JPH0588614B2 - - Google Patents

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JPH0588614B2
JPH0588614B2 JP61278376A JP27837686A JPH0588614B2 JP H0588614 B2 JPH0588614 B2 JP H0588614B2 JP 61278376 A JP61278376 A JP 61278376A JP 27837686 A JP27837686 A JP 27837686A JP H0588614 B2 JPH0588614 B2 JP H0588614B2
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JP
Japan
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cotton
rod
oral cavity
short fiber
absorbent material
Prior art date
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JP61278376A
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JPS63132652A (ja
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Akira Kataoka
Takashi Sakai
Hiroshi Kitayama
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、歯科治療において、口腔内の唾液等
の不必要な水分の吸収、除去のために用いられる
棒状吸収材に関する。 〔従来の技術〕 従来、歯科治療等で口腔内の唾液等の水分を吸
収、除去したり、施術のための空間を確保した
り、さらに噛合わせる時等には、短繊維集合体で
ある脱脂綿を適当な大きさに切断したり、丸めた
りして使用しており、また、上記加工作業を省略
するため、予め適当な大きさに切断されたカツト
綿や棒状に加工された綿体も用られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来のものにおいて、脱脂
綿の場合、前述したように使用の都度適当な大き
さに切断するか、あるいは丸めなければならず、
またカツト綿は口腔内の清掃用としては十分に機
能を発揮するものの、羽毛立ちや口腔内への繊維
の残量が多く、さらに棒状綿体の場合、カツト
綿、脱脂綿に比べ改良されてはいるものの、表面
の羽毛立ちを防止し、保形性を付与する目的で用
いられるカルボキシメチルセルロース等の接着剤
が水溶性であるため、唾液等により溶出し、その
結果繊維が口腔内に残留したり、治療用具にから
みついたりする。このため、羽毛立ちや口腔内へ
の繊維の残留に対して棒状綿体の外周部のほぼ半
分を難透湿性フイルムによつて被覆し、さらにそ
の外周表面に細糸を螺旋状に巻回したもの(実公
昭59−21178号)あるいは綿状パルプと粉状高吸
水性物質との混合物を水浸透可能な外皮を包装し
た吸水材(実公昭60−7708号)があるが、前者の
場合、細糸間より構成短繊維が剥離し易くまた後
者の場合、繊維状物の口腔内での残留が少なく、
吸水時の圧排効果にも優れているが、長さ方向の
両端部をヒートシール等の手段で止着する必要が
あり、包装材質も制限され、生産速度的にもあま
り早くすることが困難である。 本発明は、上記従来のもののもつ欠点を改善す
るものであり、歯科治療の際の水分の吸収、除去
性能が高く、口腔内への脱落繊維の少ない生産性
の高い口腔用棒状吸収材を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、短繊維集合体の外周に略一周湿潤引
張強度が45g/15mm巾以上の透水性テープが巻廻
され、該透水性テープの重ね合わせ部が接合され
て形成された棒状体が所定長に切断されてなる口
腔用棒状吸収材にある。 本発明で用いられる短繊維集合体としては、短
繊維のスライバーからなる集合体が好ましく脱脂
綿、ポリエステル綿、ポリプロピレン綿、アクリ
ル綿のいずれか1種又はこれらにレーヨン綿、麻
繊維を加えた群から選ばれた2種以上を複合化し
た短繊維をカードで均一なスライバーとした後に
使用するか、開繊後、特公昭49−24680号公報に
示される装置でカツターを取外したものを使用
し、収束したものを用いることができる。そのほ
か、パルプ繊維相互を接着したもの、パルプ、
綿、麻、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリ
ル、レーヨンの短繊維をシート状にしたものを短
繊維集合体として用いることもできる。 また、透水性テープとしては、湿潤引張強度が
45g/15mm巾以上で透水性のある構造のものなら
使用できるが、構成素材が親水性のあるセルロー
ス系素材を用いた不織布が好ましく用いられる。
そのほか、透水性テープとして、レーヨン、ポリ
プロピレン等の繊維を短繊維に切断し、パルプや
麻繊維を加えて抄紙したものでも透水性があり、
湿潤引張強度が45g/15mm巾以上であれば用いう
るし、綿、アセテート、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、レーヨン、ナイロンの単独のまたは2種
以上を混用してなる編物や織物のテープも十分に
使用可能である。しかしながら、湿潤引張強度が
45g/15mm巾未満であるテープは、湿潤時、口腔
内よりピンセツトで取出す時等に破れを生じ、短
繊維が露出したり、口腔内に残留したりするので
好ましくない。 短繊維集合体は棒状にしながら、あるいは棒状
としたのち、透水性テープでその外周に略一周巻
廻され、テープの重ね合わせ部がホツトメルト等
で接合される。 接合剤としては、デンプン糊や酢酸ビニル系の
エマルジヨン糊等の水溶性糊剤も使用できるが、
長時間の使用に耐えるものとして、エチレン−酢
酸ビニル共重合体系のホツトメルト糊等の水不溶
性糊剤がより好ましく用いられる。 また、本発明では短繊維集合体中に、自重の30
〜1000倍の吸水率等を示す高吸水性粉末や高吸水
繊維を5〜40重量%混在せしめるならばより吸水
率や吸水後の硬さを向上させることができる。 形成された棒状体は使用に適する所定長に切断
される。 〔作用〕 本発明は、短繊維集合体の外周に透水性テープ
を巻廻し、透水性テープの重ね合わせ部を糊剤等
で接合し、所定長に切断することにより、短繊維
集合体の側面が透水性テープで覆われ、口腔内部
には透水性テープが接触するので短繊維集合体か
らの構成繊維の脱落が無く、短繊維集合体内部へ
は透水性テープを介して毛細管現象により水分を
取込み、十分な吸水特性が確保され機能を奏する
ものである。 〔実施例〕 以下本発明を実施例により説明する。 実施例 1 短繊維集合体として、脱脂綿の7g/mのスラ
イバーを使用し、透水性テープとして、特公昭48
−4590号等で示される坪量30g/m2、湿潤引張強
度180g/15mm巾(試長200mm)のレーヨン不織布
を32mm巾にスリツトしてなるテープを用い、糊剤
として、エチレン−酢酸ビニル共重合体のホツト
メルト糊を用い、シガレツトフイルター製造装置
の巻上−切断部機構のみを使用し、第1図に示す
ような円棒状吸収剤で、直径が9.6mm、長さが30
mm、重さが0.264g/本の円棒状吸収材を1000本/
分の生産速度で製造した。 この吸収材の性能は第1表に示した。 実施例 2 短繊維集合体として、単繊維繊度が4.5デニー
ル、繊維長が90mmから120mmのポリエステル綿の
7g/mのスライバーを使用する以外は実施例1
と同様にして直径が8.9mm、長さが30mm、重さが
0.227g/本の円棒状吸収材を製造した。 この吸収材の性能は第1表に示した。 実施例 3 短繊維集合体として、単繊維繊度が3デニー
ル、繊維長が71mmから127mmの7g/mのアクリル
綿のスライバーを使用する以外は実施例1と同様
にして直径が9.7mm、長さが30mm、重さが
0.213g/本の円棒状吸収材を製造した。 この吸収材の性能は第1表に示した。 前記実施例1〜3の棒状吸水材と、直径8.6mm、
長さが30mmの市販ロール綿(以下比較品と称す
る。)を、直径の半分の深さに水を入れたシヤー
レに入れ、5分後に取出し、吸水前後の重量を測
定すると共に、吸水前後の硬度を測定し、その結
果を第1表に示した。ここで、吸水倍率は、吸水
後の重量を吸水前の重量で除した値で示し、吸水
前硬度はサンプルを横置きにして300gの荷重を
上方より付与物した時の下面からの高さを、荷重
を付与する前の下面からの高さで除いた値を100
倍したもので示し、吸水後硬度は、5分後にシヤ
ーレより取出したサンプルを横置きにして300g
の荷重を上方より付与した時の下面からの高さを
吸水前のサンプルの荷重を付与する前の下面から
の高さで除した値を100倍したもので示した。
〔発明の効果〕
本発明は、口腔用吸収材として、吸水能力に優
れる上、湿潤時の硬度も高く、構成繊維の脱落の
少ない利用しやすい優れた特性を有する棒状吸収
材である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の棒状吸収材の側断面図、第2
図は横断面図である。 1……短繊維集合体、2……透水性テープ、3
……接合剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 短繊維集合体の外周に略一周湿潤引張強度が
    45g/115mm巾以上の透水性テープが巻廻され、
    該テープの重ね合わせ部が接合されて形成された
    棒状体が所定長に切断されてなる口腔用棒状吸収
    材。 2 短繊維集合体が短繊維のスライバーからなる
    集合体である特許請求の範囲第1項記載の口腔用
    棒状吸収材。 3 短繊維スライバーが脱脂綿、ポリエステル
    綿、ポリプロピレン綿、アクリル綿の群から選ば
    れる短繊維のスライバーである特許請求の範囲第
    2項記載の口腔用棒状吸収材。 4 短繊維が脱脂綿、ポリエステル綿、ポリプロ
    ピレン綿、アクリル綿、レーヨン綿、麻繊維の群
    から選ばれる2種以上の短繊維を複合化したスラ
    イバーである特許請求の範囲第2項記載の口腔用
    棒状吸収材。 5 短繊維集合体がバルブ繊維よりなり、かつバ
    ルブ繊維相互が接着剤により接着されたものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の口腔用棒状吸収
    材。 6 短繊維集合体がバルブ、綿、麻、ポリエステ
    ル、ポリプロピレン、アクリル、レーヨンの短繊
    維を単独で、又は2種以上混合し、シート状に成
    型したものである特許請求の範囲第1項記載の口
    腔用棒状吸収材。 7 透水性テープがセルロース系不織布よりなる
    テープである特許請求の範囲第1項記載の口腔用
    棒状吸収材。 8 透水性テープが綿、アセテート、ポリエステ
    ル、ポリプロピレン、レーヨン、ナイロンの単独
    の、又は2種以上の繊維を混用した織物又は編物
    のテープである特許請求の範囲第1項記載の口腔
    用棒状吸収材。 9 短繊維集合体がその中に高吸水性粉体又は高
    吸水性繊維を混在せしめた短繊維集合体である特
    許請求の範囲第1項記載の口腔用棒状吸収材。
JP61278376A 1986-11-21 1986-11-21 口腔用棒状吸収材 Granted JPS63132652A (ja)

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JPS63132652A JPS63132652A (ja) 1988-06-04
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JPS63132652A (ja) 1988-06-04

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