JPH06166875A - 可搬設置型脱公害炭焼窯 - Google Patents
可搬設置型脱公害炭焼窯Info
- Publication number
- JPH06166875A JPH06166875A JP4226516A JP22651692A JPH06166875A JP H06166875 A JPH06166875 A JP H06166875A JP 4226516 A JP4226516 A JP 4226516A JP 22651692 A JP22651692 A JP 22651692A JP H06166875 A JPH06166875 A JP H06166875A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kiln
- charcoal
- kettle
- flue
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/10—Biofuels, e.g. bio-diesel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Coke Industry (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所要箇所に搬送できると共にそこで簡易に設
置できて炭焼に供することができるようにした可搬設置
型炭焼窯に係り、さらに、公害予防と燃焼熱の有効利用
を図ると共に作業に便利で使い易くした可搬設置型炭焼
窯に関する。 【構成】 炭焼材料を収容し炭焼処理する空室を有する
炭焼窯であって、下端部にキャスタを取り付けた可搬式
扉、開閉自在扉とした焚口扉、二重密閉扉とした天井、
窯内壁に伝熱する湯沸し釜、木酢液その他の不要液の収
集手段と燃焼化手段、所要内部温度の集中管理手段を含
んで構成される。 【効果】 窯を所要の場所に適宜設置できると共に炭焼
の利便性と簡易効率化が図られ、公害防止、熱エネルギ
ーの有効利用に著大の貢献をする。
置できて炭焼に供することができるようにした可搬設置
型炭焼窯に係り、さらに、公害予防と燃焼熱の有効利用
を図ると共に作業に便利で使い易くした可搬設置型炭焼
窯に関する。 【構成】 炭焼材料を収容し炭焼処理する空室を有する
炭焼窯であって、下端部にキャスタを取り付けた可搬式
扉、開閉自在扉とした焚口扉、二重密閉扉とした天井、
窯内壁に伝熱する湯沸し釜、木酢液その他の不要液の収
集手段と燃焼化手段、所要内部温度の集中管理手段を含
んで構成される。 【効果】 窯を所要の場所に適宜設置できると共に炭焼
の利便性と簡易効率化が図られ、公害防止、熱エネルギ
ーの有効利用に著大の貢献をする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、所要箇所に搬送できる
と共にそこで簡易に設置できて炭焼に供することができ
るようにした可搬設置型炭焼窯に係り、さらに、公害予
防と燃焼熱の有効利用を図ると共に作業に便利で使い易
くした可搬設置型炭焼窯に関するものである。
と共にそこで簡易に設置できて炭焼に供することができ
るようにした可搬設置型炭焼窯に係り、さらに、公害予
防と燃焼熱の有効利用を図ると共に作業に便利で使い易
くした可搬設置型炭焼窯に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の炭焼窯は、初めに設置された場所
に固定的に構築され、又、炭焼材料を収容し炭焼処理す
るだけの空室が形成されているに過ぎず、更に窯の出入
口は炭焼のたびにその部分を閉鎖する壁の構築とそれを
破壊して開口する非生産的な作業が行われていた。
に固定的に構築され、又、炭焼材料を収容し炭焼処理す
るだけの空室が形成されているに過ぎず、更に窯の出入
口は炭焼のたびにその部分を閉鎖する壁の構築とそれを
破壊して開口する非生産的な作業が行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、炭焼場所は固
定されてその構築された場所から他の場所へ移し替える
ことが不可能である。そのために、炭焼木材の入手し易
い場所やその他の適地に適宜に搬送設置することができ
ないので、状況により炭焼場所を移動して効率的な処理
をすることは不可能であった。また、炭焼材料の窯内へ
の搬入とそれを炭焼処理した後の炭の搬出のたび毎に窯
の出入口の壁の構築閉鎖、その壁の破壊開放をしなけれ
ばならず、その作業に多くの手間と時間を要していた。
定されてその構築された場所から他の場所へ移し替える
ことが不可能である。そのために、炭焼木材の入手し易
い場所やその他の適地に適宜に搬送設置することができ
ないので、状況により炭焼場所を移動して効率的な処理
をすることは不可能であった。また、炭焼材料の窯内へ
の搬入とそれを炭焼処理した後の炭の搬出のたび毎に窯
の出入口の壁の構築閉鎖、その壁の破壊開放をしなけれ
ばならず、その作業に多くの手間と時間を要していた。
【０００４】そして、炭焼の際に炭焼材料から発生する
木酢液等や煙の中に含まれる大気汚染物質をそのまま外
部に放散するのが普通であり、公害防止の観点からみて
問題があった。
木酢液等や煙の中に含まれる大気汚染物質をそのまま外
部に放散するのが普通であり、公害防止の観点からみて
問題があった。
【０００５】さらに、炭焼生成処理の際に発生する燃焼
熱は何の利用にも供されずに徒らに外界に廃熱として捨
気され、熱エネルギーが無駄にされているのが現状であ
る。
熱は何の利用にも供されずに徒らに外界に廃熱として捨
気され、熱エネルギーが無駄にされているのが現状であ
る。
【０００６】そこで、本発明は、窯を可搬して炭焼作業
に便利な所要の場所に適宜設置できると共に炭焼の利便
性と窯の出入口の開閉の簡易効率化を図り、公害防止、
熱エネルギーの有効利用性等を図った可搬設置型炭焼窯
を得ようとするものである。
に便利な所要の場所に適宜設置できると共に炭焼の利便
性と窯の出入口の開閉の簡易効率化を図り、公害防止、
熱エネルギーの有効利用性等を図った可搬設置型炭焼窯
を得ようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き観
点に鑑みてなされたものであって、炭焼材料を収容し炭
焼処理する空室を有する炭焼窯に於て、下端部にキャス
タを取り付けた可搬式扉、開閉自在扉とした焚口扉、二
重密閉扉とした天井、窯内壁に伝熱する湯沸し釜、木酢
液その他の不要液の収集手段と燃焼化手段、所要内部温
度の集中管理手段を含む可搬設置型炭焼窯を提供しよう
とするものである。
点に鑑みてなされたものであって、炭焼材料を収容し炭
焼処理する空室を有する炭焼窯に於て、下端部にキャス
タを取り付けた可搬式扉、開閉自在扉とした焚口扉、二
重密閉扉とした天井、窯内壁に伝熱する湯沸し釜、木酢
液その他の不要液の収集手段と燃焼化手段、所要内部温
度の集中管理手段を含む可搬設置型炭焼窯を提供しよう
とするものである。
【０００８】
【作用及び実施例】以下、本発明一実施例を図面を参照
しながら説明する。炭化室１０を形成して成る窯本体１
１にはその正面に焚口扉１２、後方側に該炭化室１０と
連通する煙道１３、本体１１の周辺に沿って１つ以上設
けられた内壁に伝熱する湯沸し釜１４、該湯沸し釜１４
に給水する給水タンク１５がそれぞれ設けられている。
しながら説明する。炭化室１０を形成して成る窯本体１
１にはその正面に焚口扉１２、後方側に該炭化室１０と
連通する煙道１３、本体１１の周辺に沿って１つ以上設
けられた内壁に伝熱する湯沸し釜１４、該湯沸し釜１４
に給水する給水タンク１５がそれぞれ設けられている。
【０００９】前記窯本体１１の床、外壁は鉄板とその表
裏に溶接された金網とで芯壁１６が形成され、その内外
に耐火モルタル１７を塗って所要の厚みに形成されてい
る。該床（窯底）１８は焚口扉１２側を高く煙道１３側
を低く仕上げてある。
裏に溶接された金網とで芯壁１６が形成され、その内外
に耐火モルタル１７を塗って所要の厚みに形成されてい
る。該床（窯底）１８は焚口扉１２側を高く煙道１３側
を低く仕上げてある。
【００１０】前記焚口扉１２には下端にキャスタ１９が
取り付けられ、該焚口扉１２の一側が上下に設けられた
二つのリンク機構２０を介して本体１１の壁面に取り付
けられている。該リンク機構２０は二本の連接杆２１、
２１を回動自在に連接して構成され、その一端部は本体
１１の壁面に、他端部は扉１２の側部にそれぞれ回転可
動に固定され、それにより扉１２を開扉する際はそれを
前方に引き出してから回転し、そして、閉扉する際はそ
れを正面から押し込むように構成されている。前記扉１
２の両側嵌合端縁にはそれぞれテーパー２２が斜設さ
れ、それらはそれぞれに対応する正面壁側の案内テーパ
ー承部２３によりガイドされて嵌入し、該案内テーパー
承部２３の表面に予め一体的に敷設されたパッキン２４
の作用が加えられて気密閉鎖できるようになされてお
り、そして前記扉１２の閉鎖位置において扉１２の他側
とそれに対応する正面壁部位との間で協働する扉締付装
置２５の開閉操作により該扉１２を自在に開閉できる状
態になる。該扉１２を開けた場合には本体１１の内部に
作業員が自由に出入りできるように構成されている。該
扉１２はプレートの内外に耐火モルタルを塗って所要の
厚みに形成されている。
取り付けられ、該焚口扉１２の一側が上下に設けられた
二つのリンク機構２０を介して本体１１の壁面に取り付
けられている。該リンク機構２０は二本の連接杆２１、
２１を回動自在に連接して構成され、その一端部は本体
１１の壁面に、他端部は扉１２の側部にそれぞれ回転可
動に固定され、それにより扉１２を開扉する際はそれを
前方に引き出してから回転し、そして、閉扉する際はそ
れを正面から押し込むように構成されている。前記扉１
２の両側嵌合端縁にはそれぞれテーパー２２が斜設さ
れ、それらはそれぞれに対応する正面壁側の案内テーパ
ー承部２３によりガイドされて嵌入し、該案内テーパー
承部２３の表面に予め一体的に敷設されたパッキン２４
の作用が加えられて気密閉鎖できるようになされてお
り、そして前記扉１２の閉鎖位置において扉１２の他側
とそれに対応する正面壁部位との間で協働する扉締付装
置２５の開閉操作により該扉１２を自在に開閉できる状
態になる。該扉１２を開けた場合には本体１１の内部に
作業員が自由に出入りできるように構成されている。該
扉１２はプレートの内外に耐火モルタルを塗って所要の
厚みに形成されている。
【００１１】前記焚口扉１２には、中央部に焚口２６、
下端部に炭灰の取出口２７、取出口２７の下側に空気調
整器２８、上部に窯内目視用覗窓２９がそれぞれ設けら
れている。
下端部に炭灰の取出口２７、取出口２７の下側に空気調
整器２８、上部に窯内目視用覗窓２９がそれぞれ設けら
れている。
【００１２】前記窯本体１１の窯天井３０は鉄板とその
表裏に溶接された金網とで芯壁３１が形成され、その内
外に耐火モルタル３２が塗られて所要の厚みに形成され
ている。窯天井３０の下端と窯本体１１の上端との間に
パッキン３３を挟み込ませて窯天井締付装置３４によっ
て該窯本体１１に対して締付固定されている。このよう
にして、窯天井３０の全体が窯本体１１に対して平均に
締め付けられた後、窯本体１１の上端外周縁に窯天井３
０の下端外周に沿って上方に開放した側溝３５に泥土を
注ぎ、それにより二重密封して気密封止を確実に確保し
ている。
表裏に溶接された金網とで芯壁３１が形成され、その内
外に耐火モルタル３２が塗られて所要の厚みに形成され
ている。窯天井３０の下端と窯本体１１の上端との間に
パッキン３３を挟み込ませて窯天井締付装置３４によっ
て該窯本体１１に対して締付固定されている。このよう
にして、窯天井３０の全体が窯本体１１に対して平均に
締め付けられた後、窯本体１１の上端外周縁に窯天井３
０の下端外周に沿って上方に開放した側溝３５に泥土を
注ぎ、それにより二重密封して気密封止を確実に確保し
ている。
【００１３】前記煙道１３は窯本体１１の奥下部にその
下端基部３６が取り付けられ、炭化室１０からの煙は下
部煙道に引き出されて外部に排出される。また、床（窯
底）１８は焚口扉１２側を高く煙道１３側を低くしてい
るから、窯内部で発生した木酢液等は煙道下端部３７へ
流れ、また、煙道１３に付着した木酢液等も同様に下端
部３７へ流れて窯の外に取り出せるようにしてある。そ
こで、炭焼の過程で不要な木酢液等が発生した場合は、
前記煙道下端部３７に先端が取り付けられた木酢液採集
管３８を通じて水槽３９に溜め、それを汲上げポンプ４
０の作動により噴射装置４１に送って窯内部に噴霧して
焼去する。それによって、燃焼時に発生する廃液を外部
に排出することなく処理できるので、公害予防の一助に
もなる。
下端基部３６が取り付けられ、炭化室１０からの煙は下
部煙道に引き出されて外部に排出される。また、床（窯
底）１８は焚口扉１２側を高く煙道１３側を低くしてい
るから、窯内部で発生した木酢液等は煙道下端部３７へ
流れ、また、煙道１３に付着した木酢液等も同様に下端
部３７へ流れて窯の外に取り出せるようにしてある。そ
こで、炭焼の過程で不要な木酢液等が発生した場合は、
前記煙道下端部３７に先端が取り付けられた木酢液採集
管３８を通じて水槽３９に溜め、それを汲上げポンプ４
０の作動により噴射装置４１に送って窯内部に噴霧して
焼去する。それによって、燃焼時に発生する廃液を外部
に排出することなく処理できるので、公害予防の一助に
もなる。
【００１４】前記湯沸し釜１４は、窯本体１１の周辺に
沿って４箇所に設けられ、それらは何れも窯内壁に直に
設置されて給水管４２で連結されている。従って、前記
各釜１４には窯に発生した燃焼熱が伝熱され、それによ
り大量の湯を沸かして給湯パイプ９３から給湯装置やプ
ール（図示されていない）等を温水化させることもでき
る。
沿って４箇所に設けられ、それらは何れも窯内壁に直に
設置されて給水管４２で連結されている。従って、前記
各釜１４には窯に発生した燃焼熱が伝熱され、それによ
り大量の湯を沸かして給湯パイプ９３から給湯装置やプ
ール（図示されていない）等を温水化させることもでき
る。
【００１５】前記給水タンク１５は水槽タンク或は水道
９４に直結して給水される。前記湯沸し釜１４の湯量調
節は該給水タンク１５内に設けられたフロートバルブ４
３で行われる。給湯の場合には該フロートバルブ４３の
フロート４４の位置を高く設定して湯量を多くし、蒸気
を必要とする場合にはフロート４４の位置を低く設定す
る。
９４に直結して給水される。前記湯沸し釜１４の湯量調
節は該給水タンク１５内に設けられたフロートバルブ４
３で行われる。給湯の場合には該フロートバルブ４３の
フロート４４の位置を高く設定して湯量を多くし、蒸気
を必要とする場合にはフロート４４の位置を低く設定す
る。
【００１６】前記窯天井３０、窯本体１１の側部、煙道
１３の所要箇所、窯内壁に設置される湯沸し釜１４にそ
れぞれ温度センサ４５が埋め込まれ、それらは焚口扉１
２の横に設置したセンサボックス４６に配線して窯内、
煙道内、湯沸し釜等の所要箇所の温度を常時集中的に監
視又は測定できるようになっている。
１３の所要箇所、窯内壁に設置される湯沸し釜１４にそ
れぞれ温度センサ４５が埋め込まれ、それらは焚口扉１
２の横に設置したセンサボックス４６に配線して窯内、
煙道内、湯沸し釜等の所要箇所の温度を常時集中的に監
視又は測定できるようになっている。
【００１７】前記温度センサ４５は炭焼素材、即ち、炭
化素材によって良質炭を得るための燃焼温度が異なるた
めに、燃焼状態や炭化状態を確認する手段となる窯内温
度や湯沸し釜の水温等を検出して、それをセンサボック
ス４６で集中管理する。
化素材によって良質炭を得るための燃焼温度が異なるた
めに、燃焼状態や炭化状態を確認する手段となる窯内温
度や湯沸し釜の水温等を検出して、それをセンサボック
ス４６で集中管理する。
【００１８】前記窯天井３０は開閉式とし、そのヒンジ
部４７は窯後部に設けられている。そして、窯本体１１
にブラケット４８を介して支柱４９を立てて固定し、該
支柱４９に手動式ポータブルウインチ５０を取り付け、
そのワイヤロープ５１を支柱先端に取り付けられた滑車
５２を介して窯天井吊具５３に接続して窯天井開閉装置
が構成されている。この場合、窯天井３０を開けて作業
を行う際には該窯天井３０と窯本体１１との間に突っ支
え棒５４を支い、それによりウインチ等の故障が起きた
場合の安全が確保されている。
部４７は窯後部に設けられている。そして、窯本体１１
にブラケット４８を介して支柱４９を立てて固定し、該
支柱４９に手動式ポータブルウインチ５０を取り付け、
そのワイヤロープ５１を支柱先端に取り付けられた滑車
５２を介して窯天井吊具５３に接続して窯天井開閉装置
が構成されている。この場合、窯天井３０を開けて作業
を行う際には該窯天井３０と窯本体１１との間に突っ支
え棒５４を支い、それによりウインチ等の故障が起きた
場合の安全が確保されている。
【００１９】前記湯沸し釜１４は、釜本体５５、循環路
５６、給水口５７、給湯口５８、湯戻り口５９、ドレン
パイプ６０、ドレンバルブ６１、湯噴出防止装置６２を
備えている。前記湯沸し釜本体５５は窯本体１１の開口
部６３に取り付けられる。その取付は耐火モルタル塗り
の前に行い、取付位置にパッキングを施しボルト締めし
て行われる。前記循環路５６は湯沸し釜１４内部の温度
差によって循環する湯路である。前記給水口５７は給水
タンク１５より注水するためのものである。前記給湯口
５８は湯を取り出したり、或は湯を別の水槽又はプール
等の水の中を強制循環させ、湯戻り口５９に戻して水温
を高めることに使用される。前記ドレンパイプ６０とド
レンバルブ６１は湯沸し釜１４内に湯垢やゴミ等が入っ
て湯が汚れた場合の排水に使用される。前記湯噴出防止
装置６２は給湯又は湯の強制循環使用しない場合、沸き
すぎて吹き出す恐れがあるので、上下方向に位置する複
数枚のプレート６４に孔６５を明け、その孔６５の位置
関係を互いにずらせてストレートに吹き出さないように
してある。
５６、給水口５７、給湯口５８、湯戻り口５９、ドレン
パイプ６０、ドレンバルブ６１、湯噴出防止装置６２を
備えている。前記湯沸し釜本体５５は窯本体１１の開口
部６３に取り付けられる。その取付は耐火モルタル塗り
の前に行い、取付位置にパッキングを施しボルト締めし
て行われる。前記循環路５６は湯沸し釜１４内部の温度
差によって循環する湯路である。前記給水口５７は給水
タンク１５より注水するためのものである。前記給湯口
５８は湯を取り出したり、或は湯を別の水槽又はプール
等の水の中を強制循環させ、湯戻り口５９に戻して水温
を高めることに使用される。前記ドレンパイプ６０とド
レンバルブ６１は湯沸し釜１４内に湯垢やゴミ等が入っ
て湯が汚れた場合の排水に使用される。前記湯噴出防止
装置６２は給湯又は湯の強制循環使用しない場合、沸き
すぎて吹き出す恐れがあるので、上下方向に位置する複
数枚のプレート６４に孔６５を明け、その孔６５の位置
関係を互いにずらせてストレートに吹き出さないように
してある。
【００２０】そして、前記湯沸し釜１４の頂板上方には
その釜内に通じる管内に蒸気取出弁６６が設けられて外
水が入るのを防ぐ。蒸気を多く発生させる場合には湯位
の水位を例えば低レベル６７程度まで下げて湯沸し釜の
上部を空炊きする。他方、湯を多く使用する場合には湯
位を例えば高レベル６８程度まで上げて湯量を多くす
る。
その釜内に通じる管内に蒸気取出弁６６が設けられて外
水が入るのを防ぐ。蒸気を多く発生させる場合には湯位
の水位を例えば低レベル６７程度まで下げて湯沸し釜の
上部を空炊きする。他方、湯を多く使用する場合には湯
位を例えば高レベル６８程度まで上げて湯量を多くす
る。
【００２１】前記窯を屋外に設置する場合には屋根６９
を取り付ける。該屋根６９はロッド７０により窯天井吊
具５３と連結されており、ウインチ５０を操作して支柱
４９からワイヤロープ５１を牽引して窯天井３０を開く
と屋根６９も連動して開く。それにより窯の中に詰める
炭化材、汚泥、生ゴミ等の窯詰め作業を簡単に行うこと
ができる。
を取り付ける。該屋根６９はロッド７０により窯天井吊
具５３と連結されており、ウインチ５０を操作して支柱
４９からワイヤロープ５１を牽引して窯天井３０を開く
と屋根６９も連動して開く。それにより窯の中に詰める
炭化材、汚泥、生ゴミ等の窯詰め作業を簡単に行うこと
ができる。
【００２２】前記窯の設置場所に近接した位置に架台７
１が構設され、該架台７１上には後述の脱煙装置７２が
搭載されている。窯煙道３６先端の排煙口は脱煙装置７
２の煙吸入口７３から離して排煙して風などで外に漏れ
ないようにフード７４が取り付けられている。それによ
り下から煙の色具合が観察できるようにしてある。そし
て、該フード７４は戸口７５を内曲げして傾斜され、そ
れによりフード７４に付着した木酢液を一箇所に集めて
採集できるようにされている。
１が構設され、該架台７１上には後述の脱煙装置７２が
搭載されている。窯煙道３６先端の排煙口は脱煙装置７
２の煙吸入口７３から離して排煙して風などで外に漏れ
ないようにフード７４が取り付けられている。それによ
り下から煙の色具合が観察できるようにしてある。そし
て、該フード７４は戸口７５を内曲げして傾斜され、そ
れによりフード７４に付着した木酢液を一箇所に集めて
採集できるようにされている。
【００２３】前記脱煙装置７２は、並列設置された複数
の着煙ダクト７６と、それらの入口と出口を順次に連結
するＵ形整流ダクト７７とから一連に連通蛇行する空気
流通路として構成され、その末端出口には排煙装置７８
が設置されている。該排煙装置７８は排煙ファン７９と
それを回転駆動させるモータ８０とその間を連結するＶ
ベルト８１とから構成され、それによってモータ８０へ
の熱伝導が防がれている。該排煙ファン７９を通り排煙
口９１から排煙される。各ダクトには木酢液流出口８２
が設けられている。
の着煙ダクト７６と、それらの入口と出口を順次に連結
するＵ形整流ダクト７７とから一連に連通蛇行する空気
流通路として構成され、その末端出口には排煙装置７８
が設置されている。該排煙装置７８は排煙ファン７９と
それを回転駆動させるモータ８０とその間を連結するＶ
ベルト８１とから構成され、それによってモータ８０へ
の熱伝導が防がれている。該排煙ファン７９を通り排煙
口９１から排煙される。各ダクトには木酢液流出口８２
が設けられている。
【００２４】前記着煙ダクト７６の内部には、敷設され
た着煙板位置決め網８３により、煙流入方向に対して角
部８４を前方に向けた着煙アングル板８５を適当な間隔
をおいて千鳥状に配列し又そのダクト内壁部には着煙平
板８６を流出方向に傾斜させて設置されている。それに
より、煙の接触面が拡大され、その上に直線的な流れが
妨げられて流速が落とされた煙が着煙アングル板８５や
着煙平板８６のそれぞれに正面から接触するために着煙
効果が高められる。前記各着煙板８５、８６に付着した
木酢液等はその面を伝って下に流れ、採集管から外に出
て採集される。
た着煙板位置決め網８３により、煙流入方向に対して角
部８４を前方に向けた着煙アングル板８５を適当な間隔
をおいて千鳥状に配列し又そのダクト内壁部には着煙平
板８６を流出方向に傾斜させて設置されている。それに
より、煙の接触面が拡大され、その上に直線的な流れが
妨げられて流速が落とされた煙が着煙アングル板８５や
着煙平板８６のそれぞれに正面から接触するために着煙
効果が高められる。前記各着煙板８５、８６に付着した
木酢液等はその面を伝って下に流れ、採集管から外に出
て採集される。
【００２５】前記整流ダクト７７の内部はそれに平行す
る一枚以上の整流壁８７により仕切られ、それによって
Ｕターンされる煙の偏りをなくしている。
る一枚以上の整流壁８７により仕切られ、それによって
Ｕターンされる煙の偏りをなくしている。
【００２６】前記窯本体１１の保温効果を高めるため
に、設置した窯本体１１の外側に鋼製枠板８８をセパレ
ータ８９により取り付ける。それにより形成された窯本
体１１と枠板８８との間の空間９０に設置場所近くにあ
る土砂等を詰め込んで断熱層としてある。９２は窯本体
１１のロストルである。
に、設置した窯本体１１の外側に鋼製枠板８８をセパレ
ータ８９により取り付ける。それにより形成された窯本
体１１と枠板８８との間の空間９０に設置場所近くにあ
る土砂等を詰め込んで断熱層としてある。９２は窯本体
１１のロストルである。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、炭焼材料を収容し炭焼処理する空室を有す
る炭焼窯に於て、下端部にキャスタを取り付けた可搬式
扉、開閉自在扉とした焚口扉、二重密閉扉とした天井、
窯内壁に伝熱する湯沸し釜、木酢液その他の不要液の収
集手段と燃焼化手段、所要内部温度の集中管理手段を含
んでなるものであるから、窯を所要の場所に適宜設置で
きると共に炭焼の利便性と簡易効率化が図られ、公害防
止、熱エネルギーの有効利用に著大の貢献をするもので
ある。
明によれば、炭焼材料を収容し炭焼処理する空室を有す
る炭焼窯に於て、下端部にキャスタを取り付けた可搬式
扉、開閉自在扉とした焚口扉、二重密閉扉とした天井、
窯内壁に伝熱する湯沸し釜、木酢液その他の不要液の収
集手段と燃焼化手段、所要内部温度の集中管理手段を含
んでなるものであるから、窯を所要の場所に適宜設置で
きると共に炭焼の利便性と簡易効率化が図られ、公害防
止、熱エネルギーの有効利用に著大の貢献をするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明一実施例の窯本体の構成を示す正面図で
ある。
ある。
【図２】本発明一実施例の窯本体の構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図３】本発明一実施例の窯本体の構成を示す側面図で
ある。
ある。
【図４】本発明一実施例に使用される湯沸し釜の内部の
構成を示す正面図である。
構成を示す正面図である。
【図５】本発明一実施例に使用される湯沸し釜の内部の
構成を示す側面図である。
構成を示す側面図である。
【図６】本発明一実施例に使用される湯沸し釜の内部の
構成を示す平面図である。
構成を示す平面図である。
【図７】本発明一実施例に使用される湯沸し釜の蒸気取
出口弁の拡大断面図である。
出口弁の拡大断面図である。
【図８】本発明一実施例に使用される給水タンクの要部
の機構を示す拡大図である。
の機構を示す拡大図である。
【図９】本発明一実施例に使用される窯屋根と窯天井の
連動機構の閉の状態を示す概略説明図である。
連動機構の閉の状態を示す概略説明図である。
【図１０】本発明一実施例に使用される窯屋根と窯天井
の連動機構の開の状態を示す概略説明図である。
の連動機構の開の状態を示す概略説明図である。
【図１１】本発明一実施例に使用される窯天井の開閉機
構の開の状態を示す側面断面図である。
構の開の状態を示す側面断面図である。
【図１２】本発明一実施例に使用される脱煙装置の構造
を示す断面平面図である。
を示す断面平面図である。
【図１３】本発明一実施例に使用される脱煙装置の着煙
ダクトを示す拡大断面図である。
ダクトを示す拡大断面図である。
【図１４】本発明一実施例に使用される脱煙装置とそれ
を載架する架台を示す正面図である。
を載架する架台を示す正面図である。
【図１５】本発明一実施例に使用される脱煙装置とそれ
を載架する架台を示す側面図である。
を載架する架台を示す側面図である。
【図１６】本発明一実施例の窯本体とその保温のための
関連構造を示す平面図である。
関連構造を示す平面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１０月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (1)
- 【請求項１】 炭焼材料を収容し炭焼処理する空室を有
する炭焼窯に於て、下端部にキャスタを取り付けた可搬
式扉、開閉自在扉とした焚口扉、二重密閉扉とした天
井、窯内壁に伝熱する湯沸し釜、木酢液その他の不要液
の収集手段と燃焼化手段、所要内部温度の集中管理手段
を含むことを特徴とする可搬設置型炭焼窯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4226516A JP2676457B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 炭焼窯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4226516A JP2676457B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 炭焼窯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06166875A true JPH06166875A (ja) | 1994-06-14 |
| JP2676457B2 JP2676457B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=16846357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4226516A Expired - Fee Related JP2676457B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 炭焼窯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2676457B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001181648A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Yamato Kogyo Kk | 木炭製造法および木炭製造炉 |
| JP4655287B1 (ja) * | 2010-08-30 | 2011-03-23 | 善恵 馬場 | 炭窯 |
| JP2017096554A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 日工株式会社 | バイオマス発電用木質チップ乾燥装置及び乾燥方法 |
| CN107621168A (zh) * | 2017-09-14 | 2018-01-23 | 董奕含 | 一种防火窗耐火性能自动试验装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5565168A (en) * | 1978-11-10 | 1980-05-16 | Mitsubishi Electric Corp | Agc system for radar receiver |
| JPH01213392A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-28 | Norin Suisansyo Ringyo Shikenjo | 可搬性炭化炉 |
| JPH0232194A (ja) * | 1988-07-21 | 1990-02-01 | Ise Kogyosho:Kk | 炭化装置 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP4226516A patent/JP2676457B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5565168A (en) * | 1978-11-10 | 1980-05-16 | Mitsubishi Electric Corp | Agc system for radar receiver |
| JPH01213392A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-28 | Norin Suisansyo Ringyo Shikenjo | 可搬性炭化炉 |
| JPH0232194A (ja) * | 1988-07-21 | 1990-02-01 | Ise Kogyosho:Kk | 炭化装置 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001181648A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Yamato Kogyo Kk | 木炭製造法および木炭製造炉 |
| JP4655287B1 (ja) * | 2010-08-30 | 2011-03-23 | 善恵 馬場 | 炭窯 |
| JP2012046678A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Yoshie Baba | 炭窯 |
| JP2017096554A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 日工株式会社 | バイオマス発電用木質チップ乾燥装置及び乾燥方法 |
| CN107621168A (zh) * | 2017-09-14 | 2018-01-23 | 董奕含 | 一种防火窗耐火性能自动试验装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2676457B2 (ja) | 1997-11-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6745758B1 (en) | Cooking oven | |
| WO2015067127A1 (zh) | 热载体超高密集烤烟烘烤房 | |
| JP2676457B2 (ja) | 炭焼窯 | |
| CN205860027U (zh) | 一种焚烧炉及无烟雾垃圾焚烧系统 | |
| JP2004339327A (ja) | 炭化装置 | |
| CN208495372U (zh) | 一种用于模块化土壤脱汞的燃烧室 | |
| US5090136A (en) | Paint booth thermal reclamation system for space heating | |
| CN206897771U (zh) | 一种立式喷涂固化炉 | |
| US3999535A (en) | Prefabricated fireplace | |
| CN213682906U (zh) | 一种改性沥青防水卷材的快速升温设备 | |
| RU2557187C2 (ru) | Газовая тигельная печь | |
| JP2531970B2 (ja) | 地下式焼却炉 | |
| CN205860026U (zh) | 一种焚烧炉及无烟雾垃圾焚烧系统 | |
| US1270574A (en) | Refuse-destructor. | |
| CN213895767U (zh) | 一种白酒蒸煮锅 | |
| CN206950745U (zh) | 一种板框压滤机集装装置 | |
| CN216192441U (zh) | 一种高炉出铁场厂房结构 | |
| CN220489166U (zh) | 碳化焚烧装置 | |
| JPS6030596Y2 (ja) | カ−テン付き加熱炉 | |
| CN210929206U (zh) | 一种水产养殖恒温调节装置 | |
| CN212560410U (zh) | 一种新型网带式渗碳炉 | |
| RU2293468C1 (ru) | Универсальная термодымовая камера для тепловой обработки пищевых продуктов | |
| CN108772414B (zh) | 一种用于模块化土壤脱汞装置的脱汞分离装置 | |
| US849346A (en) | Heating and ventilating system. | |
| JP3744401B2 (ja) | 加熱処理方法と加熱処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |