JPH05922Y2 - - Google Patents
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- JPH05922Y2 JPH05922Y2 JP2313188U JP2313188U JPH05922Y2 JP H05922 Y2 JPH05922 Y2 JP H05922Y2 JP 2313188 U JP2313188 U JP 2313188U JP 2313188 U JP2313188 U JP 2313188U JP H05922 Y2 JPH05922 Y2 JP H05922Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、地球儀に関するもので、詳しくは、
内部照明によつて、昼夜及び春夏秋冬の四季を識
別できる地球儀に関するものである。
内部照明によつて、昼夜及び春夏秋冬の四季を識
別できる地球儀に関するものである。
(従来技術とその問題点)
従来の地球儀は、大陸、島、海洋、及び色分け
による国、都市、陸路、海路や空路等の地理的要
素や交通路が立体的に或いは平面的に描かれた球
体が単に回転する、というだけの構成であつた。
による国、都市、陸路、海路や空路等の地理的要
素や交通路が立体的に或いは平面的に描かれた球
体が単に回転する、というだけの構成であつた。
かかる構成の地球儀は、従来から慣れ親しんで
来ているが故に、面白味に欠けている嫌いがあつ
た。
来ているが故に、面白味に欠けている嫌いがあつ
た。
地球儀は、地球が球体であることを認識させ、
地理や国々の位置関係を学習させるための所謂
「学習教材」として利用されて来たが、現在では
小学校への入学時には、大半の児童が、テレビや
漫画等によつて、地球が球体であること位は、既
に承知している。
地理や国々の位置関係を学習させるための所謂
「学習教材」として利用されて来たが、現在では
小学校への入学時には、大半の児童が、テレビや
漫画等によつて、地球が球体であること位は、既
に承知している。
他方、国、都市、陸路、海路や空路等の地理的
要素や交通路等は限られた球体表面に詳細に表す
ことは、困難であるため概略的であり、実際の教
材としては地図帳が専ら利用され、地球儀が利用
されることは殆どない。
要素や交通路等は限られた球体表面に詳細に表す
ことは、困難であるため概略的であり、実際の教
材としては地図帳が専ら利用され、地球儀が利用
されることは殆どない。
このように、従来の地球儀は、今では、その本
来の役割が廃れてしまい、単に入学時の贈答用、
単なる置物として形式的に扱われているに過ぎな
い。
来の役割が廃れてしまい、単に入学時の贈答用、
単なる置物として形式的に扱われているに過ぎな
い。
本考案は、このようなイメージが与えられて来
た地球儀に、新たな機能を持たせて、学習用のみ
ならずサイドランプとしても利用できる。実用性
を備えた地球儀の提供を目的とするものである。
た地球儀に、新たな機能を持たせて、学習用のみ
ならずサイドランプとしても利用できる。実用性
を備えた地球儀の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案の地球儀は、上記の目的を達成するた
め、 光透過性部材と以つて内部空洞の球体を形成
し、該球体を回転可能に担持する回転中心軸を球
体に大して所定の角度で貫通させ、球体内部の縦
半分に相当する内側半球面を照す照明具を当該球
体内部の回転中心軸に昇降自在に取り付けた構成
としたものである。
め、 光透過性部材と以つて内部空洞の球体を形成
し、該球体を回転可能に担持する回転中心軸を球
体に大して所定の角度で貫通させ、球体内部の縦
半分に相当する内側半球面を照す照明具を当該球
体内部の回転中心軸に昇降自在に取り付けた構成
としたものである。
(作用)
地球儀をその回転中心軸を軸にして回すと、回
転中心軸に取り付けられた照明具によつて、球体
の内部側からその縦半分の球体領域が明るく照ら
されているため、照らされている部分は太陽の光
を受けている昼の部分、照らされていない部分は
夜の部分というふうに、昼夜の区別が実際的に認
識させられる。
転中心軸に取り付けられた照明具によつて、球体
の内部側からその縦半分の球体領域が明るく照ら
されているため、照らされている部分は太陽の光
を受けている昼の部分、照らされていない部分は
夜の部分というふうに、昼夜の区別が実際的に認
識させられる。
又、照明具を回転中心軸に沿つて、例えば、照
明の中心を地球儀の北回帰線と南回帰線との間を
適当に昇降させることによつて、日本に四季の区
別が生じる現象や極地方に白夜が生じる現象等を
実際的に認識させられる。
明の中心を地球儀の北回帰線と南回帰線との間を
適当に昇降させることによつて、日本に四季の区
別が生じる現象や極地方に白夜が生じる現象等を
実際的に認識させられる。
更に又、内部の照明具を点灯させることによつ
て、地球儀をサイドランプとして実用的にも用い
られる。
て、地球儀をサイドランプとして実用的にも用い
られる。
(実施例)
以下、本考案を実施の一例を示す図面に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図に於て、
図中の符号10は、地球儀の本体たる球体、1
1は、球体10を縦に貫通する回転中心軸、12
は、回転中心軸を固定する基台、13は、回転中
心軸の上端側と下端側とを回動可能に担持して、
前記基台12に固定された、球体の表面に沿つて
半円弧状に延在する、緯度目盛が施された緯度表
示体、14は、緯度表示体13に担持されて、赤
道に沿つて球体10を取り巻くリングである。
1は、球体10を縦に貫通する回転中心軸、12
は、回転中心軸を固定する基台、13は、回転中
心軸の上端側と下端側とを回動可能に担持して、
前記基台12に固定された、球体の表面に沿つて
半円弧状に延在する、緯度目盛が施された緯度表
示体、14は、緯度表示体13に担持されて、赤
道に沿つて球体10を取り巻くリングである。
このリング14には、24等分の間隔にて時刻が
表示されている。時刻は、後述のように、球体1
0の昼間側に於る中心を「正午」としている(第
4図)。
表示されている。時刻は、後述のように、球体1
0の昼間側に於る中心を「正午」としている(第
4図)。
15は、球体10内部の回転中心軸11に、当
該回転中心軸11に沿つて、昇降可能に取り付け
られた照明具である。
該回転中心軸11に沿つて、昇降可能に取り付け
られた照明具である。
球体10は、光を透す光透過性部材で、内部空
洞の球状に形成されている。
洞の球状に形成されている。
この光透過性部材の透過度は高くても低くても
よい。
よい。
従つて、透明部材から光の透過度が極めて低い
半透明部材までの、何れの範囲の部材(材質)の
ものを用いても、球体10を形成することができ
る。
半透明部材までの、何れの範囲の部材(材質)の
ものを用いても、球体10を形成することができ
る。
尚、10Aは球体10の北極側に穿たれた空気
ぬきの穴である。この穴は、後述の照明具15で
熱せられた球体10内部のエアーを逃がすための
ものである。球体10の南極側には、エアー取り
入れ口としての穴10Bが適数個設けられてい
る。
ぬきの穴である。この穴は、後述の照明具15で
熱せられた球体10内部のエアーを逃がすための
ものである。球体10の南極側には、エアー取り
入れ口としての穴10Bが適数個設けられてい
る。
回転中心軸11は、球体10の北極側から南極
側に貫通させた軸であり、この軸11の下端部は
軸受筒11Aを介して基台12に立設されてい
る。
側に貫通させた軸であり、この軸11の下端部は
軸受筒11Aを介して基台12に立設されてい
る。
実施例の回転中心軸11は、第2図及び第3図
に示すように、中空筒状のものであつて、その上
端は緯度表示体13の上端側に、又、下端側は緯
度表示体13を基台12に固定するために介在さ
せた軸受筒11Aを貫通して、基台12の底部1
2Aに達し、底部12A裏面側からネジ込まれた
ネジ11Bによつて、固定されている。
に示すように、中空筒状のものであつて、その上
端は緯度表示体13の上端側に、又、下端側は緯
度表示体13を基台12に固定するために介在さ
せた軸受筒11Aを貫通して、基台12の底部1
2Aに達し、底部12A裏面側からネジ込まれた
ネジ11Bによつて、固定されている。
球体10は、この回転中心軸11の下端側に嵌
合された回転軸10Cによつて、回転可能に支承
されている。
合された回転軸10Cによつて、回転可能に支承
されている。
詳述すると、第2図に示すように、回転軸10
Cは、基台12の内部12B(実施例では底部1
2A)から、軸受筒11Aを貫通して、球体10
内(実施例では南極側)に達する長さの、中空筒
状のものである。回転中心軸11はこの回転軸1
0Cに差し込まれた形となつている。
Cは、基台12の内部12B(実施例では底部1
2A)から、軸受筒11Aを貫通して、球体10
内(実施例では南極側)に達する長さの、中空筒
状のものである。回転中心軸11はこの回転軸1
0Cに差し込まれた形となつている。
回転軸10Cの下部、即ち基台内部12B側に
は、同軸的に設けられた外歯車10Dがあり、こ
の外歯車10Dに、基台内部12Bに据えてある
回転駆動源10F(実施例ではモータ)の出力軸
先端に設けられた歯車10Eが咬み合つている。
は、同軸的に設けられた外歯車10Dがあり、こ
の外歯車10Dに、基台内部12Bに据えてある
回転駆動源10F(実施例ではモータ)の出力軸
先端に設けられた歯車10Eが咬み合つている。
従つて、球体10は、回転駆動源10F(モー
タ)の出力軸の回転方向に応じて、歯車10E、
外歯車10D及び回転軸10Cを介して、東回り
西回りの何れも、自動的に回転させることができ
る。
タ)の出力軸の回転方向に応じて、歯車10E、
外歯車10D及び回転軸10Cを介して、東回り
西回りの何れも、自動的に回転させることができ
る。
これらの、回転軸10C、外歯車10D、歯車
10E及び回転駆動源10Fとから成る回転機構
の制御は、通常の手段で行なわれる。
10E及び回転駆動源10Fとから成る回転機構
の制御は、通常の手段で行なわれる。
基台12は、地球儀の全体を支える安定台であ
る。
る。
この基台12の内部12Bには、上記の回転機
構と共に、これを制御するための電装部品が内蔵
されている(図示せず)。
構と共に、これを制御するための電装部品が内蔵
されている(図示せず)。
又、後述する照明具15を点灯するための電装
部品も内蔵されている(図示せず)。符合12C
は、家庭用コンセントに接続するための電源コー
ドである。
部品も内蔵されている(図示せず)。符合12C
は、家庭用コンセントに接続するための電源コー
ドである。
尚、実施例の回転中心軸11は垂直に立ててあ
るが、地球の地軸の傾きに応じて、23.5度の傾き
で、基台12に固定してもよい。
るが、地球の地軸の傾きに応じて、23.5度の傾き
で、基台12に固定してもよい。
緯度表示体13は、球体10の赤道位置を0度
として、北極及び南極の上下方向に向けて、緯度
が刻設されているものである。
として、北極及び南極の上下方向に向けて、緯度
が刻設されているものである。
照明具15は、ランプ15Aとランプ傘15
B、及びこれらを回転中心軸11に担持させるた
めの治具15Cとから成つている。
B、及びこれらを回転中心軸11に担持させるた
めの治具15Cとから成つている。
ランプ15Aは、所謂電球や蛍光灯、或いはネ
オン管等、その種類を問わない。
オン管等、その種類を問わない。
ランプ傘15Bは、ランプ15Aの光を球体1
0の内周面の一定領域に向けるためのものであ
る。
0の内周面の一定領域に向けるためのものであ
る。
実施例のランプ傘15Bは、ランプ15Aの全
体を覆い、所謂「傘」状を呈していないが、耐熱
性のガラス若しくは合成樹脂製のものの表面をレ
ンズ状やダイヤ状にカツトして、光を一定の領域
に集光させている。
体を覆い、所謂「傘」状を呈していないが、耐熱
性のガラス若しくは合成樹脂製のものの表面をレ
ンズ状やダイヤ状にカツトして、光を一定の領域
に集光させている。
勿論、ランプ傘15Bは所謂「傘」状のもので
あつても、開放端側の径が光源側の径より小さい
「メガホン」状のものであつてもよい。
あつても、開放端側の径が光源側の径より小さい
「メガホン」状のものであつてもよい。
このようなランプ傘15Bによつて、第4図に
示すように、ランプ15Aの光を、球体10の内
部の縦半分に相当する内側半球面を照し、その他
の半球面側には、光が直接には及ばないようにし
ている。以下、説明の都合上、光が照射される側
の半球を「昼側」といい、光が及ばない側の半球
を「夜側」という。
示すように、ランプ15Aの光を、球体10の内
部の縦半分に相当する内側半球面を照し、その他
の半球面側には、光が直接には及ばないようにし
ている。以下、説明の都合上、光が照射される側
の半球を「昼側」といい、光が及ばない側の半球
を「夜側」という。
この場合、「昼側」へ向ける光は、「昼側」に相
当する領域全体を均等に照らすのではなく、赤道
の上方側から見て、「真昼」部分が最も明るく、
その部分から東側及び西側に行く程、次第に明る
さが弱くなるようにしておく。
当する領域全体を均等に照らすのではなく、赤道
の上方側から見て、「真昼」部分が最も明るく、
その部分から東側及び西側に行く程、次第に明る
さが弱くなるようにしておく。
こうして、球体10(地球儀)表面の一点に着
目すると、 球体10を地球の自転方向に回すことによつ
て、当該着目点は、西側に於て、暗い夜側領域か
ら、薄明るい昼側領域に次第に移つて行き、東西
の中央、即ち、「真昼」部分に於て最も明るさが
強くなり、さながら、明け方から正午に向かつ
て、太陽が昇つて行くかの現象が演出される。
目すると、 球体10を地球の自転方向に回すことによつ
て、当該着目点は、西側に於て、暗い夜側領域か
ら、薄明るい昼側領域に次第に移つて行き、東西
の中央、即ち、「真昼」部分に於て最も明るさが
強くなり、さながら、明け方から正午に向かつ
て、太陽が昇つて行くかの現象が演出される。
そして、「真昼」部分からは、次第に明るさが
弱くなつて行き、遂には、夕方の状況を経て夜側
へ入つて行き、正午から夜への現象が演出され
る。即ち、昼夜の区別を認識させることができ
る。
弱くなつて行き、遂には、夕方の状況を経て夜側
へ入つて行き、正午から夜への現象が演出され
る。即ち、昼夜の区別を認識させることができ
る。
尚、球体10の回転は、手回しにて回転させて
もよい。
もよい。
更に本考案では、上記照明具15をその回転中
心軸11に沿つて、昇降させることにより、即
ち、北回帰線と南回帰線との間を往復させること
により、春夏秋冬の季節変化を演出させることが
できる。又、北極側や南極側では、日本では体験
できない、「白夜」をも演出させることができる。
心軸11に沿つて、昇降させることにより、即
ち、北回帰線と南回帰線との間を往復させること
により、春夏秋冬の季節変化を演出させることが
できる。又、北極側や南極側では、日本では体験
できない、「白夜」をも演出させることができる。
照明具15の昇降手段は、周知の手段を用いれ
ばよい。
ばよい。
以下、第5図に於て、実施例に示す昇降手段を
説明する。
説明する。
中空筒状の上記回転中心軸11の側面には、縦
に長いスリツト状の長孔20を穿つてあり、この
長孔20の長さは、ほぼ北回帰線から南回帰線に
達する長さである。
に長いスリツト状の長孔20を穿つてあり、この
長孔20の長さは、ほぼ北回帰線から南回帰線に
達する長さである。
照明具15の治具15Cは、回転中心軸11の
外周に対し、軸方向にスライド可能に嵌合されて
おり、この治具15Cには、回転中心軸11に穿
たれた前記の長孔20から当該軸11の内部に臨
む爪15Dが突設されている。
外周に対し、軸方向にスライド可能に嵌合されて
おり、この治具15Cには、回転中心軸11に穿
たれた前記の長孔20から当該軸11の内部に臨
む爪15Dが突設されている。
治具15Cは、その爪15Dが長孔20に嵌装
されているため、昇降の移動範囲が長孔20の長
さ範囲に規制され、且つ、回転中心軸11の周方
向に対する移動も規制される。
されているため、昇降の移動範囲が長孔20の長
さ範囲に規制され、且つ、回転中心軸11の周方
向に対する移動も規制される。
長孔20の長さは、少なくとも照明具15のラ
ンプ15A光線の中心が北回帰線と南回帰線との
線上に移動できる長さが必要となる。
ンプ15A光線の中心が北回帰線と南回帰線との
線上に移動できる長さが必要となる。
回転中心軸11には、その上端側からスクリユ
ー軸21が回動可能に差し込まれている(第3
図)。
ー軸21が回動可能に差し込まれている(第3
図)。
差し込まれたスクリユー軸21の、前記長孔2
0に対応する範囲には、治具15Cの爪15Dと
咬み合うピツチのスクリユー部22が形成されて
いる。
0に対応する範囲には、治具15Cの爪15Dと
咬み合うピツチのスクリユー部22が形成されて
いる。
従つて、スクリユー軸21を回転させると、そ
の回転方向に応じて、爪15D即ち治具15C
は、回転中心軸11沿いに、或いは上昇し、或い
は下降する。
の回転方向に応じて、爪15D即ち治具15C
は、回転中心軸11沿いに、或いは上昇し、或い
は下降する。
スクリユー軸21の上端には、スクリユー軸2
1を回すための摘み部23が設けられており、こ
の摘み部を適当に回すことによつて、照明具15
を昇降させる。
1を回すための摘み部23が設けられており、こ
の摘み部を適当に回すことによつて、照明具15
を昇降させる。
このような昇降手段によつて、春夏秋冬の四季
の季節変化を演出する方法を説明する。
の季節変化を演出する方法を説明する。
先ず、ランプ15Aを赤道上に位置させる。こ
の位置は、日本に於る「春」である。
の位置は、日本に於る「春」である。
次に、ランプ15Aを上記位置から北回帰線へ
緩やかに上昇させて行く。
緩やかに上昇させて行く。
この上昇行程は、日本に於る「春」から「夏」
への季節の移行の状態であり、ランプ15Aが北
回帰線上に至つたときが、即ち「夏」である。
への季節の移行の状態であり、ランプ15Aが北
回帰線上に至つたときが、即ち「夏」である。
次に、北回帰線から赤道を経て、南回帰線まで
緩やかに降下させて行く、 この下降行程のうち、北回帰線から赤道へ向か
う行程が「夏」から「秋」への季節の移行の状態
で、ランプ15Aが赤道上に至つたときが即ち
「秋」である。
緩やかに降下させて行く、 この下降行程のうち、北回帰線から赤道へ向か
う行程が「夏」から「秋」への季節の移行の状態
で、ランプ15Aが赤道上に至つたときが即ち
「秋」である。
更に降下して、赤道上から南回帰線へ向かう行
程が「秋」から「冬」への季節の移行の状態であ
り、ランプ15Aが北回帰線上に至つたときが、
即ち「冬」である。
程が「秋」から「冬」への季節の移行の状態であ
り、ランプ15Aが北回帰線上に至つたときが、
即ち「冬」である。
次に、ランプ15Aを南回帰線上から今度は北
回帰線へ向けて上昇させる。
回帰線へ向けて上昇させる。
北回帰線から赤道へ向かう行程が「冬」から
「春」への季節の移行の状態であり、ランプ15
Aが赤道上に至つたときが即ち「春」である。こ
うして、四季は一巡した。
「春」への季節の移行の状態であり、ランプ15
Aが赤道上に至つたときが即ち「春」である。こ
うして、四季は一巡した。
又、白夜は、北極側では上方へ引き上げ、南極
側では下方へ引き下げ、夫々の極地方に昼夜の区
別がなくなる程度に照明具15の位置を設定する
ことによつて、出現させることができる。
側では下方へ引き下げ、夫々の極地方に昼夜の区
別がなくなる程度に照明具15の位置を設定する
ことによつて、出現させることができる。
尚、本実施例では、球体10の赤道上に24時間
の時間を刻説したリング14を配しているので、
地球上の在る地点と他の地点との時間差を容易に
知ることができる。
の時間を刻説したリング14を配しているので、
地球上の在る地点と他の地点との時間差を容易に
知ることができる。
第6図は、上記の実施例とは異なる昇降手段を
示すものにして、図中の符合15は照明具であ
る。
示すものにして、図中の符合15は照明具であ
る。
この例の照明具15は、上下方向に張られた無
端ベルト16の途中の一端が結びつけられてい
る。無端ベルト16の上下端側には、当該無端ベ
ルト16が掛け回されるプーリ17A,17Bが
配されており、一方のプーリには、同軸的にダイ
ヤル18が設けられている。
端ベルト16の途中の一端が結びつけられてい
る。無端ベルト16の上下端側には、当該無端ベ
ルト16が掛け回されるプーリ17A,17Bが
配されており、一方のプーリには、同軸的にダイ
ヤル18が設けられている。
この昇降手段によれば、ダイヤル18を回すこ
とによつて、照明具15を回転中心軸11に沿つ
て上下方向に牽引し、昇降させることができる。
とによつて、照明具15を回転中心軸11に沿つ
て上下方向に牽引し、昇降させることができる。
(考案の効果)
本考案の地球儀は、光透過性部材を以つて内部
空洞の球体を形成し、該球体を回転可能に担持す
る回転中心軸を球体に対して所定の角度で貫通さ
せ、球体内部の縦半分に相当する内側半球面を照
す照明具を当該球体内部の回転中心軸に昇降自在
に取り付けた構成のものであるから、 球体を地球の自転方向に回転させると、地球儀
の表面に、内部照明による明暗によつて、太陽に
照らされたと同様な明るい昼側領域と、暗い夜側
領域とを表すことができ、従来の地球儀ではでき
なかつた、昼夜の別を演出させることができる。
空洞の球体を形成し、該球体を回転可能に担持す
る回転中心軸を球体に対して所定の角度で貫通さ
せ、球体内部の縦半分に相当する内側半球面を照
す照明具を当該球体内部の回転中心軸に昇降自在
に取り付けた構成のものであるから、 球体を地球の自転方向に回転させると、地球儀
の表面に、内部照明による明暗によつて、太陽に
照らされたと同様な明るい昼側領域と、暗い夜側
領域とを表すことができ、従来の地球儀ではでき
なかつた、昼夜の別を演出させることができる。
又、北回帰線と南回帰線との間で、内部照明を
上下動させることによつて、春夏秋冬の四季の季
節変化をも表すことができる。
上下動させることによつて、春夏秋冬の四季の季
節変化をも表すことができる。
更に又、極地方に表れる白夜をも表すことがで
きる。
きる。
従つて、学習用教材として、その本来の機能を
十分に発揮させることができる。
十分に発揮させることができる。
更に又、サイドランプなどのムード照明として
も用いることができるので、実用的価値も著しく
高められる。
も用いることができるので、実用的価値も著しく
高められる。
図面は本考案の実施例にして、第1図は球体の
縦断面図、第2図は回転駆動機構を示す断面図、
第3図は昇降手段の摘み部分を示す断面図、第4
図は球体の横断面図、第5図は昇降手段を示す断
面図、第6図は他の昇降手段の概念図である。 10……球体、10A……穴、10C……回転
軸、10D……外歯車、10E……歯車、10F
……回転駆動源、11……回転中心軸、11A…
…軸受筒、12……基台、12A……底部(基
台)、12B……基台内部、13……緯度表示体、
14……リング、15……照明具、15A……ラ
ンプ、15B……ランプ傘、15C……治具、1
5D……爪、20……長孔、21……スクリユー
軸、22……スクリユー部、23……摘み部。
縦断面図、第2図は回転駆動機構を示す断面図、
第3図は昇降手段の摘み部分を示す断面図、第4
図は球体の横断面図、第5図は昇降手段を示す断
面図、第6図は他の昇降手段の概念図である。 10……球体、10A……穴、10C……回転
軸、10D……外歯車、10E……歯車、10F
……回転駆動源、11……回転中心軸、11A…
…軸受筒、12……基台、12A……底部(基
台)、12B……基台内部、13……緯度表示体、
14……リング、15……照明具、15A……ラ
ンプ、15B……ランプ傘、15C……治具、1
5D……爪、20……長孔、21……スクリユー
軸、22……スクリユー部、23……摘み部。
Claims (1)
- 光透過性部材を以つて内部空洞の球体を形成
し、該球体を回転可能に担持する回転中心軸を球
体に対して所定の角度で貫通させ、球体内部の縦
半分に相当する内側半球面を照す照明具を当該球
体内部の回転中心軸に昇降自在に取り付けたこと
を特徴とする地球儀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2313188U JPH05922Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2313188U JPH05922Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01128367U JPH01128367U (ja) | 1989-09-01 |
JPH05922Y2 true JPH05922Y2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=31241868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2313188U Expired - Lifetime JPH05922Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05922Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-24 JP JP2313188U patent/JPH05922Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01128367U (ja) | 1989-09-01 |
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