JPH06147984A - 偏光計測方法 - Google Patents

偏光計測方法

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JPH06147984A
JPH06147984A JP30010592A JP30010592A JPH06147984A JP H06147984 A JPH06147984 A JP H06147984A JP 30010592 A JP30010592 A JP 30010592A JP 30010592 A JP30010592 A JP 30010592A JP H06147984 A JPH06147984 A JP H06147984A
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喜弘 大塚
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和彦 岡
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/21Polarisation-affecting properties

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 時間的にも空間的にも1つの観測面の光強度
を測定することにより偏光状態の時空間分布を測定する
方法を提供する。 【構成】 レーザ10を出射した光は、レンズL1,ピ
ンホールPH、レンズL2を通ってビームスピリッタB
S1で分割される。分割された光の一方は、反射ミラー
M0、偏光子P0を介してλ/4板QWP0で円偏光に
変換され試料11に入射する。分割された光の他方は偏
光ビームスプリッタPBSによりさらに2つの光に分割
されλ/4板QWP1及びQWP2により、それぞれ互
いに直交する参照光となる。λ/4板QWP1を通過し
た光はミラーM1によって反射され、λ/4板QWP2
を通過した光はミラーM2によって反射される。試料1
1を通過した被測定光と参照光はビデオカメラ12上で
重ねられて干渉縞が観測される。この時、鏡M1とM2
は干渉縞が分離できるようにビデオカメラ12の解像度
に応じて傾けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに直交する2つの
直線偏光成分を持つ参照光と被測定光の干渉縞より被測
定光の直交する2つの直線偏光成分の振幅及び位相の時
空間分布を測定する方法及びその光弾性解析法などへの
応用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の偏光計測法の原理を図1を参照し
ながら説明する。レーザ1から出射した光は、偏光子2
を介して試料3に入射する。試料3を通過した光は回転
検光子4を介して光検出器5に到達し、検光子4の回転
角度と光検出器5の出力とにより偏光状態を表す振幅比
と位相差を求めることできる(回転検光子法)。被測定
光を3つ以上の偏光成分に分割した光の強度からも偏光
状態を求めることができる(振幅分割法)。
【0003】光弾性応力解析では、光弾性サンプルに円
偏光及び直線偏光を入射し、出射光の偏光状態より主応
力差及び主応力方位が求まる。さらに、例えば干渉計に
よりサンプルの厚さを測定する。これら3種類のデータ
の演算により試料の主応力を算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では被測定
光の2つの直線偏光成分の振幅の比と位相差を測定して
いた。
【0005】本発明の目的は、被測定光の2つの直線偏
光成分の各々の振幅と位相を独立に時空間で測定する方
法を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の目的は、時間的にも空間
的にも1つの観測面の光強度を測定することにより、偏
光状態の時空間分布をリアルタイムで測定する方法を提
供することにある。
【0007】さらに、従来の方法では、試料の主応力を
算出するために上記3種類のデータを必要としていた。
【0008】本発明の目的は、従来1種類のデータでは
計測できなかった2つの主応力を偏光状態の測定だけで
計測する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的は本発明によ
れば、互いに直交する2つの直線偏光成分を持つ参照光
と被測定光の干渉縞を測定することによって達成され
る。
【0010】
【作用】図2に示すように、被測定楕円偏光に、偏光方
向が互いに直交した2つの直線偏光を有する参照光を重
畳させて干渉させる。ただし、それぞれの参照光の波面
を被測定光の波面と若干傾けておく。x−y座標を直交
参照光の偏光方向に一致させ、x,y方向の単位ベクト
ルをex ,ey とする。以下、簡単のため光の周波数ν
に関するexp[j(2πνt)]を省いて記述する。
参照光の直交2偏光成分と被測定楕円偏光成分によって
生ずる干渉縞の空間周波数を参照光に含めて表現するこ
ととし、波面の傾きによって生ずるそれぞれの2次元空
間周波数を[u1 ,v1 ],[u2 、v2 ]とする。し
たがって、参照光は、
【0011】
【数2】
【0012】と表現できる。ただし、ax ,ay 及びφ
x ,φy はそれぞれ、振幅定数と位相定数である。一
方、被測定楕円偏光は振幅も位相も時空間座標に依存す
ると考えて、
【0013】
【数3】
【0014】と表す。両参照光が直交していることから ex ・ex =ey ・ey =1 ex ・ey =0 したがって、干渉縞の強度は、
【0015】
【数4】
【0016】となる。
【0017】よって、互いに直交する2つの直線偏光成
分を持つ参照光と被測定光の干渉縞により、被測定光の
直交する2つの直線偏光成分の振幅及び位相の時空間分
布を測定する偏光計測方法において、参照光と被測定光
とのなす角度を干渉縞の撮像手段の解像度に応じて干渉
縞を分離できるように設定することにより、高速に変化
する偏光状態の空間分布をリアルタイムで観測できる。
【0018】また、撮像手段がビデオカメラで、参照光
と被測定光とのなす角度αを、
【0019】
【数5】
【0020】ここで、n:一走査線あたりの画素数 λ:波長 L:走査線方向の視野の長さ K:2〜8の定数 に設定することによって、ビデオカメラ上に干渉縞を位
置分解能が良好な状態で写しだすことができる。
【0021】次にこれを数値化する方法を述べる。
[3]式を空間軸に対してフーリエ変換すると、次式の
スペクトルが求まる。
【0022】
【数6】
【0023】ただし、
【0024】
【数7】
【0025】
【数8】
【0026】
【数9】
【0027】である。Fx y は空間軸に関するフーリエ
変換を表す。
【0028】図3は[6]式のスペクトル成分を模式的
に表現したものである。この図から明らかなように、空
間周波数を適切に選定すれば、各成分を空間周波数領域
で分離することができる。ここで、2つの成分Dx (f
x −u1 ,fy −v1 ;t)及びDx (fx −u2 ,f
y −v2 ;t)に注目し、これらをフィルタリングによ
り独立に取り出すと共に、空間周波数零の原点にシフト
させ、かつ、コンピューターでフーリエ逆変換を行う。
この計算操作により、被測定楕円偏光の(x,y)座標
における複素振幅Ex (x,y;t)及びEy (x,
y;t)が求まる。
【0029】
【数10】
【0030】
【数11】
【0031】また、Ex 及びEy の複素共役Ex * 及び
y * も式[7],[8]を用いて、コンピューターで
直ちに計算される。従って、被測定楕円偏光に関するE
x ,Ey ,Ex * ,及びEx * を用いて、偏光状態を表
す楕円率εと方位角χを次式によって求めることができ
る。
【0032】
【数12】
【0033】
【数13】
【0034】ただし、 S1=|Ex 2 −|Ey 2 S2=Ex y * +Ex * y S3=i(Ex * y −Ex y * ) [9] したがって、干渉縞を空間軸に対して2次元フーリエ変
換し、その空間周波数スペクトルを正の部分または負の
部分に分離し、いずれか一方を2次元フーリエ逆変換す
ることにより、従来時間的または空間的に3面以上のデ
ータを必要とした偏光状態の空間分布の計測を、1面の
データのみで計測できる。
【0035】さらに本発明によれば、異なる振動周波数
で周波数変調した直交する2つの直線偏光成分を持つ参
照光と被測定光のヘテロダイン検出によっても、偏光状
態の空間分布を観測できる。
【0036】異なる振動周波数で周波数変調した互いに
直交する直線偏光成分を持つ2つの参照光は、光軸方向
に異なる振動数で振動している鏡に反射させることによ
って周波数変調させることができる。
【0037】例えば、鏡をノコギリ波形状に振動させた
とき、参照光は、
【0038】
【数14】
【0039】と表現できる。ただし、ax ,ay 及びφ
x ,φy はそれぞれ、振幅定数と位相定数である。一
方、被測定楕円偏光は、
【0040】
【数15】
【0041】であるから、干渉縞の強度は
【0042】
【数16】
【0043】となる。
【0044】次にこれを数値化するには、[5]式を時
間軸でフーリエ変換し、スペクトルの正又は負の部分を
フーリエ逆変換刷ればよい。
【0045】又、[5]式で2παt/λ=0 及び
π/2において、i(x,y;t)のサンプリングを行
うと、
【0046】
【数17】
【0047】の第2項は 2παt/λ=0の時、 2ax x (x,y;t)cos[−φx +ψx (x,
y;t)] 2παt/λ=π/2の時、 2ax x (x,y;t)cos[−φx +ψx (x,y;t)+π/2] =2ax x (x,y;t)sin[−φx +ψx (x,y;t)] となり、bx (x,y;t)、ψx (x,y;t)が求
まる。
【0048】同様にby (x,y;t)、ψy (x,
y;t)も求まる。
【0049】周波数変調は正弦波でも良い。
【0050】次に、本偏光計測の応用例として、時間的
に変化する応力状態にある光弾性サンプルの主応力を求
める方法を述べる。
【0051】測定系を図4に示す。光弾性サンプル9の
無負荷状態での厚さdは一様でかつ十分薄く、厚み方向
に加わる応力が無視できるとし、光軸に垂直な面内でサ
ンプル上にx−y座標をとる。主応力方向をp,qとす
ると以下の関係が成り立つ。
【0052】
【数18】
【0053】
【数19】
【0054】ここで、 Δnp (x,y;t):応力により誘起されたp方向の
屈折率の変化 Δnq (x,y;t):応力により誘起されたq方向の
屈折率の変化 C1 ,C2 :光弾性定数 σp (x,y;t),σq (x,y;t):主応力 Δd(x,y;t):応力による厚みの変化 E:ヤング率 μ:ポアソン比 図4を参照しながら、光軸にそって距離d+Δd(x,
y)だけ離れた2点Z1及びZ2 の間の光路長について
考えると以下の関係が成り立つ。
【0055】
【数20】
【0056】
【数21】
【0057】
【数22】
【0058】ここで、 L0 :無負荷時のZ1 −Z2 間の光路長 ns :光弾性サンプルの屈折率 n0 :空気の屈折率 Lp(x,y):負荷時のp偏光に対するZ1 −Z2
の光路長 Lq(x,y):負荷時のq偏光に対するZ1 −Z2
の光路長 これらの式より、
【0059】
【数23】
【0060】ただし、 C1 ´=C1 −(ns −n0 )μ/E C2 ´=C2 −(ns −n0 )μ/E ここで Δψp (x,y;t):p偏光成分の位相変化 Δψq (x,y;t):q偏光成分の位相変化 したがって、Δψp 及びΔψq が測定できれば式[1
5]により、試料に円偏光を入射し、出射光の偏光状態
の空間分布を測定することによって、従来3種類の実験
データから求めていた2つの主応力を1つのデータから
算出できる。
【0061】さらに、焦点の位置を試料の内部で変える
ことにより、試料の主応力の3次元的な空間分布を測定
する事ができる。
【0062】さらに、本発明によれば被測定光を試料を
通過した部分と通過しない部分とができるようにし、被
測定光の試料を通過した部分と通過しない部分との差を
取ることにより干渉計のドリフトを打ち消すことができ
る。
【0063】さらに、本発明によれば光源からの光をビ
ームスピリッターで2つに分け、偏光子に通すことによ
って、直交する2つの直線偏光成分を持つ参照光を得る
ようにすることによって、光学系を低価格で提供でき
る。
【0064】さらに、本発明によれば被測定光を試料に
反射させた後に参照光と重ねることによって試料の表面
の高速に変化する偏光状態の空間分布をリアルタイムで
観測できる。
【0065】さらに、本発明によれば光源からの光をビ
ームスピリッターで2つに分け一方の光を試料に反射さ
せ、もう一方の光を偏光ビームスピリッター及びλ/4
板を通したのちに前記の試料からの反射光と重ね合わせ
ることによって試料の表面の高速に変化する偏光状態の
空間分布をリアルタイムで観測できる。
【0066】
【実施例】以下、図5を参照しながら本発明の実施例を
詳述する。本実施例は光の偏光状態及び光弾性サンプル
の応力分布計測システムである。レーザ10を出射した
光は、レンズL1,ピンホールPH、レンズL2を通っ
てビームスピリッタBS1で分割される。分割された光
の一方は、反射ミラーM0、偏光子P0を介してλ/4
板QWP0で円偏光に変換され試料3に入射する。分割
された光の他方は偏光ビームスプリッタPBSによりさ
らに2つの光に分割されλ/4板QWP1及びQWP2
により、それぞれ互いに直交する参照光となる。λ/4
板QWP1を通過した光はミラーM1によって反射さ
れ、λ/4板QWP2を通過した光はミラーM2によっ
て反射される。試料11を通過した被測定光と参照光は
ビデオカメラ12上で重ねられて干渉縞が観測される。
この時、鏡M1とM2は干渉縞が分離できるようにビデ
オカメラ12の解像度に応じて傾けられる。この時の鏡
の角度は、
【0067】
【数24】
【0068】ここで、n:一走査線あたりの画素数 λ:波長 L:走査線方向の視野の長さ K:2〜8の定数 で与えらる。このKの値は3〜6の範囲であってもよ
く、特にK=4として4画素で1本の干渉縞を観測する
ようにすると、最も良好な画像が得られる。
【0069】例えば、一走査線当たりの画素数が500
本で視野の長さが5mmのビデオカメラにおいて、波長
633nmのHe−Neレーザを光源に使用したとき、
鏡の角度は0.0079[rad]となる。
【0070】観測された干渉縞を図11及び図12に示
す。図11は被測定光を試料11に通過させないこと
で、円偏光を測定したときの干渉縞であり、図12は被
測定光を試料11に通過させて楕円偏光を測定したとき
である。ビデオカメラ12で検出された信号はコンピュ
ータ13によって、干渉縞を空間軸に対して2次元フー
リエ変換し、その空間周波数スペクトルを正の部分また
は負の部分に分離し、いずれか一方を2次元フーリエ逆
変換することにより偏光状態を表す楕円率εと方位角χ
が求まる。
【0071】偏光状態の2次元空間分布を楕円の向きと
形によって表した画像表示例を図13に示す。
【0072】楕円率εと方位角χの2次元空間分布を等
高線で表した画像表示例を図14に示す。
【0073】主応力の2次元空間分布を図15及び図1
6に示す。図15は主応力σp 、図16は主応力σq
を表す。これらの主応力は、試料11の焦点面の位置
を厚み方向に変えることにより3次元的な空間分布を測
定できるようにしてもよい。
【0074】図6は本発明の第2の実施例を示す。本実
施例では、図5の実施例の2枚のλ/4板QWP1及び
QWP2の代わりに2枚の偏光子P1及びP2が使用さ
れている。これにより互いに直交する参照光が形成さ
れ、高価なλ/4板の使用を避けることができるのでシ
ステムの低価格化が可能となる。
【0075】図7は本発明の第3の実施例を示す。図5
実施例の鏡M1、M2を傾ける代わりに、鏡M1、M2
を光軸方向に互いに異なる振動数で振動させて参照光を
周波数変調する。これにより偏光状態の空間分布が観測
される。
【0076】ここで、鏡M1、M2のそれぞれの変位が
αt、βt(α≠β)で与えられるとすると、参照光は
[4]式となり、さらに、2παt/λ=0 及び π
/2において、i(x,y;t)のサンプリングを行う
と、[5]式の第2項は、 2παt/λ=0の時、 2ax x (x,y;t)cos[−φx +ψx (x,
y;t)] 2παt/λ=π/2の時、 2ax x (x,y;t)cos[−φx +ψx (x,y;t)+π/2] =2ax x (x,y;t)sin[−φx +ψx (x,y;t)] となり、bx (x,y;t)、ψx (x,y;t)が求
まるので、コンピュータ(13)を用いて計算する必要
がない。実際に鏡M1、M2にαt、βt(α≠β)で
与えられる変位を起こすには、ノコギリ波状に振動させ
ることによって行う。
【0077】図8は、本発明の第4の実施例を示す。本
実施例ではビームスピリッタBS1で分割された測定光
を鏡M3で反射させ波面の向きを反転させて参照光と向
きを揃えるようにしている。これによりより精度のよい
測定が可能となる。
【0078】図9は被測定光を試料に反射させた後に参
照光と重ねることによって試料の表面の偏光状態を測定
する偏光測定装置で、レーザ1からの光をビームスピリ
ッターBS1で2つに分け一方の光を試料3に反射さ
せ、もう一方の光を偏光ビームスピリッターPBS及び
λ/4板QWP1とQWP2を通した後に前記の試料3
からの反射光と重ね合わせるようにしたものである。
【0079】図10は試料3及びカメラ11の配置を変
えることにより図9の装置のビームスピリッターBS2
とBS3を不要にしたものである。
【0080】
【発明の効果】本発明によると、高速に変化する偏光状
態の空間分布をリアルタイムで観測できる。
【0081】さらに、時間的または空間的に3面以上の
データを必要とした偏光状態の空間分布の計測を、1面
のデータのみで計測できる。従って高速に変化する偏光
状態の計測を行うことができる。
【0082】光弾性解析法において、従来3種類の実験
データから求めていた2つの主応力を1つのデータから
算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の偏光計測の原理図である。
【図2】本発明の原理図である。
【図3】干渉縞のフーリエスペクトルの説明図である。
【図4】光弾性サンプルの説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図7】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図8】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図9】本発明の第5の実施例の説明図である。
【図10】本発明の第6の実施例の説明図である。
【図11】本発明により観測される干渉縞の説明図であ
る。
【図12】本発明により観測される干渉縞の説明図であ
る。
【図13】ある時刻における偏光状態の空間分布の画像
表示例の説明図である。
【図14】ある時刻における楕円率(実線)及び方位角
(点線)の空間分布の画像表示例の説明図である。
【図15】ある時刻における主応力分布(p方向)の画
像表示例の説明図である。
【図16】ある時刻における主応力分布(q方向)の画
像表示例の説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ 2 偏光子 3 試料 4 回転検光子 5 光検出器 6 エリアセンサ 7 被測定光 8 直交参照光 9 光弾性サンプル 10 He−Neレーザ 11 試料 12 エリアセンサ 13 コンピュータ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する2つの直線偏光成分を持
    つ参照光と被測定光の干渉縞により、被測定光の直交す
    る2つの直線偏光成分の振幅及び位相の時空間分布を測
    定する偏光計測方法。
  2. 【請求項2】 参照光と被測定光とのなす角度が干渉縞
    の撮像手段の解像度に応じて干渉縞を分離できるように
    設定された請求項1に記載の偏光測定方法。
  3. 【請求項3】 撮像手段がビデオカメラで、参照光と被
    測定光とのなす角度αが、 【数1】 ここで、n:カメラの一走査線あたりの画素数 λ:参照光および被測定光の波長 L:カメラの走査線方向の視野の長さ K:2〜8の定数 で与えられる請求項2に記載の偏光計測方法。
  4. 【請求項4】 異なる振動周波数で周波数変調した直交
    する2つの直線偏光成分を持つ参照光と被測定光とのテ
    ロダイン検出を行う請求項1に記載の偏光計測方法。
  5. 【請求項5】 参照光の位相を0及びπ/2変化させて
    測定した干渉縞により偏光状態を数値化する請求項1に
    記載の偏光計測方法。
  6. 【請求項6】 ビームスピリッタで分割された光波を、
    互いに異なる振動数で振動している2つの反射鏡で反射
    させ、異なる周波数変調を受けた直交する2つの直線偏
    光成分を持つ参照光を発生させる請求項4に記載の偏光
    計測方法。
  7. 【請求項7】 光源からの光をビームスピリッターで2
    つに分け、偏光子に通すことによって、直交する2つの
    直線偏光成分を持つ参照光を得るようにした請求項1か
    ら6のいずれか一項に記載の偏光計測方法。
  8. 【請求項8】 干渉縞を空間軸に対して2次元フーリエ
    変換し、その空間周波数スペクトルを正の部分または負
    の部分に分離し、いずれか一方を2次元フーリエ逆変換
    することにより、偏光状態の空間分布を数値化する請求
    項2から3のいずれか一項に記載の偏光計測方法。
  9. 【請求項9】 試料に円偏光を入射し、出射光の偏光状
    態の空間分布を測定することによって、試料の2つの主
    応力の空間分布を測定する請求項1から8のいずれか一
    項に記載の偏光計測方法。
  10. 【請求項10】 焦点の位置を試料の内部で変えること
    により、試料の主応力の3次元的な空間分布を測定する
    請求項9に記載の偏光測定装置。
  11. 【請求項11】 被測定光を試料を通過した部分と通過
    しない部分とができるようにし、被測定光の試料を通過
    した部分と通過しない部分との差を取ることにより干渉
    計のドリフトを打ち消すようにした請求項1から10の
    いずれか一項に記載の偏光計測方法。
  12. 【請求項12】 被測定光を試料に反射させた後に参照
    光と重ねることによって試料の表面の偏光状態を測定す
    る請求項1から8のいずれか一項に記載の偏光計測方
    法。
  13. 【請求項13】 光源からの光をビームスピリッターで
    2つに分け一方の光を試料に反射させ、もう一方の光を
    偏光ビームスピリッター及びλ/4板を通したのちに前
    記の試料からの反射光と重ね合わせる請求項1から8の
    いずれか一項にに記載の偏光計測方法。
JP4300105A 1992-11-10 1992-11-10 偏光計測方法 Expired - Lifetime JPH07119654B2 (ja)

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