JPH0613892Y2 - 水中保守点検装置 - Google Patents

水中保守点検装置

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JPH0613892Y2
JPH0613892Y2 JP1988021907U JP2190788U JPH0613892Y2 JP H0613892 Y2 JPH0613892 Y2 JP H0613892Y2 JP 1988021907 U JP1988021907 U JP 1988021907U JP 2190788 U JP2190788 U JP 2190788U JP H0613892 Y2 JPH0613892 Y2 JP H0613892Y2
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JP1988021907U
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隆裕 東山
実 小島
義弘 村木
庄平 古川
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石油公団
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は海底に掘削された坑井の坑口装置を保守点検す
るための水中保守点検装置に関するものである。
[従来の技術] 石油掘削のための坑口装置を海底に固定した埋設型海底
坑口装置は、坑井から噴出する油やガス等の流体を制御
する機能を有しているが、この制御機能を確保するため
には、産出流体の坑口圧力、温度、各バルブの開閉状態
等の情報を管理する必要がある。従来、かかる坑口内情
報の収集作業は、洋上(又は陸上)からの遠隔操作によ
り作業装置を坑口装置上に降ろし、電線、液圧ライン、
生産ライン等から構成されるフローライン束を坑口装置
のツリーマニホールドに接続し、各種情報を該フローラ
イン束を経由して洋上に伝送するようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の情報収集方式の場合には、フロー
ライン束を経由してのデータ収集であるため、坑口内の
情報を直接的に収集することができないという問題があ
る。又、上記坑口装置はカバーによって保護されている
ため、上記情報収集作業を含む保守点検時にはこの坑口
装置カバーを開ける必要があるが、従来は洋上より遠隔
操作される別の作業装置を用いて坑口装置カバーを開閉
させるようにしているのが実情である。したがって、上
述した如き坑口内情報収集作業を行う場合、坑口装置カ
バーを開けた後直ちに情報収集作業に移行できない、と
いう問題をも有していた。
そこで、本考案は、坑口装置カバーの開放作業終了後、
速かに坑口内情報収集作業に移動できるようにし、しか
も坑口内の情報を、遠隔操作でありながら直接的に身近
なものとして知ることができるような水中保守点検装置
を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、遠隔操作される
潜水作業艇の下部に水中保守点検装置本体フレームを取
付け、該本体フレームの前後部に、坑口装置カバーに設
けた孔に挿通させるための主ガイドピンと、上記坑口装
置カバー上に設けた凹部に嵌入させるための補助ガイド
ピンを、それぞれ上下動装置により上下動可能に支持さ
せ、該各ガイドピンの下端部に、各ガイドピンを上記坑
口装置カバー側へロックさせるためのロック装置を設
け、更に上記本体フレーム内に、昇降装置により坑口内
情報収集機を昇降可能に装備し、且つ該坑口内情報収集
機の下部に、上記坑口内情報収集機を坑口装置へ接続す
るための嵌脱装置を設けてなる構成とする。
[作用] 潜水作業艇により本体フレームを坑口装置カバー上まで
運搬し、上下動装置の作動により主ガイドピンを孔に挿
通させると共に補助ガイドピンを凹部に嵌入させて、そ
れぞれロック装置により固定し、この状態で、潜水作業
艇の操作により本体フレームを主ガイドピンを支軸とし
て水平旋回させれば、坑口装置カバーを開けることがで
きる。次に、補助ガイドピンをロックを解除して凹部か
ら離脱させた状態とし、本体フレームを元の位置まで旋
回させることにより、本体フレームが坑口装置の上方部
に位置させられる。この状態で、昇降装置を操作するこ
とにより坑口内情報収集機を下降させると、嵌脱装置を
介して坑口装置に坑口内情報収集機が接続されることに
より、坑井に最も近い坑口内のデータが収集される。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、テザーケーブ
ル1を介して洋上より遠隔操作されるROV(遠隔操作
式無人潜水作業艇)2の下部に、骨組枠構造とした水中
保守点検装置本体フレーム3をボルト等にて一体に取付
け、該本体フレーム3内に、電源ユニット、通信ユニッ
ト、制御基板等の機器類を耐圧容器に収納してなる坑口
内情報収集機4を、上記本体フレーム3に鉛直方向に配
した油圧シリンダ5を介して上下動可能に支持させ、且
つ該情報収集機4の下部に、坑口装置6のツリーマニホ
ールド7と上記情報収集機4との接続を行うための嵌脱
装置8を取付ける。
上記嵌脱装置8は、上記油圧シリンダ5の操作によって
ツリーマニホールド7に押付けられたときに、ツリーマ
ニホールド6上の中心部に突設したガイドピン9に嵌合
させられるガイド部材10を有し、更にガイドピン9にガ
イド部材10が嵌合した後にツリーマニホールド7上の対
応する各種コネクタ11に嵌合させられるコネクタ12を有
している。
又、上記本体フレーム3の前側部と後側部に、それぞれ
前方及び後方に張出すガイド板13と14を設け、前側部の
ガイド板13には径の大きい主ガイドピン15を、又、後側
部のガイド板14には径の小さい補助ガイドピン16を、そ
れぞれ鉛直方向に貫通支持させ、各ガイドピン15と16
を、各々本体フレーム3とガイドピン15,16の各中間部
との間に介在させた多段伸縮式(本実施例では2段テレ
スコピック式)の油圧シリンダ17と18の伸縮動により本
体フレーム3に対し上下動させられるようにする。
一方、坑口装置6は、坑口中心部の開口19を覆うインナ
ーカバー20と該インナーカバー20の外周に配したアウタ
ーカバー21とからなる坑口装置カバーにより保護される
ようにしてあり、インナーカバー20には、上記主ガイド
ピン15を挿通させるための大径の孔22と、補助ガイドピ
ン16を嵌入させるための小径の凹部23を設け、又、アウ
ターカバー21には、上記孔22と連通して主ガイドピン15
を挿通させるための大径の孔24と、補助ガイドピン16を
挿通させるための小径の孔25を設け、更に、上記主ガイ
ドピン15の下端部には、上記孔24部に位置決め固定する
ため、又、上記補助ガイドピン16の下端部には、上記凹
部23と孔25部に位置決め固定するため、それぞれロック
装置26が組込んである。
上記ロック装置26としては、たとえば、第2図に示す如
く、それぞれガイドピン15,16内の下端部に放射方向へ
移動自在に配置した複数のロックピン27と、該各ロック
ピン27の基端に取付けたテーパ部材28と、該各テーパ部
材28に同時に楔合するテーパブロック29と、該テーパブ
ロック29を押下げることによりテーパ部材28との摺動を
介して上記ロックピン27をガイドピン15,16より放射方
向へ突出させるためのロックシリンダ30と、該ロックシ
リンダ30の作動によりテーパブロック29を引上げたとき
にロックピン27をガイドピン15,16内に引込むよう付勢
するためのスプリング31とを備えてなる構成のものや、
第3図に示す如く、ロックピン27の基端とロックシリン
ダ30とをリンク32によりピン連結し、ロックシリンダ30
の伸縮動によりリンク32を介してロックピン27が同時に
ガイドピン15,16より出入するようにした構成のものを
採用する。
なお、上記各種のシリンダはROV2の動力源を用いて
駆動してもよく、あるいは、本体フレーム3上に独立し
て駆動源を設置してもよい。又、図中33は油圧シリンダ
34によって昇降可能に支持された油・ガス漏洩検知装
置、35は水中テレビカメラである。
坑口装置6の保守点検作業として、坑口内の情報収集作
業を行うに際してインナーカバー20を開ける場合は、第
1図に示す如く、ROV2を洋上より遠隔操作すること
により本体フレーム3を海底まで移送し、坑口装置6上
方のインナーカバー20上に位置させる。この状態で、先
ず、本体フレーム3の前側部の多段式油圧シリンダ17を
伸長操作して、主ガイドピン15をインナーカバー20の孔
22とアウターカバー21の孔24に上方より差込み係留さ
せ、更に主ガイドピン15の下端部のロック装置26を操作
して主ガイドピン15を孔22,24部に位置決めし、次い
で、本体フレーム3の後側部の多段式油圧シリンダ18を
伸長操作すると共に全体を旋回させながらインナーカバ
ー20の凹部23に補助ガイドピン16を上方より嵌入させ、
更に補助ガイドピン16の下端部のロック装置26を操作し
て補助ガイドピン16を凹部23に位置決めし、続いて、前
後の油圧シリンダ17,18を短縮操作することにより、本
体フレーム3をガイドピン15,16をガイドとして下降さ
せインナーカバー20上に載置させる(第1図の実線の状
態)。
本体フレーム3の位置が固定されると、次に、ROV2
を操作し、ROV2のスラスト力を利用して本体フレー
ム3を主ガイドピン15を中心としてほぼ180°水平に旋
回させる(第1図の二点鎖線の状態)。これにより、イ
ンナーカバー20が本体フレーム3と一体に旋回させられ
るため、坑口装置6上には開口19が形成される。しかる
後、補助ガイドピン16のロック装置26をインナーカバー
20の凹部23から解除させ、油圧シリンダ18を操作して補
助ガイドピン16を凹部23から引抜き、この状態でROV
2を操作することにより、インナーカバー20をその位置
に残したまま本体フレーム3を主ガイドピン15を中心に
元の位置まで旋回させ、補助ガイドピン16をアウターカ
バー21の他方の孔25の上方部に位置させる。続いて、油
圧シリンダ18を操作して補助ガイドピン16を下降させ、
補助ガイドピン16を孔25に差込んでロック装置26により
ロックすると共に、本体フレーム3を全体的に下降さ
せ、第4図に示す如く、本体フレーム3を開口19部に着
座させる。
このようにして、本体フレーム3を開口19部に着座させ
ると、油圧シリンダ5を操作して、本体フレーム3内に
収納しておいた情報収集機4と嵌脱装置8を二点鎖線で
示す如く下降させて、嵌脱装置8を坑口装置6のツリー
マニホールド11に嵌合させる。この際、嵌脱装置8が下
降して行くと、先ず、ガイド部材10がツリーマニホール
ド7上のガイドピン9に嵌合させられることにより、嵌
脱装置8全体の位置が正しくガイドされ、しかる後各コ
ネクタ12が対応するコネクタ11に嵌合させられ、これに
より、情報収集機4とツリーマニホールド7とが接続さ
れる。なお、図示の如く、ツリーマニホールド7側のコ
ネクタ11を雄型にし、嵌脱装置8側のコネクタ12を雌型
にしておくことにより、接続部へのごみの滞留を防止で
き、円滑な接続作業が可能となる。又、嵌脱装置8側に
ウォータージェット装置を設けておけば、コネクタ部の
清掃を行いながら接続させることができ、ごみの滞留の
問題を皆無にすることができる。
上記の如く、嵌脱装置8を介して情報収集機4がツリー
マニホールド7に接続されると、生産流体の圧力や温
度、各種バルブの開閉状態等の坑口内の情報が情報収集
機4によって収集され、収集された坑口内情報はテザー
ケーブル1を経由して洋上へ伝送される。この際、洋上
へ伝送される坑口内情報は、坑井に最も近い位置で収集
されたデータであるため、洋上では、遠隔操作でありな
がら直接的に身近なものとして知ることができる。
このようにして、坑口内の情報を収集した後は、油圧シ
リンダ5の操作により情報収集機4及び嵌脱装置8を本
体フレーム3内に引上げ、上述した工程と逆の工程でイ
ンナーカバー20を閉鎖し、ガイドピン15,16を油圧シリ
ンダ17,18の操作によって引抜くことにより、ROV2
を操作して本体フレーム3を洋上に引上げることができ
る。
なお、本考案は、上記実施例にのみ限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得
ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案の水中保守点検装置によれば、
水中保守点検装置本体フレームに、坑口装置カバーを旋
回させて開閉する装置を設けたので、坑口装置カバーを
開けた後、速かに坑口内情報収集作業に移行することが
でき、全体として保守点検に要する時間を短縮すること
ができると共に、坑口内情報収集機を坑口装置に直接接
続させることができるようにしたので、坑井に最も近い
位置での坑口内のデータを収集することができ、これに
より、坑口内情報を遠隔操作でありながら身近なものと
して洋上で知ることができる、という優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水中保守点検装置の概要図、第2図及
び第3図はロック装置の説明図、第4図は作動を示す概
要図である。 1……テザーケーブル、2……ROV、3……水中保守
点検装置本体フレーム、4……坑口内情報収集機、5…
…油圧シリンダ、6……坑口装置、7……ツリーマニホ
ールド、8……嵌脱装置、15……主ガイドピン、16……
補助ガイドピン、17,18……油圧シリンダ、20……イン
ナーカバー、22……孔、23……凹部、26……ロック装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村木 義弘 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)考案者 古川 庄平 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第二工場内 (56)参考文献 特開 昭55−36591(JP,A) 特開 昭60−92592(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠隔操作される潜水作業艇の下部に水中保
    守点検装置本体フレームを取付け、該本体フレームの前
    後部に、坑口装置カバーに設けた孔に挿通させるための
    主ガイドピンと、上記坑口装置カバー上に設けた凹部に
    嵌入させるための補助ガイドピンを、それぞれ上下動装
    置により上下動可能に支持させ、該各ガイドピンの下端
    部に、各ガイドピンを上記坑口装置カバー側へロックさ
    せるためのロック装置を設け、更に上記本体フレーム内
    に、昇降装置により坑口内情報収集機を昇降可能に装備
    し、且つ該坑口内情報収集機の下部に、上記坑口内情報
    収集機を坑口装置へ接続するための嵌脱装置を設けてな
    ることを特徴とする水中保守点検装置。
JP1988021907U 1988-02-23 1988-02-23 水中保守点検装置 Expired - Lifetime JPH0613892Y2 (ja)

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JPH01136587U JPH01136587U (ja) 1989-09-19
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NZ708037A (en) * 2012-10-17 2018-03-23 Transocean Innovation Labs Ltd Subsea processor for underwater drilling operations

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JPH01136587U (ja) 1989-09-19

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