JPH057262B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH057262B2
JPH057262B2 JP60181007A JP18100785A JPH057262B2 JP H057262 B2 JPH057262 B2 JP H057262B2 JP 60181007 A JP60181007 A JP 60181007A JP 18100785 A JP18100785 A JP 18100785A JP H057262 B2 JPH057262 B2 JP H057262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
easy
lid
open lid
aluminum
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60181007A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS6252044A (en
Inventor
Hisashi Hotsuta
Toshiaki Watanabe
Shinya Ootsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP18100785A priority Critical patent/JPS6252044A/en
Publication of JPS6252044A publication Critical patent/JPS6252044A/en
Publication of JPH057262B2 publication Critical patent/JPH057262B2/ja
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

(産業上の利用分野) 本発明はイージイオープン蓋付罐体に関するも
ので、より詳細には、加工部を含めた蓋全体の優
れた耐腐食性、優れた巻締性能(密封性)、及び
易開封性の組合せを有するイージイオープン蓋付
罐体に関する。 (従来の技術及び発明の技術的課題) 従来、格別の器具を用いることなく手で容易に
開封できる罐詰用罐として、所謂イージイオープ
ン蓋付罐体が広く使用されている。この罐蓋は、
加工性の点から金属素材としてアルミニウム板を
用い、このアルミニウム板から成る罐蓋に、アル
ミニウム板の厚み方向の途中に達するようにスコ
アを設けて、開口用部分を区画し、この開口用部
分に蓋板自体でリベツトを形成させ、このリベツ
トでプル・タブを固定したものであり、罐胴部材
のフランジとの間に二重巻締されて使用されるも
のである。 このイージイオープン蓋は、ビール、炭酸飲料
等の腐食性の少ない内容物に対しては満足すべき
結果が得られるとしても、一般食罐用の内容物、
例えば食塩を含む内容物に対してはアルミニウム
材の腐食の点から到底適用不能であつた。勿論、
アルミニウム材の腐食を防止するために、アルミ
ニウム材の罐内面側に有機保護塗膜を施こすこと
が行われているが、スコア加工時及びリベツト加
工時に塗膜にかなりの傷が入るのを避け得ない。
また、この塗膜の傷を補正するために、電着塗装
による補正塗りを行うことも提案されているが、
操作が煩瑣でしかもコスト高を招く上、その保護
効果においても必らずしも十分に満足し得るもの
ではない。 特に、食罐においては、罐胴部材として、一つ
は経済性の見地から、もう一つは優れた耐腐食性
と塗膜に対する密着性の見地から、テイン・フリ
ー・スチール(TFS)、即ち電解クロム酸処理鋼
板から成る罐胴部材が広く使用されているが、こ
のTFS罐胴にアルミニウム製イージイオープン
蓋を巻締した食罐においては、異種金属接続によ
り局部電池が形成され、アルミニウム材の腐食が
顕著に生ずるようになる。 また上述の欠点を解消すべく特開昭48−49590
号公報に、金属シートの内面に粘着層を介して部
分結晶質ポリオレフイン系樹脂フイルムを接合し
た複合シートを用いたイージイオープン蓋が開示
されている。しかし、複合シートにスコア加工、
プルタブのリベツト加工を行うと樹脂フイルムに
歪を生じ、それがダイアフラミング(膜ばなれ)
やフエザリングを生ずる原因となるので、上記加
工後に歪をとるための応力解放熱処理を行なわね
ばならない、また加熱殺菌時など樹脂フイルムに
歪を生ずるおそれがあるなどの欠点がある。 (発明の目的) 従つて、本発明の目的は、上述した欠点が解消
されたアルミニウム製イージイオープン蓋付罐体
を提供するにある。 本発明の他の目的は、加工部を含めた蓋全体の
優れた耐腐食性、優れた巻締性能及び易開封性の
組合せを有するイージイオープン蓋付罐体を提供
するにある。 本発明の更に他の目的は、腐食成分のバリヤー
性や内容物の香味保持性に優れた熱可塑性ポリエ
ステルフイルムを内面保護層として備え、加熱殺
菌等の苛酷な条件下においても、フイルムの物性
が実質上低下することなく、しかもアルミニウム
材基体への密着性が維持されるイージイオープン
蓋を提供するにある。 本発明の更に他の目的はアルミニウム材の罐内
面側に熱可塑性ポリエステルフイルム内面材が密
着しており、この内面材が腐食性成分に対して連
続したバリヤーとして作用すると共に、この内面
材が罐胴との巻締部における電気絶縁バリヤーと
しても作用するイージイオープン蓋付罐体を提供
するにある。 本発明の更に他の目的は、前記内面材により蓋
スコア部やリベツト加工部の保護がなされている
と共に、開封に際しては、スコア部に正確に沿つ
て破断が行われるイージイオープン蓋付罐体を提
供するにある。 (発明の構成) 本発明によれば、罐胴部材とアルミニウム材か
ら形成されたイージイオープン蓋とを巻締して成
る罐詰用罐体において、前記イージイオープン蓋
は、少なくとも罐内面となる側がクロメート処理
されたアルミニウム材基体と、該アルミニウム材
基体の罐内面となる側に設けられた熱可塑性ポリ
エステルフイルム内面材と、該基体の接合面に設
けたエポキシ−フエノール系樹脂接着剤層を介し
て重ね合せて、該ポリエステルの軟化点以上融点
未満の温度で熱圧着した積層体から成り、このイ
ージイオープン蓋はアルミニウム材の厚み方向の
途中に達するようにスコアが形成されており、前
記罐胴部材とイージイオープン蓋とはポリエステ
ルフイルム内面材を介して巻締られていることを
特徴とするイージイオープン蓋付罐体が提供され
る。 従来エチレンテレフタレート単位を主体とする
熱可塑性ポリエステルフイルム(PETフイルム)
は、種々のプラスチツクフイルムの内でも、機械
的強度に優れ、種々の成分に対するバリヤー性や
耐熱性にも優れたフイルムとして知られている。
しかしながら、このPETフイルムをスコア付イ
ージイオープン蓋の内面材として用いることは、
PETフイルムの引張強度がポリエチレンやポリ
プロピレンのそれに比して2〜10倍程度大きく、
加えて熱接着性が十分でなく、従つてスコア通り
に樹脂フイルムの剪断が行われないため到底困難
と考えられており、また実際に使用された例も皆
無である。フイルム内面材を用いたスコア付イー
ジイオープン層の場合、スコアが設けられるのは
金属基体の方についてだけであり、フイルム面材
にその破断が容易に行われるように何等かの傷を
設けることは、スコア部の金属基体の耐腐食性の
点から到底許されない。かくして、フイルム内面
材は完全に連続したフイルムの形で存在して、し
かも金属基体がスコアの位置で破断されるときに
は、フイルム内面材はそのスコア位置でしかもス
コアに正確に沿つて破断されることが要求される
のである。 本発明は、少なくとも罐内面となる側がクロメ
ート処理されたアルミニウム材基体に対して、内
面材としてのPETフイルムを、該基体の接合面
に設けた、エポキシ−フエノール系樹脂接着剤層
を介して該ポリエステルの軟化点以上融点未満の
温度で熱圧着して接合させると、接着性が改善さ
れて開封に際してPETフイルム層の破断がスコ
ア通りにしかも容易に行われるという真に驚くべ
き発見に基づいてなされたものである。 本発明は、全ての罐胴部材に適用可能である
が、特に表面処理鋼板、例えば電解クロム酸処理
鋼板、錫メツキ鋼板等に有利に適用し得る。罐胴
部材の形状は、上下に開口端を有し且つ側面継目
を有する所謂スリーピース罐用の罐胴であつても
よいし、また側面及び底部との境に継目のない所
謂ツーピース罐用のシームレス罐胴であつてもよ
い。前者の場合、継目は接着、溶接、ハンダ付等
の任意の方式で形成されていてもよい。 (発明の実施態様) 本発明を添付図面に示す具体例に基づき以下に
詳細に説明する。 罐蓋の構造 本発明に用いるイージイオープン蓋の構造を示
す第1図(上面図)及び第2図(側面断面図)に
おいて、このイージイオープン蓋1は、罐胴側面
内面に嵌合されるべき環状リム部2を介してその
外周側に密封用溝3を備えており、この環状リム
部2の内側には開口すべき部分4を区画するスコ
ア5が設けられている。この開口すべき部分には
蓋材を罐蓋外面側に突出させて形成したりリベツ
ト6が形成され、開封用プルタブ7がこのリベツ
ト6のリベツト打ちにより以下に示すように固定
されている。即ち、開封用プルタブ7は、一端に
引裂用先端8及び他端に把持用リング9を有し、
引裂用先端8に近接してリベツト6で固定される
支点部分10が存在する。プルタブ7は、その引
裂用先端8がスコア5の開封開始部に位置するよ
うに設けられる。 このイージイオープン蓋のスコア部5の断面構
造を拡大して示す第3−A図において、本発明に
おけるイージイオープン蓋1はアルミニウム材基
体11、アルミニウム材基体の両表面に施された
クロメート処理層12a,12bがあり、基体の
容器内面となる側には、クロメート処理層12a
を介してエポキシ−フエノール系樹脂接着剤層1
3が設けられ、この接着剤層13を介して熱可塑
性ポリエステルフイルムの内面材14が設けられ
る。アルミニウム材基体の容器外面となる側に
は、クロメート処理層12bを介して外面保護有
機塗膜15が設けられている。前述したスコア5
はアルミニウム材基体11の厚み方向の途中に達
するように刻接されているが、このスコア加工部
においても内面材14は完全に連続したフイルム
の形で存在することが理解されるべきである。こ
れは、より一層苛酷な加工が行われているリベツ
ト部6においても全く同様である。 密封用溝部3の断面を拡大して示す第3−B図
において、溝部3の断面構造も蓋材に関しては第
3−A図の場合と全く同様であり、特に熱可塑性
ポリエステルフイルム内面材14がその全面にわ
たつて設けられていることが着目されるべきであ
る。この密封用溝3には、密封用ゴム組成物(シ
ーラント)16がライニングされていて、罐胴フ
ランジとの間に密封が行われる。本発明の罐体に
おいては、罐胴との二重巻締部において、罐胴部
材と罐蓋との間には、熱可塑性ポリエステルフイ
ルム内面材14が必らず介在しており、従つて罐
胴と罐蓋とは電気的に絶縁された状態となつてい
ることが了解されるべきである。 本発明においては、更に内面材14として熱可
塑性ポリエステルフイルムを用いると共に、エポ
キシ−フエノール系樹脂接着剤層13によりアル
ミニウム材基体11と内面材14とが3Kg/15mm
巾以上、特に4Kg/15mm巾以上の接着強度で接合
されるようにする。 なお、接着強度は下記の方法で規定する。 すなわち内面材フイルムを施されたアルミニウ
ム材から100mm×15mmの試料2枚を採取する。こ
の試料の内面材フイルムの面同志をむかい合わせ
て固定した後、ホツトプレスで250℃の温度で加
熱圧着する。この加熱圧着された試料の長さ方向
の一端をT字型に剥離し、剥離したアルミニウム
材の2つの端部を引張り試験機に装着して25℃の
定温下で200mm/minの引張り速度で引張りこの
時に要する力を接着強度Kg/15mmと規定する。接
着強度をこのような方法で測定するのは、積層体
について直接T字型に剥離して接着強度を測定す
ると接着強度が大きいので内面材フイルムが測定
中に破断して接着強度が測定できないためであ
る。この試験方法は積層体の接着強度を直接示す
ものでないが、接着強度を相対的に比較して評価
することができる。 蓋素材 アルミニウム材基体としては、この種のイージ
イオープン蓋に使用されているアルミニウム材が
全て使用でき、例えば純アルミニウムやアルミニ
ウムと他の合金用金属、特にマグネシウム、マン
ガン等の少量を含むアルミニウム合金が使用され
る。アルミニウム材の厚みは、蓋の大きさ等によ
つても相違するが、一般に0.20乃至0.5mm、特に
0.25乃至0.35mmの範囲内にあるのがよい。 既に指摘した通り、アルミニウム材基体への内
面材の密着性や耐腐食性の見地からは、アルミニ
ウム材の表面にクロメート処理膜を形成させるこ
とが必要である。クロメート処理膜の形成は、そ
れ自体公知の手段、例えば、アルミニウム材を、
アロジン401−45(米国:アムケム社、日本:日本
ペイント社処方)のような処理液に浸漬する化学
処理により行われる。クロメート処理膜の厚み
は、表面積当りのCr原子の重量で表わして、3
乃至30mg/dm2、特に5乃至20mg/dm2の範囲内
にあることが望ましい。 内面材14として用いる熱可塑性ポリエステル
フイルムとしては、エチレンテレフタレート単位
を主体とする熱可塑性ポリエステル樹脂フイルム
が使用され、エチレンテレフタレート単位のみか
らなるホモポリエステルフイルムの他に、改質エ
ステル反復単位の少量を含む改質PETフイルム
が使用される。なお、フイルムの引張り強さ
(ASTMD882による)は3乃至25Kg/mm2、好ま
しくは5乃至20Kg/mm2のものが用いられる。 熱可塑性ポリエステルフイルムは、結晶性オレ
フイン系樹脂フイルムに比べて引張り強さが!?か
に大であり、また引張り弾性率も!?かに大きく、
衝撃強さも!?かに大である。降伏点も高く、降伏
点における伸度も低い。応力に対する歪が小さい
ので寸法安定性が非常に良い。フイルムの厚が一
様でピンホール、クラツク、タルミ等がない。広
範囲の温度範囲において物理的機械的性質に優れ
ている。成形加工性に優れており、罐蓋への成形
やスコア加工、リベツト加工等に対しても破断し
たりピンホール、クラツク、タルミ等がない。ま
た、湿気やいろいろな腐食成分に対するバリヤー
性(不透過性)においても最も優れているものの
一つである。 内面材フイルムの厚みは、10乃至100μm、特に
20乃至50μmの範囲にあることが、耐腐食性と易
開封性を満足させるために望ましい。 エポキシ−フエノール系樹脂接着剤層13に使
用されるエポキシ−フエノール系樹脂接着剤とし
ては、エポキシ樹脂aとフエノールアルデヒト樹
脂bから成るエポキシ−フエノール系樹脂接着剤
が使用される。 エポキシ樹脂aとしては、ビス乃至ポリエポキ
サイド型のエポキシ樹脂即ちビスフエノールA−
ビスエポキサイド、その他、ビスフエノール類或
いは他の多価フエノール類とエピハロヒドリンと
から誘導されるエポキシ樹脂が好適に使用され
る。これらのエポキシ樹脂は、一般式 式中Aは、ビスフエノールAなどの多価フエノ
ール類から誘導される2価芳香族炭化水素残基で
ある、 で表わされる化学構造を主体とするエポキシ樹脂
類で、n=0乃至15程度の公知のものが使用され
る。 フエノールアルデヒド樹脂bの適当な例は、こ
れに限定されるものではないが、次の通りであ
る。 一般式 式中、Rは水素原子、アルキル基、水酸基また
はフエニル基であり、nは1乃至3の整数であ
り、mは1乃至3の整数であつて、n+mの合計
は5を越えないものとする、 で表わされるヒドロキシメチル置換フエノール
類。上記式中、ヒドロキシメチルはフエノール性
水酸基に対して、オルト位またはパラ位に結合し
ていることが望ましい。例えばサリゲニン、o−
ヒドロキシメチル−p−クレゾール、p−ヒドロ
キシメチル−o−クレゾール、o−ヒドロキシメ
チル−p−t−ブチルフエノール、o−ヒドロキ
シメチル−p−フエニルフエノール、ジ(o−ヒ
ドロキシメチル)−p−クレゾール、2,4−ジ
ヒドロキシメチル−o−クレゾール、2,4−ジ
メチル−6−ヒドロキシメチルフエノール、レゾ
ルシン、カテコールまたはヒドロキノンのモノま
たはジメチロール化物。 一般式 式中、R2は直接結合または2価の橋絡基を表
わし、n′及びm′の各々はゼロを含む2迄の整数で
あつて、n′+m′の合計は1以上の整数であり、環
A及びBはアルキル基で置換されていてもよい、 で表わされるヒドロキシメチル置換二核体フエノ
ール類。上記式(2)において、橋絡基R2の適当な
例は、メチレン基、メチレンオキシメチレン基
(−CH2−O−CH2−)、エチリデン基、2,2−
プロピリデン基
(Industrial Application Field) The present invention relates to a case with an easy-to-open lid, and more specifically, the entire lid including the processed part has excellent corrosion resistance, excellent seaming performance (sealing performance), The present invention relates to a case with an easy-to-open lid, which has a combination of easy-to-open and easy-to-open lids. (Prior Art and Technical Problems of the Invention) Conventionally, so-called easy-open lidded containers have been widely used as cans that can be easily opened by hand without using any special equipment. This can lid is
An aluminum plate is used as the metal material from the viewpoint of workability, and a score is provided on the can lid made of this aluminum plate so as to reach the middle of the thickness direction of the aluminum plate to demarcate the opening part. A rivet is formed on the lid plate itself, and the pull tab is fixed with this rivet, and is used by being double-sealed between it and the flange of the can body member. Although this easy-open lid can provide satisfactory results for less corrosive contents such as beer and carbonated drinks, it is not suitable for general food can contents.
For example, it was completely impossible to apply this method to contents containing salt because of the corrosion of the aluminum material. Of course,
In order to prevent corrosion of aluminum materials, an organic protective coating is applied to the inner surface of aluminum cans, but it is necessary to avoid significant damage to the coating during scoring and riveting. I don't get it.
In addition, in order to correct the scratches on the paint film, it has been proposed to apply correction coating using electrodeposition coating.
In addition to being cumbersome and expensive to operate, the protective effect is not always satisfactory. In particular, for food cans, tain-free steel (TFS) is used as the can body material, one from the economic standpoint and the other from the standpoint of excellent corrosion resistance and adhesion to paint films. Can bodies made of electrolytic chromic acid-treated steel plates are widely used, but in food cans with aluminum easy-open lids wrapped around TFS can bodies, local batteries are formed by dissimilar metal connections, and the aluminum material Significant corrosion begins to occur. In addition, in order to eliminate the above-mentioned drawbacks, JP-A-48-49590
The publication discloses an easy-open lid using a composite sheet in which a partially crystalline polyolefin resin film is bonded to the inner surface of a metal sheet via an adhesive layer. However, score processing on the composite sheet,
Riveting the pull tab causes distortion in the resin film, which can lead to diaphragm (film separation).
There are also disadvantages such as stress release heat treatment must be performed to remove distortion after the above-mentioned processing, and there is a risk that distortion may occur in the resin film during heat sterilization. (Object of the Invention) Therefore, an object of the present invention is to provide an aluminum case with an easy-to-open lid that eliminates the above-mentioned drawbacks. Another object of the present invention is to provide a case with an easy-to-open lid that has a combination of excellent corrosion resistance of the entire lid including the processed portion, excellent seaming performance, and easy opening. Still another object of the present invention is to provide an inner protective layer with a thermoplastic polyester film that has excellent barrier properties against corrosive components and retains the flavor of the contents, so that the physical properties of the film remain stable even under harsh conditions such as heat sterilization. To provide an easy-to-open lid that maintains its adhesion to an aluminum substrate without substantially degrading it. Still another object of the present invention is that a thermoplastic polyester film inner surface material is in close contact with the inner surface of the aluminum can, and this inner material acts as a continuous barrier against corrosive components. To provide a case with an easy-to-open lid that also functions as an electrical insulation barrier at a seam portion with a body. Still another object of the present invention is to provide a case with an easy-to-open lid, in which the inner surface material protects the lid score portion and the rivet processing portion, and the lid is broken precisely along the score portion when opening. is to provide. (Structure of the Invention) According to the present invention, in the canning case formed by seaming a can body member and an easy-open lid formed of an aluminum material, the easy-open lid is arranged at least on the inner surface of the can. An aluminum base material whose side is chromate-treated, a thermoplastic polyester film inner surface material provided on the side that will become the inner surface of the can, and an epoxy-phenol resin adhesive layer provided on the joint surface of the base body. The easy-open lid is made of a laminate that is stacked on top of each other and bonded under heat and pressure at a temperature above the softening point and below the melting point of the polyester. A case with an easy-to-open lid is provided, characterized in that the can body member and the easy-to-open lid are tightly wound together with a polyester film inner surface material interposed therebetween. Conventional thermoplastic polyester film (PET film) mainly composed of ethylene terephthalate units
Among various plastic films, it is known as a film that has excellent mechanical strength, barrier properties against various components, and heat resistance.
However, using this PET film as the inner material of an easy-open lid with a score
The tensile strength of PET film is about 2 to 10 times higher than that of polyethylene or polypropylene.
In addition, the thermal adhesion is insufficient, and therefore the resin film cannot be sheared according to the score, so it is considered to be extremely difficult, and there are no examples of it actually being used. In the case of an easy-open layer with a score using a film inner surface material, the score is provided only on the metal substrate, and some kind of scratch must be provided on the film surface material so that it can be easily broken. This is completely unacceptable in terms of the corrosion resistance of the metal base of the score part. Thus, the inner film material exists in the form of a completely continuous film, and when the metal substrate is broken at the location of the score, the inner film material is broken at the score location and exactly along the score. is required. The present invention applies a PET film as an inner surface material to an aluminum base material, which has been chromate-treated at least on the inner surface of the can, through an epoxy-phenol resin adhesive layer provided on the bonding surface of the base material. This was based on the truly surprising discovery that when thermocompression bonding is performed at a temperature above the softening point of polyester and below the melting point, the adhesion is improved and the PET film layer breaks easily and according to the score upon opening. It is something that Although the present invention is applicable to all can body members, it can be particularly advantageously applied to surface-treated steel sheets, such as electrolytic chromic acid treated steel sheets, tin-plated steel sheets, and the like. The shape of the can body member may be a can body for a so-called three-piece can that has open ends at the top and bottom and a side seam, or a so-called seamless can body for a so-called two-piece can that has no seams between the sides and the bottom. It may be a can body. In the former case, the seam may be formed by any method such as gluing, welding, or soldering. (Embodiments of the Invention) The present invention will be described in detail below based on specific examples shown in the accompanying drawings. Structure of the Can Lid In FIG. 1 (top view) and FIG. 2 (side sectional view) showing the structure of the easy-open lid used in the present invention, the easy-open lid 1 is fitted onto the inner surface of the side surface of the can body. A sealing groove 3 is provided on the outer peripheral side of the annular rim portion 2 to be opened, and a score 5 is provided inside the annular rim portion 2 to define a portion 4 to be opened. In this portion to be opened, the lid material is formed to protrude to the outer surface of the can lid, or a rivet 6 is formed, and an opening pull tab 7 is fixed as shown below by riveting the rivet 6. That is, the opening pull tab 7 has a tearing tip 8 at one end and a gripping ring 9 at the other end,
Close to the tearing tip 8 there is a fulcrum section 10 which is fixed with a rivet 6. The pull tab 7 is provided so that its tearing tip 8 is located at the opening start portion of the score 5. In FIG. 3-A showing an enlarged cross-sectional structure of the score portion 5 of this easy-open lid, the easy-open lid 1 of the present invention has an aluminum base 11 and a chromate treatment applied to both surfaces of the aluminum base. There are layers 12a and 12b, and a chromate-treated layer 12a is formed on the side of the base that becomes the inner surface of the container.
Epoxy-phenolic resin adhesive layer 1 through
3 is provided, and an inner surface material 14 of thermoplastic polyester film is provided via this adhesive layer 13. An outer surface protective organic coating film 15 is provided on the side of the aluminum material base that becomes the outer surface of the container via a chromate treatment layer 12b. Score 5 mentioned above
is carved so as to reach the middle of the thickness direction of the aluminum material base 11, but it should be understood that the inner surface material 14 exists in the form of a completely continuous film even in this scored portion. This also applies to the rivet portion 6, which is subjected to even more severe processing. In FIG. 3-B showing an enlarged cross-section of the sealing groove 3, the cross-sectional structure of the groove 3 is exactly the same as that in FIG. 3-A regarding the lid material, and in particular, the thermoplastic polyester film inner surface material 14 is It should be noted that they are provided throughout the area. This sealing groove 3 is lined with a sealing rubber composition (sealant) 16, and sealing is performed between the can body flange and the can body flange. In the case of the present invention, the thermoplastic polyester film inner material 14 is necessarily interposed between the can body member and the can lid at the double-sealed portion with the can body. It should be understood that the shell and can lid are electrically insulated. In the present invention, a thermoplastic polyester film is further used as the inner material 14, and the epoxy-phenol resin adhesive layer 13 connects the aluminum material base 11 and the inner material 14 to 3 kg/15 mm.
It should be bonded with an adhesive strength of at least 4 kg/15 mm width. Note that the adhesive strength is defined by the following method. That is, two samples of 100 mm x 15 mm are taken from an aluminum material coated with an inner film. After fixing the surfaces of the inner material films of this sample facing each other, they were heat-pressed at a temperature of 250°C using a hot press. One end of the heat-pressed sample in the longitudinal direction is peeled off in a T-shape, and the two ends of the peeled aluminum material are mounted on a tensile tester and tested at a tensile speed of 200 mm/min at a constant temperature of 25°C. The force required at this time of tension is defined as the adhesive strength Kg/15mm. The reason why adhesive strength is measured in this way is because if the adhesive strength of the laminate is directly peeled in a T-shape and the adhesive strength is measured, the adhesive strength will be large, and the inner material film will break during the measurement, making it impossible to measure the adhesive strength. It is. Although this test method does not directly indicate the adhesive strength of the laminate, it allows for relative comparison and evaluation of adhesive strength. Lid material As the aluminum material base, all the aluminum materials used for this type of easy-open lid can be used, such as pure aluminum or aluminum alloys containing aluminum and other alloying metals, especially aluminum alloys containing small amounts of magnesium, manganese, etc. is used. The thickness of the aluminum material varies depending on the size of the lid, etc., but it is generally 0.20 to 0.5 mm, especially
It is preferably within the range of 0.25 to 0.35 mm. As already pointed out, it is necessary to form a chromate treatment film on the surface of the aluminum material from the viewpoint of adhesion of the inner material to the aluminum material substrate and corrosion resistance. The chromate-treated film can be formed by means known per se, for example, by using an aluminum material,
This is carried out by chemical treatment by immersion in a treatment solution such as Allodin 401-45 (formulated by Amchem in the United States, Nippon Paint in Japan). The thickness of the chromate treatment film is expressed as the weight of Cr atoms per surface area.
It is preferably in the range of 5 to 20 mg/dm 2 , particularly 5 to 20 mg/dm 2 . As the thermoplastic polyester film used as the inner material 14, a thermoplastic polyester resin film mainly composed of ethylene terephthalate units is used, and in addition to a homopolyester film composed only of ethylene terephthalate units, it also contains a small amount of modified ester repeating units. Modified PET film is used. The film used has a tensile strength (according to ASTM D882) of 3 to 25 Kg/mm 2 , preferably 5 to 20 Kg/mm 2 . Thermoplastic polyester film has significantly higher tensile strength and tensile modulus than crystalline olefin resin film.
The impact strength is also amazing! It also has a high yield point and low elongation at the yield point. Dimensional stability is very good because the distortion due to stress is small. The film thickness is uniform and there are no pinholes, cracks, or sag. Excellent physical and mechanical properties over a wide temperature range. It has excellent moldability and does not break, pinholes, cracks, or sag when molded into can lids, scored, riveted, etc. It also has one of the best barrier properties (impermeability) against moisture and various corrosive components. The thickness of the inner material film is 10 to 100 μm, especially
The thickness is preferably in the range of 20 to 50 μm in order to satisfy corrosion resistance and ease of opening. The epoxy-phenol resin adhesive used for the epoxy-phenol resin adhesive layer 13 is an epoxy-phenol resin adhesive consisting of an epoxy resin a and a phenol aldehyde resin b. As the epoxy resin a, bis- or polyepoxide-type epoxy resin, that is, bisphenol A-
Bisepoxides, epoxy resins derived from bisphenols or other polyhydric phenols, and epihalohydrin are preferably used. These epoxy resins have the general formula In the formula, A is a divalent aromatic hydrocarbon residue derived from polyvalent phenols such as bisphenol A. An epoxy resin mainly having the chemical structure represented by the following, where n=0 to about 15. A known one is used. Suitable examples of the phenolaldehyde resin b include, but are not limited to, the following. general formula In the formula, R is a hydrogen atom, an alkyl group, a hydroxyl group, or a phenyl group, n is an integer of 1 to 3, m is an integer of 1 to 3, and the sum of n + m shall not exceed 5. Hydroxymethyl-substituted phenols represented by , . In the above formula, hydroxymethyl is preferably bonded to the ortho or para position with respect to the phenolic hydroxyl group. For example saligenin, o-
Hydroxymethyl-p-cresol, p-hydroxymethyl-o-cresol, o-hydroxymethyl-p-t-butylphenol, o-hydroxymethyl-p-phenylphenol, di(o-hydroxymethyl)-p-cresol , 2,4-dihydroxymethyl-o-cresol, 2,4-dimethyl-6-hydroxymethylphenol, resorcinol, mono- or dimethylolated products of catechol or hydroquinone. general formula In the formula, R 2 represents a direct bond or a divalent bridging group, each of n' and m' is an integer up to 2 including zero, and the sum of n'+m' is an integer of 1 or more. , Rings A and B may be substituted with an alkyl group, a hydroxymethyl-substituted dinuclear phenol represented by: In the above formula (2), suitable examples of the bridging group R2 are a methylene group, a methyleneoxymethylene group ( -CH2 -O- CH2- ), an ethylidene group, a 2,2-
Propylidene group

【式】酸素原子(−O−)、 硫黄原子(−S−)スルホニル基[Formula] Oxygen atom (-O-), Sulfur atom (-S-) sulfonyl group

【式】イ ミノ基(−NH−)等である。 他に、ナフトール類のヒドロキシメチル誘導
体、例えば2−ヒドロキシメチル−1−ナフトー
ル、2,4−ジヒドロキシメチル−1−ナフトー
ル等も使用し得る。 これらのフエノールアルデヒド樹脂は、単独で
も組合せても使用できるが、好適には上記(2)式の
ものと(3)式のものとを組合せたものが使用され
る。 前述したエポキシ樹脂成分aとフエノールアル
デヒド樹脂成分bとは、任意の割合で組合せて使
用することができ、特別に制限は受けない。接着
強度と接着部の耐レトルト性の見地からは、 a:b=95:5乃至5:95 特に 90:10乃至10:90 の重量比で両者を組合せた接着剤を、接着剤層の
形成に用いるのが望ましい。 本発明において、前記エポキシ樹脂とフエノー
ルアルデヒド樹脂とは、ケトン類、エステル類、
アルコール類或いは炭化水素溶媒或いはこれらの
混合溶媒等に溶解した状態で混合し、直接、接着
介在層用の塗料として使用することも可能である
が、これらの混合樹脂溶液を、80乃至130℃の温
度で1乃至10時間程度予備縮合させた後、接着剤
とするのが望ましい。 この接着剤を、アルミニウム材基体の罐内面と
なる側のクロメート処理面に施こして、該基体の
接合面に接着剤層を形成させる。接着材層の厚み
は、通常乾燥塗膜で0.3乃至3μmの厚みに設ける
のがよい。この範囲の厚みにした場合、経時接着
強度の改善が顕著である。 また接着材層13は、複層に形成し第4図に示
す通り、アルミニウム材クロメート処理面に接着
促進剤層13aを設け、この上に接着材層13b
を設けることができる。接着促進剤層13aに使
用される接着促進剤としては、前記したエポキシ
樹脂aでエポキシ当量が170乃至500の範囲にある
液体或いは低融点(74℃以下)のエポキシ樹脂
や、前記したフエノールアルデヒド樹脂bの超薄
層、好適には1乃至100オングストローム(Å)、
特に1乃至30Åの厚みの結合薄層を挙げることが
できる。これらの接着促進剤薄層の形成は、アル
ミニウム材の表面を150℃以上の温度、特に180乃
至300℃の温度、最も好適には200乃至250℃の温
度に維持して行うのがよく、一般には高温の雰囲
気中に上記接着促進剤の上記を充填している雰囲
気中にアルミニウム材を曝露させる。クロメート
処理されたアルミニウム材に接着促進剤の超薄層
を形成させた場合に、経時接着強度の改善が最も
顕著である。 内面材フイルムのアルミニウム材基体への積層
は、内面材フイルムをアルミニウム材基体のクロ
メート処理面に重ね合せて、両者を内面材フイル
ムポリエステルの軟化点以上融点未満の温度で熱
圧着して接着させて行うことができる。かくし
て、アルミニウム材基体と内面材フイルムとを3
Kg/15mm巾以上の接着強度で接合することがで
き、蓋材の開封の際は、内面材フイルムがスコア
通りに破断する積層体を得ることができる。 尚、蓋体外面となるべき面に施こす保護塗膜と
しては、熱硬化性樹脂塗料、例えば、フエノール
−ホルムアルデヒド樹脂、フラン−ホルムアルデ
ヒド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、ケ
トン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデ
ヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ア
ルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂、ビスマレイミド樹脂、トリアリルシアヌレ
ート樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、シリコーン樹
脂、油性樹脂、或いは熱可塑性樹脂塗料、例えば
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩化ビニル−
マレイン酸共重合体、塩化ビニル−マレイン酸−
酢酸ビニル共重合体、アクリル重合体、飽和ポリ
エステル樹脂等を挙げることができる。これらの
樹脂塗料は単独でも2種以上の組合せでも使用さ
れる。 イージイオープン蓋への成形及び罐との巻締め 本発明に用いるイージイオープン蓋への成形
は、前述した積層体を用いる点を除けば、それ自
体公知の手段で行われる。この工程を説明する
と、先ずプレス成形工程Aで、内面材フイルムと
アルミニウム材基体との積層体シートを円板の形
に打抜くと共に、所望の蓋形状に成形する。 次いで、スコア刻設工程Bで、スコアダイスを
用いて、蓋の外面側からスコアがアルミニウム材
基体の途中に達するようにスコアの刻設を行う。
スコアにおけるアルミニウム素材の残留厚みt2
は、アルミニウム材基体の元厚みt1に対して、
t2/t1×100が20乃至50%でt2が70乃至130μmとな
るようにするのがよい。 リベツト形成工程Cにおいて、リベツト形成ダ
イスを用いてスコアで区画された開口用部に外面
側に突出したりリベツトを形成させ、タブ取付工
程Dで、リベツトに開封タブを嵌合させ、リベツ
トの突出部を鋲打してタブを固定させる。 最後にライニング工程Eにおいて、蓋の密封用
溝に、ノズルを通して、密封用コンパウンドをラ
イニング塗布し、乾燥して密封剤層を形成させ
る。 罐胴との二重巻締工程を説明すると罐胴部材の
フランジとイージイオープン蓋の密封用溝部とを
嵌合させると共に、一次巻締用ダイスを用いてフ
ランジの周囲に溝部を一次巻締させる。次いで、
二次巻締工程において、このフランジ部を更に、
罐胴側壁部に沿つて更に90℃巻締して、本発明の
罐体とする。 本発明において、罐胴部材としては、側面に接
着剤(ナイロン系接着剤)による継目や溶接によ
る継目を備え、上下に巻締用フランジを備えたテ
イン・フリー・スチール(TFS電解クロム酸処
理鋼板)製のスリー・ピース罐用罐胴部材や、絞
り成形或いは深絞り成形で形成された所謂ツーピ
ース罐用のTFS製罐胴が好適に使用される。そ
の他、本発明は、錫メツキ鋼板(ブリキ)から形
成され、ハンダ付或いは溶接による継目を備えた
スリーピース罐用罐胴や、絞りしごき加工、深絞
り加工、衝撃押出加工等により形成された所謂ブ
リキ製のシームレス罐胴にも等しく適用できる。 (作用効果) 本発明に用いるイージイオープン蓋は、少なく
とも罐内面となる側がクロメート処理されたアル
ミニウム材基体と該基体の缶内面側に設けられた
プラスチツクフイルム内面材とから成るが、この
プラスチツクフイルムとして、熱可塑性ポリエス
テルフイルムを用いること、及びアルミニウム材
基体と熱可塑性ポリエステルフイルムとを該基体
の接合面に設けたエポキシ−フエノール系樹脂接
着剤層を介して重ね合せて、該ポリエステルの軟
化点以上融点未満の温度で熱圧着した積層体から
なることが顕著な特徴である。 本発明において、イージイオープン蓋の内面材
として、上述した熱可塑性ポリエステルフイルム
を用いることは、アルミニウム材基体の腐食防
止、易開封性、巻締性能等の点で顕著な作用効果
を示すものである。 熱可塑性ポリエステルフイルムは、このものが
ほぼ一定の厚みで面方向に完全に連続しており、
通常の有機塗膜に屡々認められるピンホール、ク
ラツク或いはフクレ(ブリスター)、タルミ等の
塗膜欠点がないという点で特に優れたものであ
る。また、熱可塑性ポリエステル樹脂は、凝集力
が大であると共に強靱性にも優れている。このフ
イルムは引張り強さが大でまた引張り弾性率も大
きく、応力に対する歪が小さく、したがつて寸法
安定性が非常に良い。罐蓋への成形やスコア加
工、開封用プルタブのリベツト加工等に対して
も、破断したり、ピンホール、クラツク、タルミ
等が発生することなく連続被覆状態に維持される
という利点がある。罐胴部材との二重巻締加工に
おいても同様である。また、このフイルムは、湿
気やいろいろな腐食成分に対するバリヤー性に優
れているのが大きな特質である。 本発明においては、熱可塑性ポリエステルフイ
ルムを、イージイオープン罐蓋の内面材としたこ
とにより、罐蓋加工後においても被覆の連続性且
つ完全さが維持されると共に、その腐食性成分に
対するバリヤー(遮断)性も発現され、優れた耐
腐食性が維持されるものである。しかも、この樹
脂フイルムは、罐胴とイージイ・オープン蓋との
二重巻締部に介在し、両者を電気絶縁状態に維持
することから、罐胴と蓋との間に電池が形成さ
れ、電気化学的に蓋が腐食されるのを有効に防止
し得ることから、耐腐食性の向上は一層顕著なも
のとなる。 また、イージイ・オープン蓋では、スコアを剪
断したときに、スコアの剪断と共に内面材もこれ
に正確に沿つて破断されることが要求される。こ
のスコア破断性(スコアに沿つた内面材の破断
性)は、樹脂フイルムのアルミニウム材基体への
密着性と樹脂フイルムの物性とにより影響され
る。即ち、フイルムの密着力が高い程スコアに沿
つて正確且つ鋭利にフイルムの剪断が行われ易
い。本発明によれば、クロメート処理されたアル
ミニウム材基体面にエポキシ−フエノール系樹脂
接着材層13を設けて内面材フイルムを軟化点以
上融点未満の温度で熱圧着して接合するので接着
力が改善され、接着強度3Kg/15mm巾以上の接着
力を得ることができ、前述したスコア部での正確
な剪断が行われ、開封操作が行われるものであ
る。一方フイルムの物性としては、或る程度の剛
性を持つたものの方がスコア部での鋭利な剪断が
可能となる。本発明においては、熱可塑性ポリエ
ステルフイルムを用いることにより、スコア部で
の剪断が容易に行われる。この熱可塑性ポリエス
テルフイルムは、引張り弾性率が大で、降伏点も
高く、降伏点における伸度も低い。応力に対する
歪が小さいため、伸びにくい。これに対しオレフ
イン系フイルムなど弾性率が小さく、伸び易いフ
イルムではスコア剪断部からはみ出した状態でフ
イルムの剪断が行われる傾向がある。 更に、本発明においては、アルミニウム材基体
に直接シーリングコンパウンドを設けた場合、或
いは通常の塗膜を介してシーリングコンパウンド
を設けた場合に比して、前述した熱可塑性ポリエ
ステルフイルム層を介してシーリングコンパウン
ドを設けることにより、二重巻締部の密封性能も
向上することがみ見出された。これは、二重巻締
部の全体にわたつて介在する樹脂フイルムによる
塑性が漏洩防止に役立つているためと思われる。 (実施例) 本発明を実施例によつて説明する。 実施例 1 罐蓋用に用いられる市販のアルミニウム板(厚
0.37mm、5052H38材、表面アロジン401−45処理、
クロム量20mg/m2)に予めエポキシ・フエノール
系樹脂(エポキシ樹脂/フエノール樹脂:60/40)
からなる接着剤を1μmの厚みになるように塗布し
風乾した後、厚み25μmのポリエチレンテレフタ
レートフイルム(比重1.38、引張り強さ19.3〜
24.6Kg/mm2、軟化点150℃)を220℃で熱圧着し
た。その後裏面にエポキシ・尿素系塗料を乾燥後
の膜厚が4μmとなるようロールコーターを用いて
塗布し200℃、10分の焼付乾燥を行つた。 このラミネート材のポリエチレンテレフタレー
トフイルムとアルミニウム板の接着力は、7.3
Kg/15mmであつた。なお接着力の測定は、100mm
×15mmのラミネート板2枚を用いポリエチレンテ
レフタレートの面同志を向い合わせてホツトプレ
スにより250℃で熱圧着した後T字型ピールを行
いその時の剥離力を接着力とした。 このラミネート材からラミネート面が蓋の内面
となるように直径約70mmの(通称211径)蓋を打
ちぬきこれに蓋の外面側から深さ0.27mm残存厚み
0.1mmの部分開口型のスコア加工およびリベツト
加工を行なつた。この211径アルミ蓋をTFS製
350g罐胴に巻締めした後、食塩およびくえん酸
の各0.3%含有モデル腐食液を充填し、さらに
TFS製合蓋を巻締め密封した後、115℃、60分の
殺菌を行ない50℃、3カ月保存した。 3カ月後開罐し詳細な観察を行なつたが白化現
象、膜残り、加工された各部の腐食など何れも異
常は認められなかつた。 比較例 1 実施例1で用いたものと同一の市販アルミニウ
ム板の表面にポリエチレン接着用塗料(エポキ
シ・フエノール系塗料に酸化ポリエチレン
10PHR添加:特公昭54−11836記載の塗料)を乾
燥後の膜厚が3μmとなるようロールコーターを用
いて塗布し200℃、10分の焼付乾燥を行なつた。
その表面に厚み40μmのポリエチレンフイルム
(比重0.925、引張り強さ1.1〜2.1Kg/mm2、軟化点
95℃)を180℃で熱圧着した。なお裏面にはエポ
キシ・尿素系塗料を乾燥後の膜厚4μmとなるよう
ロールコーターを用い塗布し、185℃、10分の焼
付乾燥を行なつた。このラミネート材のポリエチ
レンと塗装アルミニウム板の接着力は4.5Kg/15
mmであつた。なお接着力の測定は100mm×15mmの
ラミネート板2枚を用いポリエチレンの面同志を
向い合わせてホツトプレスにより180℃で熱圧着
した後T字型ピールを行ないその時の剥離力を接
着力とした。このラミネート材から実施例1と同
様に通称211径の蓋を打ち抜きスコア加工を行な
い、TFS製350g罐胴に巻き締めした後、モデル
液を充填し115℃、60分の殺菌操作を行ない50℃
で保存した。 3カ月後に調査したところスコア加工部、リベ
ツト部、チヤツクウオールラジアス部のいたると
ころに腐食が進行し孔あきに到りモデル液が漏洩
していた。 比較例 2 実施例1で用いたものと同一の市販アルミニウ
ム板の表面に、ポリプロピレン接着用塗料(エポ
キシ・フエノール系塗料にマレイン酸変性ポリプ
ロピレン2PHR添加)を乾燥後の膜厚が3μmとな
るようロールコーターを用いて塗布し、200℃、
10分の焼付乾燥を行なつた。その表面に厚み
40μmのポリプロピレンフイルム(比重0.91引張
り強さ3.2〜5.1Kg/mm2、軟化点105℃)を180℃で
熱圧着した。なお裏面にはエポキシ・尿素系塗料
を乾燥後の膜厚4μmとなるようロールコーターを
用い塗布し200℃、10分の焼付乾燥を行なつた。
このラミネート材のポリプロピレンと塗装アルミ
ニウム板の接着力は2.5Kg/15mmであつた。なお
接着力の測定は100mm×15mmのラミネート板2枚
を用いポリプロピレンの面同志を向い合せてホツ
トプレスにより200℃の熱圧着した後T字型ピー
ルを行ないその時の剥離力を接着力とした。 このラミネート板から実施例1と同様に通称
211径の蓋を打ちぬきスコア加工を行ない、TFS
製350g罐胴に巻締めした後モデル液を充填し115
℃、60分の殺菌操作を行ない50℃で保存した。 3カ月後開罐し詳細な観察を行なつたところス
コア加工部、リベツト部、チヤツクウオールラジ
アス部の一部、特にリベツト部に微少ではあるが
腐食が見られた。またスコア開口部分にその開口
面積の1/2〜3/4にもおよぶ膜残りがあつた。 比較例 3 実施例1で用いたものと同一の市販アルミニウ
ム板の表面にカプロン酸を210℃で気化させてそ
の雰囲気中で10分間の塗装を行ない厚み18Åの皮
膜を形成させた(特願59−76594記載の方法)。 その後裏面にエポキシ・尿素系塗料を乾燥膜厚
で4μmとなるようロールコート法で塗布し250℃、
10分間の加熱乾燥を行ない表裏面塗装アルミ板を
作成した。 このシートの表面に厚み20μmのナイロン12(比
重1.1、引張り強さ7.3〜8.4Kg/mm2、軟化点190℃)
フイルムを220℃で熱圧着した。 このラミネート材のナイロンフイルムとアルミ
ニウム板の接着力は2.7Kg/15mmであつた。なお
接着力の測定は、100mm×15mmのラミネート板2
枚を用いナイロン面同志を向い合わせてホツトプ
レスにより200℃で熱圧着した後T字型ピールを
行ないその時の剥離力を接着力とした。 このラミネート材から実施例1と同様に通称
211径の蓋を打ち抜き、スコア加工を行ないTFS
製350g罐胴に巻き締めた後モデル液を充填し、
115℃、60分の殺菌操作を行ない50℃で保存した。 3カ月後開罐し詳細な観察を行なつたところ、
各加工部を含めて腐食の発生は認められなかつた
がスコア開口部分に、全面積にわたり膜が残つ
た。
[Formula] Imino group (-NH-), etc. In addition, hydroxymethyl derivatives of naphthols, such as 2-hydroxymethyl-1-naphthol and 2,4-dihydroxymethyl-1-naphthol, can also be used. These phenolic aldehyde resins can be used alone or in combination, but preferably a combination of those of the above formula (2) and (3) is used. The above-mentioned epoxy resin component a and phenolaldehyde resin component b can be used in combination in any ratio, and are not particularly limited. From the viewpoint of adhesive strength and retort resistance of the bonded part, it is recommended to use an adhesive that combines the two at a weight ratio of a:b=95:5 to 5:95, especially 90:10 to 10:90, when forming the adhesive layer. It is desirable to use it for In the present invention, the epoxy resin and phenolaldehyde resin include ketones, esters,
It is also possible to mix the resin in a dissolved state in an alcohol, hydrocarbon solvent, or a mixed solvent thereof, and use it directly as a coating for the adhesive intervening layer. It is desirable to pre-condense the mixture at a temperature for about 1 to 10 hours and then use it as an adhesive. This adhesive is applied to the chromate-treated surface of the aluminum base that will become the inner surface of the can to form an adhesive layer on the bonding surface of the base. The thickness of the adhesive layer is preferably 0.3 to 3 μm as a dry coating film. When the thickness is within this range, the adhesive strength over time is significantly improved. Further, the adhesive layer 13 is formed into a multilayer structure, and as shown in FIG.
can be provided. Examples of the adhesion promoter used in the adhesion promoter layer 13a include the above-mentioned epoxy resin a, which is a liquid or low melting point (74°C or less) epoxy resin with an epoxy equivalent in the range of 170 to 500, and the above-mentioned phenolaldehyde resin. an ultrathin layer of b, preferably from 1 to 100 angstroms (Å);
Particular mention may be made of bonding thin layers with a thickness of 1 to 30 Å. The formation of these adhesion promoter thin layers is preferably carried out by maintaining the surface of the aluminum material at a temperature of 150°C or higher, particularly at a temperature of 180 to 300°C, most preferably at a temperature of 200 to 250°C; The aluminum material is exposed to an atmosphere filled with the adhesion promoter in a high temperature atmosphere. The improvement in bond strength over time is most significant when the chromated aluminum material is coated with an ultra-thin layer of adhesion promoter. The inner material film is laminated onto the aluminum material substrate by overlapping the inner material film on the chromate-treated surface of the aluminum material substrate, and bonding them together by thermocompression at a temperature above the softening point and below the melting point of the inner material film polyester. It can be carried out. In this way, the aluminum material base and the inner material film are
It is possible to bond with an adhesive strength of Kg/15 mm width or more, and when the lid material is opened, a laminate can be obtained in which the inner material film breaks according to the score. The protective coating to be applied to the outer surface of the lid may include thermosetting resin paints, such as phenol-formaldehyde resin, furan-formaldehyde resin, xylene-formaldehyde resin, ketone-formaldehyde resin, urea-formaldehyde resin, Melamine-formaldehyde resins, alkyd resins, unsaturated polyester resins, epoxy resins, bismaleimide resins, triallyl cyanurate resins, thermosetting acrylic resins, silicone resins, oil-based resins, or thermoplastic resin coatings, such as vinyl chloride-vinyl acetate Copolymer, vinyl chloride
Partially saponified vinyl acetate copolymer, vinyl chloride
Maleic acid copolymer, vinyl chloride-maleic acid-
Examples include vinyl acetate copolymers, acrylic polymers, and saturated polyester resins. These resin coatings may be used alone or in combination of two or more. Forming into an Easy-Open Lid and Sealing with a Can The forming into an easy-open lid used in the present invention is performed by means known per se, except for using the above-mentioned laminate. To explain this process, first, in press molding process A, a laminate sheet of an inner material film and an aluminum base material is punched into a disc shape and formed into a desired lid shape. Next, in a score engraving step B, a score die is used to engrave a score so that the score reaches halfway into the aluminum substrate from the outer surface side of the lid.
Residual thickness of aluminum material in score t 2
is for the original thickness t 1 of the aluminum material base,
It is preferable that t 2 /t 1 ×100 be 20 to 50% and t 2 be 70 to 130 μm. In the rivet forming step C, a rivet is formed by using a rivet forming die to protrude outward from the opening portion defined by the score, and in the tab attaching step D, an opening tab is fitted to the rivet and the protruding portion of the rivet is formed. Fix the tab by riveting it. Finally, in the lining step E, a sealing compound is applied as a lining to the sealing groove of the lid through a nozzle and dried to form a sealant layer. To explain the double seaming process with the can body, the flange of the can body member and the sealing groove of the easy-open lid are fitted together, and the groove is first seamed around the flange using a primary seaming die. let Then,
In the secondary seaming process, this flange is further
It is further seamed at 90 degrees along the side wall of the can body to obtain the can body of the present invention. In the present invention, the can body member is made of stain-free steel (TFS electrolytic chromic acid treated steel plate), which has adhesive (nylon adhesive) joints and welded joints on the side surfaces and seam flanges on the top and bottom. ) can body members for three-piece cans and TFS can bodies for so-called two-piece cans formed by drawing or deep drawing are preferably used. In addition, the present invention relates to a three-piece can body made of tin-plated steel plate (tinplate) and equipped with soldered or welded seams, and so-called tinplate made by drawing and ironing, deep drawing, impact extrusion, etc. It is equally applicable to seamless can bodies made of (Operation and Effect) The easy-open lid used in the present invention is composed of an aluminum base material whose at least the inner surface of the can is chromate-treated, and a plastic film inner material provided on the inner surface of the can. As a method, a thermoplastic polyester film is used, and an aluminum material substrate and a thermoplastic polyester film are laminated via an epoxy-phenol resin adhesive layer provided on the bonding surface of the substrate, and the temperature is increased to a temperature higher than the softening point of the polyester. A distinctive feature is that it consists of a laminate bonded under thermocompression at a temperature below the melting point. In the present invention, the use of the above-mentioned thermoplastic polyester film as the inner material of the easy-open lid exhibits remarkable effects in terms of corrosion prevention of the aluminum material base, easy opening, seaming performance, etc. be. Thermoplastic polyester film has a nearly constant thickness and is completely continuous in the plane direction.
It is particularly excellent in that it is free from coating defects such as pinholes, cracks, blisters, and sag that are often observed in ordinary organic coatings. In addition, thermoplastic polyester resin has a large cohesive force and is also excellent in toughness. This film has a high tensile strength and a high tensile modulus, and has low distortion under stress and therefore has very good dimensional stability. It has the advantage that it can be maintained in a continuous coating state without breaking, pinholes, cracks, sagging, etc., even when molded into can lids, scored, riveted on pull tabs for opening, etc. The same applies to the double seaming process with the can body member. Another great feature of this film is that it has excellent barrier properties against moisture and various corrosive components. In the present invention, by using a thermoplastic polyester film as the inner material of the easy-to-open can lid, the continuity and integrity of the coating is maintained even after the can lid is processed, and it also serves as a barrier against corrosive components. It also exhibits barrier properties and maintains excellent corrosion resistance. Moreover, this resin film is interposed in the double-sealed part of the can body and the easy-open lid, and maintains electrical insulation between the two, so a battery is formed between the can body and the lid, and electricity is generated. Since the lid can be effectively prevented from being chemically corroded, the improvement in corrosion resistance becomes even more remarkable. Furthermore, in an easy-open lid, when the score is sheared, the inner material is also required to be broken along the same exact direction as the score is sheared. This score breakability (breakability of the inner material along the score) is influenced by the adhesion of the resin film to the aluminum substrate and the physical properties of the resin film. That is, the higher the adhesion of the film, the easier it is to shear the film accurately and sharply along the score. According to the present invention, the epoxy-phenol resin adhesive layer 13 is provided on the chromate-treated aluminum substrate surface, and the inner material film is bonded by thermocompression at a temperature above the softening point and below the melting point, thereby improving adhesive strength. It is possible to obtain an adhesive strength of 3 Kg/15 mm width or more, and the above-mentioned score part performs accurate shearing to perform the unsealing operation. On the other hand, as for the physical properties of the film, if the film has a certain degree of rigidity, sharp shearing at the score part is possible. In the present invention, by using a thermoplastic polyester film, shearing at the score portion can be easily performed. This thermoplastic polyester film has a high tensile modulus, a high yield point, and a low elongation at the yield point. It is difficult to stretch because the strain against stress is small. On the other hand, in the case of a film such as an olefin film that has a low elastic modulus and is easily stretched, the film tends to be sheared while protruding from the score shearing section. Furthermore, in the present invention, compared to the case where the sealing compound is applied directly to the aluminum substrate or the case where the sealing compound is applied through a normal coating film, the sealing compound is applied through the thermoplastic polyester film layer described above. It has been found that the sealing performance of the double-sealed portion can also be improved by providing the double-sealed portion. This is thought to be because the plasticity of the resin film that is present throughout the double-sealed portion helps prevent leakage. (Example) The present invention will be explained by referring to an example. Example 1 Commercially available aluminum plate (thickness) used for can lids
0.37mm, 5052H38 material, surface alodine 401-45 treatment,
Chromium content 20mg/m 2 ) with epoxy/phenolic resin (epoxy resin/phenolic resin: 60/40)
After applying the adhesive to a thickness of 1 μm and air-drying it, a 25 μm thick polyethylene terephthalate film (specific gravity 1.38, tensile strength 19.3~
(24.6Kg/mm 2 , softening point 150℃) was thermocompression bonded at 220℃. Thereafter, an epoxy/urea paint was applied to the back surface using a roll coater so that the film thickness after drying was 4 μm, and baking drying was performed at 200° C. for 10 minutes. The adhesive strength between the polyethylene terephthalate film and aluminum plate of this laminate material is 7.3
Kg/15mm. Note that the adhesive strength is measured at 100mm.
Using two 15 mm x 15 mm laminate plates, the polyethylene terephthalate surfaces were placed facing each other and hot-pressed at 250°C, followed by T-shaped peeling, and the peeling force at that time was taken as the adhesive strength. Punch out a lid with a diameter of approximately 70 mm (commonly known as 211 diameter) from this laminate material so that the laminate surface becomes the inner surface of the lid, and then punch out a lid with a remaining thickness of 0.27 mm from the outside of the lid.
0.1mm partial opening type score processing and riveting processing were performed. This 211 diameter aluminum lid is made by TFS.
After tightening the 350g can body, it was filled with a model corrosive solution containing 0.3% each of common salt and citric acid, and then
After tightly sealing the TFS lid, it was sterilized at 115°C for 60 minutes and stored at 50°C for 3 months. Three months later, the can was opened and a detailed observation was made, but no abnormalities such as whitening, film residue, or corrosion of the processed parts were observed. Comparative Example 1 The surface of the same commercially available aluminum plate as used in Example 1 was coated with polyethylene adhesive paint (epoxy/phenol paint and polyethylene oxide).
10 PHR added (paint described in Japanese Patent Publication No. 54-11836) was coated using a roll coater so that the film thickness after drying was 3 μm, and baked and dried at 200° C. for 10 minutes.
A polyethylene film with a thickness of 40 μm (specific gravity 0.925, tensile strength 1.1 to 2.1 Kg/mm 2 , softening point
(95℃) was thermocompression bonded at 180℃. An epoxy/urea paint was applied to the back surface using a roll coater to a dry film thickness of 4 μm, and baked and dried at 185° C. for 10 minutes. The adhesive strength of this laminate material between polyethylene and painted aluminum plate is 4.5Kg/15
It was warm in mm. The adhesive strength was measured using two laminate plates of 100 mm x 15 mm, the polyethylene surfaces facing each other, hot-pressed at 180°C, followed by T-shaped peeling, and the peeling force at that time was taken as the adhesive strength. A 211-diameter lid was punched out from this laminate material in the same manner as in Example 1, and after being wrapped around a 350g TFS can body, it was filled with model liquid and sterilized at 115°C for 60 minutes, then heated to 50°C.
Saved with. When inspected three months later, corrosion had progressed throughout the score processing section, rivet section, and chuck wall radius section, leading to holes and leakage of model fluid. Comparative Example 2 Polypropylene adhesive paint (epoxy/phenol paint with maleic acid-modified polypropylene 2PHR added) was rolled onto the surface of the same commercially available aluminum plate as used in Example 1 so that the film thickness after drying was 3 μm. Apply using a coater and heat at 200℃.
Baking drying was performed for 10 minutes. thickness on its surface
A 40 μm polypropylene film (specific gravity: 0.91, tensile strength: 3.2 to 5.1 Kg/mm 2 , softening point: 105° C.) was thermocompression bonded at 180° C. An epoxy/urea paint was applied to the back surface using a roll coater to a dry film thickness of 4 μm, and baked and dried at 200°C for 10 minutes.
The adhesive force between the polypropylene of this laminate and the painted aluminum plate was 2.5 kg/15 mm. The adhesive strength was measured using two laminate plates of 100 mm x 15 mm, the polypropylene surfaces facing each other, hot-pressing at 200°C, followed by T-shaped peeling, and the peeling force at that time was taken as the adhesive strength. From this laminate board, the common name is given as in Example 1.
Punch out the 211 diameter lid, perform score processing, and TFS
After tightening the 350g can body, fill it with model liquid and 115
Sterilization was performed at 50°C for 60 minutes, and the mixture was stored at 50°C. When the can was opened after 3 months and detailed observation was made, slight corrosion was observed in the score processing area, rivet area, and part of the chalk wall radius area, especially in the rivet area. In addition, there was film residue in the score opening area that was 1/2 to 3/4 of the opening area. Comparative Example 3 Caproic acid was vaporized at 210°C on the surface of the same commercially available aluminum plate as used in Example 1, and the coating was applied for 10 minutes in that atmosphere to form a film with a thickness of 18 Å (Patent Application No. 59). -76594 method). After that, epoxy/urea paint was applied to the back side using a roll coating method to a dry film thickness of 4 μm, and then heated at 250°C.
After heating and drying for 10 minutes, an aluminum plate coated on both front and back sides was created. The surface of this sheet is 20μm thick nylon 12 (specific gravity 1.1, tensile strength 7.3-8.4Kg/mm 2 , softening point 190℃)
The film was thermocompression bonded at 220°C. The adhesive strength between the nylon film and aluminum plate of this laminate material was 2.7 kg/15 mm. The adhesive strength was measured using a 100mm x 15mm laminate plate 2.
Using a hot press, the nylon surfaces of the sheets were placed facing each other and thermocompression bonded at 200°C, followed by T-shaped peeling, and the peeling force at that time was taken as the adhesive strength. This laminate material is commonly called as in Example 1.
Punch out a 211 diameter lid, perform score processing and TFS
After wrapping it around the made 350g can body, fill it with model liquid,
Sterilization was performed at 115°C for 60 minutes, and the product was stored at 50°C. After three months, the can was opened and detailed observations were made.
Although no corrosion was observed in any of the processed parts, a film remained over the entire area of the score openings.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図は本発明に用いるイージイオープン蓋の
正面図であり、第2図は第1図の蓋の拡大側面断
面図であり、第3−A図は第1図の蓋のスコア加
工部の断面構造を示す部分拡大断面図であり、第
3−B図は第1図の蓋の巻締用溝部の断面構造を
示す部分拡大断面図であり、第4図は本発明の蓋
における層構成の他の例を示す部分拡大断面図で
ある。 1……イージイオープン蓋、3……密封用溝、
4……開口すべき部分、5……スコア、6……リ
ベツト、7……開封用プルタブ、11……アルミ
ニウム材基体、12a,12b……クロメート処
理層、13……エポキシ−フエノール系樹脂接着
剤層、14……熱可塑性ポリエステルフイルム内
面材。
FIG. 1 is a front view of the easy-open lid used in the present invention, FIG. 2 is an enlarged side sectional view of the lid shown in FIG. 1, and FIG. 3-A is a score processing section of the lid shown in FIG. 1. 3-B is a partially enlarged sectional view showing the sectional structure of the seaming groove of the lid of FIG. 1, and FIG. 4 is a partially enlarged sectional view showing the sectional structure of the lid of the invention. FIG. 7 is a partially enlarged sectional view showing another example of the configuration. 1...Easy open lid, 3...Sealing groove,
4... Portion to be opened, 5... Score, 6... Rivet, 7... Pull tab for opening, 11... Aluminum material base, 12a, 12b... Chromate treatment layer, 13... Epoxy-phenol resin adhesive agent layer, 14... thermoplastic polyester film inner surface material.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 罐胴部材とアルミニウム材から形成されたイ
ージイオープン蓋とを巻締して成る罐詰用罐体に
おいて、 前記イージイオープン蓋は、少なくとも罐内面
となる側がクロメート処理されたアルミニウム材
基体と、該アルミニウム材基体の罐内面となる側
に設けられた熱可塑性ポリエステルフイルム内面
材とを、該基体の接合面に設けたエポキシ−フエ
ノール系樹脂接着剤層を介して重ね合わせて、該
ポリエステルの軟化点以上融点未満の温度で熱圧
着した積層体からなり、このイージイオープン蓋
は、外面側からアルミニウム材の厚み方向の途中
に達するようにスコアが形成されており、前記罐
胴部材とイージイオープン蓋とはポリエステルフ
イルム内面材を介して巻締られていることを特徴
とするイージイオープン蓋付罐体。
[Scope of Claims] 1. A packaging case formed by seaming together a can body member and an easy-open lid made of an aluminum material, wherein the easy-open lid is chromate-treated at least on the side that becomes the inner surface of the can. The aluminum material base and the thermoplastic polyester film inner material provided on the side that will become the inner surface of the can are stacked together with an epoxy-phenolic resin adhesive layer provided on the bonding surface of the base. In addition, the easy-open lid is made of a laminate bonded under heat and pressure at a temperature higher than the softening point and lower than the melting point of the polyester, and this easy-open lid has a score formed so as to reach halfway in the thickness direction of the aluminum material from the outer surface side. A case with an easy-open lid, characterized in that the can body member and the easy-open lid are tightly wound together with a polyester film inner surface material interposed therebetween.
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JPS4849590A (en) * 1971-10-19 1973-07-12
JPS58183457A (en) * 1982-04-22 1983-10-26 東洋製罐株式会社 Heat seal cover with score

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