JPH0612683Y2 - 椅子における脚カバーの取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本案は椅子の脚部にカバーを簡便且つ体裁良く装着し得
る脚カバーの取付構造に関するものである。

従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 椅子において脚部にカバーを装着することは周知である
が、従来品はカバーの取付け方法が面倒であるばかりで
なく、脚部に対し強固且つ体裁良く装着することが極め
て困難であつた。

本案は構造的にも簡単で脚部に対し簡便且つ強固に、し
かも体裁良好な状態に装着し得る脚カバーの取付構造を
提供しようとするものである。

問題点を解決するための手段 本案は脚カバーを簡便且つ強固に装着し得る点に特長を
有し、脚柱に筒状の胴カバーを装着し、複数個の各脚羽
根に羽根カバーを被嵌せしめると共に脚羽根の基端に立
設した外側面に複数個の外周爪を持つ係止片に前記胴カ
バーの下部に突設した複数個の内周爪を前記外周爪に係
合せしめ、且つ脚柱の下端部に嵌合した固定キヤップの
係止孔に前記脚羽根の基端部下側に突設してなる係止爪
を係着せしめるようになる構成を要旨とするものであ
る。

実施例 以下本案の詳細を図面に示す実施例について説明する
と、１は脚柱、２は脚柱１の外筒、３は脚柱１を含む外
筒２の外側に配置した筒状の胴カバー、４は脚柱の下端
に設けた複数個の脚羽根であつてこの各脚羽根４に羽根
カバー５を被嵌する。羽根カバーは基端に係止片６を有
し、この係止片６に前記胴カバー３の下部を被嵌すると
共に係止片６の外周爪７に胴カバー３の下部に設けた内
周爪８が係合するようになる。９は脚部の下端に嵌合し
た固定キヤップであつて複数個の係止孔１０を有し、こ
の係止孔１０に前記羽根カバー５の基方部下側に突設し
た係止爪１１を係着せしめる。１２は羽根カバー５の先
端部下側に垂下せしめた挟持片であつて脚羽根４の両側
に強接し、且つ下端の爪１２′が脚羽根４の下端面に係
着するようになる。

考案の作用、効果 本案は羽根カバー４の係止片６に胴カバー３の下部を被
嵌すると係止片６の外周爪７に胴カバー３の内周爪８が
係合して複数個の羽根カバー５を脚柱１の基部に集束固
定し、且つ脚部の下端に嵌合した固定キヤップ９の係止
孔１０に羽根カバー５の基端部下側に突設した係止爪１
１が係着するようになり羽根カバー５及び胴カバー３を
簡便且つ強固に装着し得ると共に胴カバー３と羽根カバ
ー５の係合部に隙間等が生ぜず体裁的にも良好な椅子が
得られる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の実施例を示し、第１図は要部の一部切欠正
面図、第２図は同上Ａ−Ａ線断面図、第３図は脚カバー
の分解状態を示す斜視図、第４図は脚部の座部から見た
斜視図である。 １……脚柱、３……胴カバー、４……脚羽根、５……羽
根カバー、６……係止片、９……固定キヤップ、１０…
…係止孔、１１……係止爪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】脚柱に筒状の胴カバーを装着し、複数個の
   各羽根に羽根カバーを被嵌せしめると共に脚羽根の基端
   に立設した外側面に複数個の外周爪を持つ係止片に前記
   胴カバーの下部を嵌合し、該胴カバーの下部に突設した
   複数個の内周爪を前記外周爪に係合せしめ、且つ脚柱の
   下端部に嵌合した固定キヤップの係止孔に前記脚羽根の
   基端部下側に突設してなる係止爪を係着せしめるように
   なることを特徴とする椅子における脚カバーの取付構
   造。