JPH055554A - ダクト装置 - Google Patents

ダクト装置

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Publication number
JPH055554A
JPH055554A JP15848491A JP15848491A JPH055554A JP H055554 A JPH055554 A JP H055554A JP 15848491 A JP15848491 A JP 15848491A JP 15848491 A JP15848491 A JP 15848491A JP H055554 A JPH055554 A JP H055554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
peripheral wall
resistor
air
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP15848491A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Morioka
宏次 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taikisha Ltd filed Critical Taikisha Ltd
Priority to JP15848491A priority Critical patent/JPH055554A/ja
Publication of JPH055554A publication Critical patent/JPH055554A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 ダクト装置 【目的】 全ての吹出口からの吹出風量が均一となるダ
クト装置を安価に提供する。 【構成】 先端閉鎖壁(17)付ダクト周壁(12)に、これの
長さ方向に間隔をおいて3以上の吹出口(16)を設ける。
3以上の吹出口(16)の隣り合うもの同し間に、風の流れ
に対する抵抗値の異なる複数種類の抵抗体(21)(24)(25)
を設ける。複数種類の抵抗体(21)(24)(25)の抵抗値を、
ダクト周壁(12)の基端に近いものほど大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場やビル内のよう
に比較的大きい空間の空調設備に用いられるダクト装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】先端閉鎖壁付ダクト周壁に、これの長さ
方向に間隔をおいて3以上の吹出口が設けられているダ
クト装置は、知られている。
【0003】上記ダクト装置では、ダクト周壁内の圧力
が基端から先端にかけて漸次高くなるため、ダクト周壁
の先端に近い吹出口ほど吹出風量が多くなる。このよう
に吹出風量が不均一であると、空間内の空調をうまく行
えない。
【0004】また、上記ダクト装置において、吹出口か
ら吹出される風の向きが、ダクト周壁に対し直角になら
ず、下流側に傾斜する。
【0005】そこで、全ての吹出口からの吹出風量が均
一となり、あわせて上記風の向きがダクト周壁に対し直
角となるように、色々と工夫されたダクト装置も知られ
ている。
【0006】例えば、特公昭39−2030号公報およ
び特公昭50−31729号公報にに開示のものは、い
ずれもダクト周壁内に、断面形状を変化させた空気通路
を形成するように隔壁を設けて、ダクト周壁内圧力の均
一化を図ろうとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の従来の
ダクト装置では、隔壁の構造が複雑なり、そのため、ダ
クト装置のコストが高くつくという問題点があった。
【0008】この発明の目的は、全ての吹出口からの吹
出風量が均一となるダクト装置を安価に提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によるダクト装
置は、先端閉鎖壁付ダクト周壁に、これの長さ方向に間
隔をおいて3以上の吹出口が設けられ、3以上の吹出口
の隣り合うもの同し間に、風の流れに対する抵抗値の異
なる複数種類の抵抗体が設けられ、複数種類の抵抗体の
抵抗値が、ダクト周壁の基端に近いものほど大きくなさ
れているものである。
【0010】また、ダクト周壁が横断面輪郭円形の内周
面を有しており、抵抗体が、ダクト周壁の内周面の一部
と合致する円弧およびこれ以上の曲率をもつ円弧で外周
を区画する略三日月状垂直板で形成されていることが好
ましい。
【0011】
【作用】この発明によるダクト装置では、先端閉鎖壁付
ダクト周壁に、これの長さ方向に間隔をおいて3以上の
吹出口が設けられ、3以上の吹出口の隣り合うもの同し
間に、風の流れに対する抵抗値の異なる複数種類の抵抗
体が設けられ、複数種類の抵抗体の抵抗値が、ダクト周
壁の基端に近いものほど大きくなされているから、複数
種類の抵抗体によってダクト周壁の圧力が高められる
が、その程度が、抵抗体の抵抗値に対応して、ダクト周
壁の基端に近いものほど大きいため、ダクト周壁自体の
圧力が基端から先端にかけて漸次高いことと相殺され
て、ダクト周壁内の圧力が均一化される。
【0012】また、ダクト周壁が横断面輪郭円形の内周
面を有しており、抵抗体が、ダクト周壁の内周面の一部
と合致する円弧およびこれ以上の曲率をもつ円弧で外周
を区画する略三日月状垂直板で形成されていると、抵抗
体の製造に際し、板状の材料より、略三日月状垂直板を
連続して切り抜くことにより抵抗体を得ることが可能で
ある。
【0013】
【実施例】この発明の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
【0014】ダクト装置は、図1および図2に示すよう
に、工場のような大空間を有する建物(11)の天井近くに
並列状に配置されている複数の円筒状ダクト周壁(12)を
有している。ダクト周壁(12)の基端には、空調設備本体
(13)からのびてきた空気導入管(14)が接続されている。
また、建物(11)内と空調設備本体は空気導出管(15)で接
続されている。ダクト周壁(12)には、これの長さ方向に
間隔をおいて多数の吹出口が設けられている。吹出口(1
6)はいずれも斜め下を向いているが、隣り合う吹出口(1
6)は互いに反対方向を向いている。
【0015】図3を参照すると、ダクト周壁(12)の先端
には、閉鎖壁(17)が設けられている。隣り合う吹出口(1
6)の間には抵抗体(21)がそれぞれ1つずつ設けられてい
る。
【0016】抵抗体(21)は、図4に示すように、概ね三
日月状に形成された垂直板よりなりかつダクト周壁(12)
内面に合致した円弧(R1)もつ下縁(22)および下縁(22)の
円弧(R1)より若干大きい円弧(R2)をもつ上縁(23)を有し
ている。そして、図4に鎖線で示すように、三日月の下
縁(22)と上縁(23)の最大巾(H1)(H2)の大きさを変えるこ
とにより、抵抗体(21)の風の流れに対する抵抗値が変え
られており、その抵抗値はダクト周壁(12)の基端に近い
ものほど大きくなされている。
【0017】抵抗値は、ベルヌーイの定理、抵抗体の抵
抗計数、ダクト周壁の壁面抵抗および吹出口の分岐抵抗
等をパラメータとする計算式を解くか、実験により、全
ての吹出口(16)からの吹出量が同一となるように決めら
れる。
【0018】抵抗体(21)の製造は、平鋼板から切抜くこ
とによるが、抵抗体が上記のような形状であるため、切
抜きの歩留りがよい。
【0019】切抜きの歩留りを考慮しなければ、抵抗体
の形状としては、図5に示す弓形状の抵抗体(24)、図6
に示す環状の抵抗体(25)のようなものでもよい。
【0020】また、図5に鎖線で示すように、抵抗体(2
4)をダクト周壁(12)内面の上側に設けても良い。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、複数種類の抵抗体に
よってダクト周壁の圧力が高められるが、その程度が、
抵抗体の抵抗値に対応して、ダクト周壁の基端に近いも
のほど大きいため、ダクト周壁自体の圧力が基端から先
端にかけて漸次高いことと相殺されて、ダクト周壁内の
圧力が均一化されるから、全ての吹出口からの吹出風量
を均一にすることができ、ダクト周壁内に単に抵抗体を
設けるだけの簡単な構造であるため、ダクト装置を安価
に提供することができる。
【0022】抵抗体の製造に際し、板状の材料より、略
三日月状垂直板を連続して切り抜くことにより抵抗体を
得ることが可能であるから、抵抗体を歩留まりよく製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図である。
【図2】図1のIIーII線にそう断面図である。
【図3】図1の一部を拡大して示すダクト周壁の縦断面
図である。
【図4】図3のIII ーIII 線にそうダクト周壁の横断面
図である。
【図5】抵抗体の変形例を示す図4相当の断面図であ
る。
【図6】抵抗体の他の変形例を示す図4相当の断面図で
ある。
【符号の説明】
12 ダクト周壁 16 吹出口 17 閉鎖壁 21,24,25 抵抗体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 先端閉鎖壁(17)付ダクト周壁(12)に、こ
    れの長さ方向に間隔をおいて3以上の吹出口(16)が設け
    られ、3以上の吹出口(16)の隣り合うもの同し間に、風
    の流れに対する抵抗値の異なる複数種類の抵抗体(21)(2
    4)(25)が設けられ、複数種類の抵抗体(21)(24)(25)の抵
    抗値が、ダクト周壁(12)の基端に近いものほど大きくな
    されているダクト装置。 【請求項2】 ダクト周壁(12)が横断面輪郭円形の内周
    面を有しており、抵抗体(21)(24)(25)が、ダクト周壁(1
    2)の内周面の一部と合致する円弧(R1)およびこれ以上の
    曲率をもつ円弧(R2)で外周を区画する略三日月状垂直板
    で形成されている請求項1記載のダクト装置。
JP15848491A 1991-06-28 1991-06-28 ダクト装置 Pending JPH055554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15848491A JPH055554A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ダクト装置

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JP15848491A JPH055554A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ダクト装置

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Publication Number Publication Date
JPH055554A true JPH055554A (ja) 1993-01-14

Family

ID=15672749

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15848491A Pending JPH055554A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ダクト装置

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JP (1) JPH055554A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057889A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Sanki Eng Co Ltd 吹出口付きダクトおよび空調ダクト
JP2010133637A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Ntt Facilities Inc 床パネル一体型ダクト部材
JP2012006529A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道車両の空調システム
WO2013098878A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 川崎重工業株式会社 空調システム、及びそれを備える鉄道列車
TWI455840B (zh) * 2011-12-27 2014-10-11 Kawasaki Heavy Ind Ltd 空調系統、及具備其之鐵道列車

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011120