JPH06174408A - 非接触式変位検出器 - Google Patents
非接触式変位検出器Info
- Publication number
- JPH06174408A JPH06174408A JP32659292A JP32659292A JPH06174408A JP H06174408 A JPH06174408 A JP H06174408A JP 32659292 A JP32659292 A JP 32659292A JP 32659292 A JP32659292 A JP 32659292A JP H06174408 A JPH06174408 A JP H06174408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- conversion element
- holder
- displacement detector
- magnetoelectric conversion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁電変換素子を使用した非接触式変位検出器
において、従来の磁気回路におけるリニアリティの問題
を解決するため高精度な磁気回路を採用し、高精度な非
接触式変位検出器を提供することを目的とする。 【構成】 磁電変換素子11と、この磁電変換素子11
の感磁方向にこれを挟むように配設されかつその着磁方
向が前記感磁方向に垂直でかつ互いに平行だが方向が逆
向きであるところの2つの永久磁石13A,13Bと、
前記永久磁石13A,13Bを装着したホルダ14と、
前記ホルダ14に連結されその軸方向が前記磁電変換素
子11の感磁方向と平行でかつ被測定物に連結されてそ
の変位に応じて回転する回転軸15とを備え、前記回転
軸15の回転に対して前記磁電変換素子11は相対的に
固定されている。
において、従来の磁気回路におけるリニアリティの問題
を解決するため高精度な磁気回路を採用し、高精度な非
接触式変位検出器を提供することを目的とする。 【構成】 磁電変換素子11と、この磁電変換素子11
の感磁方向にこれを挟むように配設されかつその着磁方
向が前記感磁方向に垂直でかつ互いに平行だが方向が逆
向きであるところの2つの永久磁石13A,13Bと、
前記永久磁石13A,13Bを装着したホルダ14と、
前記ホルダ14に連結されその軸方向が前記磁電変換素
子11の感磁方向と平行でかつ被測定物に連結されてそ
の変位に応じて回転する回転軸15とを備え、前記回転
軸15の回転に対して前記磁電変換素子11は相対的に
固定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非接触式変位検出器に関
し、特に磁電変換素子を使用したもので、悪環境下の車
両搭載用として好適に使用できるコンパクトかつ安価な
変位検出器に関する。
し、特に磁電変換素子を使用したもので、悪環境下の車
両搭載用として好適に使用できるコンパクトかつ安価な
変位検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の非接触式変位検出器(特
開平2−122205号公報参照)は、被測定物に連結
されてその変位に応じて回転する回転軸1を有し、その
回転軸1の一端を、筒状ハウジング2の一方の開口より
液密的に挿入するとともに、上記一端の端面に永久磁石
3A,3Bを設置し、そして前記永久磁石3A,3Bに
対向させて磁電変換素子4を設けて、上記回転軸2と一
体回転する上記永久磁石3A,3Bの磁界変化に応じて
連続的に変化する上記磁電変換素子4の出力信号を、該
磁電変換素子4より上記ハウジング2外へ信号線5を介
して得るものである。
開平2−122205号公報参照)は、被測定物に連結
されてその変位に応じて回転する回転軸1を有し、その
回転軸1の一端を、筒状ハウジング2の一方の開口より
液密的に挿入するとともに、上記一端の端面に永久磁石
3A,3Bを設置し、そして前記永久磁石3A,3Bに
対向させて磁電変換素子4を設けて、上記回転軸2と一
体回転する上記永久磁石3A,3Bの磁界変化に応じて
連続的に変化する上記磁電変換素子4の出力信号を、該
磁電変換素子4より上記ハウジング2外へ信号線5を介
して得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非接触式変位検出器では、直線性に問題があった。
すなわち、磁電変換素子部の磁束密度は正弦(余弦)関
数的に変化するため、原理的に直線領域はなく、最大磁
束密度及び最小磁束密度に達する角度に近づくにつれて
偏差が大きくなるため、要求される直線性が厳しいほど
使用できる回転角度範囲は狭くなるという問題があっ
た。
来の非接触式変位検出器では、直線性に問題があった。
すなわち、磁電変換素子部の磁束密度は正弦(余弦)関
数的に変化するため、原理的に直線領域はなく、最大磁
束密度及び最小磁束密度に達する角度に近づくにつれて
偏差が大きくなるため、要求される直線性が厳しいほど
使用できる回転角度範囲は狭くなるという問題があっ
た。
【0004】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、広い回転角度範囲で高い直線性を持つ優れ
た非接触式変位検出器を提供することを目的とするもの
である。
ものであり、広い回転角度範囲で高い直線性を持つ優れ
た非接触式変位検出器を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、磁電変換素子と、この磁電変換素子の感磁
方向にこれを挟むように配設されかつその着磁方向が前
記感磁方向に垂直で互いに平行であるとともに方向が逆
向きの2つの永久磁石と、この永久磁石を装着したホル
ダと、このホルダに連結されその軸方向が前記磁電変換
素子の感磁方向と平行でかつ被測定物に連結されてその
変位に応じて回転する回転軸とを備え、前記回転軸の変
位に対して前記磁電変換素子を相対的に固定するように
したものである。
するために、磁電変換素子と、この磁電変換素子の感磁
方向にこれを挟むように配設されかつその着磁方向が前
記感磁方向に垂直で互いに平行であるとともに方向が逆
向きの2つの永久磁石と、この永久磁石を装着したホル
ダと、このホルダに連結されその軸方向が前記磁電変換
素子の感磁方向と平行でかつ被測定物に連結されてその
変位に応じて回転する回転軸とを備え、前記回転軸の変
位に対して前記磁電変換素子を相対的に固定するように
したものである。
【0006】
【作用】したがって、本発明によれば、磁電変換素子
と、この磁電変換素子の感磁方向にこれを挟むように配
設されかつその着磁方向が前記感磁方向に垂直でかつ互
いに平行だが方向が逆向きであるところの2つの永久磁
石により構成される磁気回路を設けることで、相対的に
回転する磁電変換素子部の磁束密度を直線的に変化させ
ることができる。
と、この磁電変換素子の感磁方向にこれを挟むように配
設されかつその着磁方向が前記感磁方向に垂直でかつ互
いに平行だが方向が逆向きであるところの2つの永久磁
石により構成される磁気回路を設けることで、相対的に
回転する磁電変換素子部の磁束密度を直線的に変化させ
ることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の構成を示すもの
であり、11は磁電変換素子、12は回路基板、13
A,13Bは磁電変換素子11の感磁方向にこれを挟む
ように配置した永久磁石、14は非磁性材料のホルダ、
15は回転軸であり、この回転軸15にホルダ14が連
結されている。また回転軸15の軸方向は磁電変換素子
11の感磁方向と平行である。また、磁電変換素子11
は永久磁石13A,13B間の端部に配設され、永久磁
石13A,13Bは回転軸15の軸中心に対してずれて
いる。この磁電変換素子11は回転軸15の回転変位に
対して固定されている。また回転軸15は被測定物に連
結されている。また永久磁石13A,13Bの着磁方向
は、互いに平行で逆向きであるとともに、磁電変換素子
11の感磁方向に垂直である。
であり、11は磁電変換素子、12は回路基板、13
A,13Bは磁電変換素子11の感磁方向にこれを挟む
ように配置した永久磁石、14は非磁性材料のホルダ、
15は回転軸であり、この回転軸15にホルダ14が連
結されている。また回転軸15の軸方向は磁電変換素子
11の感磁方向と平行である。また、磁電変換素子11
は永久磁石13A,13B間の端部に配設され、永久磁
石13A,13Bは回転軸15の軸中心に対してずれて
いる。この磁電変換素子11は回転軸15の回転変位に
対して固定されている。また回転軸15は被測定物に連
結されている。また永久磁石13A,13Bの着磁方向
は、互いに平行で逆向きであるとともに、磁電変換素子
11の感磁方向に垂直である。
【0008】次に上記実施例の動作について説明する。
被測定物の変位に応じて回転軸15が回転すると、これ
に連結されているホルダ14に装着されている永久磁石
13A,13Bが回転するために、磁電変換素子11の
感磁方向の磁束密度が変化する。この磁束密度は回転軸
15の回転変位に対して回転角度範囲内でリニアリティ
±0.5%以内で直線的に変化するよう設定されている
ため、出力電圧から被測定物の回転変位を検出できる。
被測定物の変位に応じて回転軸15が回転すると、これ
に連結されているホルダ14に装着されている永久磁石
13A,13Bが回転するために、磁電変換素子11の
感磁方向の磁束密度が変化する。この磁束密度は回転軸
15の回転変位に対して回転角度範囲内でリニアリティ
±0.5%以内で直線的に変化するよう設定されている
ため、出力電圧から被測定物の回転変位を検出できる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、磁電変換素子と、これの感磁方向にこれを挟むよう
に配設されかつその着磁方向が前記感磁方向に垂直でか
つ互いに平行で向きが逆方向の2つの永久磁石と、この
永久磁石を装着したホルダと、このホルダに連結された
その軸方向が前記磁電変換素子の感磁方向と平行でかつ
被測定物と連結された回転軸を備えているので、被測定
物の回転変位に連動して回転軸が回転することで、磁電
変換素子部の磁束密度が精度良く直線的に変化し、出力
電圧から被測定物の変位を精度良く検出することができ
る。
に、磁電変換素子と、これの感磁方向にこれを挟むよう
に配設されかつその着磁方向が前記感磁方向に垂直でか
つ互いに平行で向きが逆方向の2つの永久磁石と、この
永久磁石を装着したホルダと、このホルダに連結された
その軸方向が前記磁電変換素子の感磁方向と平行でかつ
被測定物と連結された回転軸を備えているので、被測定
物の回転変位に連動して回転軸が回転することで、磁電
変換素子部の磁束密度が精度良く直線的に変化し、出力
電圧から被測定物の変位を精度良く検出することができ
る。
【図1】本発明の一実施例における非接触式変位検出器
の要部斜視図
の要部斜視図
【図2】従来の非接触式変位検出器の一例を示す断面図
【符号の説明】 11 磁電変換素子 13A,13B 永久磁石 14 ホルダ 15 回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】磁電変換素子と、この磁電変換素子の感磁
方向にこれを挟むように配設されかつその着磁方向が前
記感磁方向に垂直で互いに平行であるとともに方向が逆
向きの2つの永久磁石と、この永久磁石を装着したホル
ダと、このホルダに連結されその軸方向が前記磁電変換
素子の感磁方向と平行でかつ被測定物に連結されてその
変位に応じて回転する回転軸とを備え、前記回転軸の回
転に対して前記磁電変換素子を相対的に固定したことを
特徴とする非接触式変位検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04326592A JP3134563B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 非接触式変位検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04326592A JP3134563B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 非接触式変位検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06174408A true JPH06174408A (ja) | 1994-06-24 |
JP3134563B2 JP3134563B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=18189546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04326592A Expired - Fee Related JP3134563B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 非接触式変位検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134563B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP04326592A patent/JP3134563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3134563B2 (ja) | 2001-02-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |