JPH06125994A - ペースメーカー - Google Patents
ペースメーカーInfo
- Publication number
- JPH06125994A JPH06125994A JP30310992A JP30310992A JPH06125994A JP H06125994 A JPH06125994 A JP H06125994A JP 30310992 A JP30310992 A JP 30310992A JP 30310992 A JP30310992 A JP 30310992A JP H06125994 A JPH06125994 A JP H06125994A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- power
- secondary battery
- pacemaker
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrotherapy Devices (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 心臓用ペースメーカーにおいて、電源として
一次電池、二次電池を併用した２電源方式を採用し、電
池寿命による再手術の必要性の排除、および充電頻度の
減少、さらには、充電時期等の不安感を払拭して信頼性
を高める。 【構成】 通常時においてはペースメーカーの刺激電極
１０にパルスを与えるペーシングパルス発生回路７用の
電源として二次電池２を、その他の軽負荷（モニター回
路８，テレメーター回路９）用電源として一次電池１を
使用する２電源方式とし、二次電池２の電圧低下時にお
いては切り替えリレーが作動し、全負荷電源として一次
電池１が作用する１電源方式をとるペースメーカー。
一次電池、二次電池を併用した２電源方式を採用し、電
池寿命による再手術の必要性の排除、および充電頻度の
減少、さらには、充電時期等の不安感を払拭して信頼性
を高める。 【構成】 通常時においてはペースメーカーの刺激電極
１０にパルスを与えるペーシングパルス発生回路７用の
電源として二次電池２を、その他の軽負荷（モニター回
路８，テレメーター回路９）用電源として一次電池１を
使用する２電源方式とし、二次電池２の電圧低下時にお
いては切り替えリレーが作動し、全負荷電源として一次
電池１が作用する１電源方式をとるペースメーカー。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ペースメーカー、さ
らに詳しくは長寿命で信頼性の高い心臓用ペースメーカ
ーに関するものである。
らに詳しくは長寿命で信頼性の高い心臓用ペースメーカ
ーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】心臓に電気的刺激を与えて心筋の収縮を
促す心臓用ペースメーカー（以下、ペースメーカーと略
す）は、ケースに内蔵された電池からなる電源部と、ペ
ーシング発生回路、テレメーター回路、モニター回路な
どを含む電気回路部とからなるペースメーカー本体、お
よびケース外部に接続される刺激電極部とで構成されて
いる。
促す心臓用ペースメーカー（以下、ペースメーカーと略
す）は、ケースに内蔵された電池からなる電源部と、ペ
ーシング発生回路、テレメーター回路、モニター回路な
どを含む電気回路部とからなるペースメーカー本体、お
よびケース外部に接続される刺激電極部とで構成されて
いる。
【０００３】上述のようなペースメーカーにおいては、
電源としてリチウム・ヨウ素電池のごとき一次電池が使
用されているため、電池が寿命に達するとペースメーカ
ー本体を交換するための再手術が必要であった。
電源としてリチウム・ヨウ素電池のごとき一次電池が使
用されているため、電池が寿命に達するとペースメーカ
ー本体を交換するための再手術が必要であった。
【０００４】このような欠点を解消する方策として、ペ
ースメーカーの電源として再充電可能な二次電池を使用
し、電池容量が使用下限に達した時に外部から再充電し
て、電池を繰り返し使用することが考えられる。
ースメーカーの電源として再充電可能な二次電池を使用
し、電池容量が使用下限に達した時に外部から再充電し
て、電池を繰り返し使用することが考えられる。
【０００５】しかしながら、二次電池を電源として用い
た場合、一般に二次電池は同じ大きさの一次電池に比べ
ると電池容量は小さいので使用下限に達するまでの期間
が短く、充電頻度が多くなる。また、その度に充電をい
つすればよいのか、本当に充電できているのかというよ
うな不安感が常に伴うことになる。
た場合、一般に二次電池は同じ大きさの一次電池に比べ
ると電池容量は小さいので使用下限に達するまでの期間
が短く、充電頻度が多くなる。また、その度に充電をい
つすればよいのか、本当に充電できているのかというよ
うな不安感が常に伴うことになる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
前記のような問題点を解決するため、電源として一次電
池、二次電池を併用した２電源方式を採用し、電池寿命
による再手術の必要性の排除および充電頻度の減少、さ
らには充電の不安感を取り除く信頼性の高いペースメー
カーを提供することを目的としている。
前記のような問題点を解決するため、電源として一次電
池、二次電池を併用した２電源方式を採用し、電池寿命
による再手術の必要性の排除および充電頻度の減少、さ
らには充電の不安感を取り除く信頼性の高いペースメー
カーを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明は、ペースメーカーの電源として負荷分担
型の２電源方式を採用するものであり、通常時のペーシ
ング電源として二次電池を、その他の軽負荷電源として
一次電池を用いた構成をもつものである。また、二次電
池の電圧低下時には適当な切り替えリレーが作動し、全
負荷電源として一次電池が作用する１電源方式をとるも
のである。
め、この発明は、ペースメーカーの電源として負荷分担
型の２電源方式を採用するものであり、通常時のペーシ
ング電源として二次電池を、その他の軽負荷電源として
一次電池を用いた構成をもつものである。また、二次電
池の電圧低下時には適当な切り替えリレーが作動し、全
負荷電源として一次電池が作用する１電源方式をとるも
のである。
【０００８】
【作用】電源として負荷分担方式を採用しているため、
二次電池の負荷を低減することができ、二次電池のみを
用いた１電源方式のものより二次電池が長持ちし、充電
頻度を少なくすることが可能である。また、二次電池が
使用下限電圧に達すると適当なアラームを出してペース
メーカー使用者に再充電の時期を知らせるとともに、切
り替えリレーで全負荷電源として一次電池が作用するた
め再充電を急ぐ必要もなく、充電に対する不安感を取り
除くことができる。
二次電池の負荷を低減することができ、二次電池のみを
用いた１電源方式のものより二次電池が長持ちし、充電
頻度を少なくすることが可能である。また、二次電池が
使用下限電圧に達すると適当なアラームを出してペース
メーカー使用者に再充電の時期を知らせるとともに、切
り替えリレーで全負荷電源として一次電池が作用するた
め再充電を急ぐ必要もなく、充電に対する不安感を取り
除くことができる。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１はこの発明のペースメーカーのブロッ
ク図である。同図において通常、切り替えリレー６の接
点ａ−ｃを通じてペーシングパルス発生回路７の電力源
として二次電池２が作用し、電圧変換回路５で適切な電
圧に変換されて電力供給されている。また、その他の軽
負荷（モニター回路，テレメーター回路）の電力源とし
て一次電池１が作用し、同様に電力供給されている。
ク図である。同図において通常、切り替えリレー６の接
点ａ−ｃを通じてペーシングパルス発生回路７の電力源
として二次電池２が作用し、電圧変換回路５で適切な電
圧に変換されて電力供給されている。また、その他の軽
負荷（モニター回路，テレメーター回路）の電力源とし
て一次電池１が作用し、同様に電力供給されている。
【００１１】ペーシングパルス発生回路７は、心臓刺激
パルスを発生して刺激電極１０を通じて心臓に適切な周
期と電圧で刺激を与える。
パルスを発生して刺激電極１０を通じて心臓に適切な周
期と電圧で刺激を与える。
【００１２】モニター回路８は、心臓の状態を検出して
ペーシングパルス発生回路７の適切な情報を与えるとと
もにテレメーター回路９にもその情報を与える。またテ
レメーター回路９はペースメーカーの動作状態の情報を
体外に伝達する。
ペーシングパルス発生回路７の適切な情報を与えるとと
もにテレメーター回路９にもその情報を与える。またテ
レメーター回路９はペースメーカーの動作状態の情報を
体外に伝達する。
【００１３】ここで二次電池２が規定の使用下限電圧に
達した時、電池電圧検出回路３によって電圧低下を検出
し、切り替えリレーの接点をａからｂに切り替え、軽負
荷電源として作用していた一次電池１がペーシングパル
ス発生回路７を含む全電気回路部に引き続き電力を供給
する。
達した時、電池電圧検出回路３によって電圧低下を検出
し、切り替えリレーの接点をａからｂに切り替え、軽負
荷電源として作用していた一次電池１がペーシングパル
ス発生回路７を含む全電気回路部に引き続き電力を供給
する。
【００１４】切り替えリレー６が切り替わるとペースメ
ーカー使用者に適当なアラームを出して再充電の時期を
知らせる。充電の際には、体外から電磁誘導によって体
内のコイルに電力伝送し、整流回路１２を経て、定電圧
回路１１に電力が供給され、二次電池２を充電する。充
電が終了すると、再び切り替えリレー６の接点をｂから
ａに切り替え、通常どうり作動する。
ーカー使用者に適当なアラームを出して再充電の時期を
知らせる。充電の際には、体外から電磁誘導によって体
内のコイルに電力伝送し、整流回路１２を経て、定電圧
回路１１に電力が供給され、二次電池２を充電する。充
電が終了すると、再び切り替えリレー６の接点をｂから
ａに切り替え、通常どうり作動する。
【００１５】
【発明の効果】ペースメーカー用電源として二次電池の
みを使用した１電源方式と、一次、二次電池併用の２電
源方式を採用した場合とで、各ペースメーカーの体積の
二次電池の寿命を基準にして求めた試算値を、植え込み
可能な体積限度ラインと同時に図示したグラフを図２に
示す。
みを使用した１電源方式と、一次、二次電池併用の２電
源方式を採用した場合とで、各ペースメーカーの体積の
二次電池の寿命を基準にして求めた試算値を、植え込み
可能な体積限度ラインと同時に図示したグラフを図２に
示す。
【００１６】試算によると、二次電池の寿命（充電頻
度）が４年以上のものになると１電源方式より２電源方
式を採用したペースメーカーのほうが、小さな体積のも
のが実現できる。また植え込み体積限界内で２電源方式
のペースメーカーが、１電源方式のものと同様あるいは
それ以下の体積で実現することができ、それと同時に二
次電池の充電頻度の減少と充電時の不安感が取り除ける
ことを考慮すると、その実用的価値は極めて大きい。
度）が４年以上のものになると１電源方式より２電源方
式を採用したペースメーカーのほうが、小さな体積のも
のが実現できる。また植え込み体積限界内で２電源方式
のペースメーカーが、１電源方式のものと同様あるいは
それ以下の体積で実現することができ、それと同時に二
次電池の充電頻度の減少と充電時の不安感が取り除ける
ことを考慮すると、その実用的価値は極めて大きい。
【図１】この発明に係るペースメーカーのブロック図。
【図２】二次電池の寿命を基準にしたペースメーカーの
体積の試算値を示すグラフ。
体積の試算値を示すグラフ。
１ 一次電池 ２ 二次電池 ６ 切り替えリレー ７ ペーシングパルス発生回路 ８ モニター回路 ９ テレメーター回路 １０ 刺激電極
フロントページの続き (72)発明者 竹島 健次 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 株式会社カージオペーシングリサーチ・ラ ボラトリー内
Claims (1)
- 【請求項１】 電源とペーシング動作制御回路と刺激電
極とからなるペースメーカーにおいて、通常時はペーシ
ング用電源として二次電池を、その他の軽負荷用電源と
して一次電池を使用する２電源方式とし、二次電池が使
用下限電圧になった時は全負荷電源として一次電池のみ
を使用する１電源方式とすることを特徴とするペースメ
ーカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30310992A JPH06125994A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | ペースメーカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30310992A JPH06125994A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | ペースメーカー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06125994A true JPH06125994A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17916998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30310992A Pending JPH06125994A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | ペースメーカー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06125994A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009506846A (ja) * | 2005-09-06 | 2009-02-19 | ボストン サイエンティフィック ニューロモジュレーション コーポレイション | 専用電源を有するウルトラキャパシタ駆動式埋め込み型パルス発生器 |
| US9345883B2 (en) | 2014-02-14 | 2016-05-24 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Rechargeable-battery implantable medical device having a primary battery active during a rechargeable-battery undervoltage condition |
| JP2016537045A (ja) * | 2013-10-04 | 2016-12-01 | ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション | １次及び再充電可能バッテリを備えた埋込可能医療デバイス |
| CN106532854A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-03-22 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106684983A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-17 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106787132A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-31 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106787133A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-31 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106787134A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-31 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP30310992A patent/JPH06125994A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009506846A (ja) * | 2005-09-06 | 2009-02-19 | ボストン サイエンティフィック ニューロモジュレーション コーポレイション | 専用電源を有するウルトラキャパシタ駆動式埋め込み型パルス発生器 |
| US8175717B2 (en) | 2005-09-06 | 2012-05-08 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Ultracapacitor powered implantable pulse generator with dedicated power supply |
| JP2016537045A (ja) * | 2013-10-04 | 2016-12-01 | ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション | １次及び再充電可能バッテリを備えた埋込可能医療デバイス |
| US9694192B2 (en) | 2013-10-04 | 2017-07-04 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Implantable medical device with a primary and rechargeable battery |
| US9345883B2 (en) | 2014-02-14 | 2016-05-24 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Rechargeable-battery implantable medical device having a primary battery active during a rechargeable-battery undervoltage condition |
| US9814882B2 (en) | 2014-02-14 | 2017-11-14 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Rechargeable-battery implantable medical device having a primary battery active during a rechargeable-battery undervoltage condition |
| CN106532854A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-03-22 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106684983A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-17 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106787132A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-31 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106787133A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-31 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
| CN106787134A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-31 | 北京品驰医疗设备有限公司 | 一种植入装置电池管理系统 |
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