがな/カタカナ変換処
理が実行され、変換結果は変換結果表示領域308に表
示される。
【0215】「確定」ボタンをクリックした場合、変換
結果表示領域308内で反転している文字列に対して同
音語の確定を行なう。確定後、同音語を持つ次の文字列
に対して単漢字変換処理が実行される。「単漢字」ボタ
ンがクリックされた場合、入力枠301内の文字列に対
して単漢字変換処理が実行される。「部首」ボタンがク
リックされた場合、入力枠301内の文字列に対して部
首変換処理が実行される。「EXIT」ボタンがクリッ
クされた場合、手書き文字入力/かな漢字変換練習機能
を終了し、初期画面に戻る。
【0216】次にこの機能の操作方法について説明す
る。文字の入力は入力枠301を使用して行なわれ、入
力枠301に文字を書き、文字入力後一定時間経過する
か、次の入力枠301に文字を書き始めると枠内の文字
に対して認識処理を開始する。認識結果は、入力した枠
に表示される。
【0217】認識結果が入力した文字と異なる場合は後
述する2つの方法で訂正を行なう。第1の方法は、認識
した結果に次候補がある場合は認識次候補ボタン302
が反転表示されている。認識次候補ボタン302をクリ
ックすると認識結果の次候補が入力枠に表示される。
【0218】第2の方法は、異なった認識結果を表示し
た入力枠に上書きでもう一度文字を入力する。入力を開
始すると前の認識結果は消えて、手書き文字の筆跡が表
示される。
【0219】入力枠301に入力した文字列に対して変
換処理を行なうことができ、変換処理には後述するかん
漢字変換、単漢字変換、部首変換、無変換、ひら/カタ
変換がある。
【0220】次に、図面を参照してかな漢字変換、単漢
字変換、部首変換、無変換、ひら/カタ変換について説
明する。入力枠301に文字を入力した後、図28
(a)に示されるように「変換/次候補」ボタンをクリ
ックすると入力枠301の文字列に対してかな漢字変換
処理が開始される。変換結果は図28(b)に示される
ように変換結果表示領域308に表示される。変換結果
に同音語がある場合は変換結果が反転表示される。
【0221】かな漢字変換の結果が希望のものでない場
合は変換結果の変更を行なう。変更は、図28(c)に
示されるように「変換/次候補」ボタン、あるいは「前
候補」ボタンをクリックする。クリックされると、変換
結果表示領域308内の反転している文字列に対して同
音語の次候補、あるいは前候補を表示する。変換後の確
定は、「変換/次候補」、「前候補」ボタンをクリック
して希望の変換結果を変換結果表示領域に表示された
後、「確定」ボタンをクリックして行なう。確定後、確
定した文字は図29(a)に示されるように反転表示で
はなく、通常の表示に変わる。
【0222】又、入力枠301に漢字の読みを入力後、
図29(b)に示されるように「単漢字」ボタンをクリ
ックすると入力枠301の文字列に対して単漢字変換処
理が開始される。変換結果は単漢字/部首変換候補表示
領域303に表示される。又、図29(c)に示される
ように単漢字/部首変換候補表示領域303内の文字を
クリックすると単漢字変換の変換結果が確定して、図2
9(d)に示されるようにクリックした文字が変換結果
表示領域308に表示される。
【0223】又、入力枠301に部首名を入力後、「部
首」ボタンをクリックすると入力枠の文字列に対して部
首変換処理が開始される。その他の操作は上述した単漢
字変換の操作と同様である。
【0224】又、入力枠301に文字を入力後、図30
(a)に示されるように「無変換」ボタンをクリックす
ると入力枠301の文字列に対して無変換処理が開始さ
れる。変換結果は、図30(b)に示されるように変換
結果表示領域308に表示される。
【0225】又、入力枠301に文字を入力後、図30
(c)に示されるように「ひら/カタ」ボタンをクリッ
クすると入力枠301内のひらがなに対してひら/カタ
変換処理が開始される。変換結果は図30(d)に示さ
れるように変換結果表示領域308に表示される。
【0226】次に表示画面上のガイダンス表示領域10
3の機能ガイダンス表示処理について説明する。前記図
3に示されるようなペンメニュー画面において、ペン
(スタイラスペン)が表示アイテム、例えば102Aに
所定の距離以上近付いているか否かチェックされる。ペ
ンが所定の距離以上表示アイテムに近付いた場合、更
に、この表示アイテムの機能ガイダンスがガイダンス表
示領域103に表示されるかがチェックされる。既に表
示アイテムの機能ガイダンスが表示されている場合、機
能ガイダンス表示処理を終了する。機能ガイダンスがガ
イダンス表示領域103に表示されていない場合、ペン
の近付けられた表示アイテムの機能ガイダンスを表示す
る。
【0227】ペンが表示アイテムに所定の距離以上近付
いていない場合、ガイダンス表示領域103にガイダン
スが表示されているかチェックされる。機能ガイダンス
が表示されていない場合、機能ガイダンス表示処理を終
了する。機能ガイダンスが表示されている場合、このガ
イダンス表示領域103に表示された機能ガイダンスを
消去する。
【0228】次に表示アイテムに登録されたキーボード
用入力アプリケーションを起動する場合、に実行される
キーボードチェック処理を説明する。ペンメニュー画面
上の表示アイテムをタップし、この表示アイテムに登録
されたキーボード用のアプリケーションを実行する場
合、キーボード接続を確認するための所定の画面が表示
される。次に確認のためのキーボードからのキーボード
入力があるか否かチェックされる。キーボード入力があ
った場合、所定のアプリケーションを起動し、処理を続
行する。
【0229】キーボードからのキーボード入力がない場
合、画面上に取消しの「取消し」ボタンがタップされた
かチェックされる。「取消し」ボタンがタップされた場
合、アプリケーションの起動を中断し、所定の画面を表
示する。
【0230】次にペンメニュー画面におけるアイコンの
移動処理について説明する。アイコンの表示されたペン
メニュー画面において、アイコンがペンで押付けられて
いるかチェックする。アイコンが押付けられていない場
合、処理を終了するが、アイコンが押付けられている場
合、ペンの移動量が予め定められた値、一定値以上であ
るかチェックする。ペンの移動量が一定値以上でない場
合、ペンがアイコンから離れたかをチェックする。ペン
がアイコンから離れた場合、アイテムを選択実行する。
【0231】ペンの移動量が一定値以上である場合、又
はペンの移動量が一定値上でなくともペンを押付けてい
る時間が一定値以上である場合、アイテム移動と判断
し、アイテム移動中の処理を行なう。この後、ペンがア
イコンから離れるまでこの処理を実行する。ペンがアイ
コンから離れた場合、ペンが離れた場所にアイテムを移
動する。
【0232】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明によれ
ば、ペン入力型のパーソナルコンピュータに於いて、処
理手続きを選択するためのアイテムを使用用途、使用頻
度、作業順序等に応じて任意に設定し変更でき、常に操
作性の良いアイテム配置によるメニュ画面が表示できる
ペンデバイスをもつデータ処理装置及びメニュ定義方法
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例係るポータブルコンピュー
タ(ペン入力型パーソナルコンピュータ)のシステム構
成を示すブロック図。
【図2】同実施例におけるペン入力型パーソナルコンピ
ュータのHDに登録されているアイコンを示す一覧表。
【図3】同実施例における前記ペン入力型パーソナルコ
ンピュータの液晶パネルに表示されるメニュー画面の一
例。
【図4】同実施例における液晶パネルに表示されたメニ
ュー画面において、P YESONコマンドが実行され
た時の表示画面。
【図5】同実施例における液晶パネルに表示されたメニ
ュー画面において、P PAUSEコマンドが実行され
た時の表示画面。
【図6】同実施例におけるメニュー定義ファイルの一
部。
【図7】同実施例におけるメニュー定義ファイルの一
部。
【図8】同実施例におけるメニュー定義ファイルの一
部。
【図9】同実施例におけるメニュー定義ファイルの一
部。
【図10】同実施例におけるメニュー定義ファイルの一
部。
【図11】同実施例におけるメニュー定義ファイルの一
部。
【図12】同実施例におけるメニュー定義ファイルの一
部。
【図13】同実施例における背景パターンの種類を示す
図。
【図14】前記図13の一部を拡大した図。
【図15】同実施例における日時・時刻を設定する際の
液晶パネルに表示される画面。
【図16】同実施例におけるペン位置の調整をする際に
液晶パネルに表示される画面。
【図17】同実施例におけるセットアップ画面。
【図18】同実施例における、前記メニュー定義ファイ
ルを利用し、アイコンの表示/消去、内容、大きさ、タ
イトルの文字列、フォントの大きさや種類の任意設定を
説明するためのフローチャート。
【図19】同実施例における、前記メニュー定義ファイ
ルを利用し、64種類の背景パターンからの背景選択を
説明するためのフローチャート。
【図20】同実施例における、前記メニュー定義ファイ
ルを利用したスクリーンモードの設定を説明するための
フローチャート。
【図21】同実施例における、前記メニュー定義ファイ
ルを利用した日時・時刻の設定を説明するためのフロー
チャート。
【図22】同実施例におけるアイテム変更処理を実行す
るための表示画面。
【図23】前記アイテム変更処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図24】同実施例における手書き文字入力基本練習機
能を実行した場合の表示画面。
【図25】(a)は、手書き文字入力基本練習を実行
し、サンプル表示枠に表示された文字と同じ文字を入力
枠202に入力した表示画面であり、(b)は、入力枠
202に入力された文字の認識結果が認識結果表示枠2
03に表示された画面であり、(c)は、5つの入力枠
202全てに文字を入力して変換結果が表示され、さら
にこの正解率が計算されて表示された画面。
【図26】入力枠202の形状を変えることにより入力
レベルを変更し、手書き文字入力基本練習を行なう場合
の表示画面であり、(a)は入力レベル1の表示画面、
(b)は入力レベル2の表示画面、(c)は入力レベル
3の表示画面。
【図27】同実施例における手書き文字入力/かな漢字
変換練習機能を実行した場合の表示画面。
【図28】前記手書き文字入力/かな漢字変換練習機能
を実行した場合の前記表示画面の入力枠301に文字を
入力した後の画面であり、(a)は入力枠301に文字
が入力された後、「変換/次候補」ボタンをクリックさ
れた状態を示す表示画面で、(b)は前記「変換/次候
補」ボタンがクリックされたことによる変換結果が変換
結果表示領域308に表示された画面で、(c)は更に
「変換/次候補」ボタン、あるいは「前候補」ボタンを
クリックしたことにより他の変換結果が変換結果表示領
域308に表示された画面。
【図29】(a)は、前記図26(c)に示される表示
画面において、「確定」ボタンをクリックしたことによ
り、変換結果表示領域308に表示された文字が選択さ
れた状態を示す表示画面であり、(b)は入力枠301
に入力された文字に対し「単漢字」ボタンをクリックし
た結果が単漢字/部首変換候補表示領域302に表示さ
れた画面であり、(c)は単漢字/部首変換候補表示領
域302内に表示された文字をクリックした状態を示す
表示画面であり、(d)はクリックされた文字が変換結
果表示領域308に表示された状態を示す表示画面。
【図30】(a)は入力枠301に文字を入力した後、
「無変換」ボタンをクリックする状態を示す表示画面で
あり、(b)は入力枠301に入力された文字に対する
無変換処理による変換結果が変換結果表示領域308に
表示された画面であり、(c)は入力枠301に文字を
入力した後、「ひら/カタ」ボタンをクリックする状態
を示す表示画面であり、(d)は入力枠301に入力さ
れた文字に対するひら/カタ変換処理がなされた結果が
変換結果表示領域308に表示された画面。
【符号の説明】
11…CPU、12…I/O GA、13…メインメモ
リ、15…BIOS−ROM、16…RTC、25…増
設メモリカード、26…スーパーインテグレーション回
路(SI)、27…液晶コントローラ、28…第1IC
−CNT、29…第2IC−CNT、30…キーボード
コントローラ、32…FDDコネクタ、33…PRT/
FDDコネクタ、34…RS232C コネクタ、35
…HDD、36…タブレット−CNT、37…タブレッ
ト、38…VRAM、39…液晶表示パネル、40…バ
ックライトユニット、42…第1FDD、43…第2F
DD、44,45…ICカード、46…キーボード、1
01…メニュータイトル表示領域、101a…特殊ボタ
ン、102…アイテム表示領域、102A…表示アイテ
ム、102a…アイテムアイコン、102b…アイテム
タイトル、103…ガイダンス表示領域、201…サン
プル表示枠、202…入力枠、203…認識結果表示
枠、204a〜204c…入力レベルボタン、205…
クリアボタン、206…サンプル文字ボタン、301…
入力枠、302…認識次候補ボタン、303…単漢字/
部首変換候補表示領域、304…単漢字/部首変換次候
補ボタン、305…入力枠クリア、306…入力枠スク
ロール、307…変換結果スクロール、308…変換結
果表示領域、309…変換結果クリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 勇一 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 木下 幸二 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 後藤 敏也 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュ―タエンジニアリング株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンデバイスをもつデータ処理装置に於
    いて、 アイテム表示領域をもつペンメニュ画面の表示手段と、 上記ペンメニュ画面上のアイテム表示領域に配置され
    る、それぞれが固有の処理手続きを実行する複数種の表
    示アイテム部品を格納した格納手段と、 上記格納手段から表示アイテム部品を取り出す部品呼出
    し手段と、 上記格納手段から取り出した表示アイテム部品を上記ア
    イテム表示領域内の任意の位置に設定する手段とを具備
    し、ペンメニュ画面上のアイテム表示領域に、用途に応
    じて選択した複数個のアイテムを任意の位置に任意の形
    態で設定できることを特徴としたペンデバイスをもつデ
    ータ処理装置。
  2. 【請求項2】 ペン入力用タブレットと表示面部が一体
    化されたペンデバイスをもつデータ処理装置に於いて、 メニュ識別のためのメニュタイトル表示領域と、アイコ
    ン及びタイトルでなる複数の標準表示アイテムを配置し
    たアイテム表示領域と、選択されたアイテムに対する処
    理手続きの機能概要を表示するガイダンス表示領域とを
    もつペンメニュ画面の表示手段と、 上記ペンメニュ画面上のアイテム表示領域内に配置され
    るアイコン及びタイトルでなる複数種の表示アイテム部
    品を格納した格納手段と、 この格納手段に収められた表示アイテム部品を上記標準
    表示アイテムの代替部品又は追加部品として取り出し、
    上記アイテム表示領域の任意の位置に配置し確定する手
    段と、 上記アイテム表示領域に配置された表示アイテムを指定
    してその表示アイテムを削除又は変更し確定する手段と
    を具備し、ペンメニュ画面上のアイテム表示領域に、用
    途に応じて選択した複数個のアイテムを任意の位置に任
    意の形態で設定できることを特徴としたペンデバイスを
    もつデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 ペンメニュ画面を定義するメニュ定義フ
    ァイルを格納する手段と、 上記ファイル格納手段より上記メニュ定義ファイルを呼
    出し、同ファイルの内容を表示する手段と、 上記表示されたメニュ定義ファイル内の任意の定義情報
    を書き替えて定義内容を変更する手段とを具備し、メニ
    ュ定義ファイルを用いてペンメニュの表示アイテムを任
    意に設定できることを特徴としたペンデバイスをもつデ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】アイコン及びタイトルでなる複数の表示ア
    イテムが設定可能なペンメニュ画面を定義するメニュ定
    義ファイルを格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの内容を
    表示する手段と、 上記表示されたメニュ定義ファイル上で、表示アイテム
    のタイトルフォントサイズを設定する手段とを具備し、
    メニュ定義ファイルを用いてペンメニュ画面内の表示ア
    イテムのタイトルフォントサイズを任意に設定できるこ
    とを特徴としたペンデバイスをもつデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 タイトルの表示枠をタイトル文字数とフ
    ォントサイズ、又はそのいずれかに応じて可変する請求
    項4記載のペンデバイスをもつデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 表示アイテムには、処理手続きを実行さ
    せるアイコン、別メニュを呼出すためのアイコン、呼出
    しもとメニュに戻るためのアイコン、メニュを終了する
    ためのアイコンの全て又は一部をもつ請求項1又は2又
    は3又は4記載のペンデバイスをもつデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 表示アイテムの表示位置が重なったと
    き、その各表示アイテムを重ね表示する請求項6記載の
    ペンデバイスをもつデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 複数種の表示アイテムが設定可能なペン
    メニュを定義するテキスト形式のメニュ定義ファイルを
    格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの定義に
    従うペンメニュ画面を表示する手段と、 上記メニュ画面上で特定のアイテムが選択されたとき又
    は特定のコマンドが入力されたとき、上記格納されたメ
    ニュ定義ファイルを呼出し、そのファイル内容を表示す
    る手段と、 上記表示されたメニュ定義ファイル上で、処理手続きを
    実行させる表示アイテムに、処理実行時のスクリーンモ
    ードを設定し定義する手段とを具備し、メニュ定義ファ
    イルを用いて、処理手続きを実行させる表示アイテム毎
    に、任意のスクリーンモードを設定できることを特徴と
    したペンデバイスをもつデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 ペンメニュを定義するテキスト形式のメ
    ニュ定義ファイルを格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの定義に
    従うペンメニュ画面を表示する手段と、 上記メニュ画面上で特定のアイテムが選択されたとき又
    は特定のコマンドが入力されたとき、上記格納されたメ
    ニュ定義ファイルを呼出し、そのファイル内容を表示す
    る手段と、 上記表示されたメニュ定義ファイル上で、同ファイルの
    アイテム表示領域の背景画面を設定し定義する手段とを
    具備し、メニュ定義ファイルを用いて、各メニュ画面の
    背景画面を特定できることを特徴とするペンデバイスを
    もつデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 ペンメニュを定義するテキスト形式の
    メニュ定義ファイルを格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの定義に
    従うペンメニュ画面を表示する手段と、 上記メニュ画面上に設けられた日付・時刻設定のための
    特定のアクセサリーアイテムと、 上記メニュ画面上で特定のアクセサリーアイテムが選択
    されたとき、上記メニュ定義ファイルの定義内容に従う
    日付・時刻の設定画面を表示する手段と、 上記日付・時刻の設定画面上で設定内容に従い日付・時
    刻が訂正される時計モジュールと、 上記時計モジュールの計時内容に従う現在の日付・時刻
    を上記ペンメニュ画面上の特定表示領域に表示する手段
    とを具備し、現在時刻をペン操作により訂正することを
    特徴とするペンデバイスをもつデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 ペンメニュを定義するテキスト形式の
    メニュ定義ファイルを格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの定義に
    従うペンメニュ画面を表示する手段と、 上記メニュ画面上に設けられた手書き文字入力基本練習
    のための特定のアクセサリーアイテムと、 上記メニュ画面上で特定のアクセサリーアイテムが選択
    されたとき、上記メニュ定義ファイルの定義内容に従う
    手書き文字入力基本練習のための入力画面を表示する手
    段とを具備してなることを特徴とするペンデバイスをも
    つデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 入力画面上で入力された手書き文字の
    特徴データを抽出する手段と、抽出された特徴データが
    登録される個人辞書とを具備してなることを特徴とする
    請求項11記載のペンデバイスをもつデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 ペンメニュを定義するテキスト形式の
    メニュ定義ファイルを格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの定義に
    従うペンメニュ画面を表示する手段と、 上記メニュ画面上に設けられたシステムセットアップの
    ための特定のアクセサリーアイテムと、 上記メニュ画面上で特定のアクセサリーアイテムが選択
    されたとき、システムセットアップの設定画面を表示す
    る手段と、 上記システムセットアップの設定画面上で設定された情
    報に従いシステムセットアップを実行する手段とを具備
    し、ペンメニュ画面上の表示アイテムによりシステムセ
    ットアップが実行できることを特徴とするペンデバイス
    をもつデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 ペンメニュを定義するテキスト形式の
    メニュ定義ファイルを格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの定義に
    従うペンメニュ画面を表示する手段と、 上記メニュ画面上に設けられたペン位置補正のための特
    定のアクセサリーアイテムと、 上記メニュ画面上で特定のアクセサリーアイテムが選択
    されたとき、ペン位置補正のためのペン指定位置マーク
    をもつペン位置補正画面を表示する手段と、 上記ペン位置補正画面上で指定されたペン位置とペン指
    定位置との差分を補正値として入力座標を認識する手段
    とを具備し、ペンメニュ画面上の表示アイテムによりペ
    ン位置が補正できることを特徴とするペンデバイスをも
    つデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 ペンメニュを定義するテキスト形式の
    メニュ定義ファイルを格納する手段と、 上記メニュ定義ファイルを呼出し、同ファイルの定義に
    従うペンメニュ画面を表示する手段と、 上記メニュ画面上に設けられた別メニュ呼出し用アイテ
    ムと、 上記メニュ画面上で別メニュ呼出し用アイテムが選択さ
    れたとき、上記メニュ定義ファイルの定義内容に従う、
    上記別メニュ呼出し用アイテムに対応付けされた別メニ
    ュ画面を表示する手段とを具備してなることを特徴とす
    るペンデバイスをもつデータ処理装置。
  16. 【請求項16】 別メニュ画面上で、処理手続きを実行
    させるための複数のアイテムを設定し選択できる請求項
    15記載のペンデバイスをもつデータ処理装置。
  17. 【請求項17】 異なる処理を実行させるアイテムを階
    層構造化して設定し選択できる請求項16記載のペンデ
    バイスをもつデータ処理装置。
  18. 【請求項18】 ペン入力用タブレットと表示面部が一
    体化されたペンデバイスをもつデータ処理装置に於い
    て、 ペンメニュ画面の内容を変更する際に、 上記ペンメニュ画面上でペンメニュ画面の内容を変更す
    るための特定アイテムが選択され又は特定コマンドがキ
    ー入力されたとき、上記ペンメニュ画面を定義するメニ
    ュ定義ファイルの内容を表示画面上に呼出し、同表示画
    面上でファイル内容を書き替えて、ペンメニュ画面の内
    容を変更することを特徴としたペンメニュ定義方法。
  19. 【請求項19】 メニュ定義ファイルは通常のテキスト
    エディタにより作成されるテキスト形式をなし、1つ以
    上のメニュから構成される請求項18記載のペンメニュ
    定義方法。
JP33195292A 1992-12-11 1992-12-11 ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメニュ定義方法 Expired - Fee Related JP3495054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33195292A JP3495054B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメニュ定義方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33195292A JP3495054B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメニュ定義方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06180629A true JPH06180629A (ja) 1994-06-28
JP3495054B2 JP3495054B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=18249479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33195292A Expired - Fee Related JP3495054B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメニュ定義方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3495054B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318393A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Nintendo Co Ltd 情報処理装置および項目選択処理プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318393A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Nintendo Co Ltd 情報処理装置および項目選択処理プログラム
US7825904B2 (en) 2005-05-16 2010-11-02 Nintendo Co., Ltd. Information processing apparatus and storage medium storing item selecting program
JP4628178B2 (ja) * 2005-05-16 2011-02-09 任天堂株式会社 情報処理装置および項目選択処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3495054B2 (ja) 2004-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2501118C (en) Method of combining data entry of handwritten symbols with displayed character data
US5367453A (en) Method and apparatus for correcting words
US5710922A (en) Method for synchronizing and archiving information between computer systems
US5764818A (en) Method for locating and displaying information in a pointer-based computer system
US5644657A (en) Method for locating and displaying information in a pointer-based computer system
US20020067346A1 (en) Graphical user interface for devices having small tactile displays
EP2038735A2 (en) Text copying on touch sensitive display
CN101334706A (zh) 带自增长的文本输入窗
US7571384B1 (en) Method and system for handwriting recognition with scrolling input history and in-place editing
JP2004362566A (ja) 手書き文書を書きやすくするシステムおよび方法
US5640574A (en) Portable computer apparatus having a display capable of displaying power management information and method of controlling the display
JP2004342101A (ja) データ処理装置及び方法
EP0926588A2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and storage medium containing a program for controlling information processing apparatus
JP3075882B2 (ja) 文書作成編集装置
US20020101406A1 (en) Touch-controlled hot key device
US7173630B2 (en) Information processing apparatus and method, and information processing program
JPH06180630A (ja) ペンデバイスをもつデータ処理装置及びガイダンス表示方法
JP3495054B2 (ja) ペンデバイスをもつデータ処理装置及びペンメニュ定義方法
JPH06180631A (ja) ペンデバイスをもつデータ処理装置及びアイテム配置方法
JPH06180624A (ja) ペンデバイスをもつデータ処理装置及びキーボードチェック指定方法
JPH0612208A (ja) パーソナルコンピュータ
JPS61267128A (ja) 表示消去方式
JPH06301472A (ja) 手書き入力装置
JPH09198190A (ja) コンピュータシステム
CN114217727B (zh) 电子装置及其触控方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees