JPH06129981A - マイクロ波による粉粒体の水分測定装置 - Google Patents

マイクロ波による粉粒体の水分測定装置

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JPH06129981A
JPH06129981A JP30186692A JP30186692A JPH06129981A JP H06129981 A JPH06129981 A JP H06129981A JP 30186692 A JP30186692 A JP 30186692A JP 30186692 A JP30186692 A JP 30186692A JP H06129981 A JPH06129981 A JP H06129981A
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JP
Japan
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powder
layer thickness
scraper
granular material
moisture
Prior art date
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Pending
Application number
JP30186692A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fujiwara
浩二 藤原
Masatoshi Tokuda
将敏 徳田
Hiroshi Shibuta
浩 紫冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトコンベア2により体積変動を伴いなが
ら輸送される粉粒体1の含有水分を、その体積変動に影
響されることなく高精度に測定する。 【構成】 コンベアラインにマイクロ波方式の水分計3
と、スクレーパー4と、粉粒体1の層厚を測定するため
の距離計5とを設ける。粉粒体1がスクレーパー4の下
をくぐり抜けたときに、水分計3が測定したデータに、
粉粒体1の層厚に基づく補正を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベアによっ
て輸送される石炭等の粉粒体の水分含有を、マイクロ波
を用いてコンベアライン内で連続的に非接触測定するマ
イクロ波による粉粒体の水分測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粉粒体の含有水分を連続的に非接触測定
する技術として、マイクロ波を利用するものがある。こ
れは、粉粒体にマイクロ波を照射し、粉粒体におけるマ
イクロ波の伝播特性の変化から、粉粒体の水分含有率を
測定するものであり、マイクロ波のエネルギー減衰を利
用した方式が特開昭59−203946号公報等に、ま
たマイクロ波の位相変化を利用した方式が特開昭59−
102146号公報等に開示されている。
【0003】ところが、これらの水分測定技術は、いず
れも、粉粒体の体積が一定であることを前提として水分
含有率の評価を行う。そのため、ベルトコンベアで輸送
される石炭のように、層厚が変化する粉粒体を対象とし
た場合は、その層厚の変化による誤差を生じ、正確な測
定を行うことができなかった。
【0004】この問題を解決するために、スクレーパー
を使ってベルトコンベア上の粉粒体の表面を掻き均し、
その粉粒体の層厚を一定にして層厚変化による誤差を排
除する対策は、既に実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この対
策では、粉粒体がホッパー等からベルトコンベア上に切
り出されるために、その層厚変動が大きく、層厚によっ
てはスクレーパーの下を粉粒体がくぐり抜ける場合があ
る。その場合は、層厚が一定にならず、補正が全く不可
能になってしまう。
【0006】また、スクレーパーによってベルトコンベ
ア上の粉粒体が跳ね飛ばされるため、ベルトコンベア上
から粉粒体が大量に落下する問題がある。
【0007】本発明の目的は、ベルトコンベアにより体
積変化を伴いながら輸送される粉粒体の水分含有率を、
その体積変化に関係なく高精度に測定でき、しかもベル
トコンベアからの粉粒体の落下を抑制できるマイクロ波
による粉粒体の水分測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波によ
る粉粒体の水分測定装置は、ベルトコンベアにより輸送
される粉粒体にマイクロ波を照射してその水分含有率を
測定する水分計と、該水分計より上流側のコンベアライ
ンに設けられて、ベルトコンベア上の粉粒体の表面を掻
き均すスクレーパーと、該スクレーパーより下流側のコ
ンベアラインに設けられて、ベルトコンベア上の粉粒体
の層厚を測定する測定系と、該測定系により測定された
粉粒体の層厚に基づいて、前記水分含有率の測定値を補
正する補正系と、を具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】ベルトコンベアにより輸送される粉粒体が、表
面をスクレーパー掻きで均される層厚の場合は、そのス
クレーパーによる掻き均しで層厚が一定となるので、層
厚変化による誤差が排除される。また、スクレーパーの
下を粉粒体がくぐり抜ける層厚の場合は、測定した層厚
に基づく測定値の補正により、層厚変化による誤差が排
除される。従って、ベルトコンベア上の粉粒体の含有水
分が、その体積変化に関係なく高精度に測定される。ま
た、層厚に基づく補正があるので、スクレーパーを比較
的高く設置できる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の水分測定装置の一構成を示したブ
ロック図、図2はスクレーパーの平面図である。
【0011】本水分測定装置は、粉粒体1としての石炭
をベルトコンベア2により連続的または断続的に輸送す
るコンベアラインに設置され、水分計3、スクレーパー
4、距離計5および計算機6にて構成されている。
【0012】水分計3は、コンベアラインの上下に設け
た送信アンテナ3aおよび受信アンテナ3bを有する。
これらは、導波管ケーブルにて本体ユニット3cに接続
されている。
【0013】送信アンテナ3aは、ベルトコンベア2上
の粉粒体1にマイクロ波を照射する。粉粒体1に照射さ
れたマイクロ波は、粉粒体1を通過し、受信アンテナ3
bにキャッチされる。本体ユニット3cは、送信波と受
信波の位相差やエネルギー差から、粉粒体1の水分含有
率を測定し、その測定データを計算機6に与える。
【0014】スクレーパー4は、水分計3による測定位
置より上流側のコンベアラインに設けられており、その
先端面でベルトコンベア2上の粉粒体1の表面を掻き均
す。スクレーパー4の先端面は、粉粒体1の嵩密度を変
化させないように、やや前傾し且つ平面視でV状に尖っ
ている。
【0015】距離計5は、スクレーパー4より下流側の
コンベアラインに設けられ、水分計3の近くで超音波等
をベルトコンベア2上の粉粒体1に照射して、距離計4
から粉粒体1までの距離を非接触で測定する。その測定
データは、計算機6に入力され、計算機6で粉粒体1の
層厚に換算される。
【0016】なお、各測定データを粉粒体1の測定箇所
に対応させるために、パルスジェネレータ7で得た粉粒
体1のトラッキング情報が計算機6に与えられる。
【0017】計算機6は、水分計3が測定する水分含有
率に対する補正テーブルを、粉粒体1である石炭の銘柄
別 (粒度別) に記憶している。この補正テーブルは、粉
粒体1の層厚に基づいて前記水分含有率の補正値を求め
るものである。
【0018】今、ベルトコンベア2により輸送される粉
粒体1の表面がスクレーパー4の下面より高いレベルで
あるとすると、その表面がスクレーパー4によって掻き
均されるため、粉粒体1の層厚が、スクレーパー4の設
置レベルによって決まる一定値となる。計算機6は、距
離計5から入力される情報に基づいて粉粒体1の層厚を
監視しており、その層厚が前記一定値のときは、水分計
3が測定した水分含有率を粉粒体1の水分量としてその
まま出力する。
【0019】粉粒体1の表面がスクレーパー4の下面よ
り低くなると、その粉粒体1は表面を掻き均されること
なくスクレーパー4の下をくぐり抜け、その層厚は前記
一定値より小さい不定値となる。計算機6で求められる
層厚が前記一定値より小さくなると、計算機6はその層
厚を補正テーブルに照合して水分含有率の補正値を求
め、水分計3が測定した水分含有率にこの補正を加えて
出力する。
【0020】図3は、同一の銘柄で水分含有率が一定の
石炭に対して、その水分量をマイクロ波水分計で測定し
たときの、水分出力(%)と層厚(mm)との関係を示
すグラフである。石炭の実際の水分含有率が一定でも層
厚が異なると水分計の出力が変化する。計算機6は、こ
の補正を補正テーブルによって行うわけである。
【0021】かくして、粉粒体1の層厚がスクレーパー
4によって一定量確保されない場合にも、層厚の影響を
受けない水分測定が行われる。
【0022】なお、図4は石炭の測定水分(%)と分析
水分量(%)の関係を粒度別に示したグラフである。マ
イクロ波水分計が測定する水分含有率は粒度の影響も受
ける。水分含有率の測定値に対する補正テーブルを石炭
の銘柄別(粒度別)に記憶して使い分けているのは、こ
の粒度による影響を排除するためである。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のマイクロ波による粉粒体の水分測定装置は、スクレー
パーによる層厚均一化の作用を、層厚に基づく補正でバ
ックアップするので、ベルトコンベア上に投下される粉
粒体の体積が大きく変動する場合も、その変動の影響を
受けることなく安定で高精度な水分測定を行うことがで
きる。また、スクレーパーを比較的高く設置できるよう
になるので、スクレーパーによる掻き均しに伴う粉粒体
の落下が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す水分測定装置の概略構
成図である。
【図2】スクレーパーの平面図である。
【図3】水分計の出力に層厚が与える影響を示すグラフ
である。
【図4】測定水分と分析水分との関係を粒度別に示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 粉粒体 2 ベルトコンベア 3 水分計 4 スクレーパー 5 層厚を求めるための距離計 6 計算機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベアにより輸送される粉粒体
    にマイクロ波を照射してその水分含有率を測定する水分
    計と、 該水分計より上流側のコンベアラインに設けられて、ベ
    ルトコンベア上の粉粒体の表面を掻き均すスクレーパー
    と、 該スクレーパーより下流側のコンベアラインに設けられ
    て、ベルトコンベア上の粉粒体の層厚を測定する測定系
    と、 該測定系により測定された粉粒体の層厚に基づいて、前
    記水分含有率の測定値を補正する補正系と、 を具備することを特徴とするマイクロ波による粉粒体の
    水分測定装置。
JP30186692A 1992-10-13 1992-10-13 マイクロ波による粉粒体の水分測定装置 Pending JPH06129981A (ja)

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JP30186692A JPH06129981A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 マイクロ波による粉粒体の水分測定装置

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JP30186692A JPH06129981A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 マイクロ波による粉粒体の水分測定装置

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JPH06129981A true JPH06129981A (ja) 1994-05-13

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ID=17902100

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JP30186692A Pending JPH06129981A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 マイクロ波による粉粒体の水分測定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113155867A (zh) * 2021-04-30 2021-07-23 三一汽车制造有限公司 物料含水率检测装置及其检测方法、混凝土生产输送系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113155867A (zh) * 2021-04-30 2021-07-23 三一汽车制造有限公司 物料含水率检测装置及其检测方法、混凝土生产输送系统
WO2022227745A1 (zh) * 2021-04-30 2022-11-03 三一汽车制造有限公司 物料含水率检测装置及其检测方法、混凝土生产输送系统

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