JPH06104790B2 - 顔料分散剤および顔料水分散液 - Google Patents

顔料分散剤および顔料水分散液

Info

Publication number
JPH06104790B2
JPH06104790B2 JP4093907A JP9390792A JPH06104790B2 JP H06104790 B2 JPH06104790 B2 JP H06104790B2 JP 4093907 A JP4093907 A JP 4093907A JP 9390792 A JP9390792 A JP 9390792A JP H06104790 B2 JPH06104790 B2 JP H06104790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
dispersant
parts
water
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4093907A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05263010A (ja
Inventor
三郎 八嶋
学 阿部
祐美子 高瀬
久 尾崎
孝博 小林
敏明 松重
幸司 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
San Nopco Ltd
Fimatec Ltd
Senka Corp
Original Assignee
San Nopco Ltd
Fimatec Ltd
Senka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by San Nopco Ltd, Fimatec Ltd, Senka Corp filed Critical San Nopco Ltd
Priority to JP4093907A priority Critical patent/JPH06104790B2/ja
Publication of JPH05263010A publication Critical patent/JPH05263010A/ja
Publication of JPH06104790B2 publication Critical patent/JPH06104790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔料分散剤および顔料
水分散液に関する。更に詳しくは、抄紙用填料として使
用する炭酸カルシウム等の顔料を水中に分散させるため
に用いる分散剤およびこの分散剤を用いた顔料水分散液
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、抄紙用に使用されている填料とし
ては、タルク、炭酸カルシウム、珪藻土、カオリンなど
がある。これらは通常は乾粉の状態で供給されている
が、近年炭酸カルシウムの湿式粉砕スラリーに代表され
るように填料の取扱の容易さや、隠蔽力の向上を目的と
して水スラリー化される傾向にある。これらの水スラリ
ーには、通常分散剤としてアニオン性のポリカルボン酸
ナトリウム等が使用されている。しかし、この場合、填
料にマイナス荷電を与えるためパルプとの静電反発が起
こり、歩留り率の低下、地合いの不均一化を引き起こす
という問題がある。填料の歩留り率の低下は、特に近年
中性紙用填料として注目されている炭酸カルシウムの場
合、抄紙工程で使用されるプラスチックワイヤーの摩耗
を引き起こし経済的に不利益をもたらす弊害となること
から、水スラリーの普及がなかなか進まない状況にあ
り、填料の歩留り率の向上が重要な課題となっている。
この課題を解決するために、填料にカチオン荷電を与え
るカチオン分散剤を用いた水スラリーの検討が行われて
いる。
【0003】この分散剤を検討した例としては、たとえ
ば特開昭57-48340(ジアリルジメチルアンモニウムクロ
ライドのホモポリマー、ジアリルジメチルアンモニウム
クロライドとアクリルアミドとの共重合体)、特開昭63
-235377 (ポリジアリルアンモニウムクロライド、ポリ
3,5−メチレンピペリジニウムクロライド)、などが知
られている。
【0004】しかしながら特開昭57-48340に記載のポリ
ジアリルジメチルアンモニウムクロライドや、ジアリル
ジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとの
共重合体は、高固形分の顔料水スラリーを得るためには
0.2〜3.7 重量%固形分/固形分が必要であることが示
されている。また実施例では、ジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライドのホモポリマーによるクレーの分散に
おいて50重量%の固形分スラリーを得るには、 1.0重量
%固形分/固形分の添加が必要であることが示されてい
る。通常クレーの分散に使用されるポリアクリル酸ソー
ダは 0.1〜0.3重量%固形分/固形分の添加で低粘度の7
0〜72重量%固形分スラリーが得られることと比較する
と、分散効果の点で不十分といえ、コストも上がる。ま
た、高い歩留り率を得るためには、カチオン分散剤で前
処理が必要であることなど、工程が長くかかり煩雑であ
り効率低下につながる。
【0005】特開昭63-235377 記載のポリジアリルアン
モニウムクロライド、ポリ 3,5−メチレンピペリジニウ
ムクロライドの場合、これら単独で炭酸カルシウムスラ
リーを作成すると比較的高添加量においても低粘度の高
固形分スラリーが得られないため、予めカチオン化され
た保護コロイドで前処理する方法が示されている。
【0006】また、上記記載のポリジアリルジメチルア
ンモニウムクロライド、ポリジアリルアンモニウムクロ
ライド、ポリ 3,5−メチレンピペリジニウムクロライド
などのカチオン分散剤の場合、通常の合成方法において
はアリル基の破壊的連鎖移動反応が起こるため、重合性
が低い、高分子量の重合体が得られ難い、また収率が低
いなどの問題点がある。
【0007】このように従来のカチオン分散剤では、特
に単独で使用する場合、通常使用されているポリアクリ
ル酸ソーダと比較して分散効果が不十分であり、十分な
高固形分、低粘度スラリーが得られない。また添加量に
おいても多量( 0.2〜3.7 重量%固形分/固形分)を必
要とすること、更には、製造面においても難があるなど
経済的に不利であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】公知のカチオン分散剤
のこれら欠点に鑑み、本発明の課題は、顔料のカチオン
分散剤において、特に抄紙用填料として使用する炭酸カ
ルシウム等の顔料を水中に分散させるために用いるカチ
オン分散剤において、(1) 低添加量で経日安定性のよい
高固形分の低粘度スラリーを形成でき、(2) 陰イオン性
の電荷をもつ顔料または填料に高い陽イオン性の電荷を
与えることによりパルプ繊維への吸着を向上させ、更に
は(3) 製造方法において容易に高い収率で得られるカチ
オン分散剤を開発し、且つこのカチオン分散剤を用いた
顔料水分散液を開発することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、低添加量
で填料の分散効果が優れ、填料へ付与するカチオン荷電
量の大きい、且つ製法も容易な顔料分散剤を得ることを
目的に鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明は、ジアリルアミン塩または/およびアルキ
ルジアリルアミン塩10〜99モル%と非イオン性ビニルモ
ノマー1〜90モル%とを構成単位とする重合体を含有す
ることを特徴とする顔料分散剤,並びに顔料が該分散剤
存在下で水中に分散されてなる顔料水分散液である。
【0010】本発明において用いられるアルキルジアリ
ルアミン塩において、アルキル基としては、メチル、エ
チル、ブチル基などが挙げられる。
【0011】本発明において用いられるジアリルアミン
塩または/およびアルキルジアリルアミン塩は、塩酸、
硫酸、硝酸、酢酸などの無機ないし有機酸によりアミノ
基の部位が塩となっているものである。
【0012】本発明において用いられる非イオン性ビニ
ルモノマーはアクリルアミド、メタクリルアミド、N−
ビニルピロリドン、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸ブチルなどが挙げられる。
これらの内好ましいものとしては、アクリルアミドまた
は/およびメタクリルアミドが挙げられる。
【0013】該重合体の構成単位であるジアリルアミン
塩または/およびアルキルジアリルアミン塩と非イオン
性ビニルモノマーとのモル比は、通常10〜99モル%/1
〜90モル%、好ましくは50〜99モル%/1〜50モル%、
更に好ましくは80〜98モル%/2〜20モル%である。
【0014】該重合体の極限粘度は通常0.05〜3.00、好
ましくは0.10〜1.80、特に好ましくは0.15〜0.70であ
る。
【0015】該重合体の合成法を例示すると、構成単位
となる各モノマー成分を混合し、ラジカル重合開始剤を
用い溶媒中で重合させることにより該重合体が得られ
る。ラジカル重合開始剤としては例えば過酸化水素、過
硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、第3級ブチルハイ
ドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、
2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロク
ロライド、2,2−アゾビス(2−アミジノブタン)ジ
ヒドロクロライド、2,2−アゾビス(N−フェニルア
ミジノプロパン)ジヒドロクロライド、2,2−アゾビ
ス(N,N−ジメチルアミジノプロパン)ジヒドロクロ
ライド、およびアゾビスバレロニトリルなど一般的に用
いられるラジカル重合開始剤ならば特に限定されること
なく使用することができる。また溶媒としては水あるい
は水と水溶性有機溶媒の混合液が適宜使用できる。水溶
性有機溶媒としてはメタノール、エタノール、イソプロ
パノール、n−プロパノール、ホルムアミド、ジメチル
ホルムアミド、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチル
スルホキシド、などが挙げられる。また上記重合反応に
用いる各成分の量を通常の範囲で示すと、構成成分とな
るモノマー成分計 100重量部を溶媒20〜900 重量部に溶
解しラジカル重合開始剤0.05〜20重量部を加え、必要に
応じ酸性亜硫酸ソーダ、硫酸第1鉄などの還元剤0.01〜
5 重量部併用して重合反応を行うとよい。重合温度は通
常30〜110 ℃、重合時間は通常 3〜20時間程度とするこ
とが好ましく重合反応は有利には窒素ガスを吹き込みな
がら行われる。
【0016】また本発明者らは、上記合成法において、
ジアリルアミン塩または/およびアルキルジアリルアミ
ン塩の単独重合ではアリル基の破壊的連鎖移動反応が起
こるため重合性が低く、また高分子量の重合体が得られ
難いが、ジアリルアミン塩または/およびアルキルジア
リルアミン塩とアクリルアミドまたは/およびメタクリ
ルアミドを共重合した場合には、容易に高分子量の重合
体を得ることができ、重合速度も速くなり高収率で重合
体を得ることができることを見い出した。
【0017】本発明の顔料分散剤は種々の顔料(タル
ク、炭酸カルシウム、珪藻土、カオリン、硫酸カルシウ
ムなど)を水中に分散させる際に、単独ないし必要によ
り他の分散剤たとえばポリカルボン酸ナトリウムなどの
アニオン系高分子型分散剤と併用して適用することが可
能である。この併用系の場合、本発明の顔料分散剤 100
重量部に対し、他の分散剤は20重量部以下の配合割合が
好ましい。
【0018】本発明の顔料水分散液の製造方法として
は、微粒子乾粉に顔料分散剤を添加する方法、粗大粒子
の乾式粉砕後分散剤を添加する方法、または粗大粒子の
湿式粉砕方法があるが、湿式粉砕方法が好ましい。その
理由は製造工程が簡単で、しかも粒度調整が容易であ
り、且つ微粒子を得られることなどが挙げられる。湿式
粉砕による顔料水分散液の製造方法としては、バッチ
式、連続式のいづれの方法であってもよい。装置として
はサンドミル、アトライター、ボールミルなどの粉砕媒
体を使用したミルなどが使用できる。
【0019】湿式粉砕法より製造される本発明の顔料水
分散液の粒度分布は、2μm以下が45〜98重量%、好ま
しくは60〜98重量%である。
【0020】該微粒子にされた顔料水分散液に、必要に
応じて顔料の沈降性を改善することを目的として添加す
るカチオン性保護コロイドとしては、デンプン、ガラク
トマンナン、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセル
ロース、タンパク質、スチレン・ブタジエン共重合体、
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールなどのカチオン
変性物が挙げられる。該微粒子にされた顔料水分散液に
対するカチオン性保護コロイドの添加量は、顔料に対し
て0.05〜2.0 重量%固形分/固形分、好ましくは 0.1〜
0.5 重量%固形分/固形分である。
【0021】本発明の顔料水分散液を製造するに際し
て、顔料に対する本発明の分散剤の添加量は、0.01〜0.
1 重量%固形分/固形分、好ましくは0.03〜0.05重量%
固形分/固形分であり、分散剤の投入は、一括、分割い
づれでもよいが、分割投入の方が相対的に低添加量にな
るので好ましい。
【0022】本発明の顔料水分散液を抄紙用填料として
使用する場合、その添加量はパルプに対して5〜30重量
%固形分/固形分である。
【実施例】
【0023】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部、%は特に断わらない限り重量部、重量%である。 実施例1 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン塩
酸塩(60%)500 部とアクリルアミド(40%)5部およ
び水15部を入れ、窒素ガスを流入させながら系内温度を
80℃に昇温した。攪拌下で滴下ロートを用いて重合開始
剤、過硫酸アンモニウム(25%)30部を4時間にわたり
滴下した。滴下終了後1時間反応を続け粘稠な淡黄色液
状物を得た。これを50g採り、500ml のアセトン中に注
ぐと白色の沈澱を生じた。沈澱を濾別しさらに2回 100
mlのアセトンでよく洗浄した後真空乾燥して白色固体2
2.5gを得た。収率は82.0%であった。得られた重合体
の1N−NaCl水溶液中、25℃での極限粘度は0.30
(dl/g)、GPCより求めた重量平均分子量は 5.0
万であった。
【0024】実施例2 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン塩
酸塩(60%)500 部とアクリルアミド(40%)13部およ
び水40部を入れ、窒素ガスを流入させながら系内温度を
80℃に昇温した。攪拌下で滴下ロートを用いて重合開始
剤、過硫酸アンモニウム(25%)30部を4時間にわたり
滴下した。滴下終了後1時間反応を続け粘稠な淡黄色液
状物を得た。これを50g採り、500ml のアセトン中に注
ぐと白色の沈澱を生じた。沈澱を濾別しさらに2回100m
l のアセトンでよく洗浄した後真空乾燥して白色固体2
2.0gを得た。収率は84.0%であった。得られた重合体
の1N−NaCl水溶液中、25℃での極限粘度は0.32
(dl/g)、GPCより求めた重量平均分子量は 5.3
万であった。
【0025】実施例3 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン塩
酸塩(60%)500 部とアクリルアミド(40%)21部およ
び水90部を入れ、窒素ガスを流入させながら系内温度を
80℃に昇温した。攪拌下で滴下ロートを用いて重合開始
剤、過硫酸アンモニウム(25%)30部を4時間にわたり
滴下した。滴下終了後1時間反応を続け粘稠な淡黄色液
状物を得た。これを50g採り、500ml のアセトン中に注
ぐと白色の沈澱を生じた。沈澱を濾別しさらに2回 100
mlのアセトンでよく洗浄した後真空乾燥して白色固体2
3.0gを得た。収率は95.6%であった。得られた重合体
の1N−NaCl水溶液中、25℃での極限粘度は0.33
(dl/g)、GPCより求めた重量平均分子量は 5.5
万であった。
【0026】実施例4 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン塩
酸塩(60%) 200部とアクリルアミド(40%)40部およ
び水 220部を入れ、窒素ガスを流入させながら系内温度
を60℃に昇温した。攪拌下で重合開始剤、2,2−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド(10
%)40部を2時間おきに4回に分けて加えた。最初の開
始剤を加えて 1.5時間後から滴下ロートでアクリルアミ
ド(18%) 280部を4時間にわたり滴下した。開始剤添
加終了後2時間反応を続け粘稠な淡黄色液状物を得た。
これを50g採り、500ml のアセトン中に注ぐと白色の沈
澱を生じた。沈澱を濾別しさらに2回100ml のアセトン
でよく洗浄した後真空乾燥して白色固体11.5gを得た。
収率は96.2%であった。得られた重合体の1N−NaC
l水溶液中、25℃での極限粘度は1.10(dl/g)、G
PCより求めた重量平均分子量は26万であった。
【0027】実施例5 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン硫
酸塩(60%) 500部とアクリルアミド(40%)12部およ
び水40部を入れ、窒素ガスを流入させながら系内温度を
80℃に昇温した。攪拌下で重合開始剤、過硫酸アンモニ
ウム(25%)30部を4時間にわたり滴下した。滴下終了
後1時間反応を続け粘稠な淡黄色液状物を得た。これを
50g採り、500ml のアセトン中に注ぐと白色の沈澱を生
じた。沈澱を濾別しさらに2回100ml のアセトンでよく
洗浄した後真空乾燥して白色固体23.0gを得た。収率は
87.8%であった。得られた重合体の1N−NaCl水溶
液中、25℃での極限粘度は0.33(dl/g)、GPCよ
り求めた重量平均分子量は 5.5万であった。
【0028】実施例6 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン塩
酸塩(60%) 500部とアクリルアミド(40%)200 部を
入れ、窒素ガスを流入させながら系内温度を50℃に昇温
した。攪拌下で重合開始剤、2,2-アゾビス(2-アミジノ
プロパン)ジヒドロクロライド(10%)40部を2時間お
きに4回に分けて加えた。10時間反応し粘稠な淡黄色液
状物を得た。これを50g採り、500ml のアセトン中に注
ぐと白色の沈澱を生じた。沈澱を濾別しさらに2回 100
mlのアセトンでよく洗浄した後真空乾燥して白色固体2
3.5gを得た。収率は91.5%であった。得られた重合体
の1N−NaCl水溶液中、25℃での極限粘度は2.30
(dl/g)、GPCより求めた重量平均分子量は65.0
万であった。
【0029】実施例7 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン塩
酸塩(60%) 200部とアクリルアミド(40%)5部およ
び水 280部を入れ、窒素ガスを流入させながら系内温度
を80℃に昇温した。攪拌下で滴下ロートを用いて重合開
始剤、過硫酸アンモニウム(25%)30部を4時間にわた
り滴下した。滴下終了後1時間反応を続け粘稠な淡黄色
液状物を得た。これを50g採り、500ml のアセトン中に
注ぐと白色の沈澱を生じた。沈澱を濾別しさらに2回 1
00mlのアセトンでよく洗浄した後真空乾燥して白色固体
10.0gを得た。収率は84.4%であった。得られた重合体
の1N−NaCl水溶液中、25℃での極限粘度は0.13
(dl/g)、GPCより求めた重量平均分子量は 1.0
万であった。
【0030】比較例1 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルジメチル
アンモニウムクロライド(60%) 500部と水250 部を入
れ、窒素ガスを流入させながら系内温度を80℃に昇温し
た。攪拌下で滴下ロートを用いて重合開始剤、過硫酸ア
ンモニウム(25%)30部を4時間にわたり滴下した。滴
下終了後1時間反応を続け粘稠な淡黄色液状物を得た。
これを50g採り、500ml のアセトン中に注ぐと白色の沈
澱を生じた。沈澱を濾別しさらに2回 100mlのアセトン
でよく洗浄した後真空乾燥して白色固体15gを得た。収
率は78.0%であった。得られた重合体の1N−NaCl
水溶液中、25℃での極限粘度は0.26(dl/g)、GP
Cより求めた重量平均分子量は 4.0万であった。
【0031】比較例2 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルジメチル
アンモニウムクロライド(60%) 500部とアクリルアミ
ド(40%)10部および水 250部を入れ、窒素ガスを流入
させながら系内温度を80℃に昇温した。攪拌下で滴下ロ
ートを用いて重合開始剤、過硫酸アンモニウム(25%)
30部を4時間にわたり滴下した。滴下終了後1時間反応
を続け粘稠な淡黄色液状物を得た。これを50g採り、50
0ml のアセトン中に注ぐと白色の沈澱を生じた。沈澱を
濾別しさらに2回 100mlのアセトンでよく洗浄した後真
空乾燥して白色固体17gを得た。収率は88.4%であっ
た。得られた重合体の1N−NaCl水溶液中、25℃で
の極限粘度は0.38(dl/g)、GPCより求めた重量
平均分子量は 6.0万であった。
【0032】比較例3 還流冷却器、温度計、滴下ロート、攪拌装置およびガス
導入管を備えた反応器(容量1L)にジアリルアミン塩
酸塩(60%) 500部と水15部を入れ、窒素ガスを流入さ
せながら系内温度を80℃に昇温した。攪拌下で滴下ロー
トを用いて重合開始剤、過硫酸アンモニウム(25%)30
部を4時間にわたり滴下した。滴下終了後1時間反応を
続け粘稠な淡黄色液状物を得た。これを50g採り、500m
l のアセトン中に注ぐと白色の沈澱を生じた。沈澱を濾
別しさらに2回 100mlのアセトンでよく洗浄した後、真
空乾燥して白色固体17.8gを得た。収率は65.0%であっ
た。得られた重合体の1N−NaCl水溶液中、25℃で
の極限粘度は0.25(dl/g)、GPCより求めた重量
平均分子量は 3.5万であった。
【0033】実施例1〜7および比較例1〜3の結果を
まとめ表1に示す。
【0034】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 重合方法 モノマー組成* モル比 極限粘度 重量平均 収率 (dl/g) 分子量(Mw) (%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 DAAC/AA 99/1 0.30 50,000 82.0 実施例2 DAAC/AA 97/3 0.32 53,000 84.0 実施例3 DAAC/AA 95/5 0.33 55,000 95.6 実施例4 DAAC/AA 50/50 1.10 260,000 96.2 実施例5 DAAS/AA 97/3 0.31 55,000 87.8 実施例6 DAAC/AA 67/33 2.30 650,000 91.5 実施例7 DAAC/AA 97/3 0.13 10,000 84.4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 DADMAC − 0.26 40,000 78.0 比較例2 DADMAC/AA 97/3 0.38 60,000 88.4 比較例3 DAAC − 0.25 35,000 65.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *) DAAC:ジアリルアミン塩酸塩 DAAS:ジアリルアミン硫酸塩 DADMAC:ジアリルジメチルアンモニウムクロライ
ド AA:アクリルアミド
【0035】実施例8 <分散試験>実施例1〜7、比較例1〜2で得た分散剤
および比較品Aを用いて粒径 2μm以下50%の粉砕炭酸
カルシウム〔日本セメント(株)製石灰石の乾式粉砕
品、比表面積17000 cm2 /g〕に所定量の水と分散剤を
加えた後ホモジナイザー〔商品名MS−4型、日本精機
(株)製〕で 5000rpm、 5分間攪拌することにより、50
%炭酸カルシウムスラリーを調整した。得られたスラリ
ーの調整直後および経日後の粘度をB型粘度計にて測定
した結果を表2に示す。また、調整スラリーを遠心沈降
(3000rpm 、60分)した上澄み液を用いた 500倍の希釈
溶液における粒子の表面電荷量を電気泳動法によるゼー
タ電位測定装置を用いて測定した結果を表3に示す。
【0036】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | スラリー粘度(cps) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | 作成直後 | 1週間後 | 3週間後 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 分散剤添加量* |0.01 0.03 0.05|0.01 0.03 0.05|0.01 0.03 0.05 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |実施例1 | 540 370 600| 810 470 1120|1910 770 1900 分|実施例2 | 420 340 770| 800 350 990|1990 680 1990 |実施例3 | 680 380 1220| 890 360 1250|1990 650 1990 |実施例4 |1030 910 1430|1260 1250 2100|1990 1990 3200 散|実施例6 | 910 650 1380|1050 680 1350|2030 910 2100 |実施例7 | 850 580 1270|1080 690 1320|2100 970 2250 |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 剤|比較例1 |1040 2900 5300|2250 3900 6500|凝集 5600 6700 |比較例2 |1100 950 1300|3950 1660 3200|5950 2500 4500 |比較品A**|凝集 9380 7650|凝集 9070 8200|凝集 8700 9600 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *) 分散剤の添加量は%固形分/固形分を表す。 **) 市販品のポリカルボン酸ナトリウム(商品名:S
N ディスパーサント5040,サンノプコ社製)
【0037】
【表3】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 供試炭酸カルシウムスラリー ゼータ電位 −−−−−−−−−−−−−−−−−− (mV) 分散剤 分散剤添加量(%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 0.03 +35.4 実施例2 0.03 +39.2 実施例4 0.03 +39.4 実施例6 0.03 +39.0 実施例7 0.03 +39.2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 0.01 +18.5 0.03 +31.0 比較例2 0.03 +31.5 比較品A 0.03 -18.8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0038】実施例9 実施例2、比較例1で得た分散剤及び比較品Aを用い
て、平均粒径30μmの粗粒重質炭酸カルシウム〔日本セ
メント(株)製石灰石原料の乾式粗粉砕品〕に所定量の
水と分散剤を加えた後テーブル式アトライター型媒体攪
拌型ミルを用いてφ1.2mm ガラスビーズ充填率 170%/
仕上がりスラリーで 1500rpm、40分適量の水を随時追加
して湿式粉砕することにより45〜75%炭酸カルシウムス
ラリーを調整した。得られたスラリーの調整直後および
経日後の粘度をB型粘度計(20℃、60rpm )にて測定し
た結果を表4に示す。また、調整スラリーを遠心沈降
(3000rpm 、60分)した上澄み液を用いた 500倍の希釈
溶液における粒子の表面電荷量を電気泳動法によるゼー
タ電位測定装置を用いて測定した結果を表4に示す。
【0039】
【表4】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 分散剤 添加量 スラリ 粒子径 スラリー粘度(cps) ゼータ電位 の種類 ー濃度 -2μm (%) (%) (%) 直後 7日 21日 42日 (mV) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例2 0.03 50.0 54.82 560 730 960 900 +39.6 0.03 50.0 62.39 640 880 1010 990 +39.1 0.05 50.0 74.09 1500 1700 2050 2040 +38.0 0.05 45.0 90.02 1530 1810 2150 2160 +38.4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 0.01 50.0 −粉砕不能 ─ ─ ─ ─ 0.02 50.0 61.85 2440 2920 3700 4600 +15.7 0.03 50.0 −粉砕不能 ─ ─ ─ ─ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 0.05 50.0 −粉砕不能 ─ ─ ─ ─ 比較品A 0.30 75.0 63.14 62 72 70 70 -49.0 0.50 75.0 90.65 130 180 221 270 ─ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0040】実施例10 <抄紙試験> 1.2 %パルプスラリー(LBKP/NB
KP:7/3、フリーネス:400ml )に実施例6で調整
した炭酸カルシウムスラリーを対パルプ10.0%添加し、
続いて市販のカチオン化デンプン(ネオタック40T、
日本食品化工社製)を対パルプ 0.5%添加し十分に混合
した。ついで市販のサイズ剤(ハーコン601、ディッ
クハーキュレス社製)および歩留り向上剤(ハイモロッ
クNR11LH、共立有機工業社製)をそれぞれ対パル
プ 0.3%、0.02%、添加して十分に混合せしめた後、ダ
イナミックドレネイジ・ジャーを用いて減圧度 100mmHg
にて抄き、得られたシートを 3.5kg/cm2 で5分間プレ
スして脱水した後、回転式ドライヤーにて 100℃、45秒
乾燥して、坪量60g/ m2 の抄紙を得た。得られた抄紙
中の灰分を常法により測定し、填料歩留り率を計算によ
り求めた結果を表5に示す。
【0041】
【表5】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 供試炭酸カルシウムスラリー 歩留り率 分散剤 分散剤添加量(%) (%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 0.03 83.2 実施例2 0.03 84.6 実施例3 0.03 83.8 実施例4 0.03 83.1 実施例5 0.03 85.1 実施例6 0.03 84.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 0.03 81.4 比較例2 0.03 81.6 比較品A 0.03 75.0 ブランク 0 80.9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0042】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。 (1)分散剤の添加量を大幅に削減できる。 炭酸カルシウムなどの顔料のスラリー化に際し、安定な
低粘度スラリーを得るには、従来のポリアクリル酸ナト
リウムなどのアニオン系分散剤はもとより、公知の文献
(たとえば特開昭57-48340、特開昭63-235377 )に掲載
のカチオン系分散剤では、添加量が 0.2〜3.7 %固形分
/固形分必要であるのに対して、本発明の顔料水分散液
では0.01〜0.1 %固形分/固形分と分散剤の添加量を大
幅に削減できる。また、分散剤は一般に紙の耐水性、印
刷適性などの品質低下があるため、分散剤の大幅な削減
は極めて有利であり、かつコストも下がる。 (2)パルプの歩留率を向上できる。 抄紙用填料に適用した場合、特に炭酸カルシウムに対し
て本発明の分散剤は、上記(1)で記載の従来の分散剤
と比較して添加量が大幅に少ないにも関わらずその粒子
表面により高いカチオン荷電を付与し、その結果アニオ
ン荷電であるパルプとの親和力をより増加するためパル
プへの填料の歩留り率を改善するとともに、填料の均一
性(地合い)を向上することができる。また、更には抄
紙工程で使用される薬剤、たとえばカチオン化デンプ
ン、歩留り向上剤の添加量を削減でき、経済的に有利で
ある。 (3)分散剤の製造の省力化、収率アップ ジアリルアミン塩または/およびアルキルジアリルアミ
ン塩の重合は一般にアリル基の破壊的連鎖移動反応が起
こるため、重合性が低く、工程時間が長く、収率も低
い。また高分子量の重合体が得られ難い。本発明はアク
リルアミドまたは/およびメタアクリルアミドなどの非
イオン性ビニルモノマーを用いることによって大幅な省
力化、収率アップをはかることができる。また、原料の
面で、ジアリルアミン塩または/およびアルキルジアリ
ルアミン塩と比較して、アクリルアミド、メタクリルア
ミドなど非イオン性ビニルモノマーは安価であり、経済
的にも有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 学 東京都港区新橋3丁目4番8号 株式会社 ファイマテック内 (72)発明者 高瀬 祐美子 東京都港区新橋3丁目4番8号 株式会社 ファイマテック内 (72)発明者 尾崎 久 大阪府大阪市鶴見区放出東1丁目17番34号 センカ株式会社内 (72)発明者 小林 孝博 大阪府大阪市鶴見区放出東1丁目17番34号 センカ株式会社内 (72)発明者 松重 敏明 京都府京都市東山区一橋野本町11番地 サ ンノプコ株式会社内 (72)発明者 三田 幸司 京都府京都市東山区一橋野本町11番地 サ ンノプコ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジアリルアミン塩または/およびアルキル
    ジアリルアミン塩10〜99モル%と非イオン性ビニルモノ
    マー 1〜90モル%とを構成単位とする重合体を含有する
    ことを特徴とする顔料分散剤。
  2. 【請求項2】非イオン性ビニルモノマーがアクリルアミ
    ドまたは/およびメタクリルアミドである請求項1記載
    の分散剤。
  3. 【請求項3】重合体の極限粘度が0.05〜3.00である請求
    項1または2記載の分散剤。
  4. 【請求項4】顔料が請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の分散剤の存在下で水中に分散されてなる顔料水分散
    液。
  5. 【請求項5】顔料が炭酸カルシウムである請求項4記載
    の顔料水分散液。
  6. 【請求項6】顔料の粗大粒子が水および該分散剤の存在
    下で粉砕され、微粒子にされてなる請求項4または5記
    載の顔料水分散液。
  7. 【請求項7】該微粒子にされた後、更にカチオン性保護
    コロイドが、添加されてなる請求項6記載の顔料水分散
    液。
  8. 【請求項8】微粒子の粒度分布において、2μm以下が
    45〜98重量%である請求項6または7記載の顔料水分散
    液。
  9. 【請求項9】顔料が抄紙用填料である請求項4〜8のい
    づれか記載の顔料水分散液。
JP4093907A 1992-03-19 1992-03-19 顔料分散剤および顔料水分散液 Expired - Lifetime JPH06104790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4093907A JPH06104790B2 (ja) 1992-03-19 1992-03-19 顔料分散剤および顔料水分散液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4093907A JPH06104790B2 (ja) 1992-03-19 1992-03-19 顔料分散剤および顔料水分散液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05263010A JPH05263010A (ja) 1993-10-12
JPH06104790B2 true JPH06104790B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=14095556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4093907A Expired - Lifetime JPH06104790B2 (ja) 1992-03-19 1992-03-19 顔料分散剤および顔料水分散液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06104790B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6610767B1 (en) 1999-06-08 2003-08-26 Fimatec Ltd. Antistatic inorganic filler, resin composition containing the filler and method for preparing the inorganic filler
JP4676651B2 (ja) * 2001-06-29 2011-04-27 サンアロマー株式会社 担持核剤組成物を配合した結晶性ポリオレフィン系樹脂組成物
US7473334B2 (en) * 2004-10-15 2009-01-06 Nalco Company Method of preparing modified diallyl-N,N-disubstituted ammonium halide polymers
US8257806B2 (en) 2005-12-27 2012-09-04 Yupo Corporation Surrounding label and article bearing the label
JP4873691B2 (ja) * 2006-03-22 2012-02-08 ハイモ株式会社 炭酸カルシウム分散液およびその調製方法
US20140234593A1 (en) 2011-10-19 2014-08-21 Yupo Corporation Water activatable sheet, water activatable label using the sheet, method for producing the label, label applying apparatus using the label, and adherend having the label
WO2014051052A1 (ja) 2012-09-28 2014-04-03 株式会社ユポ・コーポレーション 樹脂延伸フィルム、その製造方法およびその樹脂延伸フィルムを用いた積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05263010A (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU598554B2 (en) Vinylamine copolymer, flocculating agent using the same, and process for preparing same
US6193844B1 (en) Method for making paper using microparticles
AU593360B2 (en) Vinylamine copolymer and process for producing same
EP1266092B1 (en) Method for production of paper
JPS5823809A (ja) 線状塩基性重合物、その製法及び使用
US20100326615A1 (en) Papermaking And Products Made Thereby With High Solids Glyoxalated-Polyacrylamide And Silicon-Containing Microparticle
KR101617313B1 (ko) 폴리머 분산액
US4374216A (en) Stable high solids water-in-oil slurry dispersion composition
JPH07300568A (ja) 無機微粉体の製造方法
JPH05502484A (ja) 紙塗被組成物
US5731034A (en) Method of coating paper
JP2919970B2 (ja) 無機材料スラリー
JPH06104790B2 (ja) 顔料分散剤および顔料水分散液
TW440640B (en) Production of paper and paper board
US4235982A (en) Organic pigments
RU2102419C1 (ru) Катионный пигмент и способ его получения
KR101951579B1 (ko) 응집된 충전제 입자의 제조 방법
JP2960185B2 (ja) 紙の製造方法
US4282060A (en) Organic pigments
US5968316A (en) Method of making paper using microparticles
US4403063A (en) Organic pigments
US4483959A (en) Organic pigments
US4348257A (en) Organic pigments
Zhang et al. Preparation and property of raspberry‐like AS/SiO2 nanocomposite particles
US4469555A (en) Organic pigments

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071221

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 17

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 17

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 18

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 18