JPH06113594A - ステッピングモータ制御方式 - Google Patents

ステッピングモータ制御方式

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Publication number
JPH06113594A
JPH06113594A JP25631492A JP25631492A JPH06113594A JP H06113594 A JPH06113594 A JP H06113594A JP 25631492 A JP25631492 A JP 25631492A JP 25631492 A JP25631492 A JP 25631492A JP H06113594 A JPH06113594 A JP H06113594A
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JP
Japan
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stepping motor
duty ratio
motor
phase
pulse
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Application number
JP25631492A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakada
和宏 中田
Yoshihiro Nakagawa
義弘 中川
Takashi Kasahara
隆史 笠原
Akira Shimoda
明良 霜田
Tomoaki Masaki
友章 正木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 デューティ設定可能なパルス発生手段を用
い、所定のデューティ比でステッピングモータを駆動し
たときステッピングモータ(6)に流れる電流値によっ
てデューティ比データを補正し、補正されたデューティ
比データに基づいてステッピングモータをパルス幅変調
駆動する(2)ことにより、モータ電力制御を行う。 【効果】 本発明によれば、簡単・安価な回路でモータ
の電力制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータの制
御方式に関するものであり、特にパルス幅変調駆動を行
う場合のステッピングモータ制御方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から知られるステッピングモータの
駆動方式として、定電流方式が挙げられる。これはモー
タ巻線に流れる電流値を検出し、設定した電流値になる
ようにトランジスタ等のスイッチング素子をパルス幅変
調駆動するものである。この方式は、高速運転を実現で
きる半面、電流検出機能などを必要とするため、回路が
複雑となりコストが高くなるという欠点があった。
【0003】また、一般にステッピングモータは回転数
が高くなるほど発生トルクが減少する。そのため、高速
回転時に必要なトルクが得られるように電流値を設定す
ると、低速回転時には過剰トルクによりモータが振動
し、騒音が発生しやすいという問題がある。これを解決
するためには、回転数に応じて異なる電流値が設定でき
るようにする必要があり、さらに回路が複雑になるとい
う欠点があった。
【0004】以上のような欠点を解消するモータ駆動方
式として、デューティ設定可能なパルス発生手段を使
い、あらかじめ用意されたデューティ比データに基づい
て、ステッピングモータをパルス幅変調駆動するという
ものがある。
【0005】この方式によれば、モータの電力制御を
オープンループで行うため、電流検出機能等を必要とせ
ず回路が簡単になる:モータの回転数に応じたデュー
ティ比を設定しておけば、モータの回転数によらず常に
最適な電力が供給できる:というメリットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】課題1 しかしながら、モータの電気的特性には個々のバラツキ
があるため、あらかじめ設定されたデューティ比データ
に基づくパルス幅変調駆動では、モータによって電流値
が異なり、トルクのバラツキを生じるという欠点があっ
た。
【0007】また、モータの巻線抵抗値は温度によって
変化するため、温度によってトルクが変化するという欠
点があった。
【0008】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、最
適な電力制御を可能としたステッピングモータ制御方式
を提供することにある。
【0009】課題2 また、ステッピングモータは回転反転時にとりわけ騒音
が発生しやすいという欠点を有している。
【0010】なぜならば、通常はステッピングモータの
運転開始時には加速トルクを低減するためランプアップ
を行うからである。図8に、2相ステッピングモータを
2相励磁でランプアップするときの相励磁信号波形を示
す。同様にして運転終了時にはランプダウンを行う。
【0011】そのため、モータ反転時にはランプアップ
開始時およびランプダウン終了時にステップ時間が長く
なり、モータが振動して騒音が発生しやすくなる。
【0012】このようなことから、モータ反転時の騒音
はステッピングモータを組み込んだ装置の静粛性を実現
する上で、大きな問題となっていた。
【0013】よって本発明の目的は上述の点に鑑み、モ
ータの振動を低減させたステッピングモータ制御方式を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】手段1 かかる目的を達成するために、本発明はデューティ設定
可能なパルス発生手段と、前記パルス発生手段によって
生成されるパルスによりステッピングモータをパルス幅
変調駆動する手段と、デューティ比データを格納する手
段と、ステッピングモータに流れる電流を測定する手段
とを有するステッピングモータ制御回路において、ステ
ッピングモータを制御するにあたり、所定のデューティ
比でステッピングモータを駆動したときステッピングモ
ータに流れる電流値によって前記デューティ比データを
補正し、補正されたデューティ比データに基づいて前記
パルスのデューティ比を設定するものである。ここで、
複数のデューティ比データを用い、ステッピングモータ
の駆動周波数または駆動シーケンスに応じてデューティ
比を変化させるのが好適である。
【0015】また、その他の本発明はデューティ設定可
能な複数のパルス発生手段と、前記パルス発生手段によ
って生成されるパルスによりステッピングモータの各相
を独立にパルス幅変調駆動する手段と、デューティ比デ
ータを格納する手段と、ステッピングモータに流れる電
流を測定する手段とを有するステッピングモータ制御回
路において、ステッピングモータを制御するにあたり、
所定のデューティ比でステッピングモータを駆動したと
きステッピングモータに流れる電流値によって前記デュ
ーティ比データを補正し、補正されたデューティ比デー
タに基づいて所定タイミングごとに前記パルスのデュー
ティ比を設定することにより、ステッピングモータ駆動
の各ステップ内でデューティ比を変化させるものであ
る。
【0016】手段2 本発明は2相励磁波形信号を出力する手段と、ステッピ
ングモータの各相を独立に電流制御する手段とを有する
ステッピングモータ制御回路において、ステッピングモ
ータを制御するにあたり、ステッピングモータを2相励
磁状態で停止させると共に、通常回転時には前記2相励
磁波形の1ステップあたり1相分モータを回転させ、回
転開始時の最初の1ステップと回転終了時の最後の1ス
テップでは2分の1相分だけ回転させるものである。こ
こで、回転開始時あるいは回転終了時に、モータ各相の
電流値のベクトル軌跡によって規定されるモータの位相
角度の回転速度が等加速運動になるように電流を制御す
るのが好適である。
【0017】
【作用】作用1 本発明ではデューティ設定可能なパルス発生手段を用
い、所定のデューティ比でステップピングモータを駆動
したときステッピングモータに流れる電流値によってデ
ューティ比データを補正し、補正されたデューティ比デ
ータに基づいてステッピングモータをパルス幅変調駆動
することにより、モータ電力制御を行うものである。
【0018】作用2 本発明ではデューティ設定可能なパルス発生手段を用
い、所定のデューティ比でステッピングモータの各相を
パルス幅変調駆動してモータの電力制御を行い、モータ
の振動と騒音を低減させるものであり、特にモータの回
転開始時、回転終了時、反転時の振動と騒音を低減させ
るものである。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の課題1を解決
するための実施例を具体的に説明する。
【0020】実施例1 図1は、本発明を適用したモータ駆動回路の構成要素を
示すブロック図である。本図において、1はモータ制御
を行うマイクロコントローラ、2はマイクロコントロー
ラ1に内蔵され、周波数とデューティ比を設定可能なパ
ルス信号TO0を出力するパルス幅変調ユニット(以
下、PWMユニットという)である。3はマイクロコン
トローラ1に内蔵され、ステッピングモータの相励磁信
号P0,P1,P2,P3を発生する出力ポートであ
る。4はマイクロコントローラ1に内蔵され、入力され
たアナログ信号AD0のAD変換を行うAD変換器であ
る。5はマイクロコントローラ1に内蔵されたタイマー
ユニットである。
【0021】6はバイポーラ結線された2相ステッピン
グモータの巻線A相、7は同じく巻線B相である。Q
2,Q4は相励磁信号P0,P2によって巻線6の相励
磁と電流方向選択を行うトランジスタ、Q1,Q3は相
励磁信号P0,P2によって巻線6の相励磁と電流方向
選択を行うと共にパルス信号TO0によって電流を制御
するトランジスタ、D1〜D4はトランジスタがオフし
たときに電流を流す経路を形成するためのフライホイー
ルダイオード、R1は巻線6に流れる電流を検出するた
めの抵抗、R2,C1はローパスフィルタを形成する抵
抗とコンデンサである。また、巻線7に対しても相励磁
信号P1,P3とパルス信号TO0によって同等の制御
が行われる。
【0022】抵抗R1の両端にはモータ巻線6に流れる
電流に比例した電圧が生じる。抵抗R1によって生じた
電圧は抵抗R2とコンデンサC1によって形成されるロ
ーパスフィルタを経てAD変換器4のAD0端子に入力
される。AD変換器4は入力された電圧レベルをデジタ
ル値に変換する。マイクロコントローラ1は、デジタル
値に変換された電圧レベルを読み出すことによってモー
タ巻線6に流れる電流値を検出することができる。
【0023】8はモータの駆動速度やPWMデューティ
比等のデータを格納したROMであり、9はデューティ
比の補正等を記憶するRAMである。
【0024】次に、モータを制御するための制御信号の
波形を図2に示す。マイクロコントローラ1は出力ポー
ト3よりステッピングモータの巻線6を励磁するための
制御信号P0,P2を発生する。P0がHレベルでP2
がLレベルの時、トランジスタQ1とQ4がオンし、巻
線6にQ1側からQ4側へ電流が流れる。P0がLレベ
ルでP2がHレベルの時、トランジスタQ2とQ3がオ
ンし、Q3側からQ2側へ電流が流れる。すなわち、制
御信号P0,P2によって巻線6に流す電流の方向を選
択することができる。同様にして、巻線7に流す電流の
方向を制御信号P1,P3によって選択することができ
る。
【0025】図2に示すタイミングで相励磁信号P0〜
P3を切り替えることによって、ステッピングモータを
2相励磁駆動することができる。相励磁の切り替えタイ
ミング、すなわちステップ時間は、マイクロコントロー
ラ1がタイマーユニット5を用いて決定する。このステ
ップ時間を調整することにより、加速・減速・定速運転
等の各モードの制御が行われる。
【0026】またマイクロコントローラ1は、PWMユ
ニット2にパルス波形TO0を出力させる。このパルス
波形は一定の周波数、例えば人間の耳の可聴領域より高
い20kHz以上の周波数で、定められたデューティで
パルス出力されるように設定される。
【0027】巻線6に関して説明すると、パルス出力T
O0がHレベルの時は巻線6に電力の供給が可能であ
る。またパルス出力TO0がLレベルの時は、トランジ
スタQ1,Q3がオフするためモータに蓄えられた電力
はフライホイールダイオードを通して放出される。
【0028】以上の動作により、巻線6に流す電流をパ
ルス波形TO0のデューティ比によって制御することが
できる。同様にして巻線7に流す電流もパルス波形TO
0のデューティ比によって制御することができる。
【0029】モータに供給する電力を制御するプログラ
ムのフローチャートを図3に示す。まずステップS1に
おいて、パルス信号TO0を一定デューティに固定して
ステッピングモータの巻線A相を励磁する。
【0030】ステップS2において、AD変換器4に入
力される信号AD0の電圧レベルをAD変換して巻線A
相を流れる電流値を読み取る。
【0031】ステップS3において、ROM8内に格納
されたPWMテーブルを、ステップS2で読んだ電流値
を元に補正してRAM9に書き込む。
【0032】ステップS4において、RAM9に格納さ
れた補正テーブルを使用してステッピングモータを駆動
する。補正されたPWMテーブルを用いることにより、
モータ個々の特性のばらつきや、温度による巻線抵抗の
変化によらず一定の電流値を得ることができる。
【0033】PWMテーブルは単一の値を使うことも可
能であるが、回転速度に応じて複数の値を使うことも可
能である。その際は、モータの回転速度によらず最適な
電力を供給できる。また、複数のモータ負荷状態を持つ
ようなシステムにおいては、負荷に応じたPWMテーブ
ルを持つことにより負荷に応じた電力の供給が可能にな
る。
【0034】以上説明したように、デューティ設定可能
なパルス発生手段を使い、設定されたデューティ比デー
タに基づいてステッピングモータをパルス幅変調駆動す
ることにより、簡単・安価な回路でモータの電力制御が
可能となる。
【0035】また、所定のデューティ比でモータを励磁
したときモータに流れる電流値によってデューティ比デ
ータを補正し、補正されたデューティ比データに基づい
てステッピングモータをパルス幅変調駆動することによ
り、個々のモータの電気的特性のバラツキや温度による
特性の変化を補正し、最適な電力制御が可能となる。
【0036】電流値の検出は、マイクロコントローラに
内蔵されたAD変換器を用いることによって、コストの
上昇をほとんど招かずに行うことが可能である。
【0037】実施例2 図4は、本発明の第2の実施例におけるモータ駆動回路
の構成要素を示すブロック図である。本図において、4
1はモータ制御を行うマイクロコントローラ、42はマ
イクロコントローラ41に内蔵され、周波数とデューテ
ィ比を設定可能なパルス信号TO0,TO1を出力する
パルス幅変調ユニット(以下、PWMユニットという)
である。43はマイクロコントローラ41に内蔵され、
ステッピングモータの相励磁信号P0,P1,P2,P
3を発生する出力ポートである。44はマイクロコント
ローラ41に内蔵され、入力されたアナログ信号AD
0,AD1のAD変換を行うAD変換器である。45は
マイクロコントローラ41に内蔵されたタイマーユニッ
トである。
【0038】46はバイポーラ結線された2相ステッピ
ングモータの巻線A相、47は同じく巻線B相である。
Q2,Q4は相励磁信号P0,P2によって巻線46の
相励磁と電流方向選択を行うトランジスタ、Q1,Q3
は相励磁信号P0,P2によって巻線46の相励磁と電
流方向選択を行うと共にパルス信号TO0によって電流
を制御するトランジスタ、D1〜D4はトランジスタが
オフしたときに電流を流す経路を形成するためのフライ
ホイールダイオード、R1は巻線46に流れる電流を検
出するための抵抗、R2,C1はローパスフィルタを形
成する抵抗とコンデンサである。また、巻線47に対し
ても相励磁信号P1,P3とパルス信号TO1によって
同等の制御が行われる。
【0039】抵抗R1の両端にはモータ巻線46に流れ
る電流に比例した電圧が生じる。抵抗R1によって生じ
た電圧は抵抗R2とコンデンサC1によって形成される
ローパスフィルタを経てAD変換器44のAD0端子に
入力される。また抵抗R3の両端にはモータ巻線47に
流れる電流に比例した電圧が生じ、この電圧は抵抗R4
とコンデンサC2によって形成されるローパスフィルタ
を経てAD変換器44のAD1端子に入力される。AD
変換器44はAD0,AD1端子に入力された電圧レベ
ルをデジタル値に変換する。マイクロコントローラ41
は、デジタル値に変換された電圧レベルを読み出すこと
によってモータ巻線46,47に流れる電流値を検出す
ることができる。
【0040】48はモータの駆動速度やPWMデューテ
ィ比等のデータを格納したROMであり、49は補正さ
れたデューティ比データ等を記憶するRAMである。
【0041】次に、モータを制御するための制御信号の
波形を図5に示す。マイクロコントローラ41は出力ポ
ート3よりステッピングモータの巻線46を励磁するた
めの制御信号P0,P2を発生する。P0がHレベルで
P2がLレベルの時、トランジスタQ1とQ4がオン
し、巻線46にQ1側からQ4側へ電流が流れる。P0
がLレベルでP2がHレベルの時、トランジスタQ2と
Q3がオンし、Q3側からQ2側へ電流が流れる。すな
わち制御信号P0,P2によって巻線46に流す電流の
方向を選択することができる。同様にして、巻線47に
流す電流の方向を制御信号P1,P3によって選択する
ことができる。
【0042】図5に示すタイミングで相励磁信号P0〜
P3を切り替えることによって、ステッピングモータを
2相励磁駆動することができる。相励磁の切り替えタイ
ミング、すなわちステップ時間は、マイクロコントロー
ラ41がタイマーユニット45を用いて決定する。この
ステップ時間を調整することにより、加速・減速・定速
運転等の各モードの制御が行われる。
【0043】また、マイクロコントローラ41はPWM
ユニット42にパルス波形TO0,TO1を出力させ
る。これらのパルス波形は一定の周波数、例えば人間の
耳の可聴領域より高い20kHz以上の周波数で、定め
られたデューティでパルス出力されるように設定され
る。
【0044】巻線46に関して説明すると、パルス出力
TO0がHレベルの時は巻線46に電力の供給が可能で
ある。また、パルス出力TO0がLレベルの時は、トラ
ンジスタQ1,Q3がオフするためモータに蓄えられた
電力はフライホイールダイオードを通して放出される。
【0045】以上の動作により、巻線46に流す電流
を、パルス波形TO0のデューティ比によって制御する
ことができる。同様にして巻線47に流す電流も、パル
ス波形TO1のデューティ比によって制御することがで
きる。
【0046】図5においては、信号TO0,TO1は実
際のパルス波形ではなく、パルスのデューティ比をその
信号レベルによって表現している。パルス波形TO0,
TO1は、相励磁のステップ時間の4分の1の時間単位
ごとにデューティ比が設定される。この時間単位は、マ
イクロコントローラ1がタイマーユニット5を用いて決
定する。図5に示すように、パルス波形TO0,TO1
のデューティ比を1ステップ内で切り替えることにより
モータに流れる電流をステップ間隔の4分の1の周期で
制御することが可能になり、従来ダブル1−2相駆動と
して知られる駆動方法と同等の効果を得ることができ
る。
【0047】すなわち、モータの電流波形を正弦波に近
づけることによって、高効率・低振動でモータを運転す
ることができる。モータに流れる電流はモータ巻線のイ
ンダクタンスと逆起電力の影響を受けるため、一般にP
WMデューティ比とモータ電流は比例しないが、これら
の影響を予め考慮したデューティ比データをROM8に
格納しておくことにより、電流波形を正弦波状に制御す
ることが可能である。
【0048】PWMテーブルを補正するプログラムのフ
ローチャートを図6に示す。
【0049】まずステップS11において、パルス信号
TO0,TO1を一定デューティに固定してステッピン
グモータの巻線A,B相を励磁する。
【0050】ステップS12において、AD変換器44
に入力される信号AD0の電圧レベルをAD変換して、
巻線A相を流れる電流値を読み取る。
【0051】ステップS13において、AD変換器44
に入力される信号AD1の電圧レベルをAD変換して、
巻線B相を流れる電流値を読み取る。
【0052】ステップS14において、巻線A,B相の
励磁を止める。
【0053】ステップS15において、ステップS1
2,S13で読んだ電流値を元にA,B各相の補正値を
計算しRAM49に書き込む。
【0054】ステッピングモータを駆動するプログラム
のフローチャートを図7に示す。モータ駆動時には、1
ステップの4分の1の時間ごとにタイマー45が割り込
み要求信号を発生し、図7のプログラムが起動される。
【0055】マイクロコントローラ41は、ステップS
16においてROM48のPWMテーブルに格納された
PWMデューティ比データを読み込む。
【0056】ステップS17において、RAM49に格
納された補正値を読み込む。
【0057】ステップS18において、ステップS16
で読み込んだPWMデューティ比を補正する。
【0058】ステップS19において、補正されたPW
Mデューティ比データをPWMユニット42にセット
し、パルス波形TO0,TO1を出力させる。補正され
たPWMデューティ比を用いることにより、モータ個々
の特性のバラツキや温度による巻線抵抗の変化によらな
い電流設定が可能になる。また、巻線A相とB相をそれ
ぞれ補正することによって、各相の特性のバラツキを補
正することができる。
【0059】なお本実施例においてはROM48に格納
されたPWMテーブルとは別に補正用データをRAM4
9に記憶させておき、PWMデューティ比をセットする
度ごとに補正値を計算していたが、RAM49の容量に
余裕があれば、補正したPWMテーブルを予め計算して
RAM49に格納させておくことも可能である。その際
は、モータ駆動時に補正計算をする必要がなくなるた
め、プログラム処理の高速化が可能となる。
【0060】PWMテーブルは単一のセットを使うこと
も可能であるが、回転速度に応じて複数のセットを使う
ことも可能である。その際は、モータの回転速度によら
ず最適な電力を供給できる。また、複数のモータ負荷状
態を持つようなシステムにおいては、負荷に応じたPW
Mテーブルを持つことにより負荷に応じた電力の供給が
可能になる。
【0061】以上説明したように、モータ駆動の1ステ
ップ内でPWMデューティを変化させることにより、モ
ータの電流波形を正弦波に近づけ高効率・低振動・低騒
音なモータ運転が可能となる。
【0062】また、所定のデューティ比でモータを励磁
したときモータに流れる電流値によってデューティ比デ
ータを補正し、補正されたデューティ比データに基づい
てステッピングモータをパルス幅変調駆動することによ
り、個々のモータの電気的特性のバラツキや温度による
特性の変化を補正し、最適な電力制御が可能となる。
【0063】さらに、巻線A相とB相をそれぞれ補正す
ることによって、各相の特性のバラツキを補正すること
ができる。
【0064】なお、本実施例では1ステップの1/4の
周期でPWMデューティを制御しているが、全く同様な
方法によってさらに細かいタイミングに分割することも
可能である。
【0065】次に、本発明の課題2を解決するための実
施例について詳述する。
【0066】実施例3 図9は第3の実施例におけるモータ駆動回路の構成要素
を示すブロック図である。図9において、91はモータ
制御を行うマイクロコントローラ、92はマイクロコン
トローラ91に内蔵され、周波数とデューティ比を設定
可能なパルス信号TO0,TO1を出力するパルス幅変
調ユニット(以下、PWMユニットという)である。9
3はマイクロコントローラ91に内蔵され、ステッピン
グモータの相励磁信号P0,P1,P2,P3を発生す
る出力ポートである。94はマイクロコントローラ91
に内蔵されたタイマーユニットである。
【0067】95はバイポーラ結線された2相ステッピ
ングモータの巻線A相、96は同じく巻線B相、Q2,
Q4は相励磁信号P0,P2によって巻線95の相励磁
と電流方向選択を行うトランジスタ、Q1,Q3は相励
磁信号P0,P2によって巻線95の相励磁と電流方向
選択を行うと共にパルス信号TO0によって電流を制御
するトランジスタ、D1〜D4はトランジスタがオフし
たときに電流を流す経路を形成するためのフライホイー
ルダイオードである。また、巻線96に対しても相励磁
信号P1,P3とパルス信号TO1によって同等の制御
が行われる。
【0068】ステッピングモータを正方向に回転させる
ときのランプアップ開始時における制御信号の波形を図
10に示す。マイクロコントローラ91は出力ポート9
3のポートP0,P2よりステッピングモータの巻線9
5を励磁するための制御信号A,A−を発生する。Aが
HレベルでA−がLレベルの時、トランジスタQ1とQ
4がオンし、巻線95にQ1側からQ4側へ電流が流れ
る。AがLレベルでA−がHレベルの時、トランジスタ
Q2とQ3がオンし、Q3側からQ2側へ電流が流れ
る。
【0069】すなわち、制御信号A,A−によって巻線
95に流す電流の方向を選択することができる。同様に
して、巻線96に流す電流の方向を制御信号B,B−に
よって選択することができる。図10に示す制御信号
A,A−,B,B−の切り替えタイミングは2相励磁駆
動に相当する。相励磁の切り替えタイミング、すなわち
ステップ時間はマイクロコントローラ91がタイマーユ
ニット95を用いて決定する。このステップ時間を調整
することにより、加速・減速・定速運転等の各モードの
制御が行われる。
【0070】また、マイクロコントローラ91はPWM
ユニット92にパルス波形TO0,TO1を出力させ
る。これらのパルス波形は一定の周波数、例えば人間の
耳の可聴領域より高い20kHz以上の周波数で、定め
られたデューティでパルス出力されるように設定され
る。
【0071】巻線95に関して説明すると、パルス出力
TO0がHレベルの時は巻線95に電力の供給が可能で
ある。またパルス出力TO0がLレベルの時は、トラン
ジスタQ1,Q3がオフするため、モータに蓄えられた
電力はフライホイールダイオードD1,D3を通して放
出される。
【0072】以上の動作により、巻線95に流す電流
を、パルス波形TO0のデューティ比によって制御する
ことができる。同様にして、巻線96に流す電流をパル
ス波形TO1のデューティ比によって制御することがで
きる。
【0073】図10において、波形Ia,Ibはそれぞ
れ巻線A相B相を流れる電流を示している。パルス波形
TO0,TO1のデューティ比の設定は電流波形Ia,
Ibが図10に示す形状となるように予め用意されたデ
ューティ比データによって行われる。ステップ1の最初
に巻線A相B相が共に励磁されていることにより、モー
タの回転開始時は2相励磁状態となる。
【0074】図11は1ステップを90度に正規化し
て、図10の電流波形Ia,Ibの変化をベクトル軌跡
で表示したものである。ステップ1の最初ではIa,I
bが等しいためベクトル角は45度になる。ステップ1
においては、ベクトル角は45度から90度まで45度
回転し、ステップ2以降においては、1ステップあたり
90度回転する。
【0075】ステッピングモータを逆方向に回転させる
ときのランプアップ開始時における制御信号の波形を図
12に示す。各制御信号の意味は図10と同様である。
【0076】図13は、1ステップを90度に正規化し
て図12の電流波形Ia,Ibの変化をベクトル軌跡で
表示したものである。図11と同様に、ステップ1の最
初ではIa,Ibが等しいため、ベクトル角は45度に
なる。図13では、ステップ1においてはベクトル角は
45度から0度まで45度回転し、ステップ2以降にお
いては1ステップあたり90度回転する。
【0077】ステッピングモータを停止させる場合は、
図10および図12に示した制御信号の相切り替えと電
流波形をタイミング的に逆にすることによって、ランプ
ダウンさせる。そのため回転終了時には、最後の1ステ
ップのみ45度回転し、2相励磁状態で停止する。
【0078】図10と図12、あるいは図11と図13
を比較すればわかるように、モータの正転時と逆転時で
は相切り替えと電流波形の変化はタイミング的には同等
なものであり、回転方向のみが異なっている。そのた
め、回転開始時には正転であろうと逆転であろうと、相
励磁シーケンスには同じものを用いることができ、回転
方向のみを設定すればよい。
【0079】以上説明したように、デューティ設定可能
なパルス発生手段を使い、設定されたデューティ比デー
タに基づいてステッピングモータをパルス幅変調駆動す
ることにより、簡単・安価な回路でモータの電力制御が
可能となる。最適な電力を供給することによってモータ
の振動を押さえて騒音を低減することができる。
【0080】また、通常回転時には1ステップあたり1
相分モータを回転させ、回転開始時の最初の1ステップ
と回転終了時の最後の1ステップは2分の1相分モータ
を回転させることにより、回転開始時の相励磁タイミン
グを回転方向によらず同じものにすることができ、モー
タの制御シーケンスを簡素化できる。
【0081】実施例4 次に、本発明の第4の実施例について説明する。
【0082】本実施例においては、ステッピングモータ
を通常回転時には1ステップあたり1相分回転させ、回
転開始時の最初の1ステップと回転終了時の最後の1ス
テップは2分の1相分回転させると共に、回転開始時お
よび回転終了時の加減速を等加速運動すなわち直線加減
速とするものである。
【0083】いま、図11に示したモータのランプアッ
プシーケンスを直線加速で行うことを考えてみる。1ス
テップを90度すなわちπ/2に正規化した時のモータ
の回転角度をθとし、回転の加速度をαとすると、回転
開始時のモータの角度は45度すなわちπ/4であるた
め、時間tにおける回転角度をθは
【0084】
【数1】 θ=αt2 /2+π/4 …(1) となる。
【0085】ステップ1の時間を1に正規化すると、図
11よりt=1におけるθはπ/2なので、αはπ/2
となり、θは
【0086】
【数2】 θ=π(t2 +1)/4 …(2) となる。上式に示した時間と回転角度の関係を図14に
図示する。
【0087】モータの各相に流す電流をベクトル表記し
たときの回転角度を上式のθに一致させた場合、巻線A
相B相に流す電流Ia,Ibはピーク電流をIoとおく
【0088】
【数3】 Ia=Io・cos(π(t2 +1)/4) …(3)
【0089】
【数4】 Ib=Io・sin(π(t2 +1)/4) …(4) となる。
【0090】また、ランプダウンのタイミングは、上述
のランプアップのタイミングを逆にすることによって得
られる。
【0091】モータをランプダウンから反転してランプ
アップさせるという駆動シーケンスを連続で行ったとき
の相励磁信号波形と電流波形を図15に示す。また、こ
のときの時間と回転速度の関係を図16に示す。図16
からわかるように、ランプダウン期間からランプアップ
期間までを通して直線加速状態が保持されるため、モー
タに余分な振動を与えず静粛な反転動作が得られる。
【0092】以上説明したように、ランプアップおよび
ランプダウン時において、モータ各相の電流値のベクト
ル表記による回転角の速度変化を直線加速とすることに
よって、モータに余分な振動を与えず静粛な回転開始・
回転終了および反転動作が得られる。
【0093】実際の電流波形を(3)式および(4)式
によって示される電流波形に完全に一致させることは現
実的には不可能であるが、近似的な値でも必要十分な効
果を得ることができる。ランプアップ時とランプダウン
時ではモータに要求される駆動トルクは異なることが多
いため、(3)式および(4)式のピーク電流値Ioを
ランプアップ時とランプダウン時で変えることも効率の
良いモータ運転の上で有効である。
【0094】また、モータを反転させる場合、モータ制
御の都合上停止状態で各相の励磁を切ることがあるが、
その場合でも本実施例による効果は得られる。さらには
ランプアップ・ランプダウンの全期間を通して直線加速
状態を保持する必要はなく、たとえばランプアップの前
半では直線加速とし、後半ではエクスポネーシャルカー
ブとなるような加速においても、本発明は有効である。
【0095】なお、上記実施例中では説明していない
が、モータ駆動回路を集積回路化して実装面積の低減と
さらなるコストダウンを図ることも勿論可能である。
【0096】
【発明の効果】効果1 以上説明したように本発明によれば、デューティ設定可
能なパルス発生手段を使い、設定されたデューティ比デ
ータに基づいてステッピングモータをパルス幅変調駆動
することにより、簡単・安価な回路でモータの電力制御
が可能となる。
【0097】また、所定のデューティ比でモータを励磁
したときモータに流れる電流値によってデューティ比デ
ータを補正し、補正されたデューティ比データに基づい
てステッピングモータをパルス幅変調駆動することによ
り、モータ個々の電気的特性のバラツキや温度による特
性の変化を補正し、最適な電力制御が可能となる。
【0098】さらに、ステッピングモータの各相を独立
にパルス幅変調駆動することにより、モータに流す電流
波形を正弦波にして低振動・低騒音なモータ運転が可能
になる。また、ステッピングモータの各相をそれぞれ補
正することによって各相の特性のバラツキを補正するこ
とができる。
【0099】なお、電流値の検出はマイクロコントロー
ラに内蔵されたAD変換器を用いることによってコスト
の上昇や回路サイズの増加を招かずに行うことが可能で
ある。
【0100】効果2 本発明によれば、ステッピングモータ各相に流す電流を
パルス幅変調駆動によって制御することによりモータの
運転状態に応じた電力供給ができるので、不必要な電力
を与えることがなくなり低消費電力化と騒音の低減が可
能となる。また、モータに流す電流波形を正弦波状にす
ることにより、さらなる低振動と低騒音が可能となる。
【0101】その際、例えばモータを2相励磁状態で停
止させると共に、通常回転時には1ステップあたり1相
分モータを回転させ、回転開始時の最初の1ステップと
回転終了時の最後の1ステップは2分の1相分回転させ
ることにより、回転開始時の相励磁タイミングを回転方
向によらず同じものにすることができ、モータの制御シ
ーケンスを簡素化することができる。
【0102】さらに、ランプアップおよびランプダウン
時において、モータ各相の電流値のベクトル表記によっ
て規定される回転速度が直線加速となるように電流波形
を制御することにより、モータに余分な振動を与えず静
粛な回転開始と回転終了が得られ、とりわけ静粛な反転
動作が可能になる。
【0103】本発明の応用例としては、シリアルプリン
タの水平方向走査に使われるキャリッジモータの駆動が
考えられ、高速・低コスト・低騒音・低消費電力化に効
果がある。特に、インクジェットプリンタ等のプリンタ
においては印字音がほとんどしないため、本発明の適用
は低騒音化に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示すブロック図
である。
【図2】モータを制御するための制御信号波形図であ
る。
【図3】モータに供給する電力を制御するプログラムを
示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図5】モータを制御するための制御信号波形図であ
る。
【図6】PWMテーブルを補正するプログラムを示すフ
ローチャートである。
【図7】ステッピングモータを駆動するプログラムを示
すフローチャートである。
【図8】2相励磁によるランプアップ時の相励磁信号波
形を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図10】正転方向へのランプアップ時の相励磁信号と
電流波形を示す図である。
【図11】図10における電流波形のベクトル軌跡表示
を示す図である。
【図12】逆転方向へのランプアップ時の相励磁信号と
電流波形を示す図である。
【図13】図12における電流波形のベクトル軌跡表示
を示す図である。
【図14】直線加速時の時間と回転角の関係を示す図で
ある。
【図15】直線加減速による反転時の相励磁信号と電流
波形を示す図である。
【図16】直線加減速による反転時の速度表示を示す図
である。
【符号の説明】 1 マイクロコントローラ 2 PWMユニット 3 出力ポート 4 AD変換器 5 タイマ 6 ステッピングモータの巻線A相 7 巻線B相 8 ROM 9 RAM
フロントページの続き (72)発明者 霜田 明良 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 正木 友章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デューティ設定可能なパルス発生手段
    と、前記パルス発生手段によって生成されるパルスによ
    りステッピングモータをパルス幅変調駆動する手段と、
    デューティ比データを格納する手段と、ステッピングモ
    ータに流れる電流を測定する手段とを有するステッピン
    グモータ制御回路において、ステッピングモータを制御
    するにあたり、 所定のデューティ比でステッピングモータを駆動したと
    きステッピングモータに流れる電流値によって前記デュ
    ーティ比データを補正し、補正されたデューティ比デー
    タに基づいて前記パルスのデューティ比を設定すること
    を特徴とするステッピングモータ制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステッピングモータ制
    御方式において、複数のデューティ比データを用い、ス
    テッピングモータの駆動周波数または駆動シーケンスに
    応じてデューティ比を変化させることを特徴とするステ
    ッピングモータ制御方式。
  3. 【請求項3】 デューティ設定可能な複数のパルス発生
    手段と、前記パルス発生手段によって生成されるパルス
    によりステッピングモータの各相を独立にパルス幅変調
    駆動する手段と、デューティ比データを格納する手段
    と、ステッピングモータに流れる電流を測定する手段と
    を有するステッピングモータ制御回路において、ステッ
    ピングモータを制御するにあたり、 所定のデューティ比でステッピングモータを駆動したと
    きステッピングモータに流れる電流値によって前記デュ
    ーティ比データを補正し、補正されたデューティ比デー
    タに基づいて所定タイミングごとに前記パルスのデュー
    ティ比を設定することにより、ステッピングモータ駆動
    の各ステップ内でデューティ比を変化させることを特徴
    とするステッピングモータ制御方式。
  4. 【請求項4】 2相励磁波形信号を出力する手段と、ス
    テッピングモータの各相を独立に電流制御する手段とを
    有するステッピングモータ制御回路において、ステッピ
    ングモータを制御するにあたり、 ステッピングモータを2相励磁状態で停止させると共
    に、通常回転時には前記2相励磁波形の1ステップあた
    り1相分モータを回転させ、回転開始時の最初の1ステ
    ップと回転終了時の最後の1ステップでは2分の1相分
    だけ回転させることを特徴とするステッピングモータ制
    御方式。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のステッピングモータ制
    御方式において、回転開始時あるいは回転終了時に、モ
    ータ各相の電流値のベクトル軌跡によって規定されるモ
    ータの位相角度の回転速度が等加速運動になるように電
    流を制御することを特徴とするステッピングモータ制御
    方式。
JP25631492A 1992-09-25 1992-09-25 ステッピングモータ制御方式 Pending JPH06113594A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286192A (ja) * 2000-02-29 2001-10-12 Sagem Sa 発電機
JP2013202744A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Hi-P Tech Corp ねじ締め装置および制御方法
CN111010060A (zh) * 2019-12-13 2020-04-14 苏州智感电子科技有限公司 用于步进电机的直流补偿方法及电路

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CN111010060B (zh) * 2019-12-13 2021-04-27 苏州智感电子科技有限公司 用于步进电机的直流补偿方法及电路

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