JPH059429B2 - - Google Patents

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JPH059429B2
JPH059429B2 JP1109540A JP10954089A JPH059429B2 JP H059429 B2 JPH059429 B2 JP H059429B2 JP 1109540 A JP1109540 A JP 1109540A JP 10954089 A JP10954089 A JP 10954089A JP H059429 B2 JPH059429 B2 JP H059429B2
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JP
Japan
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group
compound
reaction
lower alkyl
phenyl
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JP1109540A
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Japanese (ja)
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JPH01308258A (en
Inventor
Minoru Uchida
Makoto Komatsu
Kazuyuki Nakagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH01308258A publication Critical patent/JPH01308258A/en
Priority to JP4055120A priority patent/JPH0565273A/en
Publication of JPH059429B2 publication Critical patent/JPH059429B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、新規なカルボスチリル誘導体、さら
に詳しくは、一般式 [式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
級アルケニル基、低級アルキニル基またはフエニ
ル低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
子、水酸基、非置換またはハロゲン置換ベンゾイ
ルオキシ基、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基;R3は水酸基、アミノ基、シクロアルキル
低級アルキルアミノ基(該シクロアルキル環はカ
ルボキシ基または低級アルコキシカルボニル基で
置換していてもよい)、低級アルコキシ基、低級
アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、ベンゾ
イル低級アルコキシ基または低級アルカノイルオ
キシ低級アルコキシ基;R4は水素原子、置換基
として低級アルキル基またはハロゲン原子を有す
ることのあるフエニルスルホニル基、低級アルキ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基また
は基−COR6(R6は置換基としてアミノ基または
フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基を有
することのある低級アルキル基、置換基としてア
ミノ低級アルキル基またはフエニル低級アルコキ
シカルボニルアミノ低級アルキル基を有すること
のあるシクロアルキル基、フエニル環上に置換基
としてハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基、水酸基およびアミノ基から
選ばれる基の1〜3個を有することのあるフエニ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基、ま
たは窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子を1または2個有する5員または
6員の不飽和複素環基で該複素環は低級アルキル
基で置換されていてもよい);R5は水素原子また
は置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基;A
は低級アルキレン基;nは0または1を示し、置
換基の式
The present invention provides novel carbostyril derivatives, more specifically, the general formula [In the formula, R 1 is a hydrogen atom, a lower alkyl group, a lower alkenyl group, a lower alkynyl group, or a phenyl lower alkyl group; R 2 is a hydrogen atom, a halogen atom, a hydroxyl group, an unsubstituted or halogen-substituted benzoyloxy group, a lower alkyl group or a lower alkoxy group; R 3 is a hydroxyl group, an amino group, a cycloalkyl lower alkylamino group (the cycloalkyl ring may be substituted with a carboxyl group or a lower alkoxycarbonyl group), a lower alkoxy group, a lower alkoxycarbonyl lower alkoxy group, benzoyl lower alkoxy group or lower alkanoyloxy lower alkoxy group; R 4 is a hydrogen atom, phenylsulfonyl group, lower alkyl group, which may have a lower alkyl group or halogen atom as a substituent, as a substituent on the phenyl ring Phenyl lower alkyl group or group that may have a halogen atom -COR 6 (R 6 is a lower alkyl group that may have an amino group or phenyl lower alkoxycarbonylamino group as a substituent, an amino lower alkyl group or phenyl as a substituent) A cycloalkyl group that may have a lower alkoxycarbonylamino lower alkyl group, 1 to 3 groups selected from a halogen atom, a lower alkyl group, a lower alkoxy group, a nitro group, a hydroxyl group, and an amino group as substituents on the phenyl ring. a phenyl group which may have a halogen atom as a substituent on the phenyl ring, a phenyl lower alkyl group which may have a halogen atom as a substituent on the phenyl ring, or a 5-membered or a 6-membered unsaturated heterocyclic group (the heterocycle may be substituted with a lower alkyl group); R 5 is a hydrogen atom or a phenylsulfonyl group that may have a lower alkyl group or a halogen atom as a substituent; A
is a lower alkylene group; n represents 0 or 1, and the formula of the substituent is

【式】における点 線は一重結合または二重結合であることを意味
し、かつこの置換基の置換位置はカルボスチリル
骨核の3,4,5または6位のいずれかである。
またカルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は
一重結合または二重結合を示す。ただし、n=0
のとき、R1は水素原子、低級アルキル、低級ア
ルケニル、低級アルキニルまたはフエニル低級ア
ルキル;R2は水素原子、水酸基または低級アル
コキシ;R3は水酸基または低級アルコキシ;R4
は基−COR7(R7はアミノ基もしくはフエニル低
級アルコキシカルボニルアミノ基を置換基として
有することのある低級アルキル、シクロアルキ
ル、またはフエニル環上に置換基としてハロゲン
原子、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロお
よびアミノから選ばれる基の1〜3個を有するこ
とのあるフエニル基を示す);R5は水素原子、で
あつてはならない] で示されるカルボスチリル誘導体およびその塩、
に関する。 本発明の化合物は抗潰瘍作用を有し、例えば胃
潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器系の潰瘍の治療
剤として有用である。本発明の化合物は、とく
に、実験酢酸潰瘍や焼灼潰瘍などの慢性潰瘍病態
に対して顕著な予防および治療効果を有する点に
特徴があり、しかも毒性および副作用が弱く、慢
性潰瘍に対して有効な薬剤である。本発明の化合
物はまた、内因性プロスタグランジンE2量を増
加させる作用を有し、プロスタグランジンE2
由来する薬効、例えば、潰瘍の予防および治療薬
などとして有用である。 本明細書において、低級アルキルとしては炭素
数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキル、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げ
られ、低級アルケニルとしては炭素数2〜6個の
直鎖または分枝鎖アルケニル、例えばビニル、ア
リル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル
アリル、2−ペンテニル、2−ヘキセニルなど、
さらに低級アルキニルとしては炭素数2〜6個の
直鎖または分枝鎖アルキニル、例えばエチニル、
2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、
1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、
2−ヘキシニルなどが挙げられる。 低級アルキレン基としては、メチレン、エチレ
ン、トリメチレン、メチルメチレン、エチルメチ
レン、2−メチルトリメチレン、2,2−ジメチ
ルトリメチレン、1−メタルトリメチレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレンな
どの炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキレ
ン基が挙げられる。 フエニル低級アルキルとしては、そのアルキル
部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキ
ルであるフエニルアルキル、例えばベンジル、2
−フエニルエチル、1−フエニルエチル、3−フ
エニルプロピル、4−フエニルブチル、1,1−
ジメチル−2−フエニルエチル、5−フエニルペ
ンチル、6−フエニルヘキシル、2−メチル−3
−フエニルプロピルなどが挙げられ、シクロアル
キルとしては炭素数3〜8個のシクロアルキル、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチルなどが挙げられる。 低級アルコキシとしては炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルコキシ、例えばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シなどが挙げられ、ハロゲン原子としてはフツ
素、塩素、臭素およびヨウ素が挙げられる。 フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基と
しては、アルコキシ部分が炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルコキシであるフエニルアルコキ
シカルボニルアミノであつて、例えばベンジルオ
キシカルボニルアミノ、2−フエニルエトキシカ
ルボニルアミノ、1−フエニルエトキシカルボニ
ルアミノ、3−フエニルプロポキシカルボニルア
ミノ、4−フエニルブトキシカルボニルアミノ、
1,1−ジメチル−2−フエニルエトキシカルボ
ニルアミノ、5−フエニルペンチルオキシカルボ
ニルアミノ、6−フエニルヘキシルオキシカルボ
ニルアミノ、2−メチル−3−フエニルプロポキ
シカルボニルアミノなどが例示される。しかし
て、アミノ基またはフエニル低級アルコキシカル
ボニルアミノ基を有していることのある低級アル
キルとしては、置換基のない場合は前記のごとき
低級アルキルが挙げられ、置換基を有する場合
は、例えばアミノメチル、2−アミノエチル、2
−または3−アミノプロピル、1−メチル−2−
アミノエチル、2−、3−または4−アミノブチ
ル、1,1−ジメチル−2−アミノブチル、2−
または3−アミノペンチル、4−アミノヘキシ
ル、ベンジルオキシカルボニルアミノメチル、2
−ベンジルオキシカルボニルアミノエチル、2−
ベンジルオキシカルボニルアミノプロピル、3−
ベンジルオキシカルボニルアミノプロピル、4−
ベンジルオキシカルボニルアミノブチル、3−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノブチル、5−ベン
ジルオキシカルボニルアミノペンチル、6−ベン
ジルオキシカルボニルアミノヘキシル、2−フエ
ニルエトキシカルボニルアミノメチル、1−フエ
ニルエトキシカルボニルアミノメチル、2−(2
−フエニルエトキシカルボニルアミノ)エチル、
3−(1−フエニルエトキシカルボニルアミノ)
プロピル、2−(3−フエニルプロポキシカルボ
ニルアミノ)エチル、4−(4−フエニルブトキ
シカルボニルアミノ)ブチル、2−(5−フエニ
ルペンチルオキシカルボニルアミノ)エチル、2
−(6−フエニルヘキシルオキシカルボニルアミ
ノ)エチル、1,1−ジメチル−2−(ベンジル
オキシカルボニルアミノ)エチル、(1,1−ジ
メチル−2−フエニルエトキシカルボニルアミ
ノ)メチルなどのアミノ基またはアルコキシ部分
の炭素数が1〜6個のフエニルアルコキシカルボ
ニルアミノ基を有する炭素数1〜6個のアルキル
基が挙げられる。 フエニル環上に置換基としてハロゲン原子、低
級アルキル、低級アルコキシ、水酸基、ニトロお
よびアミノから選ばれる基を1〜3個有すること
のあるフエニルとしては、例えばフエニル、2
−、3−または4−クロロフエニル、2−、3−
または4−フルオロフエニル、2−、3−または
4−ブロモフエニル、2−、3−または4−ヨー
ドフエニル、3,5−ジクロロフエニル、2,6
−ジクロロフエニル、3,4−ジクロロフエニ
ル、3,4−ジフルオロフエニル、3,5−ジブ
ロモフエニル、2−、3−または4−メチルフエ
ニル、2−、3−または4−エチルフエニル、4
−プロピルフエニル、3−イソプロピルフエニ
ル、2−ブチルフエニル、4−ヘキシルフエニ
ル、3−ペンチルフエニル、4−tert−ブチルフ
エニル、3,4−ジメチルフエニル、2,5−ジ
メチルフエニル、2−、3−または4−メトキシ
フエニル、2−、3−または4−エトキシフエニ
ル、3−プロポキシフエニル、4−イソプロポキ
シフエニル、3−ブトキシフエニル、2−ペンチ
ルオキシフエニル、4−tert−ブトキシフエニ
ル、4−ヘキシルオキシフエニル、3,4−ジメ
トキシフエニル、3,4−ジエトキシフエニル、
2,5−ジメトキシフエニル、2−、3−または
4−ニトロフエニル、2,4−ジニトロフエニ
ル、2−、3−または4−アミノフエニル、2,
4−ジアミノフエニル、3−メチル−4−クロロ
フエニル、2−クロロ−6−メチルフエニル、2
−メトキシ−3−クロロフエニル、3,4,5−
トリメトキシフエニル、3,4,5−トリメチル
フエニル、3,4、5−トリクロロフエニル、2
−、3−または4−ヒドロキシフエニル、3,4
−ジヒドロキシフエニル、2,6−ジヒドロキシ
フエニルなどのフエニル環上に置換基としてハロ
ゲン原子、炭素数1〜6個のアルキル基、炭素数
1〜6個のアルコキシ基、水酸基、ニトロ基およ
びアミノ基から選ばれる基を1〜3個有すること
のあるフエニル基が挙げられる。 フエニル環上にハロゲン原子を有することのあ
るフエニル低級アルキル基としては、置換基のな
い場合は前記のフエニル低級アルキル基が挙げら
れ、置換基のある場合は、例えば2−、3−また
は4−クロロベンジル、2−、3−または4−フ
ルオロベンジル、2−、3−または4−ブロモベ
ンジル、2−、3−または4−ヨードベンジル、
3,5−ジクロロベンジル、2,6−ジクロロベ
ンジル、3,4−ジクロロベンジル、3,4−ジ
フルオロベンジル、3,5−ジブロモベンジル、
3,4、5−トリクロロベンジル、2−(3−ク
ロロフエニル)エチル、2−(3,4−ジブロモ
フエニル)エチル、2−(4−ヨードフエニル)
エチル、1−(2−ブロモフエニル)エチル、1
−(3,5−ジクロロフエニル)エチル、1−(4
−クロロフエニル)エチル、3−(2−フルオロ
フエニル)プロピル、3−(3,4、5−トリク
ロロフエニル)プロピル、4−(4−クロロフエ
ニル)ブチル、1,1−ジメチル−2−(3−ブ
ロモフエニル)エチル、5−(2,4−ジクロロ
フエニル)ペンチル、5−(2−ヨードフエニル)
ペンチル、6−(4−フルオロフエニル)ヘキシ
ル、6−(2,6−ジクロロフエニル)ヘキシル、
2−メチル−3−(4−クロロフエニル)プロピ
ルなどのフエニル環上の置換基としてハロゲン原
子1〜3個を有し、かつアルキル部分の炭素数1
〜6個のフエニルアルキル基が挙げられる。 シクロアルキル環上に置換基としてフエニル低
級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基ま
たはアミノ低級アルキル基を有することのあるシ
クロアルキル基としては、置換基のない場合は前
記のごときシクロアルキル基が挙げられ、置換基
を有する場合は、例えば2−ベンジルオキシカル
ボニルアミノメチルシクロプロピル、3−(2−
ベンジルオキシカルボニルアミノエチル)シクロ
ブチル、3−(2−ベンジルオキシカルボニルア
ミノプロピル)シクロペンチル、3−(4−ベン
ジルオキシカルボニルアミノブチル)シクロヘキ
シル、4−(3−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノブチル)シクロヘキシル、2−(5−ベンジル
オキシカルボニルアミノペンチル)シクロヘキシ
ル、3−(6−ベンジルオキシカルボニルアミノ
ヘキシル)シクロヘプチル、4−(6−ベンジル
オキシカルボニルアミノヘキシル)シクロヘプチ
ル、5−(2−フエニルエトキシカルボニルアミ
ノメチル)シクロヘプチル、4−(1−フエニル
エトキシカルボニルアミノメチル)シクロオクチ
ル、2−〔2−(2−フエニルエトキシカルボニル
アミノ)エチル〕シクロオクチル、2−〔3−(1
−フエニルエトキシカルボニルアミノ)プロピ
ル〕シクロプロピル、3−〔2−(3−フエニルプ
ロポキシカルボニルアミノ)エチル〕シクロブチ
ル、3−〔4−(4−フエニルブトキシカルボニル
アミノ)ブチル〕シクロペンチル、4−〔2−(5
−フエニルペンチルオキシカルボニルアミノ)エ
チル〕ヘキシル、2−〔2−(6−フエニルヘキシ
ルオキシカルボニルアミノ)エチル〕シクロヘキ
シル、3−〔1,1−ジメチル−2−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)エチル〕シクロヘキシ
ル、4−〔1,1−ジメチル−2−フエニルエト
キシカルボニルアミノ〕シクロヘキシル、2−ベ
ンジルオキシカルボニルメチルシクロオクチル、
4−ベンジルオキシカルボニルメチルシクロヘキ
シル、3−アミノメチルシクロプロピル、3−
(2−アミノエチル)シクロブチル、4−(1−ア
ミノエチル)シクロペンチル、2−(3−アミノ
プロピル)シクロヘキシル、3−(4−アミノブ
チル)シクロヘキシル、4−アミノメチルシクロ
ヘキシル、3−(5−アミノペンチル)シクロヘ
プチル、3−(6−アミノヘキシル)シクロオク
チル基等の前記したアミノ基またはフエニル低級
アルコキシカルボニルアミノ基を有する低級アル
キルが炭素数3〜8のシクロアルキル環上に置換
した置換アルキル基が挙げられる。 低級アルコキシカルボニル基としてはアルコキ
シ部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖のア
ルコキシカルボニル、例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボ
ニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキ
シカルボニル、ヘキシルオキシカルボニルなどが
挙げられる。 アミノ低級アルキル基としては、そのアルキル
部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキ
ルであるアミノアルキル、例えばアミノメチル、
2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミ
ノプロピル、4−アミノブチル、1,1−ジメチ
ル−2−アミノエチル、5−アミノペンチル、6
−アミノヘキシル、2−メチル−3−アミノプロ
ピルなどが挙げられる。 窒素原子、酸素原子および硫黄原子より選ばれ
たヘテロ原子を1または2個有する5員または6
員の低級アルキル基が置換していることのある飽
和または不飽和の複素環基としては、ピリジル、
2−メチルピリジル、3−エチルピリジル、4−
ブチルピリジル、チエニル、2−メチルチエニ
ル、3−プロピルチエニル、ピリミジニル、2−
ペンチルピリミジニル、テトラヒドロピラニル、
2−ヘキシルテトラヒドロピラニル、ピロリル、
3−メチルピロリル、ピロリジニル、3−エチル
ピロジニル、ジヒドロピリジル、4−プロピルジ
ヒドロピリジル、1−ピペリジニル、4−ブチル
−1−ピペリジニル、1−ピラジニル、4−ペン
チル−1−ピラジニル、ピラゾリル、3−メチル
ピラゾリル、4−エチルピラゾリル、イミダゾリ
ル、2−プロピルイミダゾリル、4−ペンチルイ
ミダゾリル、イミダゾリジニル、4−ヘキシルイ
ミダゾリジニル、ピリダジニル、4−メチルピリ
ダジニル、ピラジニル、2−エチルピラジニル、
1−ピペラジル、4−プロピル−1−ピペラジ
ル、オキサゾリル、4−ブチルオキサゾリル、イ
ソオキサゾリル、4H−1,4−オキサジニル、
1−モルホリニル、3−ヘキシルモルホリニル、
チアゾリル、4−メチルチアゾリル、2−エチル
チアゾリル、5−プロピルチアゾリル、イソチア
ゾリル、3−メチルイソチアゾリル、4H−1,
4−チアジニル、2−エチル−4H−1,4−チ
アジニル、フリル、3−メチルフリル、2−エチ
ルフリル、テトラヒドロフリル、2−メチルテト
ラヒドロフリル、2H−ピラン−2−イル、2H−
ピラン−4−イル、4H−ピラン−4−イル、4H
−ピラン−3−イル、テトラヒドロチエニル、2
−ブチルテトラヒドロチエニル、チアニル、4−
メチルチアニル、1,4−ジチアン−2−イルな
どが挙げられる。 置換基としてシクロアルキル低級アルキル基
(該シクロアルキル基には、置換基としてカルボ
キシ基または低級アルコキシカルボニル基が置換
していてもよい)が置換していてもよいアミノ基
としては、アルキル部分が炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルキルであつて、シクロアルキル
部分が炭素数3〜8個のシクロアルキル(該シク
ロアルキル環上には置換基としてカルボキシルま
たはアルコキシル部分が炭素数1〜6個のアルコ
キシカルボニル基が置換してもよい)であつて、
例えば、アミノ、シクロプロピルメチルアミノ、
2−シクロブチルエチルアミノ、1−シクロペン
チルエチルアミノ、3−シクロヘキシルプロピル
アミノ、4−シクロヘプチルブチルアミノ、5−
シクロオクチルペンチルアミノ、6−シクロヘキ
シルヘキシルアミノ、シクロヘキシルメチルアミ
ノ、2−メチル−3−シクロヘキシルプロピルア
ミノ、(2−カルボキシシクロプロピル)メチル
アミノ、2−(3−カルボキシシクロブチル)エ
チルアミノ、1−(3−カルボキシシクロペンチ
ル)エチルアミノ、3−(2−カルボキシシクロ
ペンチル)プロピルアミノ、4−(3−カルボキ
シシクロヘキシル)ブチルアミノ、5−(4−カ
ルボキシシクロヘキシル)ペンチルアミノ、6−
(2−カルボキシシクロヘキシル)ヘキシルアミ
ノ、(3−カルボキシシクロヘプチル)メチルア
ミノ、2−(4−カルボキシシクロヘプチル)エ
チルアミノ、1−(5−カルボキシシクロヘプチ
ル)エチルアミノ、3−(4−カルボキシシクロ
オクチル)プロピルアミノ、4−(2−カルボキ
シシクロオクチル)ブチルアミノ、(4−カルボ
キシシクロヘキシル)メチルアミノ、6−(2−
メトキシカルボニルシクロプロピル)ヘキシルア
ミノ、5−(3−エトキシカルボニルシクロブチ
ル)ペンチルアミノ、4−(3−プロポキシカル
ボニルシクロペンチル)ブチルアミノ、3−(4
−メトキシカルボニルシクロヘキシル)プロピル
アミノ、2−(2−n−ブトキシカルボニルシク
ロヘキシル)エチルアミノ、1−(3−ヘキシル
オキシカルボニルシクロヘキシル)エチルアミ
ノ、(3−エトキシカルボニルシクロヘキシル)
メチルアミノ、2−エチル−3−(2−プロポキ
シカルボニルシクロヘプチル)プロピルアミノ、
(5−メトキシカルボニルシクロオクチル)メチ
ルアミノ、(4−メトキシカルボニルシクロヘキ
シル)メチルアミノなどが挙げられる。 低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基と
しては、各々のアルコキシ部分が炭素数1〜6個
の直鎖または分枝鎖アルコキシカルボニルアルコ
キシ基で、例えば、メトキシカルボニルメトキ
シ、2−メトキシカルボニルエトキシ、1−メト
キシカルボニルエトキシ、3−メトキシカルボニ
ルプロポキシ、4−メトキシカルボニルブトキ
シ、1,1−ジメチル−2−メトキシカルボニル
エトキシ、5−メトキミカルボニルペンチルオキ
シ、6−メトキシカルボニルヘキシルオキシ、2
−メチル−3−メトキシカルボニルプロポキシ、
エトキシカルボニルメトキシ、3−エトキシカル
ボニルプロポキシ、6−エトキシカルボニルヘキ
シルオキシ、2−プロポキシカルボニルエトキ
シ、4−プロポキシカルボニルブトキシ、5−ブ
トキシカルボニルペンチルオキシ、ペンチルオキ
シカルボニルメトキシ、1−ペンチルオキシカル
ボニルエトキシ、1,1−ジメチル−2−ヘキシ
ルオキシカルボニルエトキシ、3−ヘキシルオキ
シカルボニルプロポキシなどが挙げられる。 ベンゾイル低級アルコキシ基としては、そのア
ルコキシ部分が炭素数1〜6個の直鎖または分枝
鎖アルコキシであるベンゾイルアルコキシであつ
て、例えば、ベンゾイルメトキシ、2−ベンゾイ
ルエトキシ、1−ベンゾイルエトキシ、3−ベン
ゾイルプロポキシ、4−ベンゾイルブトキシ、
1,1−ジメチル−2−ベンゾイルエトキシ、5
−ベンゾイルペンチルオキシ、6−ベンゾイルヘ
キシルオキシ、2−メチル−3−ベンゾイルプロ
ポキシなどが挙げられる。 低級アルカノイルオキシ低級アルコキシ基とし
ては、そのアルコキシ部分が炭素数1〜6個の直
鎖または分枝鎖アルカノイルオキシであるアルカ
ノイルオキシアルコキシであつて、例えば、アセ
チルオキシメトキシ、2−アセチルオキシエトキ
シ、1−アセチルオキシエトキシ、3−アセチル
オキシプロポキシ、4−アセチルオキシブトキ
シ、1,1−ジメチル−2−アセチルオキシエト
キシ、5−アセチルオキシペンチルオキシ、6−
アセチルオキシヘキシルオキシ、2−メチル−3
−アセチルオキシプロポキシ、プロピオニルオキ
シメトキシ、3−プロピオニルオキシプロポキ
シ、6−プロピオニルオキシヘキシルオキシ、2
−ブチリルオキシエトキシ、4−ブチリルオキシ
ブトキシ、5−ペンタノイルオキシペンチルオキ
シ、ペンタノイルオキシメトキシ、t−ブチルカ
ルボニルオキシメトキシ、2−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)エトキシ、1−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)エトキシ、3−(t−ブチルカル
ボニルオキシ)プロポキシ、4−(t−ブチルカ
ルボニルオキシ)ブトキシ、1,1−ジメチル−
2−(t−ブチルカルボニルオキシ)エトキシ、
ヘキサノイルオキシメトキシ、3−ヘキサノイル
オキシプロポキシ、6−(t−ブチルカルボニル
オキシ)ヘキシルオキシなどが挙げられる。 置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基とし
ては置換基として炭素数1〜6のアルキル基また
はハロゲン原子を有することのあるフエニルスル
ホニル基を挙げることができ、例えば、フエニル
スルホニル、4−メチルフエニルスルホニル、3
−メチルフエニルスルホニル、2−メチルフエニ
ルスルホニル、2−エチルフエニルスルホニル、
3−エチルフエニルスルホニル、4−エチルフエ
ニルスルホニル、3−イソプロピルフエニルスル
ホニル、4−ヘキシルフエニルスルホニル、2−
n−ブチルフエニルスルホニル、4−ペンチルフ
エニルスルホニル、2−、3−または4−クロロ
フエニルスルホニル、2−、3−または4−ブロ
モフエニルスルホニル、2−、3−または4−ヨ
ードフエニルスルホニルなどを挙げることができ
る。 ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子などを例示できる。 置換基としてハロゲン原子を有することのある
ベンゾイルオキシ基としては、例えば、2−、3
−または4−クロロベンゾイルオキシ、2−、3
−または4−フルオロベンゾイルオキシ、2−、
3−または4−ブロモベンゾイルオキシ、2−、
3−または4−ヨードベンゾイルオキシ、ベンゾ
イルオキシ基などを例示できる。 また低級アルカノイルとしては、炭素数1〜6
個の直鎖または分枝鎖アルカノイル、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソ
ブチリル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニ
ル、ヘキサノイルなどが挙げられる。 本発明の化合物は光学異性体が存在し、それら
も本発明に含まれる。 本発明の化合物は各種の方法で製造でき、例え
ば下記反応式−に示す方法により製造できる。 〔式中、R1,R2,R6,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記と同じ。
R3′は低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニ
ル低級アルコキシ、ベンゾイル低級アルコキシま
たは低級アルカノイルオキシ低級アルコキシ、
R3″はアミノ基またはシクロアルキル低級アルキ
ルアミノ基(該シクロアルキル環にカルボキシま
たは低級アルコキシカルボニルが置換していても
よい)、R4′は置換基として低級アルキルまたはハ
ロゲン原子を有することのあるフエニルスルホニ
ル、低級アルキルまたはフエニル環上に置換基と
してハロゲン原子を有することのあるフエニル低
級アルキル、R7およびR9はそれぞれ低級アルキ
ル、R8は低級アルカノイルを示す〕 すなわち、式(2)の化合物を加水分解し、所望に
よりその生成物をアシル化、エステル化、または
それらの組合せにより目的のカルボスチリル誘導
体に導く。 この化合物(2)を加水分解して本発明の化合物の
1つである式(1a)の化合物に導く反応は、適
当な加水分解触媒、例えば塩酸、臭化水素酸など
のハロゲン化水素酸、硫酸、燐酸などの無機酸、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカ
リ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸
塩または重炭酸塩などの無機アルカリ化合物の存
在下に、無溶媒または適当な溶媒中(例えば、水
または水とメタノール、エタノールなどの低級ア
ルコールとの混合溶媒)、50〜150℃、好ましくは
70〜100℃にて、3〜24時間程度処理すればよい。 化合物(1a),(1c)または(1l)を式(3)のカル
ボン酸を用いてアシル化することによりそれぞれ
対応する他の目的化合物(1b),(1d)または
(1m)に導くことができるが、このアシル化は通
常のアミド結合生成反応に付すことにより達成さ
れる。この場合、該カルボン酸(3)は活性化された
化合物を用いてもよい。 アミド結合生成反応としてアミド結合生成反応
の条件を適用することが出来る。例えば(イ)混合酸
無水物法、すなわちカルボン酸(3)にアルキルハロ
カルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これ
に化合物(1a),(1c)または(1l)を反応させる
方法、(ロ)活性エステル法または活性アミド法、す
なわちカルボン酸(3)を例えばp−ニトロフエニル
エステル、、N−ヒドロキシコハク酸イミドエス
テル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステ
ルなどの活性エステル、またはベンズオキサゾリ
ン−2−チオンとの活性アミドとし、これに化合
物(1a),(1c)または(1l)を反応させる方法、
(ハ)カルボジイミド法、すなわちカルボン酸(3)に化
合物(1a),(1c)または(1l)を例えばジシクロ
ヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ
ールなどの脱水剤の存在下に脱水結合させる方
法、(ニ)カルボン酸ハライド法、すなわちカルボン
酸(3)をハライド体に誘導し、これに化合物
(1a),(1c)または(1l)を反応させる方法、(ホ)
その他の方法としてカルボン酸(3)を例えば無水酢
酸などの脱水剤により、カルボン酸無水物とし、
これに化合物(1a),(1c)または(1l)を反応さ
せる方法、カルボン酸(3)と例えば低級アルコール
とのエステルに化合物(1a),(1c)または(1l)
を高圧高温下に反応させる方法などを挙げること
ができる。またカルボン酸(3)をトリフエニルホス
フインやジエチルクロロホスフエートなどのリン
化合物で活性化し、これに化合物(1a),(1c)
または(1l)を応させる方法も採用されうる。混
合酸無水物法において使用されるアルキルハロカ
ルボン酸としては、例えばクロルギ酸メチル、ブ
ロムギ酸メチル、クロルギ酸エチル、ブロムギ酸
エチル、クロルギ酸イソブチルなどが挙げられ
る。混合酸無水物は通常のシヨツテン−バウマン
反応により得られ、これを通常単離することなく
化合物(1a),(1c)または(1l)と反応させるこ
とにより本発明化合物(1b),(1d)または(1m)
が製造される。シヨツテン−バウマン反応は通常
塩基性化合物の存在下に行なわれる。用いられる
塩基性化合物としてはシヨツテン−バウマン反応
に慣用の化合物が用いられ、例えば、トリエチル
アミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチル
アニリン、N−メチルモルホリン、4−ジメチル
アミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデセン−5−(DBU)、1,4
−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)
などの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなど
の無機塩基があげられる。該反応は−20〜100℃
程度、好ましくは0〜50℃において行なわれ、反
応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜2
時間である。得られた混合酸無水物と化合物
(1a),(1c)または(1l)との反応は−20℃〜150
℃程度、好ましくは10〜50℃にて5分〜10時間程
度、好ましくは5分〜5時間程度行なわれる。混
合酸無水物法は特に溶媒を用いなくてもよいが、
一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒は混合
酸無水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可能であ
り、具体的には塩化メチレン、クロロホルム、ジ
クロルエタンなどのハロゲン化炭素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、酢酸メチル、
酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン
酸トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒などが
挙げられる。該法におけるカルボン酸(3)、アルキ
ルハロカルボン酸および化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)の使用割合は通常少くとも当モルづつ
使用されるが、カルボン酸(3)に対してアルキルハ
ロカルボン酸および化合物(1a),(1c)または
(1l)を1〜2倍モル用いるのが好ましい。 上記(ロ)の活性エステル法または活性アミド法
は、例えばベンズオキサゾリン−2−チオンアミ
ドを用いる場合を例にとれば、反応に影響を与え
ない適当な溶媒、例えば上記混合酸無水物法に用
いるものと同様の溶媒のほか1−メチル−2−ピ
ロリドンなどを用い、0〜150℃、好ましくは10
〜100℃にて、0.5〜75時間反応させることにより
行なわれる。この場合、化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)とベンズオキサゾリン−2−チオンア
ミドとの使用割合は、前者に対して後者を通常少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モルと
する。 またN−ヒドロキシコハク酸イミドエステルを
用いる場合は、適当な塩基、例えば後記カルボン
酸ハライド法を用いられるものと同様の塩基を用
いると反応は有利に進行する。 上記(ハ)のカルボン酸ハライド法は、カルボン酸
(3)にハロゲン化剤を反応させて、カルボン酸ハラ
イドとし、このカルボン酸ハライドを単離精製
し、または単離精製することなく、これに化合物
(1a),(1c)または(1l)を反応させて行なわれ
る。 このカルボン酸ハライドと化合物(1a),(1c)
または(1l)との反応は脱ハロゲン化水素剤の存
在下に適当な溶媒中で行なわれる。脱ハロゲン化
水素剤としては通常塩基性化合物が用いられ、上
記シヨツテン−バウマン反応に用いられる塩基化
合物のほか、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸
銀、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
トなどのアルカリ金属アルコラートなどが挙げら
れる。なお反応化合物の化合物(1a),(1c)ま
たは(1l)を過剰量用いて脱ハロゲン化水素剤と
して兼用させることもできる。溶媒としては前記
シヨツテン−バウマン反応に用いられる溶媒のほ
か、例えば水、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノ
ール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブなど
のアルコール類、ピリジン、アセトン、アセトニ
トリルなど、またはそれらの2種以上の混合溶媒
が挙げられる。化合物(1a),(1c)または(1l)
とカルボン酸ハライドとの使用割合は特に限定さ
れず広範囲に選択されるが、通常前者に対して後
者を少なくとも等モル、好ましは等モル〜2倍モ
ル用いられる。反応温度は通常−30〜180℃程度、
好ましくは約0〜150℃で、一般に5分〜30時間
で反応は完結する。 用いられるカルボン酸ハライドは、カルボン酸
(3)とハロゲン化剤とを無溶媒または溶媒中にて反
応させて製造される。溶媒としては、反応に悪影
響を与えないものであれば使用でき、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素な
どのハロゲン化炭化水素類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどが挙げられる。ハロゲン化剤としては、カ
ルボキシ基の水酸基をハロゲンに変える、通常の
ハロゲン化剤を使用でき、例えば塩化チオニル、
オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、五塩化リン、
5臭化リンなどが例示される。 カルボン酸(3)とハロゲン化剤との使用割合はと
くに限定されず適宜選択されるが、無溶媒下で反
応を行う場合には、通常前者に対して、後者を大
過剰量、また溶媒中で反応を行う場合には、通常
前者に対して後者を少なくとも等モル量程度、好
ましくは、2〜4倍モル量を用いる。その反応温
度および反応時間もとくに限定されないが、通常
室温〜100℃程度、好ましくは50〜80℃にて、30
分間〜6時間程度で行なわれる。 またカルボン酸(3)はトリフエニルホスフインや
ジエチルクロロホスフエートなどのリン化合物で
活性化し、これに化合物(1a),(1c)または
(1l)を反応させる方法は、適当な溶媒中で行な
われる。溶媒としては反応に影響を与えないもの
ならば何れも使用することができ、具体的には塩
化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタンなど
のハロゲン化炭化類、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなど
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエ
ステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなどの
非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。該反応
では化合物(1a),(1c)または(1l)自体が塩基
性化合物として働くため、これを理論量より過剰
に用いることによつて反応は良好に進行するが、
必要に応じて、他の塩基性化合物、例えば、トリ
エチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジ
メチルアニリン、N−メチルモルホリン、4−ジ
メチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−
ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)な
どの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無
機塩基を用いることもできる。該反応は約0〜
150℃、好ましくは約0〜100℃で、約1〜30時間
行なうことにより達成される。化合物(1a),
(1c)または(1l)に対するリン化合物およびカ
ルボン酸(3)の使用割合は、それぞれ、通常少なく
とも等モル量程度、好ましくは1〜3倍モル量で
ある。 前記反応式−において、化合物(1a)また
は(1b)を式(4)のアルコールを用いてエステル
化することによりそれぞれ対応する目的化合物
(1c)または(1d)に導くことができる。 このエステル化反応は通常のエステル化反応の
反応条件がいずれも採用され、例えば(1)溶媒中脱
水剤の存在下に脱水縮合させるか、(2)酸性または
塩基性触媒の存在下に適当な溶媒中で反応させ
る。(1)の方法で使用される溶媒としては、例えば
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタンな
どのハロゲン化炭素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなど
のエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。ま
た脱水剤としては、例えばジシクロヘキシルカル
ボジイミド、カルボニルジイミダゾールなどが例
示できる。化合物(1a)または(1b)に対する
アルコール(4)の使用割合は少なくとも等モル、好
ましくは等モル〜1.5倍モルである。脱水剤の使
用割合は化合物(1a)または(1b)に対して少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モル
である。反応温度は通常室温〜150℃、好ましく
は50〜100℃、該反応は一般に1〜10時間で終了
する。 (2)の方法で用いられる酸性触媒としては、例え
ば塩酸ガス、濃硫酸、リン酸、ポリリン酸、三フ
ツ化ホウ素、過塩素酸などの無機酸、トリフロロ
酢酸、トリフロロメタンスルホン酸、ナフタレン
スルホン酸、p−トシル酸、ベンゼンスルホン
酸、エタンスルホン酸などの有機酸、トリクロロ
メタンスルホン酸無水物、トリフロロメタンスル
ホン酸無水物などの酸無水物、塩化チオニル、ア
セトンジメチルアセタールなどが例示できる。さ
らに酸性イオン交換樹脂も本発明の触媒として用
いることができる。塩基性触媒としては公知のも
のを広く使用でき、例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭
酸銀などの無機塩基、ナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラートなどのアルコラートが挙げら
れる。本反応は無溶媒もしくは溶媒中のいずれで
も進行する。用いられる溶媒としては、通常のエ
ステル化反応に使用される溶媒が有効に使用で
き、具体的にはベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロ
ゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルなどのエーテル類が挙げられ
る。さらに上記反応は無水塩化カルシウム、無水
硫酸銅、無水硫酸カルシウム、五酸化リンなどの
乾燥剤の使用により有利に行なわれる。該反応に
おける化合物(1a)または(1b)とアルコール
(4)との使用割合は特に限定されず広い範囲から適
宜選択できるが、無溶媒の場合は前者に対して後
者を大過剰に用い、溶媒を用いる場合には前者に
対して後者を等モル〜5倍モル、好ましくは等モ
ル〜2倍モル用いる。反応温度は特に限定されな
いが、通常−20〜200℃程度、好ましくは0〜150
℃程度であり、反応時間は通常1〜20時間程度で
ある。 なお、前記反応式−において、式(1b),
(1c),(1d),(1n),(1l)または(1m)の化合物
を加水分解して式(1a)の化合物に導くことも
でき、その加水分解は化合物(2)の加水分解の場合
と同様の条件で採用されうる。 化合物(1a)または(1b)のアミド化反応は、
前記化合物(1a),(1c)または(1l)のアミド結
合生成反応と同様の条件で行なうことができる。 化合物(1a),(1c)または(1l)と化合物(5)と
の反応は無溶媒または通常の不活性溶媒中で、室
温〜200℃程度、好ましくは室温〜120℃の温度条
件下、数時間〜24時間程度行なわれる。不活性溶
媒としては、例えばジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノールなどの低
級アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド、アセトン、アセトニトリルなどの極性溶媒が
用いられる。上記反応は、より有利には、塩基性
化合物を脱酸剤として用いて行なわれる。該塩基
性化合物としては、例えば炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムなどの
アルカリ金属化合物、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、ピリジン、キノリンなどの第三級
アミン類が例示される。また上記反応は、必要に
応じて反応促進剤として、ヨウ化カリウム、ヨウ
化ナトリウムなどのヨウ化アルカリ金属化合物ま
たはヘキサメチルリン酸トリアミドを添加して行
ない得る。上記反応における化合物(1a),(1c)
または(1l)と化合物(5)との使用割合はとくに限
定されないが、通常、前者に対して後者は等モル
〜過剰量、好ましくは等モル〜5倍モルである。 上記化合物(1a),(1c)または(1l)と化合物
(5)との反応で得られる化合物(1o),(1p)また
は(1q)を同様の条件下にさらにスルホニル化
して一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4′,Aおよびnは前記
と同じ。R5′は置換基として低級アルキル基また
はハロゲン原子を有することのあるフエニルスル
ホニル基を示す〕 で示される化合物に導くことができる。 また式(1)の化合物中、R4が置換基として低級
アルキル基またはハロゲン原子を有することのあ
るフエニルスルホニル基である場合は、化合物
(1a)と化合物(3)との反応と同様の条件下にアシ
ル化して一般式 〔式中、R1、R2,R3,R5′,R6,Aおよびnは
前記と同じ〕 で示される化合物に導くことができる。 さらに、前記化合物(1r)は、硫酸、塩酸、臭
化水素酸などの鉱酸の存在下に、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどの低級ア
ルコール類、または水と低級アルコール類との混
合溶媒中、通常、室温〜150℃、好ましくは60〜
1120℃にて30分〜150時間程度反応させることに
より一般式(1o)の化合物に導くこともできる。 本発明の化合物は、下記反応式−に示す方法
によつても製造できる。 〔式中、R1,R2,R3′,R3″,R4′,R6,X,
A,nおよびカルボスチリル骨核の3位と4位間
の結合は前記に同じ〕 すなわち、式(6)の化合物と式(7)の化合物を反応
させ、生じる中間体を加水分解し、所望によりそ
の生成物を加水分解、アシル化、エステル化、ま
たはそれらの組合せにより目的のカルボスチリル
誘導体に導く。 該化合物(6)と化合物(7)との反応は塩基性化合物
の存在下、適当な溶媒中で行なうことができる。
用いられる塩基性化合物としては、例えばトリエ
チルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ピペ
リジン、N−メチルモルホリン、4−ジメチルア
ミノピリジンなどの有機塩基、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウ
ムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの無機塩
基、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン
酸ナトリウムなどの脂肪族カルボン酸のアルカリ
金属塩、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチ
ラートなどの低級アルコールのアルカリ金属塩な
どが挙げられる。 また溶媒としては、例えばメタノール、エタノ
ール、イソプロパノールなどのアルコール類、ヘ
キサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなど
のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチルなどのエ
ステル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、さらに、水、酢酸、無水酢
酸、ピリジンなどが挙げられる。 化合物(6)に対する化合物(7)の使用割合は前者に
対して後者を少なくとも等モル、好ましくは等モ
ル〜2倍モルである。該反応は、通常50〜200℃、
好ましくは80〜150℃にて、約30分〜5時間程度
で終了する。 上記化合物(6)と化合物(7)との反応により、式 〔式中、R1,R2,R6,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ〕 で示される中間体が生じるが、このものは、例え
ば水−アセトン中で加熱還流することにより容易
に加水分解されて式(1b′)の化合物が得られる。 この化合物(1b′)は、前記反応式−におけ
る化合物(2)の加水分解と同様の条件下に加水分解
することにり容易に他の目的化合物(1a′)に導
かれる。 さらに、化合物(1b′)または(1a′)を、前記
反応式−におけるエステル化反応と同様にして
式(4)の化合物を用いてエステル化することによ
り、それぞれ化合物(1d′)または(1c′)に導く
ことができる。また、化合物(1a′),(1c′)また
は(1l′)を、前記反応式−におけるアシル化
反応と同様にして式(3)の化合物を用いてアシル化
することにより、それぞれ化合物(1b′),(1d′)
または(1m′)に導くことができる。 また化合物(1a′)または(1b′)を前記反応式
−におけるアミド化反応と同様にしてアミド化
することによりそれぞれ化合物(1l′)または
(1n′)に導くことができる。 化合物(1a′),(1c′)または(1l′)と化合物(5
)
との反応は、前記反応式−における化合物
(1a),(1c)または(1l)と化合物(5)との反応と
同様の条件下に行なうことができる。 さらに化合物(1c′),(1d′),(1l′),(1m′
)ま
たは(1n′)を反応式−における化合物(2)の加
水分解反応と同様の条件下に加水分解して化合物
(1a′)に導くことができる。 前記化合物(1a′),(1c′)または(1l′)と化合
物(5)との反応で得られる化合物(1o′),(1p′)ま
たは(1q′)を同様の条件下にさらにスルホニル
化して一般式 〔式中、R1,R2,R3,R4′,R5′およびnは前
記に同じ〕 で示される化合物に導くことができる。 また一般式(1)の化合物でR4が置換基として低
級アルキル基またはハロゲン原子を有することの
あるフエニルスルホニル基で、−CH〓〓CH−の
結合が2重結合である場合は、化合物(1a)と
化合物(3)との反応と同様の条件でアシル化して、
一般式 〔式中、R1,R2,R3,R5′,R6,Aおよびnは
前記に同じ〕 で示される化合物に導かれる。 前記化合物(1r′)は、前記(1r)の場合と同
様の条件下に処理して化合物(1o′)に導くこと
もできる。 本発明化合物のうち、置換基
The dotted line in [Formula] means a single bond or a double bond, and the substitution position of this substituent is any of the 3, 4, 5, or 6 positions of the carbostyril bone core.
Furthermore, the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus shows a single bond or a double bond. However, n=0
, R 1 is a hydrogen atom, lower alkyl, lower alkenyl, lower alkynyl or phenyl lower alkyl; R 2 is a hydrogen atom, hydroxyl group or lower alkoxy; R 3 is a hydroxyl group or lower alkoxy; R 4
is a group -COR 7 (R 7 is a lower alkyl, cycloalkyl, which may have an amino group or a phenyl lower alkoxycarbonylamino group as a substituent, or a halogen atom, lower alkyl, lower alkoxy, nitro as a substituent on the phenyl ring) and a phenyl group which may have 1 to 3 groups selected from amino); R 5 must not be a hydrogen atom] carbostyril derivatives and salts thereof,
Regarding. The compound of the present invention has an anti-ulcer effect and is useful, for example, as a therapeutic agent for gastrointestinal ulcers such as gastric ulcer and duodenal ulcer. The compounds of the present invention are particularly characterized in that they have remarkable preventive and therapeutic effects on chronic ulcer pathologies such as experimental acetic acid ulcers and burnt ulcers, have low toxicity and side effects, and are effective against chronic ulcers. It is a drug. The compound of the present invention also has the effect of increasing the amount of endogenous prostaglandin E 2 and is useful as a medicinal effect derived from prostaglandin E 2 , such as a prophylactic and therapeutic agent for ulcers. In this specification, lower alkyl includes straight chain or branched alkyl having 1 to 6 carbon atoms, such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, pentyl, hexyl, etc., and lower alkenyl includes carbon atoms. 2 to 6 linear or branched alkenyls, such as vinyl, allyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 1-methylallyl, 2-pentenyl, 2-hexenyl, etc.
Further, as lower alkynyl, straight chain or branched chain alkynyl having 2 to 6 carbon atoms, such as ethynyl,
2-propynyl, 2-butynyl, 3-butynyl,
1-methyl-2-propynyl, 2-pentynyl,
Examples include 2-hexynyl. Examples of lower alkylene groups include methylene, ethylene, trimethylene, methylmethylene, ethylmethylene, 2-methyltrimethylene, 2,2-dimethyltrimethylene, 1-metaltrimethylene, tetramethylene, pentamethylene, hexamethylene, etc. Mention may be made of 1 to 6 straight or branched alkylene groups. Phenyl lower alkyl includes phenyl alkyl whose alkyl moiety is a straight chain or branched alkyl having 1 to 6 carbon atoms, such as benzyl, 2
-Phenylethyl, 1-phenylethyl, 3-phenylpropyl, 4-phenylbutyl, 1,1-
Dimethyl-2-phenylethyl, 5-phenylpentyl, 6-phenylhexyl, 2-methyl-3
-phenylpropyl, etc., and the cycloalkyl includes cycloalkyl having 3 to 8 carbon atoms,
Examples include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cycloheptyl, cyclooctyl and the like. Lower alkoxy includes straight or branched alkoxy having 1 to 6 carbon atoms, such as methoxy, ethoxy, propoxy, isopropoxy, butoxy,
Examples of the halogen atom include tert-butoxy, pentyloxy, and hexyloxy, and examples of the halogen atom include fluorine, chlorine, bromine, and iodine. Examples of phenyl lower alkoxycarbonylamino groups include phenylalkoxycarbonylamino in which the alkoxy moiety is straight-chain or branched-chain alkoxy having 1 to 6 carbon atoms, such as benzyloxycarbonylamino, 2-phenylethoxycarbonylamino , 1-phenylethoxycarbonylamino, 3-phenylpropoxycarbonylamino, 4-phenylbutoxycarbonylamino,
Examples include 1,1-dimethyl-2-phenylethoxycarbonylamino, 5-phenylpentyloxycarbonylamino, 6-phenylhexyloxycarbonylamino, and 2-methyl-3-phenylpropoxycarbonylamino. Therefore, examples of lower alkyl that may have an amino group or a phenyl lower alkoxycarbonylamino group include the above-mentioned lower alkyl when there is no substituent, and when it has a substituent, for example, aminomethyl , 2-aminoethyl, 2
- or 3-aminopropyl, 1-methyl-2-
Aminoethyl, 2-, 3- or 4-aminobutyl, 1,1-dimethyl-2-aminobutyl, 2-
or 3-aminopentyl, 4-aminohexyl, benzyloxycarbonylaminomethyl, 2
-benzyloxycarbonylaminoethyl, 2-
Benzyloxycarbonylaminopropyl, 3-
Benzyloxycarbonylaminopropyl, 4-
Benzyloxycarbonylaminobutyl, 3-benzyloxycarbonylaminobutyl, 5-benzyloxycarbonylaminopentyl, 6-benzyloxycarbonylaminohexyl, 2-phenylethoxycarbonylaminomethyl, 1-phenylethoxycarbonylaminomethyl, 2- (2
-phenylethoxycarbonylamino)ethyl,
3-(1-phenylethoxycarbonylamino)
Propyl, 2-(3-phenylpropoxycarbonylamino)ethyl, 4-(4-phenylbutoxycarbonylamino)butyl, 2-(5-phenylpentyloxycarbonylamino)ethyl, 2
An amino group such as -(6-phenylhexyloxycarbonylamino)ethyl, 1,1-dimethyl-2-(benzyloxycarbonylamino)ethyl, (1,1-dimethyl-2-phenylethoxycarbonylamino)methyl, or Examples include an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms having a phenylalkoxycarbonylamino group having 1 to 6 carbon atoms in the alkoxy moiety. Examples of phenyl that may have 1 to 3 groups selected from halogen atoms, lower alkyl, lower alkoxy, hydroxyl, nitro, and amino as substituents on the phenyl ring include phenyl, 2
-, 3- or 4-chlorophenyl, 2-, 3-
or 4-fluorophenyl, 2-, 3- or 4-bromophenyl, 2-, 3- or 4-iodophenyl, 3,5-dichlorophenyl, 2,6
-dichlorophenyl, 3,4-dichlorophenyl, 3,4-difluorophenyl, 3,5-dibromophenyl, 2-, 3- or 4-methylphenyl, 2-, 3- or 4-ethylphenyl, 4
-Propylphenyl, 3-isopropylphenyl, 2-butylphenyl, 4-hexylphenyl, 3-pentylphenyl, 4-tert-butylphenyl, 3,4-dimethylphenyl, 2,5-dimethylphenyl, 2-, 3- or 4-methoxyphenyl, 2-, 3- or 4-ethoxyphenyl, 3-propoxyphenyl, 4-isopropoxyphenyl, 3-butoxyphenyl, 2-pentyloxyphenyl, 4-tert-butoxyphenyl , 4-hexyloxyphenyl, 3,4-dimethoxyphenyl, 3,4-diethoxyphenyl,
2,5-dimethoxyphenyl, 2-, 3- or 4-nitrophenyl, 2,4-dinitrophenyl, 2-, 3- or 4-aminophenyl, 2,
4-diaminophenyl, 3-methyl-4-chlorophenyl, 2-chloro-6-methylphenyl, 2
-methoxy-3-chlorophenyl, 3,4,5-
trimethoxyphenyl, 3,4,5-trimethylphenyl, 3,4,5-trichlorophenyl, 2
-, 3- or 4-hydroxyphenyl, 3,4
- Substituents on the phenyl ring such as dihydroxyphenyl and 2,6-dihydroxyphenyl include halogen atoms, alkyl groups having 1 to 6 carbon atoms, alkoxy groups having 1 to 6 carbon atoms, hydroxyl groups, nitro groups, and amino groups. Examples include phenyl groups which may have 1 to 3 groups selected from the following groups. Examples of phenyl lower alkyl groups that may have a halogen atom on the phenyl ring include the above-mentioned phenyl lower alkyl groups when there is no substituent, and when there is a substituent, for example, 2-, 3- or 4- chlorobenzyl, 2-, 3- or 4-fluorobenzyl, 2-, 3- or 4-bromobenzyl, 2-, 3- or 4-iodobenzyl,
3,5-dichlorobenzyl, 2,6-dichlorobenzyl, 3,4-dichlorobenzyl, 3,4-difluorobenzyl, 3,5-dibromobenzyl,
3,4,5-trichlorobenzyl, 2-(3-chlorophenyl)ethyl, 2-(3,4-dibromophenyl)ethyl, 2-(4-iodophenyl)
Ethyl, 1-(2-bromophenyl)ethyl, 1
-(3,5-dichlorophenyl)ethyl, 1-(4
-chlorophenyl)ethyl, 3-(2-fluorophenyl)propyl, 3-(3,4,5-trichlorophenyl)propyl, 4-(4-chlorophenyl)butyl, 1,1-dimethyl-2-(3 -bromophenyl)ethyl, 5-(2,4-dichlorophenyl)pentyl, 5-(2-iodophenyl)
pentyl, 6-(4-fluorophenyl)hexyl, 6-(2,6-dichlorophenyl)hexyl,
Having 1 to 3 halogen atoms as a substituent on the phenyl ring such as 2-methyl-3-(4-chlorophenyl)propyl, and having 1 carbon atom in the alkyl moiety
~6 phenylalkyl groups are mentioned. Examples of the cycloalkyl group that may have a phenyl lower alkoxycarbonylamino lower alkyl group or an amino lower alkyl group as a substituent on the cycloalkyl ring include the above-mentioned cycloalkyl groups when there is no substituent; For example, 2-benzyloxycarbonylaminomethylcyclopropyl, 3-(2-
Benzyloxycarbonylaminoethyl)cyclobutyl, 3-(2-benzyloxycarbonylaminopropyl)cyclopentyl, 3-(4-benzyloxycarbonylaminobutyl)cyclohexyl, 4-(3-benzyloxycarbonylaminobutyl)cyclohexyl, 2-( 5-benzyloxycarbonylaminopentyl)cyclohexyl, 3-(6-benzyloxycarbonylaminohexyl)cycloheptyl, 4-(6-benzyloxycarbonylaminohexyl)cycloheptyl, 5-(2-phenylethoxycarbonylaminomethyl) Cycloheptyl, 4-(1-phenylethoxycarbonylaminomethyl)cyclooctyl, 2-[2-(2-phenylethoxycarbonylamino)ethyl]cyclooctyl, 2-[3-(1
-Phenylethoxycarbonylamino)propyl]cyclopropyl, 3-[2-(3-phenylpropoxycarbonylamino)ethyl]cyclobutyl, 3-[4-(4-phenylbutoxycarbonylamino)butyl]cyclopentyl, 4- [2-(5
-Phenylpentyloxycarbonylamino)ethyl]hexyl, 2-[2-(6-phenylhexyloxycarbonylamino)ethyl]cyclohexyl, 3-[1,1-dimethyl-2-(benzyloxycarbonylamino)ethyl] Cyclohexyl, 4-[1,1-dimethyl-2-phenylethoxycarbonylamino]cyclohexyl, 2-benzyloxycarbonylmethylcyclooctyl,
4-benzyloxycarbonylmethylcyclohexyl, 3-aminomethylcyclopropyl, 3-
(2-aminoethyl)cyclobutyl, 4-(1-aminoethyl)cyclopentyl, 2-(3-aminopropyl)cyclohexyl, 3-(4-aminobutyl)cyclohexyl, 4-aminomethylcyclohexyl, 3-(5-amino A substituted alkyl group in which a lower alkyl having an amino group or a phenyl lower alkoxycarbonylamino group is substituted on a cycloalkyl ring having 3 to 8 carbon atoms, such as pentyl)cycloheptyl and 3-(6-aminohexyl)cyclooctyl groups. can be mentioned. Examples of lower alkoxycarbonyl groups include linear or branched alkoxycarbonyl groups in which the alkoxy moiety has 1 to 6 carbon atoms, such as methoxycarbonyl, ethoxycarbonyl, propoxycarbonyl, isopropoxycarbonyl, butoxycarbonyl, tert-butoxycarbonyl, and pentyl. Examples include oxycarbonyl and hexyloxycarbonyl. The amino lower alkyl group includes aminoalkyl whose alkyl moiety is a straight or branched alkyl having 1 to 6 carbon atoms, such as aminomethyl,
2-aminoethyl, 1-aminoethyl, 3-aminopropyl, 4-aminobutyl, 1,1-dimethyl-2-aminoethyl, 5-aminopentyl, 6
-aminohexyl, 2-methyl-3-aminopropyl, and the like. 5- or 6-membered compound having 1 or 2 heteroatoms selected from nitrogen, oxygen, and sulfur atoms
Examples of saturated or unsaturated heterocyclic groups that may be substituted with lower alkyl groups include pyridyl,
2-methylpyridyl, 3-ethylpyridyl, 4-
Butylpyridyl, thienyl, 2-methylthienyl, 3-propylthienyl, pyrimidinyl, 2-
pentylpyrimidinyl, tetrahydropyranyl,
2-hexyltetrahydropyranyl, pyrrolyl,
3-methylpyrrolyl, pyrrolidinyl, 3-ethylpyrodinyl, dihydropyridyl, 4-propyldihydropyridyl, 1-piperidinyl, 4-butyl-1-piperidinyl, 1-pyrazinyl, 4-pentyl-1-pyrazinyl, pyrazolyl, 3-methylpyrazolyl, 4-ethylpyrazolyl, imidazolyl, 2-propylimidazolyl, 4-pentylimidazolyl, imidazolidinyl, 4-hexylimidazolidinyl, pyridazinyl, 4-methylpyridazinyl, pyrazinyl, 2-ethylpyrazinyl,
1-piperazyl, 4-propyl-1-piperazyl, oxazolyl, 4-butyloxazolyl, isoxazolyl, 4H-1,4-oxazinyl,
1-morpholinyl, 3-hexylmorpholinyl,
Thiazolyl, 4-methylthiazolyl, 2-ethylthiazolyl, 5-propylthiazolyl, isothiazolyl, 3-methylisothiazolyl, 4H-1,
4-thiazinyl, 2-ethyl-4H-1,4-thiazinyl, furyl, 3-methylfuryl, 2-ethylfuryl, tetrahydrofuryl, 2-methyltetrahydrofuryl, 2H-pyran-2-yl, 2H-
Pyran-4-yl, 4H-pyran-4-yl, 4H
-pyran-3-yl, tetrahydrothienyl, 2
-butyltetrahydrothienyl, thianyl, 4-
Examples include methylthianyl, 1,4-dithian-2-yl, and the like. An amino group which may be substituted with a cycloalkyl lower alkyl group (the cycloalkyl group may be substituted with a carboxy group or a lower alkoxycarbonyl group as a substituent) is an amino group in which the alkyl moiety is a carbon A cycloalkyl having 1 to 6 straight or branched chain alkyl atoms, in which the cycloalkyl moiety has 3 to 8 carbon atoms (the cycloalkyl ring has a carboxyl or alkoxyl moiety as a substituent having 1 to 8 carbon atoms); 6 alkoxycarbonyl groups may be substituted),
For example, amino, cyclopropylmethylamino,
2-cyclobutylethylamino, 1-cyclopentylethylamino, 3-cyclohexylpropylamino, 4-cycloheptylbutylamino, 5-
Cyclooctylpentylamino, 6-cyclohexylhexylamino, cyclohexylmethylamino, 2-methyl-3-cyclohexylpropylamino, (2-carboxycyclopropyl)methylamino, 2-(3-carboxycyclobutyl)ethylamino, 1-( 3-carboxycyclopentyl)ethylamino, 3-(2-carboxycyclopentyl)propylamino, 4-(3-carboxycyclohexyl)butylamino, 5-(4-carboxycyclohexyl)pentylamino, 6-
(2-Carboxycyclohexyl)hexylamino, (3-carboxycycloheptyl)methylamino, 2-(4-carboxycycloheptyl)ethylamino, 1-(5-carboxycycloheptyl)ethylamino, 3-(4-carboxycycloheptyl)ethylamino octyl)propylamino, 4-(2-carboxycyclooctyl)butylamino, (4-carboxycyclohexyl)methylamino, 6-(2-
methoxycarbonylcyclopropyl)hexylamino, 5-(3-ethoxycarbonylcyclobutyl)pentylamino, 4-(3-propoxycarbonylcyclopentyl)butylamino, 3-(4
-methoxycarbonylcyclohexyl)propylamino, 2-(2-n-butoxycarbonylcyclohexyl)ethylamino, 1-(3-hexyloxycarbonylcyclohexyl)ethylamino, (3-ethoxycarbonylcyclohexyl)
Methylamino, 2-ethyl-3-(2-propoxycarbonylcycloheptyl)propylamino,
Examples include (5-methoxycarbonylcyclooctyl)methylamino and (4-methoxycarbonylcyclohexyl)methylamino. The lower alkoxycarbonyl lower alkoxy group is a straight or branched alkoxycarbonyl alkoxy group in which each alkoxy moiety has 1 to 6 carbon atoms, such as methoxycarbonylmethoxy, 2-methoxycarbonyl ethoxy, 1-methoxycarbonyl ethoxy. , 3-methoxycarbonylpropoxy, 4-methoxycarbonylbutoxy, 1,1-dimethyl-2-methoxycarbonylethoxy, 5-methoxycarbonylpentyloxy, 6-methoxycarbonylhexyloxy, 2
-methyl-3-methoxycarbonylpropoxy,
Ethoxycarbonylmethoxy, 3-ethoxycarbonylpropoxy, 6-ethoxycarbonylhexyloxy, 2-propoxycarbonylethoxy, 4-propoxycarbonylbutoxy, 5-butoxycarbonylpentyloxy, pentyloxycarbonylmethoxy, 1-pentyloxycarbonylethoxy, 1, Examples include 1-dimethyl-2-hexyloxycarbonyl ethoxy and 3-hexyloxycarbonylpropoxy. Examples of the benzoyl lower alkoxy group include benzoyl alkoxy whose alkoxy moiety is a straight-chain or branched alkoxy having 1 to 6 carbon atoms, such as benzoylmethoxy, 2-benzoylethoxy, 1-benzoylethoxy, 3- Benzoylpropoxy, 4-benzoylbutoxy,
1,1-dimethyl-2-benzoylethoxy, 5
-benzoylpentyloxy, 6-benzoylhexyloxy, 2-methyl-3-benzoylpropoxy and the like. The lower alkanoyloxy lower alkoxy group is an alkanoyloxyalkoxy whose alkoxy moiety is a linear or branched alkanoyloxy having 1 to 6 carbon atoms, such as acetyloxymethoxy, 2-acetyloxyethoxy, 1 -acetyloxyethoxy, 3-acetyloxypropoxy, 4-acetyloxybutoxy, 1,1-dimethyl-2-acetyloxyethoxy, 5-acetyloxypentyloxy, 6-
Acetyloxyhexyloxy, 2-methyl-3
-acetyloxypropoxy, propionyloxymethoxy, 3-propionyloxypropoxy, 6-propionyloxyhexyloxy, 2
-butyryloxyethoxy, 4-butyryloxybutoxy, 5-pentanoyloxypentyloxy, pentanoyloxymethoxy, t-butylcarbonyloxymethoxy, 2-(t-butylcarbonyloxy)ethoxy, 1-(t-butyl) carbonyloxy)ethoxy, 3-(t-butylcarbonyloxy)propoxy, 4-(t-butylcarbonyloxy)butoxy, 1,1-dimethyl-
2-(t-butylcarbonyloxy)ethoxy,
Examples include hexanoyloxymethoxy, 3-hexanoyloxypropoxy, 6-(t-butylcarbonyloxy)hexyloxy, and the like. Examples of the phenylsulfonyl group that may have a lower alkyl group or a halogen atom as a substituent include an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms or a phenylsulfonyl group that may have a halogen atom as a substituent, e.g. , phenylsulfonyl, 4-methylphenylsulfonyl, 3
-methylphenylsulfonyl, 2-methylphenylsulfonyl, 2-ethylphenylsulfonyl,
3-Ethylphenylsulfonyl, 4-ethylphenylsulfonyl, 3-isopropylphenylsulfonyl, 4-hexylphenylsulfonyl, 2-
n-Butylphenylsulfonyl, 4-pentylphenylsulfonyl, 2-, 3- or 4-chlorophenylsulfonyl, 2-, 3- or 4-bromophenylsulfonyl, 2-, 3- or 4-iodophenyl Examples include sulfonyl. Examples of halogen atoms include fluorine atoms, chlorine atoms,
Examples include bromine atom and iodine atom. Examples of the benzoyloxy group that may have a halogen atom as a substituent include 2-, 3-,
- or 4-chlorobenzoyloxy, 2-, 3
- or 4-fluorobenzoyloxy, 2-,
3- or 4-bromobenzoyloxy, 2-,
Examples include 3- or 4-iodobenzoyloxy and benzoyloxy groups. In addition, lower alkanoyl has 1 to 6 carbon atoms.
straight-chain or branched-chain alkanoyl, such as formyl, acetyl, propionyl, butyryl, isobutyryl, pentanoyl, tert-butylcarbonyl, hexanoyl, and the like. The compound of the present invention has optical isomers, and these are also included in the present invention. The compound of the present invention can be produced by various methods, for example, by the method shown in the reaction formula below. [In the formula, R 1 , R 2 , R 6 , A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above.
R 3 ′ is lower alkoxy, lower alkoxycarbonyl lower alkoxy, benzoyl lower alkoxy or lower alkanoyloxy lower alkoxy,
R 3 ″ is an amino group or a cycloalkyl lower alkylamino group (the cycloalkyl ring may be substituted with carboxy or lower alkoxycarbonyl), and R 4 ′ may have a lower alkyl or halogen atom as a substituent. Phenylsulfonyl, lower alkyl or phenyl lower alkyl which may have a halogen atom as a substituent on the phenyl ring, R 7 and R 9 each represent lower alkyl, R 8 represents lower alkanoyl] That is, the formula (2) The compound is hydrolyzed, and the product is optionally acylated, esterified, or a combination thereof to lead to the desired carbostyril derivative. This compound (2) is hydrolyzed to be one of the compounds of the present invention. The reaction leading to the compound of formula (1a) can be carried out using a suitable hydrolysis catalyst, such as a hydrohalic acid such as hydrochloric acid or hydrobromic acid, an inorganic acid such as sulfuric acid or phosphoric acid,
In the presence of an inorganic alkali compound such as an alkali metal hydroxide such as sodium hydroxide or potassium hydroxide, or an alkali metal carbonate or bicarbonate such as sodium carbonate, potassium carbonate, or sodium bicarbonate, without a solvent or with a suitable solvent. medium (e.g., water or a mixed solvent of water and a lower alcohol such as methanol or ethanol), 50 to 150°C, preferably
What is necessary is just to process at 70-100 degreeC for about 3-24 hours. By acylating compound (1a), (1c) or (1l) with the carboxylic acid of formula (3), it is possible to lead to the corresponding other target compound (1b), (1d) or (1m), respectively. However, this acylation is achieved by subjecting it to a conventional amide bond forming reaction. In this case, the carboxylic acid (3) may be an activated compound. The conditions for the amide bond forming reaction can be applied to the amide bond forming reaction. For example, (a) mixed acid anhydride method, that is, a method in which carboxylic acid (3) is reacted with an alkylhalocarboxylic acid to form a mixed acid anhydride, and this is reacted with compound (1a), (1c) or (1l); (b) Active ester method or active amide method, that is, carboxylic acid (3) is converted into an active ester such as p-nitrophenyl ester, N-hydroxysuccinimide ester, 1-hydroxybenzotriazole ester, or benzoxazoline- A method of forming an active amide with 2-thione and reacting it with compound (1a), (1c) or (1l),
(c) Carbodiimide method, that is, a method in which compound (1a), (1c) or (1l) is dehydrated and bonded to carboxylic acid (3) in the presence of a dehydrating agent such as dicyclohexylcarbodiimide or carbonyldiimidazole; (d) Carbodiimide method; Acid halide method, that is, a method of deriving carboxylic acid (3) into a halide compound and reacting this with compound (1a), (1c) or (1l), (e)
Another method is to convert carboxylic acid (3) into carboxylic acid anhydride using a dehydrating agent such as acetic anhydride,
A method in which compound (1a), (1c) or (1l) is reacted with this, and compound (1a), (1c) or (1l) is reacted with an ester of carboxylic acid (3) and, for example, a lower alcohol.
Examples include a method of reacting under high pressure and high temperature. In addition, carboxylic acid (3) is activated with a phosphorus compound such as triphenylphosphine or diethylchlorophosphate, and compounds (1a) and (1c) are added to this.
Alternatively, a method in which (1l) is applied may also be adopted. Examples of the alkylhalocarboxylic acids used in the mixed acid anhydride method include methyl chloroformate, methyl bromate, ethyl chloroformate, ethyl bromate, and isobutyl chloroformate. The mixed acid anhydride is obtained by the usual Schotten-Baumann reaction, and is reacted with the compound (1a), (1c) or (1l) without being isolated to produce the compound (1b), (1d) of the present invention. or (1m)
is manufactured. The Schotten-Baumann reaction is usually carried out in the presence of a basic compound. The basic compounds used are those commonly used in the Schotten-Baumann reaction, such as triethylamine, trimethylamine, pyridine, dimethylaniline, N-methylmorpholine, 4-dimethylaminopyridine, 1,5-diazabicyclo[4.3.0 ] Nonene-5 (DBN), 1,5-diazabicyclo[5.4.0] Undecene-5-(DBU), 1,4
−Diazabicyclo[2.2.2]octane (DABCO)
and inorganic bases such as potassium carbonate, sodium carbonate, potassium bicarbonate, and sodium bicarbonate. The reaction is carried out at -20 to 100℃
The reaction time is approximately 5 minutes to 10 hours, preferably 5 minutes to 2 hours.
It's time. The reaction between the obtained mixed acid anhydride and compound (1a), (1c) or (1l) is carried out at −20°C to 150°C.
C., preferably 10 to 50.degree. C., for about 5 minutes to 10 hours, preferably about 5 minutes to 5 hours. Although the mixed acid anhydride method does not require the use of a solvent,
Generally carried out in a solvent. Any solvent commonly used in the mixed acid anhydride method can be used, specifically halogenated carbons such as methylene chloride, chloroform, and dichloroethane, and aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene. , diethyl ether, tetrahydrofuran, ethers such as dimethoxyethane, methyl acetate,
Examples include esters such as ethyl acetate, aprotic polar solvents such as dimethylformamide, dimethylsulfoxide, hexamethylphosphoric triamide, and the like. The ratio of carboxylic acid (3), alkylhalocarboxylic acid, and compound (1a), (1c), or (1l) in this method is usually at least the same molar amount, but the ratio of alkyl halocarboxylic acid to carboxylic acid (3) is It is preferable to use 1 to 2 moles of halocarboxylic acid and compound (1a), (1c) or (1l). For example, in the case of using benzoxazoline-2-thionamide, the active ester method or active amide method in (b) above can be carried out using an appropriate solvent that does not affect the reaction, such as the one used in the mixed acid anhydride method described above. In addition to the same solvent as above, 1-methyl-2-pyrrolidone or the like is used at 0 to 150°C, preferably at 10°C.
The reaction is carried out at ~100°C for 0.5 to 75 hours. In this case, the ratio of compound (1a), (1c) or (1l) and benzoxazoline-2-thionamide used is usually at least equimolar, preferably equimolar to twice molar, of the latter to the former. In addition, when N-hydroxysuccinimide ester is used, the reaction proceeds advantageously by using a suitable base, such as the same base used in the carboxylic acid halide method described below. In the carboxylic acid halide method (c) above, carboxylic acid
(3) is reacted with a halogenating agent to form a carboxylic acid halide, and the carboxylic acid halide is isolated and purified, or compound (1a), (1c) or (1l) is added thereto without isolation and purification. It is done by reacting. This carboxylic acid halide and compounds (1a) and (1c)
Alternatively, the reaction with (1l) is carried out in a suitable solvent in the presence of a dehydrohalogenating agent. Basic compounds are usually used as the dehydrohalogenating agent, and in addition to the basic compounds used in the Schotten-Baumann reaction described above, sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium hydride, potassium hydride, silver carbonate, sodium methylate, etc. , alkali metal alcoholates such as sodium ethylate, and the like. Note that an excess amount of the reaction compound (1a), (1c), or (1l) can also be used as a dehydrohalogenating agent. In addition to the solvents used in the Schotten-Baumann reaction, examples of solvents include water, alcohols such as methanol, ethanol, propanol, butanol, 3-methoxy-1-butanol, ethyl cellosolve, and methyl cellosolve, pyridine, acetone, acetonitrile, and the like. , or a mixed solvent of two or more thereof. Compound (1a), (1c) or (1l)
The proportion of the carboxylic acid halide and the carboxylic acid halide is not particularly limited and can be selected within a wide range, but the latter is usually used in at least an equimolar amount, preferably an equimolar to twice the molar amount of the former. The reaction temperature is usually around -30~180℃,
The reaction is preferably completed at a temperature of about 0 to 150°C, and generally within 5 minutes to 30 hours. The carboxylic acid halide used is carboxylic acid halide
It is produced by reacting (3) with a halogenating agent without a solvent or in a solvent. Any solvent can be used as long as it does not adversely affect the reaction, such as aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, halogenated hydrocarbons such as chloroform, methylene chloride, and carbon tetrachloride, dioxane, and tetrahydrofuran. , ethers such as diethyl ether, dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and the like. As the halogenating agent, a normal halogenating agent that converts the hydroxyl group of a carboxy group into a halogen can be used, such as thionyl chloride,
Phosphorus oxychloride, phosphorus oxybromide, phosphorus pentachloride,
Examples include phosphorus pentabromide. The ratio of the carboxylic acid (3) and the halogenating agent to be used is not particularly limited and is selected as appropriate, but when the reaction is carried out without a solvent, the latter is usually used in a large excess amount relative to the former, or in the solvent. When the reaction is carried out, the latter is usually used in at least an equimolar amount, preferably 2 to 4 times the molar amount of the former. The reaction temperature and reaction time are also not particularly limited, but usually at room temperature to about 100°C, preferably 50 to 80°C, for 30
It takes about minutes to 6 hours. In addition, carboxylic acid (3) is activated with a phosphorus compound such as triphenylphosphine or diethylchlorophosphate, and compound (1a), (1c) or (1l) is reacted with this in an appropriate solvent. It will be done. Any solvent can be used as long as it does not affect the reaction, and specifically, halogenated carbons such as methylene chloride, chloroform, and dichloroethane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, Examples include ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran, and dimethoxyethane, esters such as methyl acetate and ethyl acetate, and aprotic polar solvents such as dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and hexamethylphosphoric triamide. In this reaction, since compound (1a), (1c) or (1l) itself acts as a basic compound, the reaction proceeds well by using it in excess of the theoretical amount.
If necessary, other basic compounds such as triethylamine, trimethylamine, pyridine, dimethylaniline, N-methylmorpholine, 4-dimethylaminopyridine, 1,5-diazabicyclo[4.3.0]nonene-5 (DBN), 1,5-diazabicyclo[5.4.0] undecene-5 (DBU), 1,4-
Organic bases such as diazabicyclo[2.2.2]octane (DABCO), potassium carbonate, sodium carbonate,
Inorganic bases such as potassium bicarbonate and sodium bicarbonate can also be used. The reaction is about 0~
This is achieved by carrying out the reaction at 150°C, preferably about 0 to 100°C, for about 1 to 30 hours. Compound (1a),
The ratio of the phosphorus compound and carboxylic acid (3) to (1c) or (1l) is usually at least equimolar, preferably 1 to 3 times the molar amount. In the reaction formula -, the corresponding target compound (1c) or (1d) can be obtained by esterifying the compound (1a) or (1b) with the alcohol of formula (4). This esterification reaction can be carried out under any of the usual reaction conditions for esterification reactions, such as (1) dehydration condensation in a solvent in the presence of a dehydrating agent, or (2) a suitable acidic or basic catalyst. React in a solvent. Examples of the solvent used in method (1) include halogenated carbons such as methylene chloride, chloroform, and dichloroethane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, and ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran, and dimethoxyethane. Examples include aprotic polar solvents such as dimethylformamide, dimethylsulfoxide, and hexamethylphosphoric triamide. Examples of the dehydrating agent include dicyclohexylcarbodiimide and carbonyldiimidazole. The ratio of alcohol (4) to compound (1a) or (1b) is at least equimolar, preferably equimolar to 1.5 times molar. The proportion of the dehydrating agent used is at least equimolar, preferably equimolar to 1.5 times the molar amount of compound (1a) or (1b). The reaction temperature is usually room temperature to 150°C, preferably 50 to 100°C, and the reaction is generally completed in 1 to 10 hours. Examples of acidic catalysts used in method (2) include hydrochloric acid gas, concentrated sulfuric acid, phosphoric acid, polyphosphoric acid, boron trifluoride, inorganic acids such as perchloric acid, trifluoroacetic acid, trifluoromethanesulfonic acid, and naphthalenesulfone. Examples include organic acids such as p-tosylic acid, benzenesulfonic acid and ethanesulfonic acid, acid anhydrides such as trichloromethanesulfonic anhydride and trifluoromethanesulfonic anhydride, thionyl chloride, and acetone dimethyl acetal. Furthermore, acidic ion exchange resins can also be used as catalysts in the present invention. A wide range of known basic catalysts can be used, such as sodium hydroxide,
Examples include inorganic bases such as potassium hydroxide, sodium carbonate, potassium carbonate, sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate, silver carbonate, and alcoholates such as sodium methylate and sodium ethylate. This reaction proceeds either without a solvent or in a solvent. As the solvent, those used in ordinary esterification reactions can be effectively used, and specifically, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, dichloromethane, dichloroethane, chloroform, carbon tetrachloride, etc. Examples include ethers such as halogenated hydrocarbons, diethyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, and ethylene glycol monomethyl ether. Further, the above reaction is advantageously carried out by using a desiccant such as anhydrous calcium chloride, anhydrous copper sulfate, anhydrous calcium sulfate, phosphorus pentoxide, or the like. Compound (1a) or (1b) and alcohol in the reaction
The proportion of (4) to be used is not particularly limited and can be appropriately selected from a wide range; however, in the case of no solvent, the latter should be used in large excess relative to the former, and in the case of using a solvent, the latter should be used in equal molar proportions to the former. ~5 times the mole, preferably equimolar to 2 times the mole. The reaction temperature is not particularly limited, but is usually about -20 to 200°C, preferably 0 to 150°C.
℃, and the reaction time is usually about 1 to 20 hours. In addition, in the above reaction formula -, formula (1b),
Compounds (1c), (1d), (1n), (1l) or (1m) can also be hydrolyzed to lead to compounds of formula (1a), which hydrolysis is similar to the hydrolysis of compound (2). Can be adopted under the same conditions as in the case. The amidation reaction of compound (1a) or (1b) is
The reaction can be carried out under the same conditions as for the amide bond formation reaction of compound (1a), (1c) or (1l). The reaction between compound (1a), (1c) or (1l) and compound (5) is carried out without a solvent or in a common inert solvent under a temperature condition of room temperature to about 200°C, preferably room temperature to 120°C. It is carried out for about 24 hours. Examples of inert solvents include ethers such as dioxane, tetrahydrofuran, ethylene glycol dimethyl ether, and diethyl ether, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, lower alcohols such as methanol, ethanol, and isopropanol, dimethylformamide, and dimethyl. Polar solvents such as sulfoxide, hexamethylphosphoric triamide, acetone, and acetonitrile are used. The above reaction is more advantageously carried out using a basic compound as a deoxidizing agent. Examples of the basic compound include alkali metal compounds such as potassium carbonate, sodium carbonate, sodium hydroxide, sodium bicarbonate, sodium amide, and sodium hydride, and tertiary amines such as triethylamine, tripropylamine, pyridine, and quinoline. is exemplified. The above reaction may be carried out by adding an alkali metal iodide compound such as potassium iodide or sodium iodide or hexamethylphosphoric acid triamide as a reaction promoter, if necessary. Compounds (1a) and (1c) in the above reaction
The ratio of (1l) and compound (5) to be used is not particularly limited, but the latter is usually used in an equimolar to excess amount, preferably equimolar to 5 times the molar amount of the former. The above compound (1a), (1c) or (1l) and the compound
The compound (1o), (1p) or (1q) obtained by reaction with (5) is further sulfonylated under similar conditions to give the general formula [In the formula, R 1 , R 2 , R 3 , R 4 ', A and n are the same as above. R 5 ' represents a phenylsulfonyl group which may have a lower alkyl group or a halogen atom as a substituent]. In addition, in the compound of formula (1), when R 4 is a lower alkyl group or a phenylsulfonyl group that may have a halogen atom as a substituent, the reaction similar to the reaction between compound (1a) and compound (3) can be performed. Acylated under conditions to give the general formula [In the formula, R 1 , R 2 , R 3 , R 5 ', R 6 , A and n are the same as above] This can lead to a compound represented by the following formula. Furthermore, the compound (1r) is prepared in water, lower alcohols such as methanol, ethanol, isopropanol, or a mixed solvent of water and lower alcohols in the presence of a mineral acid such as sulfuric acid, hydrochloric acid, or hydrobromic acid. , usually room temperature ~150℃, preferably 60~
A compound of general formula (1o) can also be obtained by reacting at 1120°C for about 30 minutes to 150 hours. The compound of the present invention can also be produced by the method shown in the following reaction formula. [In the formula, R 1 , R 2 , R 3 ′, R 3 ″, R 4 ′, R 6 , X,
The bonds between A, n and the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone core are the same as above] That is, the compound of formula (6) and the compound of formula (7) are reacted, the resulting intermediate is hydrolyzed, and the desired The product is then hydrolyzed, acylated, esterified, or a combination thereof to give the desired carbostyryl derivative. The reaction between compound (6) and compound (7) can be carried out in a suitable solvent in the presence of a basic compound.
Examples of the basic compound used include organic bases such as triethylamine, trimethylamine, pyridine, piperidine, N-methylmorpholine, and 4-dimethylaminopyridine, potassium hydroxide,
Inorganic bases such as sodium hydroxide, sodium hydride, sodium amide, sodium carbonate, potassium carbonate, sodium bicarbonate, potassium bicarbonate, alkali metal salts of aliphatic carboxylic acids such as sodium acetate, potassium acetate, sodium propionate, sodium Examples include alkali metal salts of lower alcohols such as methylate and sodium ethylate. Examples of solvents include alcohols such as methanol, ethanol, and isopropanol, hydrocarbons such as hexane and cyclohexane, ethers such as diethylene glycol dimethyl ether, dioxane, tetrahydrofuran, and diethyl ether, esters such as ethyl acetate and methyl acetate, and benzene. , aromatic hydrocarbons such as toluene and xylene, water, acetic acid, acetic anhydride, and pyridine. The ratio of compound (7) to compound (6) to be used is at least equimolar, preferably equimolar to twice molar of the latter to the former. The reaction is usually carried out at 50 to 200°C,
Preferably, the temperature is 80 to 150°C, and the process is completed in about 30 minutes to 5 hours. By the reaction of the above compound (6) and compound (7), the formula [In the formula, R 1 , R 2 , R 6 , A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone core are the same as above] - It is easily hydrolyzed by heating under reflux in acetone to obtain the compound of formula (1b'). This compound (1b') can be easily led to another target compound (1a') by hydrolysis under the same conditions as the hydrolysis of compound (2) in the above reaction formula. Furthermore, by esterifying compound (1b') or (1a') with the compound of formula (4) in the same manner as the esterification reaction in the above reaction scheme, compound (1d') or (1c ′). In addition, compounds (1a'), (1c'), or (1l') can be acylated using the compound of formula (3) in the same manner as the acylation reaction in the above reaction formula -, thereby producing compound (1b), respectively. ′), (1d′)
or (1m′). Further, compound (1a') or (1b') can be amidated in the same manner as the amidation reaction in the above reaction formula to lead to compound (1l') or (1n'), respectively. Compound (1a′), (1c′) or (1l′) and compound (5
)
The reaction with compound (1a), (1c) or (1l) can be carried out under the same conditions as the reaction of compound (5) with compound (1a), (1c) or (1l) in the reaction formula -. Furthermore, compounds (1c′), (1d′), (1l′), (1m′
) or (1n') can be hydrolyzed under the same conditions as the hydrolysis reaction of compound (2) in reaction formula - to lead to compound (1a'). The compound (1o'), (1p') or (1q') obtained by the reaction of the above compound (1a'), (1c') or (1l') with compound (5) is further treated with sulfonyl under the same conditions. and general formula [In the formula, R 1 , R 2 , R 3 , R 4 ′, R 5 ′ and n are the same as above] This can lead to a compound represented by the following formula. In addition, in the compound of general formula (1), when R 4 is a phenylsulfonyl group that may have a lower alkyl group or a halogen atom as a substituent, and the bond -CH〓〓CH- is a double bond, the compound Acylation was performed under the same conditions as the reaction of (1a) with compound (3),
general formula [In the formula, R 1 , R 2 , R 3 , R 5 ', R 6 , A and n are the same as above] This leads to a compound represented by the following formula. The above compound (1r') can also be treated under the same conditions as for the above (1r) to lead to the compound (1o'). Among the compounds of the present invention, substituents

〔反応式 〕[Reaction formula]

〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,A,nおよび
カルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記
に同じ〕 上記の還元反応は、通常、適当な還元触媒の存
在下に接触還元することにより行なわれる。用い
られる還元触媒としては、例えば白金、酸化白
金、パラジウム黒、パラジウム炭素、ラネーニツ
ケルなどの通常の接触還元用触媒が含まれ、その
使用量は化合物(1′)に対し、通常約0.2〜0.5倍
重量の範囲である。この接触還元は、例えば水、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、テ
トラヒドロフラン、エチルエーテルなどの溶媒
中、1〜10気圧、好ましくは1〜3気圧の水素雰
囲気中、−30℃〜溶媒の沸点温度、好ましくは0
℃〜室温付近にて、よく振り混ぜることにより行
なわれる。 さらに、本発明の化合物を下記反応式−〜
に示す方法により他の本発明化合物に導くことも
できる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R3,R4,R5,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R2′は低級アルコキシを示す〕 上記反応式−に示す化合物(1e)を化合物
(1f)に導く反応は、化合物(1e)を臭化水素酸
水溶液中で50〜150℃にて5〜10時間程度加熱処
理することにより行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R3,R4,R5,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R1′は低級アルキル、低級アルケニル、低級
アルキニルまたはフエニル低級アルキルを示す〕 上記化合物(1g)のアルキル化反応は、例え
ば水素化ナトリウム、水素化カリウム、金属カリ
ウム、金属ナトリウム、ナトリウムアミド、カリ
ウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウムなどの塩基性化合物
の存在下、適当な溶媒中にて行なわれる。用いら
れる溶媒としては、例えばジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフランな
どのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド、アンモニア水など
またはそれらの混合溶媒が挙げられる。アルキル
化剤としては、一般式R1′X(R1′は前記に同じ、
Xはハロゲン原子)のハロゲン化アルキル、ジメ
チル硫酸、ジエチル硫酸などのジアルキル硫酸、
ベンジルp−トルエンスルホネート、メチルp−
トルエンスルホネートなどのトルエンスルホネー
ト類などが挙げられ、その使用割合は特に限定さ
れないが、通常化合物(1g)に対し少なくとも
等モル、好ましくは等モル〜2倍モルである。該
反応は通常0〜70℃程度、好ましくは0℃〜室温
付近で行なわれ、一般に30分〜12時間程度で終了
する。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,Aおよびnは
前記に同じ〕 上記の化合物(1i)を脱水素して化合物(1k)
に導く反応は、適当な溶媒中で脱脂素剤で処理し
て行なわれる。脱水素剤としては、例えば2,3
−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン、
2,3,5,6−テトラクロロベンゾキノン(一
般名クロラニル)などのベンゾキノン類、N−ブ
ロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸イミ
ド、臭素などのハロゲン化剤、二酸化セノン、パ
ラジウム炭素、パラジウム黒、酸化パラジウム、
ラネーニツケルなどの脱水素化触媒が挙げられ
る。その脱脂素剤の使用量は特に制限されない
が、ハロゲン化剤の場合には、通常、化合物
(1i)に対し1〜5倍モル、好ましくは1〜2倍
モル用いるのがよく、脱水素化触媒の場合には一
般に過剰量用いるのがよい。他の脱水素剤の場合
にも通常等モル〜過剰量用いる。溶媒としては、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、メトキシエタ
ノール、ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クメンなどの芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化
炭化水素類、ブタノール、アミルアルコール、ヘ
キサノールなどのアルコール類、酢酸などの極性
プロトン溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。該
反応は通常室温〜300℃、好ましくは室温〜200℃
で行なわれ、一般に1〜40時間程度で終了する。 また化合物(1k)を還元すれば化合物(1i)に
導くことができ、この還元反応は通常の接触還元
における条件が適用され、例えば適当な溶媒中で
金属触媒の存在下に行なわれる。触媒としてはパ
ラジウム、パラジウム炭素、プラチナ、ラネーニ
ツケルなどの金属触媒が挙げられ、通常の触媒量
にて用いられる。用いられる溶媒としては、例え
ば水、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、酢酸エチル、またはこれら
の混合溶媒が挙げられる。該反応は常圧および加
圧下のいずれでも行ない得るが、通常、常圧〜20
Kg/cm2、好ましくは常圧〜10Kg/cm2にて、0〜
150℃、好ましくは室温〜100℃で行なわれる。 一般式(1)の化合物でR2が水酸基である化合物
は、R2が低級アルコキシ基である化合物を臭化
水素酸水溶液中で加熱処理して脱アルキル化する
ことによつて製造できる。また、R2が置換基と
してハロゲン原子を有することのあるベンゾイル
オキシ化合物を加水分解することによつても製造
される。この加水分解は適当な溶媒中酸または塩
基性化合物の存在下にて行なわれる。溶媒として
は例えば水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノールなどの低級アルコール類、ジオキサン、
テトラヒドロフランなどのエーテル類、これらの
混合溶媒などを挙げることができる。酸としては
例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸などの鉱酸類を、
また塩基性化合物としては例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの金
属水酸化物などをそれぞれ挙げることができる。
該反応は通常室温〜150℃、好ましくは80〜120℃
にて好適に進行し、一般に1〜15時間程度で終了
する。 また、R2が低級アルコキシ基の化合物は、対
応するR2が水酸基の化合物をアルキル化するこ
とによつても得ることが出来る。この方法で用い
られるアルキル化剤としては、メチルアイオダイ
ド、エチルクロライド、tert−ブチルボロマイド
などの低級アルキルハライドあるいは硫酸ジメチ
ル、硫酸ジエチルなどが挙げられ、その他ジアゾ
メタンなどのアルキル化剤を使用することも出来
る。該反応は、アセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、エーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類、水、ピリジン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキサイド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなどの不活性溶媒を使用でき、
下記アシル化反応で使用される塩基性化合物の他
に、酸化銀などを触媒として使用できる。反応温
度は0℃〜溶媒の沸点の範囲で、アルキル化剤の
使用割合は、一般式()でR2が水酸基の化合
物に対して、1〜3倍モル量の範囲である。反応
は1〜15時間程度で終了する。 さらに、R2が置換基としてハロゲン原子を有
することのあるベンゾイルオキシ基のものは、対
応するR2が水酸基である化合物をアシル化(ベ
ンゾイル化)することによつても製造できる。そ
のアシル化剤としては、p−クロルベンゾイルク
ロライド、ベンゾイルクロライド、ベンゾイルブ
ロマイドなどの安息香酸ハライド、安息香酸無水
物、安息香酸などが挙げられる。該アシル化剤と
して酸無水物または酸ハライドを用いる場合に
は、アシル化反応は塩基性化合物の存在下に行な
われる。使用される塩基性化合物としては例えば
金属ナトリウム、金属カリウムなどのアルカリ金
属およびこれらアルカリ金属の水酸化物、炭酸
塩、重炭酸塩あるいはピリジン、ピペリジンなど
の芳香族アミン化合物などが挙げられる、該反応
は無溶媒もしくは溶媒中のいずれでも進行する
が、通常は適当な溶媒を用いて行なわれる。溶媒
としては例えばアセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、エーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類、水、ピリジンなどが挙げられ
る。アシル化剤は原料化合物に対して少なくとも
等モル用いられるが、一般には等モル〜大過剰量
用いるのがよい。また該反応は0〜150℃で進行
するが、一般には0〜80℃で行なうのがよい。 反応時間は、0.5〜10時間程度で終了する。ま
たアシル化剤として安息香酸のような酸を使用す
る場合、反応系内に脱水剤として硫酸、塩酸など
の鉱酸類やパラトルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、エタンスルホン酸などのスルホン酸類
を添加し、好ましくは50〜120℃に反応温度を維
持することによりアシル化反応は有利に進行す
る。 なお、本発明の化合物(1)のうち、R1が水素原
子でかつカルボスチリル骨核の3位と4位間の結
合が二重結合である化合物は下記の式で示される
ようにラクタム−ラクチム型の互変異性をとり得
る。 〔式中、R2,R3,R4,R5,Aおよびnは前記
に同じ〕 一般式(1)で表わされる化合物のうち、酸性基を
有する化合物は薬理的に許容し得る塩基性化合物
と塩を形成し得る。かかる塩基性化合物として
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化カルシウムなどの金属水酸化物、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属
炭酸塩または重炭酸塩、ナトリウムメチラート、
カリウムエチラートなどのアルカリ金属アルコラ
ートなどが挙げられる。また一般式(1)で表わされ
る化合物のうち、塩基性基を有する化合物は通常
の薬理的に許容し得る酸と容易に塩を形成し得
る。かかる酸としては、例えば、硫酸、硝酸、塩
酸、臭化水素酸などの無機酸、酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、シユウ酸、マ
レイン酸、コハク酸、安息香酸などの有機酸が挙
げられる。 上記の方法で製造される本発明の化合物は、通
常の分離手段、例えば蒸留法、再結晶法、カラム
クロマトグラフイ、プレパラテイブ薄層クロマト
グライフイ、、溶媒抽出法などにより容易に反応
系より、単離、精製できる。 前記反応式−の方法において出発原料として
用いられる式(2)の化合物は新規化合物であり、例
えば下記反応式−に示す方法で製造できる。 〔反応式 〕 化合物(9)に化合物(10)を反応させれば所望の化合
物(2)がえられる。この反応は適当な不活性溶媒
中、塩基性化合物の存在下、室温〜200℃、好ま
しくは60〜120℃にて1〜24時間程度の条件で行
なわれる。用いられる不活性溶媒としては、例え
ばジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレング
リコール、ジメチルエーテルなどのエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ールなどの低級アルコール類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒が挙
げられる。塩基性化合物としては、例えば炭酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム、水
素化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラートなどの無機塩基、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、ピリジン、キノリンな
どの第3級アミン類などの広範囲のものが用いら
れる。上記の反応は、必要に応じて反応促進剤と
して、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウムなどの
ヨウ化アルカリ金属化合物を添加して行なつても
よい。化合物(9)と化合物(10)の使用割合は特に制限
されないが、通常前者に対して後者は等モル〜過
剰量、好ましくは等モル〜5倍モル、より好まし
くは等モル〜1.2倍モルである。 式(2)の化合物を下記反応式−およびに示す
方法により他の式(2)の化合物に導くこともでき
る。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R7,R8,R9,R1′,X,A,nお
よびカルボスチリル骨核の3位と4位間の結合は
前記に同じ〕 上記反応式−における化合物(2a)とアル
キル化剤との反応は前記反応式−における化合
物(1g)のアルキル化反応と同じ反応条件にて
行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R7,R9,Aおよびnは前記
に同じ〕 上記反応式−における脱水素反応および還元
反応はいずれも前記反応式−における化合物
(1i)の脱水素反応および化合物(1k)の還元反
応と同じ反応条件下に行なわれる。 前記反応式−における出発物質の式(6)の化合
物は一部公知であるが一部新規化合物を含み、例
えば下記反応式−に示す方法で製造できる。 〔反応式 〕 〔式中、R2は前記に同じ〕 上記反応式中、化合物(11)を閉環させて化合物(12)
に導く反応は、N,N−置換ホルムアミドと酸触
媒(一般にヴイルスマイヤー試薬と呼ばれる)の
存在下に適当な溶媒中または溶媒の非存在下に行
なわれる。ここで使用されるN,N−置換ホルム
アミドとしては、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−エチル
−N−メチルホルムアミド、N−メチル−N−フ
エニルホルムアミドなどを例示できる。酸触媒と
しては、オキシ塩化リン、チオニルクライド、フ
オスゲンなどを例示できる。使用される溶媒とし
ては、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、
1,2−ジクロロエチレンなどのハロゲン化炭化
水素類、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベン
ゼンなどの芳香族炭化水素類などを例示できる。
N,N−置換ホルムアミドと酸触媒の使用量は、
一般式(11)の化合物に対して、通常大過剰量、好ま
しくは、前者は2〜5倍モル、後者は5〜10倍モ
ル量使用するのがよい。反応温度は通常〇日150
℃、好ましくは50〜100℃付近で行なうのがよい。
反応は3〜24時間程度で終了する。 また化合物(12)から化合物(6a)をえる反応は、
化合物(12)を例えば塩酸、臭化水素酸などのハロゲ
ン化水素酸類、硫酸、リン酸などの無機酸類、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ
金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素カリウムなどの無機アルカリ化合物、あ
るいは酢酸などの有機酸の存在下に、50〜150℃、
好ましくは70〜120℃にて、0.5〜24時間程度加熱
することにより達成される。 前記反応式−で出発物質として用いられる化
合物(9)は下記反応式−の方法で製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1、R2,A,nおよびカルボスチリ
ル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。R10
は低級アルキルまたは
[In the formula, R 1 , R 2 , R 3 , R 4 , R 5 , A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above] The above reduction reaction is usually carried out using an appropriate method. This is carried out by catalytic reduction in the presence of a suitable reduction catalyst. Examples of the reduction catalyst used include ordinary catalysts for catalytic reduction such as platinum, platinum oxide, palladium black, palladium carbon, and Raney nickel, and the amount used is usually about 0.2 to 0.5 times the amount of compound (1'). Weight range. This catalytic reduction can be carried out, for example, with water,
In a solvent such as methanol, ethanol, isopropanol, tetrahydrofuran, ethyl ether, etc., in a hydrogen atmosphere of 1 to 10 atm, preferably 1 to 3 atm, -30°C to the boiling point temperature of the solvent, preferably 0
This is done by shaking well at a temperature between ℃ and room temperature. Furthermore, the compound of the present invention can be expressed by the following reaction formula -
Other compounds of the present invention can also be derived by the method shown in . [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 3 , R 4 , R 5 , A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above. R 2 ′ represents lower alkoxy] The reaction of converting compound (1e) to compound (1f) shown in the above reaction formula is to react compound (1e) in an aqueous solution of hydrobromic acid at 50 to 150°C for 5 to 10 minutes. This is carried out by heat treatment for about an hour. [Reaction formula] [In the formula, R 2 , R 3 , R 4 , R 5 , A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above. R 1 ′ represents lower alkyl, lower alkenyl, lower alkynyl or phenyl lower alkyl] The alkylation reaction of the above compound (1g) can be carried out using, for example, sodium hydride, potassium hydride, metallic potassium, metallic sodium, sodium amide, potassium amide. The reaction is carried out in a suitable solvent in the presence of a basic compound such as sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium carbonate, potassium carbonate, sodium bicarbonate or potassium bicarbonate. Examples of solvents used include ethers such as dioxane, tetrahydrofuran, diethyl ether, diethylene glycol dimethyl ether, and tetrahydrofuran, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, xylene, and chlorobenzene, dimethylformamide, dimethylsulfoxide, hexamethylphosphoric triamide, Examples include aqueous ammonia and mixed solvents thereof. The alkylating agent has the general formula R 1 'X (R 1 ' is the same as above,
alkyl halides (X is a halogen atom), dialkyl sulfates such as dimethyl sulfate and diethyl sulfate,
Benzyl p-toluenesulfonate, methyl p-
Examples include toluenesulfonates such as toluenesulfonate, and the proportion used thereof is not particularly limited, but is usually at least equimolar, preferably equimolar to 2 times mole, per 1 g of the compound. The reaction is usually carried out at about 0 to 70°C, preferably from 0°C to around room temperature, and is generally completed in about 30 minutes to 12 hours. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 2 , R 3 , R 4 , R 5 , A and n are the same as above] Compound (1k) is obtained by dehydrogenating the above compound (1i).
The reaction leading to is carried out by treatment with a degreasing agent in a suitable solvent. As a dehydrogenating agent, for example, 2,3
-dichloro-5,6-dicyanobenzoquinone,
Benzoquinones such as 2,3,5,6-tetrachlorobenzoquinone (common name: chloranil), halogenating agents such as N-bromosuccinimide, N-chlorosuccinimide, bromine, cenone dioxide, palladium on carbon, palladium black, oxidation palladium,
Examples include dehydrogenation catalysts such as Raney nickel. The amount of the degreasing agent used is not particularly limited, but in the case of a halogenating agent, it is usually used in an amount of 1 to 5 times the mole, preferably 1 to 2 times the mole of compound (1i). In the case of catalysts, it is generally best to use an excess amount. In the case of other dehydrogenating agents as well, equimolar to excess amounts are usually used. As a solvent,
Ethers such as dioxane, tetrahydrofuran, methoxyethanol, dimethoxyethane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, xylene, cumene, halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, dichloroethane, chloroform, carbon tetrachloride, butanol, amyl alcohol , alcohols such as hexanol, polar protic solvents such as acetic acid, and aprotic polar solvents such as dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and hexamethylphosphoric triamide. The reaction is usually carried out at room temperature to 300°C, preferably room temperature to 200°C.
Generally, it takes about 1 to 40 hours to complete. Further, compound (1k) can be reduced to lead to compound (1i), and this reduction reaction is carried out under the conditions of ordinary catalytic reduction, for example, in the presence of a metal catalyst in a suitable solvent. Examples of the catalyst include metal catalysts such as palladium, palladium on carbon, platinum, and Raney nickel, which are used in normal catalytic amounts. Examples of the solvent used include water, methanol, ethanol, isopropanol, dioxane, tetrahydrofuran, hexane, cyclohexane, ethyl acetate, or a mixed solvent thereof. The reaction can be carried out either at normal pressure or under elevated pressure, but usually at normal pressure to 20°C.
Kg/ cm2 , preferably at normal pressure to 10Kg/ cm2 , 0 to
It is carried out at 150°C, preferably between room temperature and 100°C. A compound of general formula (1) in which R 2 is a hydroxyl group can be produced by dealkylating a compound in which R 2 is a lower alkoxy group by heat treatment in an aqueous hydrobromic acid solution. It can also be produced by hydrolyzing a benzoyloxy compound in which R 2 may have a halogen atom as a substituent. This hydrolysis is carried out in a suitable solvent in the presence of an acid or basic compound. Examples of solvents include water, lower alcohols such as methanol, ethanol, and isopropanol, dioxane,
Examples include ethers such as tetrahydrofuran, mixed solvents thereof, and the like. Examples of acids include mineral acids such as hydrochloric acid, sulfuric acid, and hydrobromic acid.
Examples of the basic compound include metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide, and calcium hydroxide.
The reaction is usually carried out at room temperature to 150°C, preferably 80 to 120°C.
The process progresses suitably and is generally completed in about 1 to 15 hours. Further, a compound in which R 2 is a lower alkoxy group can also be obtained by alkylating a corresponding compound in which R 2 is a hydroxyl group. Examples of the alkylating agent used in this method include lower alkyl halides such as methyl iodide, ethyl chloride, and tert-butyl boromide, dimethyl sulfate, diethyl sulfate, and other alkylating agents such as diazomethane. You can also do it. This reaction is performed using ketones such as acetone and methyl ethyl ketone, ethers such as ether and dioxane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, water, pyridine, dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and hexamethyl phosphoric triamide. Inert solvents such as
In addition to the basic compounds used in the acylation reaction described below, silver oxide or the like can be used as a catalyst. The reaction temperature is in the range of 0° C. to the boiling point of the solvent, and the ratio of the alkylating agent used is in the range of 1 to 3 times the molar amount of the compound in the general formula () in which R 2 is a hydroxyl group. The reaction is completed in about 1 to 15 hours. Furthermore, a benzoyloxy group in which R 2 may have a halogen atom as a substituent can also be produced by acylating (benzoylation) a corresponding compound in which R 2 is a hydroxyl group. Examples of the acylating agent include benzoic acid halides such as p-chlorobenzoyl chloride, benzoyl chloride, and benzoyl bromide, benzoic anhydride, and benzoic acid. When an acid anhydride or an acid halide is used as the acylating agent, the acylation reaction is carried out in the presence of a basic compound. Examples of the basic compounds used include alkali metals such as sodium metal and potassium metal, hydroxides, carbonates, and bicarbonates of these alkali metals, and aromatic amine compounds such as pyridine and piperidine. Although this process can be carried out either without a solvent or in a solvent, it is usually carried out using a suitable solvent. Examples of the solvent include ketones such as acetone and methyl ethyl ketone, ethers such as ether and dioxane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, water, and pyridine. The acylating agent is used in at least an equimolar amount relative to the raw material compound, but it is generally preferable to use an equimolar to large excess amount. The reaction proceeds at a temperature of 0 to 150°C, but is generally preferably carried out at a temperature of 0 to 80°C. The reaction time is completed in about 0.5 to 10 hours. Furthermore, when using an acid such as benzoic acid as an acylating agent, mineral acids such as sulfuric acid and hydrochloric acid and sulfonic acids such as para-toluenesulfonic acid, benzenesulfonic acid and ethanesulfonic acid are added as dehydrating agents to the reaction system. The acylation reaction proceeds advantageously by maintaining the reaction temperature, preferably between 50 and 120°C. Among the compounds (1) of the present invention, compounds in which R 1 is a hydrogen atom and the bond between the 3- and 4-positions of the carbostyryl bone nucleus are double bonds are lactam- It can have lactim-type tautomerism. [In the formula, R 2 , R 3 , R 4 , R 5 , A and n are the same as above] Among the compounds represented by general formula (1), the compound having an acidic group has a pharmacologically acceptable basicity. May form salts with compounds. Such basic compounds include, for example, sodium hydroxide, potassium hydroxide,
metal hydroxides such as calcium hydroxide, alkali metal carbonates or bicarbonates such as sodium carbonate, sodium bicarbonate, sodium methylate,
Examples include alkali metal alcoholates such as potassium ethylate. Furthermore, among the compounds represented by the general formula (1), those having a basic group can easily form a salt with a common pharmacologically acceptable acid. Examples of such acids include inorganic acids such as sulfuric acid, nitric acid, hydrochloric acid, and hydrobromic acid, and organic acids such as acetic acid, p-toluenesulfonic acid, ethanesulfonic acid, oxalic acid, maleic acid, succinic acid, and benzoic acid. Can be mentioned. The compound of the present invention produced by the above method can be easily removed from the reaction system by conventional separation means such as distillation, recrystallization, column chromatography, preparative thin layer chromatography, solvent extraction, etc. Can be isolated and purified. The compound of formula (2) used as a starting material in the method of Reaction Scheme - above is a new compound, and can be produced, for example, by the method shown in Reaction Scheme - below. [Reaction formula] The desired compound (2) can be obtained by reacting compound (9) with compound (10). This reaction is carried out in a suitable inert solvent in the presence of a basic compound at room temperature to 200°C, preferably 60 to 120°C, for about 1 to 24 hours. Examples of the inert solvent used include ethers such as dioxane, tetrahydrofuran, ethylene glycol, and dimethyl ether;
Examples include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, lower alcohols such as methanol, ethanol, and isopropanol, and polar solvents such as dimethylformamide and dimethyl sulfoxide. Examples of basic compounds include inorganic bases such as calcium carbonate, sodium carbonate, potassium carbonate, sodium hydrogen carbonate, sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium amide, sodium hydride, potassium hydride, sodium methylate, and sodium ethylate. A wide variety of tertiary amines can be used, including tertiary amines such as , triethylamine, tripropylamine, pyridine, and quinoline. The above reaction may be carried out by adding an alkali metal iodide compound such as potassium iodide or sodium iodide as a reaction promoter, if necessary. The ratio of compound (9) and compound (10) to be used is not particularly limited, but the latter is usually used in an equimolar to excess amount, preferably equimolar to 5 times the molar amount, more preferably equimolar to 1.2 times the molar amount of the former. be. The compound of formula (2) can also be led to other compounds of formula (2) by the methods shown in the following reaction formulas and. [Reaction formula] [In the formula, R 2 , R 7 , R 8 , R 9 , R 1 ′, X, A, n and the bond between the 3-position and 4-position of the carbostyril bone nucleus are the same as above] The reaction between (2a) and the alkylating agent is carried out under the same reaction conditions as the alkylation reaction of compound (1g) in the reaction formula -. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 2 , R 7 , R 9 , A and n are the same as above] The dehydrogenation reaction and the reduction reaction in the above reaction formula - are both the dehydrogenation reaction of compound (1i) in the above reaction formula - The reaction is carried out under the same reaction conditions as the reduction reaction of compound (1k). The compound of formula (6) as a starting material in the above reaction formula is partly known, but partly contains new compounds, and can be produced, for example, by the method shown in the following reaction formula. [Reaction formula] [In the formula, R 2 is the same as above] In the above reaction formula, compound (11) is ring-closed to form compound (12).
The reaction leading to is carried out in the presence of an N,N-substituted formamide and an acid catalyst (commonly referred to as Willsmeier's reagent) in a suitable solvent or in the absence of a solvent. Examples of the N,N-substituted formamide used here include N,N-dimethylformamide, N,N-diethylformamide, N-ethyl-N-methylformamide, and N-methyl-N-phenylformamide. . Examples of acid catalysts include phosphorus oxychloride, thionyl clide, and phosgene. Solvents used include chloroform, 1,2-dichloroethane,
Examples include halogenated hydrocarbons such as 1,2-dichloroethylene, and aromatic hydrocarbons such as chlorobenzene and 1,2-dichlorobenzene.
The amounts of N,N-substituted formamide and acid catalyst used are:
The compound of general formula (11) is usually used in a large excess amount, preferably 2 to 5 times the mole of the former, and 5 to 10 times the mole of the latter. Reaction temperature is usually 150 days
C., preferably around 50 to 100.degree.
The reaction is completed in about 3 to 24 hours. The reaction to obtain compound (6a) from compound (12) is
Compound (12) can be used, for example, with hydrohalic acids such as hydrochloric acid and hydrobromic acid, inorganic acids such as sulfuric acid and phosphoric acid, alkali metal hydroxides such as potassium hydroxide and sodium hydroxide, sodium carbonate, potassium carbonate,
In the presence of an inorganic alkali compound such as potassium hydrogen carbonate or an organic acid such as acetic acid, at 50 to 150℃,
This is preferably achieved by heating at 70 to 120°C for about 0.5 to 24 hours. Compound (9) used as a starting material in the above reaction formula is produced by the method shown in the following reaction formula. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 2 , A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above. R10
is lower alkyl or

〔反応式 〕[Reaction formula]

〔式中、R1,R2,R10,X,A,nおよびカル
ボスチリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同
じ。R12は芳香族アミン残基を示す〕 上記反応式において、化合物(21)と芳香族アミ
ン(22)との反応は、適当な溶媒中または無溶媒下
に行なわれる。溶媒としては反応に悪影響を与え
ない不活性のものがすべて用いられ、例えばクロ
ロホルム、塩化メチレン、ジクロロメタン、四塩
化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタンなどのエーテル類、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、ブタノールなどの
アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエ
ステル類、NN−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキサイド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ドなどの非プロトン性極性溶媒、アセトニトリル
などが挙げられる。芳香族アミンとしては、ピリ
ジン、キノリンなどが例示できる。該芳香族アミ
ンの使用量は、化合物(21)に対して少なくとも等
モル、好ましくは大過剰用で用いる。反応温度は
50〜200℃、好ましくは70〜150℃であり、3〜10
時間程度で反応は終了する。 えられた化合物(23)の加水分解は、水中、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムのような無機塩基
の存在下に室温〜150℃にて1〜10時間程度処理
して行なわれる。 また化合物(23)の化合物(14)によるエステル化は
塩基性化合物の存在下、溶媒中または無溶媒にて
反応させることにより行なわれる。使用される溶
媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなどのエー
テル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
どの非プロトン性溶媒などを例示できる。使用さ
れる塩基性触媒としては、例えばトリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニ
リン、N−メチルモルホリン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕
ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)などの有
機塩基および炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機
塩基などを例示できる。ここで使用される塩基性
化合物の使用割合としては、一般式(23)の化合
物に対して、少くとも等モル、好ましくは1〜
1.5倍モル量使用するのがよい。一般式(14)の
化合物の使用割合は、一般式(23)の化合物に対
して、少なくとも等モル、通常大過剰量で使用す
るのがよい。反応温度は、通常室温〜150℃、好
ましくは50〜100℃付近であり、該反応は一般に
30分〜10時間で終了する。 〔反応式 〕 〔式中、R11およびXは前記に同じ、X′は水素
原子またはハロゲン原子を示す〕 上記反応式において、化合物(24)と化合物(25)
または(26)との反応は一般にフリーデルクラフツ
反応と呼ばれるものであり、通常、適当な溶媒
中、ルイス酸の存在下に行なわれる。用いられる
溶媒としてはこの種の反応に通常使用されるもの
が有利に用いられ、例えば二硫化炭素、ニトロベ
ンゼン、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジク
ロロエタン、トリクロロエタン、四塩化炭素など
が挙げられる。ルイス酸としても通常用いられる
ものがすべて使用され、例えば塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化錫、三臭化ホウ素、
三フツ化ホウ素、濃硫酸などが挙げられる。ルイ
ス酸の使用量は適宜決定されうるが、通常、化合
物(24)に対して2〜6倍モル程度、好ましくは3
〜4倍モルであり、化合物(25)または(26)の使用
量は化合物(24)に対して、通常、少なくとも等モ
ル、好ましくは等モル〜3倍モルである。反応温
度は通常−50〜120℃程度、好ましくは0〜70℃
であり、また反応時間は用いる原料、触媒、反応
温度などによつても異なるが、通常、30分〜24時
間程度である。 えられた化合物(27)のニトロ化は、通常の芳香
族化合物のニトロ化反応と同様の条件下に行なわ
れ、例えば適当な不活性触媒中または無溶媒下に
ニトロ化剤を作用させて行なう。不活性溶媒とし
ては、例えば酢酸、無水酢酸、濃硫酸などが挙げ
られ、またニトロ化剤としては、例えば発煙硝
酸、濃硝酸、硝酸と他の酸(硫酸、発煙硫酸、リ
ン酸、無水酢酸)との混酸、硝酸カリウム、硝酸
ナトリウムなどのアルカリ金属硝酸塩と硫酸など
の鉱酸との混合物などが挙げられる。該ニトロ化
剤の使用量は化合物(27)に対して等モル以上、通
常過剰量であり、反応温度は−10℃〜室温付近が
好ましく、5分〜4時間反応される。 えられた化合物(28)は還元、閉環により化合物
(13e)に導かれる。この反応は前記反応式−
における化合物(17)の還元反応条件と同様の条件
下で行なわれるが、()の接触還元方法を用い
る場合は、反応温度は、好ましくは0〜50℃であ
り、また反応系内に水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどの塩基性化合物を存在させることによ
り反応が有利に進行する。さらに()の方法を
用いる場合には、通常−50〜100℃において反応
は進行し、0.5〜10時間程度で反応は終了する。
例えば、塩化第1錫と塩酸とを還元剤として用い
る場合、有利には−20〜50℃付近にて反応を行な
うのがよい。還元剤の使用量としては、原料化合
物に対して少くとも等モル量、通常は等モル〜3
倍モル量用いるのがよい。上記の方法によりニト
ロ基の還元と同時に閉環して化合物(13e)がえ
られる。ただし、()の接触還元触媒を用いる
場合にはカルボニル基も還元されてメチレンに変
換される場合もあるが、反応条件を適当に選択す
ることによりそのような変換は避けられる。 〔反応式 〕 〔式中、R2,R11およびXは前記に同じ。R13
は低級アルキルを示す〕 上記反応式において化合物(29)と化合物(30)と
の反応は、通常、脱ハロゲン化水素剤の存在下ま
たは不存在下に適当な溶媒中で行なわれる。脱ハ
ロゲン化水素剤としては通常塩基性化合物が法い
られ、例えば、トリエチルアミン、トリメチルア
ミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−メチル
モルホリン、4−ジメチルアミノピリジン、1,
5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、
1,5−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−
5(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オ
クタン(DABCO)などの有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水
素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸
銀、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
トなどのアルカリ金属アルコアートなどが挙げら
れる。なお反応化合物の化合物(30)を過剰量用い
て脱ハロゲン化水素剤として兼用させることもで
きる。溶媒としては塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロルエタンなどのハロゲン化炭素類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタンなどのエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒、
ピリジン、アセトン、アセトニトリル、さらにメ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロ
ソルブ、メチルセロソルブなどのアルコール類、
ピリジン、アセトン、アセトニトリルなど、また
はそれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。化
合物(29)と化合物(30)との使用割合は特に限定さ
れず広範囲に選択されるが、通常前者に対して後
者を少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍
モル用いられる。反応温度は通常−30〜180℃程
度、好ましくは約0〜150℃で、一般に5分〜30
時間で反応は完結する。 化合物(31)の閉環反応は、適当な溶媒中または
無溶媒下に酸の存在下に行なわれる。酸としては
特に限定されず通常の有機酸または、無機酸が用
いられ、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸などの無
機酸、塩化アルミニウム、三フツ化ホウ素、四塩
化チタンなどのルイス酸、ギ酸、酢酸、エタンス
ルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸
が挙げられる。これらのうち、塩酸、臭化水素
酸、硫酸などの無機酸が好ましい。酸の使用量は
特に限定されず、通常、化合物(31)に対して少な
くとも等重量、好ましくは10〜50倍重量である。
また溶媒としては通常の不活性溶媒が用いられ、
例えば水、メタノール、エタノール、プロパノー
ルなどの低級アルコール類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素類、アセトン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸
トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒などが挙
げられる。これらのうち、低級アルコール類、エ
ーテル類、アセトン、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリア
ミドなどの水溶性溶媒が好ましい。該反応は通常
0〜100℃、好ましくは室温〜60℃で行なわれ、
通常5分〜6時間程度で終了する。 なお、該化合物(13)〜(13f)および(15)は、前記
反応式−およびに示されるN−アルキル化方
法ならびに反応式−およびに示される脱水素
反応または還元反応を利用する方法などにより、
同様に対応する他の式(13)〜(13f)および(15)の化
合物に導くこともできる。 さらに、前記反応式−における中間体であ
る化合物(16)および化合物(9)ならびに前記反応式−
における出発物質である化合物(21)などは下
記反応式−〜に示される方法によつて
も製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1、X,X′およびカルボスチリル骨
核の3位と4位間の結合は前記と同じ〕 上記の化合物(32)と化合物(25)まはた(26)との反
応は、前記反応式−における化合物(24)と化
合物(25)または(26)との反応と同様の条件下に行
なわれる。ただし、反応温度は通常20〜120℃、
好ましくは40〜70℃程度で、反応時間は原料、触
媒、反応温度により異なるが、通常30分〜24時間
程度である。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,A,nおよびカルボスチリ
ル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。R14
は水素原子、低級アルキルまたは基
[In the formula, R 1 , R 2 , R 10 , X, A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above. R 12 represents an aromatic amine residue] In the above reaction formula, the reaction between compound (21) and aromatic amine (22) is carried out in a suitable solvent or in the absence of a solvent. As a solvent, any inert solvent that does not adversely affect the reaction can be used, such as chloroform, methylene chloride, dichloromethane, halogenated hydrocarbons such as carbon tetrachloride, and ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, and dimethoxyethane. , alcohols such as methanol, ethanol, isopropanol, and butanol, esters such as methyl acetate and ethyl acetate, aprotic polar solvents such as NN-dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and hexamethylphosphoric triamide, and acetonitrile. It will be done. Examples of aromatic amines include pyridine and quinoline. The amount of the aromatic amine to be used is at least equimolar to compound (21), preferably in large excess. The reaction temperature is
50-200℃, preferably 70-150℃, 3-10℃
The reaction completes in about an hour. The obtained compound (23) is hydrolyzed in water in the presence of an inorganic base such as sodium hydroxide or potassium hydroxide at room temperature to 150°C for about 1 to 10 hours. Further, esterification of compound (23) with compound (14) is carried out by reacting in the presence of a basic compound, in a solvent or without a solvent. Examples of the solvent used include halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, chloroform, and dichloroethane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, and dimethoxyethane, N, Examples include aprotic solvents such as N-dimethylformamide, dimethylsulfoxide, and hexamethylphosphoric triamide. Basic catalysts used include, for example, triethylamine, trimethylamine, pyridine, dimethylaniline, N-methylmorpholine, 4-dimethylaminopyridine, 1,5-diazabicyclo[4.3.0]
Organic bases such as nonene-5 (DBN), 1,5-diazabicyclo[5.4.0]undecene-5 (DBU), 1,4-diazabicyclo[2.2.2]octane (DABCO) and potassium carbonate, sodium carbonate, carbonic acid Examples include inorganic bases such as potassium hydrogen and sodium hydrogen carbonate. The proportion of the basic compound used here is at least equimolar, preferably 1 to 1 molar, relative to the compound of general formula (23).
It is best to use 1.5 times the molar amount. The compound of general formula (14) is preferably used in at least an equimolar amount, usually in large excess, relative to the compound of general formula (23). The reaction temperature is usually room temperature to 150°C, preferably around 50 to 100°C, and the reaction is generally
Finishes in 30 minutes to 10 hours. [Reaction formula] [In the formula, R 11 and X are the same as above, and X' represents a hydrogen atom or a halogen atom] In the above reaction formula, compound (24) and compound (25)
The reaction with (26) is generally called Friedel-Crafts reaction, and is usually carried out in a suitable solvent in the presence of a Lewis acid. As the solvent used, those commonly used in this type of reaction are advantageously used, such as carbon disulfide, nitrobenzene, chlorobenzene, dichloromethane, dichloroethane, trichloroethane, carbon tetrachloride and the like. All commonly used Lewis acids are used, such as aluminum chloride, zinc chloride, iron chloride, tin chloride, boron tribromide,
Examples include boron trifluoride and concentrated sulfuric acid. The amount of Lewis acid to be used can be determined as appropriate, but is usually about 2 to 6 times the mole of compound (24), preferably 3 times
The amount of compound (25) or (26) used is usually at least equimolar, preferably equimolar to 3 times molar, relative to compound (24). The reaction temperature is usually about -50 to 120℃, preferably 0 to 70℃
Although the reaction time varies depending on the raw materials, catalyst, reaction temperature, etc. used, it is usually about 30 minutes to 24 hours. The nitration of the obtained compound (27) is carried out under the same conditions as those for ordinary nitration reactions of aromatic compounds, for example, by the action of a nitrating agent in a suitable inert catalyst or in the absence of a solvent. . Inert solvents include, for example, acetic acid, acetic anhydride, concentrated sulfuric acid, and nitrating agents include, for example, oleum nitric acid, concentrated nitric acid, nitric acid and other acids (sulfuric acid, oleum, phosphoric acid, acetic anhydride). and mixtures of alkali metal nitrates such as potassium nitrate and sodium nitrate with mineral acids such as sulfuric acid. The amount of the nitrating agent used is at least equimolar, usually in excess, relative to compound (27), the reaction temperature is preferably -10°C to around room temperature, and the reaction is carried out for 5 minutes to 4 hours. The obtained compound (28) is led to compound (13e) by reduction and ring closure. This reaction is expressed by the reaction formula -
The reduction reaction is carried out under the same conditions as those for compound (17) in (), but when using the catalytic reduction method in (), the reaction temperature is preferably 0 to 50°C, and there is no hydroxylation in the reaction system. The reaction proceeds advantageously in the presence of a basic compound such as sodium or potassium hydroxide. Furthermore, when using the method (), the reaction usually proceeds at -50 to 100°C and is completed in about 0.5 to 10 hours.
For example, when using stannous chloride and hydrochloric acid as reducing agents, the reaction is advantageously carried out at around -20 to 50°C. The amount of reducing agent used is at least equimolar to the raw material compound, usually equimolar to 3.
It is better to use twice the molar amount. By the above method, the ring is closed simultaneously with reduction of the nitro group to obtain compound (13e). However, when using the catalytic reduction catalyst (), the carbonyl group may also be reduced and converted to methylene, but such conversion can be avoided by appropriately selecting reaction conditions. [Reaction formula] [In the formula, R 2 , R 11 and X are the same as above. R13
represents lower alkyl] In the above reaction formula, the reaction between compound (29) and compound (30) is usually carried out in a suitable solvent in the presence or absence of a dehydrohalogenating agent. Basic compounds are usually used as the dehydrohalogenation agent, such as triethylamine, trimethylamine, pyridine, dimethylaniline, N-methylmorpholine, 4-dimethylaminopyridine, 1,
5-diazabicyclo[4.3.0]nonene-5 (DBN),
1,5-diazabicyclo[5.4.0]undecene-
5 (DBU), organic bases such as 1,4-diazabicyclo[2.2.2]octane (DABCO), potassium carbonate, sodium carbonate, potassium bicarbonate, sodium bicarbonate, sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium hydride, Examples include alkali metal alcoholates such as potassium hydride, silver carbonate, sodium methylate, and sodium ethylate. Note that the reaction compound Compound (30) can also be used as a dehydrohalogenation agent by using an excess amount. Examples of solvents include halogenated carbons such as methylene chloride, chloroform, and dichloroethane, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, diethyl ether, tetrahydrofuran,
Ethers such as dimethoxyethane, esters such as methyl acetate and ethyl acetate, aprotic polar solvents such as dimethyl formamide, dimethyl sulfoxide, and hexamethyl phosphoric triamide;
Alcohols such as pyridine, acetone, acetonitrile, methanol, ethanol, propanol, butanol, 3-methoxy-1-butanol, ethyl cellosolve, methyl cellosolve,
Examples include pyridine, acetone, acetonitrile, and a mixed solvent of two or more thereof. The ratio of compound (29) and compound (30) to be used is not particularly limited and can be selected within a wide range, but the latter is usually used in an amount of at least equimolar to the former, preferably equimolar to 5 times the molar amount. The reaction temperature is usually about -30 to 180°C, preferably about 0 to 150°C, and generally for 5 to 30 minutes.
The reaction completes in time. The ring-closing reaction of compound (31) is carried out in a suitable solvent or in the absence of a solvent in the presence of an acid. The acid is not particularly limited, and ordinary organic acids or inorganic acids are used, such as inorganic acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, and sulfuric acid, Lewis acids such as aluminum chloride, boron trifluoride, and titanium tetrachloride, and formic acid. , acetic acid, ethanesulfonic acid, and p-toluenesulfonic acid. Among these, inorganic acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, and sulfuric acid are preferred. The amount of acid to be used is not particularly limited, and is usually at least the same weight, preferably 10 to 50 times the weight of compound (31).
In addition, ordinary inert solvents are used as solvents,
For example, water, lower alcohols such as methanol, ethanol, and propanol, ethers such as dioxane and tetrahydrofuran, aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, and halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, chloroform, and carbon tetrachloride. , aprotic polar solvents such as acetone, dimethylsulfoxide, dimethylformamide, and hexamethylphosphoric triamide. Among these, water-soluble solvents such as lower alcohols, ethers, acetone, dimethyl sulfoxide, dimethyl formamide, and hexamethyl phosphoric triamide are preferred. The reaction is usually carried out at 0 to 100°C, preferably at room temperature to 60°C,
It usually takes about 5 minutes to 6 hours to complete. The compounds (13) to (13f) and (15) can be prepared by the N-alkylation method shown in the above reaction formula - and, and the method using the dehydrogenation reaction or reduction reaction shown in the reaction formula - and. ,
Similarly, other corresponding compounds of formulas (13) to (13f) and (15) can also be derived. Furthermore, compounds (16) and compound (9) which are intermediates in the above reaction formula - and the above reaction formula -
The starting material, compound (21), etc., can also be produced by the method shown in the following reaction formula. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , X, X′ and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above] Reaction of the above compound (32) with the compound (25) or (26) is carried out under the same conditions as the reaction between compound (24) and compound (25) or (26) in the reaction formula -. However, the reaction temperature is usually 20-120℃,
The temperature is preferably about 40 to 70°C, and the reaction time varies depending on the raw materials, catalyst, and reaction temperature, but is usually about 30 minutes to 24 hours. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 2 , A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above. R14
is a hydrogen atom, lower alkyl or group

〔反応式 〕[Reaction formula]

〔式中、R2,A,nおよびXは前記に同じ〕 上記反応式における化合物(35)の閉環反応は、
前記反応式−における化合物(11)の閉環反応と
同様の条件下に行なわれ、また化合物(36)から化
合物(9b)に導く反応も前記反応式−におけ
る化合物(12)から化合物(6a)をそる反応と同じ
条件下に行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R2およびXは前記に同じ〕 上記反応式において、化合物(37)のハロゲン化
反応は、適当な溶媒中化合物(37)をハロゲン化剤
で処理して行なわれる。用いられるハロゲン化剤
としては例えば塩素、臭素などのハロゲン分子、
N−ブロモコハク酸イミド、N−クロロコハク酸
イミドなどのN−ハロゲノコハク酸イミド、塩化
スルフリル、塩化銅、臭化銅などのハロゲン化銅
などが挙げられる。溶媒としてはジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素
などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類、酢酸などが例示できる。このハロゲン化
剤の使用量は、化合物(37)に対して等モル〜過剰
量、好ましくは等モル〜1.2倍モルである。該反
応は通常0℃〜溶媒の沸点付近、好ましくは室温
〜40℃であり、通常1〜10時間程度で終了する。
なお、この反応に過酸化ベンゾイル、過酸化水素
などの過酸化物のようなラジカル反応開始剤を用
いてもよい。 化合物(38)を閉環させて化合物(9c)に導く反
応は適当な溶媒中縮合剤の存在下に行なわれる。
用いられる縮合剤としては、例えば五酸化リン、
フツ化水素、硫酸、ポリリン酸、塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛などのルイス酸などが挙げられる。
溶媒としてはクロロホルム、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類、ジエチルエーテル、ジオキサンなどのエー
テル類、ニトロベンゼン、クロロベンゼンなどの
芳香族炭化水素類などが例示できる。化合物(38)
と縮合剤との使用割合は特に限定されないが、通
常、前者に対して後者を等モル〜10倍モル、好ま
しくは3〜6倍モルとするのがよい。この反応
は、通常、50〜250℃、好ましくは70〜200℃にて
20分〜6時間程度行なわれる。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,X,A,nおよびカルボス
チリル骨核の3位と4位間の結合は前記に同じ。
R15は低級アルカノイルを示す〕 上記反応式における化合物(9)と化合物(39)との
反応は、好ましくは塩基性化合物を脱ハロゲン化
水素剤として用い、適当な溶媒中、室温〜200℃、
好ましくは室温〜150℃にて数時間〜15時間程度
行なわれる。用いられる溶媒としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロパノールなどの
低級アルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチル、リン酸トリアミド、無水酢酸などが挙げ
られる。塩基性化合物としては、例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸銀などの無機塩基、ナトリウム、カリ
ウムなどのアルカリ金属、ナトリウムアミド、水
素化ナトリウム、ナトリウムメチラート、ナトリ
ウエチラート、カリウムエチラートなどのアルコ
ラート、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニ
リン、N−メチルモルホリンなどの第三級アミン
類が挙げられる。上記反応において反応促進剤と
してヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウムなどのヨ
ウ化アルカリ金属を用いてもよい。化合物(9)と化
合物(39)との使用割合は特に制限されないが、通
常、前者に対して後者を少なくとも等モル、好ま
しくは1〜5モル程度である。 えられる化合物(40)を加水分解すれば化合物(16)
に導かれる。この加水分解反応は、例えば塩酸、
臭化水素酸などのハロゲン化水素酸類、硫酸、リ
ン酸などの鉱酸類、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの
アルカリ金属炭酸塩または重炭酸塩などの存在下
に、通常、50〜150℃、好ましくは70〜100℃にて
3〜24時間程度加熱反応することにより行なわれ
る。 なお、これらの化合物(9)および(16)は、前記反応
式−およびに示されるN−アルキル化法なら
びに反応式−およびに示される脱水素反応ま
たは還元反応を利用する方法などにより、同様に
他の式(9)または(16)の化合物に導くこともできる。 前記反応式−の化合物(13)は、例えば、下記
反応式−の方法によつても製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,Aおよびカルボスチリル骨
核の3位と4位の結合は前記に同じ、R16は低級
アルキル基、n′は1を示す〕 化合物(41)と化合物(42)との反応は、前記反応
式−における化合物(9)と化合物(10)との反応と同
様の条件下に行なわれる。化合物(43)の加水分解
反応は、前記反応式−における化合物(2)の加水
分解反応と同様の条件下で行なわれる。 化合物(44)としては、例えばシアン化カリウ
ム、シアン化ナトリウム、シアン化銀、シアン化
銅、シアン化カルシウムなどが挙げられる。化合
物(41)と化合物(44)との反応は、適当な溶媒中で
行なわれる。用いられる溶媒としては、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール
などの低級アルカノール類、または水と低級アル
カノール類との混合溶媒が挙げられる。化合物(4
4)の使用量は、化合物(41)に対して少なくとも等
モル、好ましくは1〜1.5倍モルである。該反応
は通常室温〜150℃、好ましくは50〜120℃付近
で、30分〜10時間程度行なわれる。 また化合物(45)の加水分解反応も上記化合物(2)
の加水分解反応と同様の条件下に行なわれる。 また化合物(13′)の所望の炭素数のものは、
前記反応式−の反応および反応式−の
反応の増炭素反応を適宜組合せて繰返すことによ
り得られる。 本発明の化合物(1)はまた下記の反応式−
の方法によつても製造される。 〔反応式 〕 〔式中、R1,R2,R4′,R16,A,n′,X,
X′およびカルボスチリル骨核の3位および4位
の結合は前記に同じ〕 化合物(41)と化合物(46)の反応は、前記反応式
−における化合物(9)と化合物(10)との反応と同様
の条件下で行なわれる。化合物(47)の加水分解反
応は前記反応式−における化合物(2)の加水分解
反応と同様の条件下に行なわれる。 化合物(48)と化合物(49)との反応は溶媒中また
は無溶媒で、塩基性化合物の存在下に行なわれ
る。用いられる溶媒としては、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、エチレングリコール、ジメチル
エーテル、ジエチルエーテルなどのエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ールなどのアルコール類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸
トリアミド、アセトンなどの極性溶媒などが挙げ
られる。使用される塩基性触媒としては、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムな
どの無機塩基、トリエチルアミン、トリプロピル
アミン、ピリジン、キノリンなどの有機塩基が挙
げられる。該反応は通常室温〜200℃、好ましく
は室温〜150℃で、1〜30時間程度行なわれる。
また反応系にヨウ化カリウムまたはヨウ化ナトリ
ウムなどのアルカリ金属ヨウ化物やヘキサメチル
リン酸トリアミドなどを加えることにより反応が
容易に進行する。上記反応における化合物(49)
の使用割合は、化合物(48)に対して、通常、等モ
ル〜大過剰量、好ましくは等モル〜5倍モルであ
る。 本発明化合物は抗潰瘍剤として有用であり、通
常、一般的な医薬製剤の形態で用いられる。製剤
は通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿
剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤などの稀釈剤あ
るいは賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤
としては各種の形態が治療目的に応じて選択で
き、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、
液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐
剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)などが挙げられ
る。錠剤の形態に成形するに際しては、担体とし
てこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例
えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿
素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶
セルロース、ケイ酸などの賦形剤、水、エタノー
ル、プロパノール、単シロツプ、ブドウ糖液、デ
ンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、セラツク、メチルセルロース、リン酸カ
リウム、ポリビニルピロリドンなどの結合剤、乾
燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、アンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カ
ルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリ
ン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖などの崩壊
剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加
油などの崩壊抑制剤、第四級アンモニウム塩基、
ラウリル硫酸ナトリウムなどの吸収促進剤、グリ
セリン、デンプンなどの保湿剤、デンプン、乳
糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸
などの吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホ
ウ酸末、ポリエチレングリコールなどの滑沢剤な
どが例示できる。さらに錠剤は必要に応じ通常の
剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包
錠、腸溶被錠、フイルムコーテイング錠あるいは
二重錠、多層錠とすることができる。丸剤の形態
に成形するに際しては、担体としてこの分野で従
来公知のものを広く使用でき、例えば、ブドウ
糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カ
オリン、タルクなどの賦形剤、アラビアゴム末、
トラガント末、ゼラチン、エタノールなどの結合
剤、ラミナラン、カンテンなどの崩壊剤などが例
示できる。坐剤の形態に成形するに際しては、担
体として従来公知のものを広く使用でき、例えば
ポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコ
ール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、
半合成グリセライドなどを挙げることができる。
注射剤として調製される場合には、液剤および懸
濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好ま
しく、これら液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成
形するのに際しては、稀釈剤としてこの分野にお
いて慣用されているものをすべて使用でき、例え
ば水、エチルアルコール、プロピレングリコー
ル、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリ
オキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル類などを挙げ
ることができる。なお、この場合等張性の溶液を
調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグ
リセリンを抗潰瘍剤中に含有せしめてもよく、ま
た通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤などを、
更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味
剤、甘味剤などや他の医薬品を該治療剤中に含有
せしめてもよい。 本発明の抗潰瘍剤中に含有されるべき本発明の
化合物の量はとくに限定されず広範囲に選択され
るが、通常全組成物中1〜70重量%、好ましくは
5〜50重量%である。 本発明の抗潰瘍剤の投与方法はとくに制限はな
く、各種製剤形態、患者の年令、性別その他の条
件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。
例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤
およびカプセル剤の場合には経口投与される。ま
た注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、ア
ミノ酸などの通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、さらには必要に応じて単独で筋肉内、皮内、
皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には
直腸内投与される。 本発明の抗潰瘍剤の投与量は用法、患者の年
令、性別その他の条件、疾患の程度などにより適
宜選択されるが、通常本発明化合物の量は1日当
り体重1Kg当り0.6〜50mgとするのがよい、また、
投与単位形態中に有効成分を10〜1000mg含有せし
めるのがよい。 つぎに参考例および実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 参考例 1 m−アミノ安息香酸100gをエーテル1に懸
濁し、室温、攪拌下、β−エトキシアクリル酸ク
ロライド44.6gを滴下する。この混合物を40℃で
5時間反応後、析出物を取する。結晶を3回水
洗、乾燥し、メタノールより再結晶して無色綿状
晶のm−カルボキシ−N−(β−エトキシアクリ
ロイル)アニリン60gを得る。融点200.5〜202.0
℃ 参考例 2 3−フエニルプロピオン酸メチル50g、クロロ
アセチルクロライド51.6gおよびジクロロメタン
250mlの混合物を0℃に冷却する。0〜10℃で攪
拌下、塩化アルミニウム122gを徐々に加える。
その後室温で2時間攪拌する。室温で一夜放置
後、反応混合物を氷−濃塩酸中に注ぎ、クロロホ
ルムで抽出する。クロロホルム層を水洗、乾燥し
て、クロロホルムを留去する。残渣にイソプロピ
ルエーテルを加えて結晶化し、結晶を取し、エ
タノールより再結晶して無色針状晶の3−(4−
クロロアセチルフエニル)プロピオン酸メチル
53.4gを得る。融点90.0〜92.0℃。 参考例 3 3−(4−クロロアセチルフエニル)プロピオ
ン酸メチル36.26gを濃硫酸300mlに溶解し、発煙
硝酸(d=1.52)20.9gを氷水冷下攪拌しながら
滴下する。室温で3時間攪拌したのち、反応混合
物を氷水中に注ぎ、クロロホルムで抽出する。ク
ロロホルム層を水洗、乾燥後、クロロホルムを留
去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イで精製し、エーテルを加えて結晶化する。結晶
を取し、メタノールより再結晶して淡黄色プリ
ズム晶の3−(4−カルボキシ−2−ニトロフエ
ニル)プロピオン酸メチル26.7gを得る。融点
120.0〜122.0℃ 参考例 4 クロロアセチルクロライド467gのジクロロメ
タン400ml溶液に30℃以下で攪拌下、塩化アルミ
ニウム735gを1/3づつ加える。次に同温度・攪拌
下カルボスチリル200gを加える。その混合液を
6時間加熱還流したのち、反応混合物を氷−濃塩
酸中に注ぎ、析出する結晶を取する。これをメ
タノール、熱メタノールで洗浄して6−クロロア
セチルカルボスチリル153gを得る。母液を濃縮
乾固し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イで精製し、メタノールより再結晶して淡黄色針
状晶の8−クロロアセチルカルボスチリル35.41g
を得る。融点177.5〜179.0℃ 参考例 5 8−クロロアセチルカルボスチリル30gとピリ
ジン300mlを混和し、80〜90℃で2.5時間加熱攪拌
する。反応液を氷水冷し、析出した結晶を取
し、エーテルで洗浄後、メタノールより再結晶し
て無色針状晶の8−(α−ピリジニウムアセチル)
カルボスチリルクロライド40.85gを得る。融点
261.5〜264.0℃(分解) 参考例 6 m−アミノ安息香酸メチル29.5gのジエチルエ
ーテル300ml溶液に、攪拌下17〜27℃でβ−エト
キシアクリル酸クロライド11.53gを滴下する。滴
下後、室温で1時間攪拌し、析出晶を取する。
エーテル洗浄後、粗結晶をクロロホルムに溶解
し、0.5N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和
食塩水で洗浄する。乾燥後、クロロホルムを留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイで
精製し、ついでメタノールより再結晶して、無色
プリズム状晶の13.63gのm−メトキシカルボニル
−N−(β−メトキシアクリロイル)アニリンを
得る。融点108〜110℃ 参考例 7 (a) 6−(α−クロロアセチル)カルボスチリル
60gをピリジン0.5Kgに懸濁し、80〜90℃で2時
間攪拌し、続いて氷冷下1時間攪拌する。析出
晶を取し、メタノールより再結晶して無色針
状晶の6−(α−ピリジニウムアセチル)カル
ボスチリルクロライド1/2水和物70gを得る。
融点300℃以上 (b) 6−(α−ピリジニウムアセチル)カルボス
チリルクロライド69.7gおよび水酸化ナトリウ
ム65gを水0.6に溶解し、60〜70℃で3時間攪
拌する。氷冷下、反応混合物に濃塩酸を加え
て、PH≒2とする。析出晶を取し、DMFよ
り再結晶して淡茶色粉末状晶の6−カルボキシ
カルボスチリル41.4gを得る。融点300℃以上 参考例 8 参考例7と同様にして適当な出発原料を用いて
以下の化合物を得る。 6−カルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル、淡黄色粉末状晶(ジメチルホルムアミド)
融点300℃以上 8−カルボキシカルボスチリル、無色針状晶
(メタノール−クロロホルム),融点320℃以上、
NMR(DMSO)δ6.57(d,J=9.5Hz.1H)、7.25
(t,J=8.0Hz,1H)、7.94(d,d,J=8.0Hz,
1.5Hz,1H)、7.98(d,J=9.5Hz,1H)、8.14
(d,d,J=8.0Hz,1.5Hz,1H) 参考例 9 6−カルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル10gおよびN−ヒドロキシコハク酸イミド
6.0gをジオキサン200mlに懸濁させる。つぎに氷
冷攪拌下、ジシクロヘキシルカルボジイミド
12.4gの50mlジオキサン溶液を滴下する。その混
合液を90℃で4時間加熱攪拌する。反応終了後、
室温まで放冷し、析出晶を去し、液を濃縮乾
固し、その残渣をジメチルホルムアミド−エタノ
ールより再結晶して無色リン片状晶のコハク酸イ
ミド3,4−ジヒドロカルボスチリル−6−カル
ボキシレート10.8gを得る。融点234.5〜236℃ 参考例 10 m−カルボキシ−N−(β−エトキシアクリロ
イル)アニリン8gを濃硫酸80mlに加え、室温で
2時間、続いて50℃で1時間攪拌する。反応液を
氷中に注ぎ、10N水酸化ナトリウム水溶液でPH3
〜4に調整する。析出晶を取し、水洗して
DMFより再結晶して淡黄色粉末状晶の5−カル
ボキシカルボスチリル4.26gを得る。融点320℃以
上 NMR(DMSO)δ6.58(d,J=9.5Hz,1H)、
7.40〜7.80(m,3H)、8.69(d,J=9.5Hz,1H) 参考例 11 3−(4−カルボキシ−2−ニトロフエニル)
プロピオン酸メチル5g、2.226N水酸化ナトリウ
ムメタノール溶液8.87ml、メタノール100mlおよ
び5%Pd−C(50%含水)1gを混和し、常温、常
圧で接触還元する。触媒を去し、母液に濃塩酸
を加えPH≒1に調整し、析出する結晶を取し、
無色針状晶のメタノールより再結晶して、7−カ
ルボキシ−3,4−ジヒドロカルボスチリル
3.62gを得る。融点320℃以上 NMR(DMSO)δ2.33〜2.60(m,2H)、2.77〜
3.05(m,2H)、7.21(d,J=8.5Hz,1H)、7.38
〜7.53(m,2H)、10.15(s,1H) 参考例 12 m−メトキシカルボニル−N−(β−エトキシ
アクロイル)アニリン10gを濃硫酸100ml中に
徐々に加え、室温で2時間、45℃で4時間攪拌す
る。反応液を氷中に注ぎ、析出晶を取、水洗す
る。得られた粗結晶をメタノール−クロロホルム
で再結晶して、6.97gの5−メトキシカルボニル
カルボスチリルを得る。融点277.5〜279.0℃ 参考例 13 5−カルボキシカルボスチリル2gを水30mlに
懸濁し、それに10N水酸化ナトリウム水溶液を加
えて結晶を溶解する。溶液に10%Pt−C500mgを
加えて、水素圧3〜4Kg/cm2、70℃で接触還元す
る。反応後、触媒を去し、液に濃塩酸を加え
て、PH≒1とし、析出晶を取し、メタノールよ
り再結晶して無色針状晶の5−カルボキシ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル820mgを得る。融点
309〜311℃ 参考例 14 5−カルボキシカルボスチリル2gをメタノー
ル100mlに懸濁し、塩酸ガスをバブルして飽和し
たのち、3時間還流する。反応液を半量になるま
で濃縮し、析出した結晶を取する。シリカゲル
カラムクロマトグラフイで精製し、次いでメタノ
ール−クロロヘルムより再結晶して無色粉末状晶
の5−メトキシカルボニルカルボスチリル230mg
を得る。融点277.5〜279℃ 参考例 15 8−(α−ピリジニウムアセチル)カルボスチ
リルクロライド2gをメタノール20mlに溶解し、
これに1.01gのDBUを加え、1時間還流する。反
応液を濃縮乾固し、残渣に水、クロロホルム、
1N塩酸を加える。クロロホルム層を水、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄
後、乾燥する。クロロホルムを留去し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイで精製
し、ついでメタノールより再結晶して無色針状晶
の8−メトキシカルボニルカルボスチリル130mg
を得る。融点140〜142℃ 参考例 16 3−ホルミルカルボスチリル34gをメタノール
800mlに懸濁する。氷冷攪拌下、水素化ホウ素ナ
トリウム7.4gを少量ずつ添加する。氷冷下、3時
間攪拌を行なう。析出晶を取し、メタノールか
ら再結晶して無色プリズム状の3−ヒドロキシメ
チルカルボスチリル33.2gを得る。融点238〜
239.5℃ 参考例 17 水素化リチウムアルミニウム16gを乾燥テトラ
ヒドロフラン200mlに懸濁する。室温で攪拌しな
がら3−メトキシカルボニルカルボスチリル16g
を添加する。室温で5時間攪拌する。酢酸エチル
を滴下し、過剰の水素化リチウムアルミニウムを
分解する。さらに水を加えたのち、減圧濃縮す
る。残渣に希硫酸を加え、析出晶を取し、メタ
ノールから再結晶した無色プリズム状の3−ヒド
ロキシメチルカルボスチリル3.7gを得る。融点
238〜239.5℃ 参考例 18〜22a 参考例16および17と同様にして適当な出発原料
を用いて次表の化合物を得る。
[In the formula, R 2 , A, n and X are the same as above] The ring-closing reaction of compound (35) in the above reaction formula is
The ring-closing reaction of compound (11) in the above reaction formula is carried out under the same conditions, and the reaction leading to compound (9b) from compound (36) is also carried out under the same conditions as the ring-closing reaction of compound (11) in the above reaction formula. It is carried out under the same conditions as the warping reaction. [Reaction formula] [In the formula, R 2 and X are the same as above] In the above reaction formula, the halogenation reaction of compound (37) is carried out by treating compound (37) with a halogenating agent in an appropriate solvent. Examples of the halogenating agent used include halogen molecules such as chlorine and bromine;
Examples include N-halogenosuccinimides such as N-bromosuccinimide and N-chlorosuccinimide, copper halides such as sulfuryl chloride, copper chloride, and copper bromide. Examples of the solvent include halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, dichloroethane, chloroform, and carbon tetrachloride, ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran, and dioxane, and acetic acid. The amount of the halogenating agent used is from equimolar to excess, preferably equimolar to 1.2 times the molar amount of compound (37). The reaction is usually carried out at a temperature of 0°C to around the boiling point of the solvent, preferably room temperature to 40°C, and is usually completed in about 1 to 10 hours.
Note that a radical reaction initiator such as a peroxide such as benzoyl peroxide or hydrogen peroxide may be used in this reaction. The reaction of ring-closing compound (38) to lead to compound (9c) is carried out in a suitable solvent in the presence of a condensing agent.
Examples of condensing agents used include phosphorus pentoxide,
Examples include Lewis acids such as hydrogen fluoride, sulfuric acid, polyphosphoric acid, aluminum chloride, and zinc chloride.
Chloroform, dichloromethane,
Examples include halogenated hydrocarbons such as 1,2-dichloroethane, ethers such as diethyl ether and dioxane, and aromatic hydrocarbons such as nitrobenzene and chlorobenzene. Compound(38)
Although the ratio of the condensing agent and the former is not particularly limited, it is generally preferable to use the latter in an equimolar to 10-fold molar amount, preferably 3 to 6-fold molar to the former. This reaction is usually carried out at a temperature of 50 to 250°C, preferably 70 to 200°C.
It lasts about 20 minutes to 6 hours. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 2 , X, A, n and the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril bone nucleus are the same as above.
R 15 represents lower alkanoyl] The reaction between compound (9) and compound (39) in the above reaction formula preferably uses a basic compound as a dehydrohalogenation agent, and is carried out at room temperature to 200°C in an appropriate solvent.
It is preferably carried out at room temperature to 150°C for several hours to about 15 hours. Examples of solvents used include lower alcohols such as methanol, ethanol, and isopropanol; ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, ethylene glycol monomethyl ether, and diethylene glycol dimethyl ether; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene; Examples include ketones such as acetone and methyl ethyl ketone, dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, hexamethyl, phosphoric acid triamide, and acetic anhydride. Examples of basic compounds include inorganic bases such as sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium carbonate, potassium carbonate, sodium bicarbonate, potassium bicarbonate, and silver carbonate, alkali metals such as sodium and potassium, sodium amide, and sodium hydride. , alcoholates such as sodium methylate, sodium methylate, potassium ethylate, and tertiary amines such as triethylamine, tripropylamine, pyridine, quinoline, N,N-dimethylaniline, and N-methylmorpholine. In the above reaction, an alkali metal iodide such as potassium iodide or sodium iodide may be used as a reaction accelerator. The ratio of compound (9) and compound (39) to be used is not particularly limited, but is usually at least an equimolar amount of the latter to the former, preferably about 1 to 5 moles. Compound (16) can be obtained by hydrolyzing the compound (40) obtained.
guided by. This hydrolysis reaction can be carried out using, for example, hydrochloric acid,
Hydrohalic acids such as hydrobromic acid, mineral acids such as sulfuric acid and phosphoric acid, alkali metal hydroxides such as potassium hydroxide and sodium hydroxide, and alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate, and sodium bicarbonate. Alternatively, the reaction is carried out by heating in the presence of bicarbonate or the like, usually at 50 to 150°C, preferably 70 to 100°C, for about 3 to 24 hours. In addition, these compounds (9) and (16) can be similarly prepared by the N-alkylation method shown in the above reaction formula - and, and the method using the dehydrogenation reaction or reduction reaction shown in the reaction formula - and. It is also possible to lead to other compounds of formula (9) or (16). Compound (13) of the above reaction formula can also be produced, for example, by the method of the following reaction formula. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 2 , A and the bonds at the 3- and 4-positions of the carbostyril bone core are the same as above, R 16 is a lower alkyl group, and n' is 1] Compound (41) and compound ( The reaction with 42) is carried out under the same conditions as the reaction between compound (9) and compound (10) in the reaction formula -. The hydrolysis reaction of compound (43) is carried out under the same conditions as the hydrolysis reaction of compound (2) in the above reaction formula -. Examples of the compound (44) include potassium cyanide, sodium cyanide, silver cyanide, copper cyanide, and calcium cyanide. The reaction between compound (41) and compound (44) is carried out in a suitable solvent. Examples of the solvent used include water, lower alkanols such as methanol, ethanol, and isopropanol, or a mixed solvent of water and lower alkanols. Compound (4
The amount of 4) to be used is at least equimolar, preferably 1 to 1.5 times the molar amount of compound (41). The reaction is usually carried out at room temperature to 150°C, preferably around 50 to 120°C, for about 30 minutes to 10 hours. Moreover, the hydrolysis reaction of compound (45) is also similar to that of the above compound (2).
The hydrolysis reaction is carried out under similar conditions. In addition, the compound (13′) with the desired carbon number is
It can be obtained by appropriately combining and repeating the reaction of the reaction formula - and the carbon increase reaction of the reaction of the reaction formula -. Compound (1) of the present invention also has the following reaction formula -
It can also be manufactured by the method. [Reaction formula] [In the formula, R 1 , R 2 , R 4 ', R 16 , A, n', X,
The bonds at the 3- and 4-positions of carried out under similar conditions. The hydrolysis reaction of compound (47) is carried out under the same conditions as the hydrolysis reaction of compound (2) in the above reaction formula. The reaction between compound (48) and compound (49) is carried out in the presence of a basic compound in a solvent or without a solvent. The solvents used include ethers such as dioxane, tetrahydrofuran, ethylene glycol, dimethyl ether, and diethyl ether;
Examples include aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene, and xylene, alcohols such as methanol, ethanol, and isopropanol, and polar solvents such as dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, hexamethylphosphoric triamide, and acetone. The basic catalysts used include inorganic bases such as potassium carbonate, sodium carbonate, sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate, sodium amide, sodium hydride, triethylamine, tripropylamine, pyridine, Examples include organic bases such as quinoline. The reaction is usually carried out at room temperature to 200°C, preferably room temperature to 150°C, for about 1 to 30 hours.
The reaction can also be easily progressed by adding an alkali metal iodide such as potassium iodide or sodium iodide, hexamethyl phosphoric acid triamide, etc. to the reaction system. Compound (49) in the above reaction
The proportion of the compound (48) to be used is usually an equimolar to a large excess, preferably an equimolar to 5 times the molar amount. The compounds of the present invention are useful as anti-ulcer agents and are usually used in the form of common pharmaceutical preparations. The formulation is prepared using commonly used diluents or excipients such as fillers, fillers, binders, wetting agents, disintegrants, surfactants, and lubricants. Various forms of this pharmaceutical preparation can be selected depending on the therapeutic purpose, and typical examples include tablets, pills, powders,
Examples include solutions, suspensions, emulsions, granules, capsules, suppositories, and injections (solutions, suspensions, etc.). When forming tablets, a wide variety of carriers conventionally known in this field can be used, such as lactose, sucrose, sodium chloride, glucose, urea, starch, calcium carbonate, kaolin, crystalline cellulose, silicic acid, etc. Excipients, water, ethanol, propanol, simple syrup, glucose solution, starch solution, gelatin solution, carboxymethylcellulose, shellac, methylcellulose, potassium phosphate, binders such as polyvinylpyrrolidone, dry starch, sodium alginate, anthene powder, laminaran powder , disintegrants such as sodium bicarbonate, calcium carbonate, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, sodium lauryl sulfate, stearic acid monoglyceride, starch, lactose, disintegration inhibitors such as sucrose, stearin, cocoa butter, hydrogenated oil, etc. class ammonium base,
Absorption enhancers such as sodium lauryl sulfate, humectants such as glycerin and starch, adsorbents such as starch, lactose, kaolin, bentonite, and colloidal silicic acid, and lubricants such as purified talc, stearate, boric acid powder, and polyethylene glycol. Examples include brighteners. Furthermore, the tablets may be coated with a conventional coating, if necessary, such as sugar-coated tablets, gelatin-encapsulated tablets, enteric-coated tablets, film-coated tablets, double tablets, or multilayer tablets. When forming into a pill form, a wide variety of carriers conventionally known in this field can be used, such as excipients such as glucose, lactose, starch, cocoa butter, hydrogenated vegetable oil, kaolin, talc, gum arabic powder, etc. ,
Examples include binders such as tragacanth powder, gelatin, and ethanol, and disintegrants such as laminaran and agar. When forming into a suppository, a wide variety of conventionally known carriers can be used, such as polyethylene glycol, cacao butter, higher alcohols, esters of higher alcohols, gelatin,
Examples include semi-synthetic glycerides.
When prepared as injections, solutions and suspensions are preferably sterile and isotonic with blood, and when formed into solutions, emulsions, and suspensions, diluents are used. All those commonly used in this field can be used, including water, ethyl alcohol, propylene glycol, ethoxylated isostearyl alcohol, polyoxylated isostearyl alcohol, polyoxyethylene sorbitan fatty acid esters, and the like. In this case, the anti-ulcer agent may contain a sufficient amount of salt, glucose or glycerin to prepare an isotonic solution, and the anti-ulcer agent may also contain conventional solubilizing agents, buffers, soothing agents, etc.
Furthermore, coloring agents, preservatives, perfumes, flavoring agents, sweeteners, and other pharmaceutical agents may be included in the therapeutic agent, if necessary. The amount of the compound of the present invention to be contained in the anti-ulcer agent of the present invention is not particularly limited and can be selected within a wide range, but is usually 1 to 70% by weight, preferably 5 to 50% by weight based on the total composition. . There are no particular restrictions on the method of administering the anti-ulcer agent of the present invention, and it can be administered in a manner depending on various formulation forms, age, sex and other conditions of the patient, degree of disease, etc.
For example, tablets, pills, solutions, suspensions, emulsions, granules and capsules are administered orally. In the case of injections, they are administered intravenously alone or mixed with normal replacement fluids such as glucose and amino acids, and if necessary, they can also be administered intramuscularly, intradermally, or
Administered subcutaneously or intraperitoneally. Suppositories are administered rectally. The dosage of the anti-ulcer agent of the present invention is appropriately selected depending on the usage, age, sex and other conditions of the patient, degree of disease, etc., but the amount of the compound of the present invention is usually 0.6 to 50 mg/kg body weight per day. It is good, also,
The dosage unit form preferably contains 10 to 1000 mg of the active ingredient. Next, the present invention will be explained in more detail with reference to Reference Examples and Examples, but the present invention is not limited thereto. Reference Example 1 100 g of m-aminobenzoic acid is suspended in ether 1, and 44.6 g of β-ethoxyacrylic acid chloride is added dropwise to the suspension at room temperature with stirring. After reacting this mixture at 40°C for 5 hours, the precipitate was collected. The crystals were washed three times with water, dried, and recrystallized from methanol to obtain 60 g of m-carboxy-N-(β-ethoxyacryloyl)aniline as colorless flocculent crystals. Melting point 200.5~202.0
°C Reference Example 2 Methyl 3-phenylpropionate 50g, chloroacetyl chloride 51.6g and dichloromethane
Cool 250 ml of the mixture to 0°C. While stirring at 0-10°C, 122g of aluminum chloride is gradually added.
Then stir at room temperature for 2 hours. After standing overnight at room temperature, the reaction mixture is poured into ice-conc. hydrochloric acid and extracted with chloroform. The chloroform layer is washed with water, dried, and the chloroform is distilled off. The residue was crystallized by adding isopropyl ether, and the crystals were collected and recrystallized from ethanol to give colorless needle-like crystals of 3-(4-
Methyl chloroacetylphenyl)propionate
Get 53.4g. Melting point 90.0-92.0℃. Reference Example 3 36.26 g of methyl 3-(4-chloroacetylphenyl)propionate was dissolved in 300 ml of concentrated sulfuric acid, and 20.9 g of fuming nitric acid (d=1.52) was added dropwise with stirring under ice-water cooling. After stirring at room temperature for 3 hours, the reaction mixture is poured into ice water and extracted with chloroform. After washing the chloroform layer with water and drying, the chloroform is distilled off. The residue is purified by silica gel column chromatography and crystallized by adding ether. The crystals were collected and recrystallized from methanol to obtain 26.7 g of methyl 3-(4-carboxy-2-nitrophenyl)propionate in pale yellow prismatic crystals. melting point
120.0 to 122.0°C Reference Example 4 To a solution of 467 g of chloroacetyl chloride in 400 ml of dichloromethane, add 735 g of aluminum chloride in 1/3 portions at 30°C or below while stirring. Next, add 200g of carbostyril at the same temperature and stirring. After heating and refluxing the mixture for 6 hours, the reaction mixture was poured into ice-concentrated hydrochloric acid to collect precipitated crystals. This was washed with methanol and hot methanol to obtain 153 g of 6-chloroacetylcarbostyryl. The mother liquor was concentrated to dryness, the residue was purified by silica gel column chromatography, and recrystallized from methanol to give 35.41 g of 8-chloroacetylcarbostyryl in the form of pale yellow needles.
get. Melting point: 177.5-179.0°C Reference Example 5 30 g of 8-chloroacetylcarbostyryl and 300 ml of pyridine are mixed and heated and stirred at 80-90°C for 2.5 hours. The reaction solution was cooled with ice water, the precipitated crystals were collected, washed with ether, and recrystallized from methanol to obtain colorless needle-like crystals of 8-(α-pyridinium acetyl).
Obtain 40.85 g of carbostyryl chloride. melting point
261.5-264.0°C (decomposition) Reference Example 6 To a solution of 29.5 g of methyl m-aminobenzoate in 300 ml of diethyl ether is added dropwise 11.53 g of β-ethoxyacrylic acid chloride at 17-27°C with stirring. After dropping, the mixture was stirred at room temperature for 1 hour and the precipitated crystals were collected.
After washing with ether, the crude crystals are dissolved in chloroform and washed with 0.5N hydrochloric acid, saturated sodium bicarbonate, and saturated saline. After drying, chloroform was distilled off, the residue was purified by silica gel column chromatography, and then recrystallized from methanol to give 13.63 g of m-methoxycarbonyl-N-(β-methoxyacryloyl)aniline as colorless prismatic crystals. get. Melting point 108-110℃ Reference example 7 (a) 6-(α-chloroacetyl)carbostyryl
60g was suspended in 0.5Kg of pyridine, stirred at 80-90°C for 2 hours, and then stirred for 1 hour under ice cooling. The precipitated crystals were collected and recrystallized from methanol to obtain 70 g of 6-(α-pyridinium acetyl) carbostyryl chloride hemihydrate in the form of colorless needles.
Melting point: 300°C or higher (b) 69.7g of 6-(α-pyridinium acetyl)carbostyryl chloride and 65g of sodium hydroxide are dissolved in 0.6ml of water and stirred at 60-70°C for 3 hours. Under ice cooling, add concentrated hydrochloric acid to the reaction mixture to adjust the pH to 2. The precipitated crystals were collected and recrystallized from DMF to obtain 41.4 g of 6-carboxycarbostyryl in the form of light brown powder. Melting point: 300°C or higher Reference Example 8 The following compound is obtained in the same manner as in Reference Example 7 using appropriate starting materials. 6-carboxy-3,4-dihydrocarbostyryl, pale yellow powder crystal (dimethylformamide)
Melting point: 300℃ or higher 8-carboxycarbostyryl, colorless needle crystals (methanol-chloroform), melting point: 320℃ or higher,
NMR (DMSO) δ6.57 (d, J=9.5Hz.1H), 7.25
(t, J=8.0Hz, 1H), 7.94 (d, d, J=8.0Hz,
1.5Hz, 1H), 7.98 (d, J = 9.5Hz, 1H), 8.14
(d, d, J = 8.0 Hz, 1.5 Hz, 1H) Reference example 9 10 g of 6-carboxy-3,4-dihydrocarbostyryl and N-hydroxysuccinimide
Suspend 6.0 g in 200 ml of dioxane. Next, dicyclohexylcarbodiimide was added under ice-cooling and stirring.
Add 12.4 g of a 50 ml dioxane solution dropwise. The mixture was heated and stirred at 90°C for 4 hours. After the reaction is complete,
It was allowed to cool to room temperature, the precipitated crystals were removed, the liquid was concentrated to dryness, and the residue was recrystallized from dimethylformamide-ethanol to give colorless flaky crystals of succinimide 3,4-dihydrocarbostyryl-6-. 10.8 g of carboxylate are obtained. Melting point: 234.5-236°C Reference Example 10 8 g of m-carboxy-N-(β-ethoxyacryloyl)aniline is added to 80 ml of concentrated sulfuric acid, and the mixture is stirred at room temperature for 2 hours and then at 50°C for 1 hour. Pour the reaction solution into ice and adjust the pH to 3 with 10N aqueous sodium hydroxide solution.
Adjust to ~4. Remove the precipitated crystals and wash with water.
Recrystallization from DMF gives 4.26 g of 5-carboxycarbostyryl in the form of pale yellow powder. Melting point 320℃ or higher NMR (DMSO) δ6.58 (d, J = 9.5Hz, 1H),
7.40-7.80 (m, 3H), 8.69 (d, J = 9.5Hz, 1H) Reference example 11 3-(4-carboxy-2-nitrophenyl)
5 g of methyl propionate, 8.87 ml of 2.226N sodium hydroxide methanol solution, 100 ml of methanol and 1 g of 5% Pd-C (50% water content) are mixed and subjected to catalytic reduction at room temperature and pressure. Remove the catalyst, add concentrated hydrochloric acid to the mother liquor to adjust the pH to ≒1, collect the precipitated crystals,
Recrystallize colorless needle crystals from methanol to obtain 7-carboxy-3,4-dihydrocarbostyryl.
Get 3.62g. Melting point 320℃ or higher NMR (DMSO) δ2.33~2.60 (m, 2H), 2.77~
3.05 (m, 2H), 7.21 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.38
~7.53 (m, 2H), 10.15 (s, 1H) Reference example 12 10g of m-methoxycarbonyl-N-(β-ethoxyacroyl)aniline was gradually added to 100ml of concentrated sulfuric acid, and the mixture was heated at room temperature for 2 hours at 45°C. Stir for 4 hours. Pour the reaction solution into ice, collect the precipitated crystals, and wash with water. The obtained crude crystals were recrystallized from methanol-chloroform to obtain 6.97 g of 5-methoxycarbonylcarbostyryl. Melting point: 277.5-279.0°C Reference Example 13 2 g of 5-carboxycarbostyryl is suspended in 30 ml of water, and a 10N aqueous sodium hydroxide solution is added thereto to dissolve the crystals. 500 mg of 10% Pt-C is added to the solution, and catalytic reduction is carried out at 70° C. under a hydrogen pressure of 3 to 4 kg/cm 2 . After the reaction, the catalyst was removed, concentrated hydrochloric acid was added to the solution to make the pH≈1, the precipitated crystals were collected, and recrystallized from methanol to give colorless needle-like crystals of 5-carboxy-3,
820 mg of 4-dihydrocarbostyril are obtained. melting point
309-311°C Reference Example 14 2 g of 5-carboxycarbostyryl is suspended in 100 ml of methanol, saturated by bubbling hydrochloric acid gas, and then refluxed for 3 hours. Concentrate the reaction solution to half its volume and collect the precipitated crystals. Purified by silica gel column chromatography and then recrystallized from methanol-chlorohelm to give 230 mg of 5-methoxycarbonyl carbostyryl as colorless powder crystals.
get. Melting point 277.5-279℃ Reference example 15 Dissolve 2g of 8-(α-pyridinium acetyl)carbostyryl chloride in 20ml of methanol,
Add 1.01 g of DBU to this and reflux for 1 hour. The reaction solution was concentrated to dryness, and the residue was mixed with water, chloroform,
Add 1N hydrochloric acid. The chloroform layer is washed with water, saturated aqueous sodium bicarbonate solution, and saturated brine in this order, and then dried. Chloroform was distilled off, the resulting residue was purified by silica gel column chromatography, and then recrystallized from methanol to yield 130 mg of 8-methoxycarbonylcarbostyryl in the form of colorless needles.
get. Melting point 140-142℃ Reference example 16 34g of 3-formylcarbostyryl in methanol
Suspend in 800ml. Add 7.4 g of sodium borohydride little by little while stirring on ice. Stirring was performed for 3 hours under ice cooling. The precipitated crystals were collected and recrystallized from methanol to obtain 33.2 g of colorless prismatic 3-hydroxymethylcarbostyryl. Melting point 238~
239.5℃ Reference Example 17 Suspend 16g of lithium aluminum hydride in 200ml of dry tetrahydrofuran. 16 g of 3-methoxycarbonylcarbostyryl while stirring at room temperature.
Add. Stir at room temperature for 5 hours. Add ethyl acetate dropwise to decompose excess lithium aluminum hydride. After adding more water, the mixture is concentrated under reduced pressure. Dilute sulfuric acid was added to the residue, the precipitated crystals were collected, and 3.7 g of colorless prismatic 3-hydroxymethyl carbostyryl was recrystallized from methanol. melting point
238-239.5°C Reference Examples 18-22a The compounds shown in the following table are obtained in the same manner as in Reference Examples 16 and 17 using appropriate starting materials.

【表】 参考例 23 3−ヒドロキシメチルカルボスチリル5gに47
%臭化水素酸50mlを加えて、70〜80℃で3時間攪
拌する。冷後、析出晶を取し、メタノールから
再結晶して無色針状の3−ブロムメチルカルボス
チリル6gを得る。融点218.5〜219℃(分解) 参考例 24 3−ヒドロキシメチルカルボスチリル3gをク
ロロホルム100mlに懸濁する。室温で攪拌しなが
ら塩化チオニル2gのクロロホルム20ml溶液を滴
下する。室温で1時間攪拌する。減圧濃縮し、残
渣をメタノールから再結晶して無色針状の3−ク
ロルメチルカルボスチリル2.9gを得る。融点204
〜205℃ 参考例 25 2−クロル−3−クロルメチルキノリン2.8gを
酢酸30mlに溶解し、2時間還流を行なう。反応液
を水にあけ、析出晶を取する。メタノールから
再結晶して無色針状の3−クロルメチルカルボス
チリル2.1gを得る。融点204〜205℃ 参考例 26〜39 参考例23〜25と同様にして適当な出発原料を用
いて次表の化合物を得る。
[Table] Reference example 23 47 for 5g of 3-hydroxymethylcarbostyryl
Add 50 ml of % hydrobromic acid and stir at 70-80°C for 3 hours. After cooling, the precipitated crystals were collected and recrystallized from methanol to obtain 6 g of colorless needle-like 3-bromomethylcarbostyryl. Melting point: 218.5-219°C (decomposed) Reference example 24 3 g of 3-hydroxymethyl carbostyryl is suspended in 100 ml of chloroform. A solution of 2 g of thionyl chloride in 20 ml of chloroform is added dropwise while stirring at room temperature. Stir for 1 hour at room temperature. Concentrate under reduced pressure, and recrystallize the residue from methanol to obtain 2.9 g of colorless needle-like 3-chloromethylcarbostyryl. melting point 204
~205°C Reference Example 25 2.8 g of 2-chloro-3-chloromethylquinoline was dissolved in 30 ml of acetic acid and refluxed for 2 hours. Pour the reaction solution into water and collect the precipitated crystals. Recrystallization from methanol yields 2.1 g of 3-chloromethylcarbostyryl in the form of colorless needles. Melting point: 204-205°C Reference Examples 26-39 The compounds shown in the following table are obtained in the same manner as in Reference Examples 23-25 using appropriate starting materials.

【表】【table】

【表】 参考例 40 ナトリウム1.5gと乾燥エタノール150mlとから
ナトリウムエチラートをつくる。これにアセトア
ミドマロン酸ジエチル12gを加えて室温で1時間
攪拌する。4−ブロムメチルカルボスチリル12g
を加えて、2時間還流を行なう。エタノールを留
去し、残渣に水を加え、析出晶を取する。エタ
ノールから再結晶して無色プリズム状のエチル
2−アセトアミド−2−カルボエトキシ−3−
(2−キノロン−4−イル)プロピオネート13g
を得る。融点224〜226℃(分解) 参考例 41〜58 参考例40と同様にして適当な出発原料を用いて
次表の化合物を得る。
[Table] Reference example 40 Make sodium ethylate from 1.5g of sodium and 150ml of dry ethanol. To this was added 12 g of diethyl acetamidomalonate, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. 4-bromomethylcarbostyryl 12g
was added and refluxed for 2 hours. Ethanol is distilled off, water is added to the residue, and the precipitated crystals are collected. Recrystallized from ethanol to form colorless prismatic ethyl
2-acetamido-2-carboethoxy-3-
(2-quinolon-4-yl)propionate 13g
get. Melting point: 224-226°C (decomposed) Reference Examples 41-58 In the same manner as in Reference Example 40, the compounds shown in the following table were obtained using appropriate starting materials.

【表】【table】

【表】 参考例 59 エチル2−アセトアミド−2−カルボエトキシ
−3−(2−キノロン−3−イル)プロピオネー
ト5.6gをテトラヒドロフラン150mlに溶解する。
これに室温で攪拌しながら50%油性水素ナトリウ
ム0.8gを加える。ヨウ化メチル4.5gを滴下し、室
温で3時間攪拌する。減圧濃縮し、残渣を水にあ
けて析出晶を取する。エタノール水から再結晶
して無色鱗片状のエチル2−アセトアミド−2−
カルボエトキシ−3−(1−メチル−2−キノロ
ン−3−イル)プロピオネート3.5gを得る。融点
190.5〜192℃ 上記参考例59と同様にして前記参考例45,48,
51,52および57の化合物を得る。 参考例 60 水素化リチウムアルミニウム1.9gを乾燥テトラ
ヒドロフラン100mlに懸濁する。これに室温で攪
拌しながら3−カルボキシカルボスチリル1.9gを
添加する。室温で一晩攪拌を行なう。過剰の水素
化リチウムアルミニウムを、酢酸エチルを滴下し
て分解する。希硫酸を加えて酸性とする。テトロ
ヒドロフランを減圧留去後、析出してくる結晶を
取する。メタノールから再結晶して無色プリズ
ム状の3−ヒドロキシメチルカルボスチリル0.5g
を得る。融点238〜239.5℃。 上記参考例60と同様にして適当な出発原料を用
いて、前記参考例18〜22の化合物を得る。 参考例 61 アセト酢酸アニリド30gをクロロホルム30mlに
溶解する。これに室温で攪拌しながら臭素27gの
クロロホルム30ml溶液を滴下する。滴下後、30分
還流を行なう。減圧濃縮し、残渣を濃硫酸70ml中
に攪拌しながら添加する。内温を70〜75℃に保ち
ながら加え、95℃で30分攪拌する。反応液を氷水
にあけて析出晶を取する。メタノール−クロロ
ホルムから再結晶して無色針状の4−ブロムメチ
ルカルボスチリル20gを得る。融点265〜266℃ 上記参考例61と同様にして、適当な出発原料を
用いて前記参考例23,24,26〜28および30〜37の
化合物を得る。 参考例 62 3−クロルメチル−6−メトキシカルボスチリ
ル2.2gを無水酢酸20mlに溶解する。これに酢酸カ
リウム12gを加えて、60〜70℃で3時間攪拌を行
なう。反応液を氷水にあけて、析出晶を取す
る。アセトンから再結晶して、無色プリズム状の
3−アセトキシメチル−6−メトキシカルボスチ
リル2gを得る。融点166〜168℃ 参考例 63 3−アセトキシメチルカルボスチリル2gを水
酸化ナトリウム0.6gを含むメタノール30mlに溶解
し、3時間還流を行なう。メタノールを留去後、
残渣に水を加え、析出晶を取する。アセトンか
ら再結晶して淡黄色針状の3−ヒドロキシメチル
−6−メトキシカルボスチリル1.3gを得る。融点
196〜197℃ 上記参考例63と同様にして適当な出発原料を用
いて、参考例16および19〜22の化合物を得る。 参考例 64 (a) 四つ口フラスコに水175mlと硫酸第一鉄7水
和物10.5g、濃塩酸0.5mlおよびo−ニトロベン
ズアルデヒド6gをはかり、水溶上で90℃に加
熱する。攪拌しながら濃アンモニア水25mlを一
度に加える。さらに2分毎にアンモニア水30ml
を3度に分けて加える。添加終了後、直ちに水
蒸気蒸留を行なう。留液250mlを二度集める。
最初の留液を冷却し、析出晶を取する。母液
と二番目の留液をあわせて、食塩で飽和し、エ
ーテル抽出を行なう。エーテル溶液は硫酸ナト
リウムで乾燥し、エーテルを留去する。残渣と
さきの結晶とをあわせて乾燥し、黄色鱗片状の
o−アミノベンズアルデヒド2.9gを得る。融点
38〜39℃ (b) マロン酸2gをピリジン15mlに溶解する。こ
れにo−アミノベンズアルデヒド1.2gとピペリ
ジン2mlとを加え、90℃で5時間攪拌する。反
応液を塩酸水溶液にあけて析出晶を取する。
メタノール−クロロホルムから再結晶して無色
針状の3−カルボキシカルボスチリル1.2gを得
る。融点300℃以上 参考例 65 イサチン60gに無水酢酸140mlを加えて4時間
還流を行なう。冷後、析出晶を取し、エーテル
で洗浄し、N−アセチルイサチン58gを得る。 水酸化ナトリウム30gを水1.5に溶解する。こ
れに上記N−アセチルイサチン58gを加えて1時
間還流を行なう。すこし冷却し、活性炭を加え、
30分還流する。熱時活性炭を去する。母液を冷
却し、6規定塩酸でPH3〜4とする。析出してく
る結晶を取し、水で洗浄後、乾燥して、4−カ
ルボキシカルボスチリル45gを得る。融点300℃
以上 参考例 66 (a) N,N−ジメチルホルムアミド96mlに氷冷攪
拌下、オキシ塩化リン322mlを滴下する。同温
度でアセトアニリド67.5gを加え、75℃で18.5
時間攪拌を行なう。反応液を氷にあけて析出晶
を取し、乾燥する。酢酸エチルから再結晶し
て黄色針状の2−クロル−3−ホルミルカルボ
スチリル55.2gを得る。融点149〜151℃ (b) 2−クロル−3−ホルミルキノリン37gに4
規定塩酸600mlを加えて1時間還流する。冷後、
析出晶を取し、エタノール−クロロホルムか
ら再結晶して淡黄色針状晶の3−ホルミルカル
ボスチリル34gを得る。融点308〜309℃ (c) 3−ホルミルカルボスチリル2.7gをテトラヒ
ドロフラン150mlに溶かし、これに室温で攪拌
しながら50%油性水素化ナトリウム0.8gを加え
る。ヨウ化メチル4.5gを滴下し、室温で3時間
攪拌する。減圧濃縮し、残渣を水にあけて析出
晶を取する。これをエタノールから再結晶し
て黄褐色針状晶の1−メチル−3−ホルミルカ
ルボスチリル1.7gを得る。融点211〜214℃ 参考例 67 N,N−ジメチルホルムアミド11.6mlに0℃で
攪拌しながらオキシ塩化リン64.4mlを滴下する。
同温度でN−フエニル−3−クロルプロピオンア
ミド18.4gを加える。75〜80℃で10時間攪拌する。
反応液を氷水にあけて、析出晶を取する。エタ
ノールから再結晶して無色プリズム状の2−クロ
ル−3−クロルメチルキノリン6.7gを得る。融点
116〜118℃ 参考例 68 4−ホルミルカルボスチリル17g、N−アセチ
ルグリシン18g、無水酢酸ナトリウム7gおよび無
水酢酸100mlとを110℃で加温して均一溶液とし、
さらに1.5時間還流する。冷却後、冷水に加え、
析出晶を取する。冷水で洗浄し、エタノール−
クロロホルムから再結晶して4−(1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−4−キノリリデン)−2−メ
チル−5−オキサゾロン・1/2H2O10gを得る。
融点275〜277℃(分解) 参考例 69〜70 参考例65と同様にして適当な出発物質を用いて
次表の化合物を得る。
[Table] Reference Example 59 Dissolve 5.6 g of ethyl 2-acetamido-2-carboethoxy-3-(2-quinolon-3-yl)propionate in 150 ml of tetrahydrofuran.
Add 0.8 g of 50% oily sodium hydrogen to this while stirring at room temperature. Add 4.5 g of methyl iodide dropwise and stir at room temperature for 3 hours. Concentrate under reduced pressure and pour the residue into water to collect precipitated crystals. Recrystallized from ethanol water to give colorless scales of ethyl 2-acetamide-2-
3.5 g of carboethoxy-3-(1-methyl-2-quinolon-3-yl)propionate are obtained. melting point
190.5-192°C Same as Reference Example 59, Reference Examples 45, 48,
Compounds 51, 52 and 57 are obtained. Reference Example 60 Suspend 1.9 g of lithium aluminum hydride in 100 ml of dry tetrahydrofuran. To this is added 1.9 g of 3-carboxycarbostyryl while stirring at room temperature. Stirring is carried out overnight at room temperature. Excess lithium aluminum hydride is decomposed by adding ethyl acetate dropwise. Add dilute sulfuric acid to make acidic. After distilling off tetrahydrofuran under reduced pressure, the precipitated crystals are collected. 0.5g of colorless prismatic 3-hydroxymethylcarbostyryl recrystallized from methanol
get. Melting point 238-239.5℃. Compounds of Reference Examples 18 to 22 are obtained in the same manner as in Reference Example 60 above using appropriate starting materials. Reference Example 61 Dissolve 30 g of acetoacetanilide in 30 ml of chloroform. A solution of 27 g of bromine in 30 ml of chloroform is added dropwise to this while stirring at room temperature. After dropping, reflux is performed for 30 minutes. Concentrate under reduced pressure and add the residue to 70 ml of concentrated sulfuric acid with stirring. Add while maintaining the internal temperature at 70-75°C, and stir at 95°C for 30 minutes. Pour the reaction solution into ice water and collect the precipitated crystals. Recrystallization from methanol-chloroform yields 20 g of 4-bromomethylcarbostyryl in the form of colorless needles. Melting point: 265-266°C Compounds of Reference Examples 23, 24, 26-28 and 30-37 are obtained in the same manner as in Reference Example 61 using appropriate starting materials. Reference Example 62 2.2 g of 3-chloromethyl-6-methoxycarbostyryl is dissolved in 20 ml of acetic anhydride. Add 12 g of potassium acetate to this and stir at 60-70°C for 3 hours. Pour the reaction solution into ice water and collect the precipitated crystals. Recrystallization from acetone yields 2 g of colorless prismatic 3-acetoxymethyl-6-methoxycarbostyryl. Melting point: 166-168°C Reference Example 63 2 g of 3-acetoxymethylcarbostyryl is dissolved in 30 ml of methanol containing 0.6 g of sodium hydroxide, and refluxed for 3 hours. After distilling off methanol,
Add water to the residue and collect the precipitated crystals. Recrystallization from acetone yields 1.3 g of pale yellow needle-like 3-hydroxymethyl-6-methoxycarbostyryl. melting point
196-197°C Compounds of Reference Examples 16 and 19-22 are obtained in the same manner as in Reference Example 63 above using appropriate starting materials. Reference Example 64 (a) Weigh 175 ml of water, 10.5 g of ferrous sulfate heptahydrate, 0.5 ml of concentrated hydrochloric acid, and 6 g of o-nitrobenzaldehyde into a four-necked flask, and heat to 90°C above the water solution. Add 25 ml of concentrated ammonia water all at once while stirring. 30ml of ammonia water every 2 minutes
Add in three parts. Immediately after the addition is complete, steam distillation is carried out. Collect 250 ml of distillate twice.
Cool the first distillate and collect the precipitated crystals. The mother liquor and the second distillate are combined, saturated with common salt, and extracted with ether. The ether solution is dried over sodium sulfate and the ether is distilled off. The residue and the previous crystals are combined and dried to obtain 2.9 g of o-aminobenzaldehyde in the form of yellow scales. melting point
38-39°C (b) Dissolve 2 g of malonic acid in 15 ml of pyridine. To this were added 1.2 g of o-aminobenzaldehyde and 2 ml of piperidine, and the mixture was stirred at 90°C for 5 hours. Pour the reaction solution into an aqueous hydrochloric acid solution to collect precipitated crystals.
Recrystallization from methanol-chloroform yields 1.2 g of 3-carboxycarbostyryl in the form of colorless needles. Melting point: 300°C or higher Reference Example 65 Add 140 ml of acetic anhydride to 60 g of isatin and reflux for 4 hours. After cooling, the precipitated crystals were collected and washed with ether to obtain 58 g of N-acetylisatin. Dissolve 30 g of sodium hydroxide in 1.5 g of water. To this was added 58 g of the above N-acetylisatin and refluxed for 1 hour. Cool slightly, add activated charcoal,
Reflux for 30 minutes. Remove the activated carbon when hot. Cool the mother liquor and adjust the pH to 3-4 with 6N hydrochloric acid. The precipitated crystals are collected, washed with water, and dried to obtain 45 g of 4-carboxycarbostyryl. Melting point 300℃
Reference Example 66 (a) 322 ml of phosphorus oxychloride is added dropwise to 96 ml of N,N-dimethylformamide while stirring under ice cooling. At the same temperature, add 67.5g of acetanilide, and at 75℃ it becomes 18.5g.
Stir for hours. Pour the reaction solution into ice to remove the precipitated crystals and dry. Recrystallization from ethyl acetate yields 55.2 g of 2-chloro-3-formylcarbostyryl in the form of yellow needles. Melting point 149-151℃ (b) 4 to 37g of 2-chloro-3-formylquinoline
Add 600 ml of normal hydrochloric acid and reflux for 1 hour. After cooling,
The precipitated crystals were collected and recrystallized from ethanol-chloroform to obtain 34 g of 3-formylcarbostyryl in the form of pale yellow needle-like crystals. Melting point: 308-309°C (c) 2.7 g of 3-formylcarbostyryl is dissolved in 150 ml of tetrahydrofuran, and 0.8 g of 50% oily sodium hydride is added to this with stirring at room temperature. Add 4.5 g of methyl iodide dropwise and stir at room temperature for 3 hours. Concentrate under reduced pressure and pour the residue into water to collect precipitated crystals. This was recrystallized from ethanol to obtain 1.7 g of 1-methyl-3-formylcarbostyril in the form of yellowish brown needles. Melting point: 211-214°C Reference Example 67 64.4ml of phosphorus oxychloride is added dropwise to 11.6ml of N,N-dimethylformamide at 0°C with stirring.
At the same temperature, 18.4 g of N-phenyl-3-chloropropionamide is added. Stir at 75-80°C for 10 hours.
Pour the reaction solution into ice water and collect the precipitated crystals. Recrystallization from ethanol yields 6.7 g of colorless prismatic 2-chloro-3-chloromethylquinoline. melting point
116-118℃ Reference Example 68 17g of 4-formylcarbostyryl, 18g of N-acetylglycine, 7g of sodium acetate anhydride and 100ml of acetic anhydride are heated at 110℃ to form a homogeneous solution,
Reflux for an additional 1.5 hours. After cooling, add to cold water,
Collect the precipitated crystals. Wash with cold water and ethanol-
Recrystallization from chloroform yields 10 g of 4-(1,2-dihydro-2-oxo-4-quinolylidene)-2-methyl-5-oxazolone.1/2H 2 O.
Melting point: 275-277°C (decomposition) Reference Examples 69-70 In the same manner as in Reference Example 65, using appropriate starting materials, the compounds shown in the following table are obtained.

【表】 参考例 71 エチル−2−アセトアミド−2−カルボキシ−
3−(2−キノリン−4−イル)プロピオネート
5gに20%塩酸150mlを加えて9時間還流を行な
う。減圧濃縮し、残渣をエタノール−水から再結
晶して無色プリズム状の2−アミノ−3−(2−
キノリン−4−イル)プロピオン酸塩酸塩一水和
物3.2gを得る。融点220〜225℃(分解) 参考例 72 2−アミノ−3−(2−キノリン−3−イル)
プロピオン酸塩酸塩1.6gを炭酸カリウム2.4gとを
アセトン60mlと水30mlとに溶解する。これに氷冷
攪拌しながら塩化p−クロルベンゾイル1.2gのア
セトン10ml溶液を滴下する。氷冷下2時間攪拌す
る。アセトンを留去後、残渣に水を加えて不溶物
を去する。液を塩酸で酸性とし、析出結晶を
取する。エタノール−水から再結晶して、白色
粉末状の2−(4−クロルベンゾイルアミノ)−3
−(2−キノロン−3−イル)プロピオン酸1.5g
を得る。融点270〜271.5℃(分解) 参考例 73 2−アミノ−3−(6−メトキシ−2−キノロ
ン−3−イル)プロピオン酸塩酸塩1.5gを水酸化
ナトリウム0.8gの水25ml溶液に溶解する。氷冷下
塩化p−クロルベンゾイル1gを滴下し、攪拌す
る。薄層クロマトグラフイにより原料が消失する
までN−水酸化ナトリウム水溶液および酸クロイ
ドを適時加える。反応終了後、塩酸酸性とし、析
出晶を取する。エーテルで洗浄したのち、メタ
ノール−水より再結晶して、黄色粉末状の2−
(4−クロルベンゾイルアミノ)−3−(6−メト
キシ−2−キノロン−3−イル)プロピオン酸
0.7gを得る。融点234.5〜236℃(分解) 参考例 74 2−アミノ−3−(6−ヒドロキシ−2−キノ
ロン−3−イル)プロピオン酸塩酸塩2gを1−
メチル−2−ピロリドン50mlに懸濁し、3−(4
−クロルベンゾイル)ベンズオキサゾリン−2−
チオン2.2gを加えて室温で3日間攪拌する。反応
液を氷水にあけて、析出晶を取する。結晶をN
−水酸化ナトリウム水溶液に溶解後、10%塩酸で
酸性とし、析出晶を取する。結晶を乾燥後、ク
ロロホルムで洗浄する。メタノール−水から再結
晶して淡黄色粉末状の2−(4−クロルベンゾイ
ルアミノ)−3−(6−ヒドロキシ−2−キノロン
−3−イル)プロピオン酸1.5gを得る。融点223
〜227℃(分解) 実施例 1〜5 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用い
て、次表の化合物を得る。
[Table] Reference example 71 Ethyl-2-acetamido-2-carboxy-
3-(2-quinolin-4-yl)propionate
Add 150 ml of 20% hydrochloric acid to 5 g and reflux for 9 hours. It was concentrated under reduced pressure, and the residue was recrystallized from ethanol-water to give colorless prismatic 2-amino-3-(2-
3.2 g of quinolin-4-yl)propionate hydrochloride monohydrate are obtained. Melting point 220-225℃ (decomposition) Reference example 72 2-amino-3-(2-quinolin-3-yl)
1.6 g of propionic hydrochloride and 2.4 g of potassium carbonate are dissolved in 60 ml of acetone and 30 ml of water. A solution of 1.2 g of p-chlorobenzoyl chloride in 10 ml of acetone is added dropwise to this while stirring on ice. Stir for 2 hours under ice cooling. After distilling off the acetone, water is added to the residue to remove insoluble materials. Acidify the solution with hydrochloric acid and collect the precipitated crystals. Recrystallized from ethanol-water to give 2-(4-chlorobenzoylamino)-3 as a white powder.
-(2-quinolon-3-yl)propionic acid 1.5g
get. Melting point: 270-271.5°C (decomposed) Reference Example 73 1.5 g of 2-amino-3-(6-methoxy-2-quinolon-3-yl) propionic acid hydrochloride is dissolved in a solution of 0.8 g of sodium hydroxide in 25 ml of water. Add 1 g of p-chlorobenzoyl chloride dropwise under ice cooling and stir. N-sodium hydroxide aqueous solution and acid chloride are added at appropriate times until the starting material disappears by thin layer chromatography. After the reaction is complete, acidify with hydrochloric acid and collect the precipitated crystals. After washing with ether, recrystallization from methanol-water yields a yellow powder of 2-
(4-Chlorbenzoylamino)-3-(6-methoxy-2-quinolon-3-yl)propionic acid
Get 0.7g. Melting point: 234.5-236℃ (decomposition) Reference example 74 2-amino-3-(6-hydroxy-2-quinolon-3-yl)propionic acid hydrochloride 2g was dissolved in 1-
Suspend in 50 ml of methyl-2-pyrrolidone and add 3-(4
-Chlorbenzoyl)benzoxazoline-2-
Add 2.2 g of thione and stir at room temperature for 3 days. Pour the reaction solution into ice water and collect the precipitated crystals. N crystal
- After dissolving in an aqueous sodium hydroxide solution, acidify with 10% hydrochloric acid and remove the precipitated crystals. After drying the crystals, wash them with chloroform. Recrystallization from methanol-water gives 1.5 g of 2-(4-chlorobenzoylamino)-3-(6-hydroxy-2-quinolon-3-yl)propionic acid as a pale yellow powder. melting point 223
~227°C (decomposition) Examples 1 to 5 In the same manner as in Example 1, using appropriate starting materials, the compounds shown in the following table are obtained.

【表】 実施例 6〜27 参考例72と同様にして適当な出発原料を用いて
次表の化合物を得る。
[Table] Examples 6 to 27 The compounds shown in the following table are obtained in the same manner as in Reference Example 72 using appropriate starting materials.

【表】【table】

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、R1は水素原子、低級アルキル基、低
級アルケニル基、低級アルキニル基またはフエニ
ル低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
子、水酸基、非置換またはハロゲン置換ベンゾイ
ルオキシ基、低級アルキル基または低級アルコキ
シ基;R3は水酸基、アミノ基、シクロアルキル
低級アルキルアミノ基(該シクロアルキル環はカ
ルボキシ基または低級アルコキシカルボニル基で
置換していてもよい)、低級アルコキシ基、低級
アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、ベンゾ
イル低級アルコキシ基または低級アルカノイルオ
キシ低級アルコキシ基;R4は水素原子、置換基
として低級アルキル基またはハロゲン原子を有す
ることのあるフエニルスルホニル基、低級アルキ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基また
は基−COR6(R6は置換基としてアミノ基または
フエニル低級アルコキシカルボニルアミノ基を有
することのある低級アルキル基、置換基としてア
ミノ低級アルキル基またはフエニル低級アルコキ
シカルボニルアミノ低級アルキル基を有すること
のあるシクロアルキル基、フエニル環上に置換基
としてハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基、水酸基およびアミノ基から
選ばれる基の1〜3個を有することのあるフエニ
ル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子
を有することのあるフエニル低級アルキル基、ま
たは窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子を1または2個有する5員または
6員の不飽和複素環基で該複素環は低級アルキル
基で置換されていてもよい);R5は水素原子また
は置換基として低級アルキル基またはハロゲン原
子を有することのあるフエニルスルホニル基;A
は低級アルキレン基;nは0または1を示し、置
換基の式【式】における点 線は一重結合または二重結合であることを意味
し、かつこの置換基の置換位置はカルボスチリル
骨格の3,4,5または6位のいずれかである。
またカルボスチリル骨格の3位と4位間の結合は
一重結合または二重結合を示す。ただしn=0の
とき、R1は水素原子、低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニルまたはフエニル低級アル
キル;R2は水素原子、水酸基または低級アルコ
キシ;R3は水酸基または低級アルコキシ;R4
基−COR7(R7はアミノ基もしくはフエニル低級
アルコキシカルボニルアミノ基を置換基として有
することのある低級アルキル、シクロアルキル、
またはフエニル環上に置換基としてハロゲン原
子、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロおよ
びアミノから選ばれる基の1〜3個を有すること
のあるフエニル基を示す);R5は水素原子、であ
つてはならない] で示されるカルボスチリル誘導体およびその塩。
[Claims] 1. General formula [In the formula, R 1 is a hydrogen atom, a lower alkyl group, a lower alkenyl group, a lower alkynyl group, or a phenyl lower alkyl group; R 2 is a hydrogen atom, a halogen atom, a hydroxyl group, an unsubstituted or halogen-substituted benzoyloxy group, a lower alkyl group or a lower alkoxy group; R 3 is a hydroxyl group, an amino group, a cycloalkyl lower alkylamino group (the cycloalkyl ring may be substituted with a carboxyl group or a lower alkoxycarbonyl group), a lower alkoxy group, a lower alkoxycarbonyl lower alkoxy group, benzoyl lower alkoxy group or lower alkanoyloxy lower alkoxy group; R 4 is a hydrogen atom, phenylsulfonyl group, lower alkyl group, which may have a lower alkyl group or halogen atom as a substituent, as a substituent on the phenyl ring Phenyl lower alkyl group or group that may have a halogen atom -COR 6 (R 6 is a lower alkyl group that may have an amino group or phenyl lower alkoxycarbonylamino group as a substituent, an amino lower alkyl group or phenyl as a substituent) A cycloalkyl group that may have a lower alkoxycarbonylamino lower alkyl group, 1 to 3 groups selected from a halogen atom, a lower alkyl group, a lower alkoxy group, a nitro group, a hydroxyl group, and an amino group as substituents on the phenyl ring. a phenyl group which may have a halogen atom as a substituent on the phenyl ring, a phenyl lower alkyl group which may have a halogen atom as a substituent on the phenyl ring, or a 5-membered or a 6-membered unsaturated heterocyclic group (the heterocycle may be substituted with a lower alkyl group); R 5 is a hydrogen atom or a phenylsulfonyl group that may have a lower alkyl group or a halogen atom as a substituent; A
is a lower alkylene group; n represents 0 or 1, the dotted line in the formula [Formula] of the substituent means a single bond or a double bond, and the substitution position of this substituent is 3, Either 4th, 5th or 6th place.
Further, the bond between the 3rd and 4th positions of the carbostyril skeleton represents a single bond or a double bond. However, when n=0, R 1 is a hydrogen atom, lower alkyl, lower alkenyl, lower alkynyl, or phenyl lower alkyl; R 2 is a hydrogen atom, hydroxyl group, or lower alkoxy; R 3 is a hydroxyl group or lower alkoxy; R 4 is a group - COR 7 (R 7 is lower alkyl, cycloalkyl, which may have an amino group or phenyl lower alkoxycarbonylamino group as a substituent,
or a phenyl group which may have 1 to 3 groups selected from halogen atoms, lower alkyl, lower alkoxy, nitro and amino as substituents on the phenyl ring); R 5 is a hydrogen atom; carbostyril derivatives and salts thereof.
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