JPH0588253U - 小動物用自動エサ与え機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 犬、猫など家庭で飼われる小動物に与える
市販の乾燥ペレットのエサを、定時間になると自動的に
エサ皿に供給する道具である。 【構成】 エサ皿（１０）を円筒形架台（１）内に収
容し、同じ円筒形架台（１）の内部に、歯車付モーター
（２）、ストップソレノイド（４）およびそれらの制御
回路収納箱（５）と表示操作部（６）を装着する。 そ
してその上に、エサ箱シャッター（７）を装着し、その
上に１２分割エサ箱（８）を差し込む。 差し込んだエ
サ箱シャッター（７）の軸に歯車（３）を差し込み、歯
車付モーター（２）の歯車に噛み合うように固定する。
そして１２分割エサ箱（８）の上にフタ（９）を覆
う。 【効果】 家を留守にする時、犬猫などペット他人に
預ける、無理して連れて行く煩わしさから解放される。

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、犬、猫など家庭で飼われる小動物に与える市販の乾燥ペレット状 のエサを、定時間になると自動的にエサ皿に供給する道具に関するものである。

（従来の技術） 従来、小動物飼い主が、旅行など留守にする時に、エサを与えられない為に、 同行するとか、犬猫ホテルなどに預ける必要があった。

（考案が解決しようとする課題） 家人が留守にしても、エサをあたえられるようにすれば、むだな時間、出費が なくてすむ。こういった発想、道具がない為に、飼い主は小動物を預けるか連れ ていくしかなっかた。

本考案は、これを実現する為に考案されたものである。

（課題を解決するための手段） エサ皿（１０）を円筒形架台（１）内に収納し、同じ円筒形架台（１）の内部 に、歯車付モーター（２）、ストップソレノイド（４）およびそれらの制御回路 収納箱（５）とその表示操作部（６）を装着する。

そしてその上に、エサ箱シャッター（７）を装着し、その上に１２分割エサ箱 （８）を差し込む。

差し込んだエサ箱シャッター（７）の軸に歯車（３）を差し込み、歯車付モー ター（２）の歯車部に噛み合うように固定する。

そして１２分割エサ箱（８）の上にフタ（９）を覆う。

本考案は、以上の構成よりなる小動物自動エサ与え機である。

（作用） フタ（９）を取り去り、１２分割エサ箱（８）に必要な食数、量の乾燥ペレッ トエサを収納させる。

そして操作表示部（６）の時間設定にて、ストップソレノイド（４）が引き込 み、歯車付モーター（２）が回転し、歯車（３）に伝わり、１２分割エサ箱（８ ）をゆっくり回転させる。

すると、エサ箱シャッター（７）の切り欠け部分にエサが移動し、エサはエサ 皿（１０）の上に落ちてくる。

ストップソレノイド（４）は再び突起が上昇し、１２分割エサ箱（８）の次の 部屋でストップさせる。

この動作を１サイクルとして最大１１回まで、エサをエサ皿（１０）に供給す ることができる。

（実施例） 以下、本案の実施例について説明する。

（イ）半円形のエサ皿（１０）を全体を支える、円筒形架台（１）の中に収納す る。

（ロ）同じ円筒形架台（１）の内部に、減速および駆動歯車を装着した電動駆動 の歯車付モーター（２）および、電気を通じると軸が引き込み、通電を止めると 軸が飛び出す、ストップソレノイド（４）を装着する。

（ハ）歯車付モーター（２）、ストップソレノイド（４）を制御駆動する、制御 回路収納箱（５）を同じく円筒形架台（１）の内部に装着する。

これは電気を供給する乾電池および、制御回路が組み込まれている。

（ニ）制御回路収納箱（５）の外側に、表示操作部（６）を装着し、作動時間設 定などが行えられるようになっている。

（ホ） 円筒形架台（１）の上に扇形の穴および、ストップソレノイドの軸が貫 通できる穴のあいた、円板状のエサ箱シャッター（７）を装着する。

（ヘ）エサ箱シャッター（７）の中央穴に、１２分割エサ箱（８）の中心軸を差 し込み、下側より歯車（３）を差し込んで固定する。

（ト） １２分割エサ箱（８）は、上部にも下部にも蓋のない円筒形容器の内部 に、１１枚の板を中心軸より等角度放射状に、１２分割に装着固定した構造をし ている。

（チ）１２分割エサ箱（８）の上に、円板状のフタ（９）を装着する。

本案は以上のような構造で、これを使用する時は、まずフタ（９）を取り去り 、１２分割エサ箱（８）の各室の中に、１回に必要なエサの量およびその回数分 だけ、市販の乾燥ペレット状エサを入れる。

エサのやりたい量および回数を直接自分で確かめながら入れることができる。

入れる場所は、シャッターの開いた室の隣室より入れるようにする。

フタ（９）をし、表示操作部（６）よりエサをやる時間を電気式スイッチより 設定する。

次にエサ皿（１０）をセットし、小動物が食べる場所に置く。

セットした時間になると制御回路収納箱（５）の電気回路により、まずストッ プソレノイド（４）の軸が引き込み、同時に歯車付モーター（２）および連動し て歯車（３）が回り、１２分割エサ箱（８）が回転し始める。

１２分割エサ箱（８）内のエサはエサ箱シャッター（７）の扇形の穴より落下 し、エサ皿（１０）内に落ちる。

やがてストップソレノイド（４）の通電が制御路箱（５）内のタイマー回路に より遮断され、軸が上昇し、 １２分割エサ箱（８）の次の室でストップし、１ 動作が完了し、１回分のえさがエサ皿（１０）内に供給される。

この１動作が動作する時刻を最大１１回まで、表示操作部（６）より設定する わけである。

（考案の効果） （イ）今まで、こういった物がなく、小動物愛好家が家を留守にする時に、他 人にあずける、無理して連れていくなどの煩わしさから、解放され、きわめて斬 新的である。

（ロ）自分の目で、小動物に与える量、回数が確認でき、平常通りの与え方と 同じ感覚でエサのセットができる。

（ハ）エサを一括して保存し、少しずつ供給する構造では、エサを分離する時 に、エサが引っかかり、確実に分離しない可能性があるが、本機ではまったく発 生しない。

【図面の簡単な説明】

本図は本考案の斜視図 （１）は 円筒形架台 （２）は 歯車付モーター （３）は 歯車 （４）は ストップソレノイド （５）は 制御回路収納箱 （６）は 操作表示部 （７）は エサ箱シャッター （８）は １２分割エサ箱 （９）は フタ （１０）は エサ箱

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １、エサ皿（１０）を乗せることができる、円筒形架台
   （１）の中に、１２分割エサ箱（８）を回転およびスト
   ップさせる機構を組み込み、その上にエサ箱シャッター
   （７）を設け、その全体を覆うフタ（９）を装着した小
   動物用エサ与え機。