JPH0618034A - ガスタービン機関の環状燃焼器及びその運転方法 - Google Patents

ガスタービン機関の環状燃焼器及びその運転方法

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JPH0618034A
JPH0618034A JP5068999A JP6899993A JPH0618034A JP H0618034 A JPH0618034 A JP H0618034A JP 5068999 A JP5068999 A JP 5068999A JP 6899993 A JP6899993 A JP 6899993A JP H0618034 A JPH0618034 A JP H0618034A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼ガスの停留時間を短縮して、高品位の燃
焼ガスに対する希釈空気の混合を改善した環状燃焼器を
提供する。 【構成】 環状燃焼器10は、前方燃焼区域20bと後
方燃焼区域20cとの間の中間区域20aに配置されて
おり、円周方向に相隔たって半径方向に伸びている複数
の希釈用の柱14を含んでいる。隣り合っている希釈用
の柱の間に、前方区域からの燃焼ガス38を受け取るス
ロート部が設けられている。希釈用の柱は円周方向を向
いている希釈孔48を含んでおり、希釈空気22aをス
ロート部に噴射して、その中を通される燃焼ガスと混合
する。希釈空気は、スロート部にある燃焼ガスへの浸透
をよくするように希釈孔を通して噴射され、低品位の燃
焼ガスを形成するように燃焼ガスと混合され、混合され
た低品位の燃焼ガスは、後方区域で最終的な燃焼をし
て、NOx放出物を減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般的にガスタービン機関に関
し、更に具体的に言うと、NOx放出物を減少させる燃
焼器及びその運転方法に関する。
【0002】
【発明の背景】商業用又は民間用の航空機及び工業用の
陸上ガスタービンは、例えばジェット−A燃料のような
炭化水素燃料の燃焼による排気放出物を減少させるよう
に設計することが普通である。排気放出物は、例えば気
体状炭化水素、一酸化炭素のような煙の形態で炭化水素
の粒子状物質を含んでいたり、例えば二酸化窒素(NO
2 )のようなNOx(窒素酸化物)を含んでいることが
ある。NOx放出物は、例えば3000°F(1648
℃)を越える比較的高い温度での燃焼で発生することが
知られている。こういう温度は、化学量論比における若
しくは化学量論比に近い燃料/空気比で燃料を燃焼した
ときに、又は言い換えれば、実際の燃料/空気比を化学
量論的な燃料/空気比で除した等価比が1.0で若しく
は1.0の近くで燃料を燃焼したときに起こる。形成さ
れる放出物の量は、これらの状態で燃焼が行われる時
間、即ち停留時間に直接的な関係がある。
【0003】航空機、船舶又は発電所の動力源としての
機関に用いられる従来のガスタービン機関の燃焼器は、
例えば航空機にある機関の消灯、アイドリング、離陸及
び巡航運転モードのような機関の変化する所要動力出力
の間、変化する燃料/空気比が得られるような寸法及び
形式にすることが通常である。消灯及びアイドリングの
ような比較的低い動力モードでは、燃焼を開始すると共
に燃焼の安定性を維持するために、比較的高品位の(濃
い)燃料/空気比が望まれる。例えば航空機の機関の巡
航運転のような比較的高い動力モードでは、排気放出物
を減らすために、比較的低品位の(薄い)燃料/空気比
が望まれる。
【0004】ほぼ完全な燃焼を達成するためには、化学
量論的な燃料/空気混合物が好ましいが、NOx放出物
は、化学量論的な状態で最大になり、高品位の(濃い燃
料/空気比での)運転及び低品位の(薄い燃料/空気比
での)運転のいずれでも減少することが知られている。
これは、NOxの形成が炎温度の上昇及び停留時間の増
加と共に増加するからである。NOx放出物を減らすた
めに、高−低品位段階型燃焼器が知られており、このよ
うな燃焼器は、半径方向又は軸方向の段階型のいずれで
あってもよい。軸方向高−低品位段階型燃焼器では、高
品位段が最初に高品位の燃料/空気混合物の燃焼のため
に設けられており、高品位段の不完全燃焼を希釈空気を
用いて速やかにクエンチングし、低い等価比にする。そ
の後、NOx放出物を減らすために、燃焼は低品位段に
おいて比較的低い温度で完了する。
【0005】しかしながら、クエンチングが比較的短い
軸方向の長さの所で起こるので、NOx放出物を発生す
るような化学量論的な混合物のポケット部を生ずること
なく、高品位の部分的に燃焼した混合物を希釈空気と適
切に混合することは困難である。燃焼器の出口で良好な
パターン係数、即ち一様な温度分布を達成するために
も、混合が必要である。軸方向の段階に分けた典型的な
高−低品位燃焼器は、砂時計(アウアグラス)の形状を
成しており、クエンチングのために希釈空気を導入する
と共に、停留時間を短縮するために流れを加速する縮小
された区域を有している。軸方向及び半径方向に段階に
分けられた高−低品位燃焼器のこの他の形式には、複雑
度の違うものがいろいろある。航空機用ガスタービン機
関に典型的に用いられている従来の燃焼器は、比較的簡
単なものは、半径方向に相隔たっている環状の外側及び
内側燃焼ライナを有している構成であって、外側及び内
側燃焼ライナの間に環状(環体)燃焼室を画成している
が、高−低品位段階形動作には有効ではない。
【0006】
【発明の目的】従って、本発明の1つの目的は、新規で
改良された軸方向段階形高−低品位燃焼器及び運転方法
を提供することである。本発明の他の目的は、その停留
時間を短縮して、高品位の燃焼ガスに対する希釈空気の
混合を改善した高−低品位段階形燃焼器を提供すること
である。
【0007】本発明の他の目的は、高品位の燃焼ガスと
の混合を強めるために希釈空気の浸透を改善した燃焼器
を提供することである。本発明の他の目的は、従来の環
状燃焼器に後からはめ込むことができるような高品位の
燃焼ガスのクエンチングを行う手段を提供することであ
る。
【0008】
【発明の要約】本発明による環状燃焼器は、前方燃焼区
域と後方燃焼区域との間にある中間区域に配置されてお
り、円周方向に相隔たって半径方向に伸びている複数の
希釈用の柱を含んでいる。隣り合っている希釈用の柱の
間に、前方区域からの燃焼ガスを受け取るスロート部が
画定されている。希釈用の柱は、その間を通される燃焼
ガスと混合するために希釈空気をスロート部に噴射する
ための円周方向を向いている希釈孔を含んでいる。希釈
用の柱は、円周方向に相隔たっている複数の場所で燃焼
ガスを阻止するために有効であると共に、スロート部に
おける停留時間を短縮すべく、スロート部を通る燃焼ガ
スを加速するために有効である。希釈空気は、スロート
部で燃焼ガスへの浸透をよくするために希釈孔を介して
噴射され、低品位の燃焼ガスを形成するために燃焼ガス
と混合され、形成された低品位の燃焼ガスは、後方区域
で最終的な燃焼作用を受ける。
【0009】本発明の好ましい実施例、並びにその他の
目的及び利点は、以下図面について詳しく説明するとこ
ろから明らかになろう。
【0010】
【好ましい実施例の説明】図1及び図2には、中心縦軸
線12を有しているガスタービン機関の燃焼器10の上
半分が図式的に示されている。円周方向に相隔たってい
る複数の希釈用の柱(ポール)14を除くと、燃焼器1
0はその他の点では普通のものである。更に具体的に言
うと、燃焼器10は、普通の半径方向外側及び内側の境
膜冷却環状ライナ16及び18を含んでいる。環状ライ
ナ16及び18は、環状ライナ16及び18の間に環体
の形状を成している環状燃焼室20を画定すべく、中心
軸線12の周りに同軸に配置されていると共に、互いに
半径方向で相隔たっている。燃焼器10は、図面に示し
てない普通の圧縮機からの圧縮空気22を受け取るよう
に、圧縮機の下流側に配置されている。外側ライナ16
は、外側ケーシング24から半径方向内側に隔たってお
り、外側ライナ16と外側ケーシング24との間に圧縮
空気22の一部を通すための環体を構成している。内側
ライナ18は、内側ケーシング26から半径方向外側に
隔たっており、内側ライナ18と内側ケーシング26と
の間に圧縮空気22の他の一部を通すための他の環体を
画定している。外側及び内側ライナ16及び18の上流
側の端には、普通の環状ドーム28が固着されており、
ライナ16及び18の下流側の端の間には、環状燃焼器
出口30が画定されている。燃焼器出口30のすぐ下流
側には、普通の環状タービンノズル32が配置されてお
り、ノズル32は、燃焼器出口30と流れが連通してい
る円周方向に相隔たった複数のノズルベーンを有してい
る。
【0011】円周方向に相隔たっている複数の普通の気
化器34が、ドーム28内に普通のように配置されてお
り、複数の気化器34は、ドーム28内で燃料/空気混
合物36を生成して、燃焼ガス38を発生すべく燃焼室
20に送り込み、燃焼ガス38は、ドーム28から出口
30まで燃焼室20の中を流れることが可能であって、
出口30から吐出される。図1に示すように、普通の点
火器40が外側ケーシング24及び外側ライナ60を半
径方向内向きに通り抜けており、燃料/空気混合物36
に普通のように点火し、燃焼ガス38を発生する。
【0012】気化器34の各々は、燃料42を普通の空
気旋回器34bを介して燃焼器10に噴射する普通の燃
料噴射器34aを含んでおり、圧縮空気22の一部が普
通のように旋回させられて、空気旋回器の中で燃料42
と混合され、空気旋回器から吐出される燃料/空気混合
物36を形成する。前に述べたように、燃焼器10は希
釈用の柱14を除くと、普通のものである。希釈用の柱
14は好ましくは、ドーム28と出口30との間で隔た
っている中心縦軸線12に対する軸方向の場所で、外側
及び内側ライナ16及び18の間を半径方向に伸びてお
り、その場所から上流側にドーム28まで伸びている前
方燃焼区域20bと、その場所から下流側に出口30ま
で伸びている後方燃焼区域20cとの間に軸方向に配置
されている環状の中間区域又はクエンチング区域20a
を画定している。希釈用の柱14がなければ、燃焼室2
0は、燃焼ガス38をドーム28から出口30まで通す
ために何のじゃまもない完全に開放した環体である。図
3及び図4に示すように、希釈用の柱14は外側及び内
側ライナ16及び18の間を半径方向に伸びていると共
に、互いに円周方向に相隔たっており、半径方向に伸び
ているスロート部44を隣り合っている柱の間に円周方
向に画定している。スロート部44は、図4に最もはっ
きりと示されているように、前方区域20bからの燃焼
ガス38を中間区域20aに対して軸方向に加速する。
【0013】希釈用の柱14は、ドーム28と出口30
との間に隔たっている軸方向の場所で、円周方向に相隔
たっている複数の位置、即ち柱14の位置で、燃焼ガス
38の流れを阻止して、中間区域、前方区域及び後方区
域20a、20b及び20cを画定する新しい方法を実
施するために設けられている。燃焼ガス38の流れは希
釈用の柱14の各々の位置で、外側及び内側ライナ16
及び18の間でも半径方向に阻止され、このため、希釈
用の柱14の包括的な阻止作用により、燃焼ガス38が
利用し得る流れ面積が減少し、燃焼ガス38は面積が減
少されたスロート部44を流れるように局限され、こう
して、柱14の間で燃焼ガス38を加速して、その速度
を高める。燃焼ガス38は前方区域20b及び後方区域
20cでは妨害なしに流れるが、中間区域20aでは、
中間区域で燃焼ガス38を加速するために、今述べたよ
うに妨害がある。
【0014】一旦燃焼ガス38が、前方区域20bにお
ける速度よりも一層高い速度に加速されると、本発明の
方法は更に、参照番号22aで示す希釈空気を噴射する
工程を含んでいる。この希釈空気を参照番号22aと示
すのは、それが圧縮空気22の一部であるからである。
この噴射は、半径方向には外側及び内側ライナ16及び
18の間で、スロート部44に通される燃焼ガス38に
対して円周方向に行うことが好ましく、こうして、燃焼
ガス38を急速に希釈し、即ちクエンチングし、燃焼ガ
ス38と効率よく混合して、後方区域20cに送り込ま
れる燃焼ガス38の等価比を下げる。
【0015】図3及び図4について更に具体的に説明す
ると、希釈用の柱14の各々は、円周方向に向かい合っ
ている側面46と、側面46に設けられている少なくと
も1つの希釈孔48とを含んでおり、外側及び内側ライ
ナ16及び18の間で半径方向に且つスロート部44を
介して軸方向に通される燃焼ガス38に対して、円周方
向に送り込まれる希釈空気22aを噴射するために、円
周方向又は接線方向を向いていることが好ましい。
【0016】次に図2及び図4について説明すると、希
釈用の柱14は従来の基本的な燃焼器10と組み合わさ
って、燃焼器10の軸方向の高品位−低品位の段階的な
動作を可能にしていることが理解されよう。具体的に言
うと、前方燃焼区域20bは、この代わりに高品位区域
20bと呼ぶことができるが、気化器34は、圧縮機か
らの圧縮空気22を必要量だけ受け取るような普通の寸
法及び形状になっており、図面に示してない普通の燃料
制御装置からの必要量の燃料42をも受け取って、1.
0より大きい高品位の等価比、例えば約1.5の等価比
で、燃料/空気混合物36を形成して噴射する。燃料/
空気混合物36から発生された燃焼ガス38は、高品位
の等価比で前方区域20bに通され、従って、燃焼ガス
38の燃焼温度が一層低いため、及び燃料分の多い混合
物に利用し得る酸素が欠如するために、NOx放出物が
減少する。中間区域20aは、クエンチング区域とも呼
ばれるが、中間区域20aでは希釈空気22aが、スロ
ート部44に通される加速された燃焼ガス38の中に噴
射され、希釈空気22aを中間区域20a内の燃焼ガス
38と混合して、1.0未満、例えば約0.5の低品位
の等価比で、クエンチング作用を受けた燃焼ガス38が
後方区域20cに供給される。従って、希釈空気22a
は、後方区域20cに通される燃焼ガス38の等価比を
所望の低品位の値に下げる。このように、後方区域20
cを流れる燃焼ガス38の低品位の等価比は、後方区域
20cからのNOx放出物を減少させるためにも有効で
ある。
【0017】希釈用の柱14は、本来であれば中間区域
20aに生ずる流れ面積の大体半分を包括的に遮る形状
であることが好ましく、スロート部44によって包括的
に得られる残りの妨げのない流れ面積は、希釈用の柱1
4の位置における外側及び内側ライナ16及び18の間
の全体の流れ面積の大体半分である。こうして、前方区
域20bから通される燃焼ガス38は中間区域20a
で、前方区域20bにおける燃焼ガス38の速度の大体
2倍に、例えば約125fps(38m/s)から約2
50fps(76m/s)まで速度が加速される。この
増加した速度により、クエンチング区域20aにおける
その停留時間が短くなると共に、クエンチング区域20
aにおける希釈空気22aとのその混合が改善され、そ
のいずれもが、NOx放出物を減少させると共に、良好
なパターン係数をもたらす。
【0018】再び図3及び図4について説明すると、好
ましい実施例では、希釈用の柱14は対になって配置さ
れており、参照番号14aと記してあるその第1の柱
は、外側ライナ16から半径方向内向きに伸びており、
内側ライナ18の所で終端している。参照番号14bで
示してあるその第2の柱は、内側ライナ18から半径方
向外向きに伸びており、外側ライナ16の所で終端して
いる。希釈用の柱14は、外側及び内側ライナ16及び
18の間をほぼ完全に半径方向に伸びていることが望ま
しく、その幾つかの実施例が考えられる。希釈用の柱1
4a及び14bは図示のように、その一端で外側及び内
側ライナ16及び18にそれぞれ固着されていてもよい
し、又は所望によっては、その両端で両方のライナ16
及び18に連結されていてもよい。図示の実施例では、
希釈空気22aを外側ライナ16から第1の希釈用の柱
14aの中に半径方向内向きに効果的に通すことができ
ると共に、希釈空気22aの他の一部を内側ライナ18
の半径方向内側から第2の希釈用の柱14bの中に半径
方向外向きに通すことができる。好ましい実施例では、
希釈空気22aの約半分が第1の柱14aを介して半径
方向内向きに通され、残り半分の希釈空気22aが半径
方向外向きに第2の柱14bに通される。
【0019】希釈用の柱14の一例が図5に更に具体的
に示されており、同図は図1の半径方向内向きに伸びて
いる第1の希釈用の柱14aを示しており、図2の半径
方向外向きに伸びている第2の希釈用の柱14bは、内
側ライナ18に半径方向上向きに挿入されて外側ライナ
16で終端していることを除いて、第1の希釈用の柱と
ほぼ同一である。希釈用の柱14が普通の高い燃焼ガス
温度を有する燃焼ガス38の中に直接的に浸漬されるの
で、希釈用の柱は、高い温度に耐えることができるセラ
ミックの1枚板又は複合材料のような普通の非金属材料
から形成されていることが好ましい。使用することがで
きるセラミック材料の例は、窒化シリコン(Si
3 4 )又は炭化シリコン繊維ScS−6であり、これ
は、テクストロン・スペシャルティ・マテリアルズ社か
ら入手し得る材料であり、又はデュポン・ラングザイド
の商標SiCp/Al2 3 のもとに利用し得るような
炭化シリコン粒子状物質及びアルミナ(酸化アルミニウ
ム)である。
【0020】図5に示すように、希釈用の柱14は半径
方向に細長く、半径方向にそれぞれ伸びている前縁50
及び後縁52を含んでおり、前縁50及び後縁52は、
柱の両側46を互いに連結している。希釈用の柱14
は、プラットフォーム形フランジの形状を成している近
端54を有しており、近端54は、希釈空気22aを最
初に受け取る入口開口56を含んでいる。開口56はこ
れから詳しく説明するように、希釈孔48と流れが連通
するように配置されている。一実施例では、希釈用の柱
14a及び14bの各々は、その根元のプラットフォー
ムで外側及び内側ライナ16及び18にそれぞれ普通の
ようにボルト締めすることができる。普通のボルトをそ
れぞれのライナ16及び18に溶接することができ、根
元のプラットフォーム54は、ボルトが通り抜けること
ができる相補形の孔を含んでおり、こうして、適当な管
状スリーブ及び/又はナットを用いて、図1及び図2に
示すように、根元のプラットフォーム54をそれぞれの
ライナ16及び18に固着している。
【0021】図4及び図5の両方を参照して説明する
と、希釈用の柱の両側46は、前縁50及び後縁52の
間でほぼ平面状又は平坦であることが好ましく、希釈孔
48が、隣接して向かい合っている希釈用の柱14に向
かって希釈空気22aを円周方向又は接線方向に噴射す
るように、前縁50及び後縁52の間の中間位置で柱の
両側46に設けられている。好ましい実施例では、前縁
50を空気力学的な流線形、例えば全般的に半円形にす
ることにより、燃焼ガス38をスロート部44に滑かに
移行させると共に加速することができる。好ましい実施
例では、隣り合っている希釈用の柱14の間のスロート
区域は後縁52まで、平面状の両側46に沿った軸方向
の流れの方向でほぼ一定のままである。一旦燃焼ガス3
8が最初にスロート部44内に加速されると、加速され
た燃焼ガスは、希釈孔48からスロート部44内に噴射
された希釈空気22aと混合される。後縁50は、平面
状又は平坦であることが好ましく、希釈用の柱14の各
々のすぐ下流側に伴流又は炎安定化区域58を付与すべ
く下流側を向いており、区域58が必要な場合の通常の
炎保持能力をもたらす。
【0022】図4に示すように、希釈用の柱14は、中
心軸線12の周りの円周方向に測って、それらの柱14
の半径方向の中心を通る内角Aで、互いに等角度に相隔
たっていることが好ましい。更に好ましい実施例では、
燃焼噴射器34aの各々は、隣り合っている希釈用の柱
14の上流側で、隣り合っている柱14の間に等しい距
離をおいて、軸方向に整合しており、燃料噴射器34a
から軸方向下流側に噴射された燃料/空気混合物36に
高温ストリークが発生した場合に、燃料/空気混合物3
6が、隣り合っている希釈用の柱14の間で軸方向下流
側に差向けられるようにすることが好ましい。更に好ま
しい実施例では、燃料噴射器34aの各々に対して、2
つの希釈用の柱14が設けられている。本発明の他の実
施例では、燃焼噴射器34aの数の2倍未満の希釈用の
柱14を用いることができ、特定の用途の所望に応じ
て、燃料噴射器34aに対して円周方向に位置決めする
ことができる。
【0023】図3及び図5について説明すると、希釈用
の柱14の各々は、希釈用の柱の両側46の各々で半径
方向に相隔たっている複数の希釈孔48を含んでいるこ
とが好ましい。例えば、図示の好ましい実施例における
希釈用の柱14の各々の各側面46は、半径方向に細長
い又は競技場の形状をした互いに半径方向に隔たってい
る3つの希釈孔48を含んでいると共に、それぞれの根
元54の近くに4番目の円形の希釈孔48を含んでい
る。図4に示すように、希釈孔48は共通の軸平面内で
すべて互いに整合していると共に、円周方向に直接的に
互いに向かい合っており、最初は、向かい合っている希
釈用の柱14に向かってほぼ垂直に希釈空気22aを噴
射する。このようにして、スロート部44に対する希釈
空気22aの必要な浸透距離は、希釈空気が外側及び内
側ライナを介して半径方向にのみ噴射される従来の燃焼
器の場合に必要な値に比べて大幅に減少する。隣り合っ
ている希釈用の柱14から、2つの反対向きからスロー
ト部44に希釈空気22aを噴射することにより、各々
のジェットの必要な浸透が比較的小さくなるだけでな
く、比較的大きな圧力によるその駆動力を必要とせず
に、希釈空気ジェットの浸透及び混合能力が改善され
る。
【0024】図3に示すように、隣り合っている希釈用
の柱14の希釈孔48は、少なくとも部分的には互いに
半径方向に整合しており、即ち半径方向に重なり合って
おり、希釈孔48とスロート部44との間の半径方向の
途切れなしに、希釈空気22aをスロート部44に包括
的に噴射する。図3において、第2の希釈用の柱14b
の一番下側の円形の希釈孔48から第1の希釈用の柱1
4aの一番上側の円形の希釈孔48までの、中心線12
からの任意の半径Rの所で、希釈空気22aは、その間
のすべての半径方向の位置において、第1の希釈用の柱
14a又は第2の希釈用の柱14bのいずれかによっ
て、スロート部44の各々に噴射されることに注意され
たい。このようにして、希釈空気22aを一層効率よく
利用するために、外側及び内側ライナ16及び18の間
で希釈空気22aを半径方向に広がらせるために必要と
する希釈孔48が一層少なくなる。
【0025】更に、燃焼器の出口30からタービンノズ
ル32に入る燃焼ガス38の温度分布及びパターン係数
は、柱14からの希釈空気22aの選択的な半径方向、
円周方向及び軸方向の配置により、更に精密に制御する
ことができる。これは、燃焼ガスの中への希釈空気のか
なりの半径方向の浸透を必要とする、ライナ16及び1
8に設けられている従来の希釈孔に比べると改良であ
る。柱14の軸方向及び円周方向の位置、並びに希釈孔
48の半径方向の位置が3つの変数となり、これらを調
節することにより、温度分布及びパターン係数を制御す
ることができる。
【0026】図5に示すように、希釈用の柱14の各々
は中空の衝突じゃま板60を含んでいることが好まし
い。じゃま板60は、希釈用の柱14の内室と相補的な
形状を成しており、複数の普通の離隔材又は隆起部62
によって柱14の内室から所定の間隔に保たれており、
じゃま板60と希釈用の柱14の内面との間にマニホル
ドを形成している。じゃま板60はその全面にわたっ
て、半径方向及び軸方向に隔たっている複数の衝突孔6
4を含んでおり、じゃま板60の内側からの希釈空気2
2aを希釈用の柱14の内面に対して噴射し、従来公知
の方法でその衝突冷却を行う。じゃま板60の近端が入
口開口56と流れが連通するように配置されており、圧
縮空気22の希釈空気22aの一部を受け取り、それを
中空の衝突じゃま板60を介して半径方向内向きに通
す。この後、この空気22aは、じゃま板60の内側か
ら衝突孔64を介して、希釈用の柱14の内面に通さ
れ、その衝突冷却を行う。希釈孔48は、衝突じゃま板
60と希釈用の柱14の内面との間のマニホルドと流れ
が連通するように配置されていると共に、衝突孔64と
流れが連通するように配置されており、最初は希釈用の
柱14の内面の衝突冷却のために用いられた希釈空気2
2aを受け取り、次に、この希釈空気22aを希釈孔4
8を介してスロート部44に噴射する。このようにし
て、希釈空気22aは、最初は希釈用の柱14の冷却に
用いられ、その後、スロート部44を流れる燃焼ガス3
8の希釈のために用いられる。じゃま板60は、商標イ
ンコネル625、ハステロイX若しくはHS188のも
とに販売されているような燃焼器ライナを形成するため
に典型的に用いられている普通の耐高温金属で形成する
ことができるし、又は所望によっては、普通のセラミッ
クの1枚板若しくは複合材料で形成してもよい。
【0027】従って、好ましい実施例について上に述べ
たような燃焼器10は、希釈用の柱14を利用して、前
方の高品位区域20bと後方の低品位区域20cとの間
に中間のクエンチング区域20aを画定している。希釈
用の柱14は、燃焼ガス38を高品位区域20bからク
エンチング区域20aへ加速するために有効であり、こ
のクエンチング区域20aにおいて、燃焼ガス38は比
較的高い速度で希釈空気22aと有効に混合され、この
高い速度であることにより、クエンチング区域20aに
おける停留時間が短縮されると共に、低品位区域20c
へ送られる低品位の燃焼ガス38が形成される。従っ
て、高品位区域20bでは高品位の等価比で、そして低
品位区域20cでは低品位の等価比で、燃料/空気混合
物36を燃焼することにより、NOx放出物は実効的に
減少され、クエンチング区域20aでは希釈区域22a
と高品位の燃焼ガス38との混合を改善したことによ
り、NOx放出物を発生するような化学量論的なポケッ
ト部が生ずる惧れを減少させる。
【0028】更に、希釈用の柱14は、従来見られるよ
うなものよりも形状が一層簡単で軸方向に段階的な高品
位−クエンチング−低品位燃焼器を得るための実質的な
変更を加えずに、且つ現存の燃焼器の設計に後からはめ
ることができるようにして、燃焼器10のような普通の
環状燃焼器に用いることができる。本発明の好ましい実
施例と考えられるものを説明したが、以上述べたところ
から、当業者には、本発明のその他の変更が考えられよ
う。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲内に属す
るこのようなすべての変更を包括するものであることを
承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による希釈用の柱を含んでい
る燃焼器の半分を一部断面で示す軸方向部分断面図であ
って、全体的に図3の線1−1に沿って切り取られてお
り、外側ライナから半径方向内向きに伸びているところ
を示す図である。
【図2】図1に示す燃焼器の一部を断面で示す軸方向部
分断面図であって、全体的に図3の線2−2に沿って図
1とは鏡像になるように切り取られており、内側ライナ
から半径方向外向きに伸びている他の希釈用の柱を示す
図である。
【図3】図1に示す燃焼器の一部を全体的に線3−3に
沿って切り取って上流側を見た部分的な断面図である。
【図4】図3に示す燃焼器の一部を弓形の線4−4に沿
って切り取って半径方向内向きに見た部分的な断面図で
ある。
【図5】図1に示す希釈用の柱の一部を断面で示すと共
に切り取って示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 燃焼器 12 中心縦軸線 14 希釈用の柱 16 外側ライナ 18 内側ライナ 20 環状燃焼室 20a 中間区域 20b 前方区域 20c 後方区域 22a 希釈空気 28 環状ドーム 30 環状出口 34 気化器 38 燃焼ガス 44 スロート部 48 希釈孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィラード・ジェームス・ドッズ アメリカ合衆国、オハイオ州、ウエスト・ チェスター、ブルックリッジ・ドライブ、 8482番 (72)発明者 ポール・エドワード・サブラ アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナテ ィ、テンプルトン・ドライブ、11258番 (72)発明者 ジョージ・エドワード・コック アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナテ ィ、ダベンナント・アベニュー、3726番 (72)発明者 クレイグ・ルイス・ロコンティ アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナテ ィ、ナンバー19、シャロン・パーク・レー ン、4080番 (72)発明者 ゲイリー・マック・ハロゥウェイ アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナテ ィ、アレンハースト・クローズ、4187番

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心縦軸線と、その間に環状燃焼室を画
    定するように前記中心軸線の周りに半径方向に同軸に相
    隔たっている外側及び内側の環状ライナと、燃焼ガスを
    発生すべく前記燃焼室に燃料/空気混合物を供給するた
    めの円周方向に相隔たった複数の気化器を有しており、
    前記ライナの上流側の端にある環状ドームと、前記ライ
    ナの下流側の端に画成されており、前記燃焼ガスを吐出
    する環状出口とを有しているガスタービン機関の環状燃
    焼器の運転方法であって、 前記ドームと前記出口との間の軸方向の場所にある円周
    方向に相隔たっている複数の位置で前記燃焼ガスの流れ
    を阻止し、前記場所から上流側に前記ドームまで伸びて
    いる前方区域と、前記場所から下流側に前記出口まで伸
    びている後方区域との間に軸方向に設けられていると共
    に、前記外側及び内側のライナの間に半径方向に設けら
    れている中間区域を画成し、円周方向に相隔たっている
    複数のスロート部において前記阻止する位置の間で前記
    燃焼ガスを加速し、 前記外側及び内側ライナの間で半径方向に前記スロート
    部に通される燃焼ガスに希釈空気を噴射する工程を含ん
    でいる環状燃焼器の運転方法。
  2. 【請求項2】 前記燃焼ガスを前記前方区域に高品位の
    等価比で通す工程を更に含んでおり、 前記噴射する工程は、前記後方区域に通された前記燃焼
    ガスを低品位の等価比に下げるように、前記希釈空気を
    前記スロート部に通された前記燃焼ガスと混合する請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記阻止する工程は、前記後方区域内に
    円周方向に相隔たっている複数の炎安定化区域をもたら
    す請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記燃焼ガスは前記中間区域において、
    前記前方区域における前記燃焼ガスの速度のほぼ2倍ま
    で速度を加速される請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 中心縦軸線を有しているガスタービン機
    関の環状燃焼器であって、 その間に環状燃焼室を画定するように前記中心軸線の周
    りに同軸に設けられていると共に半径方向に相隔たって
    いる外側及び内側の環状ライナと、 該外側及び内側ライナの上流側の端に固着されており、
    前記外側及び内側ライナの下流側の端の間に環状出口を
    画定している環状ドームと、 該ドーム内に設けられており、前記燃焼室の中を流れる
    ことができると共に前記出口から吐出し得る燃焼ガスを
    発生するために前記燃焼室に燃料/空気混合物を供給す
    るための円周方向に相隔たった複数の気化器と、 前記ドームと前記出口との間にある軸方向の場所で前記
    外側及び内側ライナの間を半径方向に伸びており、前記
    場所から上流側に前記ドームまで伸びている前方燃焼区
    域と、前記場所から下流側に前記出口まで伸びている後
    方燃焼区域との間に軸方向に設けられている中間区域を
    画定している円周方向に相隔った複数の希釈用の柱とを
    備えており、 該柱は、前記前方区域からの前記燃焼ガスを前記中間区
    域へ軸方向に加速するための半径方向に伸びているスロ
    ート部を、隣り合った柱の間で円周方向に画定してお
    り、 前記柱の各々は、円周方向に向かい合っている側面と、
    該側面の各々に設けられており、前記外側及び内側ライ
    ナの間で半径方向に且つ前記スロート部を介して通され
    た前記燃焼ガスに希釈空気を円周方向に噴射する少なく
    とも1つの希釈孔とを含んでいるガスタービン機関の環
    状燃焼器。
  6. 【請求項6】 前記希釈用の柱の各々は、 該柱の向かい合っている側面を互いに結合しており、半
    径方向に伸びている前縁及び後縁と、前記希釈孔と流れ
    が連通するように設けられており、その近端で前記希釈
    空気を最初に受け取る入口開口とを含んでおり、 前記柱の向かい合っている側面は、前記前縁及び後縁の
    間でほぼ平面状であり、前記希釈孔は、隣接している前
    記希釈用の柱に向かって前記希釈空気を円周方向に噴射
    するように、前記前縁及び後縁の間で前記柱の向かい合
    っている側面に設けられている請求項5に記載の環状燃
    焼器。
  7. 【請求項7】 前記希釈用の柱の向かい合っている側面
    の各々に半径方向に相隔たっている複数の前記希釈孔を
    更に含んでおり、 隣接している前記柱の前記希釈孔は、該希釈孔と前記ス
    ロート部との間で半径方向の中断なしに前記希釈空気を
    前記スロート部に包括的に噴射するように、少なくとも
    部分的に互いに半径方向に整合している請求項6に記載
    の環状燃焼器。
  8. 【請求項8】 前記希釈用の柱は、互いに等しい角度間
    隔で隔たっている請求項7に記載の環状燃焼器。
  9. 【請求項9】 前記気化器の各々は、隣接している前記
    希釈用の柱の間で軸方向に整合していると共に隣接して
    いる前記希釈用の柱の上流側に隔たっている燃料噴射器
    を含んでいる請求項8に記載の環状燃焼器。
  10. 【請求項10】 前記希釈用の柱の各々は、該希釈用の
    柱の内面から隔たっていると共に前記柱の入口開口と流
    れが連通するように設けられている中空の衝突じゃま板
    を含んでおり、該じゃま板は、前記入口開口から受け取
    った前記希釈空気を前記柱の内面に衝突するように噴射
    する複数の衝突孔を含んでおり、前記希釈孔は、前記希
    釈用の柱の衝突冷却に最初に用いられた前記希釈空気を
    前記スロート部へ吐出するように、前記衝突孔と流れが
    連通するよう設けられている請求項7に記載の環状燃焼
    器。
  11. 【請求項11】 前記希釈用の柱は、対になって設けら
    れており、その第1の柱は、前記外側ライナから半径方
    向内向きに伸びて前記内側ライナで終端しており、その
    第2の柱は、前記内側ライナから半径方向外向きに伸び
    て前記外側ライナで終端している請求項7に記載の環状
    燃焼器。
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