JPH06178677A - 花の萼分離方法及び装置 - Google Patents
花の萼分離方法及び装置Info
- Publication number
- JPH06178677A JPH06178677A JP4351134A JP35113492A JPH06178677A JP H06178677 A JPH06178677 A JP H06178677A JP 4351134 A JP4351134 A JP 4351134A JP 35113492 A JP35113492 A JP 35113492A JP H06178677 A JPH06178677 A JP H06178677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calyx
- rollers
- petals
- separating
- flower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 食用,着色用,香用,酸化防止用などに使う
各種の花の花弁と萼とを確実に分離する方法と装置を提
供することを目的とする。 【構成】 低速回転するローラと高速回転するローラと
を少許間隔をおいて交互に並設し、回転する両ローラに
花が接触した時に起こる回転差による巻き込み加圧によ
り花弁を萼から分離する方法である。
各種の花の花弁と萼とを確実に分離する方法と装置を提
供することを目的とする。 【構成】 低速回転するローラと高速回転するローラと
を少許間隔をおいて交互に並設し、回転する両ローラに
花が接触した時に起こる回転差による巻き込み加圧によ
り花弁を萼から分離する方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花の萼分離方法及び装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食用菊花の萼を花弁から分離する
ことを目的とした装置には、実公昭45−28319号
や実公昭47−32863号にかかる考案が公知であっ
た。
ことを目的とした装置には、実公昭45−28319号
や実公昭47−32863号にかかる考案が公知であっ
た。
【0003】これらの考案はいずれも、花弁と萼とを分
離する方法を機械的に行うもので、それ以前からの分離
方法であった人手による一個宛の摘み取りによる欠点を
一掃したものとして評価される。
離する方法を機械的に行うもので、それ以前からの分離
方法であった人手による一個宛の摘み取りによる欠点を
一掃したものとして評価される。
【0004】しかし、このうち前者の考案は、送風機室
内において羽根車の回転により菊花を周囲の分離桟に衝
き当てて分離させるという方法であるため、花弁に対す
る衝撃が大き過ぎ損傷を起していたばかりでなく、萼に
対して直接押圧力がかからないため、確実に分離するこ
とは困難であった。
内において羽根車の回転により菊花を周囲の分離桟に衝
き当てて分離させるという方法であるため、花弁に対す
る衝撃が大き過ぎ損傷を起していたばかりでなく、萼に
対して直接押圧力がかからないため、確実に分離するこ
とは困難であった。
【0005】また、後者の考案は、並列する多数個の転
子について、入口部では遅速にし出口部にかけて次第に
高速にするという方法で、転子上で花弁と萼とを分離し
ようとするものであったが、その分離は必ずしも確実に
行われなかったのである。
子について、入口部では遅速にし出口部にかけて次第に
高速にするという方法で、転子上で花弁と萼とを分離し
ようとするものであったが、その分離は必ずしも確実に
行われなかったのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は前記
のような装置の欠点を除去し、菊花,紅花,桜花のよう
な食用花をはじめ、サフラン,ハイビスカス,マリーゴ
ールドなどの着色用の花やバラ,ラベンダー,ローズマ
リーなどの着香用の花その他の花において、花弁と萼と
の分離を自動的に確実かつ迅速に行うことができる方法
と装置を提供することを目的とするものである。
のような装置の欠点を除去し、菊花,紅花,桜花のよう
な食用花をはじめ、サフラン,ハイビスカス,マリーゴ
ールドなどの着色用の花やバラ,ラベンダー,ローズマ
リーなどの着香用の花その他の花において、花弁と萼と
の分離を自動的に確実かつ迅速に行うことができる方法
と装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、低速回転する
ローラと高速回転するローラとを少許間隔をおいて交互
に並設し、回転する両ローラに花が接触した時に起こる
回転差による巻込み加圧によって花弁を萼から分離する
ようにする方法である。
ローラと高速回転するローラとを少許間隔をおいて交互
に並設し、回転する両ローラに花が接触した時に起こる
回転差による巻込み加圧によって花弁を萼から分離する
ようにする方法である。
【0008】
【作用】いま分離機構のローラ部上に花を供給すると、
花は並行して回転するローラに接して飛び跳ねるように
して送られるが、萼部分は両ローラの間隙部に入った時
にローラによる摩擦抵抗を受けるから、これによって押
圧されると、花弁部が直ちに萼部から分離するようにな
る。
花は並行して回転するローラに接して飛び跳ねるように
して送られるが、萼部分は両ローラの間隙部に入った時
にローラによる摩擦抵抗を受けるから、これによって押
圧されると、花弁部が直ちに萼部から分離するようにな
る。
【0009】花弁と萼との固定関係は、指先で一寸した
押圧力を加えると、直ちに分離するようなきわめて弱い
関係にあるが、これを機械的にローラで加圧して行うも
のである。
押圧力を加えると、直ちに分離するようなきわめて弱い
関係にあるが、これを機械的にローラで加圧して行うも
のである。
【0010】分離した花弁と萼とは、ローラ間の間隙部
から下方のトレー又はコンベアに落下して収集されるよ
うにする。
から下方のトレー又はコンベアに落下して収集されるよ
うにする。
【0011】
【実施例】1は基盤で、この基盤上に以下に記述する加
圧分離機構12を設置する。
圧分離機構12を設置する。
【0012】2,3は前記基盤1上に少許間隙をおいて
並列に多数個設置するローラで、一方のローラ2はモー
タ4に直結した回転軸6に架設する。この一方のローラ
2は比較的低速に回転するようにする。
並列に多数個設置するローラで、一方のローラ2はモー
タ4に直結した回転軸6に架設する。この一方のローラ
2は比較的低速に回転するようにする。
【0013】他方のローラ3は、モータ5に直結した回
転軸7に架設するが、この他方のローラ3は比較的高速
に回転するようにする。
転軸7に架設するが、この他方のローラ3は比較的高速
に回転するようにする。
【0014】前記ローラ2,3は、モータ4,5の回転
を任意に変更して速度に高低の変化をつけるものである
が、低速のローラ2と高速のローラ3を作動することに
より、速度の高低差を萼への加圧力に変えながら花弁が
萼から分離し易いようにする。
を任意に変更して速度に高低の変化をつけるものである
が、低速のローラ2と高速のローラ3を作動することに
より、速度の高低差を萼への加圧力に変えながら花弁が
萼から分離し易いようにする。
【0015】このローラ2,3の間隙は、花の大きさ等
に応じて広狭に調節し得るようにする。
に応じて広狭に調節し得るようにする。
【0016】8は加圧分離機構12の基盤1に形成した開
口部13の下側方に配置するトレーで、このトレーには前
記低・高両速のローラ2,3の間隙部から落下する分離
後の花弁と萼を収容する。
口部13の下側方に配置するトレーで、このトレーには前
記低・高両速のローラ2,3の間隙部から落下する分離
後の花弁と萼を収容する。
【0017】ローラ並列の分離機構上への各花の案内
は、人手によって行ってもよいし、自動供給機構をセッ
トして行ってもよい。
は、人手によって行ってもよいし、自動供給機構をセッ
トして行ってもよい。
【0018】また、分離した花弁と萼は、これをトレー
8に収容したままとはせず、これをコンベアによって送
り出してもよいし、この送り出し中に花弁と萼とを選別
して収集するようにしてもよい。
8に収容したままとはせず、これをコンベアによって送
り出してもよいし、この送り出し中に花弁と萼とを選別
して収集するようにしてもよい。
【0019】9は前記ローラ2,3に並列してこれらロ
ーラの最後部に設けたオーバーフロー止めローラで、こ
のローラはモータ10に直結した回転軸11に架設する。
ーラの最後部に設けたオーバーフロー止めローラで、こ
のローラはモータ10に直結した回転軸11に架設する。
【0020】
【発明の効果】多数個並列するローラの速度に高低の差
をつけるようにすることによって、搬送される花の萼を
加圧するとともに花弁を傷つけることなく確実かつ迅速
に萼から分離することができるようにするものである。
をつけるようにすることによって、搬送される花の萼を
加圧するとともに花弁を傷つけることなく確実かつ迅速
に萼から分離することができるようにするものである。
【0021】比較的簡単な機構によって、食用,着色
用,香用、酸化防止用などの各種の花の花弁と萼とを確
実に分離することができるものである。
用,香用、酸化防止用などの各種の花の花弁と萼とを確
実に分離することができるものである。
【図1】装置の平面図
【図2】図1のA−A線の側断面図
2 ローラ 3 ローラ 9 止めローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 低速回転するローラと高速回転するロー
ラとを少許間隙をおいて交互に並設し、回転する両ロー
ラに花が接触した時に起こる回転差による巻込み加圧に
より花弁を萼から分離することを特徴とする花の萼分離
方法。 - 【請求項2】 基盤上に低速回転するローラと高速回転
するローラとを適当な少許間隙をおいて交互に並設し、
このように成る基盤の下側方に分離した花弁と萼を収容
するトレー又はコンベアを配置して成る花の萼分離装
置。 - 【請求項3】 並列するローラの間隙を広狭に調節し得
るように成る請求項2に記載した花の萼分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4351134A JPH06178677A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 花の萼分離方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4351134A JPH06178677A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 花の萼分離方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178677A true JPH06178677A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18415281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4351134A Pending JPH06178677A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 花の萼分離方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06178677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108582259A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-09-28 | 山东芳蕾玫瑰科技开发有限公司 | 一种玫瑰花花瓣花托分离分选设备 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59125883A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-20 | Toshio Ueki | ロ−ラ式皮むき装置 |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP4351134A patent/JPH06178677A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59125883A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-20 | Toshio Ueki | ロ−ラ式皮むき装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108582259A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-09-28 | 山东芳蕾玫瑰科技开发有限公司 | 一种玫瑰花花瓣花托分离分选设备 |
CN108582259B (zh) * | 2018-06-22 | 2023-07-21 | 山东芳蕾玫瑰科技开发有限公司 | 一种玫瑰花花瓣花托分离分选设备 |
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