JPH0568517A - 海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられる海苔簀 - Google Patents

海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられる海苔簀

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Publication number
JPH0568517A
JPH0568517A JP3193998A JP19399891A JPH0568517A JP H0568517 A JPH0568517 A JP H0568517A JP 3193998 A JP3193998 A JP 3193998A JP 19399891 A JP19399891 A JP 19399891A JP H0568517 A JPH0568517 A JP H0568517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seaweed
laver
drying
screen
cage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3193998A
Other languages
English (en)
Inventor
Rikio Tomita
力雄 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichimo Co Ltd
Original Assignee
Nichimo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichimo Co Ltd filed Critical Nichimo Co Ltd
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Publication of JPH0568517A publication Critical patent/JPH0568517A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全自動海苔製造装置を何ら変更することなく
海苔の乾燥時間を短縮することができ、乾燥風の温度を
も低減させて乾燥効率の向上および省エネルギ化を図る
ことができ、しかも極めて品質の良い海苔を生産するこ
とのできる海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられ
る海苔簀を提供する。 【構成】 海苔の乾燥方法は、海苔簀として金属製のひ
ごを少なくともひごの一部に用いて編簀した海苔簀を用
いることを特徴とする。海苔簀は、金属製のひごを少な
くともひごの一部に用いて編簀して形成されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海苔の乾燥方法および
海苔の乾燥に用いられる海苔簀に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、海苔は全自動海苔製造装置によ
り全自動的に製造されている。
【0003】すなわち、合成樹脂製の中実もしくは中空
の細長い多数のひごを編簀して形成されている海苔簀上
に所定の大きさにミンチされた海苔の原藻を抄製し、そ
の後に脱水し、その後に海苔簀と一緒に海苔を乾燥風が
供給されている乾燥室内を巡回させて乾燥させ、乾燥室
外において乾燥された海苔を海苔簀から剥離させること
により製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】海苔の原藻の収穫期は
10月末から翌年の3月末までと短期間であるために、
従来から海苔の生産効率の向上を図る目的で、海苔の抄
製速度を速くしたり、乾燥室の海苔の収容能力を増大さ
せて乾燥効率を向上させるような各種の提案がなされて
いる。
【0005】しかしながら、乾燥室の海苔の収容能力を
増大するためには乾燥室を大きく形成する必要があり、
装置全体が大型となり、設置スペースが限定されている
場合には採用不可能であった。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、全自動海苔製造装置を何ら変更することなく海
苔の乾燥時間を短縮することができ、乾燥風の温度をも
低減させて乾燥効率の向上および省エネルギ化を図るこ
とができ、しかも極めて品質の良い海苔を生産すること
のできる海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられる
海苔簀を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の海苔の乾燥方法は、海苔簀上に抄製された
海苔を、海苔簀とともに乾燥室内を通過させることによ
り乾燥させる海苔の乾燥方法において、前記海苔簀とし
て金属製のひごを少なくともひごの一部に用いて編簀し
た海苔簀を用いることを特徴とする。
【0008】また、本発明の海苔の乾燥に用いられる海
苔簀は、金属製のひごを少なくともひごの一部に用いて
編簀して形成されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、金属製のひごを少なくともひ
ごの一部に用いて編簀した海苔簀に抄製した海苔を乾燥
室内を巡回させるようにしているために、熱伝導性のよ
い海苔簀が乾燥風により加温されて昇温するために、海
苔に供給される乾燥熱エネルギは乾燥風の他に海苔簀の
保有する熱量も含まれることとなり、従来に比較して乾
燥時間が大きく短縮され、しかも乾燥風の温度も低減す
ることができ、良品質の海苔が生産される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2につ
いて説明する。
【0011】図1は本発明の海苔の乾燥に用いられる海
苔簀の1実施例を示す。
【0012】本実施例の海苔簀1は、金属製の細長い多
数のひご2、2…を適当本数の編簀糸3、3…により編
簀して形成されている。ひご2としては、中実および中
空のいずれであってもよく、金属材料としては、アルミ
ニウム、銅、ステンレス等の軽量で熱伝導性に優れてい
るものであればよい。
【0013】次に、本実施例の海苔簀1を用いて行なわ
れる海苔の乾燥方法を、図2に示す全自動海苔製造装置
により行なう場合を説明する。
【0014】この全自動海苔製造装置は機械部4と乾燥
部5とに分割されている。一方の機械部4は、図1に示
される海苔簀1を展張した海苔簀ホルダ6を図2におい
て反時計方向に巡回させる無端状の海苔簀ホルダ搬送手
段7を設け、その巡回方向に抄製装置8、脱水装置9、
剥離装置10および洗浄装置11を順に配設して形成さ
れている。他方の乾燥部5は、乾燥室12内に前記海苔
簀ホルダ6を図2において反時計方向に巡回させる無端
状の海苔簀ホルダ搬送手段13を配設して形成されてい
る。両方の海苔簀ホルダ搬送手段7、13の間には海苔
簀ホルダ6を受渡す海苔簀ホルダ受渡し機構14が上下
部にそれぞれ設けられている。
【0015】この全自動海苔製造装置において、まず、
抄製装置8により海苔簀ホルダ6に展張されている各海
苔簀1上に海苔の原藻を抄製する。次に、脱水装置9に
よって、抄製された海苔の原藻より水分をスポンジ等の
脱水手段を用いて乾燥前に脱水する。続いて、脱水され
た海苔の原藻は海苔簀ホルダ6と一緒に、海苔簀ホルダ
受渡し機構14により一方の海苔簀ホルダ搬送装置7か
ら他方の海苔簀ホルダ搬送手段13に受渡され、その後
乾燥室12内を所定時間掛けて一巡させられる。
【0016】本実施例においては、金属製のひご2を編
簀した海苔簀1に抄製した海苔を乾燥室12内を巡回さ
せて乾燥させるようにしているために、次のように乾燥
効率が非常に高いものとなる。
【0017】すなわち、金属製の海苔簀1は熱伝導性が
よいために乾燥風により容易に加温されて昇温する。こ
の海苔簀1に抄製されている海苔は表面側より乾燥風の
熱を受け、背面側より高温な海苔簀1の熱を受けて乾燥
される。従って、従来は乾燥風の保有する熱エネルギに
よって乾燥されていた海苔が、本実施例においては、更
に海苔簀1の保有する熱エネルギによっても乾燥される
こととなる。
【0018】ここで、乾燥風の温度が従来と同一であれ
ば、従来に比較して乾燥時間がその約1/2程度まで大
きく短縮される。また、乾燥風の温度を低下させても、
海苔簀1が供給する熱量により十分に良好に海苔の乾燥
を行なうことができる。本発明者の試験によれば、従来
の乾燥風の温度の1〜2割り程度(約4〜8度)低減さ
せることができる。この乾燥風の温度低減により省エネ
ルギ化を図ることができ、低温乾燥により、乾燥された
海苔の艶が良くなり、海苔の栄養成分の破壊が低く抑え
られ、更に海苔の香りも残り、極めて品質の良い海苔が
生産される。
【0019】このようにして乾燥された海苔は、乾燥室
12から海苔簀ホルダ受渡し機構14により機械部4側
に受渡され、その後剥離装置10によって海苔簀1より
剥離され、外部に取出される。
【0020】海苔を剥離された海苔簀1は、洗浄装置1
1において洗浄され、再び次の抄製に供される。
【0021】なお前記実施例においては、海苔簀1のひ
ご2を全部金属製としたが、金属製のひごと従来のひご
とを混ぜて、混織したものでも、前記実施例と同様の作
用、効果を奏する。
【0022】また、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。
【0023】
【発明の効果】このように本発明の海苔の乾燥方法およ
び海苔の乾燥に用いられる海苔簀は構成され作用するも
のであるから、全自動海苔製造装置を何ら変更すること
なく海苔の乾燥時間を短縮することができ、乾燥風の温
度をも低減させて乾燥効率の向上および省エネルギ化を
図ることができ、しかも極めて品質の良い海苔を生産す
ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海苔の乾燥に用いられる海苔簀の1実
施例を示す斜視図
【図2】全自動海苔製造装置の概略を示す構成図
【符号の説明】
1 海苔簀 2 ひご 12 乾燥室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔簀上に抄製された海苔を、海苔簀と
    ともに乾燥室内を通過させることにより乾燥させる海苔
    の乾燥方法において、前記海苔簀として金属製のひごを
    少なくともひごの一部に用いて編簀した海苔簀を用いる
    ことを特徴とする海苔の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 金属製のひごを少なくともひごの一部に
    用いて編簀して形成されていることを特徴とする海苔の
    乾燥に用いられる海苔簀。
JP3193998A 1991-08-02 1991-08-02 海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられる海苔簀 Pending JPH0568517A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3193998A JPH0568517A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられる海苔簀

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JP3193998A JPH0568517A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられる海苔簀

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Publication Number Publication Date
JPH0568517A true JPH0568517A (ja) 1993-03-23

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ID=16317274

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JP3193998A Pending JPH0568517A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 海苔の乾燥方法および海苔の乾燥に用いられる海苔簀

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JP (1) JPH0568517A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183587B1 (en) 1997-11-26 2001-02-06 The Procter & Gamble Company Method of making sanitary napkin comprising three dimensionally shaped tube of absorbent material
US6316688B1 (en) 1998-04-27 2001-11-13 The Procter & Gamble Company Sanitary napkin comprising three dimensionally shaped tube of absorbent material
US6475199B1 (en) 1998-04-27 2002-11-05 The Procter & Gamble Company Method of individually packaging a three dimensionally-shaped absorbent article
JP2002345439A (ja) * 2001-05-29 2002-12-03 Nichimo Co Ltd 再生可能な海苔簀およびこの再生可能な海苔簀を用いた海苔製造方法
JP2015171343A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 有限会社金子商会 海苔簀およびそれを用いた海苔の乾燥方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6316688B1 (en) 1998-04-27 2001-11-13 The Procter & Gamble Company Sanitary napkin comprising three dimensionally shaped tube of absorbent material
US6475199B1 (en) 1998-04-27 2002-11-05 The Procter & Gamble Company Method of individually packaging a three dimensionally-shaped absorbent article
JP2002345439A (ja) * 2001-05-29 2002-12-03 Nichimo Co Ltd 再生可能な海苔簀およびこの再生可能な海苔簀を用いた海苔製造方法
JP2015171343A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 有限会社金子商会 海苔簀およびそれを用いた海苔の乾燥方法

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