JPH06137684A - 給湯器の外部配線接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場での電源線やリモコン線の給湯器本体へ
の接続作業が非常に容易となり、また電源線接続状態で
のリモコン線の後からの接続が確実に防止できる給湯器
の外部配線接続装置の提供を目的とする。 【構成】 本体ケースの外面に突出して本体ケース側接
続端子部10を設けると共に本体ケース内の制御部側から
の電源線用コネクタピン12及びリモコン信号線用コネク
タピン13を本体ケース側接続端子部10から突出する形で
設け、一方、外部側接続端子部20には前記コネクタピン
12、13にそれぞれ対応する位置に電源線用コネクタ孔22
及びリモコン信号線用コネクタ孔23を設けると共に該電
源線用コネクタ孔22及びリモコン信号線用コネクタ孔23
にそれぞれ電気接続するようにして外部電源コード５及
びリモコンコード６を取り付け、外部側接続端子部20を
本体ケース側接続端子部10に着脱自在に嵌合させること
で、電気接続を完了させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は給湯器の、外部配線を本
体ケース内の制御部へ接続するための外部配線接続装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の給湯器においては、現場における
外部からの電源線やリモコン信号線を給湯器の本体ケー
ス内の制御部に接続する作業に際しては、該本体ケース
のフロントカバーを開いて接続作業を行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが実際の現場等
における作業においては、給湯器が非常に狭い場所に設
置しなければならない場合が多くあり、このためフロン
トカバー等を開いて接続作業を行うことが実際上非常に
困難となる場合が少なくないと言う問題があった。また
加えて、順序として電源線を接した後にリモコン線が接
続される場合には、電源投入状態でのリモコン線接続に
よってコントローラの機能が破壊される場合が生じるお
それがあった。

【０００４】そこで本発明は、上記従来技術の欠点を解
消し、現場での電源線やリモコン線の給湯器本体への接
続作業が非常に容易となり、また電源線接続状態でのリ
モコン線の後からの接続が確実に防止できる給湯器の外
部配線接続装置の提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の給湯器の外部配線接続装置は、給湯器の本
体ケース内に配置される制御部に対して電源線及びリモ
コン信号線を外部から接続するための装置であって、前
記本体ケースの外面に突出して本体ケース側接続端子部
を設けると共に前記本体ケース内の制御部側からの電源
線用コネクタピン及びリモコン信号線用コネクタピンを
前記本体ケース側接続端子部から突出する形で設け、一
方、外部側接続端子部には前記電源線用コネクタピン及
びリモコン信号線用コネクタピンにそれぞれ対応する位
置に電源線用コネクタ孔及びリモコン信号線用コネクタ
孔を設けると共に該電源線用コネクタ孔及びリモコン信
号線用コネクタ孔にそれぞれ電気接続するようにして外
部電源コード及びリモコンコードを取り付け、前記外部
側接続端子部を本体ケース側接続端子部に着脱自在に嵌
合させることで、前記電源線用コネクタピン及びリモコ
ン信号線用コネクタピンと電源線用コネクタ孔及びリモ
コン信号線用コネクタ孔との電気接続を完了するよう構
成したことを第１の特徴としている。また本発明の給湯
器の外部配線接続装置は、上記第１の特徴において、電
源線用コネクタピン及びリモコン信号線用コネクタピン
の取り付けと電源線用コネクタ孔及びリモコン信号線用
コネクタ孔の取り付けとを本体ケース側接続端子部と外
部側接続端子部とで逆にしたことを第２の特徴としてい
る。また本発明の給湯器の外部配線接続装置は、上記第
１又は第２の特徴に加えて、外部側接続端子部に対する
リモコン側コードの取り付けは、外部側接続端子部が本
体ケース側接続端子部から離脱した状態においては着脱
自在とすると共に、外部側接続端子部を本体ケース側接
続端子部に嵌合させた状態においてはリモコンコードの
着脱を不能したことを第３の特徴としている。

【０００６】

【作用】上記第１の特徴によれば、予め外部電源コード
及びリモコンコードを取り付けた外部側接続端子部を本
体ケース側接続端子部に嵌合させることで、外部配線を
給湯器本体に接続することができる。現場にて狭い場所
に取り付けられた給湯器本体に対して、そのフロントカ
バー等を開いたり、取り外したりすることなく、容易に
接続作業を完了することができる。また上記第２の特徴
によれば、コネクタピンとコネクタ孔との配置が本体ケ
ース側接続端子部と外部側接続端子部とで逆になるが、
前記第１の特徴による作用と同様の作用をなす。また上
記第３の特徴によれば、前記第１又は第２の特徴による
作用に加えて、外部側接続端子部を本体ケース側接続端
子部に嵌合させた状態においてはリモコンコードの接続
ができないので、電源投入状態でのリモコンコードの接
続によるコントローラの破損が予防できる。

【０００７】

【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図１は本発明の第１の実施例を示す給湯器の
外観図、図２は給湯器の外部配線接続装置部の断面構成
図、図３は外部配線接続装置部の一部の斜視図である。

【０００８】図１において給湯器の本体ケース１内に制
御部２の他、図示しない燃焼部や熱交換部が設けられて
おり、外部からの燃料供給管３や通水管４が配管され
る。また電源コード５及びリモコンコード６が本体ケー
ス１の底部外面の外部配線接続装置部７を介して本体ケ
ース１内の前記制御部２に電気接続される。1aは本体ケ
ース１のフロントカバーで、ビス止めされている。

【０００９】前記外部配線接続装置部７は、図２に示す
ように、本体ケース１の底部1b外面に突出させる形で本
体ケース側接続端子部10を設け、一方、外部側接続端子
部20を別体として設ける。前記突出する本体ケース側接
続端子部10は中実体とし、前記制御部２と接続する一対
の電源線用コネクタピン12、12とリモコン信号線用コネ
クタピン13とを前記中実体部11から下方に突出する形で
固定している。また中実体部11からロック用ピン14を下
方に突出して設けている。さらに本体ケース側接続端子
部10の側周部に螺合用の螺子15を設けている。

【００１０】前記外部側接続端子部20の先端部には、前
記各コネクタピン12、12、13に対応する位置にそれぞれ
一対の電源線用コネクタ孔22、22とリモコン信号線用コ
ネクタ孔23を設けている。また先端部には前記ロック用
ピン14にが差し入れられる差し込み孔24も設けている。
25は外部側接続端子部20のボディに嵌挿された締め付け
ナットで、この締め付けナット25を前記本体ケース側接
続端子部10の螺子15に対して螺合することで、本体ケー
ス側接続端子部10と外部側接続端子部20とが接続結合さ
れる。一方、前記外部側接続端子部20の基端部には電源
コード５の先端部を埋め込む形で固定して取り付け、そ
のコード５からの一対の電源線5a、5aを前記一対の電源
線用コネクタ孔22、22にそれぞれ電気接続している。ま
たリモコンコード６については予め電源コード５を固定
した外部側接続端子部20に対して着脱自在に取り付けが
できるようになされている。即ち、外部側接続端子部20
の基端部にリモコンコード６の接続端子片6bの差し込み
を受け入れる受け孔26を設け、該受け孔26と前記リモコ
ン信号線用コネクタ孔23とを電線6aで電気接続してい
る。電源コード５を予め着脱不能の固定とし、リモコン
コード６を着脱自在とすることで、誤結線が防止され
る。

【００１１】前記受け孔26に対してはロック用ツメ27を
側方から臨ます形で設け、このロック用ツメ27が前記差
し込み孔24に侵入してくる前記ロック用ピン14によって
押動せられることによって、前記受け孔26内に横方向か
ら侵入し、既に差し込まれているリモコンコード６の接
続端子片6bに対してはその固定を行い、抜け止めを行
う。また未だ差し込まれていないリモコンコード６の接
続端子片6bに対してはその差し込みを不能とする。

【００１２】前記締め付けナット25を前記本体ケース側
接続端子部10の螺子15に対して螺合することで、本体ケ
ース側接続端子部10と外部側接続端子部20とが接続結合
され、同時に前記本体ケース側接続端子部10の電源線用
コネクタピン12、12と外部側接続端子部20の電源線用コ
ネクタ孔22、22が嵌合結合され、また本体ケース側接続
端子部10のリモコン信号線用コネクタピン13と外部側接
続端子部20のリモコン信号線用コネクタ孔23とが嵌合接
続される。よって予め電源コード５及びリモコンコード
６を外部側接続端子部20に接続させておくことにより、
前記本体ケース側接続端子部10と外部側接続端子部20と
の接続によって外部電源線及びリモコン信号線の制御部
２への電気接続が同時に完了する。

【００１３】尚、上記実施例では、コネクタピン12、1
2、13を本体ケース側接続端子部10に設け、コネクタ孔2
2、22、23を外部側接続端子部20に設けた構成としてい
るが、逆の配置としてもよい。

【００１４】

【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項１
に記載の給湯器の外部配線接続装置によれば、予め外部
電源コード及びリモコンコードを取り付けた外部側接続
端子部を本体ケースの外面に設けた本体ケース側接続端
子部に嵌合させるだけで、外部配線を給湯器本体ケース
内の制御部に電気接続することができる。よって狭い現
場においても給湯器本体ケースのフロントカバー等を開
いたり、取り外したりすることなく、容易に接続作業を
完了することができる。また請求項２に記載の給湯器の
外部配線接続装置によれば、請求項１に記載の構成によ
る効果と同様の効果を奏する。また請求項３に記載の給
湯器の外部配線接続装置によれば、請求項１又は２に記
載の構成による効果に加えて、外部側接続端子部を本体
ケース側接続端子部に嵌合させた状態においてはリモコ
ンコードの接続ができないので、電源投入状態でのリモ
コンの接続によるコントローラの破損に対する予防を確
実にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示す給湯器の外観図で
ある。

【図２】給湯器の外部配線接続装置部の断面構成図であ
る。

【図３】外部配線接続装置部の一部の斜視図である。

【符号の説明】

１ 本体ケース ２ 制御部 ５ 電源コード ６ リモコンコード ７ 外部配線接続装置部 10 本体ケース側接続端子部 12 電源線用コネクタピン 13 リモコン信号線用コネクタピン 20 外部側接続端子部 22 電源線用コネクタ孔 23 リモコン線用コネクタ孔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 広志 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 腹巻 知 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 抱 貴雄 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 森下 敦弘 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 給湯器の本体ケース内に配置される制御
   部に対して電源線及びリモコン信号線を外部から接続す
   るための装置であって、前記本体ケースの外面に突出し
   て本体ケース側接続端子部を設けると共に前記本体ケー
   ス内の制御部側からの電源線用コネクタピン及びリモコ
   ン信号線用コネクタピンを前記本体ケース側接続端子部
   から突出する形で設け、一方、外部側接続端子部には前
   記電源線用コネクタピン及びリモコン信号線用コネクタ
   ピンにそれぞれ対応する位置に電源線用コネクタ孔及び
   リモコン信号線用コネクタ孔を設けると共に該電源線用
   コネクタ孔及びリモコン信号線用コネクタ孔にそれぞれ
   電気接続するようにして外部電源コード及びリモコンコ
   ードを取り付け、前記外部側接続端子部を本体ケース側
   接続端子部に着脱自在に嵌合させることで、前記電源線
   用コネクタピン及びリモコン信号線用コネクタピンと電
   源線用コネクタ孔及びリモコン信号線用コネクタ孔との
   電気接続を完了するよう構成したことを特徴とする給湯
   器の外部配線接続装置。
2. 【請求項２】 電源線用コネクタピン及びリモコン信号
   線用コネクタピンの取り付けと電源線用コネクタ孔及び
   リモコン信号線用コネクタ孔の取り付けとを本体ケース
   側接続端子部と外部側接続端子部とで逆にした請求項１
   に記載の給湯器の外部配線接続装置。
3. 【請求項３】 外部側接続端子部に対するリモコン側コ
   ードの取り付けは、外部側接続端子部が本体ケース側接
   続端子部から離脱した状態においては着脱自在とすると
   共に、外部側接続端子部を本体ケース側接続端子部に嵌
   合させた状態においてはリモコンコードの着脱を不能し
   た請求項１又は２に記載の給湯器の外部配線接続装置。