JPH0584223A - 心電図自動解析装置 - Google Patents
心電図自動解析装置Info
- Publication number
- JPH0584223A JPH0584223A JP3246139A JP24613991A JPH0584223A JP H0584223 A JPH0584223 A JP H0584223A JP 3246139 A JP3246139 A JP 3246139A JP 24613991 A JP24613991 A JP 24613991A JP H0584223 A JPH0584223 A JP H0584223A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrocardiogram
- standard
- lead
- waveform
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 心電図自動解析装置において、解析対象とな
る一心拍をオペレータが選択できるようにすることで、
不整脈を解析することも避けられ、またアーチファクタ
を含む心拍についても選択したものを加算平均処理する
ことで、より精度の高い解析結果を得ることにある。 【構成】 標準12誘導心電図波形とR波検出位置とを
時系列上対応させて2心拍以上を同時に表示し、心電図
波形の品質や不整脈の確認を目視で行ないながら、解析
対象に最も適した一心拍をオペレータが選択できるよう
にし、選択された心拍について計測や心電図所見分類な
どの解析処理を行なうことで、高い精度の解析結果を得
る。
る一心拍をオペレータが選択できるようにすることで、
不整脈を解析することも避けられ、またアーチファクタ
を含む心拍についても選択したものを加算平均処理する
ことで、より精度の高い解析結果を得ることにある。 【構成】 標準12誘導心電図波形とR波検出位置とを
時系列上対応させて2心拍以上を同時に表示し、心電図
波形の品質や不整脈の確認を目視で行ないながら、解析
対象に最も適した一心拍をオペレータが選択できるよう
にし、選択された心拍について計測や心電図所見分類な
どの解析処理を行なうことで、高い精度の解析結果を得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心電図自動解析装置に
関し、特にオペレータが指定する心拍について解析する
ことができる心電図自動解析装置に関する。
関し、特にオペレータが指定する心拍について解析する
ことができる心電図自動解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の心電図自動解析装置では、一般的
にまず、5〜10秒程度の標準12誘導心電図を時間的
に同位相で入力し、R波発生位置を検出した後に、解析
対象となる一心拍を選択し、選択された心拍の12誘導
心電図波形について計測や心電図所見の分類などの解析
処理を行なっていた。また、心電図信号にしばしば混入
し、誤解析の原因となる筋電図、ハム、ドリフトなどの
アーチファクトが混入していない品質のよい心拍を選択
することが大きなカギとなる。正常洞調律を選択するた
めには、入力した心電図のR波の発生位置を検出した後
で、R−R間隔の変化の仕方を調べ、不整脈の発生リズ
ムになっているかどうかを判定し、不整脈を除外するな
どの選択ロジックをソフトウェアに組み込み、装置が自
動的に選択する方法がとられている。
にまず、5〜10秒程度の標準12誘導心電図を時間的
に同位相で入力し、R波発生位置を検出した後に、解析
対象となる一心拍を選択し、選択された心拍の12誘導
心電図波形について計測や心電図所見の分類などの解析
処理を行なっていた。また、心電図信号にしばしば混入
し、誤解析の原因となる筋電図、ハム、ドリフトなどの
アーチファクトが混入していない品質のよい心拍を選択
することが大きなカギとなる。正常洞調律を選択するた
めには、入力した心電図のR波の発生位置を検出した後
で、R−R間隔の変化の仕方を調べ、不整脈の発生リズ
ムになっているかどうかを判定し、不整脈を除外するな
どの選択ロジックをソフトウェアに組み込み、装置が自
動的に選択する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の正常
洞調律を自動的に選択する方法では、特に、R−R間隔
の変化率が少ない心室性期外収縮や心室性期外収縮が頻
発したり連発したような場合には、選択精度に限界があ
るので、解析対象として誤った選択をし、誤解析を招く
結果となった。
洞調律を自動的に選択する方法では、特に、R−R間隔
の変化率が少ない心室性期外収縮や心室性期外収縮が頻
発したり連発したような場合には、選択精度に限界があ
るので、解析対象として誤った選択をし、誤解析を招く
結果となった。
【0004】また、正常洞調律を選択する場合でも、そ
の心拍に筋電図、ハム、ドリフなどのアーチファクトが
混入した場合は誤解析の原因となる。アーチフェクト
は、複数心拍の加算平均処理によりある程度軽減できる
が、自動解析装置の場合、心電図の入力時間が5〜10
秒程度と短いため、数心拍の加算平均しかできず、加算
平均することについても限界があった。
の心拍に筋電図、ハム、ドリフなどのアーチファクトが
混入した場合は誤解析の原因となる。アーチフェクト
は、複数心拍の加算平均処理によりある程度軽減できる
が、自動解析装置の場合、心電図の入力時間が5〜10
秒程度と短いため、数心拍の加算平均しかできず、加算
平均することについても限界があった。
【0005】本発明は、これら従来の心電図自動解析装
置の欠点を解消することを目的とするものである。
置の欠点を解消することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の心電図自動解析
装置は、標準12誘導心電図波形とR波検出位置とを時
系列上対応させて2心拍以上同時に表示する手段と、オ
ペレータが表示された波形の品質や不整脈の発生、アー
チファクタの有無を目視で確認しながら、解析対象の心
拍を選択指定できる手段とを備えるものである。
装置は、標準12誘導心電図波形とR波検出位置とを時
系列上対応させて2心拍以上同時に表示する手段と、オ
ペレータが表示された波形の品質や不整脈の発生、アー
チファクタの有無を目視で確認しながら、解析対象の心
拍を選択指定できる手段とを備えるものである。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
【0008】四肢及び胸部に装着された電極から誘導さ
れた心電図信号は、それぞれ増幅器1により増幅された
後、A/D変換器2により時系列ディジタルデータに変
換される。
れた心電図信号は、それぞれ増幅器1により増幅された
後、A/D変換器2により時系列ディジタルデータに変
換される。
【0009】その後の処理は、全てソフトウェアにより
行なわれる。
行なわれる。
【0010】得られた心電図信号の時系列ディジタルデ
ータは、誘導演算部3に入力され、標準12誘導心電図
(I,II,III ,aVR ,aVL ,aVF ,V1,V2,V3,V4,
V5,V6)が算出され、ついで記憶部5に記憶される。ま
た、算出された標準12誘導心電図はR波検出部4に入
力され、R波が発生した時系列位置が検出されて記憶部
5に記憶される。
ータは、誘導演算部3に入力され、標準12誘導心電図
(I,II,III ,aVR ,aVL ,aVF ,V1,V2,V3,V4,
V5,V6)が算出され、ついで記憶部5に記憶される。ま
た、算出された標準12誘導心電図はR波検出部4に入
力され、R波が発生した時系列位置が検出されて記憶部
5に記憶される。
【0011】算出された標準12誘電心電図は、記憶部
に記憶されると同時に、表示部8に実時間で表示される
ので、オペレータが目視によって心電図波形の品質チェ
ックを行なうことが可能となる。
に記憶されると同時に、表示部8に実時間で表示される
ので、オペレータが目視によって心電図波形の品質チェ
ックを行なうことが可能となる。
【0012】所定の時間が経過するかまたは入力部9の
操作により入力が終了すると、記憶部5に記憶されてい
る標準12心電図波形とR波検出位置が表示部8に表示
される。表示例を図2に示すが、オペレータが波形の良
否を目視で比較判定できるように、2以上(図2では
4)の心拍について表示するのがよい。標準12誘導心
電図波形は同位相で入力されたもので、R波検出位置は
時系列上、心電図波形と対応するように表示する。
操作により入力が終了すると、記憶部5に記憶されてい
る標準12心電図波形とR波検出位置が表示部8に表示
される。表示例を図2に示すが、オペレータが波形の良
否を目視で比較判定できるように、2以上(図2では
4)の心拍について表示するのがよい。標準12誘導心
電図波形は同位相で入力されたもので、R波検出位置は
時系列上、心電図波形と対応するように表示する。
【0013】本実施例では、表示部7の左半分に四肢6
誘導(I,II,III ,aVR ,aVL ,aVF )、右半分に胸
部6誘導(V1,V2,V3,V4,V5,V6)を表示し、I誘導
及びV1誘導の上にR波検出位置を番号で表示する。番号
は入力を停止した時点に時間的に近いものから順番に割
当てるが、それは電極装着後に時間が経っている方がよ
り心電図が安定している確率が高いことを考慮してのこ
とである。
誘導(I,II,III ,aVR ,aVL ,aVF )、右半分に胸
部6誘導(V1,V2,V3,V4,V5,V6)を表示し、I誘導
及びV1誘導の上にR波検出位置を番号で表示する。番号
は入力を停止した時点に時間的に近いものから順番に割
当てるが、それは電極装着後に時間が経っている方がよ
り心電図が安定している確率が高いことを考慮してのこ
とである。
【0014】オペレータは、この表示画面によって、心
電図波形の品質や不整脈の発生状況を一目で確認するこ
とができ、解析対象の心拍として適した一心拍を容易に
選択することができる。
電図波形の品質や不整脈の発生状況を一目で確認するこ
とができ、解析対象の心拍として適した一心拍を容易に
選択することができる。
【0015】心電図の入力時間が長い場合は、表示部8
に表示しきれないため、入力部9の操作により、表示さ
れている心電図波形及びR波検出位置を画面の左右にス
クロールすることができる。
に表示しきれないため、入力部9の操作により、表示さ
れている心電図波形及びR波検出位置を画面の左右にス
クロールすることができる。
【0016】次に、オペレータは解析するに適した波形
を目視で確認した後で、選択したいR波検出位置の番号
を入力部9から入力すると、選択されたR波検出位置の
前400ms、後600msの計1秒間の波形(ドミナ
ント波形)が標準12誘導それぞれについて切り出さ
れ、解析部6では切り出されたドミナント波形の計測や
心電図所見の分類などの解析が行なわれ、記録部10で
は標準12誘導のドミナント波形及びその解析結果が記
録される。
を目視で確認した後で、選択したいR波検出位置の番号
を入力部9から入力すると、選択されたR波検出位置の
前400ms、後600msの計1秒間の波形(ドミナ
ント波形)が標準12誘導それぞれについて切り出さ
れ、解析部6では切り出されたドミナント波形の計測や
心電図所見の分類などの解析が行なわれ、記録部10で
は標準12誘導のドミナント波形及びその解析結果が記
録される。
【0017】また、本発明の他の実施例を図4のブロッ
ク図に示す。これによれば、アーチファクトが混入して
いる場合では、目視に基づいて選択したい複数のR波検
出位置の番号をオペレータが入力部9から入力すること
によって、選択された複数心拍についての加算平均処理
が加算平均部7で行なわれ、加算平均処理後の波形につ
いても同様に解析し、記録することが行なわれる。
ク図に示す。これによれば、アーチファクトが混入して
いる場合では、目視に基づいて選択したい複数のR波検
出位置の番号をオペレータが入力部9から入力すること
によって、選択された複数心拍についての加算平均処理
が加算平均部7で行なわれ、加算平均処理後の波形につ
いても同様に解析し、記録することが行なわれる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力した
心電図波形と、R波検出位置を時系列上に対応させて表
示させ、オペレータが、心電図波形の品質や不整脈の有
無の確認を目視で行なうことを可能としたことで、解析
対象として適した正常洞調律の心拍を選択できるように
したので、心室性期外収縮などの不整脈を解析対象とし
ないだけでなく、アーチファクタを含む心拍について
も、目視に基づいて選択した複数心拍を加算平均処理す
ることによって、従来の心電図自動解析装置に比べて高
い精度の解析結果が得られる。
心電図波形と、R波検出位置を時系列上に対応させて表
示させ、オペレータが、心電図波形の品質や不整脈の有
無の確認を目視で行なうことを可能としたことで、解析
対象として適した正常洞調律の心拍を選択できるように
したので、心室性期外収縮などの不整脈を解析対象とし
ないだけでなく、アーチファクタを含む心拍について
も、目視に基づいて選択した複数心拍を加算平均処理す
ることによって、従来の心電図自動解析装置に比べて高
い精度の解析結果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】図1に示した表示部の表示波形図
【図3】図1に示した実施例装置の外観図
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図
1 増幅器 2 A/D変換器 3 誘導演算部 4 R波検出部 5 記憶部 6 解析部 7 加算平均部 8 表示部 9 入力部 10 記録部
Claims (2)
- 【請求項1】 生体に装着する電極から誘導される心電
図信号の入力手段と、該入力手段に接続され、標準12
誘導心電図を算出する誘導演算手段と、前記標準12誘
導心電図のR波発生位置を検出する手段と、前記の標準
12誘導心電図及びR波発生位置を記憶する記憶手段
と、記憶された標準12誘導心電図の波形とR波検出位
置とを時系列上対応させて、2心拍以上同時に表示する
表示手段と、表示された複数のR波検出位置から解析対
象の一心拍をオペレータが任意に選択して指定できる指
定入力手段と、指定された心拍に対して解析処理を行な
う解析手段と、解析結果を出力する記録手段とを具備す
ることを特徴とする心電図自動解析装置。 - 【請求項2】 生体に装着する電極から誘導される心電
図信号の入力手段と、該入力手段に接続され、標準12
誘導心電図を算出する誘導演算手段と、前記標準12誘
導心電図のR波発生位置を検出する手段と、前記の標準
12誘導心電図及びR波発生位置を記憶する記憶手段
と、記憶された標準12誘導心電図の波形とR波検出位
置とを時系列上に対応させて2心拍以上同時に表示する
表示手段と、複数のR波検出位置から複数の心拍をオペ
レータが任意に選択して指定できる指定入力手段と、指
定された複数心拍の加算平均処理を行なう加算平均手段
と、加算平均処理後の波形に対して解析処理を行なう解
析手段と、解析結果を出力する記録手段とを具備するこ
とを特徴とする心電図自動解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246139A JPH0584223A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 心電図自動解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246139A JPH0584223A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 心電図自動解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584223A true JPH0584223A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17144064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3246139A Pending JPH0584223A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 心電図自動解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0584223A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005027944A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Chunichi Denshi Co Ltd | 生体信号の推定方法 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3246139A patent/JPH0584223A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005027944A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Chunichi Denshi Co Ltd | 生体信号の推定方法 |
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