JPH0559250U

JPH0559250U - 流量管理装置

Info

Publication number: JPH0559250U
Application number: JP629992U
Authority: JP
Inventors: 清実山田; 謙太郎角田; 収田畑
Original assignee: 鐘紡株式会社
Priority date: 1992-01-20
Filing date: 1992-01-20
Publication date: 1993-08-06

Abstract

(57)【要約】【目的】瞬時流量と積算流量を容易かつ安価に表示
し、しかも日付等も表示しうるようにした流量管理装置
を提供する。【構成】流量に比例した検出信号を発生する流量セン
サ（１）と、この検出信号を出力信号に変換する変換器
又は増幅器（２）と、上記出力信号を伝送する伝送路
（３）と、上記伝送路（３）に接続され上記出力信号を
入力して瞬時流量を表示する瞬時流量表示器（４）と、
上記伝送路（３）に接続され上記出力信号を入力信号に
変換するパルス変換器（５）と、上記入力信号を積算す
るカウンタ（６）と、該カウンタ（６）で積算した積算
流量を表示する積算流量表示器（７）と、上記カウンタ
（６）と上記積算流量表示器（７）の間に接続される日
付等を入力する入力装置（８）とからなることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は流量管理装置に係り、詳しくは瞬時流量と積算流量を同一の装置にて表示しうる流量管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より蒸気，水等の流量を表示する流量管理装置としては瞬時流量又は積算流量を其々表示するものが知られている。しかしながら、瞬時流量又は積算流量管理装置を別々に設けて個別に管理することはコストが高くなり、また装置が大きくなるという問題があった。これ等の問題点を解決するために特開昭５８−５８６１９号公報等には瞬時流量と積算流量の２種類を表示しうる流量管理装置が提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の瞬時流量と積算流量の２種類を表示する流量管理装置は機構が複雑であったり、積算流量を表示したあと瞬時流量を表示するまでの待ち時間が長い欠点があったり、積算流量と共に日付等を表示することができず、そのまま官公庁に提出できないという問題があった。

【０００４】本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、瞬時流量と積算流量を容易かつ安価に表示し、しかも日付等も表示しうるようにした流量管理装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的は、流量に比例した検出信号を発生する流量センサと、この検出信号を出力信号に変換する変換器又は増幅器と、上記出力信号を伝送する伝送路と、上記伝送路に接続され上記出力信号を入力して瞬時流量を表示する瞬時流量表示器と、上記伝送路に接続され上記出力信号を入力信号に変換するパルス変換器と、上記入力信号を積算するカウンタと、該カウンタで積算した積算流量を表示する積算流量表示器と、上記カウンタと上記積算流量表示器の間に接続される日付等を入力する入力装置とからなることを特徴とする流量管理装置により達成される。

【０００６】

【作用】

この考案の流量管理装置においては、流量センサにより流量に比例した検出信号を検出し、この検出信号を変換器又は増幅器により出力信号に変換するようにしているので、この出力信号を伝送する伝送路に瞬時流量を表示する瞬時流量表示器を接続することにより、瞬時流量を表示しうるようになる。また、上記出力信号をパルス変換器で入力信号に変換し、この入力信号をカウンタにより積算するようにしているので、上記カウンタに積算流量を表示する積算流量表示器を接続する事により積算流量を表示しうるようになる。また上記カウンタと上記積算流量表示器の間に設けられる日付等を入力する入力装置より日付等を入力することにより日付等も積算流量と同時に表示しうるようになる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案を実施例に基づいて詳細に説明する。

【０００８】図１は本考案の流量管理装置の構成を示すブロック図である。図において（１）は図示しない管路に取付けられ、該管路を流れる流体の流量に比例して検出信号Ｓ₁を出力する流量センサであり、（２）は上記検出信号Ｓ₁を例えば４／２０ｍＡの出力信号Ｓ₂に変換する電圧パルス／電流パルス変換器（Ｖ／Ｉ変換器）であり、（３）は上記出力信号Ｓ₂を伝送する２線式伝送路であり、（４）は上記２線式伝送路（３）に接続され上記出力信号Ｓ₂を入力して瞬時流量を表示する瞬時流量表示器であり、（５）は上記２線式伝送路（３）に接続され上記出力信号Ｓ₂を入力信号、即ちパルス信号Ｓ₃に変換する電流パルス／流量パルス変換器（Ｉ／Ｐ変換器）であり、（６）は上記Ｉ／Ｐ変換器（５）で変換されたパルス信号Ｓ₃を積算するカウンタであり、（７）は上記カウンタ（６）で積算した積算流量を表示する積算流量表示器であり、（８）は上記カウンタ（６）と上記積算流量表示器（７）の間に接続される日付等を入力する入力装置としてのタイマ（８）である。

【０００９】次に上記の様に構成した流量管理装置の作動状態を説明する。

【００１０】図示しない管路の流体の流量が小さい時は、流量センサ（１）により検出された低い電圧の検出信号Ｓ₁がＶ／Ｉ変換器（２）に供給され、低周波数の出力信号Ｓ₂が出力される。一方、管路の流体の流量が大きい時は、流量センサ（１）により検出された高い電圧の検出信号Ｓ₂がＶ／Ｉ変換器（２）に供給され、高周波数の出力信号Ｓ₂が出力される。そして、出力信号Ｓ₂は２線式伝送路（３）を介して瞬時流量表示器（４）に印加され、瞬時流量が表示されるようになる。また、上記出力信号Ｓ₂はＩ／Ｐ変換器（５）により入力信号、即ちパルス信号Ｓ₃に変換される。即ち管路の流体の流量が小さい時は単位時間当たりのパルスの発生が低いパルス信号Ｓ₃がカウンタ（６）に入力され、一方、管路の流体の流量が大きい時は単位時間当たりパルスの発生が高いパルス信号Ｓ₃がカウンタ（６）に入力され、このパルス信号Ｓ₃はカウンタ（６）で積算されるようになる。そして、このカウンタ（６）で積算された積算流量は積算流量表示器（７）に印加され、積算流量が表示されるようになる。また、タイマ（８）の日付等のデータは積算流量表示器（７）に送られ積算流量と共に表示されるようになる。

【００１１】尚、瞬時流量表示器（４）及び積算流量表示器（７）はディスプレイであっても良いしプリンターであっても良いことはいうまでもない。また変換器（２）に変えて増幅器を用い、流量センサ（１）で検出した電圧による検出信号Ｓ₁を増幅して電圧による出力信号Ｓ₂にしても良いことはいうまでもない。

【考案の効果】

以上詳述した様にこの考案は簡単な構成により瞬時流量と積算流量を同一の装置で表示することができ、スペースを取らずにしかも安価に提供でき、頗る有用である。また、積算流量と日付等を同時に表示でき、これ等を印字すればそのまま官公庁に提出できるという利点を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】流量管理装置の構成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１流量センサ２変換器又は増幅器（Ｖ／Ｉ変換器）３伝送路４瞬時流量表示器５パルス変換器（Ｖ／Ｐ変換器）６カウンタ７積算流量表示器８入力装置（タイマー）

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】流量に比例した検出信号を発生する流量
センサ（１）と、この検出信号を出力信号に変換する変
換器又は増幅器（２）と、上記出力信号を伝送する伝送
路（３）と、上記伝送路（３）に接続され上記出力信号
を入力して瞬時流量を表示する瞬時流量表示器（４）
と、上記伝送路（３）に接続され上記出力信号を入力信
号に変換するパルス変換器（５）と、上記入力信号を積
算するカウンタ（６）と、該カウンタ（６）で積算した
積算流量を表示する積算流量表示器（７）と、上記カウ
ンタ（６）と上記積算流量表示器（７）の間に接続され
る日付等を入力する入力装置（８）とからなることを特
徴とする流量管理装置。