JPH06130781A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06130781A
JPH06130781A JP27736292A JP27736292A JPH06130781A JP H06130781 A JPH06130781 A JP H06130781A JP 27736292 A JP27736292 A JP 27736292A JP 27736292 A JP27736292 A JP 27736292A JP H06130781 A JPH06130781 A JP H06130781A
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magnetic
cleaning
magnetic brush
image forming
charging
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JP27736292A
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English (en)
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Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾン発生を伴わず、帯電とクリーニング機
能を十分発揮しうる磁気ブラシ装置を用いることによ
り、繰り返し像形成の過程で画像劣化を生ぜず、高画質
の画像が安定して得られ、かつ装置のコンパクト化が達
成される画像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 クリーニング用磁気ブラシ体21と帯電用磁気
ブラシ体22を1つのケーシング19内にコンパクトに組み
込み、前記各磁気ブラシ体21,22の磁気ブラシ25,26用
の磁性粒子を循環手段61,62により循環可能に構成した
磁気ブラシ装置19を有する画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置に関し、像形成体上の残留トナーをクリーニ
ングする磁気ブラシと、像形成体上に一様の帯電を付与
する磁気ブラシとを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真式の画像形成装置におい
て、像形成体の帯電には、一般にコロナ帯電器が使用さ
れていた。このコロナ帯電器は、数KVの高電圧を放電
ワイヤに印加して、放電ワイヤの周辺に強電界を発生さ
せ気体放電を行うもので、その際発生する電荷イオンを
像形成体に吸着させることにより帯電が行われる。
【0003】このような従来の画像形成装置に用いられ
ているコロナ帯電器は、像形成体と機械的に接触するこ
となく帯電させることができるため、帯電時に像形成体
を傷付けることがないという利点を有している。しかし
ながら、このコロナ帯電器は高電圧を使用するために感
電したり、リークする危険があり、かつ気体放電に伴っ
て発生するオゾンが人体に有害であり、像形成体の寿命
を短くするという欠点を有していた。また、コロナ帯電
器による帯電電位は温度、湿度に強く影響されるので不
安定であり、さらに、コロナ帯電器では帯電電位を得る
には高電圧が必要であって、通信端末機や情報処理装置
として電子写真式画像形成装置を利用する場合の大きな
欠点となっている。
【0004】このようなコロナ帯電器の多くの欠点は、
帯電を行うのに気体放電を伴うことに原因がある。
【0005】そこで、コロナ帯電器のような高圧放電を
行わず、しかも像形成体に機械的損傷を与えることな
く、該像形成体を帯電させることのできる帯電装置とし
て、マグネットロールを内包した円筒上に磁性粒子を吸
着して磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで像形成体
の表面を摺擦することにより帯電を行うようにした帯電
装置が例えば特開昭59-13356号公報等により提案されて
いる。
【0006】一方近時複写機及びプリンター等の分野で
装置の小型軽量化が要請されており、本発明者等は先に
特願平2-258486号、及び特願平2-265838号明細書を提出
し、磁気ブラシを用いて像形成体上の残留トナーのクリ
ーニングを行うと同時に印加された振動電圧により像形
成体上に電荷を注入して帯電せしめるようにし、独立の
クリーニング手段を不要として画像形成装置の小型・軽
量化を実現できる磁気ブラシ帯電・クリーニング装置を
提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記帯
電、クリーニング装置では1つの磁気ブラシで帯電とク
リーニングを同時に行うため帯電及びクリーニングのそ
れぞれに適する条件の選択が難しく、一方が良ければ他
方が不十分になると云う問題が生じた。また近時注目さ
れているレーザ光等を用いてドット状の静電潜像を形成
し、これを反転現像して像形成を行う場合は、像形成体
の帯電極性、現像トナーの極性及び磁気ブラシに印加さ
れるバイアス電圧の極性が同極性となるためトナー飛散
が特に著しいと云う問題を生じた。
【0008】本発明者等は鋭意検討の結果、前記磁気ブ
ラシ帯電及びクリーニング装置の更なる改良により、前
記帯電及びクリーニング装置それぞれが十分性能を発揮
しうると共にトナー飛散も防止しうる磁気ブラシ帯電、
クリーニング装置を有する画像形成装置を見出し、本発
明を完成したのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】
【発明の目的】本発明の目的はオゾン等の有害ガスの発
生及び像形成体の損傷等を伴うことなく、帯電及びクリ
ーニングのそれぞれの機能を十分発揮せしめるようにし
て、繰返し像形成の過程で高画質が安定してうることが
できる画像形成装置を提供することにある。
【0011】さらに他の目的はトナー飛散を抑制し、像
形成器機のトナー汚染による疲労劣化を防止し、かつ装
置のコンパクト化を達成しうる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0012】
【発明の構成】前記の目的は、像形成体に磁性粒子を接
触させて前記像形成体表面に帯電を付与する帯電手段
と、像形成体に磁性粒子を接触させて前記像形成体上の
残留トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有
し、前記磁性粒子が前記帯電手段とクリーニング手段と
の間を循環するように構成した画像形成装置により達成
される。また本発明の好ましい実施態様としては、前記
帯電手段とクリーニング手段とには互いに異なる極性の
バイアスが印加される。
【0013】本発明の画像形成装置では1つのケーシン
グ内に帯電手段としての磁気ブラシとクリーニング手段
としての磁気ブラシを組み込み、前記磁気ブラシを形成
するための磁性粒子を両者間で共用として循環せしめ、
さらに好ましくは前記磁気ブラシとクリーニングブラシ
に印加するバイアス電圧を異極性としてそれぞれの機能
を十分に発揮できるようにし、かつトナー飛散を防止す
るようにした点に特徴がある。
【0014】また前記特徴は、特に像形成体上への帯電
極性と同極性のトナーで現像する所謂反転現像方式で像
形成を行う場合に有効であり、以後反転現像方式の場合
を中心として説明する。
【0015】即ち反転現像方式で像形成を行う場合は、
例えば負に帯電が付与された像形成体に像露光が施され
て静電潜像が形成され、該潜像の露光部が負のトナーで
現像されてトナー像が形成され、該トナー像は転写材に
転写、定着されて画像形成が行われる。転写後の像形成
体は除電等の前処理後1つのケーシング内に帯電用磁気
ブラシとクリーニング用磁気ブラシが組み込まれた装置
(以後単に磁気ブラシ装置と称する)内の正のバイアス
が印加されたクリーニング用磁気ブラシにより効率よく
クリーニングされ、さらにまたクリーニングで発生した
飛散トナーは前記正のバイアスが印加されたクリーニン
グブラシにより静電的に捕獲される。ここで磁気ブラシ
装置内では磁気ブラシ形成用の磁性粒子が撹拌手段又は
スクリュー、バネコイル等の循環手段によりクリーニン
グ用磁気ブラシから帯電用磁気ブラシへ、または帯電用
磁気ブラシからのクリーニング用磁気ブラシへと循環可
能に構成されている。
【0016】前記クリーニング用ブラシによりクリーニ
ングされた像形成体は負のバイアスが印加された帯電用
磁気ブラシにより帯電されるが、この際前記クリーニン
グ用ブラシによりクリーニングされたトナーは磁性粒子
と共に帯電用磁気ブラシに循環搬送され、帯電と同時に
電気的反発力により像形成体に押し付けられて付着さ
れ、均一にならされた薄いトナー層を形成して次工程へ
と搬送される。
【0017】次工程の露光工程を経て現像工程に到り、
前記クリーニングトナーのうち像形成に寄与する部分は
像形成体上に残るが、像形成に不要な部分は現像器側に
回収され、結果的にクリーニングトナーの回収装置が不
要とされる。
【0018】本発明に係る磁気ブラシ装置の磁気ブラシ
は、ブラシ状の磁性粒子層から成り、磁石体と、その外
周にあって、前記磁石体と相対的に回転するスリーブと
から成る磁性粒子搬送担体上に付着搬送される。
【0019】帯電用磁気ブラシには帯電機能を付与する
ため、像形成体と同極性の例えば−500〜−1000Vの直
流成分と、これに重畳して周波数300Hz〜10KHz、p-p
電圧500〜2000Vの交流成分を含むバイアスが印加され
る。またクリーニング用磁気ブラシにはクリーニング機
能及び飛散トナーの捕獲機能を付与するため、前記帯電
用磁気ブラシの場合と逆極性で+50〜+500Vの直流成
分と前記と必要に応じ交流成分を含むバイアスが印加さ
れる。
【0020】バイアスの電圧Vp-p(peak to peak)は
クリーニング用磁気ブラシと比べ帯電磁気ブラシに印加
されるVp-pが高く設定されることが好ましい。
【0021】以下前記磁気ブラシを形成する磁性粒子に
つき説明する。前記磁性粒子の平均粒径は150μm以下と
され、粒径が150μmを越えると、(イ)搬送担体上に形成
される磁気ブラシの穂の状態が荒いために、電界により
振動を与えながら帯電しても、磁気ブラシにムラが現れ
易く、帯電ムラの問題が起こる。この問題を解消するに
は、キャリヤ粒子の平均粒径を小さくすればよく、実験
の結果、平均粒径150μm以下でその効果が現れはじめ、
特に100μm以下になると、実質的に(イ)の問題が生じな
くなることが判明した。しかし、粒子が細か過ぎると帯
電時像形成体面に付着するようになったり、飛散し易く
なったりする。これらの現象は、粒子に作用する磁界の
強さ、それによる粒子の磁化の強さにも関係するが、一
般的には、粒子の平均粒径が30μm以下に顕著に現れる
ようになる。
【0022】以上から、磁性粒子の粒径は、平均粒径が
150μm以下、特に好ましくは100μm以下30μm以上であ
ることが好ましい。なお、磁化の強さは20〜200emu/gの
ものが好ましく用いられる。
【0023】このような磁性粒子は、磁性体として従来
の磁性キャリヤ粒子におけると同様の、鉄,クロム,ニ
ッケル,コバルト等の金属、あるいはそれらの化合物や
合金、例えば四三酸化鉄,γ-酸化第二鉄,二酸化クロ
ム,酸化マンガン,フェライト,マンガン-銅系合金、
と云った強磁性体の粒子、又はそれら磁性体粒子の表面
をスチレン系樹脂,ビニル系樹脂,エチレン系樹脂,ロ
ジン変性樹脂,アクリル系樹脂,ポリアミド樹脂,エポ
キシ樹脂,ポリエステル樹脂等の樹脂で被覆するか、あ
るいは、磁性体微粒子を分散して含有した樹脂で作るか
して得られた粒子を従来公知の平均粒径選別手段で粒径
選別することによって得られる。
【0024】なお、磁性粒子を球状に形成することは、
搬送担体に形成される粒子層が均一となり、また搬送担
体に高いバイアス電圧を均一に印加することが可能とな
ると云う効果も与える。即ち、磁性粒子が球形化されて
いることは、(1)一般に、磁性粒子は長軸方向に磁化吸
着され易いが、球形化によってその方向性が無くなり、
したがって、層が均一に形成され、局所的に抵抗の低い
領域や層厚のムラの発生を防止する、(2)磁性粒子の高
抵抗化と共に、従来の粒子に見られるようなエッジ部が
無くなって、エッジ部への電界の集中が起こらなくな
り、その結果、磁性粒子搬送担体に高いバイアス電圧を
印加しても、像形成体面に均一に放電して帯電ムラが起
こらない、と云う効果を与える。以上のような効果を奏
する球形粒子にはキャリヤ粒子の抵抗率が103Ω・cm以
上、特に1012Ω・cm以下であるように帯電性の磁性粒子
を形成したものが好ましい。この抵抗率は、粒子を0.50
cm2の断面積を有する容器に入れてタッピングした後、
詰められた粒子上に1kg/cm2の荷重を掛け、荷重と底面
電極との間に1000V/cmの電界が生ずる電圧を印加した
ときの電流値を読み取ることで得られる値であり、この
抵抗率が低いと、搬送担体にバイアス電圧を印加した場
合に、磁性粒子に電荷が注入されて、像形成体面に磁性
粒子が付着し易くなったり、あるいはバイアス電圧のブ
レークダウンが起こり易くなったりする。又、抵抗率が
高いと電荷注入が行われず帯電が行われない。
【0025】以上を総合して、磁性粒子は、少なくとも
長軸と短軸の比が3倍以下であるように球形化されてお
り、針状部やエッジ部等の突起が無く、抵抗率が103Ω
・cm以上、好ましくは1012Ω・cm以下であることが適正
条件である。そして、このような球状の磁性粒子は、磁
性体粒子にできるだけ球形のものを選ぶこと、磁性体微
粒子分散系の粒子では、できるだけ磁性体の微粒子を用
いて、分散樹脂粒子形成後に球形化処理を施すこと、あ
るいはスプレードライの方法によって分散樹脂粒子を有
すること等によって製造される。
【0026】以上が磁性粒子についての条件であり、次
に粒子層を形成して像形成体を帯電する磁性粒子搬送担
体に関する条件について述べる。
【0027】磁性粒子搬送担体は、バイアス電圧を印加
し得る搬送担体が用いられるが、特に、表面に粒子層が
形成されるスリーブの内部に複数の磁極を有する磁石体
が設けられている構造のものが好ましく用いられる。こ
のような搬送担体においては、回転磁石体との相対的な
回転によって、スリーブの表面に形成される粒子層が波
状に起伏して移動するようになるから、新しい磁性粒子
が次々と供給され、スリーブ表面の粒子層に多少の層厚
の不均一があっても、その影響は上記波状の起伏によっ
て実際上問題とならないように十分カバーされる。そし
て、スリーブの回転あるいはさらに磁石体の回転による
磁性粒子の搬送速度は、像形成体の移動速度と殆ど同じ
か、それよりも早いことが好ましい。また、スリーブの
回転による搬送方向は、同方向あるいは逆方向どちらで
もよい。なお、スリーブ表面で磁界は500〜1000ガウス
が適当である。
【0028】また、搬送担体上に形成する粒子層の厚さ
は、規制板によって十分に掻き落とされて均一な層とな
る厚さであることが好ましく、そして、搬送担体と像形
成体との間隙は100〜5000μmが好ましい。搬送担体と像
形成体の表面間隙が100μmよりも狭くなり過ぎると、そ
れに対して均一な帯電作用をする磁気ブラシの穂を形成
するのが困難となり、また、十分な磁性粒子を帯電部に
供給することもできなくなって、安定した帯電が行われ
なくなるし、間隙が5000μmを大きく超すようになる
と、粒子層が荒く形成されて帯電ムラが起き易く、又、
電荷注入効果が低下して十分な帯電が得られないように
なる。このように、搬送担体と像形成体の間隙が極端に
なると、それに対して搬送担体上の粒子層の厚さを適当
にすることができなくなるが、間隙が100〜5000μmの範
囲では、それに対して粒子層の厚さを適当に形成するこ
とができる。磁気ブラシの摺擦による掃き目が生じるこ
とが防止されるからである。
【0029】なお前記帯電用磁気ブラシにおける磁性粒
子の搬送担体上での搬送量は10〜300mg/cm2が好まし
く、10mg/cm2を下廻ると帯電むらを生じ、磁性粒子が像
形成体に付着し易くなり、300mg/cm2を上廻ると帯電が
行われにくくなり、かつ駆動トルクが過大となると云う
欠点を生ずる。
【0030】以上が帯電用磁気ブラシの説明であり、ク
リーニング用磁気ブラシの構成も、これとほぼ同様とさ
れるが、クリーニング効果を十分発揮する上で磁気ブラ
シを像形成体の面と逆方向でより早い速度で回転するの
が好ましい。またクリーニング用ブラシにおいて、搬送
担体上での磁性粒子の搬送量は50〜1000mg/cm2が好まし
く、50mg/cm2を下廻ると像形成体上の付着トナーに対す
る作用力が小さく、クリーニング効果が十分発揮され
ず、1000mg/cm2を上廻ると擦過力が不十分となり、かつ
磁性粒子が像形成体に付着し易くなる。
【0031】ここでクリーニング用磁気ブラシでクリー
ニングされたトナー及び捕獲された飛散トナーは、磁性
粒子と共に帯電用磁気ブラシに循環され、該磁気ブラシ
のバイアスにより電気的に反発されて像形成体上に付着
搬送されるが、像模様が残されている転写後の残留トナ
ー層と異なり平均的にならされた薄いトナー層として搬
送されるので、次の露光工程での露光むらを生ずること
がない。また帯電用磁気ブラシでは、前記クリーニング
用磁気ブラシにより残留トナーを移動させた後、像形成
体に直接接触して帯電するため、コロナ放電による場合
のように像形成体上のトナーを帯電することがない。
【0032】また、露光後の現像工程では前記トナー層
の像形成に寄与しないトナーは現像器に回収され、結果
的にクリーニング後のクリーニングトナーの特別の回収
装置が不要とされる利点を生ずる。
【0033】又、磁気ブラシは比較的低抵抗であること
から、帯電部の磁気ブラシやクリーニング部での磁気ブ
ラシの各々に異なるバイアスが印加される様に電気的に
絶縁する部材を設けることが好ましい。又交流成分の位
相を同じくすることは、各々の磁気ブラシ間に高い電位
差を生じないことから好ましい構成である。
【0034】
【実施例】以下本発明の実施例を図1により説明する。
【0035】図1は帯電を行う磁気ブラシ及びクリーニ
ングを行う磁気ブラシを1つのケーシング内に組み込ん
だ磁気ブラシ装置を備えた画像形成装置の構成を示す断
面図である。
【0036】図中、1は矢印方向に回転するドラム状の
負帯電性OPC感光体であり、該感光体1の周縁には、
磁気ブラシ装置19、現像器30、転写前帯電器13、転写ベ
ルト40が配置されている。
【0037】前記磁気ブラシ装置19のケーシング20内に
は、現像剤層形成部材29、クリーニング用磁気ブラシ体
21、帯電用磁気ブラシ体22、撹拌器23及び磁気ブラシ体
21及び22の仕切部材24が組み込まれている。この仕切り
部材は各磁気ブラシ間の導通を防ぐために絶縁性(1013
Ω・cm以上)の樹脂により構成されている。撹拌器23
や現像器層形成部材29も絶縁体で構成することが好ま
しい。
【0038】本実施例のコピープロセスの基本動作は、
図示しない操作部よりコピー開始指令が図示しない制御
部に送出されると、制御部の制御により、感光体1は矢
示方向に回転を始める。感光体1の回転に従いその周面
は、磁気ブラシ装置19のクリーニング用磁気ブラシ本体
21の磁気ブラシ25によりクリーニングされ、次いで帯電
用磁気ブラシ体22の磁気ブラシ26により摩擦帯電され
る。
【0039】ここで前記磁気ブラシ体21及び22はN,S
交互に配置された固定磁石体21a及び22aとその外周を
矢印方向に回転するスリーブ21b及び22bを含む現像剤
搬送担体と、磁気ブラシ25及び26とから構成される。な
お、クリーニング用磁気ブラシ体21のスリーブ21bは時
計方向に感光体1の周速の倍の周速で強制回転され、電
源27からトナーと逆極性の200Vの直流電圧に、2KH
z、Vp-p 500Vの交流電圧を重畳したバイアスが印加さ
れる。なお、スリーブ表面での磁界の強さは1000ガウス
とされる。また磁気ブラシ25を構成する磁性粒子の搬送
担体上での搬送量は200mg/cm2とされる。磁気ブラシ21
を構成する磁性粒子は平均粒径50μ、電気抵抗105Ωcm
で、樹脂コートフェライト粒子から成る。
【0040】次に帯電用磁気ブラシ体22のスリーブ22b
は反時計方向に感光体1の周速と同速で回転され、前記
クリーニングバイアスと逆極性即ち、負極性でほぼ同じ
値のバイアスが印加される。磁気ブラシ26を構成する磁
性粒子はクリーニング用と同様のものとされ、搬送担体
上での搬送量は100mg/cm2とされる。またスリーブ表面
での磁界の強さは800ガウスとされる。ここで電源28か
らトナーと同極性の−600Vの直流電圧に2KHz、Vp-
p 1300Vの交流電圧と重畳したバイアスが印加される。
ここで交流バイアスは同位相のものを用いた(図4)。
【0041】ここでトナー及び感光体1と逆極性のバイ
アス(正のバイアス)を印加したことにより効果的に感
光体面上をクリーニングされたトナーは、磁性粒子と共
に矢印方向に回転する撹拌器23により、その上縁を通っ
て帯電用磁気ブラシ26側に搬送され、負のバイアスが印
加された前記磁気ブラシ26の感光体1に電気的に押し付
け付着され、次工程へと搬送される。
【0042】前記のように帯電用磁気ブラシ26でクリー
ニングトナーが感光体に付着して除かれ、クリーニング
トナーが除かれた帯電用ブラシ26側の磁性粒子は再び撹
拌器23の回転により該撹拌器23の下縁を通ってクリーニ
ングブラシ25側に循環搬送されてクリーニング用に供せ
られる。
【0043】かくして、クリーニング用磁気ブラシの磁
性粒子と帯電用磁気ブラシの磁性粒子は相互に循環して
それぞれの機能が達成されると云う極めて優れた効果を
発揮することができる。
【0044】なお前記のように磁気ブラシ26側に循環さ
れた磁性粒子中のクリーニングトナーは感光体1に付着
して次工程へ搬送されるが、このとき付着トナーは、平
均的に均一にならされた薄いトナー層を形成して搬送さ
れるので、次工程である像露光に障害を与えることな
く、現像工程で不要のトナーが回収される。
【0045】次に前記のように一様帯電が付与された感
光体1上には、図示しない画像書き込み装置等からの例
えば操作光学系により露光光L或はレーザビームLによ
る画像の書き込みが行われ、画像に対応した静電潜像が
形成され、該潜像は現像器30により反転現像され、トナ
ー像が形成される。
【0046】ここで現像器30のマグネットロールを内蔵
した現像スリーブ31には、直流或はさらに交流のバイア
ス電圧が印加され、顕像手段である2成分現像剤による
非接触現像が行われトナー像が形成される。2成分現像
剤による非接触現像は、感光体1上にカラートナー像を
重ね合わせてカラー画像を形成する場合には好ましい現
像手段であるが、モノクロ画像形成の場合には2成分現
像剤による接触現像でも、接触・非接触現像法を用いる
1成分現像剤を使用する現像器でもよい。
【0047】各接触・非接触現像法において帯電部で付
着したトナーのうち、非画像部は現像器へ回収できる現
像条件が望ましい。
【0048】かくして感光体1の周面上に形成されたト
ナー像は転写部において図示しない給紙カセットより第
1給紙ローラによって1枚ずつ送出され、第2給紙ロー
ラ42によって前記トナー像にタイミングを合わせて送出
される転写材Pの下面に転写される。即ちこのトナー像
は、転写開始より回転されている転写手段として使用さ
れる転写ベルト40を転写のタイミングを合わせて作動す
るバイアスローラ48によって転写材Pを介して感光体1
に接触させ、前記転写材Pに転写される。転写はバイア
スローラ48によってなされ、トナーと逆極性の転写電位
がバイアスローラ48に印加されて転写がなされる。なお
転写ベルト40に付着したトナーは転写ベルト用のクリー
ニング装置43によって除去、清掃される。
【0049】かくしてトナー像を転写された転写材P
は、感光体1の周面より分離して図示しない定着部に搬
送され、定着ローラによってトナーを溶融固着されたの
ち排紙ローラを介して機外に排出される。
【0050】転写材を分離した感光体1は再び除電ラン
プ13により除電された後、磁気ブラシ装置19により前記
のようにクリーニング及び帯電が行われて次の像形成へ
と移行される。
【0051】図2及び図3は本発明に係る磁気ブラシ装
置の変形例を示すもので、クリーニング用磁気ブラシ体
21と帯電用磁気ブラシ体22がケーシング20内で間隙70を
隔てて配置され、磁性粒子をバネコイル61により強制搬
送する構成とされている。即ち、クリーニング用磁気ブ
ラシ体21と帯電用磁気ブラシ体22とが間隙70を隔てて個
別の小室に配置され、両室間をブリッジ71により連結
し、該ブリッジ71内に配置された図2のバネコイル61と
図3のバネコイル63とにより磁性粒子をクリーニング用
磁気ブラシ体21から帯電用磁気ブラシ体22へ、またその
逆の方へ循環させるように構成されている。
【0052】前記バネコイル61はケーシング20の前部に
配置され、減速駆動源62により回転駆動されて磁性粒子
をクリーニング用ブラシ25側から帯電用磁気ブラシ26側
へ強制的に循環・搬送する。
【0053】又前記バネコイル63はケーシング20の後部
に配置され、駆動源64により回転駆動されて磁性粒子を
帯電用磁気ブラシ26側からクリーニング用ブラシ25側へ
循環搬送する。
【0054】このような構成としたことにより、クリー
ニング用磁気ブラシ体25と帯電用磁気ブラシ体26を完全
に電気的に絶縁したこととなり、それぞれの機能を十分
発揮せしめることができ、トナー飛散等の抑制も各小室
毎に制御管理が可能となり、結果的に高画質を安定して
得ることができる。なお23a,23b,23c及び23dは撹
拌装置であり、前記以外は図1の磁気ブラシ装置19と同
様の構成とされる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
画像形成装置によれば、オゾン等の有害ガスの発生が抑
制され、かつ帯電とクリーニングの両機能が十分発揮さ
れると共に飛散トナーの防止も行われるので、繰り返し
像形成に際し、高画質の画像を安定して提供することが
できると共に、装置のコンパクト化が達成される等の効
果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を表す断面構成
図。
【図2】磁気ブラシ装置の変形例を表す断面構成図。
【図3】磁気ブラシ装置の変形例の一部断面構成図。
【図4】同位相の交流バイアス電源回収図。
【符号の説明】
1 感光体 19 磁気ブラシ装置 21 クリーニング用磁気ブラシ体 22 帯電用磁気ブラシ体 25 クリーニング用磁気ブラシ 26 帯電用磁気ブラシ 27 クリーニング用磁気ブラシのバイアス 28 帯電用磁気ブラシのバイアス 30 現像器 40 転写ベルト 61 磁性粒子搬送用バネコイル(前部) 62 バネコイル61の駆動源 63 磁性粒子搬送用バネコイル(後部) 64 バネコイル63の駆動源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に磁性粒子を接触させて前記像
    形成体表面に帯電を付与する帯電手段と、像形成体に磁
    性粒子を接触させて前記像形成体上の残留トナーをクリ
    ーニングするクリーニング手段とを有し、前記磁性粒子
    が前記帯電手段とクリーニング手段との間を循環するよ
    うに構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電手段とクリーニング手段とには
    互いに異なる極性のバイアスが印加される請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電手段とクリーニング手段との間
    には絶縁性の仕切り部材を有する請求項1に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電手段とクリーニング手段には同
    位相の交流バイアスが印加される請求項1に記載の画像
    形成装置。
JP27736292A 1992-10-15 1992-10-15 画像形成装置 Pending JPH06130781A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7171152B2 (en) * 2003-06-20 2007-01-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image-forming apparatus and image-forming method

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