JPH058289U - スコープ用水準器 - Google Patents

スコープ用水準器

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JPH058289U
JPH058289U JP5677591U JP5677591U JPH058289U JP H058289 U JPH058289 U JP H058289U JP 5677591 U JP5677591 U JP 5677591U JP 5677591 U JP5677591 U JP 5677591U JP H058289 U JPH058289 U JP H058289U
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JP5677591U
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三郎 富田
清 根岸
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アジアオプチカル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラチカルの垂直基準線が鉛直方向を向いている
か否かを容易に検知する。 【構成】鏡筒9内のラチカル20の接眼レンズ側に環状
の取り付け板40を螺合固定する。取り付け板40に
は、下方にねじ孔が形成されており、このねじ孔の軸線
(回動中心線)は、ラチカル20の垂直基準線20aと直
交するようになっている。このねじ孔に回動部材50を
回動自在にねじ止めする。回動部材50は回動中心Kよ
り下方に重心Pを有し、かつこの重心Pと回動中心Cと
を結んだ線の延長線上には指針70が形成されている。
この結果、指針70と回動中心Cと重心Pとを結んだ線
は鉛直方向に向く。したがって、ラチカル20の垂直基
準線20aが鉛直方向を向いているときには、ラチカル
20の垂直基準線20aと、指針70と回動中心Cと重
心Pとを結んだ線は一致する。これにより、ラチカル2
0の垂直基準線20aが鉛直方向を向いていることを検
知することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鏡筒内に設けられたラチカルの垂直基準線が鉛直方向に向いている か否かを検知するスコープ用水準器に関する。
【0002】
【従来の技術】
正確な射撃を行うには、スコープ(例えば、スナイパースコープなど)の鏡筒内 に設けられたラチカルの垂直基準線が鉛直方向に向いた状態で射撃を行う必要が ある。そこで、スコープの鏡筒内には、通常、ラチカルの垂直基準線が鉛直方向 に向いているか否かを検知するスコープ用水準器を設けている。
【0003】 従来のこの種のスコープ用水準器としては、図10および図11に示すものが ある。 このスコープ用水準器1は、透明なガラスなどからなる本体2を備えており、 この本体2は、図10に示すように、左右方向に長い管状をなしている。また、 本体2の内部には、アルコール6が充填されており、このアルコール6の中には 1個の気泡7が混入されている。このように構成されたスコープ用水準器1は、 ラチカル3の垂直基準線3aに対して左右対称となるように、鏡筒4の接眼レン ズ(図示せず。)側端部の下方に固定されている。
【0004】 このスコープ用水準器1は、図11に示すように、ラチカル3の垂直基準線3 aが右方向に傾いたときには、気泡7が、左方向に移動し、一方ラチカル3の垂 直基準線3aが左方向に傾いたときには、気泡7が、右方向に移動するようにな っている(図示せず。)。そして、図10に示すように、ラチカル3の垂直基準線 3aが鉛直方向に向いているときには、気泡7は本体2の中央部に位置してラチ カル3の垂直基準線3aと一致するようになっている。これにより、ラチカル3 の垂直基準線3aが鉛直方向に向いていることを検知でき、正確な射撃が可能と なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のスコープ用水準器1においては、若干の傾きに対しても気泡7が左 右方向に大きく、かつ素早く移動しまう。このため、ラチカル3の垂直基準線3 aが鉛直方向に向いているか否かを検知し難いという問題がある。 本考案は以上のような従来の技術的課題を背景になされたものであり、容易に ラチカルの垂直基準線が鉛直方向を向いているか否かを検知することができるス コープ用水準器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、鏡筒内に設けられたラチカルの垂直基 準線が鉛直方向に向いているか否かを検知するスコープ用水準器において、前記 鏡筒内には、回動中心線を前記ラチカルの垂直基準線と直交する方向に向けた回 動部材が設けられており、この回動部材は、その回動中心から離れた位置に重心 を有し、かつこの重心と前記回動中心とを結んだ線の延長線上に指針を有するこ とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案のスコープ用水準器においては、回動部材の重心と回動中心と指針とを 結んだ線が鉛直方向に向くことになる。したがって、ラチカルの垂直基準線が鉛 直方向に向いているときには、ラチカルの垂直基準線と、回動部材の重心と回動 中心と指針とを結んだ線とが一致する。これにより、ラチカルの垂直基準線が鉛 直方向に向いていることを検知することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図9を参照して説明する。 なお、本実施例では、本考案にかかるスコープ用水準器をスナイパースコープ に用いた場合を例に採る。また、このスナイパースコープは、公知であるため、 その構成を簡単に説明する。
【0009】 図3は、スナイパースコープ8の一部断面図を示すものであり、スナイパース コープ8は、鏡筒9を備えている。この鏡筒9の左右端部には、対物レンズ(図 示せず。)が設けられた対物筒(図示せず。)と、接眼レンズ10,11が設けら れた接眼筒12とがそれぞれ螺合固定されている。また、鏡筒9内には、対物レ ンズにより倒立した標的像を正立させる正立レンズ群(図示せず。)が設けられて いる。この正立レンズ群と接眼レンズ10,11との間には、ラチカル20が、 スコープ8の軸線と略直交するように設けられている。
【0010】 ラチカル20は、ガラスなどの透明円板からなるものであり、図1に示すよう に、表面に垂直基準線20aと水平基準線20bとが互いに交叉してなる十字状 の指標が表示されている。また、ラチカル20は、図3に示すように、その外周 に雄ねじ21が形成されており、鏡筒9の接眼レンズ10,11側の内周に形成 された雌ねじ部9aに螺合固定されている。そして、このラチカル20の接眼レ ンズ10,11側には、本考案にかかるスコープ用水準器30が設けられている 。
【0011】 スコープ用水準器30は、図1および図3に示すように、取り付け板40を備 えている。 取り付け板40は、図4および図5に示すように、環状に形成されたものであ り、この取り付け板40には、その一端面から他端面まで貫通するねじ孔41が 形成されている。また、取り付け板40は、その外周に、雄ねじ42が形成され ており、図3に示すように、ラチカル20の接眼レンズ10,11側に近接して 、上記雌ねじ部9aに螺合固定されている。このとき、上記ねじ孔41は、図1 および図3に示すように、下方に位置しており、かつこのねじ孔41と取り付け 板40の中心を結ぶ線はラチカル20の垂直基準線20aと一致するようになっ ている。この結果、ねじ孔41の軸線がラチカル20の垂直基準線20aと直交 するようになっている。そして、図3に示すように、取り付け板40のねじ孔4 1には、スペーサSを介して回動部材50が回動可能にねじ止めされている。
【0012】 回動部材50は、図1および図3に示すように、錘60と指針70とから構成 されている。 錘60は、金属などの比較的比重の大きい素材からなるものであり、図6およ び図7に示すように、短円筒状の筒部61を備えている。筒部61の下方には、 扇状の錘本体62が形成されている。この錘本体62は、図6に示すように、筒 部61の中心を通る仮想線aに対して左右対称になっている。この結果、錘60 の重心が仮想線a上に位置するようになっている。なお、錘本体62の形状およ び重量は、回動部材50を取り付け板40にねじ止めした状態において、後述す る回動部材50の重心Pが仮想線a上に位置するとともに、回動中心Cより下方 に位置することを条件として適宜変更可能である。例えば、本実施例では、錘本 体62の扇角度を約70°としている(図6参照)。
【0013】 指針70は、合成樹脂またはエレクトロホーミング法によるニッケル素材など の比較的比重の小さい素材からなるものであり、図8および図9に示すように、 短円筒状の筒部71を備えている。この筒部71の内径は、上記筒部61の外径 とほぼ同一になっている。筒部71の外周には、図8に示すように、筒部70の 中心を通る仮想線bに沿って外方に延びる指針片72が形成されている。そして 、指針70の筒部71を錘60の筒部61の外周に嵌合固定することにより、上 記回動部材50が構成されるようになっている。このとき、指針70の筒部71 と錘60の筒部61とは、指針70の仮想線bと錘60の仮想線aとが互いに一 致し、かつ指針片72と錘62とが互いに逆側に位置するように嵌合固定される 。
【0014】 このように構成された回動部材50は、錘60の筒部61にベアリングRが嵌 め込まれている。そして、ベアリングRの軸穴に、この軸穴とほぼ同径のねじ径 を有するボルトBを挿入して上記ねじ孔41にねじ込むことにより、回動部材5 0が取り付け板40に回動自在にねじ止めされている。これにより、回動部材5 0の回動中心線(ねじ孔41の軸線)がラチカル20の垂直基準線20aと直交す るようになっている。なお、ねじ孔41の軸心、筒部61の中心および筒部71 の中心は、互いに一致して回動部材50の回動中心Cを形成している。
【0015】 また、この回動部材50の回動中心Cと指針70と重心Pとの位置関係は、上 方から下方にかけて指針70、回動中心Cおよび重心Pの順番になっており、か つこれらを結んだ線は鉛直方向を向いている。したがって、ラチカル20の垂直 基準線20aが鉛直方向に向いているときには、ラチカル20の垂直基準線20 aと、回動部材50の指針70、回動中心Cおよび重心Pを結んだ線とが一致す ることになる。
【0016】 上記構成のスコープ用水準器においては、指針70が、回動中心Cと重心Pと を結ぶ線の延長線上に位置しているから、指針70は必ず鉛直方向を向く。した がって、回動部材50の指針70とラチカル20の垂直基準線20aと一致させ ることにより、ラチカル20の垂直基準線20aが鉛直方向を向いていることを 検知することができる。
【0017】 例えば、図2は、ラチカル20の垂直基準線20aが右方向に傾いている状態 を示す。この状態において、ラチカル20の垂直基準線20aを鉛直方向に向か せるには、鏡筒9を、図2において反時計方向に回動させる。すると、指針70 がラチカル20に対して時計方向へ相対回動する。そして、指針70がラチカル 20の垂直基準線20aと一致したとき、垂直基準線20aは鉛直方向を向くこ とになる。このように、指針70とラチカルの垂直基準線20aとを一致させる ことにより、容易に、ラチカル20の垂直基準線20aが鉛直方向を向いている か否かを検知することができる。
【0018】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない 範囲において変更可能である。 例えば、本実施例では、回動部材50を取り付け板40の下方に回動自在にね じ止めしているが、これに代えて、回動部材を取り付け板40の上方に回動自在 にねじ止めすることも可能である。この場合、回動部材の指針、回動中心および 重心の位置関係が、上方から下方にかけて、回動中心、重心および指針の順番と なるように回動部材を構成する必要がある。。
【0019】 また、本実施例では、回動部材50を取り付け板40にねじ止めしているが、 これに代えて、回動部材50を直接ラチカル20にねじ止めすることも可能であ る。
【0020】
【考案の効果】
本考案のスコープ用水準器によれば、鏡筒内に、回動中心線を前記ラチカルの 垂直基準線と直交する方向に向けて回動部材が設けられており、この回動部材は 、その回動中心に偏心した位置に重心を有し、かつこの重心と前記回動中心とを 結んだ線の延長線上に指針を有している。したがって、容易に、ラチカルの垂直 基準線が鉛直方向を向いているか否かを検知することができるという効果などが 得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスコープ用水準器を示す図である。
【図2】ラチカルの垂直基準線が右方向に傾いた状態を
示す図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】取り付け板の正面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】錘の正面図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【図8】指針の正面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】従来のスコープ用水準器を示す図である。
【図11】ラチカルの垂直基準線が右方向に傾いた状態
を示す図である。
【符号の説明】
9 鏡筒 20 ラチカル 20a 垂直基準線 30 スコープ用水準器 50 回動部材 70 指針 P 重心 C 回動中心

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 鏡筒内に設けられたラチカルの垂直基準
    線が鉛直方向に向いているか否かを検知するスコープ用
    水準器において、前記鏡筒内には、回動中心線を前記ラ
    チカルの垂直基準線と直交する方向に向けた回動部材が
    設けられており、この回動部材は、その回動中心から離
    れた位置に重心を有し、かつこの重心と前記回動中心と
    を結んだ線の延長線上に指針を有することを特徴とする
    スコープ用水準器。
JP5677591U 1991-06-26 1991-06-26 スコープ用水準器 Expired - Lifetime JPH0740876Y2 (ja)

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JP5677591U JPH0740876Y2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 スコープ用水準器

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JPH058289U true JPH058289U (ja) 1993-02-05
JPH0740876Y2 JPH0740876Y2 (ja) 1995-09-20

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