JPH0592574A - インクジエツトプリンタヘツドのキヤツプ - Google Patents
インクジエツトプリンタヘツドのキヤツプInfo
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- JPH0592574A JPH0592574A JP25628591A JP25628591A JPH0592574A JP H0592574 A JPH0592574 A JP H0592574A JP 25628591 A JP25628591 A JP 25628591A JP 25628591 A JP25628591 A JP 25628591A JP H0592574 A JPH0592574 A JP H0592574A
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- Japan
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- cap
- printer head
- ink jet
- jet printer
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- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/21—Line printing
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- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラインタイプのインクジェットプリンタヘッ
ドのキャップの密閉度と耐久性とを向上させると共に小
型化や軽量化も可能とする。 【構成】 前面の密着部20と相対向する後面に点状の
加圧部21を設け、この加圧部21から前方に拡開した
応力分散部22を後部に形成したり、加圧部21の近傍
が後方に突出した補強部を後面に突設したり、加圧部2
1に向かって長手方向で材料強度を順次高く設けたりす
る。
ドのキャップの密閉度と耐久性とを向上させると共に小
型化や軽量化も可能とする。 【構成】 前面の密着部20と相対向する後面に点状の
加圧部21を設け、この加圧部21から前方に拡開した
応力分散部22を後部に形成したり、加圧部21の近傍
が後方に突出した補強部を後面に突設したり、加圧部2
1に向かって長手方向で材料強度を順次高く設けたりす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タヘッドのキャップに関するものである。
タヘッドのキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、静粛で高密度印刷が可能なインク
ジェットプリンタヘッドとして、オリフィスからインク
滴を吐出させて印刷用紙に定着させるインクジェットプ
リンタヘッドなどが実用化されている。
ジェットプリンタヘッドとして、オリフィスからインク
滴を吐出させて印刷用紙に定着させるインクジェットプ
リンタヘッドなどが実用化されている。
【0003】例えば、オンデマンド方式のインクジェッ
トプリンタヘッドでは、アレイ状に連設されたオリフィ
スの各々に連通した圧力室内に少なくとも表面が変位自
在な圧力発生手段を設けた構造などとなっている。そし
て、このようなインクジェットプリンタヘッドでは、印
刷画像に対応した駆動電力で圧力発生手段を振動させて
圧力室内のインクをオリフィスからインク滴として吐出
させるようになっている。
トプリンタヘッドでは、アレイ状に連設されたオリフィ
スの各々に連通した圧力室内に少なくとも表面が変位自
在な圧力発生手段を設けた構造などとなっている。そし
て、このようなインクジェットプリンタヘッドでは、印
刷画像に対応した駆動電力で圧力発生手段を振動させて
圧力室内のインクをオリフィスからインク滴として吐出
させるようになっている。
【0004】そして、このようなインクジェットプリン
タヘッドでは、休止状態が長時間になるとオリフィス内
に残留したインクが乾燥のために硬化して目詰りが発生
する懸念がある。そこで、このようなオリフィスの目詰
りを防止するため、休止状態のインクジェットプリンタ
ヘッドにキャップを装着することが実開昭55-151548号
公報や実開昭54-54353号公報及び特開昭56-60256号公報
等に開示されている。そこで、ここでは実開昭55-15154
8号公報に開示された装置を従来例として図14及び図
15に基づいて説明する。まず、このインクジェットプ
リンタ1では、図14に例示するように、シリアルタイ
プのインクジェットプリンタヘッド2が主走査方向に細
長いプラテンローラ3上を移動自在に支持されており、
このプラテンローラ3の一端の側方にキャップ4が配置
されている。ここで、このキャップ3は、図15に例示
するように、前記インクジェットプリンタヘッド2の前
面に押圧保持されてオリフィス5を密閉する密着部6が
前面に形成されており、この前面と相対向する後面に設
けられた点状の加圧部7がプランジャ8のスライド自在
なロッド9に連結されている。ここで、前記キャップ3
には切換弁10を介して真空ポンプ11が連結されてお
り、この真空ポンプ11は前記インクジェットプリンタ
ヘッド2に連結されたインクタンク12にも連結されて
いる。なお、前記インクジェットプリンタヘッド2は、
前記オリフィス5と相対向する後面に電歪素子13が設
けられている。
タヘッドでは、休止状態が長時間になるとオリフィス内
に残留したインクが乾燥のために硬化して目詰りが発生
する懸念がある。そこで、このようなオリフィスの目詰
りを防止するため、休止状態のインクジェットプリンタ
ヘッドにキャップを装着することが実開昭55-151548号
公報や実開昭54-54353号公報及び特開昭56-60256号公報
等に開示されている。そこで、ここでは実開昭55-15154
8号公報に開示された装置を従来例として図14及び図
15に基づいて説明する。まず、このインクジェットプ
リンタ1では、図14に例示するように、シリアルタイ
プのインクジェットプリンタヘッド2が主走査方向に細
長いプラテンローラ3上を移動自在に支持されており、
このプラテンローラ3の一端の側方にキャップ4が配置
されている。ここで、このキャップ3は、図15に例示
するように、前記インクジェットプリンタヘッド2の前
面に押圧保持されてオリフィス5を密閉する密着部6が
前面に形成されており、この前面と相対向する後面に設
けられた点状の加圧部7がプランジャ8のスライド自在
なロッド9に連結されている。ここで、前記キャップ3
には切換弁10を介して真空ポンプ11が連結されてお
り、この真空ポンプ11は前記インクジェットプリンタ
ヘッド2に連結されたインクタンク12にも連結されて
いる。なお、前記インクジェットプリンタヘッド2は、
前記オリフィス5と相対向する後面に電歪素子13が設
けられている。
【0005】このような構成において、このインクジェ
ットプリンタ1では、プランジャ8のロッド9でキャッ
プ4の密着部6をインクジェットプリンタヘッド2の前
面に押圧保持することで、このインクジェットプリンタ
ヘッド2のオリフィス5を密閉して目詰りを防止するよ
うになっている。なお、このインクジェットプリンタ1
では、インクジェットプリンタヘッド2のオリフィス5
の目詰りを光学的に検知すると、真空ポンプ11でキャ
ップ4内を負圧にしてオリフィス5内に固着したインク
塊を吸引するようになっている。
ットプリンタ1では、プランジャ8のロッド9でキャッ
プ4の密着部6をインクジェットプリンタヘッド2の前
面に押圧保持することで、このインクジェットプリンタ
ヘッド2のオリフィス5を密閉して目詰りを防止するよ
うになっている。なお、このインクジェットプリンタ1
では、インクジェットプリンタヘッド2のオリフィス5
の目詰りを光学的に検知すると、真空ポンプ11でキャ
ップ4内を負圧にしてオリフィス5内に固着したインク
塊を吸引するようになっている。
【0006】ここで、上述したインクジェットプリンタ
1では、インクジェットプリンタヘッド2がシリアルヘ
ッドなので、図14に例示したように、これを密閉する
キャップ4は円形などに形成されている。このため、こ
のキャップ4は両面の中央に加圧部7を設けることで、
その密着部6はインクジェットプリンタヘッド2の前面
に均一に押圧保持されることになる。
1では、インクジェットプリンタヘッド2がシリアルヘ
ッドなので、図14に例示したように、これを密閉する
キャップ4は円形などに形成されている。このため、こ
のキャップ4は両面の中央に加圧部7を設けることで、
その密着部6はインクジェットプリンタヘッド2の前面
に均一に押圧保持されることになる。
【0007】しかし、例えば、主走査方向に細長い平坦
な前面に多数のオリフィス14がライン状に連設された
細長いラインタイプのインクジェットプリンタヘッド1
5に対しては、図16に例示するように、このインクジ
ェットプリンタヘッド15を密閉するキャップ16も主
走査方向に細長い形状となる。そこで、このようなキャ
ップ16の前面に密着部17を形成すると共に後面中央
に一つの点状の加圧部18を設け、この加圧部18をプ
ランジャ(図示せず)等で押圧することで、このキャップ
16の密着部17でインクジェットプリンタヘッド15
のオリフィス14を密閉することができる。
な前面に多数のオリフィス14がライン状に連設された
細長いラインタイプのインクジェットプリンタヘッド1
5に対しては、図16に例示するように、このインクジ
ェットプリンタヘッド15を密閉するキャップ16も主
走査方向に細長い形状となる。そこで、このようなキャ
ップ16の前面に密着部17を形成すると共に後面中央
に一つの点状の加圧部18を設け、この加圧部18をプ
ランジャ(図示せず)等で押圧することで、このキャップ
16の密着部17でインクジェットプリンタヘッド15
のオリフィス14を密閉することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように主走査方
向に細長いキャップ16を形成することで、ラインタイ
プのインクジェットプリンタヘッド15のオリフィス1
4を密閉することができる。
向に細長いキャップ16を形成することで、ラインタイ
プのインクジェットプリンタヘッド15のオリフィス1
4を密閉することができる。
【0009】しかし、上述のような細長いキャップ16
を一つの加圧部18でインクジェットプリンタヘッド1
5に押圧した場合、このインクジェットプリンタヘッド
15に対する密着部17の押圧力は加圧部18と対向す
る中央部で最大で両端部に向かって低下することにな
る。この場合、キャップ16が加圧部18から両端部に
向かって微小に湾曲するなどしてインクジェットプリン
タヘッド15に対する密着部17の密閉度が両端部では
著しく低下することになるので、この両端部に密着部1
7がインクジェットプリンタヘッド15から離反するな
どしてオリフィス14に目詰りが生じる懸念がある。ま
た、上述のようなキャップ16の密着部17はゴムやシ
リコン等の弾性体で形成することが一般的であるが、イ
ンクジェットプリンタヘッド15に湾曲した状態で押圧
保持されるキャップ16の密着部17は、作用する応力
が長手方向で異なるために部分的な変形が生じるなどし
て耐久性が低下する。
を一つの加圧部18でインクジェットプリンタヘッド1
5に押圧した場合、このインクジェットプリンタヘッド
15に対する密着部17の押圧力は加圧部18と対向す
る中央部で最大で両端部に向かって低下することにな
る。この場合、キャップ16が加圧部18から両端部に
向かって微小に湾曲するなどしてインクジェットプリン
タヘッド15に対する密着部17の密閉度が両端部では
著しく低下することになるので、この両端部に密着部1
7がインクジェットプリンタヘッド15から離反するな
どしてオリフィス14に目詰りが生じる懸念がある。ま
た、上述のようなキャップ16の密着部17はゴムやシ
リコン等の弾性体で形成することが一般的であるが、イ
ンクジェットプリンタヘッド15に湾曲した状態で押圧
保持されるキャップ16の密着部17は、作用する応力
が長手方向で異なるために部分的な変形が生じるなどし
て耐久性が低下する。
【0010】このような課題を解決する手段としては、
キャップ16の前後長さDを拡大して湾曲を防止するこ
とが考えられるが、これではキャップ16が大型化して
重量も不要に増加することになるので好ましくない。
キャップ16の前後長さDを拡大して湾曲を防止するこ
とが考えられるが、これではキャップ16が大型化して
重量も不要に増加することになるので好ましくない。
【0011】本発明は、密着部の密閉度と耐久性とが良
好で小型化や軽量化も可能なキャップを得るものであ
る。
好で小型化や軽量化も可能なキャップを得るものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
主走査方向に細長い平坦な前面に多数のオリフィスがラ
イン状に連設された細長いインクジェットプリンタヘッ
ドにおいて、このインクジェットプリンタヘッドの前面
に押圧保持されて前記オリフィスを密閉する細長い密着
部を前面に形成し、この前面と相対向する後面に点状の
加圧部を設け、この加圧部から前記前面に向かって拡開
した応力分散部を後部に形成した。
主走査方向に細長い平坦な前面に多数のオリフィスがラ
イン状に連設された細長いインクジェットプリンタヘッ
ドにおいて、このインクジェットプリンタヘッドの前面
に押圧保持されて前記オリフィスを密閉する細長い密着
部を前面に形成し、この前面と相対向する後面に点状の
加圧部を設け、この加圧部から前記前面に向かって拡開
した応力分散部を後部に形成した。
【0013】請求項2記載の発明は、主走査方向に細長
い平坦な前面に多数のオリフィスがライン状に連設され
た細長いインクジェットプリンタヘッドにおいて、この
インクジェットプリンタヘッドの前面に押圧保持されて
前記オリフィスを密閉する細長い密着部を前面に形成
し、この前面と相対向する後面に点状の加圧部を設け、
少なくとも前記加圧部の近傍が後方に突出した補強部を
前記後面に突設した。
い平坦な前面に多数のオリフィスがライン状に連設され
た細長いインクジェットプリンタヘッドにおいて、この
インクジェットプリンタヘッドの前面に押圧保持されて
前記オリフィスを密閉する細長い密着部を前面に形成
し、この前面と相対向する後面に点状の加圧部を設け、
少なくとも前記加圧部の近傍が後方に突出した補強部を
前記後面に突設した。
【0014】請求項3記載の発明は、主走査方向に細長
い平坦な前面に多数のオリフィスがライン状に連設され
た細長いインクジェットプリンタヘッドにおいて、この
インクジェットプリンタヘッドの前面に押圧保持されて
前記オリフィスを密閉する細長い密着部を前面に形成
し、この前面と相対向する後面に点状の加圧部を設け、
この加圧部に向かって長手方向で材料強度を順次高く設
けた。
い平坦な前面に多数のオリフィスがライン状に連設され
た細長いインクジェットプリンタヘッドにおいて、この
インクジェットプリンタヘッドの前面に押圧保持されて
前記オリフィスを密閉する細長い密着部を前面に形成
し、この前面と相対向する後面に点状の加圧部を設け、
この加圧部に向かって長手方向で材料強度を順次高く設
けた。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明は、応力分散部で加圧部か
ら作用する応力を主走査方向に分散して密着部に作用す
る応力を均一にすることができるので、インクジェット
プリンタヘッドを良好に密閉して目詰りを防止すること
ができ、密着部の部分的な変形を防止して耐久性を向上
させることができ、全体を前後方向に延長することを要
しないので小型化や軽量化を実現することができ、密着
部の密閉度と耐久性とが良好で小型化や軽量化も可能な
キャップを得ることができる。
ら作用する応力を主走査方向に分散して密着部に作用す
る応力を均一にすることができるので、インクジェット
プリンタヘッドを良好に密閉して目詰りを防止すること
ができ、密着部の部分的な変形を防止して耐久性を向上
させることができ、全体を前後方向に延長することを要
しないので小型化や軽量化を実現することができ、密着
部の密閉度と耐久性とが良好で小型化や軽量化も可能な
キャップを得ることができる。
【0016】請求項2記載の発明は、補強部で全体の湾
曲を防止して加圧部から密着部に作用する応力を均一に
することができるので、インクジェットプリンタヘッド
を良好に密閉して目詰りを防止することができ、密着部
の部分的な変形を防止して耐久性を向上させることがで
き、全体を前後方向に延長することを要しないので少な
くとも軽量化を実現することができ、密着部の密閉度と
耐久性とが良好で軽量化も可能なキャップを得ることが
できる。
曲を防止して加圧部から密着部に作用する応力を均一に
することができるので、インクジェットプリンタヘッド
を良好に密閉して目詰りを防止することができ、密着部
の部分的な変形を防止して耐久性を向上させることがで
き、全体を前後方向に延長することを要しないので少な
くとも軽量化を実現することができ、密着部の密閉度と
耐久性とが良好で軽量化も可能なキャップを得ることが
できる。
【0017】請求項3記載の発明は、順次異なる材料強
度で全体の湾曲を防止して加圧部から密着部に作用する
応力を均一にすることができるので、インクジェットプ
リンタヘッドを良好に密閉して目詰りを防止することが
でき、密着部の部分的な変形を防止して耐久性を向上さ
せることができ、全体を前後方向に延長することを要し
ないので小型化や軽量化を実現することができ、密着部
の密閉度と耐久性とが良好で小型化や軽量化も可能なキ
ャップを得ることができる。
度で全体の湾曲を防止して加圧部から密着部に作用する
応力を均一にすることができるので、インクジェットプ
リンタヘッドを良好に密閉して目詰りを防止することが
でき、密着部の部分的な変形を防止して耐久性を向上さ
せることができ、全体を前後方向に延長することを要し
ないので小型化や軽量化を実現することができ、密着部
の密閉度と耐久性とが良好で小型化や軽量化も可能なキ
ャップを得ることができる。
【0018】
【実施例】請求項1記載の発明の実施例を図1ないし図
7に基づいて説明する。まず、図1に例示するように、
このキャップ19では、前面にゴムやシリコン等からな
る密着部20が形成されると共に後面中央に一つの点状
の加圧部21が設けられており、この加圧部21から前
記前面に向かって拡開した応力分散部22が後部に形成
されている。ここで、この応力分散部22は加圧部21
を頂点とする二等辺三角形状に形成されているので、こ
のキャップ19は後面が連続する二つの平面で形成され
ている。
7に基づいて説明する。まず、図1に例示するように、
このキャップ19では、前面にゴムやシリコン等からな
る密着部20が形成されると共に後面中央に一つの点状
の加圧部21が設けられており、この加圧部21から前
記前面に向かって拡開した応力分散部22が後部に形成
されている。ここで、この応力分散部22は加圧部21
を頂点とする二等辺三角形状に形成されているので、こ
のキャップ19は後面が連続する二つの平面で形成され
ている。
【0019】そこで、このような構造のキャップ19を
利用したインクジェットプリンタ23の一例を図2に基
づいて説明する。まず、このインクジェットプリンタ2
3では、主走査方向に細長いプラテンローラ24に印刷
用紙25の搬送路を介して対向配置されたラインタイプ
のインクジェットプリンタヘッド15が、その前面上方
で主走査方向と平行な回転軸26で回動自在に軸支され
ており、この下方に配置された前記キャップ19は、上
方を向いた密着部20が前記インクジェットプリンタヘ
ッド15に対向している。そして、このキャップ19
は、下方に位置する加圧部21にスプリング27を介し
てプランジャ28のスライド自在なロッド29が連結さ
れることで、弾発的に上下方向に移動自在に支持されて
いる。
利用したインクジェットプリンタ23の一例を図2に基
づいて説明する。まず、このインクジェットプリンタ2
3では、主走査方向に細長いプラテンローラ24に印刷
用紙25の搬送路を介して対向配置されたラインタイプ
のインクジェットプリンタヘッド15が、その前面上方
で主走査方向と平行な回転軸26で回動自在に軸支され
ており、この下方に配置された前記キャップ19は、上
方を向いた密着部20が前記インクジェットプリンタヘ
ッド15に対向している。そして、このキャップ19
は、下方に位置する加圧部21にスプリング27を介し
てプランジャ28のスライド自在なロッド29が連結さ
れることで、弾発的に上下方向に移動自在に支持されて
いる。
【0020】このような構成において、このインクジェ
ットプリンタ23では、画像印刷を実行する場合は、同
図(a)に例示するように、オリフィス14が水平方向に
位置してプラテンローラ24上の印刷用紙25に対向す
るようにインクジェットプリンタヘッド15が位置決め
され、この状態でインクジェットプリンタヘッド15と
プラテンローラ24とが各々画像情報に従って駆動され
る。
ットプリンタ23では、画像印刷を実行する場合は、同
図(a)に例示するように、オリフィス14が水平方向に
位置してプラテンローラ24上の印刷用紙25に対向す
るようにインクジェットプリンタヘッド15が位置決め
され、この状態でインクジェットプリンタヘッド15と
プラテンローラ24とが各々画像情報に従って駆動され
る。
【0021】そして、このインクジェットプリンタ23
では、上述のような画像印刷の完了後に休止状態となる
場合、同図(b)に例示するように、オリフィス14が垂
直に位置してキャップ19と対向するようにインクジェ
ットプリンタヘッド15が回動されて位置決めされ、同
図(c)に例示するように、この状態で駆動されるプラン
ジャ28のロッド29が突出することでキャップ19の
密着部20がインクジェットプリンタヘッド15に押圧
保持される。この時、このキャップ19は、一つの点状
の加圧部21がスプリング27の弾発力で押圧されるこ
とで細長いインクジェットプリンタヘッド15に同形状
の密着部20が押圧保持されることになるが、図1に例
示したように、この押圧される加圧部21から前面に向
かって拡開した応力分散部22が後部に形成されている
ので、その応力は主走査方向に分散されて密着部20は
インクジェットプリンタヘッド15の前面に均一に押圧
されることになる。そこで、このインクジェットプリン
タヘッド15は、オリフィス14がキャップ19の密着
部20で均一に密閉されるので目詰りが防止され、ま
た、キャップ19の弾性体からなる密着部20は、作用
する応力が長手方向で均一なので部分的な変形などが防
止されて耐久性が良好である。
では、上述のような画像印刷の完了後に休止状態となる
場合、同図(b)に例示するように、オリフィス14が垂
直に位置してキャップ19と対向するようにインクジェ
ットプリンタヘッド15が回動されて位置決めされ、同
図(c)に例示するように、この状態で駆動されるプラン
ジャ28のロッド29が突出することでキャップ19の
密着部20がインクジェットプリンタヘッド15に押圧
保持される。この時、このキャップ19は、一つの点状
の加圧部21がスプリング27の弾発力で押圧されるこ
とで細長いインクジェットプリンタヘッド15に同形状
の密着部20が押圧保持されることになるが、図1に例
示したように、この押圧される加圧部21から前面に向
かって拡開した応力分散部22が後部に形成されている
ので、その応力は主走査方向に分散されて密着部20は
インクジェットプリンタヘッド15の前面に均一に押圧
されることになる。そこで、このインクジェットプリン
タヘッド15は、オリフィス14がキャップ19の密着
部20で均一に密閉されるので目詰りが防止され、ま
た、キャップ19の弾性体からなる密着部20は、作用
する応力が長手方向で均一なので部分的な変形などが防
止されて耐久性が良好である。
【0022】しかも、このキャップ19は、応力分散部
22は加圧部21に作用する押圧力を密着部20に向か
って均一に分散する形状となっているので、その前後長
さDの拡大量も過大ではなく、この応力分散部22は両
端部に向かって細く形成されている。つまり、このキャ
ップ16は、前述した長方形のキャップ16の前後長さ
Dを拡大した湾曲を防止した場合などに比して、その全
体が小型軽量化されている。
22は加圧部21に作用する押圧力を密着部20に向か
って均一に分散する形状となっているので、その前後長
さDの拡大量も過大ではなく、この応力分散部22は両
端部に向かって細く形成されている。つまり、このキャ
ップ16は、前述した長方形のキャップ16の前後長さ
Dを拡大した湾曲を防止した場合などに比して、その全
体が小型軽量化されている。
【0023】なお、このキャップ19では、実際には装
置本体と応力分散部22とは一体に形成されており、こ
れらの全体で加圧部21に作用する応力を密着部20に
向かって均一に分散するようになっている。
置本体と応力分散部22とは一体に形成されており、こ
れらの全体で加圧部21に作用する応力を密着部20に
向かって均一に分散するようになっている。
【0024】ここで、本実施例のキャップ19は生産性
も考慮した構造となっており、一つの加圧部21を設け
て外面が二つの平面となる三角形状の応力分散部22を
形成することを例示したが、請求項1記載の発明は上記
構造に限定されるものではない。例えば、図3に例示す
るように、後面の断面形状が一つの加圧部21を頂点と
する高次曲線で形成された応力分散部30を形成したキ
ャップ31も実施可能である。この場合、このキャップ
31の応力分散部30は、後述するように加圧部21に
作用する応力を密着部20に向かって精緻に分散するこ
とができるので、さらに密着度の向上や小型軽量化に寄
与することができる。また、図4に例示するように、二
つの加圧部32を頂点とするW字状の応力分散部33を
形成したキャップ34や、図5に例示するように、後面
の断面形状が二つの加圧部32を頂点とする高次曲線で
形成された応力分散部35を形成したキャップ36など
も実施可能である。これらのキャップ34,36では、
加圧部32の個数を二つにすることで各々に作用する押
圧力を半分として応力分散部33,35の前後長さを低
減することができるので、さらに密着度の向上や小型軽
量化に寄与することができる。なお、上述したキャップ
19,31,34,36では、外形と同形状の空間が内
部に形成されて肉厚が均一な中空構造となっているが、
この肉厚は均一であることを要しない。そこで、図6に
例示するように、前述したキャップ34のW字状の応力
分散部33の外形を矩形に延長した応力分散部37を後
部に形成して全体を直方体状としたキャップ38なども
実施可能である。つまり、このキャップ38は、前述し
たキャップ34のW字状の応力分散部33上に異形部材
を装着して全体の外形を直方体状としたことに相当し、
その外形が直方体状なので生産性や外観の向上に寄与す
ることができる。なお、このように後方に延長された応
力分散部37は補強としても作用するので、これを材料
塊とせずにトラス構造やハニカム構造として強度を維持
したまま軽量化することも実施可能である。
も考慮した構造となっており、一つの加圧部21を設け
て外面が二つの平面となる三角形状の応力分散部22を
形成することを例示したが、請求項1記載の発明は上記
構造に限定されるものではない。例えば、図3に例示す
るように、後面の断面形状が一つの加圧部21を頂点と
する高次曲線で形成された応力分散部30を形成したキ
ャップ31も実施可能である。この場合、このキャップ
31の応力分散部30は、後述するように加圧部21に
作用する応力を密着部20に向かって精緻に分散するこ
とができるので、さらに密着度の向上や小型軽量化に寄
与することができる。また、図4に例示するように、二
つの加圧部32を頂点とするW字状の応力分散部33を
形成したキャップ34や、図5に例示するように、後面
の断面形状が二つの加圧部32を頂点とする高次曲線で
形成された応力分散部35を形成したキャップ36など
も実施可能である。これらのキャップ34,36では、
加圧部32の個数を二つにすることで各々に作用する押
圧力を半分として応力分散部33,35の前後長さを低
減することができるので、さらに密着度の向上や小型軽
量化に寄与することができる。なお、上述したキャップ
19,31,34,36では、外形と同形状の空間が内
部に形成されて肉厚が均一な中空構造となっているが、
この肉厚は均一であることを要しない。そこで、図6に
例示するように、前述したキャップ34のW字状の応力
分散部33の外形を矩形に延長した応力分散部37を後
部に形成して全体を直方体状としたキャップ38なども
実施可能である。つまり、このキャップ38は、前述し
たキャップ34のW字状の応力分散部33上に異形部材
を装着して全体の外形を直方体状としたことに相当し、
その外形が直方体状なので生産性や外観の向上に寄与す
ることができる。なお、このように後方に延長された応
力分散部37は補強としても作用するので、これを材料
塊とせずにトラス構造やハニカム構造として強度を維持
したまま軽量化することも実施可能である。
【0025】ここで、上述したキャップ31,36で
は、応力分散部30,35の断面形状が高次曲線となっ
ているが、このような高次曲線はキャップを梁として考
えることで材料力学的に決定することができる。つま
り、図7に例示するように、密着部に相当する一方に等
分布荷重wが作用して他方に加圧部に相当する支持部が
位置する梁を想定し、この梁の全体の長さがl、端部か
ら支持部までの距離がl1、支持部間の距離がl2、端部
からxの距離のたわみ量がvとすると、0≦x≦l1の
位置のたわみ量vは、
は、応力分散部30,35の断面形状が高次曲線となっ
ているが、このような高次曲線はキャップを梁として考
えることで材料力学的に決定することができる。つま
り、図7に例示するように、密着部に相当する一方に等
分布荷重wが作用して他方に加圧部に相当する支持部が
位置する梁を想定し、この梁の全体の長さがl、端部か
ら支持部までの距離がl1、支持部間の距離がl2、端部
からxの距離のたわみ量がvとすると、0≦x≦l1の
位置のたわみ量vは、
【0026】
【数1】
【0027】となり、l1≦x≦l2の位置のたわみ量v
は、
は、
【0028】
【数2】
【0029】となる。なお、上述した結果は四次曲線と
なっているが、この支持部の位置や個数を変更すること
で結果は高次曲線となる。そして、このような計算結果
に基づいて応力分散部の形状を決定すると、加圧部が二
つの場合は端部から各加圧部までの距離l1を全体の長
さlの(√2−1)/2とすると良いことが分かる。
なっているが、この支持部の位置や個数を変更すること
で結果は高次曲線となる。そして、このような計算結果
に基づいて応力分散部の形状を決定すると、加圧部が二
つの場合は端部から各加圧部までの距離l1を全体の長
さlの(√2−1)/2とすると良いことが分かる。
【0030】なお、このように加圧部の個数を増加する
ことで、上述のようなキャップの応力分散部の前後長さ
を低減すると共に密着部の密閉度を向上させることがで
きるが、この場合はプランジャの個数が増加するなどし
て生産性が低下すると共に全体の小型軽量化も阻害され
ることになる。そこで、実際に製品を設計する場合は、
例えば、A3判用のインクジェットプリンタヘッドのキ
ャップに対しては加圧部を四つとし、A4判用のインク
ジェットプリンタヘッドのキャップに対しては加圧部を
三つとするようなことが考えられる。
ことで、上述のようなキャップの応力分散部の前後長さ
を低減すると共に密着部の密閉度を向上させることがで
きるが、この場合はプランジャの個数が増加するなどし
て生産性が低下すると共に全体の小型軽量化も阻害され
ることになる。そこで、実際に製品を設計する場合は、
例えば、A3判用のインクジェットプリンタヘッドのキ
ャップに対しては加圧部を四つとし、A4判用のインク
ジェットプリンタヘッドのキャップに対しては加圧部を
三つとするようなことが考えられる。
【0031】つぎに、請求項2記載の発明の実施例を図
8ないし図10に基づいて説明する。まず、このキャッ
プ39では、後面に二つの加圧部32が設けられたボッ
クス状の本体40の後面下縁部に、各加圧部32下の位
置が後方に突出したW字状のリブで補強部41を突設し
た構造となっている。
8ないし図10に基づいて説明する。まず、このキャッ
プ39では、後面に二つの加圧部32が設けられたボッ
クス状の本体40の後面下縁部に、各加圧部32下の位
置が後方に突出したW字状のリブで補強部41を突設し
た構造となっている。
【0032】このような構成において、このキャップ3
9では、補強部41によって加圧部32から作用する応
力による本体40の湾曲が防止されるので、その密着部
20に作用する応力が長手方向で均一になる。そこで、
このキャップ39では、密着部20でインクジェットプ
リンタヘッド15の前面を良好に密閉してオリフィス1
4の目詰りを防止することができると共に、密着部20
の部分的な変形を防止して耐久性を向上させることがで
きる。
9では、補強部41によって加圧部32から作用する応
力による本体40の湾曲が防止されるので、その密着部
20に作用する応力が長手方向で均一になる。そこで、
このキャップ39では、密着部20でインクジェットプ
リンタヘッド15の前面を良好に密閉してオリフィス1
4の目詰りを防止することができると共に、密着部20
の部分的な変形を防止して耐久性を向上させることがで
きる。
【0033】なお、このキャップ39は、例えば、密閉
度が良好になるまで直方体形状のキャップ19を前後方
向に拡大した場合に比して前後長さDが大きいことが予
想されるが、その場合でも重量を極めて軽減することが
できるので、小型化よりも軽量化が要望されるインクジ
ェットプリンタに好適である。さらに、このキャップ3
9では、例えば、ボックス状の本体40と異形の補強部
41とを別体として接合することで、その生産性を向上
させることができる。
度が良好になるまで直方体形状のキャップ19を前後方
向に拡大した場合に比して前後長さDが大きいことが予
想されるが、その場合でも重量を極めて軽減することが
できるので、小型化よりも軽量化が要望されるインクジ
ェットプリンタに好適である。さらに、このキャップ3
9では、例えば、ボックス状の本体40と異形の補強部
41とを別体として接合することで、その生産性を向上
させることができる。
【0034】なお、このキャップ39では、一つの補強
部41を本体40の後面下縁部に突設することを例示し
たが、このような補強部41を後面中央部に突設するこ
とや、二つの補強部41を後面の下縁部と上縁部とに突
設することも実施可能である。また、このキャップ39
では、補強部41をリブで形成することを例示したが、
これをトラス構造やハニカム構造で形成して軽量化する
ことも実施可能である。さらに、図9に例示するよう
に、このようなW字状の補強部41の突出部間を線形に
連続させた形状の補強部42を形成したキャップ43
や、図10に例示するように、このような補強部41,
42を内包する矩形の補強部44を形成したキャップ4
5なども実施可能である。この場合は、さらに補強部4
2,44の形状が簡易なのでキャップ43,45の生産
性をより向上させることができる。
部41を本体40の後面下縁部に突設することを例示し
たが、このような補強部41を後面中央部に突設するこ
とや、二つの補強部41を後面の下縁部と上縁部とに突
設することも実施可能である。また、このキャップ39
では、補強部41をリブで形成することを例示したが、
これをトラス構造やハニカム構造で形成して軽量化する
ことも実施可能である。さらに、図9に例示するよう
に、このようなW字状の補強部41の突出部間を線形に
連続させた形状の補強部42を形成したキャップ43
や、図10に例示するように、このような補強部41,
42を内包する矩形の補強部44を形成したキャップ4
5なども実施可能である。この場合は、さらに補強部4
2,44の形状が簡易なのでキャップ43,45の生産
性をより向上させることができる。
【0035】つぎに、請求項3記載の発明の実施例を図
11及び図13に基づいて説明する。まず、このキャッ
プ46は、図11に例示するように、外形は単純な直方
体形状となっており、二つの加圧部32に向かって長手
方向で材料強度が順次高く設けられている。
11及び図13に基づいて説明する。まず、このキャッ
プ46は、図11に例示するように、外形は単純な直方
体形状となっており、二つの加圧部32に向かって長手
方向で材料強度が順次高く設けられている。
【0036】このような構成において、このキャップ4
6では、材料強度が長手方向で異なることで加圧部32
から作用する応力による湾曲が防止されるので、その密
着部20に作用する応力が長手方向で均一になる。そこ
で、このキャップ46では、密着部20でインクジェッ
トプリンタヘッド15の前面を良好に密閉してオリフィ
ス14の目詰りを防止することができると共に、密着部
20の部分的な変形を防止して耐久性を向上させること
ができる。しかも、このキャップ46では、その材料強
度を長手方向で可変することで上述のような作用を実現
しているので、その前後長さDを極めて短縮して小型軽
量化に寄与することが可能である。
6では、材料強度が長手方向で異なることで加圧部32
から作用する応力による湾曲が防止されるので、その密
着部20に作用する応力が長手方向で均一になる。そこ
で、このキャップ46では、密着部20でインクジェッ
トプリンタヘッド15の前面を良好に密閉してオリフィ
ス14の目詰りを防止することができると共に、密着部
20の部分的な変形を防止して耐久性を向上させること
ができる。しかも、このキャップ46では、その材料強
度を長手方向で可変することで上述のような作用を実現
しているので、その前後長さDを極めて短縮して小型軽
量化に寄与することが可能である。
【0037】なお、このように長手方向で強度分布が異
なるキャップ46は、例えば、その材料をFRP(Fibe
r Reinforced Plastic)とし、図12に例示するよ
うに、混入するファイバの数量を部分的に変更すること
などで実施可能であり、この場合の強度分布はファイバ
の混入密度と同様に変化することになる。なお、このよ
うに材料強度が長手方向で異なるキャップ46を、請求
項1及び2記載の発明のキャップと同様な形状に形成す
ることも実施可能である。
なるキャップ46は、例えば、その材料をFRP(Fibe
r Reinforced Plastic)とし、図12に例示するよ
うに、混入するファイバの数量を部分的に変更すること
などで実施可能であり、この場合の強度分布はファイバ
の混入密度と同様に変化することになる。なお、このよ
うに材料強度が長手方向で異なるキャップ46を、請求
項1及び2記載の発明のキャップと同様な形状に形成す
ることも実施可能である。
【0038】また、上述したキャップ46では、全体を
線形にして前面を平面に形成することを例示したが本発
明は上記構造に限定されるものではなく、図13に例示
するように、二つの加圧部32から離反した位置ほど前
方に突出したW字状に湾曲した形状のキャップ47など
も実施可能である。
線形にして前面を平面に形成することを例示したが本発
明は上記構造に限定されるものではなく、図13に例示
するように、二つの加圧部32から離反した位置ほど前
方に突出したW字状に湾曲した形状のキャップ47など
も実施可能である。
【0039】このような構成において、このキャップ4
7では、加圧部32から作用する応力は加圧部32に近
接した位置ほど大きいが、W字状に湾曲した密着部20
は形状的には加圧部32から離反した位置ほどインクジ
ェットプリンタヘッド15に強く押圧される。このよう
にすることで、このキャップ47では、インクジェット
プリンタヘッド15に押圧された密着部20に作用する
応力は長手方向で均一になるので、インクジェットプリ
ンタヘッド15を良好に密閉してオリフィス14の目詰
りを防止することができると共に、密着部20の部分的
な変形も防止されて耐久性も良好である。しかも、この
キャップ47は加圧部32に作用する押圧力で変形する
ことで上述のような作用を発揮するので、その前後長さ
Dを極めて短縮して小型軽量化に寄与することができ
る。なお、このようなキャップ47は、例えば、材料強
度が長手方向で均一でも同様な作用を得ることが可能で
ある。また、このようなW字状に湾曲したキャップ47
の形状は、前述のような材料力学的な計算で容易に決定
することができ、このようなキャップ47を請求項2記
載の発明のキャップと同様に部分的に補強することも実
施可能である。
7では、加圧部32から作用する応力は加圧部32に近
接した位置ほど大きいが、W字状に湾曲した密着部20
は形状的には加圧部32から離反した位置ほどインクジ
ェットプリンタヘッド15に強く押圧される。このよう
にすることで、このキャップ47では、インクジェット
プリンタヘッド15に押圧された密着部20に作用する
応力は長手方向で均一になるので、インクジェットプリ
ンタヘッド15を良好に密閉してオリフィス14の目詰
りを防止することができると共に、密着部20の部分的
な変形も防止されて耐久性も良好である。しかも、この
キャップ47は加圧部32に作用する押圧力で変形する
ことで上述のような作用を発揮するので、その前後長さ
Dを極めて短縮して小型軽量化に寄与することができ
る。なお、このようなキャップ47は、例えば、材料強
度が長手方向で均一でも同様な作用を得ることが可能で
ある。また、このようなW字状に湾曲したキャップ47
の形状は、前述のような材料力学的な計算で容易に決定
することができ、このようなキャップ47を請求項2記
載の発明のキャップと同様に部分的に補強することも実
施可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、インクジェット
プリンタヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィス
を密閉する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相
対向する後面に点状の加圧部を設け、この加圧部から前
記前面に向かって拡開した応力分散部を後部に形成した
ことにより、応力分散部で加圧部から作用する応力を主
走査方向に分散して密着部に作用する応力を均一にする
ことができるので、インクジェットプリンタヘッドを良
好に密閉して目詰りを防止することができ、密着部の部
分的な変形を防止して耐久性を向上させることができ、
全体を前後方向に延長することを要しないので小型化や
軽量化を実現することができ、密着部の密閉度と耐久性
とが良好で小型化や軽量化も可能なキャップを得ること
ができる等の効果を有するものである。
プリンタヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィス
を密閉する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相
対向する後面に点状の加圧部を設け、この加圧部から前
記前面に向かって拡開した応力分散部を後部に形成した
ことにより、応力分散部で加圧部から作用する応力を主
走査方向に分散して密着部に作用する応力を均一にする
ことができるので、インクジェットプリンタヘッドを良
好に密閉して目詰りを防止することができ、密着部の部
分的な変形を防止して耐久性を向上させることができ、
全体を前後方向に延長することを要しないので小型化や
軽量化を実現することができ、密着部の密閉度と耐久性
とが良好で小型化や軽量化も可能なキャップを得ること
ができる等の効果を有するものである。
【0041】請求項2記載の発明は、インクジェットプ
リンタヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィスを
密閉する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相対
向する後面に点状の加圧部を設け、少なくとも前記加圧
部の近傍が後方に突出した補強部を前記後面に突設した
ことにより、補強部で全体の湾曲を防止して加圧部から
密着部に作用する応力を均一にすることができるので、
インクジェットプリンタヘッドを良好に密閉して目詰り
を防止することができ、密着部の部分的な変形を防止し
て耐久性を向上させることができ、全体を前後方向に延
長することを要しないので少なくとも軽量化を実現する
ことができ、密着部の密閉度と耐久性とが良好で軽量化
も可能なキャップを得ることができる等の効果を有する
ものである。
リンタヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィスを
密閉する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相対
向する後面に点状の加圧部を設け、少なくとも前記加圧
部の近傍が後方に突出した補強部を前記後面に突設した
ことにより、補強部で全体の湾曲を防止して加圧部から
密着部に作用する応力を均一にすることができるので、
インクジェットプリンタヘッドを良好に密閉して目詰り
を防止することができ、密着部の部分的な変形を防止し
て耐久性を向上させることができ、全体を前後方向に延
長することを要しないので少なくとも軽量化を実現する
ことができ、密着部の密閉度と耐久性とが良好で軽量化
も可能なキャップを得ることができる等の効果を有する
ものである。
【0042】請求項3記載の発明は、インクジェットプ
リンタヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィスを
密閉する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相対
向する後面に点状の加圧部を設け、この加圧部に向かっ
て長手方向で材料強度を順次高く設けたことにより、順
次異なる材料強度で全体の湾曲を防止して加圧部から密
着部に作用する応力を均一にすることができるので、イ
ンクジェットプリンタヘッドを良好に密閉して目詰りを
防止することができ、密着部の部分的な変形を防止して
耐久性を向上させることができ、全体を前後方向に延長
することを要しないので小型化や軽量化を実現すること
ができ、密着部の密閉度と耐久性とが良好で小型化や軽
量化も可能なキャップを得ることができる等の効果を有
するものである。
リンタヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィスを
密閉する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相対
向する後面に点状の加圧部を設け、この加圧部に向かっ
て長手方向で材料強度を順次高く設けたことにより、順
次異なる材料強度で全体の湾曲を防止して加圧部から密
着部に作用する応力を均一にすることができるので、イ
ンクジェットプリンタヘッドを良好に密閉して目詰りを
防止することができ、密着部の部分的な変形を防止して
耐久性を向上させることができ、全体を前後方向に延長
することを要しないので小型化や軽量化を実現すること
ができ、密着部の密閉度と耐久性とが良好で小型化や軽
量化も可能なキャップを得ることができる等の効果を有
するものである。
【図1】請求項1記載の発明の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】インクジェットプリンタの動作を示す工程図で
ある。
ある。
【図3】第一の変形例を示す斜視図である。
【図4】第二の変形例を示す斜視図である。
【図5】第三の変形例を示す斜視図である。
【図6】第四の変形例を示す斜視図である。
【図7】応力に対するたわみ量の算定方法を示す特性図
である。
である。
【図8】請求項2記載の発明の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】第一の変形例を示す斜視図である。
【図10】第二の変形例を示す斜視図である。
【図11】請求項3記載の発明の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図12】FRP内のファイバの分布密度を示す特性図
である。
である。
【図13】変形例を示す斜視図である。
【図14】従来例を示す斜視図である。
【図15】模式図である。
【図16】本出願人が想定したキャップを示す斜視図で
ある。
ある。
14
オリフィス 15
インクジェットプリンタヘッド 19,31,34,36,38,39,43,45〜4
7 キャップ 21,32
加圧部 22,30,33,35,37
応力分散部 41,42,44
補強部
オリフィス 15
インクジェットプリンタヘッド 19,31,34,36,38,39,43,45〜4
7 キャップ 21,32
加圧部 22,30,33,35,37
応力分散部 41,42,44
補強部
Claims (3)
- 【請求項1】 主走査方向に細長い平坦な前面に多数の
オリフィスがライン状に連設された細長いインクジェッ
トプリンタヘッドにおいて、このインクジェットプリン
タヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィスを密閉
する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相対向す
る後面に点状の加圧部を設け、この加圧部から前記前面
に向かって拡開した応力分散部を後部に形成したことを
特徴とするインクジェットプリンタヘッドのキャップ。 - 【請求項2】 主走査方向に細長い平坦な前面に多数の
オリフィスがライン状に連設された細長いインクジェッ
トプリンタヘッドにおいて、このインクジェットプリン
タヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィスを密閉
する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相対向す
る後面に点状の加圧部を設け、少なくとも前記加圧部の
近傍が後方に突出した補強部を前記後面に突設したこと
を特徴とするインクジェットプリンタヘッドのキャッ
プ。 - 【請求項3】 主走査方向に細長い平坦な前面に多数の
オリフィスがライン状に連設された細長いインクジェッ
トプリンタヘッドにおいて、このインクジェットプリン
タヘッドの前面に押圧保持されて前記オリフィスを密閉
する細長い密着部を前面に形成し、この前面と相対向す
る後面に点状の加圧部を設け、この加圧部に向かって長
手方向で材料強度を順次高く設けたことを特徴とするイ
ンクジェットプリンタヘッドのキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25628591A JP2981035B2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | インクジェットプリンタヘッドのキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25628591A JP2981035B2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | インクジェットプリンタヘッドのキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592574A true JPH0592574A (ja) | 1993-04-16 |
JP2981035B2 JP2981035B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=17290530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25628591A Expired - Fee Related JP2981035B2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | インクジェットプリンタヘッドのキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981035B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011245679A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Seiko Epson Corp | メンテナンス装置、流体噴射装置及びメンテナンス方法 |
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