JPH0573523A - パターン認識装置およびパターン学習装置 - Google Patents

パターン認識装置およびパターン学習装置

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JPH0573523A
JPH0573523A JP3232881A JP23288191A JPH0573523A JP H0573523 A JPH0573523 A JP H0573523A JP 3232881 A JP3232881 A JP 3232881A JP 23288191 A JP23288191 A JP 23288191A JP H0573523 A JPH0573523 A JP H0573523A
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learning
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excitatory
signal
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ATR AUDITORY VISUAL PERCEPTION
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A T R SHICHIYOUKAKU KIKO KENKYUSHO KK
ATR AUDITORY VISUAL PERCEPTION
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    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/19Recognition using electronic means
    • G06V30/192Recognition using electronic means using simultaneous comparisons or correlations of the image signals with a plurality of references
    • G06V30/194References adjustable by an adaptive method, e.g. learning

Abstract

(57)【要約】 【構成】 相互に結合された複数の興奮性素子−抑制性
素子対を備えた神経回路を含むパターン認識装置が開示
される。神経回路内の素子は、対結合係数および興奮性
素子結合係数を介し結合される。学習パターンに基づい
て教師信号生成器3が連続的な教師信号Q(t)および
その微小変化ΔQ(t)を出力し、それらを結合係数制
御器に与える。結合係数制御器では、教師信号に基づく
学習処理が行なわれ、神経回路における結合係数が更新
される。 【効果】 パターン認識のために要する演算時間が短縮
される。これに加えて、時間軸上での順方向での処理の
みによって学習処理が行なわれるので、学習時間も短縮
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にパターン認識
装置およびパターン学習装置に関し、特に、複数の興奮
性素子−抑制性素子対を備えた神経回路を用いたパター
ン認識装置およびパターン学習装置に関する。
【0002】
【背景の技術】従来から、画像パターン,文字または記
号パターン,および音声パターンなどを認識するための
パターン認識技術が知られており、それらを認識するた
めの認識装置の開発が進められている。従来のパターン
認識装置は、与えられた入力パターンと予めストアされ
た辞書パターンとを比較し、それらの間の距離(たとえ
ば「ユークリッド距離」)または類似度を検出すること
により、与えられた入力パターンの分類が決定される。
しかしながら、一般に、人間によって実際に使用されて
いる文字および音声などは、1つの分類内であっても様
々な形に変化されており、それらの変化の影響を受ける
ことなく辞書パターンに基づいて認識することのできる
パターン認識技術はまだ開発されていない。
【0003】一方、生物、特に人間のような高等生物の
脳では、脳波を初めとして、かなりダイナミックでカオ
ス的な振動現象が生じていると報告されており、従来の
辞書パターンを用いた認識処理とは異なった別の処理が
行なわれているようである。
【0004】一般に、人間のような高等生物は、様々に
変化されてはいるがそれらが同一のものである物体また
は概念を認識するとき、それらの変化に影響されない不
変量または不変性の検出に加えて、変化の連続性を検出
することにより、その物体または概念を認識すると報告
されている。たとえば、認知心理学では、「メンタルロ
ーテーション」と呼ばれる連続的な内的操作が脳内に存
在することが報告されている。
【0005】さらには、認識モデルとして、相互に結合
された複数の興奮性素子−抑制制素子対を備えた神経回
路(ニューラルネット)において、発振が生じることが
報告されている。このことは、“Nonlinear dynamics o
f pattern formation and pattern recognition in the
rabbit olfactorybulb”と題されたB.Baird による論
文(Physica,Vol. 22D, pp. 150-175,1986. )に記載さ
れている。
【0006】これに加えて、時系列パターンのような時
間軸上で連続的に変化する連続変形パターンの学習が原
理的に可能であることが、“A learning algorithm to
teach spatiotemporal patterns to recurrent neural
networks”と題された M.Sato による論文(Biological
Cybernetics, pp. 259-263, 1990.)に記載されてい
る。さらにはまた、この M.Sato によるリカレントネッ
トの学習則を使って「ローレンツアトラクタ」と呼ばれ
る低次元のカオス的軌道が得られることも、「リカレン
トネットによる非線形ダイナミスクの近似とカオスの学
習」と題された論文(信学技報,NC90-81, pp.77-82, 1
991.)により報告されている。しかしながら、これらの
報告では、画像および音声などの実際的な多数のパター
ンを適用することにより、ダイナミックな軌道を得るこ
とについては、未だ報告されてない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、人間によっ
て書かれた文字などのような大きな変動を有する入力パ
ターンが認識される場合では、検出された相関距離また
は類似度に基づく認識方法では、分類が正確に行なわれ
ないことがしばしば生じる。一方、一般に人間は連続的
な内的操作によって、様々な変形パターンを認識してい
ると考えられており、この連続操作を適用することによ
り、相関距離の検出に基づく従来の方法における問題を
解決できる可能性がある。
【0008】しかしながら、この連続変形を神経回路の
発振によって実現しようとすると、相互に結合された複
数の興奮性素子−抑制性素子対を備えた従来の神経回路
において、発振条件を解析的に求めることは難しいこと
が指摘される。さらには、神経回路において各素子が完
全に、すなわちたくさんの乗算器を介して結合されてい
るので、計算量が膨大になることが避けられない。さら
にはまた、連続的に変化する連続変形パターンを神経回
路に学習させる場合では、フォワードネットの逆伝搬に
相当する時間逆処理、すなわち時間軸上で逆方向に進行
する処理の計算量が膨大となるため、長い学習時間が必
要となってしまう。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、その1つの目的は、相互に結合
された複数の興奮性素子−抑制性素子対を備えた神経回
路を用いたパターン認識装置において、パターン認識の
ために要する演算時間を短縮することである。
【0010】この発明のもう1つの目的は、相互に結合
された複数の興奮性素子−抑制性素子対を備えた神経回
路を用いたパターン学習装置において、必要となる学習
時間を短縮することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るパ
ターン認識装置は、各々が、予め定められた関係に従っ
て相互に結合された複数の興奮性素子−抑制性素子対を
備えた神経回路を含む。各素子対は、対応する興奮性素
子および抑制性素子が、興奮性結合のための第1の対結
合係数および抑制性結合のための第2の対結合係数を介
して、互いに相反する方向にそれぞれ結合される。複数
の興奮性素子は、入力パターンを規定するための複数の
入力信号をそれぞれ受ける。複数の興奮性素子の各2つ
は、興奮性素子結合係数を介して、互いに相反する方向
に結合される。このパターン認識装置は、さらに、学習
されるべき学習パターンに基づいて、教師信号を発生す
る教師信号発生手段と、教師信号に応答して、神経回路
における第1および第2の対結合係数ならびに興奮性素
子結合係数を更新する結合係数更新手段とを含む。結合
係数更新手段による更新が行なわれた後、神経回路は、
複数の入力信号を受け、かつ複数の興奮性素子を介して
活性信号を出力する。このパターン認識装置は、さら
に、活性信号に応答して、入力パターンの分類を決定す
る分類決定手段を含む。
【0012】請求項12の発明に係るパターン学習装置
は、各々が、予め定められた関係に従って相互に結合さ
れた複数の興奮性素子−抑制性素子対を備えた神経回路
を含む。各素子対は、対応する各興奮性素子および各抑
制性素子が第1および第2の対結合係数を介して、互い
に相反する方向にそれぞれ結合される。複数の興奮性素
子および抑制性素子の各2つは、興奮性素子結合係数お
よび抑制性素子結合係数を介して、互いに相反する方向
に結合される。このパターン学習装置は、さらに、学習
されるべき学習パターンに基づいて、教師信号を発生す
る教師信号発生手段と、教師信号について、時間軸上の
順方向処理のみを実行することにより、神経回路におけ
る第2の対結合係数ならびに興奮性素子結合係数を更新
する順時間学習処理手段とを含む。
【0013】
【作用】請求項1の発明におけるパターン認識装置で
は、神経回路における相互に結合された複数の興奮性素
子−抑制性素子対が、第1および第2の対結合係数なら
びに興奮性素子結合係数を介して、簡単化されて結合さ
れる。したがって、結合係数更新手段による結合係数の
更新のために要する演算量が減少され、その結果、パタ
ーン認識のために要する演算時間が短縮される。
【0014】請求項12の発明におけるパターン学習装
置でも、神経回路における結合係数を更新するのに要す
る演算量が減少される。これに加えて、順時間学習処理
手段が、教師信号について、時間軸上の順方向処理のみ
を実行することにより、神経回路における結合係数を更
新することができるので、時間軸上の逆方向処理が必要
とならない。言換えると、学習を効率的に行なうことが
でき、学習時間が短縮される。
【0015】
【実施例】図2は、この発明の一実施例を示すパターン
認識装置のブロック図である。この発明は、一般に、画
像パターン,文字または記号パターン,および音声パタ
ーンなどのパターン認識に適用可能であるが、以下の説
明では、一例として、文字認識のためのパターン認識装
置にこの発明が適用される例について説明する。
【0016】図2を参照して、このパターン認識装置は
原稿上の文字を読取るためのイメージスキャナ100
と、演算処理装置200と、メモリ装置300と、表示
装置400とを含む。認識されるべき入力パターンIP
および学習処理において用いられる学習パターンLP
は、イメージスキャナ100から演算処理装置200に
与えられる。一方、辞書パターンに関するデータは、予
めメモリ装置300内にストアされており、ストアされ
たデータDPが演算処理装置200に与えられる。認識
結果を示すデータは、表示装置400に与えられ、図示
されていないCRT上に表示され、一方図示されていな
い他の装置にも与えられる。
【0017】図1は、図2に示したパターン認識装置に
おける演算装置のブロック図である。図1を参照して、
この演算処理装置は、神経回路を構成する興奮性素子回
路1および抑制性素子回路2と、神経回路を学習させる
ための教師信号を生成する教師信号生成器3と、教師信
号に応答して、神経回路における結合係数を制御する
(または学習処理を実行する)結合係数制御器4と、学
習によって更新された結合重み係数の乗算のための乗算
器51,52および53と、学習の進行に従って結合重
み係数を徐々に変化させる結合係数更新器61,62お
よび63とを含む。
【0018】図4は、図1に示した興奮性素子回路1お
よび抑制性素子回路2によって構成される神経回路の回
路図である。図4を参照して、興奮性素子回路1は、N
個の興奮性素子x1ないしxN を含む。興奮性素子x1
ないしxN は、入力パターンIPに含まれるN個の要素
信号I1ないしIN をそれぞれ受ける。文字認識におけ
る入力パターンの要素信号I1ないしIN として、各文
字を規定するためのメッシュ濃度特徴信号または方向寄
与度特徴信号などが使用される。メッシュ濃度特徴信号
は、認識されるべきパターンが仮想画面上に表示される
場合における、各画素またはメッシュごとの濃度または
輝度を示す。したがって、要素信号I1ないしIN とし
てメッシュ濃度特徴信号が与えられる場合では、1つの
文字を形成するためのN個の画素に関するN個のメッシ
ュ濃度特徴信号が入力パターンIPとして与えられる。
【0019】一方、方向寄与度特徴信号は、1つの文字
を形成する各画素が寄与する線分の方向を示す。要素信
号I1ないしIN として4方向の方向寄与度特徴信号が
与えられる場合では、N/4個の画素に関するN個の方
向寄与度特徴信号が入力パターンIPとして与えられ
る。
【0020】図4に示したN個の興奮性素子x1ないし
N の各2つは、興奮性素子結合係数Wijを介して結
合される。たとえば、i番目の興奮性素子xiおよびj
番目の興奮性素子xjは、結合係数Wijを介して結合
される。一方、各興奮性素子x1ないしxN 自身は、自
己結合係数Wiiを介して自分自身に結合される。抑制
性素子回路2は、N個の抑制性素子y1ないしyN を含
む。各抑制性素子y1ないしyN は、対応する各興奮性
素子x1ないしXN と2つの対結合重み係数たとえば興
奮性の係数KIEi および抑制性の係数(−KEIi )を介
して結合される。図4から理解されるように、図2に示
したパターン認識装置において用いられる神経回路は、
相互に結合されたN個の興奮性素子−抑制性素子対を備
えていることが指定される。
【0021】再び図1を参照して、興奮性素子回路1
は、加算器11と、予め定められた非線形関数G(z)
に従って処理を行なう処理器12と、差分状態更新器1
3と、レジスタ(REG)14とを含む。加算器11
は、乗算器51を介して、入力結合重み係数Vによって
乗じられた入力パターンIPの要素信号I1ないしIN
を受ける。非線形関数処理器12は、加算器11によっ
て加算されたデータを入力変数zとして受ける。差分状
態更新器13は、処理器12から出力されたデータを受
ける。
【0022】一方、抑制性素子回路2は、非線形関数処
理器21と、差分状態更新器21と、レジスタ23とを
含む。興奮性素子回路1から出力される活性信号Xは、
乗算器54に与えられる興奮結合係数KIEにより乗じら
れ、乗じられたデータが入力変数zとして非線形関数処
理器21に与えられる。非線形関数処理器21からの出
力データは、差分状態更新器21に与えられる。差分状
態更新器21は、レジスタ23から古い活性信号Yを受
け、活性信号Yを更新するための信号ΔYをレジスタ2
3に与える。レジスタ23により保持された活性信号Y
は、乗算器53に与えられた抑制結合係数KEIにより乗
じられ、乗じられた信号が加算器11に与えられる。
【0023】したがって、興奮性素子回路と抑制性素子
回路2とによって、次の式(1)ないし(3)により表
わされた神経回路が構成される。
【0024】
【数1】
【0025】ここで、xiおよびyiは、興奮性素子お
よび抑制性素子の活性値信号をそれぞれ示す。また、d
xi/dtおよびdyi/dtは、活性値信号xiおよ
びyiの時間微分を示す。これに加えて、Wijは、各
2つの興奮性素子間における結合重み係数を示す。さら
には、−KEIおよびKIEは、各興奮性素子−抑制性素子
間の抑制性結合係数および興奮性結合係数をそれぞれ示
す。Iiは、入力パターンIPの要素信号を示し、Vi
は、入力結合重み係数を示す。式(3)により表わされ
た関数G(z)は、連続飽和S字型関数の一例として示
されており、パラメータaは、関数G(z)の急峻さを
決定する。
【0026】結合係数制御器4は、後で詳細に説明する
学習処理を行なうことにより、神経回路のそれぞれの結
合重み係数W,KEIおよびおよびVを最終的に決定す
る。以下の記載では、説明の便宜上、学習処理が既に完
了されているものとして、パターン認識処理について説
明する。
【0027】図5は、パターン認識処理を示すフロー図
である。図5を参照して、まず、ステップ501におい
て、教師信号生成器3および結合係数制御器4などを用
いて、学習処理が実行される。学習処理が完了した後、
ステップ502において、認識されるべき入力パターン
IPが図1に示した乗算器51に与えられる。入力パタ
ーンIPの各要素信号I1ないしIN は、乗算器に与え
られた入力結合重み係数Vにより乗じられ、乗じられた
信号が興奮性素子回路1内の加算器11に与えられる。
【0028】ステップ503において、式(1)ないし
(3)に従って、活性ベクトルXおよびYが生成され
る。活性ベクトルXは、活性値信号x1ないしxN を含
み、これらは図4に示したN個の興奮性素子x1ないし
Nから出力される。同様に、活性ベクトルYは、非活
性値信号y1ないしyN を含み、これらは図4に示した
N個の興奮性素子y1ないしyNから出力される。
【0029】したがって、差分状態更新器13は、式
(1)に従って、活性値信号xiの時間微分dxi/d
tを生成し、レジスタ14内に保持された古い活性ベク
トルXを更新するためのデータΔXをレジスタ14に与
える。同様に、差分状態更新器21は、式(2)に従っ
て、活性値信号yiの時間微分dyi/dtを生成し、
かつレジスタ23内に保持された古い活性ベクトルYを
更新するためのデータΔYをレジスタ23に与える。そ
の結果、更新された活性ベクトルXおよびYがレジスタ
14および23においてそれぞれ得られる。
【0030】ステップ504ないし507では、与えら
れた入力パターンIPの分類が決定される。分類決定の
ための処理は、処理器8において行なわれる。まず、ス
テップ504において、活性ベクトルXが周期的に変化
するか否かが判定される。
【0031】図6は、活性ベクトルXを構成する活性値
信号の例を示す波形図である。図6では、横軸が時間t
の経過を示し、縦軸が各活性値信号のレベルを示す。図
6に示した例では、3つの活性値信号x1,x2および
x3だけが示されているが、実際にはN個の活性値信号
x1ないしxN が存在する。図6に示した活性値信号x
1,x2およびx3は、いずれも周期的に変化する波形
を有しているので、これらを構成要素とするベクトルX
は、周期的なものであると判定される。
【0032】図8は、活性ベクトルの周期性を説明する
ためのベクトル軌道図である。図8では、例として、周
期性を有する2つの軌道O1 およびO2 と、周期性を有
さない軌道O3 が示される。図8に示した例では、軌道
1 ,O2 およびO3 が3つの活性値信号を要素として
含んでおり、したがってこれらのベクトルは三次元空間
内に表現されている。軌道O1 は、記憶点MP1の近傍
で周期的な軌道を描いている。軌道O2 は、記憶点MP
2の近傍で周期的な軌道を描いている。これに対し、軌
道O3 は、いずれの記憶点の近くにも存在せず、カオス
的なものである。言換えると、軌道O3 は、カオス的軌
道(カオティックオービット)を描いている。図8に示
した記憶点MP1,MP2およびMP3は、後で説明す
るパターン学習において使用される3つの学習パターン
に相当するものであることが指摘される。
【0033】ステップ504において活性ベクトルXが
周期的であると判断されたとき(たとえば図8に示した
軌道O1 ,O2 )、ステップ505において、活性ベク
トルXと予め準備されている辞書パターンDPとの間の
相関距離が検出される。辞書パターンDPは、各分類ご
と、すなわちこの実施例では各文字ごとについて平均的
な要素信号(たとえば、メッシュ濃度特徴信号,方向寄
与度特徴信号の平均パターンを2値化したものなど)を
含んでいる。相関距離を検出するための一例として、次
のような手法が用いられる。
【0034】ある辞書パターン、すなわちある文字パタ
ーンDPμと活性ベクトルXとの間の相関距離をmμ
(t)によって示し、辞書パターンDPμの要素信号を
ξμjにより示すと、相関距離mμ(t)は次式により
表わされる。
【0035】
【数2】
【0036】図7は、検出された相関距離の3つの例を
示す波形図である。相関距離m1,m2およびm3は、
ある活性ベクトルXと各辞書パターンDP1,DP2お
よびDP3との間の相関距離をそれぞれ示す。図7か
ら、m1の振幅が最も小さいので、活性ベクトルXと辞
書パターンDP1との間の相関距離が最小である、すな
わち辞書パターンDP1に最も離れていることがわか
る。
【0037】ステップ506において、入力パターンI
Pの分類が決定される。先のステップ505において、
相関距離mμ(t)が検出されているので、与えられた
入力パターンIPの分類は、相関距離の大きい辞書パタ
ーンDPμであると判断される。
【0038】式(4)から得られるmμ(t)を用いた
識別方法として、たとえば、予め定められた時間長さT
fの間における相関距離mμ(t)があるしきい値(た
とえば0.75)より大きくなる期間を検出し、最大の
期間が検出される辞書パターンを識別結果とすることも
できる。その他の方法として、相関距離mμ(t)の平
均値の大きさを比較することにより、分類が決定され得
る。
【0039】ステップ504において、活性ベクトルX
が周期的でないと判断されたとき、入力パターンIP
は、ステップ507において未知のものであると決定さ
れる。
【0040】上記の処理により、与えられた1つの入力
パターンIPに関するパターン認識処理が終了されるの
であるが、他の入力パターンが残されているとき、上記
の処理が繰り返されることになる。なすわち、ステップ
508において、他の入力パターンの処理が要求される
とき、処理はステップ502に戻る。
【0041】上記の記載により、パターン認識処理が説
明されたので、以下では、図1に示した演算処理装置に
おける学習処理について詳細に説明する。
【0042】図3は、図1に示した教師信号生成器3の
ブロック図である。図3を参照して、教師信号生成器3
は、仮想的な画面上に置かれた学習パターンLPに歪を
与えるための歪信号発生器31と、仮想画面上の学習パ
ターンLPにずれを与えるためのずれ信号発生器32
と、歪信号およびずれ信号に応答して、与えられた学習
パターンLPを変形させるずれ/歪合成器33と、時間
軸上での補間処理を行なう補間処理器34とを含む。以
下の記載では、まず、与えられた学習パターンLPに歪
およびずれを引き起こす方法について説明する。
【0043】図10は、ずれおよび歪が生じた仮想画面
の変化を示す仮想画面変化図である。図10に示した仮
想画面の変化は、2つのパラメータφおよびkにより定
義される。φは、仮想画面のずれによって生じた角度を
示す。一方、kは、極座標(r,θ)において、次式に
よって示される歪の程度を示す。
【0044】
【数3】
【0045】したがって、2つのパラメータφおよびk
を徐々に変化させることにより、基準となる仮想画面V
Soを中心として、図10に示すような徐々に変化する
仮想画面が得られる。
【0046】図11は、教師信号として用いられる周期
的に変化する変形パターンの変形パターン図である。図
11に示した例では、平仮名文字の「あ」が基準となる
学習パターンLPとして与えられた場合を示す。すなわ
ち、図11に示した基準パターンQLPが学習パターンと
して与えられる。
【0047】基準パターンQLPが置かれた仮想画面を図
10に示すように変形させることにより、図11に示し
た変形パターンを示す教師信号Q(t)が得られる。図
11を参照して、φが−10度であり,kが0.4であ
るとき、時刻t10において教師信号Q(t10)が得
られる。φが10度であり,kが−0.4であるとき、
時刻t20において教師信号Q(t20)が得られる。
φが10度であり,kが−0.4であるとき、時刻t3
0において教師信号Q(t30)が得られる。φが10
度であり,kが0.4であるとき、時刻t40において
教師信号Q(t40)が得られる。図11に示すよう
に、教師信号Q(t)は、最初は離散的な信号である
が、図3に示した補間処理器34において時間軸上での
補間処理を行なうことにより、連続的な教師信号Q
(t)が得られる。補間処理器34は、隣り合った離散
的なパターン間の線形補間またはスプライン補間などを
利用して、補間処理が行なわれる。生成された連続的な
教師信号Q(t)およびその微小変化ΔQ(t)は、図
1に示した結合係数制御器4に与えられる。
【0048】図9は、図1に示した演算処理装置におけ
る学習処理のフロー図である。図1および図9を参照し
て、以下に学習処理について説明する。
【0049】まず、ステップ601において、初期結合
係数Wo,Vo,KEIO ,KIEが設定される。これらの
初期結合係数は、図1に示した初期値設定処理器7から
与えられる。なお、この実施例では、興奮結合係数KIE
は以下の処理において一定に保たれることが指摘され
る。また、興奮素子結合係数の初期値Wijは、次式に
より決定される。
【0050】
【数4】
【0051】ここで、ξαは、M個の各カテゴリ、すな
わち文字のそれぞれのプロトタイプとなる記憶パターン
であり、各カテゴリにおける平均的なパターンを+1お
よび−1の2つの値を用いて表わされている。
【0052】図1に示した神経回路における発振のため
の必要条件は、解析的に求め得る。すなわち、記憶点M
Pが不安定になり、そして発振を引起こすためには、発
振条件Wii≧π・aおよびKEI>Wii・π・xiが
要求される。この実施例では、一例として、a=0.
1,KIE=KEI=2.0,Vi=1.0と設定される。
ここで、xiは、発振(Hopf分岐)を起こす平衡点
の値(=0.6212(Wii=1のとき))である。
もし、a=0.1の場合においてWii<0.3となる
ときは、この必要条件が満足されないので、そのような
場合では、式(7)における対角要素Wiiに値1.0
が加算される。それによって、この必要条件が満足され
る。
【0053】ステップ602において、1つの学習パタ
ーンLPが教師信号生成器3に与えられ、教師信号生成
器3が前述のように連続的な教師信号Q(t)およびそ
の微小変化ΔQ(t)を出力する。
【0054】図1に示した結合係数制御器4では、次式
に示す処理が行なわれる。
【0055】
【数5】
【0056】図1に示した結合係数制御器4は、式(1
2)により表わされた演算を実行する演算器41と、式
(17)により表わされた演算を実行する演算器42
と、非線形関数処理器43と、式(13)により表わさ
れた演算を実行する演算器44とを含む。
【0057】ここで、Tは現在の時刻を示し、TB は1
つの学習区間における時間長さを示す。μは学習のステ
ップ幅を決定する学習係数であり、Q′(t)は教師信
号の時間微分を示す。G′(z)は関数G(z)の導関
数であり、式(17)により表わされる。
【0058】ステップ604において、1つの学習区間
が選択される。この学習処理では、連続的な教師信号Q
(t)を出力するのに用いられた、すなわち補間処理に
おいて用いられた2つのパターンによって決定される区
間が、1つの学習区間として扱われる。したがって、教
師信号Q(t)が示す連続変形の1周期の学習は、これ
らの学習区間のつながりにより表現される。
【0059】図12は、学習処理の進行を示す模式図で
ある。図12はN次元空間を示しており、教師信号Q
(t)および活性ベクトルX(t)はこのN次元空間内
に存在する。図12において、教師信号パターンQ
(t)と活性ベクトルX(t)との間での対応する学習
区間が示されている。したがって、各入力パターンにつ
いて、教師信号パターンの1周期分をいくつかの学習区
間に分けて学習処理が行なわれる。教師信号Q(t)に
より示されるパターンはN次元空間内において固定され
ている。神経回路の学習が進むにつれて、神経回路から
出力される活性ベクトルX(t)は教師信号パターンの
方向に近づいていく。すなわち、対応する個々の学習区
間について各結合重み係数が徐々に変更されるので、学
習により神経回路が成長する。
【0060】実施例において示されるようなフィードバ
ック結合を有する神経回路が従来の学習規則に従って処
理される場合では、教師信号が与えられない素子へ信号
を送るというような結合重み係数の学習を行なうのに、
時間軸上で逆方向に進行する処理が必要であった。この
発明の実施例では、図4に示した神経回路において、教
師信号が与えられない抑制性素子に信号を与えるための
興奮結合係数KIEに関する学習がこれに相当する。した
がって、上記のような処理が行なわれる。
【0061】しかしながら、この発明の実施例では、学
習処理における興奮結合重み係数K IEが固定されている
ので、時間軸上での逆方向の処理が不要となる。すなわ
ち、時間軸上の順方向処理のみによって、効率的な学習
処理が実行され得る。したがって、ステップ605にお
いて、活性ベクトルXおよびY,ve,およびPが生成
された後(時間TB の間)、ステップ606において結
合係数W,KEIおよびVが更新される。
【0062】ステップ607において、全学習区間につ
いて処理が終了されたか否かが判断され、もし学習区間
が残されているならば、処理がステップ604に戻る。
【0063】全学習区間における処理が終了された後、
ステップ608において、全学習パターンについて処理
が終了されたか否かが判断される。もし、学習パターン
が残されているならば、処理が602に戻る。
【0064】全学習パターンについて処理が終了された
後、次式により誤差Erが得られる。
【0065】
【数6】
【0066】検出された誤差Erの1周期における和が
要求される誤差Eroよりも小さくなるまで、ステップ
602以下の処理が繰り返される。その結果、学習処理
が完了する。
【0067】図13は、学習前の神経回路から出力され
る活性ベクトルの変化の一例を示す活性ベクトル変化図
である。一方、図14は、学習後の神経回路から出力さ
れる活性ベクトルの変化を示す活性ベクトル変化図であ
る。これらの図において、時間は、第1ないし第5行の
順で、かつ右方向に経過する。図13および図14を比
較してわかるように、学習後において、活性ベクトルが
教師信号と同様な連続変形を示すより明確な周期性を有
することが指摘される。
【0068】上記の実施例では、この発明が図4に示し
た神経回路に適用される場合について説明がなされた
が、この発明は、図15または図16に示す神経回路に
ついても適用可能であることが指摘される。
【0069】このように、この発明では、人間の認識処
理において使用されていると考えられる連続的な変形操
作が、学習によって得られるので、従来のパターン認識
手法と比較して、人間のパターン認識により近い能力が
期待できる。これに加えて、既に指摘したように、リカ
レントネットの学習規則における時間軸上での逆方向の
処理が必要とならないので、連続変形パターンの学習を
効率的に行なわれ得るという利点も得られる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、相互
に結合された複数の興奮性素子−抑制性素子対を備えた
神経回路を用いたパターン認識装置において、教師信号
に応答して、結合係数を更新する結合係数更新手段を設
けたので、パターン認識のために要する演算時間が短縮
された。また、同様にして、パターン学習装置における
学習時間を短縮させることも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した演算処理装置のブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施例を示すパターン認識装置の
ブロック図である。
【図3】図1に示した教師信号発生器のブロック図であ
る。
【図4】図1に示した神経回路の回路図である。
【図5】図2に示した演算処理装置におけるパターン認
識処理のフロー図である。
【図6】活性ベクトルを構成する活性値信号の例を示す
波形図である。
【図7】検出された補間距離の例を示す波形図である。
【図8】活性ベクトルの周期性を説明するためのベクト
ル軌道図である。
【図9】図1に示した演算処理装置における学習処理の
フロー図である。
【図10】ずれおよび歪が生じた仮想画面の変化を示す
仮想画面変化図である。
【図11】教師信号として用いられる周期的に変化する
変形パターンの変形パターン図である。
【図12】学習処理の進行を示す模式図である。
【図13】学習前の神経回路から出力される活性ベクト
ルの変化を示す活性ベクトル変化図である。
【図14】学習後の神経回路から出力される活性ベクト
ルの変化を示す活性ベクトル変化図である。
【図15】この発明が適用可能な神経回路の別の例を示
す回路図である。
【図16】この発明が適用可能な神経回路のさらに別の
例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 興奮性素子回路 2 抑制性素子回路 3 教師信号生成器 4 結合係数制御器 7 初期値設定処理器 MUL 乗算器 REG レジスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた入力パターンを認識するパタ
    ーン認識装置であって、前記入力パターンは、前記入力
    パターンを規定するための複数の入力信号を含み、 各々が、予め定められた関係に従って相互に結合された
    複数の興奮性素子−抑制性素子対を備えた神経回路を含
    み、 各前記素子対は、対応する興奮性素子および抑制性素子
    が、興奮性結合のための第1の対結合係数および抑制性
    結合のための第2の対結合係数を介して、互いに相反す
    る方向にそれぞれ結合され、 前記複数の興奮性素子は、前記複数の入力信号をそれぞ
    れ受け、 前記複数の興奮性素子の各2つは、興奮性素子結合係数
    を介して、互いに相反する方向に結合され、 学習されるべき学習パターンに基づいて、教師信号を発
    生する教師信号発生手段と、 教師信号に応答して、前記神経回路における第1および
    第2の対結合係数ならびに興奮性素子結合係数を更新す
    る結合係数更新手段とを含み、 前記結合係数更新手段による更新が行なわれた後、前記
    神経回路は、前記複数の入力信号を受け、かつ前記複数
    の興奮性素子を介して活性信号を出力し、 前記活性信号に応答して、前記入力パターンの分類を決
    定する分類決定手段を含む、パターン認識装置。
  2. 【請求項2】 前記教師信号発生手段は、予め定められ
    た規則に従って、前記学習パターンを連続的に変化させ
    ることにより、前記教師信号を発生する学習パターン変
    化手段を含む、請求項1に記載のパターン認識装置。
  3. 【請求項3】 前記学習パターンは、2次元の仮想画面
    上に置かれた学習画像パターンを含み、 前記学習パターン変化手段は、 前記仮想画面を予め定められた比で傾斜させる画面傾斜
    手段と、 前記仮想画面を予め定められた式に従って歪ませる画面
    歪手段とを含み、 前記学習画像パターンは、前記画面傾斜手段および前記
    画面歪手段によって変化された前記仮想画面に従って変
    化される、請求項2に記載のパターン認識装置。
  4. 【請求項4】 前記学習パターンは、離散的に変化さ
    れ、 前記学習パターン変化手段は、さらに、前記学習画像パ
    ターンを時間的に連続な信号に変換する連続変換手段を
    含む、請求項3に記載のパターン認識装置。
  5. 【請求項5】 前記分類決定手段は、前記神経回路から
    出力された活性化信号が周期性を有するか否かを判定す
    る周期性判定手段を含み、 前記入力パターンの分類は、前記周期性判定手段に応答
    して決定される、請求項1に記載のパターン認識装置。
  6. 【請求項6】 前記分類決定手段は、さらに、前記周期
    性判定手段が活性化信号の周期性を判定したとき、前記
    活性化信号と予め定められた辞書パターンとの間の相関
    距離を検出する相関距離検出手段を含み、 前記入力パターンの分類は、前記相関距離検出手段に応
    答して決定される、請求項5に記載のパターン認識装
    置。
  7. 【請求項7】 前記神経回路は、さらに、 対応する前記興奮性素子の出力信号に、対応する前記第
    1の対結合係数を乗じ、かつ乗じられた信号を対応する
    前記抑制性素子に与える複数の第1の乗算器と、 対応する前記抑制性素子の出力信号に、対応する前記第
    2の対結合係数を乗じ、かつ乗じられた信号を対応する
    前記興奮性素子に与える複数の第2の乗算器と、 前記複数の興奮性素子の各2つの出力信号の一方および
    他方に、対応する前記興奮性素子結合係数をそれぞれ乗
    じ、かつ乗じられた一方の信号および乗じられた他方の
    信号を、前記各2つの出力信号の他方および一方にそれ
    ぞれ与える複数の第3の乗算器とを備える、請求項1に
    記載のパターン認識装置。
  8. 【請求項8】 前記学習画像パターンは、各々が異なっ
    た文字を示す複数の学習文字パターンであり、 前記分類決定手段は、前記活性化信号に応答して、前記
    入力パターンの分類を前記複数の学習文字パターンの中
    から選択する文字選択手段を含む、請求項3に記載のパ
    ターン認識装置。
  9. 【請求項9】 前記入力パターンを規定する複数の入力
    信号は、与えられた2次元画像を規定する複数のメッシ
    ュ濃度特徴信号または与えられた2次元画像を規定する
    方向寄与度特徴信号である、請求項1に記載のパターン
    認識装置。
  10. 【請求項10】 前記神経回路は、さらに、対応する前
    記入力信号に、対応する入力結合係数を乗じ、かつ乗じ
    られた信号を対応する前記興奮性素子に与える複数の第
    4の乗算器を含み、 前記結合係数更新手段は、さらに、前記神経回路におけ
    る入力結合係数を更新する、請求項7に記載のパターン
    認識装置。
  11. 【請求項11】 前記結合係数更新手段は、時間軸上の
    順方向処理のみを実行することにより、前記神経回路に
    おける第2の対結合係数ならびに興奮性素子結合係数を
    更新する、請求項1に記載のパターン認識装置。
  12. 【請求項12】 各々が、予め定められた関係に従って
    相互に結合された複数の興奮性素子−抑制性素子対を備
    えた神経回路を含み、 各前記素子対は、対応する各興奮性素子および各抑制性
    素子が、第1および第2の対結合係数を介して、互いに
    相反する方向にそれぞれ結合され、 前記複数の興奮性素子および抑制性素子の各2つは、興
    奮性素子結合係数および抑制性素子結合係数を介して、
    互いに相反する方向に結合され、 学習されるべき学習パターンに基づいて、教師信号を発
    生する教師信号発生手段と、 教師信号について、時間軸上の順方向処理のみを実行す
    ることにより、前記神経回路における第2の対結合係数
    ならびに興奮性素子結合係数を更新する順時間学習処理
    手段とを含む、パターン学習装置。
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