JPH06100133A - 加熱乾燥用搬送ベルト - Google Patents

加熱乾燥用搬送ベルト

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Publication number
JPH06100133A
JPH06100133A JP24710491A JP24710491A JPH06100133A JP H06100133 A JPH06100133 A JP H06100133A JP 24710491 A JP24710491 A JP 24710491A JP 24710491 A JP24710491 A JP 24710491A JP H06100133 A JPH06100133 A JP H06100133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail body
belt
conveyor belt
heating
fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP24710491A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichihiro Kitamura
市廣 北村
Tatsutoshi Nakajima
辰年 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Filcon Co Ltd
Original Assignee
Nippon Filcon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Filcon Co Ltd filed Critical Nippon Filcon Co Ltd
Priority to JP24710491A priority Critical patent/JPH06100133A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回転性とガイド性に優れた使用命数の長い耐
熱性ベルトで加熱乾燥用に適している。 【構成】 織物の巾方向端部に軌条体3を配置し、軌条
体3を覆つて織物の上下面に加熱圧着された上下両面の
合成樹脂シート2を軌条体3の側面付近で織物に縫合し
て軌条体3を織物に固着しないで配設し、縫合糸4の露
出面に保護シート5を貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱乾燥用搬送ベルトに
関し、特に不織布等の繊維等の加熱乾燥に好適な搬送ベ
ルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られている加熱乾燥用搬送用ベル
トは例えば実公昭62−40971号公報にはベルトの
蛇行を防止するためガイド突状体をベルトの巾の中心に
設けたベルトが記載されている。また、実開平1−14
3710号公報には両端耳部にロープを縫合したベルト
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられていた上
記の加熱乾燥用搬送ベルトはいずれも欠点を有し充分満
足出来ない。例えば実公昭62−40971号公報記載
のベルトはガイド突起がベルト中央にあるためインナー
ロールの全てに嵌合溝を設けなければならず通常に搬送
装置では使用できず、その上縫合糸が走行面に露出する
ので短時間で摩耗し、ガイド突状体は脱落してしまうの
である。また搬送面にも縫合糸が露出し、アウターロー
ル等により摩耗してしまうのである。実開平1−143
710号のベルトは、ガイド突起を縫合しているのでベ
ルトの剛性が大きくなるとともに全体の屈曲性が減少し
両端のインナーロールでの折り返しが困難となり無端状
でなの回転性が劣化する。また、実公昭62−4097
1号公報同様に搬送面に露出した縫合糸がアウターロー
ル等により摩耗し、ガイド突状体は脱落してしまうので
ある。本発明はこのような欠点を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々研究の結
果加熱乾燥用搬送ベルトはベルトを形成する織物の走行
面のクリンプの形状以外に被乾燥物の載置の偏りにより
斜行を起す。ベルトの正常の走行を維持するため、ベル
トにガイドを配設する必要がある。このガイドをインナ
ーロールのガイド溝に嵌合させて回転させることにより
斜行を防止することができる。しかしながらベルトにガ
イドを配設すると回転が阻害されるのでベルトのの回転
性能を良好とするためにはガイドをベルトと一体に固着
してはならないこと、ベルトの耐久性を向上させるため
には縫合糸を摩耗させてはならないこと等種々の問題を
解明して本発明を完成した。
【0005】本発明は、 「(1) 無端状織物と、織物の巾方向端部の一面に配
置した軌条体と、軌条体を覆って織物の端部の上下両面
に重ね合わせた織物に加熱圧着された合成樹脂シート
と、軌条体を覆った合成樹脂シートを軌条体の側面付近
で織物および反対面の合成樹脂シートと糸で縫合する縫
合部と、反対面に露出する縫合部の上に貼合した保護シ
ートとからなる、加熱乾燥用搬送ベルト。 (2) 縫合部と軌条体の間に、遊び空間を設けた請求
項1に記載された、加熱乾燥用搬送ベルト。 (3) 無端状織物が耐熱性繊維で織成された、請求項
1または2に記載された加熱乾燥用搬送ベルト。 (4) 軌条体が耐熱性繊維を集束したロープである、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載された加熱乾燥
用搬送ベルト。 (5) 軌条体が連続体である請求項1ないし4のいず
れか1項に記載された、加熱乾燥用搬送ベルト。 (6) 軌条体が複数に分断された不連続体である、請
求項1ないし4のいずれか1項に記載された、加熱乾燥
用搬送ベルト。」 に関する。
【0006】本発明で織物に使用する繊維は耐熱性繊維
が好適である。そして軌条体も同様な耐熱性繊維を集束
したロープが最も好ましい。合成樹脂シートは耐熱性樹
脂シートが好適で0.08〜0.3m厚さのシートが必
要である。縫合糸及び縫合糸保護シートも耐熱性樹脂が
良好である。
【0007】
【作用】織物で構成された加熱乾燥用搬送用ベルトは走
行面のクリンプの形状により斜行する性質があり更に仕
上げ加工をしたとしても抗張力は完全に均一ではなく伸
び等に多少のバラツキがあるため走行中の斜行は大きく
なる。そして斜行はベルトに被搬送物が載せられ荷重の
不均衡が生ずると一層激しくなる。また走行中に増巾
し、次第に大きくなりついにはベルトはインナーロール
から脱落する。斜行を防ぐために、ガイド突起を配設し
てインナーロールの端面に接触させるかまたはインナー
ロールのガイド溝に嵌合させると、ベルトの剛性、屈曲
性がガイド突起により変化し、回転が困難になる。
【0008】本発明はガイド軌条体をベルトに固定しな
いところに1つの特徴がある。すなわち、軌条体は合成
樹脂シートにつつまれて織物の耳部にシートを縫合して
結合され、直接織物に固着されていない。このようにガ
イド軌条体を織物の巾方向端部に配設することにより軌
条体は軌条体と縫合部の間の遊びの空間の間隙だけ左右
に移動することが出来る。このように軌条体が織物と一
体化されていないのでベルトの屈曲性は悪化せずインナ
ーロールで折り返しが円滑となる。本発明のベルトを走
行させると折り返し部で軌条体は外方へ少し移動し折り
返し部の後方の軌条体部分からやや斜めの状態となり、
螺旋状で回転するので屈曲が円滑に行われる。折り返し
点を通過すると内方ヘ移動し元の直線状となる。
【0009】本発明の他の特徴は縫合部の反対面に露出
する縫合糸を摩耗から保護することである。そのために
縫合糸の露出する面に保護シートを貼合するのである。
本発明のベルトは種々の加熱乾燥用搬送用ベルトとして
使用されるが特に不織布等の繊維や食品類の加熱乾燥用
に好適である。従って織物、軌条体、縫合糸及び縫合糸
の保護シートは耐熱性繊維で製造するのが好ましい。
【0010】織物を構成する経糸としては、アラミド樹
脂やポリフェニレンサルファイド樹脂等の耐熱性樹脂繊
維やガラス繊維などが好適であり、緯糸としては、同様
なアラミド樹脂やポリフェニレンサルファイド樹脂等の
耐熱性樹脂繊維やガラス繊維などが使用される。織り組
織は捩り織り、平織り、多重織りなどのいずれの織物も
使用される。また、メッシュは2.5〜25メッシュ程
度の織物が良好である。
【0011】軌条体は、経糸と同様の繊維を使用した集
束または撚った径3mmないし10mmのロープや断面
矩形の組紐が良い効果を奏する。縫合糸の保護シートは
アラミド樹脂やポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリ
テトラフルオロエチレン〔テフロン(デュポン社商
標)〕等のフッ素樹脂に代表される耐熱性樹脂が好適で
0.08〜0.3mm厚さのシートが必要である。縫合
糸としてはアラミド樹脂やポリフェニレンサルファイド
樹脂等耐熱性樹脂の糸が好適である。織物や軌条体はア
ラミド樹脂やポリフェニレンサルファイド樹脂等のよう
な耐熱性樹脂で加工すると姿勢の維持が良好となる。
【0012】このような耐熱性樹脂繊維で形成した軌条
体は硬く屈曲し難いので、ベルトの回転性を悪化する傾
向が強い。本発明の如く、軌条体をベルトに固定せず左
右に多少移動するように配設するとベルトの回転性の悪
化が防止出来る。軌条体を連続した軌条体でなく、何か
所か不連続部を設けた軌条体とすると回転性は良くな
る。搬送用ベルトをガイドする軌条体は、ベルトの斜行
を防止するので織物と搬送装置によつて斜行の方向がわ
かれば斜行方向と反対側のベルト端部に配置すれば両端
に配置しなくても充分ガイド効果は奏されるが、このよ
うな斜行のくせは予じめ判明しないこと、荷重の不均一
の発生からみて両端に配置することが望ましい。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。
【0014】図1は、インナーロールに張架した本発明
の搬送用ベルトの巾方向端部の耳部に配置した軌条体が
インナーロールのガイド溝に嵌合したところを示す一部
平面図である。1は経糸6と緯糸7で織成された搬送ベ
ルトであり、3は端部に配置した軌条体であってインナ
ーロール8のガイド溝9に嵌合してベルトをインナーロ
ールから脱離しないようにガイドしている。5は軌条体
をベルトに縫合した縫合糸を保護する保護シートであ
り、図示されていないベルトに加熱圧着された合成樹脂
シートに貼合されている。
【0015】図2は、軌条体を配置したベルト端部を示
し、軌条体3はベルト1の下面に配置され、合成樹脂シ
ート2はベルト端面を包んで軌条体を覆っている。そし
て縫合糸4でベルトに縫合され、軌条体は配設される。
軌条体はこのようにしてベルトに配設されるので、ベル
トと直接結合しないことと、縫合部と軌条体との間に遊
び空間10があることにより、左右に移動出来るのであ
る。5は縫合部保護シートであって、走行中にロールと
の接触等により縫合部が摩耗するのを防止している。
【0016】図3は、合成樹脂シートがベルト端面を包
まず上下面に配置されている。このようにして軌条体を
配設してもよい。
【0017】図4は、軌条体がガイド溝に嵌合したとこ
ろを示す。この状態でベルトを回転させるとベルトは斜
行するので軌条体はロールのガイド溝の中で斜行方向に
ベルトと共に動いてガイド溝の側壁に当接して、斜行を
防ぐ、軌条体を包む合成樹脂シートの縫合部がガイド溝
側壁と接触して、摩耗し、この摩耗が搬送ベルトの使用
命数となる。搬送用ベルトは荷重がかかるので摩擦が大
きい。本発明では縫合部を保護シート5により摩耗より
保護するので使用命数が非常に長い。
【0018】
【発明の効果】ガイドを行なう軌条体をベルトに固定し
ないで配設し、ベルトの間に遊び空間を設けたのでベル
トの回転が円滑となり、また縫合部の摩耗を防止し、使
用命数を大巾に延長した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送ベルトのガイド状態を示す説明図
である。
【図2】ベルトの端部の断面図である。
【図3】ベルトの端部の断面図である。
【図4】本発明のベルトの軌条体とロールのガイド溝の
嵌合を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベルト 2 合成樹脂シート 3 軌条体 4 縫合糸 5 保護シート 9 ガイド溝 10 遊び空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状織物と、織物の巾方向端部の一面
    に配置した軌条体と、軌条体を覆って織物の端部の上下
    両面に重ね合わせた織物に加熱圧着された合成樹脂シー
    トと、軌条体を覆った合成樹脂シートを軌条体の側面付
    近で織物および反対面の合成樹脂シートと糸で縫合する
    縫合部と、露出する縫合部の上に貼合した保護シートと
    からなる、加熱乾燥用搬送ベルト。
  2. 【請求項2】 縫合部と軌条体の間に、遊び空間を設け
    た請求項1に記載された、加熱乾燥用搬送ベルト。
  3. 【請求項3】 無端状織物が耐熱性繊維で織成された、
    請求項1または2に記載された加熱乾燥用搬送ベルト。
  4. 【請求項4】 軌条体が耐熱性繊維を集束したロープで
    ある、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された加
    熱乾燥用搬送ベルト。
  5. 【請求項5】 軌条体が連続体である請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載された、加熱乾燥用搬送ベルト。
  6. 【請求項6】 軌条体が複数に分断された不連続体であ
    る、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された、加
    熱乾燥用搬送ベルト。
JP24710491A 1991-06-21 1991-06-21 加熱乾燥用搬送ベルト Pending JPH06100133A (ja)

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JP24710491A JPH06100133A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 加熱乾燥用搬送ベルト

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JP24710491A JPH06100133A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 加熱乾燥用搬送ベルト

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JPH06100133A true JPH06100133A (ja) 1994-04-12

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ID=17158492

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JP24710491A Pending JPH06100133A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 加熱乾燥用搬送ベルト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150353285A1 (en) * 2012-12-27 2015-12-10 Mayekawa Mfg. Co., Ltd. Conveyor device for conveying food

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150353285A1 (en) * 2012-12-27 2015-12-10 Mayekawa Mfg. Co., Ltd. Conveyor device for conveying food
US9540176B2 (en) * 2012-12-27 2017-01-10 Mayekawa Mfg. Co., Ltd. Conveyor device for conveying food

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