JPH06149632A - オブジェクトトランザクション管理方式 - Google Patents

オブジェクトトランザクション管理方式

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JPH06149632A
JPH06149632A JP4298485A JP29848592A JPH06149632A JP H06149632 A JPH06149632 A JP H06149632A JP 4298485 A JP4298485 A JP 4298485A JP 29848592 A JP29848592 A JP 29848592A JP H06149632 A JPH06149632 A JP H06149632A
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JP
Japan
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real address
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allocated
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Application number
JP4298485A
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English (en)
Inventor
Takeo Maruyama
剛男 丸山
Kazuhiro Sato
和洋 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷が高くなっても実メモリのアクセスを効
率良く行う。 【構成】 情報と手続きとから成る可変長のオブジェク
トへのアクセス要求に対して、要求されているオブジェ
クトが実アドレス固定領域の中に既に割付けられていれ
ば、割付けられている実アドレスをアクセス要求源に返
信し、割り付けられていなければ、要求されているオブ
ジェクトが必要とする空き領域があるかを調べ、空き領
域が不足していない場合は、当該オブジェクトをトラン
ザクション別に異なる領域に割付け、不足している場合
は当該オブジェクトの割付けを実施せず、かつ実行中の
トランザクションのうちオブジェクトの総サイズが最大
のトランザクションをロールバックさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報と手続きとから成
る可変長のオブジェクトへのアクセス要求に対して、要
求されているオブジェクトを、オブジェクトの操作を行
うトランザクション処理によって実アドレス非固定領域
から実アドレス固定領域に割り付け、実アドレスによっ
てオブジェクトをアクセスし、トランザクション処理に
よる操作終了後は実アドレス非固定領域に移動するオブ
ジェクトトランザクション管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、データと手続きとを一体化して可
変長のオブジェクトとして取扱うオブジェクト指向がコ
ンピュータ分野に取り入れられている。特に、オブジェ
クトを永続的に利用するため、オブジェクト指向データ
ベースでは、あらゆる分野での利用が考えられている。
【0003】このようなオブジェクト指向データベース
では、データベースとしての利用価値からオブジェクト
の共用が円滑に行われるようにする必要がある。そのた
め、従来のデータベースと同様のトランザクション管理
機能が必要不可欠である。
【0004】一般に、データベースにおけるトランザク
ション処理では、そのトランザクションがコミットされ
るまでの間は、データベース上のデータは更新されず、
実メモリにロードされたデータが参照、更新され、コミ
ットされた時に初めてデータベース上のデータが更新さ
れるようになっている。
【0005】しかしこの場合に、システム内で多くのト
ランザクションが並列に実行されるなどして、高い負荷
がかけられると、実メモリを有効に使用しなければトラ
ンザクション処理そのものの性能に大きく影響を及ぼ
す。
【0006】そこで、例えば実メモリの有効利用のため
に、特開平2−16650号の「使用実メモリの確保・
解放方式」で提案されているように、データベースから
ロードされた実メモリ上のデータの参照回数をカウント
し、その値が設定値に達しない間はデータの固定領域を
解放せず、所定の値に達した場合にその固定領域を解放
することにより、実メモリの有効な利用とアクセス効率
を調整するものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オブジェク
ト指向データベースシステムでは、オブジェクト自体が
可変長で、かつ長大であるため、そのアクセス手法とし
て仮想記憶方式が用いられる。
【0008】仮想記憶方式では、オブジェクトのアクセ
スを行うために使用される論理アドレスが、該論理アド
レスを実記憶装置上の物理アドレスや二次記憶装置への
アクセス情報へマッピングするマッピング情報によって
構成されている。よって、論理アドレスを変更すること
なく、マッピング情報を変更するだけで実記憶装置のガ
ーベジコレクションやスワップ処理が行えるという利点
がある。
【0009】しかし、マッピング情報を変更している間
はシステムが停止状態になる。特に、手続きを実行する
オブジェクトは、命令のフェッチと実行を連続的に繰り
返し行う必要があり、上記ガーベジコレクションやスワ
ップ処理が実行されると、上記オブジェクトの手続き実
行のスループットが低下するという問題がある。
【0010】このため、オブジェクト指向のデータベー
スにおいては、アクセス効率を上げる関係で、オブジェ
クトは実アドレス固定領域に固定するのが主流となりつ
つある。
【0011】しかしながら、オブジェクトを実アドレス
固定領域に固定した場合、ガーベジコレクション等の処
理に起因するスループットの低下は防止できる反面、多
くのトランザクションが並列に実行されるなどして、高
い負荷がかけられると、実メモリがすぐに一杯になって
しまい、トランザクション処理が停止し、性能に影響を
及ぼすという事態が発生してしまう問題がある。
【0012】本発明の目的は、負荷が高くなっても実メ
モリのアクセスを効率良く行うことができるオブジェク
トトランザクション管理方式を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基本的には、情報と手続きとから成る可変
長のオブジェクトを保持する実アドレス固定領域と実ア
ドレス非固定領域とを有し、オブジェクトへのアクセス
要求に対して、要求されているオブジェクトを、オブジ
ェクトの操作を行うトランザクション処理によって実ア
ドレス非固定領域から実アドレス固定領域に割り付け、
実アドレスによってオブジェクトをアクセスし、トラン
ザクション処理による操作終了後は実アドレス非固定領
域に移動するオブジェクトトランザクション管理方式に
おいて、前記オブジェクトへのアクセス要求に対して、
要求されているオブジェクトが実アドレス固定領域の中
に既に割付けられているか否かを調べ、既に割付けられ
ていれば、割付けられている実アドレスをアクセス要求
源に返信し、割り付けられていなければ、要求されてい
るオブジェクトが必要とする実アドレス固定領域のサイ
ズと実アドレス固定領域の中の空き領域とを比較し、空
き領域が不足していない場合は、当該オブジェクトをト
ランザクション別に異なる領域に割付け、その実アドレ
スをアクセス要求源に返信し、空き領域が不足している
場合は当該オブジェクトの割付けを実施せず、かつ実行
中のトランザクションのうちオブジェクトの総サイズが
最大のトランザクションをロールバックさせ、該トラン
ザクション内で操作中の全オブジェクトの実アドレス固
定領域を解放するようにしたものである。
【0014】
【作用】上記手段においては、オブジェクトへのアクセ
ス要求に対して、要求されているオブジェクトが実アド
レス固定領域の中に既に割り付けられていなければ、要
求されているオブジェクトが必要とする実アドレス固定
領域のサイズより大きな空き領域が存在するか否かを調
べ、存在している場合は、当該オブジェクトをトランザ
クション別に異なる領域に割付け、その実アドレスをア
クセス要求源に返信する。
【0015】これによって、アクセス要求源は割付けら
れたオブジェクトを直ちにアクセス可能になる。この場
合、トランザクション別に異なる領域に割付けるため、
他トランザクションから見れば、当該オブジェクトが特
定の領域に退避されたことと同じになり、当該オブジェ
クトをアクセスすることができなくなる。すなわち、排
他制御をかけた状態になり、改めて排他制御を行う必要
がなくなる。
【0016】一方、空き領域が不足している場合は、当
該オブジェクトの割付けを実施せず、かつ実行中のトラ
ンザクションのうちオブジェクトの総サイズが最大のト
ランザクションをロールバックさせ、該トランザクショ
ン内で操作中の全オブジェクトの実アドレス固定領域を
解放する。
【0017】これにより、実アドレス固定領域の空き領
域を可能な限り多く確保でき、負荷が高くなっても実メ
モリのアクセスを効率良く行うことができる。
【0018】この場合、ロールバックされたトランザク
ションは一時停止状態になるが、これを含めた現在停止
中のトランザクションの中から、実行優先順位の高いト
ランザクションを順に選択して再開させることにより、
実行優先順位戦略に則って再開させることができるの
で、スループットが低下することはない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図5を用
いて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明を適用したオブジェクトト
ランザクション管理システムの一実施例を示すブロック
構成図であり、実アドレス固定領域101および実アド
レス非固定領域102、オブジェクト管理部103、ト
ランザクション管理部104、優先順位制御部105、
ソート処理部106、トランザクション管理領域10
7、ログ管理部108、ログ情報格納部109が設けら
れている。
【0021】このうち実アドレス固定領域101および
実アドレス非固定領域102には、情報と手続きとから
成る可変長のオブジェクトが保持される。
【0022】オブジェクト管理部103は、実アドレス
固定領域101および実アドレス非固定領域102に保
持されるオブジェクトの保持位置情報を保持し、実アド
レス固定領域101もしくは実アドレス非固定領域10
2にあるオブジェクトへのアクセス処理、およびオブジ
ェクトの生成,削除を行う。
【0023】この場合、オブジェクトは、生成時やアク
セス時には、オブジェクト管理部103によって実アド
レス固定領域101へ割付けられ、アクセス終了時には
実アドレス非固定領域102に移行される。また、オブ
ジェクトの変更や状態が変更された場合、オブジェクト
管理部103はその変更情報や状態変更情報等をログ管
理部108に通知する。
【0024】ログ管理部108は、その通知された情報
をログ情報格納部109に格納する。
【0025】トランザクション管理部104は、実行中
のトランザクションを管理するトランザクション管理情
報をトランザクション管理領域107に保持し、トラン
ザクションのコミット/ロールバック/停止/再開処理
等の処理を行うと共に、トランザクションの優先順位制
御部105やソート処理部106への処理依頼を行う。
さらに、トランザクションのロールバック時には、ログ
管理部108を介してログ情報格納部109から当該ト
ランザクションのログ情報を取得し、トランザクション
処理を無効とする処理を行う。
【0026】この場合、停止/再開処理は、図4で説明
する停止トランザクション情報をもとに行う。
【0027】図2は、トランザクション管理領域107
内に保持される現在実行中のトランザクションのトラン
ザクション管理情報(Transaction Information:TINF)リ
ストTlistの例を示すものである。この例では、現
在トランザクションT1とT2が実行中であり、トラン
ザクションT1は、入れ子構造になったサブトランザク
ションsubT1とsubT2を持ち、それらについて
各々トランザクション管理情報リストエントリ209お
よび211が設けられている。
【0028】なお、サブトランザクションsubT1、
subT2は時系列に並べられる。すなわち、subT
1がコミットされてからsubT2が開始され、sub
T1とsubT2が同時に実行されることはない。
【0029】トランザクション管理情報リストTlis
tは、実行中のトランザクションT1,T2のトランザ
クション管理情報リストの先頭を示すトランザクション
リスト先頭ポインタ201からトランザクションT1の
リストエントリ202が指定される。
【0030】リストエントリ202は、実アドレス固定
領域101に保持されたトランザクションのうち、現在
実行中のトランザクションのトランザクション識別子R
unTID203と、自トランザクションT1のトラン
ザクション管理情報(TINF(T1))204へのポ
インタ、サブトランザクションsubT1、subT2
のトランザクション管理情報リストエントリ209への
ポインタ、および次のトランザクションT2を示すリス
トエントリ213へのポインタを保持する。
【0031】トランザクション識別子RunTID20
3は、トランザクション及びサブトランザクションのう
ち、何処が実行されているかを示すものである。リスト
エントリ202のRunTID203は、T1自身、s
ubT1もしくは、subT2のいずれかのTIDを保
持する。
【0032】同様に、トランザクションT2のリストエ
ントリ213は、自トランザクション管理情報(TIN
F(T2))214へのポインタを持ち、サブトランザ
クションsubT1のリストエントリ209は、自トラ
ンザクション管理情報210へのポインタと、次のサブ
トランザクションsubT2を示すリストエントリ21
1へのポインタを持ち、サブトランザクションsubT
2のリストエントリ211は、自トランザクション管理
情報212へのポインタを持つ。
【0033】トランザクション管理情報204は、トラ
ンザクションを一意に識別するトランザクション識別子
(TID)205、該トランザクション内で初めて実アド
レス固定領域に移動されるオブジェクトのオブジェクト
識別子(OID)のリスト215の先頭ポインタ206、
この先頭ポインタ206で指されるオブジェクト識別子
(OID)リストのオブジェクトの総サイズ207、該
トランザクションの実行優先順位208が保持される。
【0034】図3は、オブジェクトへのアクセス要求に
対するアルゴリズムを示すフローチャートであり、ま
ず、ステップ301において、要求されたオブジェクト
が実アドレス固定領域101に既に割付けられているか
どうかを判定する。すなわち、要求されたオブジェクト
について、その実アドレス固定領域101への固定要求
は初めてであるかどうかを判定する。
【0035】この場合、初めてであるかどうかは、オブ
ジェクト内に、実アドレス固定領域101へ固定された
ならば“1”、実アドレス非固定領域102へ移動され
たならば“0”となるフラグを設け、このフラグによっ
て判定することができる。
【0036】ステップ301の判定の結果、要求された
オブジェクトが既に実アドレス固定領域に割付けられて
いる場合は、ステップ308において、実アドレス固定
領域101上のオブジェクトの割付けアドレスをアクセ
ス要求源に返信する。
【0037】しかし、初めてのアクセス要求であった場
合は、ステップ302において、要求されたオブジェク
トの識別子OIDを、現在処理しているトランザクショ
ンRunTID203で示されるトランザクション管理
情報204内のOIDリスト215へ追加する。
【0038】次にステップ303において、該OIDリ
スト215のオブジェクトの総サイズ207を、追加し
たオブジェクトのサイズ分だけ増加更新する。続くステ
ップ304においては、TIDリストエントリ202及
び213内の実行トランザクション識別子RunTID
で示されるトランザクションをオブジェクトの総サイズ
206の大きい順に並び変える。この並び変えは、T
1、T2レベルのリストエントリで行う。
【0039】次にステップ305において、今回新たに
要求されたオブジェクトサイズ分の実アドレス固定領域
が確保できるかどうかを調べる。もし、確保できなかっ
た場合は、ステップ306で今回新たに要求されたオブ
ジェクトを割り付ける実アドレス固定領域を確保するた
め、総サイズ206の最も大きなトランザクションをロ
ールバックする。
【0040】しかし、今回新たに要求されたオブジェク
トのサイズより大きな空き領域が実アドレス固定領域1
01の中にあった場合、ステップ307で、実アドレス
非固定領域102にあるオブジェクトを、その空き領域
の中に割り付ける。この場合、オブジェクトはトランザ
クション別に割り付ける。
【0041】そして、ステップ308において、実アド
レス固定領域101に割り付けたオブジェクトのアドレ
スをアクセス要求源に返信する。
【0042】図4はトランザクションの停止/再開処理
を行うために使用する停止トランザクション情報の構成
を示すものであり、停止トランザクションリスト402
の先頭エントリへのポインタ401、トランザクション
識別子TID403と実行優先順位404、次のリスト
エントリへ406へのポインタ405を持つ停止トラン
ザクションリストエントリ402で構成され、該リスト
エントリ402および次のリストエントリへ406は、
実行優先順位404の高い順に並べられている。
【0043】この場合、実行優先順位404はトランザ
クション管理情報204の実行優先順位208をそのま
ま複写したものであり、トランザクションをロールバッ
クした時に更新される。
【0044】図5はステップ306のトランザクション
切り替え処理の詳細を示すフローチャートであり、この
処理によってトランザクションのロールバック、停止、
再開が行われる。
【0045】まず、この処理においては、ステップ50
1において、総サイズ順に並べられているトランザクシ
ョンのうち先頭にあるトランザクション、すなわちオブ
ジェクトの総サイズ207が最も大きいトランザクショ
ンを選択し、このトランザクションをロールバックし、
その実アドレス固定領域を解放する。
【0046】ここで、ロールバックしたトランザクショ
ンでのオブジェクトの変更は無効にする。これは、ログ
管理部108がログ情報109を利用して行う。
【0047】続くステップ502で、優先順位制御部1
05によってロールバックしたトランザクションの実行
優先順位208を更新する。さらにステップ503で、
ロールバックしたトランザクションの停止トランザクシ
ョン管理情報エントリ402を生成し、ロールバックし
たトランザクションの管理情報を停止トランザクション
管理情報へ追加し、該トランザクションの処理を停止す
る。
【0048】次にステップ504で、全ての停止トラン
ザクションの実行優先順位404を高い順に並び変え、
続くステップ505で、停止トランザクションの先頭に
ある識別子TIDを取得し、さらにステップ506で、
その取得した識別子TIDの停止トランザクション管理
情報エントリ402を停止トランザクション管理情報か
ら削除する。
【0049】そしてステップ507において、停止トラ
ンザクション管理情報から削除したトランザクションを
再開する。
【0050】なお、ステップ501では、オブジェクト
の総サイズ207が最も大きいトランザクションをロー
ルバックしているが、そのトランザクションがサブトラ
ンザクションを持つ場合には、その中の最も大きなサイ
ズのサブトランザクションをロールバックさせ、その実
アドレス固定領域を解放するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、オブジェ
クトへのアクセス要求に対して、要求されているオブジ
ェクトが実アドレス固定領域の中に既に割り付けられて
いなければ、要求されているオブジェクトが必要とする
実アドレス固定領域のサイズより大きな空き領域が存在
するか否かを調べ、存在している場合は、当該オブジェ
クトをトランザクション別に異なる領域に割付け、その
実アドレスをアクセス要求源に返信し、空き領域が不足
している場合は、当該オブジェクトの割付けを実施せ
ず、かつ実行中のトランザクションのうちオブジェクト
の総サイズが最大のトランザクションをロールバックさ
せ、該トランザクション内で操作中の全オブジェクトの
実アドレス固定領域を解放するようにしたので、要求さ
れているオブジェクトが必要とする実アドレス固定領域
があれば、アクセス要求源は割付けられたオブジェクト
を直ちにアクセス可能になる。
【0052】この場合、トランザクション別に異なる領
域に割付けるため、他トランザクションから見れば、当
該オブジェクトが特定の領域に退避されたことと同じに
なり、当該オブジェクトをアクセスすることができなく
なる。すなわち、排他制御をかけた状態になり、改めて
排他制御を行う必要がなくなる。
【0053】また、オブジェクトの総サイズが最大のト
ランザクションをロールバックさせるので、アクセス回
数によって解放する場合に比べ、実アドレス固定領域の
空き領域を多く確保できる可能性が高くなり、負荷が高
くなっても実メモリのアクセスを効率良く行うことがで
きる。
【0054】この場合、ロールバックされたトランザク
ションは一時停止状態になるが、これを含めた現在停止
中のトランザクションの中から、実行優先順位の高いト
ランザクションを順に選択して再開させることにより、
実行優先順位戦略に則って再開させることができるの
で、スループットの低下も防止できる等といった効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したオブジェクトトランザクショ
ン管理システムのブロック構成図である。
【図2】トランザクション管理情報の構成例を示す説明
図である。
【図3】オブジェクトのアドレス割付け処理の手順を示
すフローチャートである。
【図4】停止トランザクション管理情報の構成例を示す
説明図である。
【図5】トランザクションのロールバック、停止、再開
の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…実アドレス固定領域、102…実アドレス非固
定領域、103…オブジェクト管理部、104…トラン
ザクション管理部、105…優先順位制御部、106…
ソート処理部、107…トランザクション管理情報領
域、108…ログ管理部、109…ログ情報格納部、2
04…トランザクション管理情報、207…総サイズ、
208…実行優先順位。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報と手続きとから成る可変長のオブジ
    ェクトを保持する実アドレス固定領域と実アドレス非固
    定領域とを有し、オブジェクトへのアクセス要求に対し
    て、要求されているオブジェクトを、オブジェクトの操
    作を行うトランザクション処理によって実アドレス非固
    定領域から実アドレス固定領域に割り付け、実アドレス
    によってオブジェクトをアクセスし、トランザクション
    処理による操作終了後は実アドレス非固定領域に移動す
    るオブジェクトトランザクション管理方式において、 前記オブジェクトへのアクセス要求に対して、要求され
    ているオブジェクトが実アドレス固定領域の中に既に割
    付けられているか否かを調べ、既に割付けられていれ
    ば、割付けられている実アドレスをアクセス要求源に返
    信し、割り付けられていなければ、要求されているオブ
    ジェクトが必要とする実アドレス固定領域のサイズと実
    アドレス固定領域の中の空き領域とを比較し、空き領域
    が不足していない場合は、当該オブジェクトをトランザ
    クション別に異なる領域に割付け、その実アドレスをア
    クセス要求源に返信し、空き領域が不足している場合は
    当該オブジェクトの割付けを実施せず、かつ実行中のト
    ランザクションのうちオブジェクトの総サイズが最大の
    トランザクションをロールバックさせ、該トランザクシ
    ョン内で操作中の全オブジェクトの実アドレス固定領域
    を解放することを特徴とするオブジェクトトランザクシ
    ョン管理方式。
  2. 【請求項2】 トランザクション別に実行優先順位を設
    定し、いずれかのトランザクションの実行が終了したな
    らば、実アドレス固定領域内に保持されている停止状態
    のオブジェクトのうち実行優先順位の高いトランザクシ
    ョンのオブジェクトからトランザクション処理を再開す
    ることを特徴とする請求項1記載のオブジェクトトラン
    ザクション管理方式。
  3. 【請求項3】 トランザクション別の実行優先順位は、
    トランザクションのロールバック時に更新することを特
    徴とする請求項2記載のオブジェクトトランザクション
    管理方式。
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