JPH0587095A - 内燃機関の冷却フアン - Google Patents

内燃機関の冷却フアン

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Publication number
JPH0587095A
JPH0587095A JP25133591A JP25133591A JPH0587095A JP H0587095 A JPH0587095 A JP H0587095A JP 25133591 A JP25133591 A JP 25133591A JP 25133591 A JP25133591 A JP 25133591A JP H0587095 A JPH0587095 A JP H0587095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
base material
cooling fan
cooling
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP25133591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaneo Hamashima
兼男 浜島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP25133591A priority Critical patent/JPH0587095A/ja
Publication of JPH0587095A publication Critical patent/JPH0587095A/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送風量を内燃機関の熱負荷に合わせて変化さ
せることを可能とし、軽量化及び耐久性の向上を図る。 【構成】 冷却ファン1の翼9を基材10と、炭素繊維
を主成分とする繊維材料11とから構成する。繊維材料
11は、基材10の一側面においては上半分を覆うよう
に、他側面においては下半分を覆うように、かつ、残り
の露出した基材10と面一になるように取着する。基材
10と繊維材料11とは熱膨張率が異なっているため、
温度が低い場合には翼角θが小さくなるように翼9が変
形し、また、温度が高い場合には翼角θが大きくなるよ
うに翼9が変形する。従って、低温時には冷却ファン1
の回転抵抗が小さくなるとともに、送風量が少なくな
り、過剰な冷却が抑制される。また、高温時には送風量
が増大され、冷却力が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の冷却を行
うために回転駆動される内燃機関の冷却ファンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば実開
昭68−18017号公報に開示された「内燃機関の冷
却ファン」が知られている。この技術では、冷却ファン
のブレード(翼)にその翼の材質とは熱変形特性の異な
る金属板等の板材を貼り合わせることにより、冷却風の
温度上昇に基づく板材の変形力で翼のねじれ角、すなわ
ち翼角を増すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術においては、スチール製の翼面の一部に異種材である
金属板を貼り合わせる構造となっている。従って、その
張り合わせた金属板がその肉厚分だけ翼面から突出し、
翼の回転抵抗となっていた。特に、ファンの高速回転時
には、金属板の突出部分による空気抵抗の増大に伴い、
エネルギーの損失を招くとともに、乱流を生じさせるこ
とになった。その結果、実際には、翼角の増大に伴う送
風量の増大効果は相殺され、板材を貼り合わせない通常
の冷却ファンの送風量とさほど変わらない場合があっ
た。
【0004】また、従来技術では、翼面の局部に異種材
を貼り合わせて接合していることから、熱サイクル、つ
まり、低温・高温の繰り返しに伴う歪み応力は、翼と金
属板との接合面に集中しやすい。そのため、長期的には
翼と金属板との接合界面に剥離が生じたり、翼自体に亀
裂が発生するおそれがあった。
【0005】さらに、従来技術では、金属板の如き比重
の大きな材料を張り合わせているので、ファン回転時の
遠心力が増大することになる。そのため、翼の高強度化
が必要となり、結果的に翼の厚さを増大させる必要が生
じ、重量の増加を招くことになった。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、内燃機関の熱負荷に合わせ
て送風量を効率良く変化させることが可能で、かつ、軽
量化及び耐久性の向上を図ることが可能な内燃機関の冷
却ファンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明においては、ボスを中心に複数枚の翼を備
えるとともに、内燃機関の冷却を行うために回転駆動さ
れる内燃機関の冷却ファンにおいて、冷却風の温度上昇
に伴って翼の角度を増大すべく、翼の基材とは熱膨張率
の異なる繊維材料を翼の基材に複合させるようにしてい
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、冷却風の温度上昇に伴っ
て翼の角度を増大すべく翼の基材とは熱膨張率の異なる
繊維材料を翼の基材に複合させている。そのため、熱膨
張率の差から、冷却風温度の低い場合には翼角が小さ
く、また、冷却風温度の高い場合には翼角が大きくなる
ように各翼が撓む。このとき、繊維材料は翼の基材から
突出せず一体となって複合されるので、翼回転時の抵抗
とならず、しかも、剥離、亀裂等が生じにくい。従っ
て、低温時にはファンの回転抵抗が小さくなるととも
に、送風量が少なくなり、確実に過剰な冷却が抑制され
る。また、高温時には送風量が増大され、確実に冷却力
が向上する。さらに、全体として軽量なものとなり、翼
の駆動力が節約される。
【0009】
【実施例】以下、この発明における内燃機関の冷却ファ
ンを具体化した一実施例を図1〜7に基づいて詳細に説
明する。
【0010】図4に示すように、この実施例における冷
却ファン1は、内燃機関としてのエンジン2の冷却水の
放熱を行うラジエータ3の背面に配置される。この冷却
水はラジエータ3にて冷却された後、ウォータポンプ室
4に導入され、同室4内のウォータポンプ5により、ウ
ォータジャケット6内に圧送される。そして、エンジン
2を冷却すべくウォータジャケット6を循環した後、再
びラジエータ3に導入されるようになっている。また、
冷却ファン1はエンジン2の回転に伴ってクランク軸に
連結されたファンベルト7により駆動され、走行風や外
気(以下、これらを総称して冷却風という)を取入れて
ラジエータ3の放熱作用を促進させるようになってい
る。
【0011】図1は冷却ファン1を示す正面図であり、
図2はその冷却ファン1の側面図である。これらの図に
示すように、冷却ファン1はその内部に図示しないボー
ルベアリングがインサートされたボス8と、このボス8
を中心として周方向に延びる8枚の翼9とにより形成さ
れる。この実施例において、冷却ファン1の直径は「4
00mm」であり、ボス8の直径は「80mm」であ
る。また、翼9の長さは「160mm」で、幅はボス8
の付け根付近では「70mm」、先端部では「100m
m」となっている。さらに、その厚さはボス8の付け根
付近では「4.5mm」、先端部では「2mm」となっ
ている。そして、この翼9の実際の表面形状は、連続的
に徐変した曲面となっている。
【0012】図3に示すように、翼9はナイロン6製の
基材10と、同基材10の表面及び裏面のほぼ半分を覆
い、かつ、残りの露出した基材10と面一になるように
基材10に複合されたメッシュ状の繊維材料11とから
構成されている。但し、繊維材料11は、基材10の一
側面においては上半分を覆うように、他側面においては
下半分を覆うようにそれぞれ複合されている。
【0013】ここで、ナイロン6製の基材10の熱膨張
率は「8×10-5/℃」である。一方、繊維材料11は
ナイロン6−炭素繊維クロス複合シート(炭素繊維含有
量:60重量%)よりなり、その熱膨張率は「5×10
-6/℃」である。この繊維材料の幅はボス8の付け根付
近では「32mm」、先端部では「42mm」となって
おり、その厚さは「0.2mm」である。また、繊維材
料11の繊維の向きは、翼9の長さ方向に対して約±4
5°となって交差している。
【0014】この冷却ファン1では、冷却風が常温(2
0℃)のときに、図5(b)に示すように、翼9の回転
方向に対する傾き角度、すなわち、翼角θが約35°と
なるように設定されている。また、図5(a)に示すよ
うに、冷却風温度が「−30℃」のときには翼角θが約
30°となるように設定され、図5(c)に示すよう
に、冷却風温度が「70℃」のときには翼角θが約40
°となるように設定されている。なお、図5(a)〜
(c)は翼9の断面を概略的に示す図であって、この実
施例においては、翼9の断面をほぼ直線状に示した。
【0015】この冷却ファン1を製造するには、冷却フ
ァン1の形状を有するキャビティ内にて、翼9に対応す
る所定の位置に別途成形した繊維材料11を予め貼り付
けて配置し、型締めした後に通常の射出成形法によりキ
ャビティ内に基材10となるナイロン6を射出して成形
を行うことにより得られる。そして、繊維材料11と基
材10とは、メッシュ状の繊維材料11を基材10の表
面に埋没させるように複合させることにより、一体的に
強固に融着されている。
【0016】次に、前述した冷却ファン1の作用につい
て説明する。前述したように、図5(a)〜(c)は翼
9の翼角θの変化を示すための概略断面図である。図5
(b)に示すように、翼9の受ける冷却風の温度が「2
0℃」のときには、その翼角θは約35°となる。
【0017】また、翼9の受ける冷却風の温度が「−3
0℃」の低温になると、熱膨張率の違いから、翼の基材
10は繊維材料11よりも収縮しやすいので、繊維材料
11が複合されている部分よりも基材10が露出してい
る部分の方がより収縮する。つまり、翼9は幅方向及び
長手方向に歪んで変形し、結果として、図5(a)に示
すように、その翼角θは約30°となる。
【0018】さらに、翼9の受ける冷却風の温度が「7
0℃」の高温になると、熱膨張率の違いから、基材10
は繊維材料11よりも膨張しやすいので、繊維材料11
が複合されている部分よりも基材10が露出している部
分の方がより膨張する。つまり、翼9が前記図5(a)
の場合とは逆方向に変形し、結果として、図5(c)に
示すように、その翼角θは約40°となる。
【0019】このように、この実施例の冷却ファン1に
おいては、翼9の受ける冷却風の温度変化に伴ってその
翼角θが変化する。一般に、冷却ファンの性能は風を送
る力、つまり送風力T及びファンを動かす力、つまり動
力Pによって決定され、これら送風力T及び動力Pは下
記式(A),(B)によって表される。
【0020】T=πD2 ρv2 /8 …(A) P=πD2 ρv2 /16 …(B) 但し、D:翼径、ρ:空気密度、v:風速 また、風速vは下記式(C)によって表される。
【0021】v=2πrn(tanθ) …(C) 但し、r:翼半径、n:回転数、θ:翼角 よって上記式(A),(B),(C)に従って求められ
るこの実施例の冷却ファン1の「−30℃〜70℃」に
おける理論上の送風力T及び動力Pの値は次の表1に示
すようになる。
【0022】
【表1】 上記表1に示すように、この実施例においては、冷却風
の温度が高温になるほど送風力T及び動力Pが大きくな
る。また、繊維材料11と残りの露出した基材10とは
面一になるように複合されているので、翼面から突出す
る部分もなく回転抵抗を無くすことができる。従って、
図4に示すように、冷却ファン1をエンジン2に組付け
た場合には、冷却風が高温になるほど冷却ファン1によ
りラジエータ3へ冷却風を取り込む能力、ひいてはエン
ジン2を冷却する能力を向上させることができ、エンジ
ン2のオーバーヒートを抑制することができる。
【0023】また、表1に示すように、この実施例にお
いては、冷却風の温度が低温になるほど送風力Tが小さ
くなる。従って、図4において、冷却風が低温になるほ
どエンジン2の冷却能力を小さくすることができ、エン
ジン2のオーバークールを抑制することができる。
【0024】さらに、冷却風が低温になるほど動力Pが
小さくなる。従って、図4において、エンジン2から冷
却ファン1に伝達される損失を小さくすることができ、
エネルギーの浪費を防止することができる。
【0025】加えて、この実施例における冷却ファン1
は、その基材10をナイロン6樹脂により形成し、か
つ、繊維材料11をナイロン6−炭素繊維クロス複合シ
ートにより形成したので、冷却ファン1は従来に比べて
著しく軽量なものとすることができる。
【0026】併せて、この実施例における冷却ファン1
は、基材10に対して繊維材料11を複合させたので、
従来の張り合わせた場合に比べ、剥離、亀裂等が生じに
くく、優れた耐久性を示す。
【0027】ここで、本実施例の冷却ファン1にかかわ
る実験例を説明する。実験には、この実施例の冷却ファ
ン1を用いるとともに、比較例として翼角θがそれぞれ
30°と40°で翼全体がナイロン6製の冷却ファンを
用いた。そして、図4に示すように、クランク軸により
動力を得る方式により、エンジン2に冷却ファンを取り
つけて性能を評価した。
【0028】まず、エンジン始動後に冷却水の温度が
「80℃」に到達するまでの時間、すなわち、エンジン
がオーバークール状態から脱するまでの時間を測定し
た。但し、このときのエンジン回転数はアイドルアップ
状態を想定して「1500rpm」とし、かつ、冷却フ
ァンの回転数を「1800rpm」として測定した。ま
た、このときの冷却風の温度は外気温と同じ「−30
℃」に設定した。これは、極寒地でのオーバークール状
態を再現したものであり、エンジン2にとって過酷な条
件である。
【0029】その結果を図6に示す。同図において、こ
の実施例における冷却ファン1は、「−30℃」の条件
下においては前述したように、その翼角θは約30°と
なり、比較例における翼角θが30°のファンに等しい
8分という短い時間でオーバークール状態から脱するこ
とができた。一方、翼角θが40°のファンでは、30
分以上経過してもオーバークール状態から脱することが
できなかった。これは、翼角θが40°と大きく、その
ため送風量が多くなってしまったからである。
【0030】次に、前述した3種類の冷却ファンを用い
て高温時でのアイドリング特性について評価した。すな
わち、エンジン及び冷却ファンの回転数は前述の実験と
同じとし、外気温を「40℃」(このときの冷却風温度
は「70℃」)に設定し、エンジン2にとって過酷な炎
天下渋滞路でのオーバーヒート状態を再現した。この条
件でアイドリングを開始してから1時間放置後の冷却水
の到達温度を測定した。
【0031】その結果を図7に示す。同図において、こ
の実施例における冷却ファン1は、「70℃」の条件下
においては前述したように、その翼角θは40°とな
り、比較例の翼角θが40°のファンと同じ送風力を有
しており、水温はほぼ「100℃」と安定していた。一
方、翼角θが30°のファンでは、送風力が低下してし
まい、冷却水の水温は「120℃」まで上昇してしまっ
た。
【0032】上述した実験例からも明らかなように、こ
の実施例では、低温時には翼角θを小さくすることによ
り、冷却ファン1の送風能力を低下させることができ
る。従って、エンジン2の運転に伴って冷却ファン1が
駆動されても速やかにエンジン2の温度を高めることが
でき、エンジン2のオーバークールを防止することがで
きる。また、高温時には、翼角θを大きくすることによ
りファンの送風能力を向上させることができる。従っ
て、冷却ファン1によるエンジン2の冷却効果を増大さ
せることができ、エンジン2のオーバーヒートを防止す
ることができる。
【0033】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例においては、基材10の材質としてナ
イロン6樹脂を用いたが、その外にも例えばナイロン
6,6等のその他のポリアミド、ポリイミド、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等
の熱可塑性樹脂や、あるいは、エポキシ、フェノール、
不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂を用いてもよい。
【0034】(2)前記実施例においては、繊維材料1
1の強化繊維の材質として炭素繊維を用いたが、基材1
0よりも熱膨張率の小さいもの、例えばガラス繊維、ア
ラミド繊維、高強度ポリエチレン繊維等の単体あるいは
これらの組合せからなるものであってもよい。また、そ
の形態は長繊維であっても短繊維であってもよい。
【0035】(3)前記実施例においては、繊維材料1
1の繊維の向きを、翼9の長さ方向に対して約±45°
に交差させたが、この繊維の向きは、翼9の形状や変形
させたい方向等に合わせ、適宜選択すればよい。また、
一方向の配列であっても、ファン性能を満足するもので
あれば何ら差し支えない。さらに、繊維材料11を複合
させる範囲も所望とする翼9の変形状態に合わせたもの
でよく、1か所でも、あるいは3か所以上であってもよ
く、その厚さ、幅、長さ、形状等の制約は受けるもので
はない。
【0036】(4)前記実施例においては、冷却ファン
1の動力をエンジン2のクランク軸より得るようにした
が、この冷却ファン1を、エンジンと別体の電動モータ
により駆動させるようにしてもよい。この場合には、温
度状況に応じて冷却ファン1の回転数を種々変更させる
ことができ、より一層冷却水の温度の安定化を図ること
ができる。また、低温時には、モータの駆動力を低くす
ることにより、エネルギーの消費量を少なくすることも
できる。
【0037】(5)冷却ファン1の大きさ、ボス8の大
きさ、翼9の枚数、長さ、幅、厚さ、翼角θ等は、目的
とするファンの性能に応じて適宜変更し得るものであ
る。もちろん、翼角θの変化量はファン形状、材質、使
用温度状況及び要求性能を考慮して決定されるべきであ
る。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の内燃機
関の冷却ファンによれば、基材とは熱膨張率の異なる繊
維材料を基材に複合させたので、送風量を内燃機関の熱
負荷に合わせて変化させることができ、かつ、軽量性及
び耐久性を向上させることができ、さらには、繊維材料
により翼の強度を増大させるので、耐久性を一層向上さ
せることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例における冷却フ
ァンを示す正面図である。
【図2】一実施例における冷却ファンを示す側面図であ
る。
【図3】一実施例における冷却ファンの翼を示す部分側
面図である。
【図4】一実施例において冷却ファンをラジエータの背
面に配置した状態を示す一部破断概略図である。
【図5】一実施例において温度によって異なる翼角状態
を示す概略断面図である。
【図6】一実験例において種々の冷却ファンを用いた場
合のエンジンがオーバークール状態から脱するまでの時
間を示すグラフである。
【図7】一実験例において種々の冷却ファンを用いた場
合のアイドリングを開始してから1時間放置後の冷却水
の到達温度を示すグラフである。
【符号の説明】
1…冷却ファン、2…内燃機関としてのエンジン、8…
ボス、9…翼、10…基材、11…繊維材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボスを中心に複数枚の翼を備えるととも
    に、内燃機関の冷却を行うために回転駆動される内燃機
    関の冷却ファンにおいて、 冷却風の温度上昇に伴って前記翼の角度を増大すべく、
    前記翼の基材とは熱膨張率の異なる繊維材料を前記翼の
    基材に複合させたことを特徴とする内燃機関の冷却ファ
    ン。
JP25133591A 1991-09-30 1991-09-30 内燃機関の冷却フアン Pending JPH0587095A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255461A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Mitsubishi Plastics Inc ワイヤーソー及びそのメインローラー
DE102014216266A1 (de) 2014-07-23 2016-01-28 Ebm-Papst Mulfingen Gmbh & Co. Kg Schaufel für ein Laufrad
EP3106673A1 (de) * 2015-06-17 2016-12-21 Ziehl-Abegg Se Lüfter mit mindestens einem lüfterrad und/oder weiteren lüfterteilen sowie verfahren zur herstellung eines lüfterteils eines lüfters
CN110849096A (zh) * 2019-12-07 2020-02-28 江西省子轩科技有限公司 一种用于陶瓷制品制造工艺的烘干装置

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