JPH0565783U - 自転車用フックキャリヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は自転車のハンドルに掛け吊りして
装着ができるフックキャリヤの提供。 【構成】 上端が左右に所要の間隔に離隔してハンドル
に掛合するハンドルフック部に形成され、そのフック部
に続き背受部が形成され、さらに下端は前方へ折曲され
て取付時に水平若しくはやや前上りとなる荷受部が形成
されるフックキャリヤにおいて、背受部の前面側に取付
ネジ孔を開設した支台金が設けられ、反対の後面に後方
へ突出し、ハンドルポスト等に嵌合する嵌合受けが形成
され、前記支台金には、その取付ネジ孔に適合し、上下
方向の長孔が形成される荷掛フックを固定ノブにより取
り外し、かつ上下に調整自在に取付けたことを特徴とす
る自転車用フックキャリヤ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は自転車のハンドルに掛け吊りして装着ができるフックキャリヤに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自転車のバンドには掛け吊り固定するキャリヤは数多く提案されている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は第１にハンドルに工具がなくても容易に取付け、取り外しが可能な もの、第２にバック、買物袋を安定して運搬ができるもの、第３に必要によって はカゴを工具なしで取付けが可能なもの、第４にどんな形式のハンドルの自転車 にも取付けられるものであることを目的になされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上端が左右に所要の間隔に離隔してハンドルに掛合するハンドルフック部に形 成され、そのフック部に続き背受部が形成され、さらに下端は前方へ折曲されて 取付時に水平若しくはやや前上りとなる荷受部が形成されるフックキャリヤにお いて、背受部の前面側に取付ネジ孔を開設した支台金が設けられ、反対の後面に 後方へ突出し、ハンドルポスト等に嵌合する嵌合受けが形成され、前記支台金に は、その取付ネジ孔に適合し、上下方向の長孔が形成される荷掛フックを固定ノ ブにより取り外し、かつ上下に調整自在に取付けたことを特徴とする自転車用フ ックキャリヤにある。

【０００５】

【作用】

前記のように構成されるものであるから、ハンドルに工具がなくても容易に着 脱ができ、またバック、買物袋を適正に掛けることができ、必要によりカゴを工 具なしで取付けることができるものである。

【０００６】

【実施例】

以下、この考案フックキャリヤを実施の一例である図面により説明すると、１ 、１は縦向に並列する支杆で、例えば所要径の線金を所要長に切断し、その夫々 の上端は後方へ半丸に折曲され、終端が下向のハンドルフック部２、２に形成さ れ、これに続く中間は、図２に示すように前方へ所要の傾斜角で垂下し、背受部 ３、３に形成され、下端は前方へ取付時に水平若しくはやや前上りになる荷受部 ４、４に形成され、そして夫々の前端は上向に立上げて立上部５、５に形成され 、その端面を荷台枠金６の前縁７に溶着接続されている。

【０００７】 荷台枠金６の後縁８は前記背受部３、３と荷受部４、４との折曲角内側に溶着 され、側縁９、９は支杆の荷受部４、４より所要長さ外側へ突出されて所要面積 の荷受面を構成している。

【０００８】 なお、荷受面は、荷台枠金６にスライドする補助枠１０、１０を付設すること によりさらに広げることができる。

【０００９】 前記背受部３、３の所要位置の前面に支台金１１が差渡溶着され、その支台金 １１にはネジ孔１２、１２が設けられる。支台金１１の背面にはナットが溶着さ れ、前記ネジ孔１２、１２を補強している。

【００１０】 前記背受部３、３の背面上下にＵ字形の嵌合受１３、１４を形成した線金製の 背後受１５、１６が溶着接続され、その各背後受１５、１６の側部は下端が支杆 に溶着する補強線金１７、１７が差渡溶着される。

【００１１】 荷掛フック１８は所要の板金により設けられ、取付ネジ用長孔１９、１９を左 右に開孔した支金２０とその裏面両側縁に側縁部２１、２１が溶着され、下端が 左右に連続すると共に前面側に側面Ｕ字形に折曲される線金２２により設けられ る。 固定ノブ２３、２３によりこの荷掛フック１８は取付けられる。

【００１２】 カゴ２４は、前記荷掛フック１８を外した後、固定ノブ２３、２３を支台金７ にねじ込んで固定する。

【００１３】 フックバンド２５はゴムバンドの両端に金具を取付けたものである。

【００１４】

【考案の効果】

この考案は前述のようになるから、自転車のハンドルには、ハンドルフックを 掛合し、工具がなくても容易に取付けることができ、その場合にフックバンドで 下半部をハンドルポスト又はヘッドパイプに締着すれば特に動揺することがなく 従来の取付金具によると同等の取付効果が得られる。またバック、カバンなどの 握り部をフックに引掛けることで簡単に積載することができ、バックに大小があ るときには、固定ノブをゆるめてフックを上下にずらし、調整することができ、 フックから外れることがないものである。 また支杆の並列巾がせまいから、どのようなタイプのハンドルにも掛け吊るこ とができ、どんな自転車にも利用できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案自転車用フックキャリヤの全体斜視図
である。

【図２】その中央縦断側面図である。

【図３】同じく荷掛フックを外した状態の斜視図であ
る。

【図４】荷掛フックを外しカゴを取付けた状態を示す斜
視図である。

【図５】この考案自転車用フックキャリヤをハンドルに
固定するフックバンドの斜視図である。

【符号の説明】

１ 支杆 ２ ハンドルフック部 ３ 背受部 ４ 荷受部 ５ 立上部 ６ 荷台枠金 ７ 前縁 ８ 後縁 ９ 側縁 １０ 補助枠 １１ 支台金 １２ ネジ孔 １３ 嵌合受 １４ 嵌合受 １５ 背後受線金 １６ 背後受線金 １７ 補強線金 １８ 荷掛フック １９ 取付ネジ用長孔 ２０ 支金 ２１ 側縁部 ２２ 線金 ２３ 固定ノブ ２４ カゴ ２５ フックバンド

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端が左右に所要の間隔に離隔してハン
   ドルに掛合するハンドルフック部に形成され、そのフッ
   ク部に続き背受部が形成され、さらに下端は前方へ折曲
   されて取付時に水平若しくはやや前上りとなる荷受部が
   形成されるフックキャリヤにおいて、背受部の前面側に
   取付ネジ孔を開設した支台金が設けられ、反対の後面に
   後方へ突出し、ハンドルポスト等に嵌合する嵌合受けが
   形成され、前記支台金には、その取付ネジ孔に適合し、
   上下方向の長孔が形成される荷掛フックを固定ノブによ
   り取り外し、かつ上下に調整自在に取付けたことを特徴
   とする自転車用フックキャリヤ。