JPH0594959A - 薄膜半導体成長法 - Google Patents

薄膜半導体成長法

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JPH0594959A
JPH0594959A JP25321991A JP25321991A JPH0594959A JP H0594959 A JPH0594959 A JP H0594959A JP 25321991 A JP25321991 A JP 25321991A JP 25321991 A JP25321991 A JP 25321991A JP H0594959 A JPH0594959 A JP H0594959A
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JP
Japan
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solid
thin film
energy
laser
change
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JP25321991A
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English (en)
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Yoshiro Akagi
赤木与志郎
Mariko Okamoto
岡本真理子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の弾性散乱光の検出によらず、固体中の原
子レベルでの微妙な構造変化に敏感な非弾性散乱光をモ
ニターすることにより、固−固相変化を高精度で、均一
性よく制御する薄膜成長法。 【構成】薄膜半導体中の固−固相成長を促進するにあた
って外部注入光エネルギー源としてレーザを照射しつ
つ、同時に同外部注入光エネルギー自身もしくはモニタ
ー用外部光エネルギーの非弾性散乱光を検出・フィード
バックすることにより、非晶質−結晶相変化、微結晶−
結晶変化、密度変化など固−固相反応の進行をその場観
察で高精度で制御し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体薄膜製造方法に関
するものであり、特に光を含む電磁波を用いて微細な加
工を伴う集積回路素子、光集積回路素子、光電変換回路
素子、光学表示回路素子の製造に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体薄膜の製造方法としては固
−液相変化、固−気相変化を利用して積層するのが一般
的であり集積回路素子、光集積回路素子作製に多用され
ている。一方、非晶質−結晶相変化、微結晶−結晶変
化、多結晶−単結晶変化などの固−固相反応を利用して
半導体薄膜を形成する方法は、熱や光をはじめとし、ま
た電子、イオンビームなどの電磁波のエネルギーを用い
て近年活発に行われている。しかし、これらの多くは非
平衡状態で反応が進行すること、また空間的、局所的、
もしくは選択的な反応が必要とされているにもかかわら
ず固−固相反応を高度に制御することが困難であるのが
現状である。すなわち、反射率、屈折率、色変化等の線
形的物理・化学的物性量は固−液相変化、固−気相変化
に対しては大きく変化することが多く、それらの相変化
を敏感に捕らえなおかつ相変化を制御することは比較的
容易である。しかし、固−固相反応では一般に線形的物
理・化学的物性諸量が敏感に変化することは原理上期待
できず、これをパラメータとして反応を制御することは
困難であり、制御されることなく経験的に行われている
のが実態である。1例として図4に光を照射した物質か
らの弾性散乱反射光強度の外部注入レーザ光密度依存性
を示す。少なくとも固−液相への変化に伴って反射光強
度は大きく変化するが固相領域では変化は微小であり、
変化量を外部注入レーザ光密度のフィードバックとして
用いるには領域が固−液相近辺に限定されてしまうこと
が明らかである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状では固−固相反応
の追跡は近似として固−液相変化の種々のパラメータを
用いてなされることが多いが、原理上再現性に乏しく経
験論の域を出ることは容易ではない。例えば、固体表面
と液体表面では光の反射率が一般に異なるが、外部注入
エネルギーとして光、熱、または電磁波・電子・イオン
などのエネルギーを照射しつつ照射領域と同一箇所にモ
ニター用の光を照射し(外部注入エネルギーが光の場合
はモニター光と兼用してもよい)、光の反射率が液体表
面からの値を越えないように外部注入エネルギーを制御
する方法がある。しかし、この方法は固−固相反応が固
−液相反応とならないようにするという程度であり本質
的に固−固相反応を制御しているとは言い難い。他のパ
ラメータを用いる場合でも固−液相変化のパラメータを
用いる限りにおいては同様な結果となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の要請に鑑
みてなされたものであり、従来法の線形的応答の代わり
に固相−固相変化に本質的に敏感な非線形的応答を検
出、利用し同変化を制御しようとするものであり、光や
電磁波、電子、イオンエネルギーなど外部注入エネルギ
ーと物質との非弾性相互作用の結果生み出されるラマン
効果を外部注入エネルギー照射と同時に検出し、またこ
れをフィーイドバックすることにより半導体薄膜材料の
非晶質−結晶相変化、微結晶−結晶変化、多結晶−単結
晶変化、結晶学的配向変化、密度変化などの固−固相変
化を高精度で制御する方法を提供するものである。更
に、注入エネルギーを走査することにより、必要面積の
結晶化を行う。
【0005】
【作用】外部からのエネルギー注入による半導体薄膜成
長を行う際に注入エネルギーによっておこる非線形的物
性量の検出・フィードバックを行い薄膜半導体成長を制
御する。
【0006】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例を図1を用いて
詳述する。ガラス30の表面上に堆積した厚さ10〜5
00nmの非晶質シリコン1に外部注入エネルギーとし
てArFエキシマレーザ光3(193nm)を1パル
ス、単位面積あたり100mJ/cm2〜10J/c
2、1−10pps照射すると、光反応により非晶質
−結晶相の固相反応が進行すると同時に弾性散乱光4
(レーリー光)とは別に非線形現象の一種である非弾性
散乱光6(ラマン散乱光)が観測される。この非弾性散
乱光で表される物性量は固−固相反応の進行につれて本
質的に変化するため物性量の存在に起因する非弾性散乱
光エネルギーは、非弾性散乱光エネルギー=外部注入エ
ネルギー±物性量と表される。従って、外部注入エネル
ギーを変化させると非弾性散乱光エネルギーも変化し、
両者の差、すなわち本実施例で対象としている固有物性
量の大きさは変わらないため原理的にはいずれの外部注
入光エネルギーを用いてもよい。一方、非弾性散乱効率
の外部注入エネルギー依存性は共鳴散乱効果として存在
するが170〜400nmであれば本発明の効果を示す
にあたっては大きな問題とはならない。また、外部注入
光は適当な光学系を用いることにより最小は光回折限界
である0.6μmから最大は光学系の口径によって決め
られる20mm径まで集光することも可能であり、短波
長レーザの場合半導体中への光エネルギーの侵入深さを
極力浅くし特に微細な加工に用いることもできる。
【0007】図中、2は外部注入エネルギー源であるA
rFエキシマレーザ装置であり、同装置を出た照射光3
は試料1の表面に達し、試料1の表面から内部へ屈折・
進入する部分5と、試料1の表面で弾性的に反射される
部分4および非弾性的に散乱される部分6に分割され
る。弾性反射光4は従来試料1中での固−固相反応をモ
ニターするのに利用されてきた線形物性量である。非弾
性散乱光6は試料として用いた非晶質シリコン構造、も
しくは外部注入エネルギーとして用いたレーザ照射によ
り固相反応が十分進行した結果生じた多結晶シリコン構
造に特徴的なエネルギー分布を示しており、分光器7に
よってこのエネルギー分布を分解することによってシリ
コンの原子レベルでの構造の変化を外部注入エネルギー
であるレーザを照射しながら詳細に追跡し得る。更に、
注入エネルギーを走査することにより、必要面積の結晶
化を行う。8は非弾性散乱検出系7と外部照射用レーザ
光源2のフィードバック系を示す。
【0008】なお、本実施例で用いた分光器7には特に
制約がある訳ではないが非弾性散乱光を集光するための
光学系も含まれる。また、非線形相互作用の結果生ずる
非弾性散乱光強度は弾性散乱光強度と比べると10-9
10-11程度であるため迷光除去率がそれ以下である必
要がある。あるいは、分光器7自体の迷光除去率がこれ
らに及ばなくても分光器7の前に外部注入光除去用狭帯
域フィルターもしくは偏光子を用いて分光系全体として
の迷光除去率が向上するようにしても良い。また、構造
変化に対応して得られる非弾性散乱光エネルギー分布の
変化は同散乱光エネルギー自体と比べると10-6程度で
あるため分光器の波長分解能には少なくとも 0.00
1nm以下が要求される。図1中の分光器7で分解され
た光エネルギー強度の測定方式は外部照射用パルスレー
ザ光の非弾性散乱光を見るために本質的にAC光となる
ためDC法では限度があり、パルスと同期したAC法、
フォトンカウンティング法、マルチチャンネル法、もし
くは高屈折率ガラスファイバーなどの光エネルギー分散
・遅延線を回折格子型分光器のかわりに用いる非弾性散
乱光時間分光法を用いる方が有利である。
【0009】結果を図2に示す。図2はトータルな外部
注入レーザ照射密度を変化させることによって得られ
た、非晶質−微結晶相変化に応じた非弾性散乱光のエネ
ルギー分布を示している。9、10、11、12で示し
たスペクトルは外部照射エネルギー密度を1パルスあた
り1000mJ/cm2、600mJ/cm2、200m
J/cm2、50mJ/cm2とした場合の非弾性散乱光
エネルギースペクトルであり、13は半導体薄膜表面の
微小なで凹凸で乱反射された強度の大きい弾性散乱光が
迷光として入り込んだことに起因している。図2から抽
出したエネルギー分布スペクトル(ラマンスペクトル)
のピーク値とスペクトル半値幅の値を図3に示す。図3
中、14は非弾性散乱光エネルギー分布の半値幅、15
は同ピーク値、16はこれらから算出した微結晶シリコ
ンの平均粒径の外部注入エネルギー密度依存性を示した
ものであり、固−固相反応で進行する構造の変化が詳細
に観察し得る。例えば、図2中のスペクトル(10)が
常に得られるように外部注入レーザ光密度もしくは照射
レーザパルス数をフィードバック制御することにより非
晶質−微結晶相反応を必要な微結晶シリコン粒径を1
2.5nm近傍で高精度で得るべく制御し得る。
【0010】(実施例2)本発明の他の実施例を図5を
用いて詳述する。実施例1の構成に加えて非弾性散乱を
モニターするために外部注入用レーザとは別に可視域で
ある400〜680nmの波長を有するモニター用連続
発振レーザを用いると、モニター位置の目視による確認
も可能となるため効率的である。本実施例ではモニター
用連続発振レーザ17としてアルゴンガスレーザを用い
たが、クリプトンガスレーザ、ヘリウムネオンガスレー
ザ等を用いることもできる。図中、2は外部注入エネル
ギー源であるArFエキシマレーザ装置である。ここで
外部注入レーザビーム3は薄膜試料中での固−固相反応
の促進にのみ使用される。モニター用レーザ17から出
たビーム18は実施例1と同様に試料1の表面から内部
へ屈折・進入する部分5と試料表面で弾性的に反射され
る部分19および非弾性的に散乱される部分6に分割さ
れる。非弾性散乱光6は実施例1と同様に試料であるシ
リコンの構造に特徴的なエネルギー分布を示しており、
分光器7によってこのエネルギー分布を分解することに
よってシリコンの原子レベルでの構造の変化を外部注入
エネルギーであるレーザを照射しながら詳細に追跡し得
る。本実施例で用いた分光器7には特に制約がある訳で
はないが要求される仕様は実施例1と同等である。ただ
し本実施例の光エネルギー強度の測定はモニター用連続
発振レーザ光の非弾性散乱光を見るために本質的にDC
光となるので測定方式は実施例1と異なりDC法でも差
し支えない。
【0011】図6はトータルな外部注入レーザ照射密度
を変化させることによって得られた、非晶質−微結晶相
変化に応じた非弾性散乱光のエネルギー分布を示してい
る。20、21、22、23で示したスペクトルは外部
照射エネルギー密度を1パルスあたり1000mJ/c
2、600mJ/cm2、200mJ/cm2、50m
J/cm2とした場合の非弾性散乱光エネルギースペク
トルであり、24は半導体薄膜表面の微小なで凹凸で乱
反射された強度の大きい弾性散乱光が迷光として入り込
んだことに起因している。図6から抽出したエネルギー
分布スペクトル(ラマンスペクトル)のピーク値とスペ
クトル半値幅の値を図7に示す。図7中、25は非弾性
散乱光エネルギー分布の半値幅、26は同ピーク値、2
7はこれらから算出した微結晶シリコンの平均粒径の外
部注入エネルギー密度依存性を示したものであり、固−
固相反応で進行する構造の変化が詳細に観察し得る。従
って実施例1と同様に外部注入レーザ光密度もしくは照
射レーザパルス数をフィードバック制御することにより
非晶質−微結晶相反応を必要な微結晶シリコン粒径を1
2.5nm近傍で高精度で得るべく制御し得る。
【0012】(実施例3)本発明の他の実施例を図8を
用いて詳述する。外部注入エネルギーおよびモニター用
レーザの兼用としてアルゴンガスレーザ光源3を用いる
がそれ以外の構成は実施例1と同様である。アルゴンガ
スレーザ(514.5nm)を単位面積あたり1W/c
2〜100kW/cm2を照射すると、熱による非晶質
−結晶相の固相反応が進行すると同時に弾性散乱光4
(レーリー光)とは別に非線形現象の一種である非弾性
散乱光6(ラマン散乱光)が観測される。外部照射エネ
ルギーとして用いたレーザ光は便宜上514.5nmと
したが実施例1で示したように原理上これに限る訳では
なく他の波長のレーザーでも良い。また、外部注入光は
適当な光学系を用いることにより最小は光回折限界であ
る0.6μm〜最大は20mm径まで集光することも可
能であり、特に微細加工に用いることもできる。図8中
外部注入エネルギー源であるアルゴンガスレーザ装置2
を出た照射光3は試料1の表面に達し、内部へ屈折・進
入する部分5と弾性的に反射する光4および非弾性的に
散乱される部分6に分割される。非弾性散乱光6は実施
例1と同様にシリコンの構造に特徴的なエネルギー分布
を示しており、分光器7によってこのエネルギー分布を
分解することによってシリコンの原子レベルでの構造の
変化を外部注入エネルギーであるレーザを照射しながら
詳細に追跡し得る。
【0013】なお、本実施例ではモニター用光源は実施
例2と同じくアルゴンガスレーザとなるため分光器7は
実施例2と同じものを用いることができ、観察された非
弾性的物性量から得られる結果も実施例2と同じであ
る。また、本実施例の図には記載していないが、実施例
1と同様にフィードバック系を加えて固相反応を制御す
ることも可能である。
【0014】(実施例4)本発明の他の実施例を図9を
用いて詳述する。外部注入エネルギー源2としNd−Y
AGガスレーザ光(1064nm)を単位面積あたり1
W/cm2〜100kW/cm2照射すると、熱により非
晶質−結晶相の固相反応が進行すると同時に弾性散乱光
4(レーリー光)とは別に非線形現象の一種である非弾
性散乱光6(ラマン散乱光)が観測される。本実施例で
は外部注入用レーザは薄膜試料中での固−固相反応の促
進のみに使用され、モニター用としてはアルゴンガスレ
ーザ光源17(514.5nm)を照射する。外部照射
エネルギーとして用いたレーザ光は便宜上1064nm
としたが、実施例1で述べたように原理上これに限るわ
けではない。一方、非弾性散乱効率の外部注入エネルギ
ー依存性は共鳴散乱効果として存在するため300〜1
060nmであれば本発明の効果を示すにあたっては大
きな問題とはならない。また、非弾性散乱をモニターす
るに際して外部注入用レーザとは別に可視域である40
0〜680nmの波長を有するモニター用レーザを用い
るとモニター位置の目視による確認も可能となるため効
率的である。また、外部注入光は適当な光学系を用いる
ことにより最小は光回折限界である0.6μm〜最大2
0mm径まで集光することも可能であり、特に微細加工
に用いることもできる。モニター用レーザ17としては
アルゴンガスレーザに限らずクリプトンガスレーザ、ヘ
リウムネオンガスレーザ等を用いることもできる。モニ
ター用レーザ17から出たビーム18は実施例1と同様
に試料1の表面に達し、非弾性散乱光19が観察され
る。非弾性散乱光19は実施例1と同様にシリコンの構
造に特徴的なエネルギー分布を示しており、分光器7に
よってこのエネルギー分布を分解することによってシリ
コンの原子レベルでの構造の変化を外部注入エネルギー
であるレーザを照射しながら詳細に追跡し得る。本実施
例で用いたモニター用レーザは実施例2と同様アルゴン
ガスレーザであるため分光器7に求められる仕様および
非弾性的物性量の観察の結果得られる結果は実施例2と
同じである。また、本実施例の図には記載していない
が、実施例1と同様にフィードバック系を加えて固相反
応を制御することも可能である。
【0015】以上の実施例1〜4の適用例としてシリコ
ンをとりあげたが、IV属として他にゲルマニウム、もし
くはシリコン−ゲルマニウム固溶系、III−V属として
ヒ化ガリウム、ヒ化アルミニウム、リン化ガリウム、リ
ン化インジウム、もしくはこれらの混晶系などにも適用
できる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明では半導体薄膜中の
固−固相反応・成長を外部から光エネルギーを照射しつ
つ、同時に外部注入光エネルギーもしくはモニター用外
部光エネルギーの非弾性散乱光を検出・フィードバック
することにより、固−固相反応・成長を制御し得ること
が分かった。よって、本発明による半導体薄膜製造法は
反応・成長の高度な制御が求められるプロセスに適して
おり、更に微細加工を伴う半導体薄膜の膜質向上及び均
質化を効果的になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体薄膜中の固−固相反応・成
長を実現するための装置配置図である。
【図2】図1で示した装置配置で得られた非弾性散乱光
をエネルギー分解(波長分解)した結果を示す。
【図3】図2で示した非弾性散乱光エネルギー分布スペ
クトルからピーク半値幅、ピークシフト量を抽出して示
したものであり、それらから算出した固−固相反応・成
長後の結晶粒の平均粒径をも示す。
【図4】比較図であり、従来法である弾性散乱光強度の
外部注入エネルギー密度依存性を図示したものである。
【図5】本発明の他の実施例による半導体薄膜中の固−
固相反応・成長を実現するための装置配置図である。
【図6】図5で示した装置配置を用いて観測された非弾
性散乱光をエネルギー分解(波長分解)した結果を示
す。
【図7】図6で示した非弾性散乱光エネルギー分布スペ
クトルからピーク半値幅、ピークシフト量を抽出して示
したものであり、それらから算出した固−固相反応・成
長後の結晶粒の平均粒径をも示す。
【図8】本発明の他の実施例による半導体薄膜中の固−
固相反応・成長を実現するための装置配置図である。
【図9】本発明の他の実施例による半導体薄膜中の固−
固相反応・成長を実現するための装置配置図である。
【符号の説明】
1 非晶質シリコン薄膜半導体 2 外部照射用レーザ光源 3 照射レーザ光路 4 弾性散乱反射光 5 侵入光・屈折光 6 非弾性散乱光 7 分光器 17 モニター用レーザ光源 18 モニター用レーザ光路 19 非弾性散乱光 20 外部照射エネルギーを1パルス当たり1000m
J/cm2照射したときの非弾性エネルギースペクトル 21 外部照射エネルギーを1パルス当たり600mJ
/cm2照射したときの非弾性エネルギースペクトル 22 外部照射エネルギーを1パルス当たり200mJ
/cm2照射したときの非弾性エネルギースペクトル 23 外部照射エネルギーを1パルス当たり50mJ/
cm2照射したときの非弾性エネルギースペクトル 24 弾性散乱エネルギー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からエネルギーを注入して半導体薄
    膜の固−固相反応を促進させる薄膜半導体成長法におい
    て、注入エネルギーと物質との非弾性相互作用の結果生
    じる非線形物理・化学量を上記外部注入エネルギー照射
    によって生じる非弾性散乱光を検出することにより、非
    晶質−結晶相変化、微結晶−結晶変化、多結晶−単結晶
    変化、結晶配向変化、密度変化などの固−固相変化を検
    出する手段を含む薄膜半導体成長法。
  2. 【請求項2】 上記外部エネルギーが紫外線域短波長の
    パルス発振レーザである第1項記載の薄膜半導体成長
    法。
  3. 【請求項3】 上記外部エネルギーが紫外線域短波長の
    パルス発振レーザであり、照射レーザとは別のモニター
    用レーザ照射によって生ずる非弾性散乱光の検出を行う
    第2項記載の薄膜半導体成長法。
  4. 【請求項4】 上記外部エネルギーが連続発振レーザで
    ある第1項記載の薄膜半導体成長法。
  5. 【請求項5】 上記外部エネルギーが連続発振レーザで
    あり、照射レーザとは別のモニター用レーザ照射によっ
    て生ずる非弾性散乱光の検出を行う第4項記載の薄膜半
    導体成長法。
  6. 【請求項6】 第1項記載の半導体薄膜成長法において
    検出した固−固相変化をフィードバックして固−固相変
    化を制御する薄膜半導体成長法。
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