JPH0614577Y2 - ミラ−キヤビネツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （技術分野） 本考案は、洗面化粧台等に設けるミラーキャビネットに
関するものである。

（背景技術） 従来のミラーキャビネットは、鏡の左右もしくは下方に
化粧品等の物品を収納するための収納部が設けられてお
り、収納部が正面に露出しているので鏡を正面から見る
と収納物品も見えてしまい体裁が悪いという問題点があ
り、この問題点を解消するために収納部に扉や鏡扉にて
覆い収納物品が見えないようにすると、収納物品を取り
出す時に、その度、扉を開閉しなければならず使い勝手
が悪いという問題点があった。

（考案の目的） 本考案は、上記従来の問題点を解消するためになされた
ものであり、体裁が良いとともに使い勝手の良いミラー
キャビネットを提供することにある。

（考案の開示） 本考案は、前面に夫々鏡面が形成された第１の鏡と第２
の鏡とを前後に間隔をあけて配設し、該第１の鏡と第２
の鏡との間隔に側方へ開口した物品収納用の収納部を設
け、該収納部の後側に第２の鏡の鏡面を位置させること
により、上記本考案の目的を達成したものであって、以
下、本考案の一実施例について、第１図乃至第３図を参
照して説明する。第１の鏡１は、前面に鏡面２が形成さ
れている。第２の鏡３は、前面に鏡面４が形成されてお
り、幅が400ミリメートルの矩形形状に形成されるとと
もに上端部は円弧状に形成されており、厚みが100ミリ
メートルのキャビネット５を介在させることにより幅が
600ミリメートル、高さが第１の鏡１と同一となった矩
形形状に形成されるとともに上端部は円弧状に形成され
ている。第１の鏡１と第２の鏡３とは下端が夫々キャビ
ネット５の棚板６に第１の鏡１が第２の鏡３の中央に位
置するよう固定されている。第１の鏡１と第２の鏡３と
の間には化粧品等の物品を収納する収納部７が設けられ
るとともに第１の鏡１の上端部及び第２の鏡３の上端部
間におけるキャビネット５の両側には照明装置８が夫々
設けられている。収納部７は、第１の鏡１と第２の鏡３
とキャビネット５により構成されており、収納物品を載
置する棚板９が設けられている。

次に、本考案の使用について説明する。正面から第１の
鏡１を見ると収納部７に収納した収納物品Ｐは第１の鏡
１により隠されているので収納物品Ｐを見ることなく体
裁の良い状態で自分だけを写すことができるのであり、
収納物品Ｐを取り出すときは少し斜め方向矢印Ｒから第
２の鏡３を見ると第２の鏡に写った収納物品Ｐの位置を
間接的ではあるが目視することができ、収納物品Ｐを確
実且つ容易に取り出すことができるのである。

尚、実施例は、第１と第２の２枚の鏡を設けたが、例え
ば３枚の鏡により２段の収納部を並設してもかまわな
い。又、第２の鏡は一枚板で形成しても分割された鏡で
形成してもかまわない。又、第２の鏡を第１の鏡より突
出させたが、同一又は引込んでいてもかまわない。

（考案の効果） このように、本考案に係るミラーキャビネットは、前面
に夫々鏡面が形成された第１の鏡と第２の鏡とを前後に
間隔をあけて配設し、該第１の鏡と第２の鏡との間隔に
側方へ開口した物品収納用の収納部を設け、該収納部の
後側に第２の鏡の鏡面を位置させたことを特徴とするも
のであるから、第１の鏡を正面から見ると収納物品を見
ることなく自分だけを写すことができるのであり、体裁
が良いという効果がある。又、第２の鏡を少し斜め方向
から見ると収納物品の位置を目視することができ、ミラ
ーキャビネットの側方より収納物品を直接目視しなくと
も収納物品を確実且つ容易に取り出すことができるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のミラーキャビネットの斜視図、第２図
は同上の正面図、第３図は第２図におけるＡ−Ａ断面図
である。 １……第１の鏡、３……第２の鏡、７……収納部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】前面に夫々鏡面が形成された第１の鏡と第
   ２の鏡とを前後に間隔をあけて配設し、該第１の鏡と第
   ２の鏡との間隔に側方へ開口した物品収納用の収納部を
   設け、該収納部の後側に第２の鏡の鏡面を位置させたこ
   とを特徴とするミラーキャビネット。
2. 【請求項２】収納部は収納物品を載置する棚を備えてい
   ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   のミラーキャビネット。