JPH0617975Y2 - 自動車用ウインドーレギュレータのワイヤー端末係止構造 - Google Patents
自動車用ウインドーレギュレータのワイヤー端末係止構造Info
- Publication number
- JPH0617975Y2 JPH0617975Y2 JP10425188U JP10425188U JPH0617975Y2 JP H0617975 Y2 JPH0617975 Y2 JP H0617975Y2 JP 10425188 U JP10425188 U JP 10425188U JP 10425188 U JP10425188 U JP 10425188U JP H0617975 Y2 JPH0617975 Y2 JP H0617975Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- wire
- locking piece
- fitting
- window regulator
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用ウインドーレギュレータのワイヤー端
末係止構造に関する。
末係止構造に関する。
(従来の技術) 従来、自動車用ウインドーレギュレータとしては、第6
図に示すように、駆動ユニット1のドラム2に巻回した
ワイヤー3,3の一端部3a,3aをウインドーガラス
4の保持部材5に係止し、他端部3b,3bをドラム2
に係止して、ドラム2の回転でワイヤー3,3を巻取
り、巻戻し、ウインドーガラス4を昇降させるようにし
たものが提案されている。
図に示すように、駆動ユニット1のドラム2に巻回した
ワイヤー3,3の一端部3a,3aをウインドーガラス
4の保持部材5に係止し、他端部3b,3bをドラム2
に係止して、ドラム2の回転でワイヤー3,3を巻取
り、巻戻し、ウインドーガラス4を昇降させるようにし
たものが提案されている。
そして、第5図に示すように、一方のワイヤー3の他端
部3bは、円板状の係止片5aを、ドラム本体2aの側
面に形成された嵌合凹部2bに軸方向から嵌合して係止
するとともに、他方のワイヤー3の他端部3bは、係止
片5bを、ドラムフランジ2cの側面に形成された嵌合
凹部2dに軸方向から嵌合して係止している。
部3bは、円板状の係止片5aを、ドラム本体2aの側
面に形成された嵌合凹部2bに軸方向から嵌合して係止
するとともに、他方のワイヤー3の他端部3bは、係止
片5bを、ドラムフランジ2cの側面に形成された嵌合
凹部2dに軸方向から嵌合して係止している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ドラムフランジ2cに形成された嵌合凹部2
dには、第4図に詳細に示すように、係止部5bを軸方
向から嵌合してワイヤー3を半径方向に僅か引っ張った
とき、係止片部5bが軸方向に抜けないように規制する
バリ状のツバ部2e,2eが設けられているが、このツ
バ部2e,2eの存在により嵌合凹部2dの成形が困難
で、複雑な成形割型が必要となるという問題があった。
dには、第4図に詳細に示すように、係止部5bを軸方
向から嵌合してワイヤー3を半径方向に僅か引っ張った
とき、係止片部5bが軸方向に抜けないように規制する
バリ状のツバ部2e,2eが設けられているが、このツ
バ部2e,2eの存在により嵌合凹部2dの成形が困難
で、複雑な成形割型が必要となるという問題があった。
本考案は上記問題を解決するためになされたもので、嵌
合凹部の成形が容易にできるようにすることを目的とす
るものである。
合凹部の成形が容易にできるようにすることを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、ドラムに巻回したワイヤーの一端部
をウインドーガラスの保持部材に係止し、他端部をドラ
ムに係止して、ドラムの回転でワイヤーを巻取り、巻戻
し、ウインドーガラスを昇降させる自動車用ウインドー
レギュレータにおいて、上記ワイヤーの他端部に係止片
が取付けられ、上記ドラムの外周部に、半径方向から係
止片を嵌合可能な嵌合凹部が形成され、該ドラムの側面
部に、外周部から嵌合凹部にまたがって、係止片のワイ
ヤーが軸方向から嵌入可能な嵌入スリットが形成されて
いることを特徴とするものである。
をウインドーガラスの保持部材に係止し、他端部をドラ
ムに係止して、ドラムの回転でワイヤーを巻取り、巻戻
し、ウインドーガラスを昇降させる自動車用ウインドー
レギュレータにおいて、上記ワイヤーの他端部に係止片
が取付けられ、上記ドラムの外周部に、半径方向から係
止片を嵌合可能な嵌合凹部が形成され、該ドラムの側面
部に、外周部から嵌合凹部にまたがって、係止片のワイ
ヤーが軸方向から嵌入可能な嵌入スリットが形成されて
いることを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) 本考案は、ドラムの外周部に形成した嵌合凹部に、半径
方向からワイヤーの係止片を嵌合させ、ドラムの側面部
に形成した嵌入スリットに、係止片のワイヤーを軸方向
から嵌入するようにしたものであるから、ケースにドラ
ムを組込むと、係止片はケースの内周壁で半径方向に抜
けないように規制される。
方向からワイヤーの係止片を嵌合させ、ドラムの側面部
に形成した嵌入スリットに、係止片のワイヤーを軸方向
から嵌入するようにしたものであるから、ケースにドラ
ムを組込むと、係止片はケースの内周壁で半径方向に抜
けないように規制される。
したがって、嵌合凹部はドラムの半径方向に成形するこ
とができるので、成形割型を半径方向に抜くようにすれ
ば嵌合凹部を成形することができ、成形が容易である。
とができるので、成形割型を半径方向に抜くようにすれ
ば嵌合凹部を成形することができ、成形が容易である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
る。
第1図及び第2図に示すように、自動車用ウインドーレ
ギュレータの駆動ユニットのドラム10は、ワイヤー1
1,12を凹部10a,…,10aに巻回するドラム本
体10bと、該ドラム本体10bと一体の大径フランジ
10cとで構成され、該ドラム10は円筒状のケース1
3に収納されて、中心孔10dが駆動軸(不図示)に嵌
着され、正逆回転されるようになっている。なお、ドラ
ム本体10bと大径フランジ10cとは別々に成形し
て、一体化したものであってもよい。
ギュレータの駆動ユニットのドラム10は、ワイヤー1
1,12を凹部10a,…,10aに巻回するドラム本
体10bと、該ドラム本体10bと一体の大径フランジ
10cとで構成され、該ドラム10は円筒状のケース1
3に収納されて、中心孔10dが駆動軸(不図示)に嵌
着され、正逆回転されるようになっている。なお、ドラ
ム本体10bと大径フランジ10cとは別々に成形し
て、一体化したものであってもよい。
上記各ワイヤー11,12の1端部は、ウインドーガラ
ス保持部材(第6図の品番5参照)にそれぞれ係止さ
れ、他端部11a,12aには、円板状の係止片14
a,14bがそれぞれ取付けられている。
ス保持部材(第6図の品番5参照)にそれぞれ係止さ
れ、他端部11a,12aには、円板状の係止片14
a,14bがそれぞれ取付けられている。
上記ドラム本体10bの上面部10eには、一方のワイ
ヤー11の係止片14aよりやや大径で、該係止片14
aを軸方向から嵌合する第1嵌合凹部10fと、ワイヤ
ー11を軸方向から嵌入する第1嵌入スリット10gと
が形成され、ワイヤー11は、他端部11aの係止片1
4aを第1嵌合凹部10fに軸方向から嵌合して軸方向
から第1嵌入スリット10gに嵌入し、ドラム本体10
の一側に巻回してケース13外に導出させる。
ヤー11の係止片14aよりやや大径で、該係止片14
aを軸方向から嵌合する第1嵌合凹部10fと、ワイヤ
ー11を軸方向から嵌入する第1嵌入スリット10gと
が形成され、ワイヤー11は、他端部11aの係止片1
4aを第1嵌合凹部10fに軸方向から嵌合して軸方向
から第1嵌入スリット10gに嵌入し、ドラム本体10
の一側に巻回してケース13外に導出させる。
該ワイヤー11の係止片14aは、第1嵌合凹部10f
への嵌合でドラム10の半径方向に抜けないように規制
され、かつケース13の蓋15でドラム10の軸方向に
も抜けないように規制される。
への嵌合でドラム10の半径方向に抜けないように規制
され、かつケース13の蓋15でドラム10の軸方向に
も抜けないように規制される。
上記大径フランジ10cの外周部10hには、第3図に
も示すように、他方のワイヤー12の係止片14bより
やや大径で、該係止片14bを半径方向から嵌合する第
2嵌合凹部10iが形成され、大径フランジ10cの側
面部10jには、外周部10hから第2嵌合凹部10i
にまたがってワイヤー12を軸方向から嵌入する第2嵌
入スリット10kが形成されている。
も示すように、他方のワイヤー12の係止片14bより
やや大径で、該係止片14bを半径方向から嵌合する第
2嵌合凹部10iが形成され、大径フランジ10cの側
面部10jには、外周部10hから第2嵌合凹部10i
にまたがってワイヤー12を軸方向から嵌入する第2嵌
入スリット10kが形成されている。
大径フランジ10cの側面部10jに第2嵌入スリット
10kを形成することにより、第2嵌合凹部10iの側
面部に10jには、バリ状のツバ部10l,10lが自
然に形成される。
10kを形成することにより、第2嵌合凹部10iの側
面部に10jには、バリ状のツバ部10l,10lが自
然に形成される。
そして、ワイヤー12は、他端部12aの係止片14b
を第2嵌合凹部10iに半径方向から嵌合して軸方向か
ら第2嵌入スリット10kに嵌入し、ドラム本体10の
他側に巻回してケース13外に導出させる。
を第2嵌合凹部10iに半径方向から嵌合して軸方向か
ら第2嵌入スリット10kに嵌入し、ドラム本体10の
他側に巻回してケース13外に導出させる。
該ワイヤー11の係止片14bは、第2嵌合凹部10i
への嵌合でドラム10の軸方向に抜けないように規制さ
れ、かつ、ケース13に組込んだとき、ケース13の内
周壁13aでドラム10の半径方向にも抜けないように
規制される。
への嵌合でドラム10の軸方向に抜けないように規制さ
れ、かつ、ケース13に組込んだとき、ケース13の内
周壁13aでドラム10の半径方向にも抜けないように
規制される。
上記のような構成であれば、第2嵌合凹部10iはドラ
ム10の半径方向に成形できるので、成形割型を半径方
向に抜くことができ、従来のような複雑な成形割型が不
要となり、第2嵌合凹部10iの成形が容易となる。な
お、ツバ部10lは第2嵌入スリット10kの形成で自
然にできるので、第2嵌入スリット10kの成形割型が
複雑になることはない。
ム10の半径方向に成形できるので、成形割型を半径方
向に抜くことができ、従来のような複雑な成形割型が不
要となり、第2嵌合凹部10iの成形が容易となる。な
お、ツバ部10lは第2嵌入スリット10kの形成で自
然にできるので、第2嵌入スリット10kの成形割型が
複雑になることはない。
第1図は本考案に係るドラムの平面図、第2図は第1図
の断面図、第3図はワイヤー端末係止構造の斜視図、第
4図は従来のワイヤー端末係止構造の斜視図、第5図は
ドラムの斜視図、第6図は自動車用ウインドーレギュレ
ータの正面図である。 10…ドラム、10b…ドラム本体、 10c…フランジ、10h…外周部、 10i…第2嵌合凹部、10j…側面部、 10k…第2嵌入スリット、12…ワイヤー、 12a…他端部、13…ケース、13a…内周壁、 14b…係止片。
の断面図、第3図はワイヤー端末係止構造の斜視図、第
4図は従来のワイヤー端末係止構造の斜視図、第5図は
ドラムの斜視図、第6図は自動車用ウインドーレギュレ
ータの正面図である。 10…ドラム、10b…ドラム本体、 10c…フランジ、10h…外周部、 10i…第2嵌合凹部、10j…側面部、 10k…第2嵌入スリット、12…ワイヤー、 12a…他端部、13…ケース、13a…内周壁、 14b…係止片。
Claims (1)
- 【請求項1】ドラムに巻回したワイヤーの一端部をウイ
ンドーガラスの保持部材に係止し、他端部をドラムに係
止して、ドラムの回転でワイヤーを巻取り、巻戻し、ウ
インドーガラスを昇降させる自動車用ウインドーレギュ
レータにおいて、 上記ワイヤーの他端部に係止片が取付けられ、上記ドラ
ムの外周部に、半径方向から係止片を嵌合可能な嵌合凹
部が形成され、該ドラムの側面部に、外周部から嵌合凹
部にまたがって、係止片のワイヤーが軸方向から嵌入可
能な嵌入スリットが形成されていることを特徴とする自
動車用ウインドーレギュレータのワイヤー端末係止構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10425188U JPH0617975Y2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | 自動車用ウインドーレギュレータのワイヤー端末係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10425188U JPH0617975Y2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | 自動車用ウインドーレギュレータのワイヤー端末係止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0225678U JPH0225678U (ja) | 1990-02-20 |
JPH0617975Y2 true JPH0617975Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=31335804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10425188U Expired - Lifetime JPH0617975Y2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | 自動車用ウインドーレギュレータのワイヤー端末係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617975Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0893319A (ja) * | 1994-09-20 | 1996-04-09 | Nippon Cable Syst Inc | ウインドレギュレ−タのインナ−ケ−ブル緊張機構およびその緊張方法 |
-
1988
- 1988-08-04 JP JP10425188U patent/JPH0617975Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0893319A (ja) * | 1994-09-20 | 1996-04-09 | Nippon Cable Syst Inc | ウインドレギュレ−タのインナ−ケ−ブル緊張機構およびその緊張方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0225678U (ja) | 1990-02-20 |