JPH0595484A - 画像圧縮装置及びその方法 - Google Patents

画像圧縮装置及びその方法

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JPH0595484A
JPH0595484A JP2026392A JP2026392A JPH0595484A JP H0595484 A JPH0595484 A JP H0595484A JP 2026392 A JP2026392 A JP 2026392A JP 2026392 A JP2026392 A JP 2026392A JP H0595484 A JPH0595484 A JP H0595484A
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信孝 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人工的に作成した文字、フオント、線画等のエ
ツジが良好に出力することが可能であつて、いかなる入
力源の画像も適正な量子化が容易な構成で実現できる。 【構成】多値画像情報を直交変換により変換した後、量
子化して圧縮する画像圧縮装置において、DCT回路1
01の直交変換座標上で人工的に作成されたエツジ部か
否かを識別し、量子化条件を量子化テーブル109,1
10によつて変更する。識別方法は、高域内のAC電力
値、もしくはAC絶対値がある閾値以上になる成分があ
るか否かで行なう。また、量子化条件変更は、低域の量
子化ステツプをS1 、高域の量子化ステツプをS2 ′と
した場合、S1 /S2 <S1 ′/S2 ′≦1となる変更
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像圧縮装置に関し、例
えば直交変換機能を有する画像圧縮装置及びその方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】写真等の中間調画像(以下、「イメー
ジ」という)をメモリに記憶するのに必要なメモリ容量
は、(画素数)×(階調ビツト数)で算出されるため、
高品位なカラー画像を記憶するためには膨大なメモリ容
量が必要であつた。このため、各種の情報量圧縮方式が
提案されている。例えば、情報量を圧縮した後、メモリ
に記憶することにより、メモリ容量の削減が図られてい
る。
【0003】図19は、カラー静止画符号化の国際標準
化方式として、JPEG(Joint Photographic Experts
Group)において提案されているベースラインシステム
(基本方式)の符号化方式(安田:「カラー静止画符号
化国際標準化」、画像電子学会誌、第18巻、第6号p
p.398-409,1989 )の構成を示すブロツク図である。
【0004】同図において、入力端子1より入力された
イメージ画素データは、ブロツク化回路2において、8
×8画素のブロツク状に切出され、離散コサイン変換
(以下、「DCT」という)回路17によってコサイン
変換され、この変換で得た変換係数が量子化器(以下、
「Q」という)40に供給される。Q40では、量子化
テーブル41により印加される量子化ステツプ情報に従
つて、変換係数の線形量子化が行われる。量子化された
変換係数のうち、DC係数は予測符号化回路(以下、
「DPCM」という)42によって、前ブロツクのDC
成分との差分(予測誤差)をとられ、この差分が1次元
ハフマン符号化回路43に供給される。図20はDPC
M42の構成を詳細に示すブロツク図である。Q40に
より量子化されたDC係数は遅延回路53及び減算器5
4に印加される。遅延回路53は離散コサイン変換回路
が1ブロツク、即ち8×8画素分の演算に必要な時間分
だけ遅延させる回路である。従つて遅延回路53からは
前ブロツクのDC係数が減算器54に供給される。よつ
て、減算器54から現ブロツクと前ブロツクとのDC係
数の差分(予測誤差)が出力される。本予測符号化では
予測値として前ブロツク値を用いているため、予測器は
前述のごとく遅延回路によって構成される。
【0005】1次元ハフマン符号化回路43は、DPC
M42より供給された予測誤差信号をDCハフマンコー
ドテーブル44に従つて可変長符号化し、この可変長符
号化したデータ、即ち、DCハフマンコードを多重化回
路51に供給する。
【0006】一方、Q40によって量子化されたAC係
数(DC係数以外の係数)は、スキヤン変換回路45に
て図21に示すように低次の係数より順にジグザグスキ
ヤンされ、有意係数検出回路46に供給される。有意係
数検出回路46では、量子化されたAC係数が“0”か
どうかを判定し、“0”の係数の場合はラン長カウンタ
47にカウントアツプ信号を供給し、カウンタの値を+
1増加させる。一方、“1”の係数の場合は、リセツト
信号をラン長カウンタに供給し、カウンタの値をリセツ
トすると共に、係数をグループ化回路48によって図2
2に示されるようにグループ番号SSSSと付加ビツト
とに分割し、グループ番号SSSSを2次元ハフマン符
号化回路49に、付加ビツトを多重化回路51に各々供
給する。ラン長カウンタ47は、“0”のラン長をカウ
ントする回路で“0”以外の有意係数間に連続する
“0”の数NNNNを2次元ハフマン符号化回路49に
供給する。ハフマン符号化回路49は、供給された
“0”のラン長NNNNと有意係数のグループ番号SS
SSをACハフマンコードテーブル50に従つて可変長
符号化し、この可変長符号化したデータ、即ち、ACハ
フマンコードを多重化回路51に供給する。
【0007】多重化回路51では、1ブロツク(8×8
の入力画素)分のDCハフマンコード、ACハフマンコ
ード及び付加ビツトを多重化し、出力端子52から、こ
の多重化したデータ、即ち、圧縮された画像データが出
力される。従つて、出力端子52より出力される圧縮デ
ータをメモリに記憶し、読出し時に逆操作によつて伸長
することにより、メモリ容量を削減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例には、以下に示す欠点がある。上記従来例を例
えば画像出力装置に応用したと考える。一般的に画像出
力装置はホストコンピユータ、イメージスキヤナ等の画
像入力装置に接続されて、システムの一部として動作さ
せることが多い。この場合、画像出力装置にはホストコ
ンピユータ上で作成したCG(コンピユータグラフイツ
ク)画像や、イメージスキヤナにより入力した画像な
ど、様々な画像が送信される。
【0009】上記従来例は、写真等のイメージをイメー
ジスキヤナによりデイジタル化した画像の様に、直交変
換上の低域に変換係数が集中する様な画像においては、
画像劣化を抑えるが、CG画像、フオント画像、CAD
(Computer Aided Design )画像などの人工的な線画に
おいては、圧縮、伸長した画像が非常に劣化してしまう
という欠点があつた。
【0010】また、従来より変換係数の値に応じて適応
的に量子化条件を切換える技術がU.S.S.N(米国
特許出願番号)第738,562号において、本出願人
により提案されているが、それには以下の欠点がある。
即ち、入力源として標本化されたイメージが対象となつ
ていた為、変換係数で検知した部分が、そのイメージ内
のエツジ部か平坦部かを見分ける様な構成になつてい
た。イメージスキヤナ等の機器で入力された入力源、即
ち、標本化された画像は元のオリジナルがいくらエツジ
部だとしても、イメージスキヤナのMTF(変調伝達関
数)特性により、エツジ部が劣化した出力画像となる。
その為、ブロツク内の高周波成分を少しくらいは粗い量
子化を施しても画質にはさほど影響しなかつた。しか
し、前述の人工的に作成した画像は、イメージスキヤナ
等の機器で入力した画像、即ち、普通の中低解像度の画
像のエツジ部には発生しない様な高周波の成分に強いA
C電力を含むことが多い。これらの画像を従来の様な粗
い量子化をしてしまうと、人工的に造つた細線が途切れ
たり、細線近傍の平坦部にリンギング等のノイズが発生
する様に、悪影響が大きくなる。また、変換係数により
量子化条件の切換の条件においても、簡便かつ、タイム
ロスの少ない方式は提案されていなかつた。
【0011】また前記従来例には、以下のような欠点が
ある。
【0012】通常、写真等の原稿をイメージスキヤナ等
の機器で入力したハーフトーンイメージは、直交変換し
たブロツク内の低域に係数が集中しやすく、したがつて
割と低次のうちに有意係数の発生が集中してしまい、そ
こから高次は全て“0”が連続するということが多い。
【0013】この場合、“0”ランが16以上続いた場
合には図22で示した様に“R16”という符号が割り
当てられ、この符号を送信した後“、0”ランのカウン
タをリセツトして、再び“0”のラン長をカウントす
る。その後、0”以外の有意係数が発生した時に、この
有意係数とその係数の直前まで連続した“0”のラン長
とで、2次元のハフマン符号化を施す。
【0014】その為、図21に示した様な低次の係数か
ら順に走査していくジクザクスキヤンでは、途中で有意
係数の発生が終了しても、その後の高次の係数におい
て、有意係数が発生しているか否かは未知の為、1係数
ごとに“0”の数をカウントして、“R16”の符号化
の準備をしなくてはならない。すなわち、低次の係数か
ら順のジグザグスキヤンでは、どこ迄“0”以外の有意
係数が発生しているのか、つまり言い換えると、どこ迄
符号化して良いのかは、一度最高次の係数迄スキヤンし
てみないと判明できない。最高次の係数がもし、“0”
以外の有意係数だとした場合、それまでに蓄積した
“0”のラン長に基づき、“0”ランが16以上であれ
ばR16の符号化、及びそれ以降の“0”ランの符号化
をしなおさなくてはならない。もし、最高次係数も
“0”であつた場合には、それ迄蓄積した“0”ランを
リセツトして“EOB(End Of Block)”
の符号(図22に示す)を発生させなくてはならない。
すなわち、最後になつてブロツク内の符号化にかかる時
間が変わつてくる場合もある。言い換えると、毎回、一
定時間で符号化できないという欠点があつた。
【0015】本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、人工的
に作成した文字、フオント、線画等のエツジが良好に出
力することができ、且つ、いかなる入力源から受け取っ
た画像でも適正な量子化を簡単な構成で実現できる画像
圧縮装置を提供する点にある。
【0016】また本発明の他の目的は、ブロツク内がど
の様な情報であっても、所定時間内に符号化を行うこと
ができると共に、回路構成を安価、且つ、簡単にできる
画像圧縮装置を提供する点にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る画像圧縮装置は、所
定のブロツク中の空間周波数成分データを入力する入力
手段と、複数の異なる量子化方法のひとつの量子化方法
に従って前記空間周波数成分データを量子化する量子化
手段と、所定の値を持つ各々の空間周波数成分データを
比較することによって画像の種類を判別する判別手段
と、前記判別手段の判別結果に従って、前記複数の異な
る量子化方法からひとつの量子化方法を選択する選択手
段とを備える。本発明にかかる画像圧縮方法は、所定の
ブロツク中の空間周波数成分データを入力する工程と、
所定の値を持つ各々の空間周波数成分データを比較する
ことによって画像の種類を判別する工程と、前記判別工
程の判別結果に従って、複数の異なる量子化方法からひ
とつの量子化方法を選択する工程と、前記複数の異なる
量子化方法の中から選択した一量子化方法に従って前記
空間周波数成分データを量子化する工程とを備える。
【0018】
【作用】かかる構成及び方法によれば、所定のブロツク
中の空間周波数成分データを入力し、複数の異なる量子
化方法のひとつの量子化方法に従って空間周波数成分デ
ータを量子化し、所定の値を持つ各々の空間周波数成分
データを比較することによって画像の種類を判別し、判
別結果に従って、複数の異なる量子化方法からひとつの
量子化方法を選択する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 <第1の実施例>図1は本発明に係る画像圧縮装置の第
1の実施例の要部を示すブロツク図、図2は第1の実施
例による主要な動作手順を説明するフローチヤート、図
3はDCT係数の逆スキヤン順序を示す図、図4はDC
T係数の順スキヤン順序を示す図、図5はイメージスキ
ヤナ入力の入力データとDCT係数との関係を例示する
図、そして、図6はコンピュータにより人工的に作成し
た入力データとDCT係数と関係を例示する図である。
【0020】図1において、100はイメージスキヤナ
入力の多値画像データやコンピュータにより人工的に作
成された多値画像データを入力する入力端子、101は
DCT回路、102,103,111はスイツチ、10
4は逆スキヤンアドレス発生器、105は順スキヤンア
ドレス発生器、106は絶対値回路、107は比較器、
108はカウンタ判定回路、109,110は互いに異
なる量子化特性の量子化テーブル、112はDC成分用
の出力端子、113はAC成分用の出力端子、114は
Qを示している。
【0021】115は閾値(Th)を格納するためのレ
ジスタを示し、117Thをマニュアルで選択するため
に用いられる操作部を示し、116は操作部117によ
って選択されたThをレジスタ115にセツトするため
のCPUを示している。
【0022】上記構成による動作を図2を用いて説明す
る。
【0023】入力端子100より入力されたイメージ対
応の多値画像信号は、既に、不図示のブロツク化回路に
よって、8×8画素のブロツク状に切出され、DCT回
路101に送られ、DCTが施される(S1)。本実施
例では、直交変換に8×8のDCTを用いて説明してい
るが、例えば、アダマール変換等の他の直交変換方式で
あつても8×8以外のブロツクサイズであつても良いこ
とは勿論である。
【0024】DCT変換された係数は、図4に示した様
に、低次の係数から高次の係数に向けて、ジグザグ状に
1次元に並び直される。1次元に配列されたDCT係数
を今後“DCT[n](n=0〜63)”という配列の
形で定義する。DCT[0]は、DC成分の係数、DC
T[1]〜DCT[63]はAC成分の係数を示し、n
の小さいものほど低次の係数となる。
【0025】ここで、図1中のスイツチ102、スイツ
チ103は、8×8画素ブロツクごとの初期化により、
それぞれa,cの端子に接続される。逆スキヤンアドレ
ス発生器104は、図3の矢印に示されている様に、最
も高次の変換係数から低次の変換係数へスキヤンするア
ドレスを与える回路である。一方、順スキヤンアドレス
発生器105は図4の矢印に示されている様に最も低次
の変換係数から高次の変換係数へとスキヤンするアドレ
スを与える回路である。さらに詳述すれば、DC成分を
DCT[0]、AC成分の低次からDCT[1],
[2],…,DCT[63]となる様に配列する。すな
わち、DCT[n]はアドレスnの変換係数を示す。
【0026】逆スキヤンアドレス発生器104により、
まずDCT[63−i]がロードされ、絶対値回路10
6により絶対値化され(ABS(DCT[63−i])
とする)、比較器107へ送られる。比較器107で
は、入力したABS(DCT[63−i])と予め用意
された閾値(Th)とを比較し、AC電力が閾値以上存
在するか否か判断される(S2)。もし、“ABS(D
CT[63−i])≧Th”が否ならば、S3におい
て、カウンタ判定回路108によってiが予め設定した
アドレスまで達したか否かを判断する。このアドレスは
高域成分のみを取りうる様な値で予め設定される。例え
ばDCT[45]〜DCT[63]迄とするならば、ア
ドレス=19とする。
【0027】S3において、i<アドレスであれば、S
4でi=i+1の処理を行ない(カウンタ判定回路10
8)、次のDCT変換係数を走査して同様の操作を繰り
返す。Th,アドレスの値の設定の方法については後述
する。
【0028】カウンタ108では、スイツチ102、ス
イツチ103の端子の切換えも行つていて、S2の条
件、すなわち“ABS(DCT[63−i])≧Th”
の時、及び“i≧アドレス”の時に、スイツチ102、
スイツチ103の端子がそれぞれb,dに切換わる。S
2の条件が正ならコンピュータ画像用の量子化テーブル
110が選択され(S5)、S3の条件が否なら自然画
像用の量子化テーブル109が選択される(S6)。実
際には、量子化テーブル109は初期化(デフオルト)
のときに選択される。つまりスイツチ111は常にeの
端子に接続される。また設計上、比較器107からの出
力(S2が正という信号)に応じて切換えてロードする
ようにしても良い。
【0029】さて、量子化テーブルがひとつ選択される
と、今度は順スキヤンアドレス発生器105及びQ11
4により図4に示した順スキヤンの矢印に従つて、まず
DCT[0]であるDC成分の量子化、続いてDCT
[1],DCT[2],…,DCT[63]であるAC
成分の量子化が行なわれる(図2のS7)。図1におい
て、DC成分は出力端子112へ、AC成分は出力端子
113へ出力される。尚、量子化後は関連技術で述べた
方式を採用しても良い。
【0030】さて、S8において、j<63か否かの判
断により、1ブロツクの符号化が終了したか否かを判定
し、まだ1ブロツクの符号化が未終了ならばS9におい
てj=j+1の処理を施し、量子化を繰り返す。一ブロ
ツク内において、スイツチ102,103によって、
b,dの端子が一旦選択されたら、その選択状態をブロ
ツクの符号化が終了する迄、保持する。
【0031】本実施例の構成、制御は、以上に述べた様
な簡単、単純であるが、前述したTh,アドレス,量子
化テーブル109,110の設定が予め必要である。
【0032】図5(a)には自然画(中間調画像のイメ
ージ)をイメージスキヤナにより標本化した画像データ
が示されている。この画像データは8ビツトで、エツジ
部を8×8のブロツク状にしたものである。急峻なエツ
ジ部でも、イメージスキヤナのMTFによりなまつてし
まつている点と、自然画においては原稿の写真等のMT
Fにより急峻なエツジにはなりにくい点がある。
【0033】図5(a)の画像をDCT変換した変換係
数を図5(b)に示す。これは11ビツトで−1024
〜+1023迄の値をとりうる(DC成分はAC成分と
ダイナミツクレンジを同一にする為に、図5(a)の各
画素から127だけ減算してからDCT変換してい
る)。この様に、自然画中のエツジ部であつても、DC
T変換係数は低域に大きな値が発生し、高域では大きな
値が発生してもAC電力は少なくなる。
【0034】図6(a)のコンピユータ上で人工的に作
成した信号を示す。この信号は図5(a)と同様に8ビ
ツトである。この信号をDCT変換した変換係数を図6
(b)に示す。図5(a)と全体のAC電力が異なつて
いるので、一概な比較は出来ないが、低域だけではなく
高域にもかなり大きな値が発生している。図6に示した
例はほんの一例であるが、人工的に作成したエツジ部で
は低域よりも高域の方がAC電力が大きくなるパターン
も作成できる。すなわち、イメージスキヤナ等で画像入
力した情報では、得られないAC電力が高域成分に発生
する。そこで、システムで考えた場合、通常接続してい
る画像入力装置等の機器によるMTF特性によるなまり
を予め実験的、経験的に求めておいて、前述のアドレ
ス,Thを定めておく。例えば、今回アドレスをDCT
[28]〜DCT[63]迄の36(アドレス=36)
とし、Thを50(Th=50)に設定する。人工的に
作成したエツジ部は、ところどころの成分にDCT係数
の絶対値が50を越えるところがあるが、イメージスキ
ヤナで読み込んだものはエツジ部が発生していないとす
る。すなわち、設定した高域成分に、ある閾値以上の成
分が1成分でもあると、それは人工的に作成したエツジ
部、線画等と見なす。人工的に作成した画像でもエツジ
部ではない平坦部は抽出されない様にする。
【0035】図7(a),(b)は、それぞれ前述の量
子化テーブル109,110の一例を示す図である。図
7(a)は従来例で説明したJPEGの標準化テーブル
とされている輝度成分Yのテーブルを示す図である。こ
れはステツプ幅を示し、これに基づき、線形量子化され
る。当然、値の大きい方が粗い量子化となる。
【0036】図7(b)は、量子化テーブル110の例
を示す。量子化テーブル110によれば、低域も高域も
ほぼ同じ値にしている。DC成分は異なる値にしてある
が、これも同値であつても良い。すなわち、人工的に作
成したエツジ部が抽出されなかつたブロツク内の低域で
のある成分のステツプ幅をS low、高域でのある成分の
ステツプ幅をS high 、人工的に作成したエツジ部であ
ると判断されたブロツクでの低域及び高域でのある成分
のステツプ幅をそれぞれS’low ,S’highとすると、
Slow /Shigh<S’low /S’high≧1となる様に設
定する。言い換えると、低域から高域までを示すf特性
の傾きを量子化テーブル109から量子化テーブル11
0にすることにより、より滑らかにするものである。
【0037】以上の様にして、入力した画像をブロツク
ごと、人工的に作成されたエツジ部か否かを容易な手法
で判断し、量子化条件を切換える。
【0038】以上説明したように、第1の実施例によれ
ば、単純、容易な構成で、人工的に作成した線画、例え
ばコンピユータ上で作成した線画、フオント等の画像の
エツジ部を検出し、適切な量子化を行なうことにより、
いかなる入力源でも良好に出力画像を形成できる。
【0039】また、第1の実施例によれば、汎用性があ
って、高速かつ、画質劣化の少ない画像圧縮を行うこと
ができる。 <第2の実施例>図8は本発明に係る画像圧縮装置の第
2の実施例の要部を示すブロツク図、そして、図9は第
2の実施例による量子化テーブル110〜113の一例
を示す図である。
【0040】本実施例は図1に示される第1の実施例に
比べ、より多くの量子化テーブルの切換えを実現するも
のであり、図1と同一部分には同一番号を付して説明す
る。異なる構成として、801,814はスイツチ、8
02は2乗回路、803は低域電力加算器、804はカ
ウンタ判定回路、805は高域電力加算器、810,8
11,812,813は量子化テーブルをそれぞれ示し
ている。
【0041】図8において、DCTの終了した変換係数
を順スキヤン方向(図4の矢印方向:但し、DC成分は
用いない)に従つて走査していく。まず、最も低次のA
C変換係数DCT[1]を読み出す。スイツチ103及
びスイツチ801はそれぞれ初期化によりc,hに接続
されている。DCT[1]は、2乗回路802により2
乗され、低域電力加算器803に送られる。低域電力加
算器803は低域の変換係数の2乗を累積加算する手段
を示す。例えば低域をDCT[1]〜DCT[27]ま
での27成分、高域をDCT[28]〜DCT[63]
までの36成分とした場合、カウンタ判定回路804は
27成分までをカウントしてスイツチ801をhからg
の端子に切換える。高域電力加算器805は、
【0042】
【数1】 の値を求め、保持する。高域成分においては、前述した
第1の実施例と同様、比較器107によって予め設定し
た閾値(Th)を用意する。本実施例では、変換係数を
絶対値ではなく、2乗している為、閾値も2乗した値が
必要となる。カウンタ判定回路804は、DCT[1]
〜DCT[63]迄の走査が終了した時点で、比較器1
07、高域電力加算器805、低域電力加算器803か
ら信号を受けて、スイツチ806に信号を送り、量子化
テーブル810,811,812,813の切換えを行
なう。
【0043】カウンタ判定回路804では、1成分あた
りの変位器高域電力Phigh と1成分あたりの平均低域
電力P lowを求める。例えば、前述した様に低域をDC
T[1]〜DCT[27]、高域をDCT[28]〜D
CT[63]とした場合、
【0044】
【数2】
【0045】
【数3】 となる。そして、カウンタ判定回路804は、電力比
(P high /P low)を求め、この電力比と比較器10
7の比較結果とに従い、量子化テーブルが例えば以下の
ように切換わる。すなわち、Th以上あり、かつ、Phi
gh /P low≧0.8の時には、量子化テーブル11
0、Th以上あり、かつ、P high /P low<0.8の
時には、量子化テーブル111、Th以上無く、かつ、
P high /P low≧0.8の時には、量子化テーブル1
12、Th以上無く、かつ、P high /P low<0.8
の時には、量子化テーブル113となる。一例として、
図9に示す。
【0046】すなわち、電力比Phigh/Plow の値が大
きければ、前述の実施例の量子化テーブルのステツプ幅
の比、Slow /Shighを“1”に近づける様な量子化テ
ーブルを選択する。以上の選択は、スイツチ814が行
い、その指示は、カウンタ判定回路804から受け取
る。
【0047】量子化テーブルの切換えが終了すると、順
スキヤンアドレス発生器105は再び先頭のアドレスに
戻つて今度はDC成分からDCT[0]〜DCT[6
3]の読み出しを行なう。また、スイツチ103はcか
らdに接続され、Q(Q)114により量子化され、D
C成分は112端子へ、AC成分は113端子へ出力さ
れる。
【0048】以上、図8を基に説明したが、DC成分の
量子化ステツプがどの量子化テーブルにおいても同一の
場合は、時間短縮の為、量子化テーブルの選択動作の最
中に、パイプライン処理で符号化を行つても良い。即
ち、テーブル選択動作と符号化動作とを異なるブロツク
に対して同時に行わせても良い。
【0049】また、本実施例は量子化テーブルを4種に
より説明したが、これ以上でも以下でも構わない。 <第3の実施例>また、上述の第2の実施例では、高域
と低域で2乗和をとる電力の総和として比較したが、本
発明は、簡略化の為に高域と低域のそれぞれ絶対値和に
しても良い。
【0050】図10は本発明に係る画像圧縮装置の第3
の実施例の要部を示すブロツク図である。本実施例は第
1の実施例と一部異なる為、同一部分には同一番号を付
して異なる点のみ説明する。
【0051】図10において、1001は絶対値和加算
器を示し、入力した高域の変換係数の絶対値和をとる。
絶対値和加算器1001は、高域成分の絶対値を第1の
実施例で述べた閾値と比較をするばかりでなく、高域の
絶対値和がどの程度なのかを調べる。つまり、高域にひ
とつの成分だけ飛び出している場合と、全体的に大きな
値となつている場合とで量子化条件を切換える。
【0052】量子化テーブル(109,110)の切換
えは、第1の実施例で述べた様に、高域の変換係数の絶
対値にThよりも大きいものがあるか否かで、人工的な
エツジ部か否かを判断して、スイツチ111で行う。
【0053】図11は第3の実施例による量子化テーブ
ルの一例を示す図である。
【0054】イメージスキヤナ等で入力された画像と判
断されたブロツクの場合には、図11(a)のテーブ
ル、人工的なエツジ部と判断されたブロツクは図11
(b)のテーブルを選択する。図11において、量子化
テーブル109の例ではAC成分のみが示され、量子化
テーブル110の例であるDC成分は別に固定で保持し
た方が良い。量子化テーブル110を選択した場合に限
り、絶対値和加算1001の出力を基に、乗算器100
2に量子化テーブルの各係数に乗ずるいわゆるスケーリ
ングフアクター(Sフアクター)を設定する。すなわ
ち、高域での絶対値和が大きい場合には、Sフアクター
を大きめに設定し、小さい場合にはある成分だけ突出し
て閾値を越えたと判断して、小さめに設定する。人工的
なエツジ部では、人工画のエツジ部とは異なって、高域
の成分の重要度が大きいので、なるべく高域の全ての成
分を生かすしかし、毎回小さめのSフアクターを設定す
ると画像は良好になるが、符号量が増えてしまう為、上
述の処理が有効となる。 <第4の実施例>図12は本発明に係る画像圧縮装置の
第4の実施例の構成を示すブロツク図であり、図13及
び図14は第4の実施例による主要な動作手順を説明す
るフローチヤートである。
【0055】図12において、1100は図1の入力端
子100同様の多値画像信号を入力する入力端子、11
01はDCT回路、1102はスキヤン変換回路、11
03はバツフア、1104はQテーブル、1105は
Q、1106はDPCM、1107は1次元ハフマン符
号化回路、1108は逆スキヤンアドレス発生回路、1
109は順スキヤンアドレス発生回路、1110はスイ
ツチ、1111は有意係数検出回路、1112,111
3はカウンタ、1114はラン長カウンタ、1115は
グループ化回路、1116は2次元ハフマン符号化回
路、1117はDCハフマンテーブル、1118は多重
化回路、1119は出力端子をそれぞれ示している。
【0056】続いて、上記構成による動作を図13及び
図14を参照して説明する。
【0057】入力端子1100より入力された多値画像
信号は、前段で不図示のブロツク化回路において、8×
8画素のブロツク状に切出されており、DCT回路11
01に送られ、DCTが施される(S101)。本実施
例では、直交変換に8×8のDCTを用いて説明してい
るが、他の直交変換方式であつても、8×8以外のブロ
ツクサイズであつても良いことは勿論である。
【0058】配列化したDCT係数は、一時、バツフア
1103に格納される。そして、DC成分(DCT
[0])は従来例と同様、Qテーブル1104により印
加される量子化ステツプ情報に従つて、Q1105にお
いて線形量子化されて、量子化後の変換係数はDPCM
1106にて前ブロツクのDC成分との差分をとつて、
1次元ハフマン符号化回路1107にて符号が生成され
る。本実施例では、AC成分の符号化の動作手順に特徴
を有している。逆スキヤンアドレス発生器1108,順
スキヤンアドレス発生器1109は共にバツフア110
3からの読出しのアドレスを送信し、それぞれバツフア
1103内の逆方向からの読出し(DCT[n]におい
て、nの数値の大きな方からの読出しのことで逆スキヤ
ンと定義する)と、バツフア1103内の順方向の読出
し(DCT[n]において、nの数値の小さい方からの
読出しのことで順スキヤンと定義する)とを行う。
【0059】ブロツク内のAC成分の読出しは、まず予
め逆スキヤンがスイツチ1110で選択されている。
【0060】続いて、S102において、読出されたD
CT係数(DCT[63−i]:iは初期化で“0”が
代入されている)は、Q1105においてDC成分と同
様に線形量子化される。量子化後のDCT係数を一般的
にDCT’[n]”と定義する。S102において、生
成されたDCT’[63−i]をS103において、
“0”であるか否かを判断する(有意係数検出回路11
11)。もし、DCT’[63−i]=0であつた場合
には、1112に示したカウンタiを“+1”だけカウ
ントアツプする(S104)と同時に、スイツチ111
0に再び逆スキヤンを選択する信号を送信する。そし
て、新たに、また逆スキヤンによりバツフア内の配列の
1つ若い番号(1つ低次の)DCT係数1成分だけをみ
出し、DCT’[63−i]≠0になる迄同様の操作を
繰り返す。つまり、ブロツク内の最高次の量子化された
DCT係数(DCT’[63])からカウントして有意
係数が発生したアドレスまでの“0”の続いた数をカウ
ンタ1112が数えることになる。
【0061】さて、S103において、DCT’[63
−i]≠0となつた場合、有意係数検出回路1111は
スイツチ1110に対して今度は順スキヤン読出しを選
択する信号を送信する。
【0062】順スキヤン読出しでは、バツフア1103
内の配列の1番若い番号のDCT係数を読出して、量子
化を行う(S105)。S105において、jの初期化
は“1”となつている為、DCT[0]はDC成分であ
り、AC成分の最も低次はDCT[1]になる)まず、
初めにDCT[1]を量子化してDCT’[1]を生成
する。
【0063】続いて、S106において、有意検出回路
1111によって、量子化されたDCT’[j]が
“0”か否かを判断する。もし、S106において、D
CT’[j]=0となつた場合には、カウンタ1113
を“+1”だけカウントアツプすると同時に、従来例と
同様のラン長カウンタ1114のカウンタ値NNNNを
“+1”だけカウントアツプする(S107)。S10
6において、DCT’[j]≠0となつた場合には、そ
れ迄に蓄積したNNNNの数が15を越えてあるかどう
かを判断して(S108)、もし15を越えていたなら
ば従来例で説明した“R16”を送信し、NNNNの値
から16を減じる(S109)。もし、NNNNの数が
15以下の場合、グループ化回路1115では、関連技
術と同様、“0”以外の発生した係数DCT’[j]を
グルーピングしてSSSSとして発生し(S110)、
グループ番号SSSSと“0”のラン長NNNNとの2
次元ハフマン符号化(2次元ハフマン符号化回路111
6)により符号を発生させ、付加ビツトを多重化する
(S111)。続いて、S112において、カウンタ1
112とカウンタ1113の各値を加算して“63”に
なついてるか否かを判断し、i+j=63になつていれ
ば、EOB(End Of Block)を出力して(S113)、
1ブロツクの符号化が終了する。また、i+j<63の
場合には、カウンタ1113を“+1”だけカウントア
ツプすると同時に、ラン長カウンタNNNNの値をリセ
ツト(“0”を代入)して繰り返し操作する(S11
4)。
【0064】以上述べた様な構成にすることにより、い
かなる符号が発生した場合においても、毎ブロツク所定
時間内でスムーズに符号化することができる。また回路
の構成が安価、単純で実現が容易である。 <第5の実施例>図15は本発明に係る画像圧縮装置の
第5の実施例の構成を示すブロツク図である。尚、逆ス
キヤンにおけるDCT係数のスキヤン順序の説明は図3
を用いて、順スキヤンにおけるDCT係数のスキヤン順
序の説明は図4を用いて説明する。図15に示される画
像圧縮装置は、図12に示した構成と若干異なり、図1
2と同一ブロツクには同一番号を付して説明する。
【0065】本実施例では、DCTが施された後、図1
2に示した第4の実施例の様にジグザグスキヤンにして
1次元に並び換え、この後にバツフアに格納するという
構成を設けずに、DCT回路1101でDCTを行つた
後のDCT係数の読み出し方向を切り換える構成をと
る。
【0066】図15中、1301,1302はDCT係
数の読み出しを行なうジグザグ逆スキヤン回路,ジグザ
グ順スキヤン回路で、それぞれジグザグスキヤンを逆方
向から(図3に示す)読み出すジグザグ逆スキヤンと、
ジグザグスキヤンを順方向から(図4に示す)読み出す
ジグザグ順スキヤンを行う。1303は1301,13
02を切換えるスイツチを示し、初期設定ではジグザグ
逆スキヤンが選択されている。前述の第4の実施例と同
様、量子化してから“0”以外の有意係数か否かを検出
し、有意係数が発生するまでは、ジグザグ逆スキヤンが
選択されている。有意係数が発生した時にはじめてスイ
ツチ1303によってジグザグ順スキヤンが選択され
る。そこで、まず図4に示した最も先頭にあたるDC成
分(前述の第4の実施例ではDCT[0])を読み込
み、量子化した後にDPCM、1次元ハフマン符号化が
施される。次に、AC成分の低次の成分から最後に有意
係数が発生する成分迄を順次量子化、符号化を繰り返し
ていく。
【0067】本実施例においても、カウンタ1112と
カウンタ1113の構成は、前述の第4の実施例と同様
である。DC成分もAC成分と同様な読み出しの為、カ
ウンタ1113の初期化はj=0としておく必要がある
が、i+j=63に達した時点で1ブロツクの符号化が
終了するとができる。
【0068】さらに具体的な例を挙げて説明する。
【0069】図16はDCTを施した後のあるブロツク
内の係数の発生状況を説明する図、図17は図16を逆
スキヤンした状態を示す図、そして、図18は図16を
順スキヤンした状態を示す図である。
【0070】図16において、斜線をひいた部分はなん
らかの有意係数が発生した成分を示し、空白の部分の周
波数成分が“0”であつたとする。今回、説明を容易に
する為に、量子化によつて有意係数の成分が“0”に変
換されるものは無いとする。まず、逆スキヤンにより、
DCT[63]から矢印で示した方向にジグザグ状にQ
を施しながら有意係数が発生しているアドレスを探す。
図16に示した様に、有意係数の発生は低域(ブロツク
左上)に集中している為、初めて有意係数がDCT’
[8]で発生する(図17)。(DCT’[n]は図1
2の実施例で示した様にDCT[n]を量子化したもの
をDCT’[n]とおく。)この時、カウンタ1112
は、i=55となる。そして今度は、DCT[0]と順
方向にスキヤンをはじめ、j=8に達した時、すなわち
DCT’[8]迄符号化が達した時に1ブロツクの符号
化を終了する(図18)。
【0071】こうすることによつて、所定時間(例えば
n×mのブロツクにおいては、カウンタ1112、カウ
ンタ1113が、i+j=n×m−1になる時間、つま
り1成分の読み出し、符号化を1クロツクとすると、i
=0,j=0の時間も含め、(n×m+1)クロツクの
時間)で1ブロツクの符号化が可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単純、容易な構成で、人工的に例えばコンピユータ上で
作成した線画、フオント等のエツジ部を検出し、適切な
量子化を行なうことにより、いかなる入力源からでも良
好に出力することができる。
【0073】また本発明によれば、ブロツク内がどの様
な情報であっても、所定時間内に符号化を行うことがで
きると共に、回路構成を安価、且つ、簡単にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像圧縮装置の第1の実施例の要
部を示すブロツク図である。
【図2】第1の実施例による主要な動作手順を説明する
フローチヤートである。
【図3】DCT係数の逆スキヤン順序を示す図である。
【図4】DCT係数の順スキヤン順序を示す図である。
【図5】イメージスキヤナ入力の入力データとDCT係
数との関係を例示する図である。
【図6】人工的に作成した入力データとDCT係数と関
係を例示する図である。
【図7】量子化テーブル109,110の一例を示す図
である。
【図8】本発明に係る画像圧縮装置の第2の実施例の要
部を示すブロツク図である。
【図9】第2の実施例による量子化テーブル110〜1
13の一例を示す図である。
【図10】本発明に係る画像圧縮装置の第3の実施例の
要部を示すブロツク図である。
【図11】第3の実施例による量子化テーブルの一例を
示す図である。
【図12】本発明に係る画像圧縮装置の第4の実施例の
構成を示すブロツク図である。
【図13】第4の実施例による主要な動作手順を説明す
るフローチヤートである。
【図14】第4の実施例による主要な動作手順を説明す
るフローチヤートである。
【図15】本発明に係る画像圧縮装置の第5の実施例の
構成を示すブロツク図である。
【図16】DCTを施した後のあるブロツク内の係数の
発生状況を説明する図である。
【図17】図16を逆スキヤンした状態を示す図であ
る。
【図18】図16を順スキヤンした状態を示す図であ
る。
【図19】従来例による画像圧縮装置の構成を示すブロ
ツク図である。
【図20】従来例による予測符号化回路の詳細な構成を
示すブロツク図である。
【図21】DCT係数のスキヤン順序を示す図である。
【図22】AC係数とグループ番号SSSSとの関係を
説明する図である。
【符号の説明】
1,100 入力端子 2 ブロツク化回路 17,101 DCT回路 40,114 Q 41,109,110,810,811,812,81
3 量子化テーブル 42 DPCM 43 1次元ハフマン符号化回路 44 DCハフマンコードテーブル 45 スキヤン変換回路 46 有意係数検出回路 47 ラン長カウンタ 48 グループ化回路 49 2次元ハフマン符号化回路 50 ACハフマン符号化回路 51 多重化回路 52,112,113 出力端子 53 遅延回路 54 減算器 102,103,111,801 スイツチ 104 逆スキヤンアドレス発生器 105 順スキヤンアドレス発生器 106 絶対値回路 107 比較器 108,804 カウンタ判定回路 802 2乗回路 803 低域電力加算器 805 高域電力加算器 1001 絶対値和加算器 1002 乗算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のブロツク中の空間周波数成分データ
    を入力する入力手段と、 複数の異なる量子化方法のひとつの量子化方法に従って
    前記空間周波数成分データを量子化する量子化手段と、 所定の値を持つ各々の空間周波数成分データを比較する
    ことによって画像の種類を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に従って、前記複数の異なる量
    子化方法からひとつの量子化方法を選択する選択手段と
    を備えることを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】所定のブロツク中の空間周波数成分データ
    を入力する工程と、 所定の値を持つ各々の空間周波数成分データを比較する
    ことによって画像の種類を判別する工程と、 前記判別工程の判別結果に従って、複数の異なる量子化
    方法からひとつの量子化方法を選択する工程と、 前記複数の異なる量子化方法の中から選択した一量子化
    方法に従って前記空間周波数成分データを量子化する工
    程とを備えることを特徴とする画像圧縮方法。
  3. 【請求項3】多値画像信号を直交変換して得た情報を、
    ブロツク単位に、高域成分から低域成分に向って読み出
    す第1の読み出し手段と、 前記直交変換して得た情報を、ブロツク単位に、低域成
    分から高域成分に向って読み出す第2の読み出し手段
    と、 ブロツク単位に、前記第1の読み出し手段または前記第
    2の読み出し手段を選択する選択手段とを備えることを
    特徴とする画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】多値画像信号を直交変換して得た情報を、
    ブロツク単位に、高域成分から低域成分に向って読み出
    す第1の読み出し工程と、 前記直交変換して得た情報を、ブロツク単位に、低域成
    分から高域成分に向って読み出す第2の読み出し工程
    と、 前記第1の読み出し工程と前記第2の読み出し工程とを
    繰り返す繰り返し工程とを備えることを特徴とする画像
    圧縮方法。
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