JPH0564101B2 - - Google Patents

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JPH0564101B2
JPH0564101B2 JP60140412A JP14041285A JPH0564101B2 JP H0564101 B2 JPH0564101 B2 JP H0564101B2 JP 60140412 A JP60140412 A JP 60140412A JP 14041285 A JP14041285 A JP 14041285A JP H0564101 B2 JPH0564101 B2 JP H0564101B2
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JP
Japan
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layer
antifouling
silicone polymer
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silicone
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Tsutomu Oohayashi
Kazuhide Ino
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Hiraoka and Co Ltd
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Hiraoka and Co Ltd
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Publication date
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Priority to AU49998/85A priority patent/AU561161B2/en
Priority to CA 495752 priority patent/CA1281626C/en
Priority to FR8517174A priority patent/FR2576551B1/en
Priority to GB8528505A priority patent/GB2170148B/en
Priority to DE19853541193 priority patent/DE3541193A1/en
Priority to US06/914,374 priority patent/US4714650A/en
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Priority to GB8819905A priority patent/GB2207391B/en
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  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〔産業上の利用分野〕 本発明は、防汚性にすぐれ、かつ耐熱、耐候お
よび防水性にすぐれたシート材料に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 従来シリコーン樹脂又はシリコーンゴムからな
るシリコーン重合体シート材料、及び繊維基布を
シリコーン樹脂又はシリコーンゴムなどのシリコ
ーン重合体材料で被覆したシート材料は耐熱性が
良好で、種々の用途に使用されている。 しかしながら、シリコーン重合体材料の表面
は、その使用中に著しく汚れ易く、かつ、このシ
リコーン重合体材料は、その表面が柔かく、脆い
ため、種々の固体ゴミ粉末などが付着・侵入して
埋没したりする欠点がある。この様なシリコーン
重合体シート材料の欠点を解消するためにシリコ
ーン重合体材料の表面に防汚性・耐候性のすぐれ
た熱可塑性合成樹脂から形成された防汚・耐候性
被覆層を設けることが本発明の発明者により提案
された。このような防汚・耐候性被覆層の形成に
より、確かに種々の固体ゴミ粉末などがシリコー
ン重合体材料中に付着・侵入して埋没するという
問題は解消された。しかし、シリコーン重合体材
料の表面と防汚・耐候性被覆層との接着強度、お
よびこの接着の耐久性について一層の改善が望ま
れていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、シリコーン重合体層と、防汚・耐候
性被覆層とを有する従来のシート材料において、
前記シリコーン重合体層と、防汚・耐候性被覆層
との間の接着強度およびその耐久性に関する問題
点を解決しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の防汚性シート材料はシリコーン樹脂お
よびシリコーンゴムから選ばれた少なくとも1種
を含むシリコーン重合体材料から形成されたシリ
コーン重合体層と、このシリコーン重合体層の少
なくとも一面を被覆している防汚・耐候性被覆層
とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が、弗素含有樹脂層、
アクリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニ
リデン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル
樹脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とするものである。 本発明の他の防汚性シート材料は、有機繊維性
布帛よりなる基布と、この基布の少なくとも一面
上を被覆し、かつ、シリコーン樹脂およびシリコ
ーンゴムから選ばれた少なくとも1種を含むシリ
コーン重合体材料から形成されたシリコーン重合
体層と、このシリコーン重合体層の少なくとも一
面を被覆している防汚・耐候性被覆層とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が、弗素含有樹脂層、
アクリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニ
リデン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル
樹脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とするものである。 本発明の防汚性シート材料の構成を添付図面を
参照して説明する。 第1図に示された防汚性シート材料においてシ
リコーン重合体層2の両面上に低温プラズマ変性
層3a,3bが形成され、そのそれぞれの上に防
汚・耐候性被覆層5a,5bが形成されている。 また、第2図に示された防汚性シート材料は、
基布1と、その両面上に形成されたシリコーン重
合体層2a,2bと、これらシリコーン重合体層
のそれぞれの上に形成された低温プラズマ変性層
3a,3bと、これら低温プラズマ変性層のそれ
ぞれの上に塗布された接着剤層4a,4bと、こ
れらの接着剤層のそれぞれの上に塗布された防
汚・耐候性被覆層5a,5bとからなるものであ
る。 第1図に示された防汚性シート材料において、
低温プラズマ変性層3a,3bと、防汚・耐候性
被覆層5a,5bの間に接着剤が塗布されていて
もよい。また、第2図に示された防汚性シート材
料において、接着剤層は必ずしも必要でないこと
がある。 また、第1図又は第2図に示された防汚性シー
ト材料において、基布の片面のみにシリコーン重
合体層、低温プラズマ変性層、接着剤層、および
防汚・耐候性被覆層が積層されていてもよい。こ
の場合、基布の他の面には、シリコーン重合体層
のみが形成されていてもよい。 本発明においてシリコーン重合体層に用いられ
るシリコーン樹脂、およびシリコーンゴムは、例
えば、オルガノポリシロキサン、ポリアクリルオ
キシアルキルアルコキシシラン系シリコーン樹
脂、ポリビニルシラン系シリコーン樹脂、ポリシ
ルチアン、ポリシラザン、珪素含有側鎖を有する
炭素系ポリマー、およびポリシランなどから選ぶ
ことができる。例えば、信越化学製難燃性シリコ
ーン樹脂KR166、KR168、KR202、KR2038およ
びKR−101−10などは、本発明に使用すること
のできるものである。 シリコーン樹脂は、硬化剤(加硫剤)の併用に
よりシリコーンゴムに変性されていてもよい。 本発明に用いられるオルガノポリシロキサン系
樹脂は、ビニル基、アリル基、ヒドロキシル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、メルカ
プト基等の有機置換基を少なくとも1個有するも
ので、ポリジメチルシロキサン系シリコーン樹
脂、ポリジフエニルシロキサン系シリコーン樹
脂、ポリメチルフエニルシロキサン系シリコーン
樹脂、及びこれらの共重合体からなる樹脂などを
包含する。 本発明に用いられるポリアクリルオキシアルキ
ルアルコキシシラン系シリコーン樹脂は、 一般式 (Rは炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、
R′は水素原子、又は炭素原子数1〜10の一価炭
化水素基、R″は炭素原子数2〜10の二価炭化水
素基であり、nは1〜3の整数である。) で表わされるアクリルオキシアルキルアルコキシ
シランの少なくとも1種のエチレン系不飽和モノ
マーとの共重合体を包含するものである。 更に本発明に用いられるポリビニルシラン系シ
リコーン樹脂は、 下記一般式: 〔但しR′、およびnは前出と同じ、BはOR′、又
はOR″−OR′基(R′、R″は前出と同じ)を示す。〕 で表わされるビニルシラン化合物と少なくとも1
種のエチレン系不飽和モノマーとの共重合物も包
含する。 上述のエチレン系モノマーはシリコーン樹脂中
に1〜50重量%の含有率で共重合されていてもよ
い。このようなモノマーとしては、例えばスチレ
ン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチル
スチレン、クロルスチレン、ブロモスチレン、フ
ルオロスチレン、ニトロスチレン、あるいはアク
リル酸、メタアクチル酸、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチ
ルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、
ブチルメタアクリレート、アクリルアミド、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタアクリレート、アクリロニトリル、メ
タアクリロニトリル、2−クロロアクリロニトリ
ル、ビニルアセテート、ビニルクロロアセテー
ト、ビニルブチレート、ビニルクロライド、ビニ
ルブロマイド、ビニルフルオライド、ビニリデン
クロライド、ビニルハロゲン化合物、およびビニ
ルエーテル類等がある。 上述のシリコーン樹脂は他の樹脂、例えば、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキツド樹
脂、アミノ樹脂などで変性されたものであつても
よく、或いは脂肪酸変性されたものであつてもよ
い。 本発明の防汚性シート材料において、それが高
温に加熱されたときの自消性を重視する場合に
は、オルガノポリシロキサン系シリコーン樹脂に
あつては、ポリシロキサン成分がシリコーン樹脂
中好ましくは70重量%以上のもの、ポリアクリロ
オキシアルキルアルコキシシラン系シリコーン樹
脂およびポリビニルシラン系シリコーン樹脂にお
いては、共重合させるエチレン系不飽和モノマー
が50重量%以下、特に20重量%以下のものが好ま
しい。また、自消性とともに材料の可撓性を重視
する場合には、変性されていないオルガノポリシ
ロキサン系シリコーン樹脂が好ましい。尚、これ
らのシリコーン樹脂は、室温で固体、可撓性ペー
スト、液体、およびエマルジヨン等の分散物のい
づれであつてもよく、必要により適宜の溶媒を加
えて使用する。またシリコーンゴムは、それを硬
化機構別に観ると、室温硬化型、加熱硬化型、お
よび紫外線または電子線硬化型に分類されるが、
一般に当業者に周知の硬化剤や硬化促進剤、例え
ば亜鉛、鉛、コバルト、鉄等の金属カルボン酸
塩、ジブチルスズオクトエート、ジブチルスズラ
ウレート、等の有機スズ化合物、テトラプロピル
チタネート、テトラオクチルチタネート等のチタ
ンキレート化合物、N−N−ジメチルアニリン、
トリエタノールアミン等の三級アミン、あるいは
ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキサイド等の過酸化物、
及び白金系触媒、等を併用することにより所望の
三次元網目状構造体に硬化する。 シリコーン重合体層は、上記のようなシリコー
ン樹脂および/又はシリコーンゴムのみから形成
されていてもよいが、これらの材料が、シリコー
ン重合体材料をマトリツクスとし、その中に、マ
トリツクス重量に対し30〜300%、好ましくは100
〜250%の他の充填剤、例えばシリカ系充填剤、
チタン酸カリウム系充填剤、石綿センイ、雲母お
よびその他の無機耐熱材料を混合したものであつ
てもよい。 充填剤はシリコーン樹脂ワニスで形成される樹
脂層の補強作用を果すもので、例えば、酸化チタ
ン、マイカ、アルミナ、タルク、ガラス繊維粉
末、岩綿微細繊維、シリカ粉末、クレイ等の各種
無機物があげられるが、得られる防汚性シート材
料に表面平滑性を具備せしめたい場合には、防汚
性シート材料の表面平滑性を損うことのないよう
に、一般に50μm以下の微粉末状のものを使用す
るのが好ましい。 また無機充填剤の中でも、特に製品の耐熱性を
増進するものとして、チタン酸アルカリを用いる
ことが有効である。すなわち、チタン酸アルカリ
はシリコーン樹脂ワニス中に配合されて使用され
るもので、本発明の防汚性シート材料に十分な防
炎特性を保持せしめるものである。 シリコーン樹脂100重量部に対して配合される
チタン酸アルカリの量は1〜200重量部、好まし
くは30〜100重量部であり、更にこれらに高屈折
率無機質化合物、及び/又は吸熱型無機化合物等
を配合する場合は400重量部を限度に、同一重量
から1/4の重量までに相当するチタン酸アルカリ
と置き換えて配合できるが、普通10〜300重量部
の範囲が好ましい。尚、これら高屈折率無機化合
物、および吸熱型無機化合物の一部又は全量を、
一般に常用されている無機質顔料、無機質の増量
用充填剤、又は難燃性を付与する無機粉末等によ
り代替することが出来るが、その使用量はシリコ
ーン樹脂100重量部に対し400重量部以下であるこ
とが好ましく、より好ましくは300重量部以下で
ある。 本発明の効果をより優れたものにするためシリ
コーン重合体層に難燃剤を併用してもよい。ここ
で使用される難燃剤については特に限定されるも
のではないが、例えば、リン酸エステル型、有機
ハロゲン化合物型、ホスフアゼン化合物型などの
有機難燃剤、焼石膏、明ばん、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイト系ケイ
酸アルミニウムなどの結晶水放出型、炭酸ガス放
出型、分散吸熱型および相転換型などの無機化合
物からなる吸熱分解型無機化合物やアンチモン化
合物等の無機難燃剤等がある。 シリコーン重合体層の重量や厚さには格別の限
定はないが、一般に片面10〜1000g/m2、好まし
くは50〜700g/m2の重量、および片面10〜500μ
mの厚さで形成されることが好ましい。 本発明の防汚性シート材料において、シリコー
ン重合体層の表面上に低温プラズマ処理によつて
得られた低温プラズマ変性層が形成されている。
この低温プラズマ変性層形成のために、先ずシリ
コーン重合体層表面に低温プラズマ処理が施され
る。この低温プラズマ処理は、0.01〜10Torrの
圧力下において、プラズマ重合性を有しないガス
の低温プラズマにシリコーン重合体層の表面を曝
露することにより行うことができる。プラズマ発
生条件としては、例えば電極間に13.56MHz、10
〜500Wの電力を印加すればよく、放電は有極放
電、無極放電のいずれによつても十分な結果が得
られる。プラズマ処理時間は印加電圧によつても
相違するが、一般には数秒から数十分とすること
で十分である。 なお、プラズマ処理には、上記の方法以外にも
種々あり、例えば、放電周波数帯としては低周
波、マイクロ波、直流などを用いることができ、
プラズマ発生様式もグロー放電のほかコロナ放
電、火花放電、無声放電などを選ぶこともでき
る。また、電極も外部電極のほか、内部電極、コ
イル型など容量結合、誘導結合のいずれでもよ
い。しかし、どのような方法をとつても、過度の
放電熱により材料表面が変質されないように注意
を要する。プラズマ重合性を有しないガスとして
は、ヘリウム、ネオン、アルゴン、窒素、亜酸化
窒素、二酸化窒素、酸素、空気、一酸化炭素、二
酸化炭素、および水素などから選ばれた少なくと
も1種からなるものが用いられる。 上述のようにして低温プラズマ処理されたシリ
コーン重合体層の表面に、接着性の高い低温プラ
ズマ変性層が形成される。この低温プラズマ変性
層はシリコーン重合体層の未変性部分と強固に結
着しており、かつ、その接着性を著しく改善す
る。 次に、シリコーン重合体層と防汚・耐候性被覆
層とが、低温プラズマ変性層を介して接着剤を用
いて又は用いずに接着される。 上記接着剤として有用なものは、例えば、メラ
ミン系接着剤、フエノール系接着剤、エポキシ系
接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリエチレンイ
ミン系接着剤、ポリイソシアネート系接着剤、ポ
リウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリア
ミド系接着剤、及び酢酸ビニル−塩化ビニル共重
合体系接着剤、酢酸ビニル−エチレン共重合体系
接着剤等の共重合体接着剤等をあげることがで
き、特にエポキシ系接着剤、ポリエチレンイミン
系接着剤、ポリイソシアネート接着剤、ポリウレ
タン系接着剤、アクリル系接着剤等が好ましいが
これらに限定されることなく、公知の接着剤を任
意に選択して使用することができる。 本発明に用いられる防汚・耐候性合成樹脂とし
ては、弗素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いる
ことができる。 弗素含有樹脂フイルムを構成する樹脂は、エチ
レンの水素原子の1個以上が弗素原子と置換され
ている単量体から合成される各種のポリフルオル
エチレン例えば、ポリテトラフルオルエチレン、
又は一部塩素を含む各種のポリフルオロクロルエ
チレン、例えばポリトリフルオルクロルエチレン
等があるが、このほかポリ弗化ビニル、ポリ弗化
ビニリデン、ポリジクロルジフルオルエチレン、
その他も包含される。これらの弗素含有樹脂は、
いずれも溶融点が高いので、通常のカレンダー加
工等は実施できないので一旦溶融して押出加工す
るか、又は粉末状態の樹脂を加工加熱してフイル
ム状に成型するのが一般的であるが、特にこの方
法に限定されない。フイルムの厚みは一般に
0.001〜0.5mm、好ましくは5〜50μm程度である
が、耐候性・防汚性並びに耐久性の目的を達成す
るものであれば、より厚く、又は、より薄くする
ことができ特に限定はない。また、弗素含有樹脂
フイルムには、他の樹脂例えばMMA等が混合又
は貼着複合される等混用されていても本発明の目
的を達成するものであれば差支えない。本発明に
使用される弗素含有樹脂フイルムの市販品として
は、テドラーフイルム(デユポン商標)、アフレ
ツクスフイルム(旭硝子商標)がある。 本発明の防汚性シート材料に用いられる防汚・
耐候性被覆層は、アクリル樹脂によつて形成され
てもよい。このため一般にアクリル樹脂フイルム
が用いられる。このようなアクリル樹脂フイルム
は、Tダイ法又はインフレーシヨン法その他いず
れの方法により製造されたものでもよい。また、
延伸・未延伸のいずれでもよいが、伸度は100〜
300%程度のものが好ましい。また、前述のよう
に厚みは通常5〜50μm程度であるが、十分な耐
候性・防汚性を達成するならば上記よりも多少厚
く又は薄くしてもよい。フイルム素材は、ポリア
ルキルメタクリレート系フイルム、例えばメチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート等を主
材料とするもの、又は、アクリレート、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等をホモモノマー又はコモノ
マー成分とするホモポリマー又はコポリマーをフ
イルム状に成型したものがよい。 防汚・耐候性被覆層は、上述のような、実質的
に平滑な表面を有する弗素含有樹脂フイルム、又
は、アクリル樹脂フイルムを、必要に応じ、その
接着表面に低温プラズマ処理又は、コロナ放電処
理等を施してその接着性を向上させた後、これを
低温プラズマ変形層上に接着剤を用いて接合する
ことが好ましい。しかし、他の防汚・耐候性被覆
層形成方法としては、上記の樹脂の溶液又はエマ
ルジヨンを、低温プラズマ変性層表面、又は、そ
の上に塗布された接着剤層表面に塗布し乾燥固化
する方法がある。 防汚・耐候性被覆層形成のために用いられるフ
イルムは、100Kg/m2以上の引張強度を有するこ
とが好ましい。また、防汚・耐候性被覆層は1〜
50g/m2、好ましくは3〜30g/m2の重量、又
は、5μm以上(通常は10〜50μm)の、更に好ま
しくは30〜50μmの厚さを有するものであること
が好ましい。 本発明において、防汚・耐候性被覆層は、上述
のような弗素含有樹脂およびアクリル樹脂の他
に、ポル弗化ビニリデン樹脂層とアクリル樹脂層
との積層体、又はポリ弗化ビニリデン樹脂層とア
クリル樹脂層とポリ塩化ビニル樹脂層との積層体
からなるものであつてもよい。これら積層体にお
いては、ポリ弗化ビニリデン樹脂層の厚さは2〜
3μm、アクリル樹脂層の厚さ2〜4μmおよび、
ポリ塩化ビニル樹脂層の厚さは40〜45μmである
ことが好ましいが、これらの数値に限定されるも
のではない。 本発明の防汚性シート材料は、基本として有機
繊維性布帛からなる基布を含むものであつてもよ
い。 本発明に有用な繊維性基布は、天然繊維、例え
ば、木綿、麻など、再生繊維、例えば、ビスコー
スレーヨン、キユプラなど、半合成繊維、例え
ば、ジーおよびトリーアセテート繊維など、及び
合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート等)繊
維、芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ
塩化ビニル繊維、ポリオレフイン繊維および水不
溶化又は難溶化されたポリビニルアルコール繊維
など、から選ばれた少なくとも1種からなるもの
である。有機繊維中には少量の無機繊維が混用さ
れていてもよい。基布中の繊維は短繊維紡績糸
条、長繊維糸条、スプリツトヤーン、テープヤー
ンなどのいずれの形状のものでもよく、また基布
は織物、編物又は不織布或いはこれらの複合布の
いずれであつてもよい。一般には、本発明の防汚
性シート材料に用いられる繊維は、ポリエステル
繊維であるのが好ましく、ストレスに対する伸び
が少ないことを考慮すれば、繊維は長繊維(フイ
ラメント)の形状のものが好ましく、且つ平織布
を形成していることが好ましい。しかし、編織組
織やその形態については特に限定されるものでは
ない。繊維性基布は、得られる防汚性シート材料
の機械的強度を高いレベルに維持するために有用
である。 基布上にシリコーン重合体層を形成固着するに
は、例えば、シリコーン樹脂、チタン酸アルカリ
ならびに要すれば高屈折率無機化合物、及び/又
は吸熱型無機化合物などを含む混合物に適宜硬化
促進剤及び添加剤を加えた後、更に必要に応じト
ルエン、キシレン、トリクレン等の有機溶剤を加
えて適当な濃度の分散液を作り、この分散液を浸
漬法、噴霧法、ロールコート法、リバースロール
コート法、ナイフコート法等の従来よく知られて
いる塗布手段により基布の一面又は両面に塗布し
室温又は加熱下、好ましくは150〜200℃の範囲内
で1〜30分間熱処理をすることによりシリコーン
樹脂を硬化せしめ、前述の基材に一体的に固着せ
しめる。シリコーン樹脂とチタン酸アルカリなら
びに高屈折率無機化合物、及び/又は吸熱型無機
化合物等の配合割合は使用するシリコーン樹脂及
び無機化合物の種類及び粒度により異なるが、一
般にシリコーン樹脂が少なすぎると、シリコーン
重合体層の強度が不足する結果、耐火断熱シート
として用いたときシリコーン重合体層に亀裂を生
じたり又はシリコーン重合体層が基布から剥離し
たりする等の欠点を生ずる。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例1および比較例1 下記組織の晒綿布を基布として用いた。 組織16S/1×16S/1/75本×60本/2.54
cm 重量200g/m3 シリコーン加工剤としてRTVシリコーンゴム
(東芝シリコーン(株)製)10重量部に対し架橋剤1
重量部を混合したものを、ナイフコータを用いて
前記基布の表面上に90g/m3の塗布量で塗布し
た。次にこれを140℃に加熱された加熱シリンダ
ーと、この加熱シリンダーに対し、線圧10Kg/cm
で圧接する圧着ロールとの間を通過させ、引続き
加熱シリンダー表面に45秒間接触させた。これに
よつて表面硬化したシリコーン重合体ベースコー
ト層を加熱シリンダーから剥離し、その上に引続
き前記シリコーン加工剤と同一の加工剤を約10
g/m3の塗布量でトツプコートを施して表面状態
を整え、最後に180℃熱処理して中間シート(試
料1)を得た。 この中間シートに更に下記の処理を施した。 上記中間シート(試料1)から採取された試験
片を低温プラズマ処理装置中に装着し、装置内圧
力を10-5Torrまで排気減圧し、次に装置内にア
ルゴンガスを導入して装置内圧力を0.2Torrに調
節した。次にこの雰囲気内で、周波数13.56MHz
の高周波電源(日本高周波社製)を用い、消費電
力100ワツトの低温プラズマ処理をシリコーン重
合体層の表面に30分間施し中間シート(試料2)
を得た。 実施例1において、試料2の低温プラズマ変性
層の表面にポリアクリル樹脂接着剤(ソニーケミ
カル社製、SC−462)を100メツシユのグラビア
ロールを用いて20g/m2の量で塗布し、室温にて
乾燥した。次に、接着剤層の表面にフツ化ビニリ
デン樹脂フイルム(厚さ3μm)を加熱圧着した。 比較例1において、試料1のシリコーン重合体
の表面に、低温プラズマ処理を施すことなく、実
施例1と同様の防汚・耐候性被覆層形成操作を施
した。 得られた各シート状物の、シリコーン重合体層
と、防汚・耐候性被覆層との剥離強度を第1表に
示す。 実施例2および比較例2 実施例2においては、実施例1と同様の操作
が、また比較例2においては、比較例1と同様の
操作が行われた。但し、防汚・耐候性被覆層形成
のために厚さ30μmのアクリル樹脂フイルムが、
エポキシ系接着剤を用いて貼着された。 結果を第1表に示す。 実施例3および比較例3 実施例3においては実施例1と同様の操作が、
また比較例3においては比較例1と同様の操作が
行われた。但し、防汚・耐候性被覆層形成のため
にKFCフイルム(呉羽化学社製、フツ化ビニリ
デン樹脂層(2μm厚さ)と、アクリル樹脂層
(2〜4μm)と、ポリ塩化ビニル樹脂層(45μm)
とが積層されている3層構造物)を用いた。 結果を第1表に示す。
[Industrial Application Field] The present invention relates to a sheet material that has excellent stain resistance, heat resistance, weather resistance, and waterproof properties. [Prior Art] Conventionally, silicone polymer sheet materials made of silicone resin or silicone rubber, and sheet materials in which a fiber base fabric is coated with a silicone polymer material such as silicone resin or silicone rubber, have good heat resistance and are used for various purposes. used in However, the surface of silicone polymer materials is extremely prone to staining during use, and since the surface of silicone polymer materials is soft and brittle, various solid dust powders may adhere to or penetrate and become buried. There are drawbacks to doing so. In order to eliminate these drawbacks of silicone polymer sheet materials, it is possible to provide an antifouling/weather resistant coating layer formed from a thermoplastic synthetic resin with excellent antifouling and weather resistance on the surface of the silicone polymer material. Proposed by the inventor of the present invention. Formation of such an antifouling and weather-resistant coating layer has certainly solved the problem of various solid dust powders adhering to, penetrating, and being buried in the silicone polymer material. However, it has been desired to further improve the adhesive strength between the surface of the silicone polymer material and the antifouling/weather-resistant coating layer, and the durability of this adhesive. [Problems to be Solved by the Invention] The present invention provides a conventional sheet material having a silicone polymer layer and an antifouling/weather resistant coating layer.
The present invention aims to solve problems regarding the adhesive strength and durability between the silicone polymer layer and the antifouling/weather-resistant coating layer. [Means and effects for solving the problems] The antifouling sheet material of the present invention comprises a silicone polymer layer formed from a silicone polymer material containing at least one selected from silicone resin and silicone rubber; an antifouling/weather resistant coating layer covering at least one surface of the silicone polymer layer, the antifouling/weather resistant coating layer comprising a fluorine-containing resin layer,
It is formed of an acrylic resin layer, a laminate of a polyvinylidene fluoride resin layer and an acrylic resin layer, or a laminate of a polyvinylidene fluoride resin layer, an acrylic resin layer, and a polyvinyl chloride resin layer, and the silicone A low-temperature plasma modified layer obtained by subjecting the surface of the silicone polymer layer to low-temperature plasma treatment is formed between the polymer layer and the antifouling/weather-resistant coating layer, The layer and the antifouling/weather resistant coating layer are bonded to each other via the low temperature plasma modified layer. Another antifouling sheet material of the present invention includes a base fabric made of organic fiber fabric, and a silicone material covering at least one surface of the base fabric and containing at least one selected from silicone resin and silicone rubber. A silicone polymer layer formed from a polymer material, and an antifouling/weather resistant coating layer covering at least one surface of the silicone polymer layer, the antifouling/weather resistant coating layer being made of a fluorine-containing resin. layer,
It is formed of an acrylic resin layer, a laminate of a polyvinylidene fluoride resin layer and an acrylic resin layer, or a laminate of a polyvinylidene fluoride resin layer, an acrylic resin layer, and a polyvinyl chloride resin layer, and the silicone A low-temperature plasma modified layer obtained by subjecting the surface of the silicone polymer layer to low-temperature plasma treatment is formed between the polymer layer and the antifouling/weather-resistant coating layer, The layer and the antifouling/weather resistant coating layer are bonded to each other via the low temperature plasma modified layer. The structure of the antifouling sheet material of the present invention will be explained with reference to the accompanying drawings. In the antifouling sheet material shown in FIG. 1, low temperature plasma modified layers 3a and 3b are formed on both sides of the silicone polymer layer 2, and antifouling and weatherproof coating layers 5a and 5b are formed on each of the layers. has been done. In addition, the antifouling sheet material shown in FIG.
Base fabric 1, silicone polymer layers 2a and 2b formed on both surfaces thereof, low temperature plasma modified layers 3a and 3b formed on each of these silicone polymer layers, and each of these low temperature plasma modified layers. It consists of adhesive layers 4a, 4b applied thereon, and antifouling/weatherproof coating layers 5a, 5b applied on each of these adhesive layers. In the antifouling sheet material shown in FIG.
An adhesive may be applied between the low-temperature plasma modified layers 3a, 3b and the antifouling/weatherproof coating layers 5a, 5b. Further, in the antifouling sheet material shown in FIG. 2, the adhesive layer may not necessarily be necessary. In addition, in the stain-resistant sheet material shown in Figure 1 or Figure 2, a silicone polymer layer, a low-temperature plasma modified layer, an adhesive layer, and a stain-proof/weather-resistant coating layer are laminated on only one side of the base fabric. may have been done. In this case, only the silicone polymer layer may be formed on the other surface of the base fabric. The silicone resin and silicone rubber used in the silicone polymer layer in the present invention include, for example, organopolysiloxane, polyacryloxyalkylalkoxysilane silicone resin, polyvinylsilane silicone resin, polysilthian, polysilazane, and silicone-containing side chain. It can be selected from carbon-based polymers, polysilanes, etc. For example, flame-retardant silicone resins KR166, KR168, KR202, KR2038, and KR-101-10 manufactured by Shin-Etsu Chemical can be used in the present invention. The silicone resin may be modified into silicone rubber using a curing agent (vulcanizing agent). The organopolysiloxane resin used in the present invention includes vinyl groups, allyl groups, hydroxyl groups,
Having at least one organic substituent such as an alkoxy group, amino group, or mercapto group having 1 to 4 carbon atoms, such as polydimethylsiloxane silicone resin, polydiphenylsiloxane silicone resin, polymethylphenylsiloxane silicone resin , and resins made of copolymers thereof. The polyacryloxyalkylalkoxysilane silicone resin used in the present invention has the general formula (R is a monovalent hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms,
R' is a hydrogen atom or a monovalent hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms, R'' is a divalent hydrocarbon group having 2 to 10 carbon atoms, and n is an integer of 1 to 3.) It includes a copolymer of the represented acryloxyalkylalkoxysilane with at least one ethylenically unsaturated monomer. Furthermore, the polyvinylsilane silicone resin used in the present invention has the following general formula: [However, R' and n are the same as above, and B represents OR' or an OR''-OR' group (R' and R'' are the same as above). ] A vinyl silane compound represented by
It also includes copolymers with other ethylenically unsaturated monomers. The above-mentioned ethylene monomer may be copolymerized in the silicone resin at a content of 1 to 50% by weight. Examples of such monomers include styrene, methylstyrene, dimethylstyrene, ethylstyrene, chlorostyrene, bromostyrene, fluorostyrene, nitrostyrene, acrylic acid, methacrylic acid, methyl acrylate,
Ethyl acrylate, butyl acrylate, methyl methacrylate, ethyl methacrylate,
Butyl methacrylate, acrylamide, 2-
Hydroxyethyl acrylate, 2-hydroxyethyl methacrylate, acrylonitrile, methacrylonitrile, 2-chloroacrylonitrile, vinyl acetate, vinyl chloroacetate, vinyl butyrate, vinyl chloride, vinyl bromide, vinyl fluoride, vinylidene chloride, vinyl halogen compounds, and There are vinyl ethers, etc. The above-mentioned silicone resins may be modified with other resins, such as epoxy resins, polyester resins, alkyd resins, amino resins, etc., or may be modified with fatty acids. In the stain-resistant sheet material of the present invention, when self-extinguishing properties when heated to high temperatures are important, in the case of organopolysiloxane-based silicone resin, the polysiloxane component is preferably 70% in the silicone resin. In polyacrylooxyalkylalkoxysilane silicone resins and polyvinylsilane silicone resins, the amount of the ethylenically unsaturated monomer to be copolymerized is preferably 50% by weight or less, particularly 20% by weight or less. In addition, when flexibility of the material is important as well as self-extinguishing property, an unmodified organopolysiloxane silicone resin is preferable. These silicone resins may be solid at room temperature, flexible pastes, liquids, or dispersions such as emulsions, and are used with the addition of an appropriate solvent if necessary. In addition, silicone rubber is classified by curing mechanism into room temperature curing type, heat curing type, and ultraviolet or electron beam curing type.
Curing agents and curing accelerators generally known to those skilled in the art, such as metal carboxylates of zinc, lead, cobalt, iron, etc., organotin compounds such as dibutyltin octoate, dibutyltin laurate, tetrapropyl titanate, tetraoctyl titanate, etc. titanium chelate compound, N-N-dimethylaniline,
Tertiary amines such as triethanolamine, or peroxides such as benzoyl peroxide, dicumyl peroxide, t-butyl peroxide,
and a platinum-based catalyst, etc., it is cured into a desired three-dimensional network structure. The silicone polymer layer may be formed only from the silicone resin and/or silicone rubber as described above, but these materials form a matrix of silicone polymer material, and the silicone polymer layer contains 30 to 30% of the weight of the matrix. 300%, preferably 100
~250% other fillers, e.g. silica-based fillers,
It may be a mixture of a potassium titanate filler, asbestos fiber, mica, and other inorganic heat-resistant materials. Fillers serve to reinforce the resin layer formed by silicone resin varnish, and include various inorganic materials such as titanium oxide, mica, alumina, talc, glass fiber powder, rock wool fine fibers, silica powder, and clay. However, when it is desired to impart surface smoothness to the resulting stain-resistant sheet material, fine powder with a particle size of 50 μm or less is generally used so as not to impair the surface smoothness of the stain-resistant sheet material. It is preferable to use Furthermore, among inorganic fillers, it is particularly effective to use alkali titanate to improve the heat resistance of the product. That is, the alkali titanate is used by being blended into the silicone resin varnish, and is used to ensure that the antifouling sheet material of the present invention maintains sufficient flame retardant properties. The amount of alkali titanate added to 100 parts by weight of the silicone resin is 1 to 200 parts by weight, preferably 30 to 100 parts by weight, and in addition, a high refractive index inorganic compound and/or an endothermic inorganic compound, etc. When blending, up to 400 parts by weight can be added in place of an alkali titanate corresponding to the same weight to 1/4 of the weight, but a range of 10 to 300 parts by weight is usually preferred. In addition, some or all of these high refractive index inorganic compounds and endothermic inorganic compounds are
Commonly used inorganic pigments, inorganic extender fillers, inorganic powders that impart flame retardancy, etc. can be substituted, but the amount used is 400 parts by weight or less per 100 parts by weight of silicone resin. The amount is preferably 300 parts by weight or less. In order to improve the effects of the present invention, a flame retardant may be added to the silicone polymer layer. The flame retardants used here are not particularly limited, but include, for example, organic flame retardants such as phosphate ester type, organic halogen compound type, and phosphazene compound type, calcined gypsum, alum, calcium carbonate,
Inorganic flame retardants such as endothermic decomposition type inorganic compounds such as crystal water releasing type, carbon dioxide gas releasing type, dispersion endothermic type and phase change type such as aluminum hydroxide and hydrotalcite aluminum silicate, and antimony compounds, etc. There is. There is no particular limitation on the weight or thickness of the silicone polymer layer, but it generally has a weight of 10 to 1000 g/m 2 on one side, preferably 50 to 700 g/m 2 , and a weight of 10 to 500 μm on one side.
It is preferable that it is formed with a thickness of m. In the antifouling sheet material of the present invention, a low temperature plasma modified layer obtained by low temperature plasma treatment is formed on the surface of the silicone polymer layer.
To form this low-temperature plasma modified layer, the surface of the silicone polymer layer is first subjected to low-temperature plasma treatment. This low-temperature plasma treatment can be performed by exposing the surface of the silicone polymer layer to low-temperature plasma of a gas that does not have plasma polymerizability under a pressure of 0.01 to 10 Torr. For example, the plasma generation conditions are 13.56MHz, 10
It is sufficient to apply a power of ~500 W, and sufficient results can be obtained whether the discharge is a polar discharge or a non-polar discharge. The plasma processing time varies depending on the applied voltage, but generally a few seconds to several tens of minutes is sufficient. In addition, there are various methods for plasma processing other than the above-mentioned methods. For example, low frequency, microwave, direct current, etc. can be used as the discharge frequency band,
In addition to glow discharge, the plasma generation mode can also be selected from corona discharge, spark discharge, silent discharge, etc. In addition to external electrodes, the electrodes may also be internal electrodes, coil types, etc., capacitively coupled or inductively coupled. However, no matter what method is used, care must be taken to ensure that the surface of the material is not altered by excessive discharge heat. The gas that does not have plasma polymerizability is at least one selected from helium, neon, argon, nitrogen, nitrous oxide, nitrogen dioxide, oxygen, air, carbon monoxide, carbon dioxide, and hydrogen. used. A low-temperature plasma-modified layer with high adhesiveness is formed on the surface of the silicone polymer layer subjected to the low-temperature plasma treatment as described above. This low temperature plasma modified layer is strongly bonded to the unmodified portion of the silicone polymer layer and significantly improves its adhesion. The silicone polymer layer and the antifouling/weathering coating layer are then adhered with or without an adhesive via the low temperature plasma modified layer. Examples of useful adhesives include melamine adhesives, phenol adhesives, epoxy adhesives, polyester adhesives, polyethyleneimine adhesives, polyisocyanate adhesives, polyurethane adhesives, and acrylic adhesives. Adhesives, polyamide adhesives, copolymer adhesives such as vinyl acetate-vinyl chloride copolymer adhesives, vinyl acetate-ethylene copolymer adhesives, etc., and especially epoxy adhesives, polyethylene adhesives, etc. Imine adhesives, polyisocyanate adhesives, polyurethane adhesives, acrylic adhesives, etc. are preferred, but the adhesive is not limited to these, and any known adhesive can be used. As the antifouling and weather-resistant synthetic resin used in the present invention, fluorine-containing resins and acrylic resins can be used. The resins constituting the fluorine-containing resin film include various polyfluoroethylenes synthesized from monomers in which one or more hydrogen atoms of ethylene are replaced with fluorine atoms, such as polytetrafluoroethylene,
There are also various polyfluorochloroethylenes that partially contain chlorine, such as polytrifluorochloroethylene, but also polyvinyl fluoride, polyvinylidene fluoride, polydichlorodifluoroethylene,
Others are also included. These fluorine-containing resins are
Since both have high melting points, normal calender processing cannot be performed, so it is common to melt the resin and extrude it, or process and heat the powdered resin to form it into a film. The method is not limited to this method. The thickness of the film is generally
The thickness is about 0.001 to 0.5 mm, preferably about 5 to 50 μm, but there is no particular limitation as it can be made thicker or thinner as long as it achieves the objectives of weather resistance, antifouling properties, and durability. Further, the fluorine-containing resin film may be mixed with other resins such as MMA, etc., as long as the object of the present invention is achieved. Commercially available fluorine-containing resin films used in the present invention include Tedlar film (DuPont trademark) and Afrex film (Asahi Glass trademark). The antifouling material used in the antifouling sheet material of the present invention
The weather-resistant coating layer may be formed of acrylic resin. For this reason, acrylic resin films are generally used. Such an acrylic resin film may be produced by the T-die method, the inflation method, or any other method. Also,
It can be stretched or unstretched, but the elongation is 100~
About 300% is preferable. Further, as mentioned above, the thickness is usually about 5 to 50 μm, but it may be made somewhat thicker or thinner than the above if sufficient weather resistance and antifouling properties are achieved. The film material is a polyalkyl methacrylate film, for example, one whose main material is methyl methacrylate, ethyl methacrylate, propyl methacrylate, butyl methacrylate, etc., or acrylate, vinyl acetate, vinyl chloride, styrene, acrylonitrile, etc.
A homopolymer or copolymer containing methacrylonitrile or the like as a homomonomer or comonomer component is preferably formed into a film. The antifouling/weather-resistant coating layer is made of a fluorine-containing resin film or an acrylic resin film having a substantially smooth surface as described above, and the adhesion surface thereof is subjected to low-temperature plasma treatment or corona discharge treatment as necessary. It is preferable to improve the adhesion by applying the following steps, and then bonding this onto the low-temperature plasma deformable layer using an adhesive. However, as another method for forming an antifouling/weather-resistant coating layer, there is a method in which a solution or emulsion of the above-mentioned resin is applied to the surface of the low-temperature plasma modified layer or the surface of the adhesive layer applied thereon, and then dried and solidified. There is. The film used for forming the antifouling/weatherproof coating layer preferably has a tensile strength of 100 Kg/m 2 or more. In addition, the antifouling/weatherproof coating layer is 1~
It is preferable to have a weight of 50 g/m 2 , preferably 3 to 30 g/m 2 or a thickness of 5 μm or more (usually 10 to 50 μm), more preferably 30 to 50 μm. In the present invention, in addition to the above-mentioned fluorine-containing resin and acrylic resin, the antifouling and weather-resistant coating layer is a laminate of a polyvinylidene fluoride resin layer and an acrylic resin layer, or a polyvinylidene fluoride resin layer. It may be made of a laminate of an acrylic resin layer and a polyvinyl chloride resin layer. In these laminates, the thickness of the polyvinylidene fluoride resin layer is 2 to 2.
3 μm, the thickness of the acrylic resin layer is 2 to 4 μm, and
The thickness of the polyvinyl chloride resin layer is preferably 40 to 45 μm, but is not limited to these values. The antifouling sheet material of the present invention may include a base fabric made of an organic fibrous fabric. Fibrous base fabrics useful in the present invention include natural fibers such as cotton, linen, etc., recycled fibers such as viscose rayon, Kyupra, etc., semi-synthetic fibers such as g- and tri-acetate fibers, and synthetic fibers. For example, at least one selected from nylon 6, nylon 66, polyester (polyethylene terephthalate, etc.) fibers, aromatic polyamide fibers, acrylic fibers, polyvinyl chloride fibers, polyolefin fibers, and water-insoluble or poorly soluble polyvinyl alcohol fibers. It consists of seeds. A small amount of inorganic fiber may be mixed with the organic fiber. The fibers in the base fabric may be in any form such as short fiber spun yarn, long fiber yarn, split yarn, or tape yarn, and the base fabric may be a woven fabric, a knitted fabric, a nonwoven fabric, or a composite fabric thereof. Good too. Generally, the fibers used in the stain-resistant sheet material of the present invention are preferably polyester fibers, and considering that they have little elongation under stress, the fibers are preferably in the form of long fibers (filaments). In addition, it is preferable that a plain woven fabric is formed. However, the weaving structure and its form are not particularly limited. The fibrous base fabric is useful for maintaining the mechanical strength of the resulting antifouling sheet material at a high level. In order to form and fix a silicone polymer layer on the base fabric, for example, a curing accelerator and an appropriate curing accelerator are added to a mixture containing a silicone resin, an alkali titanate, and if necessary, a high refractive index inorganic compound and/or an endothermic inorganic compound. After adding the additives, if necessary, add an organic solvent such as toluene, xylene, trichlene, etc. to make a dispersion with an appropriate concentration.This dispersion can be coated by dipping, spraying, roll coating, or reverse roll coating. The silicone resin is coated on one or both sides of the base fabric by a conventionally well-known coating method such as knife coating method, and then heat-treated at room temperature or under heating, preferably within the range of 150 to 200°C for 1 to 30 minutes. is cured and integrally fixed to the aforementioned base material. The blending ratio of silicone resin and alkali titanate, high refractive index inorganic compound, and/or endothermic inorganic compound, etc. varies depending on the type and particle size of the silicone resin and inorganic compound used, but in general, if there is too little silicone resin, silicone As a result of the insufficient strength of the combined layer, when used as a fire-resistant heat insulating sheet, the silicone polymer layer may crack or the silicone polymer layer may peel off from the base fabric. [Example] Hereinafter, the present invention will be explained in more detail with reference to Examples. Example 1 and Comparative Example 1 A bleached cotton fabric with the following structure was used as the base fabric. Tissue 16S/1 x 16S/1/75 pieces x 60 pieces/2.54
cm Weight 200g/m 3 As a silicone processing agent, 10 parts by weight of RTV silicone rubber (manufactured by Toshiba Silicone Co., Ltd.) to 1 part by weight of crosslinking agent
A mixture of parts by weight was applied onto the surface of the base fabric using a knife coater in a coating amount of 90 g/m 3 . Next, this is heated to a heating cylinder heated to 140℃, and a linear pressure of 10Kg/cm is applied to this heating cylinder.
The sample was passed between a pressure roller and a pressure roller that was in contact with the sample, and was then brought into contact with the surface of a heating cylinder for 45 seconds. The surface-hardened silicone polymer base coat layer is then peeled off from the heating cylinder, and the same processing agent as the silicone processing agent is applied thereon for approximately 10 minutes.
A top coat was applied at a coating amount of g/m 3 to adjust the surface condition, and finally heat treatment was performed at 180°C to obtain an intermediate sheet (Sample 1). This intermediate sheet was further subjected to the following treatments. The test piece taken from the intermediate sheet (sample 1) was placed in a low-temperature plasma processing device, the pressure inside the device was evacuated to 10 -5 Torr, and then argon gas was introduced into the device to reduce the pressure inside the device. was adjusted to 0.2Torr. Next, in this atmosphere, the frequency is 13.56MHz.
Using a high-frequency power source (manufactured by Nippon Koshuha Co., Ltd.), low-temperature plasma treatment with a power consumption of 100 watts was applied to the surface of the silicone polymer layer for 30 minutes to form an intermediate sheet (sample 2).
I got it. In Example 1, a polyacrylic resin adhesive (manufactured by Sony Chemical Co., Ltd., SC-462) was applied to the surface of the low-temperature plasma modified layer of Sample 2 in an amount of 20 g/m 2 using a 100-mesh gravure roll, and the adhesive was heated at room temperature. It was dried. Next, a vinylidene fluoride resin film (thickness: 3 μm) was heat-pressed onto the surface of the adhesive layer. In Comparative Example 1, the surface of the silicone polymer of Sample 1 was subjected to the same antifouling/weather-resistant coating layer forming operation as in Example 1, without performing low-temperature plasma treatment. Table 1 shows the peel strength between the silicone polymer layer and the antifouling/weather-resistant coating layer of each sheet-like product obtained. Example 2 and Comparative Example 2 In Example 2, the same operations as in Example 1 were performed, and in Comparative Example 2, the same operations as in Comparative Example 1 were performed. However, an acrylic resin film with a thickness of 30 μm is used to form an antifouling and weather-resistant coating layer.
Attached using epoxy adhesive. The results are shown in Table 1. Example 3 and Comparative Example 3 In Example 3, the same operations as in Example 1 were carried out.
In Comparative Example 3, the same operations as in Comparative Example 1 were performed. However, in order to form an antifouling and weather-resistant coating layer, KFC film (manufactured by Kureha Chemical Co., Ltd.) consists of a vinylidene fluoride resin layer (2 μm thick), an acrylic resin layer (2 to 4 μm), and a polyvinyl chloride resin layer (45 μm thick). )
A three-layer structure in which the two layers were laminated was used. The results are shown in Table 1.

【表】 た。
実施例4および比較例4 実施例1記載のものと同一のシリコーン重合体
を離型紙上に厚さが0.5μmになるようにキヤステ
ングし、固化後離型紙を剥離して、フイルム状シ
リコーン重合体シート材料を作成した。 得られたシリコーン重合体シート材料を試料3
と記す。この試料3の片面に、実施例1記載の方
法と同様の方法により低温プラズマ処理を施し
た。但し、アルゴンガスの代りに水素ガスを用
い、装置内圧力を0.01Torrに、消費電力と500ワ
ツトに、また処理時間を30秒とした。得られた低
温プラズマ処理試料を試料4と記す。 この低温プラズマ処理されたシリコーン重合体
シート(試料4)の処理面に対し、実施例4にお
いては、 下記組成のポリウレタン系接着剤: ニツポラン3022(日本ウレタン社製、固形分35%)
100重量部 コロネート−1−L(日本ウレタン社製)
15重量部 を、60メツシユのグラビヤコートにより、25g/
m2の量で塗布し乾燥した。 この接着剤層表面に、実施例3記載のKFCフ
イルムと同一のものを加熱圧着した。 比較例4においては、試料3のシート材料表面
に、実施例4と同様にしてKFCフイルムを貼着
した。 得られた各シート状物の剥離強度およびその耐
久性(経時変化)を測定した。 結果を第2表に示す。
[Table]
Example 4 and Comparative Example 4 The same silicone polymer as described in Example 1 was casted on release paper to a thickness of 0.5 μm, and after solidification, the release paper was peeled off to form a film-like silicone polymer. Created sheet material. The obtained silicone polymer sheet material was used as sample 3.
It is written as One side of this sample 3 was subjected to low temperature plasma treatment in the same manner as described in Example 1. However, hydrogen gas was used instead of argon gas, the pressure inside the apparatus was 0.01 Torr, the power consumption was 500 W, and the processing time was 30 seconds. The obtained low-temperature plasma treated sample is referred to as sample 4. In Example 4, a polyurethane adhesive having the following composition was applied to the treated surface of this low-temperature plasma-treated silicone polymer sheet (Sample 4): Nituporan 3022 (manufactured by Nippon Urethane Co., Ltd., solid content 35%)
100 parts by weight Coronate-1-L (manufactured by Nippon Urethane Co., Ltd.)
15 parts by weight was coated with 60 mesh gravure to give 25g/
It was applied in an amount of m 2 and dried. The same KFC film as described in Example 3 was heat-pressed onto the surface of this adhesive layer. In Comparative Example 4, a KFC film was attached to the surface of the sheet material of Sample 3 in the same manner as in Example 4. The peel strength and durability (change over time) of each sheet-like product obtained were measured. The results are shown in Table 2.

〔発明の効果〕〔Effect of the invention〕

本発明の防汚性シート材料において、シリコー
ン重合体層と防汚・耐候性被覆層とが強固に接着
されており、かつその耐久性もすぐれている。ま
た、本発明の防汚性シート材料は、良好な耐久性
および防水性を有し、汚れが少なく、かつその耐
候性もすぐれている。 更に本発明の防汚性シート材料は、高温におい
ても発煙したり発熱したりすることが特に少な
い。従つて、本発明の防汚性シート材料は広い用
途を有し、特に火炎が予想される体育館、倉庫、
マーケツト、遊戯場、工場、駐車場、各種宿泊施
設等の建築材料、内装材に、さらに、テント、日
除け、ブラインド、或は、繰り返えし洗濯を要す
るシート材料、例えば病院用ベツトシーツ類や間
仕切等の素材として有用である。
In the antifouling sheet material of the present invention, the silicone polymer layer and the antifouling/weather-resistant coating layer are firmly bonded to each other, and the durability thereof is also excellent. Furthermore, the stain-resistant sheet material of the present invention has good durability and waterproof properties, is less stained, and has excellent weather resistance. Furthermore, the antifouling sheet material of the present invention is particularly unlikely to emit smoke or generate heat even at high temperatures. Therefore, the antifouling sheet material of the present invention has a wide range of uses, especially in gymnasiums, warehouses, and other areas where flames are expected.
For building materials and interior materials for markets, playgrounds, factories, parking lots, various accommodation facilities, etc., as well as tents, awnings, blinds, and sheet materials that require repeated washing, such as hospital bed sheets and room partitions. It is useful as a material for etc.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図および第2図は、それぞれ、本発明の防
汚性シート材料の一実施例態様の構成を示す断面
説明図である。 1……基布、2,2a,2b……シリコーン重
合体層、3a,3b……低温プラズマ変性層、4
a,4b……接着剤層、5a,5b……防汚・耐
候性被覆層。
FIG. 1 and FIG. 2 are explanatory cross-sectional views showing the structure of one embodiment of the stain-resistant sheet material of the present invention, respectively. 1... Base fabric, 2, 2a, 2b... Silicone polymer layer, 3a, 3b... Low temperature plasma modified layer, 4
a, 4b...Adhesive layer, 5a, 5b...Antifouling/weather resistant coating layer.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 シリコーン樹脂およびシリコーンゴムから選
ばれた少なくとも1種を含むシリコーン重合体材
料から形成されたシリコーン重合体層と、このシ
リコーン重合体層の少なくとも一面を被覆してい
る防汚・耐候性被覆層とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が弗素含有樹脂層、ア
クリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とアク
リル樹脂層との積層体、または、ポリ弗化ビニリ
デン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル樹
脂層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と前記防汚・耐候性被
覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とする防汚性シート材料。 2 前記低温プラズマ変性層と、前記防汚・耐候
性被覆層とが接着剤により接着されている、特許
請求の範囲第1項記載の防汚性シート材料。 3 前記接着剤がアクリル系接着剤、エポキシ系
接着剤、ポリエチレンイミン系接着剤、ポリイソ
シアネート系接着剤、およびポリウレタン系接着
剤から選ばれる、特許請求の範囲第2項記載の防
汚性シート材料。 4 有機繊維性布帛よりなる基布と、この基布の
少なくとも一面上を被覆し、かつ、シリコーン樹
脂およびシリコーンゴムから選ばれた少なくとも
1種を含むシリコーン重合体材料から形成された
シリコーン重合体層と、このシリコーン重合体層
の少なくとも一面を被覆している防汚・耐候性被
覆層とを含み、 前記防汚・耐候性被覆層が弗素含有樹脂層、ア
クリル樹脂層、ポリ弗化ビニリデン樹脂層とアク
リル樹脂層との積層体、またはポリ弗化ビニリデ
ン樹脂層とアクリル樹脂層とポリ塩化ビニル樹脂
層との積層体により形成されており、かつ 前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性
被覆層との間に、前記シリコーン重合体層の表面
に、低温プラズマ処理を施して得られた低温プラ
ズマ変性層が形成されていて、前記シリコーン重
合体層と、前記防汚・耐候性被覆層とが、前記低
温プラズマ変性層を介して接着されていることを
特徴とする防汚性シート材料。 5 前記低温プラズマ変性層と、前記防汚・耐候
性被覆層とが接着剤により接着されている、特許
請求の範囲第4項記載の防汚性シート材料。 6 前記接着剤がアクリル系接着剤、エポキシ系
接着剤、ポリエチレンイミン系接着剤、ポリイソ
シアネート系接着剤、およびポリウレタン系接着
剤から選ばれる、特許請求の範囲第5項記載の防
汚性シート材料。 7 前記有機繊維性布帛が天然繊維、再生繊維、
半合成繊維、および合成繊維から選ばれた少なく
とも1種からなる、特許請求の範囲第4項記載の
防汚性シート材料。
[Scope of Claims] 1. A silicone polymer layer formed from a silicone polymer material containing at least one selected from silicone resin and silicone rubber, and an antifouling layer covering at least one surface of this silicone polymer layer. - a weather-resistant coating layer, wherein the antifouling/weather-resistant coating layer is a fluorine-containing resin layer, an acrylic resin layer, a laminate of a polyvinylidene fluoride resin layer and an acrylic resin layer, or a polyvinylidene fluoride resin layer is formed of a laminate of an acrylic resin layer and a polyvinyl chloride resin layer, and between the silicone polymer layer and the antifouling/weather-resistant coating layer, a low temperature A low temperature plasma modified layer obtained by plasma treatment is formed, and the silicone polymer layer and the antifouling/weather resistant coating layer are bonded via the low temperature plasma modified layer. Features a stain-resistant sheet material. 2. The stain-resistant sheet material according to claim 1, wherein the low-temperature plasma modified layer and the stain-proof/weather-resistant coating layer are bonded together with an adhesive. 3. The antifouling sheet material according to claim 2, wherein the adhesive is selected from acrylic adhesives, epoxy adhesives, polyethyleneimine adhesives, polyisocyanate adhesives, and polyurethane adhesives. . 4. A base fabric made of organic fibrous fabric, and a silicone polymer layer covering at least one surface of this base fabric and made of a silicone polymer material containing at least one selected from silicone resin and silicone rubber. and an antifouling/weather resistant coating layer covering at least one surface of the silicone polymer layer, the antifouling/weather resistant coating layer comprising a fluorine-containing resin layer, an acrylic resin layer, a polyvinylidene fluoride resin layer. and an acrylic resin layer, or a laminate of a polyvinylidene fluoride resin layer, an acrylic resin layer, and a polyvinyl chloride resin layer, and the silicone polymer layer and the stain-resistant and weather-resistant A low-temperature plasma modified layer obtained by subjecting the surface of the silicone polymer layer to low-temperature plasma treatment is formed between the silicone polymer layer and the antifouling/weather-resistant coating layer. and are adhered to each other via the low-temperature plasma modified layer. 5. The stain-resistant sheet material according to claim 4, wherein the low-temperature plasma modified layer and the stain-proof/weather-resistant coating layer are bonded together with an adhesive. 6. The antifouling sheet material according to claim 5, wherein the adhesive is selected from acrylic adhesives, epoxy adhesives, polyethyleneimine adhesives, polyisocyanate adhesives, and polyurethane adhesives. . 7. The organic fibrous fabric is a natural fiber, a recycled fiber,
The antifouling sheet material according to claim 4, comprising at least one kind selected from semi-synthetic fibers and synthetic fibers.
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