JPH0587705A - 液体サンプルバルブ - Google Patents

液体サンプルバルブ

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Publication number
JPH0587705A
JPH0587705A JP24997191A JP24997191A JPH0587705A JP H0587705 A JPH0587705 A JP H0587705A JP 24997191 A JP24997191 A JP 24997191A JP 24997191 A JP24997191 A JP 24997191A JP H0587705 A JPH0587705 A JP H0587705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
section
heat
temperature
liquid sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24997191A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Matsuura
貴 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Publication of JPH0587705A publication Critical patent/JPH0587705A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】断熱部の断熱特性を向上させてサンプル採取部
の温度上昇を少なくしサンプルの重合などを防止して測
定値の異常や製品の短命化を未然に防止できる液体サン
プルバルブを提供する。 【構成】採取部2と気化部4の間の熱エネルギ―の移動
を遮断する断熱部3と、断熱部3を貫通するようにして
設けられた冷却用パイプ13などを設け、冷却用パイプ
13に常時冷却用の空気を流して断熱部3の断熱特性を
向上させるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体サンプルバルブに
係わり、特に、重合性の高いサンプルを測定する場合に
重合を起こしにくくするようにした液体サンプルバルブ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2はこのような液体サンプルバルブの
従来例構成断面図であり、図中、1aは第1ピストン、
1bは第2ピストン、1cは蓋ネジ、2は測定に供され
る液体サンプルを採取する採取部、3は断熱部、4は気
化部、5は図2の紙面上を左右に移動できる内側ステ
ム、6は内側ステム5が内部を滑るようにして移動可能
であると共にそれ自身も図2の紙面上を左右に移動する
外側ステム、7は内側ステム5の上部所定部分に設けら
れたサンプル溝、8aは外側ステム6におけるサンプル
溝7の周辺を液密閉構造に覆う第1シ―ル部、8bは第
1シ―ル部8aと一定距離隔てて外側ステム6の所定部
分を覆う第2シ―ル部、9aは駆動空気導入口、9bは
カラム接続口、10はキャリアガス導入パイプ、11は
パ―ジガス導出パイプである。
【0003】このような従来の液体サンプルバルブは、
大別すると、第1ピストン1a,第2ピストン1b,蓋
ネジ1cなどからなり内側ステム5と外側ステム6を一
緒に又は個別に移動させる駆動部1、測定に供される液
体サンプルが流れ該サンプルで内側ステム5のサンプル
溝7を満たす採取部2、採取部2と気化部4の間の熱エ
ネルギ―の移動を遮断する断熱部3、及びサンプル溝7
からキャリアガスによって搬送されたサンプルを気化す
る気化部4から構成されていると考えることができる。
【0004】そして、採取部2は、測定に供される液体
サンプルが高温になって気化したり重合したりするのを
回避するため常温付近の温度に保たれる。また、気化部
4は、サンプル溝7からキャリアガスによって運ばれて
きた液体サンプルを瞬時に気化するため高温に保たれ
る。断熱部3は、常温の採取部2と高温の気化部4を断
熱する役割を果たすものであり、例えばポリイミド樹脂
のような耐熱温度の高いエンジニアリングプラスティッ
ク材料が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
例においては、気化部4の温度を250゜Cにすると採
取部2の温度が90゜C程度になるなど、気化部4の温
度に引きずられるようにして採取部4の温度が高くなっ
てしまう欠点があった。また、このように採取部2の温
度が高くなると、採取部2で液体サンプルが気化したり
該サンプルの重合が起こったりして、究極的に液体サン
プルの測定値に異常が起こったり製品の寿命が短くなっ
たりするなどの弊害が生じていた。
【0006】本発明は、かかる従来例の欠点などに鑑み
てなされたものであり、その目的は、断熱部の断熱特性
を向上させてサンプル採取部の温度上昇を少なくしサン
プルの重合などを防止して測定値の異常や製品の短命化
を未然に防止できる液体サンプルバルブを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
<問題点を解決するための手段>上述のような問題点を
解決する本発明の特徴は、液体サンプルバルブにおい
て、内側ステムと外側ステムを一緒に又は個別に移動さ
せる駆動部と、測定に供される液体サンプルが流れ該サ
ンプルで内側ステムのサンプル溝を満たす採取部と、サ
ンプル溝からキャリアガスによって搬送されたサンプル
を気化する気化部と、採取部と気化部の間の熱エネルギ
―の移動を遮断する断熱部と、断熱部を貫通するように
して設けられた冷却用パイプとを設け、冷却用パイプに
常時冷却用の空気を流し、該空気流によって断熱部の断
熱特性を向上させることによって前記課題を解決したも
のである。
【0008】
【作用】本発明は次のように作用する。即ち、冷却用パ
イプに常時冷却用の空気が流され、この空気流によって
断熱部の断熱特性が向上する。このため、気化部の温度
を高温にしても、気化部の温度に引きずられるようにし
て採取部の温度が高くなってしまう現象も軽減する。従
って、気化部の温度を高温にした場合、気化部の温度に
引きずられるようにして採取部の温度が高くなって採取
部でサンプルが気化したりサンプルの重合が起こったり
することもなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明について図を用いて詳細に説明
する。図1は本発明実施例の構成断面図であり、図中、
図2と同一記号は同一意味をもたせて使用しここでの重
複説明は省略する。また、13は断熱部3を貫通するよ
うにして設けられた冷却用パイプである。
【0010】このような構成からなる本発明の実施例に
おいて、最初、内側ステム5と外側ステム6が図2の状
態よりも右側に位置し、サンプル溝7が採取部2の中央
に位置する状態となっている。この状態で、採取部2へ
測定に供される液体サンプルが供給されると、該サンプ
ルがサンプル溝7を満たす。次に、導入口9aから駆動
空気が供給されると、該空気が第1ピストン1aの底部
を押圧し、その結果、蓋ネジ1cに底部が固定されてい
る外側ステム6と第2ピストン1bに底部が固定されて
いる内側ステム5が一緒に左方向に移動して図2の状態
となる。
【0011】また、第1ピストン1aが図2の左方向に
移動して生ずる空間とシリンダ12の内壁に設けられた
横溝12´が導通すると、この溝を通して駆動空気が第
2ピストン1bの底部に形成されている空間に給される
ようになる。このため、該駆動空気が第2ピストン1b
の底部を押圧し、その結果、第2ピストン1bに底部が
固定されている内側ステム5が図2の状態よりも更に左
方向に移動し、サンプル溝7が外側ステム6の先端より
も左側に位置するようになる。
【0012】この状態で、キャリアガス導入パイプ10
から供給されているキャリアガスは、図2の矢印方向に
流れ、カラム接続口9bに接続された図示しない分離カ
ラムなどへサンプル溝7内のサンプルを搬送する。この
ようにして採取部2でサンプル溝7に取り込まれたサン
プルはキャリアガスによって分離カラムなどに搬送され
るようになる。
【0013】尚、キャリアガス導入パイプ10から供給
されたキャリアガスは、外側ステム6と気化部4の間に
形成されている溝を通ってパ―ジガス導出パイプ11か
らも導出され、該隙間などに洩れ込んでいるサンプルな
どをパ―ジするようになっている。また、導入口9aに
供給されている駆動空気が廃棄されると、液体サンプル
バルブがオフとなり、第1ピストン1aと第2ピストン
1bが共に図2の右方向へ移動し、内側ステム5と外側
ステム6も図2の右方向へ移動する。
【0014】一方、冷却用パイプ11には常時冷却用の
空気が流され、この空気流によって断熱部3の断熱特性
が向上し、採取部2と気化部4の間の熱エネルギ―の遮
断が効率良く行われる。このため、気化部4の温度を高
温にしても、気化部4の温度に引きずられるようにして
採取部4の温度が高くなってしまう現象も軽減される。
【0015】因みに、本発明者の実験によれば、図2で
詳述したような従来の液体サンプルバルブでは、気化部
4の温度を250゜Cにすると採取部2の温度が90゜
Cになったが、図1のような本発明実施例を用いると気
化部4の温度を250゜Cにすると採取部2の温度が5
0゜Cになった。従って、図1のような本発明実施例を
用いると、気化部4の温度を高温にした場合、気化部4
の温度に引きずられるようにして採取部4の温度が高く
なって採取部2で液体サンプルが気化したりサンプルの
重合が起こったりするのを回避できるようになる。
【0016】
【発明の効果】以上詳しく説明したような本発明によれ
ば、冷却用パイプ内を常時流れる冷却用空気によって断
熱部の断熱特性が向上し、気化部の温度を高温にしても
気化部の温度に引きずられるようにして採取部の温度が
高くなる現象も軽減される。このため、気化部の温度が
高温になっても、採取部で液体サンプルが気化したりサ
ンプルの重合が起こったりするのを回避できる。
【0017】従って、本発明によれば、断熱部の断熱特
性を向上させてサンプル採取部の温度上昇を少なくしサ
ンプルの重合などを防止して測定値の異常や製品の短命
化を未然に防止できる液体サンプルバルブが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成断面図である。
【図2】従来例の構成断面図である。
【符号の説明】
1 駆動部 1a 第1ピストン 1b 第2ピストン 1c 蓋ネジ 2 採取部 3 断熱部 4 気化部 5 内側ステム 6 外側ステム 7 サンプル溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側ステムと外側ステムを一緒に又は個別
    に移動させる駆動部と、測定に供される液体サンプルが
    流れ該サンプルで前記内側ステムのサンプル溝を満たす
    採取部と、前記サンプル溝からキャリアガスによって搬
    送された前記サンプルを気化する気化部と、前記採取部
    と気化部の間の熱エネルギ―の移動を遮断する断熱部
    と、該断熱部を貫通するようにして設けられた冷却用パ
    イプとを具備し、該冷却用パイプに常時冷却用の空気を
    流し、該空気流によって前記断熱部の断熱特性を向上さ
    せることを特徴とする液体サンプルバルブ。
JP24997191A 1991-09-30 1991-09-30 液体サンプルバルブ Pending JPH0587705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24997191A JPH0587705A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 液体サンプルバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24997191A JPH0587705A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 液体サンプルバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0587705A true JPH0587705A (ja) 1993-04-06

Family

ID=17200916

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24997191A Pending JPH0587705A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 液体サンプルバルブ

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JP (1) JPH0587705A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10808912B2 (en) 2016-06-07 2020-10-20 Hangzhou Hpwinner Opto Corporation Light-emitting diode lighting module

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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