JPH0571898A - 音響標的装置 - Google Patents

音響標的装置

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JPH0571898A
JPH0571898A JP23051491A JP23051491A JPH0571898A JP H0571898 A JPH0571898 A JP H0571898A JP 23051491 A JP23051491 A JP 23051491A JP 23051491 A JP23051491 A JP 23051491A JP H0571898 A JPH0571898 A JP H0571898A
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JP
Japan
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amplitude
wave
acoustic
sound
data
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JP23051491A
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Inventor
Akio Kaya
彰夫 賀谷
Masaru Matsushita
勝 松下
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41JTARGETS; TARGET RANGES; BULLET CATCHERS
    • F41J9/00Moving targets, i.e. moving when fired at
    • F41J9/04Seagoing targets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エコー成分の振幅を変化さすことにより、各
エコー成分の時間間隔だけでなく、振幅についても実際
のエコーに類似させることが可能な優れた音響標的装置
を得ることを目的とする。 【構成】 本発明の音響標的装置は、第1の直線アレイ
をi個の受波器と、その受波器と受波器との間にn/i
(n>i)個の送波器を配置した構成とし、受信順番判
定器9がi個の受波器の受信順番を判定し方向検出手段
が到来方向を検出し、n個の遅延回路がその順番に基づ
く音響データを各送波チャネル毎に遅延させ、n個の振
幅制御手段がシュミレータ音の振幅の重み係数により、
振幅を設定することにより振幅及び遅延時間を制御して
n個の送波器からシュミレートした音を送信するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響標的装置に関し、特
に直線アレイを用いてもシュミレート音を実際のエコー
に極めて類似させる音響標的装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクティブソーナーの標的を音響
的にシュミレートする方式として、音源から受信したア
クティブパルス音をそのまま受信するいわゆるエコーリ
ピータを複数個配置した直線アレイ方式が一般的であ
る。このような方式を用いたものとして下記にようなも
のがある。
【0003】図5は従来の音響標的装置のエコーリピー
タの概略構成図である。図において、A〜Nは後述する
エコーリピータを搭載したユニットであり、それぞれ曳
航ケーブルによって所定の間隔で直線アレイ状に接続さ
れたものである。また、エコーリピータは以下に示す構
成を有するものである。
【0004】1はアクティブパルス音を複数の受信する
無指向性の受波器、2は受波器1からの受信信号から音
源からの信号(以下アクティブパルス音信号という)の
みを検出する信号検出回路、3は信号検出回路2からの
アクティブパルス音信号から特徴を抽出する信号特徴抽
出回路、4は信号特徴抽出回路3からのアクティブパル
ス音信号を増幅して再生する信号再生回路、5は信号再
生回路4からのアクティブパルス音信号を音波にして送
出する送波器である。
【0005】上記のように構成された従来の音響標的装
置について以下に動作を説明する。この場合は、エコー
リピート機能の動作をユニット1を例に説明する。
【0006】例えば任意の方向から到来する音源からの
アクティブパルス音は無指向性の受波器1で受信され、
信号検出器2によりアクティブパルス音が検出される。
【0007】次に、検出されたアクティブパルス音は信
号特徴抽出器3に入力され、中心周波数、振幅、パルス
幅等のパルス音の特徴が抽出され、その特徴に基づき、
信号再構成器4により、信号が再成され、送波器5から
エコーとして送信される。
【0008】以上の動作をするユニットが複数個独立に
曳航ケーブルで所定の間隔を有して直線的に配置されて
いるので、あたかも実標的にアクティブパルスを照射し
たときに得られるエコーに近似したエコーが得られ、斜
め方向から音波が入射してた場合にも、伝搬的経路差に
よって生ずるマルチエコーも再現していた。
【0009】図6は従来の方式による疑似エコー生成過
程を説明する図である。同図は、音源からのアクティブ
パルス音の波面XがユニットAに到達した時刻txを基
準とすると、ユニットAのエコーリピータでの信号再生
に処理時間τoを必要とし、処理時間τo遅れてエコー
R1が生成される。
【0010】また、ユニットBではエコーリピータでの
受信時刻はtxからτ2遅延し、ユニットBで生成され
たエコーR2が時刻txのときの基準とされる波面Xの
位置を通過するのはtxから2τ+τo遅延した時刻と
なる。同様にユニットNで生成されたエコーRNはtx
から2τN+τo遅延する。
【0011】従って、十分遠方でこのユニットからのエ
コーを受信して生成した疑似エコーの合成波Rは各ユニ
ットの位置に音響散乱点を有する構造体からのエコーと
類似する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
式では入射方向が変化した場合、合成エコーRの成分R
1,R2、…RNの時間間隔はシュミレートできるが、
各成分の振幅は一定であり、常にN個の等振幅の成分で
構成されたエコーとなる。とくに入射方向が曳航ソーナ
ーの直線アレイの前方または後方であるとき、実際の構
造体では音波の到来する側の構造体の先端部からのエコ
ーだけが支配的となり、その他の部分からのエコーはほ
とんど生じないので、実エコーとシュミレートしたエコ
ーは相当に異なるという問題があった。
【0013】本発明では以上述べたどの入射方向に対し
ても各ユニットから送信されるエコーの成分が不変であ
り、実エコーに対する近似度が低いという問題を除去す
るため、入射方向に応じて各ユニットから送信されるエ
コー成分の振幅を変化さすことにより、各エコー成分の
時間間隔だけでなく、振幅についても実際のエコーに類
似させることが可能な優れた音響標的装置を得ることを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる音響標的
装置は、音源からの音波を受信するi個の受波器が所定
の間隔を有して配置され、受波器と受波器との間にn/
i(n>i)個の送波器を配置し,nチャンネルの音波
を送信する第1の直線アレイと、i個の受波器からの音
響信号をそれぞれ入力し、音響データに変換してi個の
メモリに記憶するi個の音響データ格納手段と、i個の
受波器からの音響信号を入力し、受信順番を判定し、受
信順番に基づく順番を知らせる受信順番判定器と、受信
順番判定器の順番に基づいて、対応するメモリから音響
データを選択して出力するセレクタと、i個の受波器か
らの音響信号を入力し、該音響信号の到来方向を検出す
る到来方向検出器と、到来方向検出器からの到来方向に
基づいて、予め記憶しているnチャンネル毎の遅延時間
を読み設定する遅延時間設定手段と、到来方向検出器か
らの到来方向に基づいて、予め記憶しているシュミレー
タ音の振幅重み係数をnチャンネル毎に設定する振幅重
み係数設定手段と、セレクタからの音響データをそれぞ
れが入力し、遅延時間設定手段からのチャンネル毎の遅
延時間に基づいて、音響データをそれぞれ遅延させて出
力するn個の遅延回路と、n個の遅延回路からの音響デ
ータをそれぞれが入力し、アナログ信号に変換した後
で、振幅重み係数設定手段のnチャンネル毎の振幅重み
係数に基づいて振幅を制御し、対応するn個の送波器に
それぞれ出力するn個の振幅制御手段とを備えたもので
ある。
【0015】また、音源からの音波を受信するn個の受
波器が所定の間隔を有して配置され、n−1番目の受波
器に所定の間隔を有して先端部に1個の送波器を接続し
て、nチャンネルの音波を送信する第2の直線アレイ
と、n個の振幅制御手段に代えて、振幅重み係数設定手
段のnチャンネル毎の振幅重み係数とn個の遅延回路か
らの遅延された音響データとをそれぞれ乗算した後に、
加算して振幅を制御し、アナログ信号に変換して先端部
の送波器に出力する振幅制御手段とからなるものであ
る。
【0016】
【作用】本発明においては、所定の間隔を有したi個の
受波器と、その受波器と受波器との間にn/i(n>
i)個の送波器を配置し,nチャンネルの音波を送信す
る第1の直線アレイに音源からの音が受信されると、音
響データ格納手段が音響信号をそれぞれ入力し、音響デ
ータに変換してi個のメモリに記憶する。また、受信順
番判定器が受信順番を判定し、受信順番に基づく順番を
知らせる。
【0017】さらに、到来方向検出器が知らせられた順
番に基づいて、対応するメモリから音響データを選択し
てn個の遅延回路する。
【0018】次に、遅延時間設定手段が到来方向に基づ
いて、予め記憶しているnチャンネル毎の遅延時間を読
み対応する遅延回路の設定する。
【0019】そして、振幅重み係数設定手段は到来方向
に基づいて、予め記憶しているシュミレータ音の振幅重
み係数をnチャンネル毎に対応する振幅制御手段に設定
する。
【0020】次に、n個の遅延回路はチャンネル毎の遅
延時間に基づいて、音響データをそれぞれ遅延させて、
n個の振幅制御手段に出力する。
【0021】すると、n個の振幅制御手段はn個の遅延
回路からの音響データをそれぞれが入力し、アナログ信
号に変換した後で、振幅重み係数設定手段のnチャンネ
ル毎の振幅重み係数に基づいて振幅を制御し、対応する
直線アレイの送波器にそれぞれ出力する。
【0022】
【実施例】図1は本発明の音響標的装置の第1の実施例
の概略構成図である。図において、R#1〜R#3はそ
れぞれ所定の間隔を有して曳航ケーブルに配置されるた
受波器、S#1〜S#iは受波器R#1と受波器R#2
の間に所定の間隔で配置された送波器、S#i+1〜S
#Nは受波器R#2と受波器R#3の間に所定の間隔で
配置された送波器である。6は本発明の音響標的装置に
用いられる回路部を有するユニットである。
【0023】同図は、3個の受波器を曳航ケーブル(以
下直線アレイという)の両端と中央に配置し、その間に
N個の送波器を配置したものである。
【0024】図2は本発明の音響標的装置の回路部の概
略構成図である。図において、R#1〜R#3及びS#
1〜S#Nは図1と同様なものであり、7−1〜7−3
は受波器#R1〜受波器#R3で受信されたアクティブ
パルス音をそれぞれディジタル信号に変換するアナログ
−デジタル変換器(以下ADCという)である。
【0025】8ー1〜8−3は波形メモリであり、AD
C7−1〜ADC7−3からのアクティブパルス音信号
をそれぞれ入力し、後述する受信順序判定器からの制御
信号によりデータ読込みを停止し、波形を一時記憶する
ものである。この波形メモリとADCを総称して音響デ
ータ格納手段に対応するものである。
【0026】9は受信順序判定器であり、最初にアクテ
ィブパルス音を受信した受波チャネル(R#1〜R#
3)がどれであるかを判定し、判定結果を後述するセレ
クタに送出すると共に、パルス長を監視し、パルスの後
端で波形メモリ8−1〜波形メモリ8−3の波形メモリ
に対してそれぞれ制御信号を送出するものである。
【0027】10はセレクタであり、受信順序判定器9
からの受波チャネルの判定結果に基づき、3チャネルの
波形メモリ8−1〜波形メモリ8−3のいずれかを選択
し、波形メモリからデータを読み出し、後述する複数の
遅延回路に送出するものである。
【0028】11は方向検出器であり、受信器6−1〜
受信器6−3で受信されたアクティブパルス音の相互の
時間差を検出し、音波の到来方向を算出して知らせるも
のである。
【0029】12は遅延時間データメモリであり、予め
送波チャネル毎の方位に対する遅延時間データが格納さ
れ、方位検出器11から入力される方位情報を制御信号
として入力し、その方位に対応する送波チャネル1から
Nチャネルの遅延時間データをメモリから読み出し、チ
ャネル毎に後述する複数の遅延回路に送出するものであ
る。
【0030】13は振幅重み係数データメモリであり、
送波チャネル1からNチャネルの振幅重み係数データが
予め記憶され、方向検出器11からの方位情報を制御信
号として入力し、その方位に対応する送波チャネル1か
らNチャネルの振幅重み係数データをメモリから読み出
し、チャネル毎に対応するAMPに送出するものであ
る。
【0031】この振幅重み係数とは、音響標的装置とし
てシュミレートして送信するための音であり、任意に変
更できるものとする。
【0032】14−1〜14−Nは遅延回路であり、シ
フトレジスタで構成され、セレクタ10から入力された
波形データを、それぞれ遅延時間データメモリ12から
の遅延時間データに応じた時間分遅延させて送出するも
のである。
【0033】15−1〜15−Nはディジタル−アナロ
グ変換器(以下DACという)であり、遅延回路14−
1〜14−Nからの波形データをアナログ信号に変換し
てAMP16−1〜16−Nの送出するものである。こ
のDACとANPを総称して振幅制御手段という。
【0034】なお、遅延時間データ及び振幅重み係数の
出力タイミングはコントローラ(図示せず)が制御する
ものである。
【0035】上記のように構成された音響標的装置につ
いて以下に動作を説明する。例えば音源からのアクティ
ブパルス音が受波器R#1〜受波器R#3で受信される
と、そのアクティブパルス音はADC7−1〜ADC7
−3でディジタル信号に変換され、波形全体を記憶する
に十分な容量を有した波形メモリ8−1〜波形メモリ8
−3に入力される。
【0036】また、受波器R#1〜受波器R#3からア
クティブパルス音信号は受信順序判定器9に入力され、
最初にアクティブパルス音を受信した受波チャネル(R
#1〜R#3)がどれであるかを判定し、判定結果をセ
レクタ10に送出すると共に、パルス長を監視し、パル
スの後端で波形メモリ8−1〜波形メモリ8−3の波形
メモリに対してそれぞれ制御信号を送出する。
【0037】これにより、波形メモリ8−1〜波形メモ
リ8−3はデータの読込みを停止し、波形を一時記憶す
る。
【0038】次に、セレクタ10は受信順序判定器9か
らの最初にアクティブパルスを受信した受波チャネルの
判定結果に基づき、3チャネルの波形メモリ8−1〜8
−3のいずれかを選択して波形メモリからデータを読み
出し、遅延回路14−1〜遅延回路14−Nに送出す
る。
【0039】また、方向検出器11は受信器R#1〜受
信器R#3で受信される音源からのアクティブパルス音
信号の相互の時間差をそれぞれ検出し、音波の到来方向
を算出する。
【0040】この音波の到来方向を算出方法は、たとえ
ば双曲線法を用いた場合、まず、受波器R#1と受波器
R#2の間の受信時間差τ12及び受波器R#2と受波
器R#3の間の受信時間差τ23を検出し次式により方
向θを計算する。
【0041】
【数1】
【0042】また、方向θの簡易算出方法として2個の
受波器の受信時間差τを検出し、次式で求める方法もあ
る。
【0043】
【数2】
【0044】また、方向検出器11から送出された方位
算出結果は遅延時間データメモリ12と振幅重み係数デ
ータメモリ13に入力される。
【0045】遅延時間データメモリ12には、送波チャ
ネル毎の方位に対する遅延時間データが、また振幅重み
係数データメモリ13には同様に方位に対する振幅重み
係数データが格納されているとする。
【0046】これらのデータはシュミレートしようとし
ている実目標について計測またはモデルについて数値シ
ュミレーションにより求めた散乱強度の方位分布と遅延
時間の方位分布の結果に基づいて設定されている。
【0047】方位結果が入力すると、遅延時間データメ
モリ12では方位検出器11から入力される方位情報に
対応する送波チャネル1からNチャネルの遅延時間デー
タをメモリから読み出し、チャネル毎に遅延回路14−
1〜14−Nに送出する。
【0048】そして、重み係数データメモリ13では同
様にして入力される方位に対応する送波チャネル1から
Nチャネルの振幅重み係数データをメモリから読み出
し、チャネル毎にAMP16−1からAMP16−Nに
送出する。
【0049】次に、遅延回路14−1〜遅延回路14−
Nはセレクタ10から入力された波形データを、遅延時
間データメモリ12から遅延時間データに応じた時間分
遅延させ、DAC15−1〜DAC15−Nに送出す
る。
【0050】DAC15−1〜DAC15−Nはディジ
タル−アナログ変換器であり、遅延回路14−1〜遅延
回路14−Nから入力された波形データをアナログ信号
に変換し、AMP16−1〜ANP16−Nに送出す
る。AMPAMP16−1〜ANP16−Nはゲインコ
ントロール機能を有する増幅器である。入力されたアナ
ログ波形信号を、振幅重み係数データメモリ13から入
力された送波チャネル1〜Nの振幅重み係数データに応
じて振幅制御し、送波器S#1〜送波器S#Nに送出す
ることにより、実標的に極めて近似したエコーが生成で
きる。
【0051】図3は本発明の音響標的装置の第2の実施
例の概略構成図である。図において、R#1〜R#3及
びS#1は上記図1と同様なものであり、受波器R#1
〜受波器R#3を所定の間隔を有して直列に配列し、先
端部に送波器S#1を接続したものである。
【0052】20は第2の実施例のユニットであり、以
下に示す構成を有するものである。図4は第2の実施例
の回路部の概略構成図である。図において、7−1〜1
4−Nは上記と同様なものである。21は畳み込み積分
器であり、遅延回路14−1〜遅延回路14−Nからの
遅延データを乗算器22−1〜乗算器22−Nがそれぞ
れ入力し、振幅重み係数データ13からのチャンネル毎
の重み係数データに基づいて、乗算して加算器23に出
力するものである。24は加算器23からのデジタル信
号をアナログ信号に変換して送波器S#1に出力するデ
ジタル−アナログ変換器(以下DACという)である。
【0053】上記のように構成された音響標的装置の第
2の実施例について以下に動作を説明する。
【0054】例えば、遅延回路14−1〜遅延回路14
−Nから遅延時間データが対応する乗算器22−1〜乗
算器22−Nに出力され、かつ振幅重み係数データ13
からのチャンネル毎の振幅重み係数データがそれぞれ対
応する乗算器22−1〜乗算器22−Nに出力される
と、乗算器22−1〜乗算器22−Nは遅延時間データ
にチャンネル毎の振幅重み係数を乗算して振幅制御して
加算器23に出力する。
【0055】加算器23は乗算器22−1〜乗算器22
−Nからの波形データを加算し、DAC24に出力す
る。DAC24は加算器23からのデジタル信号をアナ
ログ信号に変換して送波器S#1に出力する。送波器S
#1はDAC24から入力される波形データを音波とし
て送信する。
【0056】このようにすることで、1個の送波器S#
1でもシュミレータ音を実際のエコーに近似したものと
することができると共に、受信したアクティブパルス音
の振幅と時間遅延の操作しか行わないので、アクティブ
パルス音の信号の性質(PCW、LFMなど)が送信毎
に変化しても正しく再現できる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の直
線アレイを所定の間隔を有したi個の受波器と、その受
波器と受波器との間にn/i(n>i)個の送波器を配
置した構成とし,i個の受波器の受信順番を判定すると
共に到来方向を検出し、その順番に基づく音響データを
各送波チャネル毎に、到来方向に基づいてあらかじめ設
定しておいたシュミレータ音の振幅の重み係数及び遅延
時間により、振幅と遅延時間を制御してn個の送波器か
らシュミレートした音を送信するようにしたので、どの
方向から音が到達してもシュミレートした音が実際の標
的により近似するという効果が得られている。
【0058】また、n個の受波器が所定の間隔を有して
配置し、n−1番目の受波器に所定の間隔を有して1個
の送波器を接続した第2の直線アレイとし、nチャンネ
ル毎の振幅重み係数とチャンネル毎の遅延された音響デ
ータとをそれぞれ乗算した後に、加算して振幅を制御
し、送波器に出力するようにしたので、構成が簡単とな
るという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響標的装置の第1の実施例の概略構
成図である。
【図2】本発明の音響標的装置の回路部の概略構成図で
ある。
【図3】本発明の音響標的装置の第2の実施例の概略構
成図である。
【図4】第2の実施例の回路部の概略構成図である。
【図5】従来の音響標的装置のエコーリピータの概略構
成図である。
【図6】従来の方式による擬似エコー生成過程を説明す
る図である。
【符号の説明】
2 信号検出回路 3 信号特徴抽出回路 4 信号再生回路 7−1〜7−3 ADC 8ー1〜8−3 波形メモリ 9 受信順序判定器 10 セレクタ 11 方向検出器 12 遅延時間データメモリ 13 振幅重み係数データメモリ 14−1〜14−N 遅延回路 15−1〜15−N DAC R#1〜R#3 送波器 S#1〜S#n 受波器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音源からの音波を受信するi個の受波器
    が所定の間隔を有して配置され、該受波器と受波器との
    間にn/i(n>i)個の送波器を配置し,nチャンネ
    ルの音波を送信する第1の直線アレイと、 前記i個の受波器からの音響信号をそれぞれ入力し、音
    響データに変換してi個のメモリに記憶するi個の音響
    データ格納手段と、 前記i個の受波器からの音響信号を入力し、受信順番を
    判定し、受信順番に基づく順番を知らせる受信順番判定
    器と、 前記受信順番判定手段の順番に基づいて、対応する前記
    メモリから音響データを選択して出力するセレクタと、 前記複数の受波器からの音響信号を入力し、該音響信号
    の到来方向を検出する到来方向検出器と、 前記到来方向検出器からの到来方向に基づいて、予め記
    憶しているnチャンネル毎の遅延時間を読み設定する遅
    延時間設定手段と、 前記到来方向検出器からの到来方向に基づいて、予め記
    憶しているシュミレータ音の振幅重み係数をnチャンネ
    ル毎に設定する振幅重み係数設定手段と、 前記セレクタからの音響データをそれぞれが入力し、前
    記遅延時間設定手段からのチャンネル毎の遅延時間に基
    づいて、該音響データをそれぞれ遅延させて出力するn
    個の遅延回路と、 前記n個の遅延回路からの音響データをそれぞれが入力
    し、アナログ信号に変換した後で、前記振幅重み係数設
    定手段のnチャンネル毎の振幅重み係数に基づいて振幅
    を制御し、対応する前記n個の送波器にそれぞれ出力す
    るn個の振幅制御手段とを有することを特徴とする音響
    標的装置。
  2. 【請求項2】 音源からの音波を受信するn個の受波器
    が所定の間隔を有して配置され、n−1番目の受波器に
    所定の間隔を有して1個の送波器を接続して、nチャン
    ネルの音波を送信する第2の直線アレイと、 前記n個の振幅制御手段に代えて、前記振幅重み係数設
    定手段のnチャンネル毎の振幅重み係数と前記n個の遅
    延回路からの遅延された音響データとをそれぞれ乗算し
    た後に、加算して振幅を制御し、アナログ信号に変換し
    て前記1個の送波器に出力する振幅制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の音響標的装置。
JP23051491A 1991-09-10 1991-09-10 音響標的装置 Pending JPH0571898A (ja)

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JP23051491A JPH0571898A (ja) 1991-09-10 1991-09-10 音響標的装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013210191A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nec Corp 音響標的、送信信号生成方法およびプログラム

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JP2013210191A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nec Corp 音響標的、送信信号生成方法およびプログラム

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