JPH0555826A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH0555826A
JPH0555826A JP21717391A JP21717391A JPH0555826A JP H0555826 A JPH0555826 A JP H0555826A JP 21717391 A JP21717391 A JP 21717391A JP 21717391 A JP21717391 A JP 21717391A JP H0555826 A JPH0555826 A JP H0555826A
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JP
Japan
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antenna
substrate
compound semiconductor
receiving
receiving circuit
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Pending
Application number
JP21717391A
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English (en)
Inventor
Nobuo Shiga
信夫 志賀
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US07/928,481 priority patent/US5376942A/en
Priority to CA002076295A priority patent/CA2076295A1/en
Priority to EP92114217A priority patent/EP0528423A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平面アンテナおよびこれに接続される受信回
路を備えた受信装置において、小型化および高性能化を
図ることを目的とする。 【構成】 基板として表面の一部に半絶縁性化合物半導
体層5を結晶成長により形成したシリコン基板1を用
い、このシリコン基板1の半絶縁性化合物半導体層5が
形成された領域以外の表面に1または2以上のアンテナ
素子4からなる平面アンテナ2を形成し、半絶縁性化合
物半導体層5上に平面アンテナ2に接続される受信回路
3を形成したものである。平面アンテナ2と受信回路3
を同一の基板上に搭載しているので受信装置全体の小型
軽量化を図ることができ、しかも、平面アンテナ2は比
誘電率εが比較的小さいシリコン基板1上に形成されて
いるので、帯域幅を大きくとることができる。また、高
周波用の受信回路をシリコン基板上にモノリシックに形
成することは一般的に困難なことであるが、この発明で
は、受信回路3を半絶縁性化合物半導体層5上に形成し
ているので、かかる困難性はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信衛星や放送衛星等か
らのマイクロ波信号を地上で受信するための受信装置で
あって、平面アンテナとこれに接続される低雑音増幅回
路等の受信回路とを備えた受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】情報ネットワークシステムの急速な展開
が図られる中で、衛星通信システムの需要も急増し、周
波数帯も高周波化されつつある。高周波電界効果トラン
ジスタとしてはGaAs等の化合物半導体を用いたショ
ットキバリア型電界効果トランジスタ(MESFET)
が実用化されており、さらに最近ではシステムの小型
化、低価格化、高性能化のために高周波信号を低周波に
変換するダウンコンバータ初段増幅部の集積化(MMI
C化:Microwave MonolothicIn
tegrated Circuit)が進められてい
る。
【0003】一方、通信衛星や放送衛星からのマイクロ
波信号を地上で受信するためのアンテナとして平面アン
テナが実用化されはじめている。平面アンテナというの
は、多数のアンテナ素子を平面状に配列し、各素子で受
けた信号電力を導線で一つにまとめたものである。マイ
クロ波受信用の平面アンテナは、初めのうちは性能およ
びコストの両面でパラボラアンテナに遠く及ばなかっ
た。しかし、1970年代の後半からのマイクロストリ
ップアンテナの研究の高まりと、マイクロ波用プリント
基板の性能向上とによって、現在では実用レベルに達し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、MMIC化
された受信システムと、平面アンテナとを接続する方法
に関しては必ずしも充分な研究がなされていない。例え
ば、両者を接続する手段としてマイクロ波の一般的な伝
達手段である導波管を用いたのでは、全体としての小型
軽量化を達成することが困難となり、受信システムの小
型化およびアンテナの平面化が十分に生かされない。こ
のような課題を解決する一つの方法として、1または2
以上のアンテナ素子からなる平面アンテナと、この平面
アンテナに接続される受信回路とを同一の半絶縁性化合
物半導体基板上に形成することが考えられる。ところ
が、半絶縁性化合物半導体は比誘電率εが大きいことが
多く、たとえばGaAsの場合その比誘電率εは12.
9であり、アンテナの帯域幅をあまり大きく取れないと
いう問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて為されたものであり、基板として表面の一部
に半絶縁性化合物半導体層を結晶成長により形成したシ
リコン基板を用い、このシリコン基板の半絶縁性化合物
半導体層が形成された領域以外の表面に1または2以上
のアンテナ素子からなる平面アンテナを形成し、半絶縁
性化合物半導体層上に平面アンテナに接続される受信回
路を形成したものである。
【0006】
【作用】平面アンテナを比誘電率εが11.9と比較的
小さいシリコン基板上に形成しているので、GaAsの
ような半絶縁性化合物半導体基板上に形成した場合に比
べて、アンテナの帯域幅を大きくとることができる。一
方、基板の抵抗値が低いことや電子移動度が低いことな
どの理由から、シリコン基板上にマイクロ波帯の高周波
信号に適する受信回路(低雑音増幅回路など)をモノリ
シックに形成することが困難であることが知られている
が、この発明では、シリコン基板の表面の一部に半絶縁
性化合物半導体層を結晶成長により形成しているのでこ
の層上に受信回路を形成することができる。その結果、
帯域幅の大きい平面アンテナとその受信回路を同一基板
上に搭載することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す平面図である。
シリコン基板1の表面にはGaAsの半絶縁性化合物半
導体層5が一部に形成されている。このGaAs層5は
必要な部分のみ選択的にエピタキシャル成長させて形成
してもよいし、シリコン基板1全面にGaAs層をエピ
タキシャル成長させた後、不要な部分をエッチングによ
り除去することにより形成してもよい。
【0008】シリコン基板1の表面のGaAs層5が形
成されていない領域には、平面アンテナ2が形成されて
いる。平面アンテナ2は4つのアンテナ素子4で構成さ
れている。各アンテナ素子4は、マイクロストリップパ
ッチアンテナとしてよく知られている2点給電型のもの
である。基板1の材料であるシリコン(Si)は、その
比誘電率εが11.9でありGaAsのそれよりも小さ
いので、この平面アンテナ2は、GaAs基板に同様の
平面アンテナを形成した場合に比べて帯域を広くするこ
とができる。
【0009】各アンテナ素子4の給電線は1つにまとめ
られて、受信回路である低雑音アンプ3に接続されてい
る。この低雑音アンプは、GaAs層5上において、M
ESFET等が集積化されて構成されている。GaAs
は、電子移動度が高く、バルク抵抗値も高いので高周波
用の受信回路をモノリシックに形成するのに適してい
る。
【0010】このように、本実施例の受信装置によれ
ば、平面アンテナ2と受信回路である低雑音アンプ3が
一つのシリコン基板1上に形成されているので、小型軽
量で取扱いの容易な受信装置となっている。
【0011】なお、この実施例では受信回路が低雑音ア
ンプ3であるが、低雑音アンプ3以外にその出力信号の
周波数をダウンコンバートするための周波数変換回路や
この周波数変換回路の出力信号を増幅する回路等も併せ
てGaAs層5上に集積化することができる。
【0012】また、この受信装置を自動車等の移動体に
適用する場合には、通信衛星や放送衛星からのマイクロ
波信号を受信するために電子的に衛星の方向を追尾する
手段、すなわち、受信したマイクロ波信号の位相をシフ
トさせるフェイズシフタ回路を受信回路中に組み込むこ
とが望ましい。
【0013】さらに、本実施例では、アンテナ素子4と
してパッチアンテナを用いているが、ライン型やスパイ
ラル型等のその他のプリントアンテナに置き換えること
も可能である。
【0014】図2は本発明の他の実施例を示す平面図で
あり、平面アンテナをさらに集積化したものである。本
実施例では、第1実施例で平面アンテナ2として用いた
ものをアンテナエレメント20とし、これをシリコン基
板1の表面に複数個(ここでは、9個)アレイ状に配列
している。各アンテナエレメント20はマイクロストリ
ップ線路21でGaAs層5上の低雑音アンプ3に接続
されている。このようにアンテナエレメント20の数
は、スペースの許すかぎり増やすことが可能であり、受
信能力および精度はアンテナエレメント20の増加分だ
け向上する。なお、アンテナエレメント20を構成する
アンテナ素子の数は、第1実施例と同様に4個である
が、これに限定されるものではない。
【0015】図3は、本発明のさらに別の実施例を示す
平面図である。この実施例の受信装置も、第2実施例と
同じく、4つのアンテナ素子4で1つのアンテナエレメ
ント30が構成され、4つのアンテナエレメント30が
シリコン基板1上にアレイ状に配列されている。各アン
テナエレメント30にはそれぞれ受信回路である低雑音
アンプ3が1つずつ接続されており、各低雑音アンプ3
の出力端子はマイクロストリップ線路31で共通に接続
されている。一般に、平面アンテナの効率が上がりにく
い原因として給電系の損失が大きいことが挙げられる。
しかし、この実施例のように各アンテナエレメント30
毎に低雑音アンプ3を付加することにより雑音指数を大
幅に改善することができる。
【0016】なお、この実施例では、アンテナエレメン
ト30および低雑音アンプ3をすべて1つのシリコン基
板1上に配置してモノリシックに集積化したものである
が、第1実施例の受信装置を複数個用い、これらを混成
集積化することによってこの実施例と同等の構造の受信
装置を構成することも可能である。すなわち、1つのア
ンテナエレメントと1つの低雑音アンプを図1に示す実
施例のように1枚のシリコン基板上にモノリシックに形
成し、その基板を半絶縁性化合物半導体よりもさらに平
面アンテナに適した低誘電率でtanδの小さな発砲ポ
リエチレンのような基板に搭載し、各シリコン基板中の
低雑音アンプを発砲ポリエチレン基板上に形成したマイ
クロストリップ線路で接続してもよい。この場合、誘電
率が低くなっているのでマイクロ波の伝播する速度は速
くなる。
【0017】上記の各実施例は、いずれも通信衛星等か
らのマイクロ波を直接受信するための受信装置である
が、これらの受信装置をパラボラアンテナの1次放射器
として用いることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の受信装置に
よれば、平面アンテナと受信回路を同一の基板上に搭載
しているので受信装置全体の小型軽量化を図ることがで
きる。しかも、基板として比誘電率εが比較的小さいシ
リコン基板を用いたので、平面アンテナの帯域幅を大き
くとることができる。また、シリコン基板上にエピタキ
シャル成長により選択的に半絶縁性化合物半導体層が形
成され、その上に受信回路が設けられているので、受信
回路を高周波に適したものとすることができる。さら
に、シリコン基板は、半絶縁性化合物半導体基板に比べ
て大口径のものを得やすいため、アンテナ素子が多数配
列された受信装置を作製することが可能である。また、
平面アンテナ、受信回路、この両者を接続するマイクロ
ストリップ線路などをすべて通常のICプロセスで集積
化できるので、平面アンテナと受信回路とを導波管など
で接続したような従来装置に比べてトータルでの製造コ
ストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である受信装置を示す平面
図。
【図2】本発明の別の実施例を示す平面図。
【図3】本発明のさらに別の実施例を示す平面図。
【符号の説明】 1…シリコン基板 2…平面アンテナ 3…受信回路 4…アンテナ素子 5…GaAs層 20、30…アンテナエレメント 21、31…マイクロストリップ線路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上の一部に半絶縁性化合物
    半導体層が結晶成長により形成されており、 このシリコン基板の前記半絶縁性化合物半導体層が形成
    された領域以外の表面に1または2以上のアンテナ素子
    からなる平面アンテナが形成され、 前記半絶縁性化合物半導体層上に前記平面アンテナに接
    続される受信回路が形成されていることを特徴とする受
    信装置。
  2. 【請求項2】 受信回路は、平面アンテナが受信した信
    号を増幅するための低雑音増幅回路を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 半絶縁性化合物半導体層の材料がGaA
    sであることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の受信装置が誘電体基板
    上に複数個配列され、各受信装置内の受信回路の出力端
    子が前記誘電体基板上に形成された伝送線路によって接
    続されていることを特徴とする受信装置。
JP21717391A 1991-08-20 1991-08-28 受信装置 Pending JPH0555826A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21717391A JPH0555826A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 受信装置
US07/928,481 US5376942A (en) 1991-08-20 1992-08-12 Receiving device with separate substrate surface
CA002076295A CA2076295A1 (en) 1991-08-20 1992-08-18 Receiving device
EP92114217A EP0528423A1 (en) 1991-08-20 1992-08-20 Receiving device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21717391A JPH0555826A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0555826A true JPH0555826A (ja) 1993-03-05

Family

ID=16700006

Family Applications (1)

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JP21717391A Pending JPH0555826A (ja) 1991-08-20 1991-08-28 受信装置

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JP (1) JPH0555826A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299947A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Quantum Devices Ltd 高周波半導体装置
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