JPH0613894Y2 - 水中保守点検装置のガイド装置 - Google Patents

水中保守点検装置のガイド装置

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JPH0613894Y2
JPH0613894Y2 JP2190988U JP2190988U JPH0613894Y2 JP H0613894 Y2 JPH0613894 Y2 JP H0613894Y2 JP 2190988 U JP2190988 U JP 2190988U JP 2190988 U JP2190988 U JP 2190988U JP H0613894 Y2 JPH0613894 Y2 JP H0613894Y2
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JP
Japan
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inspection device
maintenance
underwater maintenance
guide
inspection
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JP2190988U
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隆裕 東山
実 小島
義弘 村木
庄平 古川
Original Assignee
石油公団
石川島播磨重工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は海底に掘削された坑井の坑口装置を水中保守点
検装置により保守点検する際に、該水中保守点検装置を
坑口装置開口部に位置決め固定するためのガイド装置に
関するものである。
[従来の技術] 海底での諸作業を行うために、洋上より海底近くまで作
業装置を降ろし、該作業装置を海底に固定することは現
実に行われている。
上記作業装置を遠隔操作される潜水艇にて海底まで持っ
て来た後、作業装置を海底に固定する例としては、たと
えば、特開昭60-219197号公報に記載されている如きも
のがある。一方、石油掘削のための坑口装置を海底に固
定した埋設型海底坑口装置も現実に実施されており、
又、出願もされている(特開昭55-128538)。
上記埋設型海底坑口装置の保守点検を行うための水中保
守点検装置を洋上より海底近くまで降ろして、上記坑口
装置の保守点検を行わせようとする場合、保守点検装置
を海底の坑口装置に対して正しく位置決めさせることが
不可欠とされる。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、前記特開昭60-219197号公報に記載されてい
るものでは、作業装置を備えた潜水艇を、アンカー又は
スパッドで海底に固定するものであり、この固定の仕方
を海底の坑口装置に対する保守点検装置の固定に適用し
ようとしても、坑口装置への正しい位置へのガイド手段
がなく、正しい作業位置へ固定させることができないお
それがある。
そこで、本考案は、海底の坑口装置の保守点検作業を行
うための装置を坑口装置の正しい位置へ正しく位置決め
固定できるようにするためのガイド装置を提供しようと
するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、遠隔操作される
潜水作業艇と該潜水作業艇の下部に取付けた水中保守点
検装置本体フレームとからなる水中保守点検装置におけ
る上記本体フレームの前後部に、坑口装置開口部に設け
た位置決め孔に差込むためのガイドピンを、それぞれ上
下動自在に支持させ、且つ該各ガイドピンを上下動させ
るための装置を備えてなる構成とする。
[作用] 水中保守点検装置を潜水作業艇の遠隔操作により坑口装
置上まで移送した状態で、ガイドピンを下降させて坑口
装置側の位置決め孔に差込むと、水中保守点検装置が坑
口装置開口部に対して正しくガイドされて位置決めされ
る。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
図は本考案の一実施例を示すもので、洋上よりテザーケ
ーブル1を介して遠隔操作されるようにしたROV(遠
隔操作式無人潜水作業艇)2の下部に、海底の坑口装置
11の保守点検に必要な機具類が搭載してある水中保守点
検装置本体フレーム3を、ボルト等にて一体に取付けて
なる水中保守点検装置4における上記本体フレーム3の
前側部と後側部に、それぞれ前方及び後方に張出すガイ
ド板5と6を設ける。前側部のガイド板5には径の大き
い主ガイドピン7を、又、後側部のガイド板6には径の
小さい補助ガイドピン8を、それぞれ鉛直方向に貫通支
持させ、各ガイドピン7と8を、各々本体フレーム3と
ガイドピン7,8の各中間部との間に介在させた多段伸
縮式(本実施例では2段テレスコピック式)の油圧シリ
ンダ9と10の伸縮動により本体フレーム3に対し上下動
させられるようにする。一方、坑口装置11を保護するカ
バー12の開口部13の周縁部に位置決め用の大小の孔14,1
5を設け、上記水中保守点検装置4をカバー12の開口部1
3に正しくセットしようとするとき、上記ガイドピン
7,8を上記位置決め孔14,15内に挿入して水中保守点
検装置4を開口部13上にガイドすることにより位置決め
されるようにする。
なお、上記油圧シリンダ9,10はROV2の動力源を用い
てもよく、あるいは、本体フレーム3上に独立して駆動
源を設置してもよい。
かかる構成とした水中保守点検装置4を用いて坑口装置
11の保守点検作業を行う場合、ROV2を洋上より遠隔
操作することにより水中保守点検装置4を海底まで移送
し、坑口装置11を保護するカバー12の開口部13上に位置
させる。次に、先ず本体フレーム3の前側部の多段式油
圧シリンダ9を操作して主ガイドピン7を伸長し、カバ
ー12の位置決め孔14に主ガイドピン7を上方より差込
み、水中保守点検装置4とカバー12とを係留させ、次い
で本体フレーム3の後側部の多段式油圧シリンダ10を操
作すると共にROV2のスラスタにより全体を旋回させ
ながらカバー12の位置決め孔15に補助ガイドピン8を上
方より差込み、位置決めする。これにより、水中保守点
検装置4が坑口装置の開口部13へ正しくガイドされて固
定される。なお、この際、状況に応じて、ガイドピン
7,8が位置決め孔14,15に対応させられてカバー12上
に水中保守点検装置が位置させられれば、カバー12上に
水中保守点検装置4を載置させた後に、ガイドピン7と
8を下降させて孔14,15に差込み、固定させるようにし
てもよい。
このようにして、水中保守点検装置4の位置が固定され
ると、本体フレーム3に搭載してある機具類を用いて坑
口装置11の必要個所の保守点検作業が行われる。保守点
検作業が終了した後は、上記と逆の手順により、あるい
は状況に応じて位置決め孔14,15に差込んでおいたガイ
ドピン7,8を油圧シリンダ9,10の操作により引抜くこ
とにより、ROV2を操作して水中保守点検装置4を洋
上に引上げることができる。
なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得る
ことは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案の水中保守点検装置のガイド装
置によれば、本体フレームに、坑口装置開口部の位置決
め孔に対して差込むガイドピンを各々独立して上下動可
能に設けたので、ガイド作業が容易となり、2本のガイ
ドピンを位置決め孔に差込むことにより、装置全体を坑
口装置開口部に正確に位置決め固定できるようになり、
これにより、水中保守点検装置を用いての坑口装置の保
守点検作業を実現することができる他、上記実施例以外
の作業(たとえば開口部にかぶせる上部カバーの取外し
作業など)に応じてガイドピンを任意の長さに調節した
り、水中保守点検装置を支援船上に格納するのを容易に
するため、ガイドピンを完全に引き込んだりできるなど
の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の水中保守点検装置のガイド装置の一実施例
を示す概要図である。 2……ROV、3……水中保守点検装置本体フレーム、
4……水中保守点検装置、7……主ガイドピン、8……
補助ガイドピン、9,10……油圧シリンダ、11……坑口装
置、12……カバー、13……開口部、14,15……位置決め
孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村木 義弘 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)考案者 古川 庄平 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第二工場内 (56)参考文献 特開 昭55−36591(JP,A) 特開 昭60−92592(JP,A) 特公 昭58−39322(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠隔操作される潜水作業艇と該潜水作業艇
    の下部に取付けた水中保守点検装置本体フレームとから
    なる水中保守点検装置における上記本体フレームの前後
    部に、坑口装置開口部に設けた位置決め孔に差込むため
    のガイドピンを、それぞれ上下動自在に支持させ、且つ
    該各ガイドピンを上下動させるための装置を備えてなる
    ことを特徴とする水中保守点検装置のガイド装置。
JP2190988U 1988-02-23 1988-02-23 水中保守点検装置のガイド装置 Expired - Lifetime JPH0613894Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01136583U JPH01136583U (ja) 1989-09-19
JPH0613894Y2 true JPH0613894Y2 (ja) 1994-04-13

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