JPH0559292U - 大気中の浮遊物質サンプリング装置 - Google Patents

大気中の浮遊物質サンプリング装置

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JPH0559292U
JPH0559292U JP436992U JP436992U JPH0559292U JP H0559292 U JPH0559292 U JP H0559292U JP 436992 U JP436992 U JP 436992U JP 436992 U JP436992 U JP 436992U JP H0559292 U JPH0559292 U JP H0559292U
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JP
Japan
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columnar body
atmosphere
partition
partition pieces
suspended solids
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Withdrawn
Application number
JP436992U
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English (en)
Inventor
雄一 古川
健二 田村
富吉 斧
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Publication of JPH0559292U publication Critical patent/JPH0559292U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境汚染物質のうちで大気中に含まれる浮遊
物質の量や発生方向を効率良く且つ安価に求める。 【構成】 その軸心が垂直で表面が粘着性を有する中実
又は中空の柱状体(1)の周囲に複数の仕切り片(2)が放
射状に等間隔に配設されており、前記柱状体(1)と複数
の仕切り片(2)の上下端部にその外周が仕切り片(2)の
外縁と一致する円板状の蓋板(3)及び底板(4)が設けら
れている。 【効果】 種々の方向から飛来して来た浮遊物質のサン
プリングに方向性を持たせ且つ容易に降下しないような
浮遊物質でも付着させて捕集でき、しかもサンプリング
高さも特定できるので、大気中の浮遊物が何所で飛散し
何の方向から飛来するのかを簡単に把握してその発生元
に対する対策と処置を速やかに実施でき、しかもその構
造が簡単で安価であって保守も容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、環境汚染物質のうちで大気中に含まれる浮遊物質の量や発生方向を 効率良く且つ安価に求めることができる大気中の浮遊物質サンプリング装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、環境汚染物質のうちで大気中に含まれる浮遊物質の測定は、測定の日時 及び場所を定めて既定の場所に捕集容器を設置し、所定の日時にその捕集容器を 回収して捕集容器中に降下した物質を定性的ないし定量的な分析を行うことによ っていた。しかしながら、この測定方法はあくまでも大気中に含まれる浮遊物質 のうちで降下して来た物質の測定であって、あらゆる方向から飛来降下した多種 類の浮遊物質を纏めて捕集して測定するものであったため、その測定された物質 が飛来した方角について特定するのに長時間を要し、浮遊物質の発生元が何所な のか簡単に把握できなかったので、その対策や処置等が遅れがちになるという大 きな欠点を有していた。
【0003】 このような従来技術の欠点を解消するために、大気中の浮遊物質を吸引方向を 決めて吸引してリアルタイムでその浮遊物質を測定する装置も提案されているが 、この装置は高価で且つその維持・管理が面倒であるという問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、大気中に含まれる浮遊物質のうちで降下して来た物質を捕集するだ けである従来の捕集容器による測定方法の欠点を解消し、大気中の浮遊物質が何 所で飛散し何の方向から飛来したのかをその量と共に容易且つ安価に把握して大 気中の浮遊物質の発生元を早期に把握してその対策及び処置を速やかに実施でき るようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者らはかかる課題を解決すべく種々検討の結果、その軸心が垂直で表面 が粘着性を有する中実又は中空の柱状体の周囲に複数の仕切り片を放射状に等間 隔に配設し、柱状体と複数の仕切り片の上下端部にその外周が仕切り片の外縁と 一致する円板状の蓋板及び底板を設ければ、柱状体の設置高さにおける大気中の 浮遊物質がその飛来方向に応じて各仕切り片により誘導されて区画された柱状体 の表面に付着するのでその付着した浮遊物質の量や種類からその飛来方向を簡単 に把握して大気中の浮遊物質の発生元を早期に把握してその対策及び処置を速や かに実施できることを究明して本考案に係る大気中の浮遊物質サンプリング装置 を完成したのである。
【0006】 実施例 以下、本考案に係る大気中の浮遊物質サンプリング装置を図面により詳細に説 明する。 図1は本考案に係る大気中の浮遊物質サンプリング装置の1実施例の斜視図で あり、1はその軸心が垂直で表面が粘着性を有する中実又は中空の柱状体である 。この柱状体の横断面の外形は円形であっても角形型であってもよく、表面が粘 着性を有するようにするには柱状体1の表面に粘着剤を塗布しても柱状体1の表 面に粘着性テープを装着してもよいが、柱状体1の表面に付着した大気中の浮遊 物質の量や種類を把握する作業性及び柱状体1の再利用の容易性から粘着性テー プ、好ましくは透明な粘着性テープを装着するのが最も好ましい。
【0007】 2は柱状体1の周囲に柱状体1の軸心から放射状に等間隔に配設されている複 数の仕切り片であり、このように柱状体1の周囲に放射状に等間隔に即ち等角度 に仕切り片2が配置されていることによって、大気中の浮遊物質がその飛来方向 に応じて各仕切り片2により誘導されて各仕切り片2により区画された柱状体1 の表面に付着するのである。この際、各仕切り片2の外縁(柱状体1と反対側の 突出位置)が柱状体1の外周に比べて柱状体1の軸心から離れた位置に位置して いるので、飛来してきた大気中の浮遊物質が効率良く柱状体1の表面に付着する ことになるから浮遊物質の量や種類の把握が容易になるのである。なお、この各 仕切り片2は柱状体1の外周に取外し自在であることが好ましい。
【0008】 3及び4は前記柱状体1と複数の仕切り片2の上下端部に設けられておりその 外周が仕切り片2の外縁と一致する円板状の蓋板及び底板であり、底板4は本装 置の固定台を兼ねている。この蓋板3及び底板4が必要な理由は、風向が水平で ある場合には問題が無いが、風が下方から吹き上げられたり上方から吹き下ろさ れたりした場合に柱状体1の表面に付着する付着物質5が大気中の浮遊物質量と 比例しない状態になることを防止すると共に、前記柱状体1と複数の仕切り片2 とを強固に保持するためである。そして、この蓋板3及び底板4が円板状でなけ ればならない理由は、もし蓋板3及び底板4が円板状でないと風向によって柱状 体1の表面に付着する付着物質5の量が変化して定性的な判断ができなくなるた めである。
【0009】 なお、6は蓋板3の下面(図示した実施例では見えない)及び底板4の上面に それぞれ設けられていて仕切り片2を確実に保持するための保持片である。この 保持片6を設けずに、蓋板3の下面及び底板4の上面にそれぞれ仕切り片2を外 側からスライドさせて差し込む差込み溝を設けたり、柱状体1に仕切り片2を外 側からスライドさせて嵌入させる嵌入溝を設けてもよく、いずれにしても表面に 付着物質5が付着した柱状体1又は表面に付着物質5が付着した粘着テープを容 易に取り外したり組み立てたりすることを容易に実施できる構造であることが好 ましい。
【0010】
【作用】
以上に詳述した如き構造の本考案装置を中実又は中空の柱状体1の軸心が垂直 になるように予め設定された位置に設置すれば、丁度柱状体1の高さの範囲に風 によって飛来して来た大気中の浮遊物質5が仕切り片2によって柱状体1の表面 に集められて柱状体1の表面に付着するので、定められた日,時間,場所等によ り適宜本考案装置を回収して顕微鏡等による観察やその他の機器により分析する ことにより大気中の浮遊物質5の量及び種類をその方向毎に容易に把握すること ができるのである。 このような作業は、本考案装置の複数個を比較的近接した位置に且つ仕切り片 2の方向を変えて設置することにより、大気中に含まれる浮遊物質の発生方向を 効率良く検知することができるのである。
【0011】
【考案の効果】
以上に詳述した如く本考案装置は、実際には種々の方向から飛来して来た浮遊 物質を単に設定された場所の降下物質として捕集し分析していただけの従来の捕 集容器による大気中の浮遊物質の測定方法の欠点を解消させるため、その軸心が 垂直で表面が粘着性を有する中実又は中空の柱状体の周囲に複数の仕切り片を放 射状に等間隔に配設することにより大気中の浮遊物質のサンプリングに方向性を 持たせ且つ容易に降下しないような浮遊物質でも付着させて捕集でき、しかも柱 状体と複数の仕切り片の上下端部にその外周が仕切り片の外縁と一致する円板状 の蓋板及び底板を設けることによって大気中の浮遊物質のサンプリング高さも特 定できるので、柱状体の表面に付着した付着物質を仕切り片によって区画された 各区画毎に分析することにより飛来して来る大気中の浮遊物が何所で飛散し何の 方向から飛来するのかを簡単に把握してその発生元に対する対策と処置を速やか に実施できるのであり、しかもその構造が簡単で安価であって保守も容易であり 、環境管理上におけるその実用的価値の大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る大気中の浮遊物質サンプリング装
置の1実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 中実又は中空の柱状体 2 仕切り片 3 蓋板 4 底板 5 付着物質 6 保持片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その軸心が垂直で表面が粘着性を有する
    中実又は中空の柱状体(1)の周囲に複数の仕切り片(2)
    が放射状に等間隔に配設されており、前記柱状体(1)と
    複数の仕切り片(2)の上下端部にその外周が仕切り片
    (2)の外縁と一致する円板状の蓋板(3)及び底板(4)が
    設けられていることを特徴とする大気中の浮遊物質サン
    プリング装置。
  2. 【請求項2】 柱状体(1)の表面の粘着性が柱状体(1)
    の表面に粘着性テープを装着することにより付与されて
    いる請求項1に記載の大気中の浮遊物質サンプリング装
    置。
JP436992U 1992-01-13 1992-01-13 大気中の浮遊物質サンプリング装置 Withdrawn JPH0559292U (ja)

Priority Applications (1)

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JP436992U JPH0559292U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 大気中の浮遊物質サンプリング装置

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JP436992U JPH0559292U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 大気中の浮遊物質サンプリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0559292U true JPH0559292U (ja) 1993-08-06

Family

ID=11582461

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP436992U Withdrawn JPH0559292U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 大気中の浮遊物質サンプリング装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100694696B1 (ko) * 2005-07-26 2007-03-13 주식회사 포스코 강하분진 포집장치
JP2010210274A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Yanmar Co Ltd 農薬捕集装置及び農薬捕集材
JP2012107958A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Jfe Steel Corp 降下煤塵採取装置
JP2015021796A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 国際航業株式会社 多方向飛来塩分捕集器、及び多方向飛来塩分調査方法

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