JPH06168659A - 限流装置 - Google Patents

限流装置

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JPH06168659A
JPH06168659A JP32084092A JP32084092A JPH06168659A JP H06168659 A JPH06168659 A JP H06168659A JP 32084092 A JP32084092 A JP 32084092A JP 32084092 A JP32084092 A JP 32084092A JP H06168659 A JPH06168659 A JP H06168659A
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JP
Japan
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current limiting
electrode terminal
insulating
outer cylinder
cylinder
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JP32084092A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ochiai
温之 落合
Kenichi Takahashi
健一 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、熱放散性に優れているととも
に、装置の長寿命化が図られる限流装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 外筒1内に収納された絶縁筒20を強度の大
きい窒化アルミニウム磁器により構成するとともに、そ
の一端部側が外筒1内に挿入されて絶縁筒20の一側に
配置される第1電極端子4と外筒1との間に配設される
絶縁部材21を熱伝導率向上用のセラミック材が添加さ
れた絶縁材から構成した。この場合絶縁筒20の強度ア
ップによりその分限流装置の寿命がのび、絶縁部材の熱
伝導率の向上により、限流装置からの熱放散性の向上が
図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、短絡時等に流される
過電流を限流して電気回路を保護する限流装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば特公昭58ー32729号
公報に示された従来の限流装置の断面図であり、図にお
いて、1は前後に長い外筒、2は外筒1内に取り付けら
れた金属ホルダ、3はセラミック材から構成され、金属
ホルダ2の前部側凹部にその一端部側が支持されている
絶縁筒、4はその一端部4a側が外筒1の前部側に挿入
され、その端面が金属スぺーサ6を介して絶縁筒3の一
側に位置決めされている導電性の第1電極端子、5はそ
の一端部側が外筒1の後部側にネジ込んで取り付けられ
ており、その端面が金属スぺーサ7を介して金属ホルダ
2の一側に位置決めされている導電性の第2電極端子、
8は第1電極端子4の一端部4aおよび絶縁筒3の一部
と外筒1間の隙間に隙間なく配設されている絶縁部材で
ある。
【0003】9は第2電極端子5の凹部5a内に設けら
れた緩衝手段としての緩衝装置であり、この緩衝装置9
はOリング9dでシールされた状態で凹部5a内を移動
可能な第1ピストン9aと、凹部5aの後端に位置決め
される第2ピストン9bと、第1ピストン9aと第2ピ
ストン9b間に設けられ、乾燥不活性ガスが充填されて
いる緩衝室9cとから構成されている。10は絶縁筒3
に前後方向に設けられた小孔10aと大孔10bとから
なる段付貫通孔、11は段付貫通孔10内、およびこの
段付貫通孔10の前後に連通するように第1電極端子4
や金属ホルダ2や金属スぺーサ6,7に設けられた孔
内、および第2電極端子5の凹部5aの前部側内に充填
されている限流材である。この限流材11は例えばアル
カリ金属や水銀等の低融点の電気良導体から構成されて
いて、この限流材11により第1電極端子4と第2電極
端子5とが導通されている。12は第1電極端子4の孔
の前端部を塞ぐ封止用ネジ、13は第2電極端子5の凹
部5aに連通する後端小孔を塞ぐ封止用ネジである。
【0004】つぎにこの限流装置の動作について説明す
る。なお、この種の限流装置は抵抗器と並列に接続され
た後、回路遮断器と直列に接続された状態で交流の主回
路に挿入して使用される。
【0005】この限流装置では第1電極端子4から限流
材11を介して第2電極端子5側に電流が流されるが、
主回路に短絡等によって急激に大きな過電流が生じる
と、限流材11に瞬間的に大電流が流れようとするた
め、絶縁筒3の小孔10a内の限流材11が自己ジュー
ル熱によって気化し、この気化が絶縁筒3の大孔10b
内の限流材11側にも進行する。この場合、限流材11
の蒸気は高抵抗を示すため、この蒸気により限流装置の
第1電極端子4側から第2電極端子5側に過電流が流れ
るのが防止され、主回路全体に過電流が流れるのが防止
される。そして、その後主回路中に挿入された回路遮断
器(図示せず)が作動して主回路が開路される。
【0006】またこの場合、限流材11の気化によっ
て、この限流材11には衝撃圧である爆発的な高圧力が
生じるが、この圧力は第2電極端子5の凹部5a内の緩
衝装置9に伝わり、この緩衝装置9の第1ピストン9a
が緩衝室9cを介して第2ピストン9b側に加圧される
ことによって緩和される。そして、限流装置への過電流
の通電が終れば、気化した限流材11はその後冷却され
て液化し、再び初めの電気良導体に復帰する。
【0007】さて、このような限流装置の備えるべき構
造的条件は、限流時に限流材11の気化によって発生す
る圧力に充分耐えるだけの機械的強度を有しているとい
うことと、通常電流の通電時および限流時において外部
への放熱が良好になされ、温度上昇が少ないことであ
る。すなわち機械的強度が大きければ、繰り返しの使用
が可能となり、放熱が良好で温度上昇が少なければ大き
な通電が可能となって装置の小型化が図れるからであ
る。したがって、限流装置に使用されている構成品には
機械的強度が大きいことと、熱伝導率が大きいことが要
求される。
【0008】いっぽう、この限流装置の主要構成品は、
第1および第2電極端子4,5が電気伝導率および熱伝
導率のよい銅や銅合金から構成され、外筒1が強度は大
きいが熱伝導率は比較的小さいステンレス材から構成さ
れ、絶縁部材8が層状構造のマイカ粉末(60重量%)
と結合材としてのガラス質粉末(40重量%)との混合
した熱伝導率の比較的小さい混合物から構成されてい
る。また、絶縁筒3はベリリア磁器やアルミナ磁器から
構成されるが、アルミナ磁器より熱伝導率の大きいベリ
リア磁器のほうが多く用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の限流装置は以上
のように構成されているため、限流時に絶縁筒3の小孔
10a内等で限流材11に熱が発生してこの限流材11
が気化する場合、この熱の大部分は熱伝導率の大きい絶
縁筒3から、同じく熱伝導率の大きい第1電極端子4側
に伝わって外部に放熱されていた。したがって、この限
流装置では熱伝導率の小さい絶縁部材8や外筒1側へは
余り熱が伝わらず、外筒1側からの熱の放出が少なくて
熱放散がよくないという課題があった。
【0010】また、ベリリア磁器から構成される絶縁筒
3は熱伝導率はよいが機械的強度が充分でなく、その寿
命が短いという課題があるとともに、入手が容易でな
く、かつ成形品の検査で切断時に発生する粉末に毒性が
あるという課題があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、熱放散性が優れているととも
に、装置の長寿命化等を図ることができる限流装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明
は、外筒内に収納された絶縁筒の両側に、それぞれ第1
および第2電極端子がその一端部側を外筒内に挿入した
状態で取り付けられ、かつ第1電極端子周りの外筒との
隙間に絶縁部材が配設されているとともに、絶縁筒内に
形成される貫通孔およびこの貫通孔に連通する第1およ
び第2電極端子の孔部に限流材が充填されていて、第1
電極端子側から第2電極端子側に流される過電流を限流
材の気化によって限流し、気化時の衝撃圧が第2電極端
子内に設けられた緩衝手段によって緩和される限流装置
において、絶縁部材を熱伝導率向上用のセラミック材が
添加された絶縁材から構成したことである。
【0013】この発明の第2の発明は、外筒内に収納さ
れた絶縁筒の両側に、それぞれ第1および第2電極端子
がその一端部側を外筒内に挿入した状態で取り付けら
れ、かつ第1電極端子周りの外筒との隙間に絶縁部材が
配設されているとともに、絶縁筒内に形成される貫通孔
およびこの貫通孔に連通する第1および第2電極端子の
孔部に限流材が充填されていて、第1電極端子側から第
2電極端子側に流される過電流を限流材の気化によって
限流し、気化時の衝撃圧が第2電極端子内に設けられた
緩衝手段によって緩和される限流装置において、絶縁筒
を窒化アルミニウム磁器により構成したことである。
【0014】
【作用】この限流装置では限流材を介して第1電極端子
から第2電極端子側へ電流が流されるが、短絡等に起因
して大きな過電流が瞬時のうちに第1電極端子側に通電
されると、絶縁筒の貫通孔内の限流材が自己ジュール熱
により気化する。そして限流材の蒸気は高抵抗を示すた
め、この限流材の蒸気によって第1電極端子から第2電
極端子側への過電流の通過が制限され、回路の保護が図
られる。そして、限流材の気化によってこの限流材等に
衝撃圧が生じるが、この衝撃圧は緩衝手段によって緩和
される。
【0015】この発明の第1の発明では、第1電極端子
と外筒間に配設される絶縁部材を熱伝導率向上用のセラ
ミック材を添加した絶縁材により構成しているため、こ
の絶縁部材から外筒側への熱放散の向上を図ることがで
きる。
【0016】この発明の第2の発明では、絶縁筒を機械
的強度の大きい窒化アルミニウム磁器により構成してい
るため、絶縁筒を上記衝撃圧に充分耐えさせることがで
き、その寿命を向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の第1の発明および第2の発明の一
実施例である限流装置の断面図であり、図において、図
2で示した従来の限流装置と同一または相当部分には同
一符号を付しその説明を省略する。
【0018】図において、20は外筒1内の金属ホルダ
2の前部側凹部にその一端部が支持され、その内部に小
孔10aと大孔10bとからなる段付貫通孔10が形成
されている絶縁筒であり、その材料はベリリア磁器とほ
ぼ同等の熱伝導率(0.4〜0.5cal/cm・se
c・℃)および絶縁性を有する窒化アルミニウム磁器か
ら構成されている。21は第1電極端子4の一端部4a
および絶縁筒20の一部と外筒1間の隙間に配設されて
いる絶縁部材であり、その材料は基本的にマイカ粉末と
ガラス質粉末が6:4に混合された混合物に、熱伝導率
向上用のセラミック材、例えば球形窒化アルミニウム焼
結粉末(例えば50%の平均粒径38μm のもの)を所
定量混合したものから構成されている。
【0019】つぎにこの絶縁部材21の具体的な組成お
よび形成方法について説明する。外筒1を上下に立てた
状態で、金属スぺーサ6を介して絶縁筒20上に載置さ
れた第1電極端子4の下部側の一端部4a周り等と外筒
1との間に形成された隙間に、例えば球形窒化アルミニ
ウム焼結粉末25重量%、マイカ粉末45重量%、ガラ
ス質粉末30重量%からなる粉状の絶縁材を投入し、こ
の絶縁材および外筒1の一端部上に例えば球形窒化アル
ミニウム焼結粉末10重量%、マイカ粉末50重量%、
ガラス質粉末40重量%からなるリング状の圧粉成形体
を載置して、ガラス質成分が軟化する温度(約450
℃)にて一定時間(約40分)加熱する。つぎにこの加
熱状態で金型温度を270℃に保持した二段プレスに
て、第1電極端子4を押えつつ上記リング状の圧粉成形
体を高速度で加圧し、この圧粉成形体および前記粉状の
絶縁材を第1電極端子4および絶縁筒20と外筒1との
間に形成される隙間に圧入して、絶縁部材21を形成す
る。
【0020】この場合、圧粉成形体より粉状の絶縁材の
ほうの球形窒化アルミニウム焼結粉末の混合割合が多い
のは、絶縁筒20近傍での絶縁部材21の熱伝導度を良
くするためである。なお、球形窒化アルミニウム焼結粉
末は上記隙間へ粉状の絶縁材を投入する場合にその流動
性や充填性の向上をも図るものであり、できた絶縁部材
21は限流時の衝撃圧にも充分に耐える強度を有してい
るとともに、限流材の漏洩に対しても充分な耐食性を有
している。
【0021】また、絶縁部材21単体でテストピース
(42φ×3t)を形成し、その熱伝導率を測定したと
ころ、従来の絶縁部材8(マイカ粉末60%、ガラス質
粉末40%のもの)の熱伝導率が1.3×10-3cal
/cm・sec・℃であるのに対し、粉状の絶縁材(球
形窒化アルミニウム焼結粉末25%、マイカ粉末45
%、ガラス質粉末30%のもの)の熱伝導率が2.4×
10-3cal/cm・sec・℃となり、リング状の圧
粉成形体(球形窒化アルミニウム焼結粉末10%、マイ
カ粉末50%、ガラス質粉末40%のもの)の熱伝導率
が2.1×10-3cal/cm・sec・℃となって、
従来のものに比べて、この絶縁部材21の熱伝導率が約
1.8倍の大きさを有することがわかった。
【0022】さらに、絶縁筒の材料で3種類のテストピ
ース(3φ×3L、5φ×14L、14φ×17L)を
形成し、その圧縮強度を測定したところ、従来の絶縁筒
3を構成するベリリア磁器の強度が18,500kgf
であるのに対し、この実施例の絶縁筒20を構成する窒
化アルミニウム磁器の強度が34,700kgfとな
り、従来のものに比べてこの絶縁筒20の強度が1.9
倍の大きさを有していることがわかった。また、溶解ナ
トリウム液中に1000時間浸漬後の重量変化について
調べた結果、窒化アルミニウム磁器もベリリア磁器もそ
の重量変化はほぼ同程度であった。なお、窒化アルミニ
ウム磁器は、ベリリア磁器に比べて、入手容易であり、
かつその粉末に毒性はない。
【0023】つぎにこの限流装置の動作について説明す
る。絶縁筒20と絶縁部材21を有するこの実施例の限
流装置と、絶縁筒3と絶縁部材8を有する従来の限流装
置とにそれぞれAC600Aの電流を通電し、限流材1
1であるナトリウムが液化するまでの外筒1中央部の温
度変化をそれぞれ熱電対により時間の経過とともに測定
したところ、従来のものに比べ、この実施例の限流装置
のほうが2.4〜6.3℃程度温度が低く、熱放散性が
良いことが確認された。これは絶縁部材21の熱伝導率
の向上により、絶縁部材21から外筒1側への熱放散が
増加したためと考えられる。してがって、従来のものに
比べ、この実施例の限流装置ではさらに大きな通電が可
能となり、従来のものと同一の通電を行なうとすれば、
装置の小型化、低コスト化が可能となる。
【0024】また、限流装置を使った回路遮断器での遮
断試験において、従来のものに比べこの実施例の限流装
置では遮断後の限流装置自体の抵抗値の変化が少なく、
限流動作のくり返し回数が増加できて、装置の寿命が延
びていることが明らかとなった。これは、絶縁筒20の
強度が大きくなったため、限流時にその段付貫通孔10
等に変形が生じにくくなったためと考えられる。
【0025】なお、上記実施例においては、絶縁部材2
1に混入する熱伝導率向上用のセラミック材としての球
形窒化アルミニウム焼結粉末を用いたが、このセラミッ
ク材としてはこれ以外に、マグネシア粉末、球形アルミ
ナ粉末、または球形窒化アルミニウム焼結粉末を含めた
これらの混合粉末であってもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上の用に構成されている
ので、以下に記載されるような効果を有する。
【0027】この発明の第1の発明によれば、外筒内に
収納された絶縁筒の両側に、それぞれ第1および第2電
極端子がその一端部側を外筒内に挿入した状態で取り付
けられ、かつ第1電極端子周りの外筒との隙間に絶縁部
材が配設されているとともに、絶縁筒内に形成される貫
通孔およびこの貫通孔に連通する第1および第2電極端
子の孔部に限流材が充填されていて、第1電極端子側か
ら第2電極端子側に流される過電流を限流材の気化によ
って限流し、気化時の衝撃圧が第2電極端子内に設けら
れた緩衝手段によって緩和される限流装置において、絶
縁部材を熱伝導率向上用のセラミック材が添加された絶
縁材から構成したので、絶縁部材の熱伝導率を大きくす
ることができ、装置の熱放散性の向上を図ることができ
る。
【0028】この発明の第2の発明によれば、外筒内に
収納された絶縁筒の両側に、それぞれ第1および第2電
極端子がその一端部側を外筒内に挿入した状態で取り付
けられ、かつ第1電極端子周りの外筒との隙間に絶縁部
材が配設されているとともに、絶縁筒内に形成される貫
通孔およびこの貫通孔に連通する第1および第2電極端
子の孔部に限流材が充填されていて、第1電極端子側か
ら第2電極端子側に流される過電流を限流材の気化によ
って限流し、気化時の衝撃圧が第2電極端子内に設けら
れた緩衝手段によって緩和される限流装置において、絶
縁筒を窒化アルミニウム磁器により構成したので、絶縁
筒の機械的強度を大きくすることができ、装置の長寿命
化を図ることができる。なお、窒化アルミニウム磁器の
入手は容易であり、その粉末に毒性はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である限流装置の断面図で
ある。
【図2】従来の限流装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 4 第1電極端子 5 第2電極端子 9 緩衝装置(緩衝手段) 10 段付貫通孔(貫通孔) 11 限流材 20 絶縁筒 21 絶縁部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒内に収納された絶縁筒の両側に、そ
    れぞれ第1および第2電極端子がその一端部側を前記外
    筒内に挿入した状態で取り付けられ、かつ前記第1電極
    端子周りの前記外筒との隙間に絶縁部材が配設されてい
    るとともに、前記絶縁筒内に形成される貫通孔およびこ
    の貫通孔に連通する前記第1および第2電極端子の孔部
    に限流材が充填されていて、前記第1電極端子側から前
    記第2電極端子側に流される過電流を前記限流材の気化
    によって限流し、気化時の衝撃圧が前記第2電極端子内
    に設けられた緩衝手段によって緩和される限流装置にお
    いて、前記絶縁部材を熱伝導率向上用のセラミック材が
    添加された絶縁材から構成したことを特徴とする限流装
    置。
  2. 【請求項2】 外筒内に収納された絶縁筒の両側に、そ
    れぞれ第1および第2電極端子がその一端部側を前記外
    筒内に挿入した状態で取り付けられ、かつ前記第1電極
    端子周りの前記外筒との隙間に絶縁部材が配設されてい
    るとともに、前記絶縁筒内に形成される貫通孔およびこ
    の貫通孔に連通する前記第1および第2電極端子の孔部
    に限流材が充填されていて、前記第1電極端子側から前
    記第2電極端子側に流される過電流を前記限流材の気化
    によって限流し、気化時の衝撃圧が前記第2電極端子内
    に設けられた緩衝手段によって緩和される限流装置にお
    いて、前記絶縁筒を窒化アルミニウム磁器により構成し
    たことを特徴とする限流装置。
JP32084092A 1992-11-30 1992-11-30 限流装置 Pending JPH06168659A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6472538B1 (en) 1998-11-05 2002-10-29 Basf Aktiengesellschaft Method for producing 1-substituted 5-hydroxypyrazoles

Cited By (2)

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US6472538B1 (en) 1998-11-05 2002-10-29 Basf Aktiengesellschaft Method for producing 1-substituted 5-hydroxypyrazoles
US6600071B2 (en) 1998-11-05 2003-07-29 Basf Aktiengesellschaft Method for producing 1-substituted 5-hydroxpyrazoles

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