JPH06125273A - 音声信号復号化装置 - Google Patents
音声信号復号化装置Info
- Publication number
- JPH06125273A JPH06125273A JP4272168A JP27216892A JPH06125273A JP H06125273 A JPH06125273 A JP H06125273A JP 4272168 A JP4272168 A JP 4272168A JP 27216892 A JP27216892 A JP 27216892A JP H06125273 A JPH06125273 A JP H06125273A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- filter coefficient
- audio signal
- synthetic filter
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】音声信号の有無により音声符号の伝送を断続す
るシステムに使用される音声信号復号化装置において、
より良好な背景雑音を生成する。 【構成】符号化された音声信号符号列は入力端子1を通
じて入力され、受信符号分離回路2でパラメータごとに
分離され、励振信号計算回路3による励振信号系列を駆
動信号として合成フィルタ回路5は再生音声を出力す
る。合成フィルタ係数修正回路6では合成フィルタ係数
復号回路4からの合成フィルタ係数を記憶し、無音時に
は背景雑音用合成フィルタ係数と乱数発生器7の出力を
もとに合成フィルタ係数に修正を加え出力する。
るシステムに使用される音声信号復号化装置において、
より良好な背景雑音を生成する。 【構成】符号化された音声信号符号列は入力端子1を通
じて入力され、受信符号分離回路2でパラメータごとに
分離され、励振信号計算回路3による励振信号系列を駆
動信号として合成フィルタ回路5は再生音声を出力す
る。合成フィルタ係数修正回路6では合成フィルタ係数
復号回路4からの合成フィルタ係数を記憶し、無音時に
は背景雑音用合成フィルタ係数と乱数発生器7の出力を
もとに合成フィルタ係数に修正を加え出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は符号化された音声信号を
復号化して再生音声信号を出力する音声信号復号化装置
に関し、特に音声信号の有無により音声符号の伝送を断
続するシステムに使用される音声信号復号化装置に関す
る。
復号化して再生音声信号を出力する音声信号復号化装置
に関し、特に音声信号の有無により音声符号の伝送を断
続するシステムに使用される音声信号復号化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の音声信号復号化装置の構成および
動作は、例えば、文献1(CEPT/CCH/GSM
Recommendation 06.01)等を参照
することが出来るので、ここでは図2を用いて簡単に説
明する。
動作は、例えば、文献1(CEPT/CCH/GSM
Recommendation 06.01)等を参照
することが出来るので、ここでは図2を用いて簡単に説
明する。
【0003】符号化側は音声信号が有るときには音声信
号をあらかじめ定められた方法によって符号化し音声符
号を伝送する。つぎに、符号化側は音声信号が無いこと
を検出すると、そのときの背景雑音をあらかじめ定めら
れた方法によって符号化した背景雑音符号を伝送した
後、符号の伝送を中止する。符号化側は音声信号を検出
すると符号化を再開する。以下、音声信号がある時を有
音、音声信号が無い時を無音と記す。復号化側では有音
中はあらかじめ定められた方法に従って音声を復号化し
出力している。つぎに、復号化側では無音を受信すると
符号化側が符号伝送を開始するまで前述した背景雑音符
号をもとに背景雑音を生成し出力し続ける。文献1では
無音が一定時間以上連続する場合には周期的に背景雑音
符号を伝送する構成にしている。
号をあらかじめ定められた方法によって符号化し音声符
号を伝送する。つぎに、符号化側は音声信号が無いこと
を検出すると、そのときの背景雑音をあらかじめ定めら
れた方法によって符号化した背景雑音符号を伝送した
後、符号の伝送を中止する。符号化側は音声信号を検出
すると符号化を再開する。以下、音声信号がある時を有
音、音声信号が無い時を無音と記す。復号化側では有音
中はあらかじめ定められた方法に従って音声を復号化し
出力している。つぎに、復号化側では無音を受信すると
符号化側が符号伝送を開始するまで前述した背景雑音符
号をもとに背景雑音を生成し出力し続ける。文献1では
無音が一定時間以上連続する場合には周期的に背景雑音
符号を伝送する構成にしている。
【0004】符号化された音声信号符号列は入力端子1
を通じて入力され、受信符号分離回路2に送られる。受
信符号分離回路2はこの符号列から符号化側の音声信号
の有無を示すパラメータSP、励振信号を表すパラメー
タEX、合成フィルタの伝達関数を表すパラメータLP
Cに分離する。励振信号計算回路3では、パラメータE
X,SPをもとに励振信号系列を計算し合成フィルタ回
路5へ出力する。合成フィルタ係数復号回路4では、パ
ラメータLPCから合成フィルタの伝達関数を表すフィ
ルタ係数を復号化し合成フィルタ係数保持回路16に出
力する。合成フィルタ係数保持回路16では、パラメー
タSPにより有音時には合成フィルタ係数復号回路4か
ら入力したフィルタ係数を合成フィルタ回路5にそのま
ま出力し、無音時には背景雑音による合成フィルタ係数
を保持しつぎにフィルタ係数が更新されるまで同じ値を
出力する。
を通じて入力され、受信符号分離回路2に送られる。受
信符号分離回路2はこの符号列から符号化側の音声信号
の有無を示すパラメータSP、励振信号を表すパラメー
タEX、合成フィルタの伝達関数を表すパラメータLP
Cに分離する。励振信号計算回路3では、パラメータE
X,SPをもとに励振信号系列を計算し合成フィルタ回
路5へ出力する。合成フィルタ係数復号回路4では、パ
ラメータLPCから合成フィルタの伝達関数を表すフィ
ルタ係数を復号化し合成フィルタ係数保持回路16に出
力する。合成フィルタ係数保持回路16では、パラメー
タSPにより有音時には合成フィルタ係数復号回路4か
ら入力したフィルタ係数を合成フィルタ回路5にそのま
ま出力し、無音時には背景雑音による合成フィルタ係数
を保持しつぎにフィルタ係数が更新されるまで同じ値を
出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の音
声信号復号化装置では、無音時に背景雑音計算用のフィ
ルタ係数として全く同じ値を繰り返し使用するために、
背景雑音のスペクトルが変化せず不自然感が強いという
大きな問題点があった。
声信号復号化装置では、無音時に背景雑音計算用のフィ
ルタ係数として全く同じ値を繰り返し使用するために、
背景雑音のスペクトルが変化せず不自然感が強いという
大きな問題点があった。
【0006】本発明の目的は、不自然感の無い、より良
好な背景雑音を生成することが可能な音声信号復号化装
置を提供することにある。
好な背景雑音を生成することが可能な音声信号復号化装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の音声信号復号化
装置は、符号化側の音声信号の有無を検出する手段を有
し、符号化側に音声信号が有るときには符号化された音
声信号をあらかじめ定められた方法によって復号化して
再生音声信号を出力し、符号化側に音声信号が無いとき
にはあらかじめ定められた方法によって背景雑音信号を
生成し出力する音声信号復号化装置において、前記符号
化側に音声信号が無いときには乱数を用いて合成フィル
タの伝達関数を修正する修正回路を有する構成である。
装置は、符号化側の音声信号の有無を検出する手段を有
し、符号化側に音声信号が有るときには符号化された音
声信号をあらかじめ定められた方法によって復号化して
再生音声信号を出力し、符号化側に音声信号が無いとき
にはあらかじめ定められた方法によって背景雑音信号を
生成し出力する音声信号復号化装置において、前記符号
化側に音声信号が無いときには乱数を用いて合成フィル
タの伝達関数を修正する修正回路を有する構成である。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】本発明の一実施例を示す図1において、音
声信号復号化装置は、受信符号分離回路2と、励振信号
計算回路3と、合成フィルタ係数復号回路4と、合成フ
ィルタ回路5と、合成フィルタ係数修正回路6と、乱数
発生器7とを備えて構成される。符号化された音声信号
符号列は入力端子1を通じて入力され、受信符号分離回
路2に送られる。ここで受信符号分離回路2、励振信号
計算回路3、合成フィルタ復号回路4、合成フィルタ回
路5は従来例と同じ構成とする事ができる。合成フィル
タ係数修正回路6では、受信符号分離回路2からパラメ
ータSPを入力し、合成フィルタ係数復号回路4からは
合成フィルタの係数を入力する。合成フィルタ係数修正
回路6は、有音時には前述のフィルタ係数を合成フィル
タ回路5にそのまま出力する。合成フィルタ係数修正回
路6は、無音時には背景雑音による合成フィルタ係数を
記憶して、乱数発生器7の出力をもとにあらかじめ定め
られた周期ごとに合成フィルタの伝達関数に修正を加え
出力する、ここで合成フィルタの伝達関数の1例として
全極型のフィルタをあげ、z変換を用いて表すと
声信号復号化装置は、受信符号分離回路2と、励振信号
計算回路3と、合成フィルタ係数復号回路4と、合成フ
ィルタ回路5と、合成フィルタ係数修正回路6と、乱数
発生器7とを備えて構成される。符号化された音声信号
符号列は入力端子1を通じて入力され、受信符号分離回
路2に送られる。ここで受信符号分離回路2、励振信号
計算回路3、合成フィルタ復号回路4、合成フィルタ回
路5は従来例と同じ構成とする事ができる。合成フィル
タ係数修正回路6では、受信符号分離回路2からパラメ
ータSPを入力し、合成フィルタ係数復号回路4からは
合成フィルタの係数を入力する。合成フィルタ係数修正
回路6は、有音時には前述のフィルタ係数を合成フィル
タ回路5にそのまま出力する。合成フィルタ係数修正回
路6は、無音時には背景雑音による合成フィルタ係数を
記憶して、乱数発生器7の出力をもとにあらかじめ定め
られた周期ごとに合成フィルタの伝達関数に修正を加え
出力する、ここで合成フィルタの伝達関数の1例として
全極型のフィルタをあげ、z変換を用いて表すと
【0010】
【0011】ここで、αiは合成フィルタの係数、Nは
あらかじめ定められたフィルタ次数である。このフィル
タの伝達関数に以下なような修正を加える。
あらかじめ定められたフィルタ次数である。このフィル
タの伝達関数に以下なような修正を加える。
【0012】
【0013】random()は乱数発生器7の出力で
あり、Tはあらかじめ定められた定数(ただし0〈T
〈1)である。gを用いて新たなフィルタ係数αi’を
求める。
あり、Tはあらかじめ定められた定数(ただし0〈T
〈1)である。gを用いて新たなフィルタ係数αi’を
求める。
【0014】αi’=αi・gi 合成フィルタ係数修正回路6ではαi’を計算し出力す
る。
る。
【0015】上述した実施例はあくまで本発明の一実施
例に過ぎずその変形例も種々考えられる。例えば、合成
フィルタの伝達関数を修正する方法として前述した実施
例ではgを用いて修正する方法を示したが、文献2(”
Spectrum Smoothing Techni
que in PARCOR Speech Anal
ysis−Synthesis”,IEEE Tran
sactions on Acoustics,Spe
ech and Signal Processin
g,Vo1.ASSP−26,pp.587−596,
1978)に述べられている手法(SSTと記す)を用
いて伝達関数に修正を行うこともできる。この場合には
乱数発生器の出力を用いてSSTのバンド幅を変化させ
る。
例に過ぎずその変形例も種々考えられる。例えば、合成
フィルタの伝達関数を修正する方法として前述した実施
例ではgを用いて修正する方法を示したが、文献2(”
Spectrum Smoothing Techni
que in PARCOR Speech Anal
ysis−Synthesis”,IEEE Tran
sactions on Acoustics,Spe
ech and Signal Processin
g,Vo1.ASSP−26,pp.587−596,
1978)に述べられている手法(SSTと記す)を用
いて伝達関数に修正を行うこともできる。この場合には
乱数発生器の出力を用いてSSTのバンド幅を変化させ
る。
【0016】また、本実施例では合成フィルタとして全
極型のフィルタを用いたが、他の、例えば全零型フィル
タを用いることができる。
極型のフィルタを用いたが、他の、例えば全零型フィル
タを用いることができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、不自
然感の無い、より良好な背景雑音を生成する音声信号復
号化装置を提供することができるという大きな効果があ
る。
然感の無い、より良好な背景雑音を生成する音声信号復
号化装置を提供することができるという大きな効果があ
る。
【図1】本発明による音声信号復号化装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】従来の音声信号復号化装置を示すブロック図で
ある。
ある。
1 入力端子 2 受信符号分離回路 3 励振信号計算回路 4 合成フィルタ係数復号回路 5 合成フィルタ回路 6 合成フィルタ係数修正回路 7 乱数発生器 8 出力端子 16 合成フィルタ係数保持回路
Claims (1)
- 【請求項1】 符号化側の音声信号の有無を検出する手
段を有し、符号化側に音声信号が有るときには符号化さ
れた音声信号をあらかじめ定められた方法によって復号
化して再生音声信号を出力し、符号化側に音声信号が無
いときにはあらかじめ定められた方法によって背景雑音
信号を生成し出力する音声信号復号化装置において、前
記符号化側に音声信号が無いときには乱数を用いて合成
フィルタの伝達関数を修正する修正回路を有することを
特徴とする音声信号復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272168A JPH06125273A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 音声信号復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272168A JPH06125273A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 音声信号復号化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125273A true JPH06125273A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17510026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4272168A Pending JPH06125273A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 音声信号復号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06125273A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000020097A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-21 | Nec Corp | 低消費電力型背景雑音生成方式 |
US6502071B1 (en) | 1999-07-15 | 2002-12-31 | Nec Corporation | Comfort noise generation in a radio receiver, using stored, previously-decoded noise after deactivating decoder during no-speech periods |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP4272168A patent/JPH06125273A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000020097A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-21 | Nec Corp | 低消費電力型背景雑音生成方式 |
US6502071B1 (en) | 1999-07-15 | 2002-12-31 | Nec Corporation | Comfort noise generation in a radio receiver, using stored, previously-decoded noise after deactivating decoder during no-speech periods |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001219 |