JPH0553811A - オブジエクトの類似性推論システム及び推論方法 - Google Patents

オブジエクトの類似性推論システム及び推論方法

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JPH0553811A
JPH0553811A JP21187591A JP21187591A JPH0553811A JP H0553811 A JPH0553811 A JP H0553811A JP 21187591 A JP21187591 A JP 21187591A JP 21187591 A JP21187591 A JP 21187591A JP H0553811 A JPH0553811 A JP H0553811A
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JP21187591A
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Masaki Suwa
正樹 諏訪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造を持つオブジェクト間の類似性に関する推
論を行ない、その類似度を算出すること。 【構成】入力装置1、オブジェクト構造データベース
2、オブジェクト使用法データベース3、構造表現素デ
ータベース4、類似性推論装置5、一時記憶装置6、出
力装置7からなり、オブジェクト構造データベース2に
格納された構造データは構造表現素データベース4中に
登録された構造表現素のみを使って表現されている。入
力装置1から入力されたオブジェクトの類似度を、構造
表現素を基礎として計算して、出力装置7に表示する。 【効果】2つのオブジェクト構造の同型性を発見する作
業において、構造表現素の一致を類似性判定の有力な指
標にするため、上記の作業量を従来に比べて大幅に削減
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造を持つ2つのオブ
ジェクトの類似性に関する推論を行ない、その類似度を
算出する技術に関するものであり、知識ベースシステム
及びデータベースシステムの要素技術として利用でき
る。
【0002】
【従来の技術】類似性推論に関する研究の基本的な課題
は、2つの構造間において如何に適切な対応関係を形成
するかにある。2つの構造間に対応関係が数多くとれれ
ばとれるほど、その2つの構造は類似していると判断で
きるわけである。それでは、どういうもの同士の間には
対応関係が成り立つと定義すればよいかという点に関し
て、過去の研究では、構造的同一性、意味的類似性、目
的指向性の3つの尺度が提案されている。
【0003】構造的同一性とは、「2つの構造の間に形
が部分的に一致する部分が存在する場合には、一致部分
に対応関係を取ってよい」という尺度である。この代表
例は、米国のアブレックス パブリッシング コーポレ
ーション(Ablex PublishingCorporation)発行の雑誌
コグニテイブ サイエンス“Cognitive Science”Vol.
7, No.2, 1983の第155頁〜第170頁に(ディー
ゲントナー)D. Gentnerにより発表された「ストラクチ
ャー マッピング:ア セオレティカル フレームワーク
フォー アナロジー(A theoretical framework foran
alogy)」に記載されている。
【0004】これに対して、この尺度は形が一致するこ
とだけを問題にしていて、対応関係が結ばれる両者の意
味的な類似性を考慮しないのは直観的におかしいという
批判があった。
【0005】そこで、次に登場した尺度が意味的類似性
である。何をもって構造の意味とするかは議論が盛んな
論点であり、過去に提案された考えは一種の妥協策であ
ると言える。たとえば、米国のモーガン カウフマン(M
organ Kaufmann)発行の書籍マシン ラーニング:アン
アーテイフィシアル インテリジェンス アプローチ(Ma
chine Learning: An artificial intelligenceapproach
Vol.2 (1986))に掲載されたエム エイチ バースタイ
ン(M.H.Burstein)の論文「ア モデル オブラーニング
バイ インクリメンタル アナロジカル リーズニング
アンド デバッギング(A Model of Learning by Increm
ental Analogical Reasoning and Debugging)」では、
オブジェクトの意味を考慮した上位下位階層構造を予め
定義しておき、その階層構造の中で共通の上位オブジェ
クトを持つものは、意味的類似性を持つという主張をし
ている。
【0006】しかし、人間の場合、共通の上位オブジェ
クトを持たない2つのオブジェクト間にも類似性を感じ
ることがしばしばあり、この尺度はその点を反映しない
という批判がある。又、予めすべてのオブジェクトの意
味的階層構造を記述しておくことはできないという批判
もある。
【0007】この意味的類似性尺度が妥協策であるとい
う根拠を以下に示す。米国のシスリ(CSLI)研究所(Ce
nter for the Study of Language and Infomation)で
は、現在状況意味論に関する研究が盛んである。例え
ば、構造を持つオブジェクトの例として言葉の意味を考
える。状況意味論的な考え方に基づくとすると、ある言
葉の意味とは、他の言葉との関係の全体集合そのもので
ある。したがって、2つの関係全体集合が構造的に全く
同型であれば、それは同じ意味を表していると考えるわ
けである。そして、2つの言葉の意味が類似であると
は、それらを表す2つの関係全体集合が部分的に同型で
あることと定義する。この観点に立てば、そもそも上記
の構造的同一性とは独立に意味的類似性という尺度を設
けることはできない。
【0008】したがって、2つのオブジェクトの類似性
は、それらの構造に部分同型な箇所があるか否かで判断
するのが、自然である。しかし、他に何も尺度がない状
態で2つの構造間に同型性を見つける作業は、構造全体
が大きくなればなるほど膨大なものとなり、工学的に好
ましくない。
【0009】そこで、次に登場した尺度が、目的指向性
である。これは、「類似性推論は、何らかの問題解決を
行なう過程の一要素推論として利用されるはずで、そう
いう文脈においては、推論実行者が何を目的にして推論
をしようとするのかに関する情報が明確に存在している
はずである。そこで、類似性を判定した2つの構造の中
で、推論者の目的に強く関連する部分に特に注目して、
その部分を中心に両構造間の同型対応関係を決定すれ
ば、工学的に可能な作業量で済む」という考え方であ
る。この尺度は、「人間はとかく目的や動機に注目して
ものを考えるものだ」という洞察に基づいている。
【0010】しかし、推論者の目的や意図に関する情報
が明確に存在しない場合もしばしばであり、そういった
状況でも人間は類似性を判定できることを考えれば、こ
の尺度は理想的な状況でのみ有効なものであると言え
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術での議論を
総合すると、2つの構造間の類似性はその同型対応関係
で決定すべきであり、その作業量を工学的に可能なもの
にできるような手法が求められている。
【0012】本発明の目的は、上記課題を解決する新し
い類似性推論技術を提供することにある。本発明の他の
目的は、類似性推論能力の向上した推論システムを提供
することにある。本発明の他の目的は、従来オブジェク
ト構造データベースとは区別でき、推論システムの能力
を向上し得る新しいオブジェクト構造データベースを有
する推論システムを提供することにある。本発明の更に
他の目的は、従来オブジェクト構造データベースとは区
別できる新しいオブジェクト構造データベースを利用し
て類似性推論の効率的実行を行なう推論方法を提供する
ことにある。
【0013】上記目的を達成するために、本発明による
推論システムでは、オブジェクトの構造を表現するため
の基本的要素としての構造表現素の有限集合である構造
表現素データベースと、上記構造表現素データベースに
格納された構造表現素の組合せで、オブジェクトの構造
を表現したオブジェクト構造データベースを有し、与え
られた2つのオブジェクトに関する類似性推論を行な
う。
【0014】上記構造表現素データベースは、エンティ
ティー素と、エンティティー素に作用する関数を表す関
数表現素と、エンティティー素の状態を表す状態表現素
と、複数のエンティティー素の間の関係を表す関係表現
素と、複数の関係の間の高次関係を表す高次関係表現素
の5種類のデータから構成され、更に、上記エンティテ
ィー素は、上位下位概念の階層構造を有する。上記オブ
ジェクト構造データベースは、オブジェクト名と、上記
構造表現素データベースに格納された構造表現素の組合
せで表現した上記オブジェクトの構造と、の複数のペア
ーデータから構成される。
【0015】本発明による推論方法は、与えられた2つ
のオブジェクトの類似度を計算するために、前記オブジ
ェクト構造データベースに格納されている上記2つのオ
ブジェクトの構造間において形が一致する部分構造を発
見する第一の推論ステップと、上記部分構造の一致度を
計算する第二の推論ステップからなることを特徴とす
る。
【0016】
【作用】本発明の推論システムにおいては、オペレータ
が入力装置からオブジェクトを与えると、オブジェクト
構造データベースに蓄えられた上記オブジェクトの構造
が取り出される。さらに、入力されたオブジェクトに対
応する構造を有するオブジェクトの構造がオブジェクト
構造データベースから取り出され類似性推論の対象とさ
れる。処理装置では、第一の推論およびそれに引き続い
て第二の推論が実行される。
【0017】第一の推論では、まず、上記2つの構造間
で、関数表現素および状態表現素および関係表現素が一
致する箇所が同定され、次に、上記関数表現素および状
態表現素および関係表現素の引数であるエンティティー
素が同一視され、次に、上記2つの推論ステップで得ら
れた同一対応関係と矛盾しないような高次関係表現素の
一致が同定され、最後に、引数が同じである時に2つの
異なる関係表現素又は状態表現素又は関数表現素が同一
視される。これによって、2つの構造間の同型対応関係
を決定する作業の作業量を削減することが可能になる。
【0018】第二の推論では、第一の推論ステップで得
られた同型対応関係の対応する箇所の個数と、対応する
2つのエンティティー素の間の距離に反比例する数値の
総和とを足し合わせた数値が上記2つの構造間の類似度
と設定される。これによって、構造的同型性、意味的類
似性の両方を考慮して類似度を計算する推論方法が実現
できる。
【0019】そして、最後に出力装置を通して上記入力
装置から入力された2つのオブジェクトの類似度が出力
される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】図1は、本発明による推論システムの代表
的な構成を示した図である。1は入力装置であり、類似
度を判定するオブジェクトを入力するためのもの、例え
ば、キーボードのごときものである。2はオブジェクト
構造データベースであり、オブジェクトの構造を記憶し
たデータベースである。3はオブジェクトの使用方法デ
ータベースであり、例えば、オブジェクトを含む文章構
造とオブジェクトがとる目的語の組合せを示すものであ
る。4は構造表現素データベースであり、オブジェクト
の構造を表現するための有限個の表現素を記憶してい
る。6は一時記憶用メモリ領域であり、入力装置1から
入力されたオブジェクトおよびその構造や、2つのオブ
ジェクト構造間の類似度を計算の途中で一時的に記憶す
るために使用されるメモリ領域である。これは、例え
ば、計算機上のワークメモリ領域でよい。5は推論処理
装置であり、オブジェクト構造間の類似度を計算し比較
するため、プログラム格納メモリ5Aに用意された類似
度推論プログラムを実行するプロセッサにより構成され
る。この推論処理装置5による推論処理の実行中に、一
時記憶メモリ領域6にデータが一時的に記憶・参照され
ることになる。7は出力装置であり、推論処理装置5に
おける推論処理の結果を出力するためのもので、例え
ば、計算機表示端末やプリンターでもよい。5Bはバス
で上記各装置、データベース、メモリ間を接続するため
のものである。
【0022】図2は、プログラム格納メモリー5Aに格
納されたプログラムの一つであるオブジェクトの構造の
類似度推論を行なうためのプログラムの処理の流れを示
す図である。このプログラムは、与えられた2つのオブ
ジェクト構造の類似度を計算する類似度計算プロセス8
と、プロセス8で計算された類似度を一時記憶装置6に
記憶する類似度記憶プロセス9と、プロセス8および9
を複数回繰り返した結果、どの2つのオブジェクト構造
が最も類似しているかを判定する類似度比較プロセス1
0の3つのステップからなる。
【0023】類似度計算プロセス8は、図3に示すごと
く、2つのオブジェクト構造において形が一致する部分
を発見する同型性発見サブプロセス8−1と、上記サブ
プロセス8−1で発見された部分構造の一致度を計算す
る一致度計算サブプロセス8−2との2つのサブプロセ
スからなる。
【0024】同型性発見サブプロセス8−1は、図4に
示すごとく、2つのオブジェクト構造中で、関数表現素
または状態表現素または関係表現素が同一である箇所を
同定するタスク8−1−1と、上記タスク8−1−1で
同定された関数表現素または状態表現素または関係表現
素の同じ引数位置に存在するエンティティー素を同一視
するタスク8−1−2と、上記2つのタスクで得られる
同一対応関係と矛盾しないような、高次関係表現素を同
一視するタスク8−1−3と、上記3つのタスクで得ら
れる同一対応関係によって、2つの異なる関係表現素ま
たは状態表現素または関数表現素のすべての引数が同一
視される時に、その2つの表現素を同一視するタスク8
−1−4とからなる。
【0025】一致度計算サブプロセス8−2は、図5に
示すごとく、2つの上記プロセス8−1で得られた同一
対応関係の個数を数えるタスク8−2−1と、上記同一
対応関係のうちですべてのエンティティー素の対応に関
して、上記エンティティー素の前記階層構造内距離を計
算するタスク8−2−2と、上記2つのタスク8−2−
1および8−2−2で得られた結果から前記2つのオブ
ジェクト構造間の類似性を算出するタスク8−2−3と
からなる。
【0026】以上、本発明による推論システムの全体の
構成と処理の流れを説明したが、次に本発明の理解を助
けるために、簡単な具体的例題を取り上げ、上記各ステ
ップがどのように処理されるかを説明する。
【0027】具体的な例題として、He shoot down my o
pinion.という比喩文における言葉の意味の類似性に関
する推論を考える。この文章では、shoot downという動
詞が比喩的に使われているが、上記の比喩文を理解する
ためにはshoot downがどういう意味を表しているかを判
断しなければならない。そこで、opinionという名詞を
普通目的語にとるような動詞の集合として、例えば、ag
ree with, listen to,understand, criticize, disagre
e withの5つの動詞を考え、この中でshoot downと最も
意味的に類似度が高いものを本発明の推論システムによ
り判定することにする。したがって、入力装置1から
は、shoot downという動詞名がオブジェクトとして入力
され、本発明の推論システムによって、shoot downに最
も意味が類似したオブジェクトcriticizeが、出力装置
7から出力される。そのための推論過程を以下に具体的
に示す。
【0028】図6は構造表現素データベース4に格納さ
れる構造表現素のうち、エンティティー素の上位下位階
層構造のデータ(21から45)を示す。一般に、計算
機科学では、項、関数により世界に存在するエンティテ
ィーを記述し、項、述語などからなる論理式によってエ
ンティティー間の関係や高次関係を記述する。本実施例
では、動詞が表す意味世界を記述するために、関数表現
素および述語に関する表現素を用意した。述語に関する
表現素は、1つのエンティティーの状態を表すもの(状
態表現素)、複数のエンティティーの関係を表すもの
(関係表現素)、高次関係−関係の関係を示すもの−を
表すもの(高次関係表現素)に大別できる。図7は構造
表現素データベース4に格納される関数表現素60、図
8は状態表現素70、図9は関係表現素80、図10は
高次関係表現素90のデータの例である。
【0029】オブジェクト構造データベース2には、予
め、構造表現素データベース4に格納された上記構造表
現素のみによってオブジェクトの構造表現がなされてお
り、本実施例における前記の5つの動詞の意味も記述さ
れており、オブジェクト名、使用法およびオブジェクト
構造の対データとして格納されている。
【0030】図11にshoot downに関するデータの例を
示す。shoot downは、「A(110)が“所有”(12
0)しているものC(112)を、ものB(111)に
向けて“移動”(122)させることに“加坦”し(1
21)、それが“原因”(125)でものCがものBに
“接触”し(126)、それが“原因”(127)でも
のCからものBに対して“力が働き”(128)、それ
が“原因”(129)でものBが“所有”する(12
4)“機能”(123)が“消滅する”(130)。A
は“人”、Bは“物体”、Cは“武器”である。」とい
う意味構造を持つ。“ ”で囲まれた言葉が、構造表現
素である。図12にcriticizeに関するデータの例を示
す。criticizeは、「A′(210)はB′(211)
が“認識している”(222)考えD′(213)と
“異なる”(220)考えE′(214)を“認識し
て”いて(221)、それが“動機”(223)となっ
て、D′は“間違っている”ということに“相当する”
考えC′(212)を言葉F′(215)を“使って”
(226)体の外に“移動”(227)させることに
“加坦”(225)し、それが“原因で”、C′がB′
の方にB′の身体(耳)を通って“移動”(228)し
て、それが“原因で”(229)、B′がC′を“知
る”(230)。そして、それが“原因で”(23
1)、D′が“変化”する(232)。A′およびB′
は“人”、C′、D′およびE′は“考え”、F′は
“言葉”である。」と読む。
【0031】図11および図12では二つのオブジェク
トのデータについて図解して示したが、これは、例えば
「移動(C,B)」−図11における移動122の例−
および「移動(C′,B′)−図12における移動22
8の例−のように計算機に判読可能な記号によるデータ
列として表現することはいうまでもない。
【0032】さて、入力装置1からshoot downという動
詞名が入力されると、これの使用法を示すデータとして
文章の構造と目的語に関するデータがオブジェクト使用
法データベース3から出力され、これをキーとして上記
動詞名をオブジェクト名(100)として持つオブジェ
クト構造(110から130)がオブジェクト構造デー
タベース2から取り出され、一時記憶装置6に記憶され
る。さらに、このキーから前記オブジェクトshoot down
に対応する前述した5つの動詞名について、オブジェク
ト構造データベース2に記憶されているこれらの動詞名
のオブジェクト構造が一つずつ順次取り出され一時記憶
装置6に記憶される。
【0033】ここでは、例としてオブジェクトcriticiz
e(200)のオブジェクト構造(210から232)
が取り出されたものとして説明する。
【0034】類似度計算プロセス8:このプロセスで
は、一時記憶装置に6に記憶された2つのオブジェクト
の意味構造の類似度を計算する。ここでは、shoot down
とcriticizeの2つについて説明する。 同型性発見サブプロセス8−1:2つの意味構造の中で
形が同型である部分構造を以下の4つのタスクによって
発見する。 タスク8−1−1:このタスクでは、2つのオブジェク
トの意味構造の中で、関係表現素または状態表現素また
は関数表現素が同一である部分を発見する。図11と図
12の例では、移動(122)と移動(228)が同一
の関係表現素として発見できる。即ち、「移動」という
文字が同じである。もっとも、移動(122)と移動
(227)が同一の関係表現素のように見えるが、これ
は、引き数に1対1の対応がとれないので同一の関係表
現素とは判断されない。 タスク8−1−2:このタスクでは、上記タスク8−1
−1で同定された関数表現素または状態表現素または関
係表現素の同じ引数位置に存在するエンティティー素を
同一視する。図11と図12の例では、移動(122)
と移動(228)のそれぞれの引き数である武器C(1
12)と考えC′(212)および物体B(111)と
人B′(211)が、同一視される。 タスク8−1−3:このタスクでは、上記2つのタスク
で得られる同一対応関係と矛盾しないような、高次関係
表現素を同一視する。上記2つのタスクで得られる同一
対応関係は、図11と図12の例では、移動(122)
と移動(228)、武器C(112)と考えC′(21
2)、物体B(111)と人B′(211)の3つであ
る。ここで、例えば、高次関係hr1 = hrel1(rel11, rel
12)と高次関係hr2 = hrel2(rel21, rel22)を同一視した
とすると、rel11とrel21、rel12とrel22、hrel1とhrel2
という同一対応関係が新たに得られることになる。ここ
で、“同一対応関係と矛盾しない”とは、上記2つのタ
スクで得られた同一対応関係と、高次関係の同一視によ
って新たに得られる同一対応関係が、1対1の対応関係
を満足していれば、矛盾がないと定義して、上記の高次
関係を同一視することを許すことにする。図11と図1
2の例では、上記の条件を満たす高次関係は、加坦(A,
移動(C,B))と加坦(A′,移動(C′,B′))(121と
225),原因(加坦(A,移動(C,B)),消滅(機能(B)))
と原因(加坦(A′,移動(C′,B′)),変化(D′))(1
29と231)である。この2組の高次関係の同一視か
ら新たに得られる同一対応関係は、人A(110)と人
A′(210)、加坦(121)と加坦(225)、原
因(129)と原因(231)、機能(B)(123)と
D′(213)、消滅(130)と変化(232)の5
組である。 タスク8−1−4:このタスクでは、上記3つのタスク
で得られる同一対応関係によって、2つの異なる関係表
現素または状態表現素または関数表現素のすべての引数
が同一視される時に、その2つの表現素を同一視する。
上記の3つのタスクで得られる同一対応関係は、移動
(122)と移動(228)、武器C(112)と考え
C′(212)、物体B(111)と人B′(21
1)、人A(110)と人A′(210)、加坦(12
1)と加坦(225)、原因(129)と原因(23
1)、機能(B)(123)とD′(213)、消滅(1
30)と変化(232)の8組であり、これにより、所
有(120)と認識(224)、所有(124)と認識
(222)の2組の関係表現素のすべての引数が同一視
されているので、更にその2組の関係表現素、所有(1
20)と認識(224)、所有(124)と認識(22
2)を新たに同一視する。図11と図12の例におい
て、以上4つのタスクにより得られた同一対応関係は、
移動(122)と移動(228)、武器C(112)と
考えC′(212)、物体B(111)と人B′(21
1)、人A(110)と人A′(210)、加坦(12
1)と加坦(225)、原因(129)と原因(23
1)、機能(B)(123)とD′(213)、消滅(1
30)と変化(232)、所有(120)と認識(22
4)、所有(124)と認識(222)の10組であ
る。
【0035】一致度計算サブプロセス8−2:このサブ
プロセスでは、上記サブプロセス8−1で得られた2つ
の意味構造の間の同一対応関係から、その2つの意味構
造間の一致度を計算する。 タスク8−2−1:このタスクでは、上記サブプロセス
8−1で得られた2つの意味構造の間の同一対応関係の
個数を数える。図11と図12の例では、同一対応関係
の個数は10である。 タスク8−2−2:このタスクでは、上記サブプロセス
8−1で得られた2つの意味構造の間の同一対応関係中
に含まれているエンティティー素のエンティティ階層構
造内距離を計算する。 (定義)エンティティー階層構造内距離 2つのエンティティー素のエンティティー階層構造内距
離とは、片方のエンティティーから階層構造の枝をたど
ってもう一方のエンティティーに至るまでの、通った枝
の本数とする。(定義終り) 上記サブプロセス8−1で得られた2つの意味構造の間
の同一対応関係のうち、人A(110)と人A′(21
0)、武器C(112)と考えC′(212)、物体B
(111)と人B′(211)の3組が計算の対象であ
る。図6のエンティティー素階層構造の中での上記3組
のエンティティー素の距離を計算する。人A(110)
と人A′(210)の距離は0(図6において、人(2
8)から人(28)にいたる時に通る枝は0本)、武器
C(112)と考えC′(212)の距離は6(図6に
おいて、武器(39)から考え(40)にいたる時に通
る枝は6本)、物体B(111)と人B′(211)の
距離は5(図6において、物体(32)から人(28)
にいたる時に通る枝は5本)である。 タスク8−2−3:このタスクでは、上記タスク8−2
−1及び8−2−2の結果から、次式によって最終的に
2つの意味構造間の類似度を計算する。
【0036】(類似度)=(同一対応関係個数)+W×
(エンティティー素類似度) 但し、 (エンティティー素類似度)=(1.0−各エンティテ
ィー素間距離/MAX)の総和 W:重み係数 MAX:エンティティー階層構造内の最大距離 図11と図12の例では、図13中の重み係数を0.5と
すると、図6のエンティティー素階層構造内の最大距離
は7なので、shoot downとcriticizeの類似度は、10 +
0.5 馬力 (1- 0/7) + 0.5 馬力 (1-6/7) + 0.5 馬力(1-
5/7) = 11.29である。
【0037】類似度格納プロセス9:このプロセスで
は、類似度計算プロセス8で計算された類似度を一時記
憶装置6に記憶する。そのために、まず、類似度計算プ
ロセス8における計算で使用するために一時記憶装置6
に格納されていた2つのオブジェクトの構造を消去す
る。そして、代わりに、まず、2つのオブジェクト名を
格納し、次に、類似度計算プロセス8で計算された、そ
の2つのオブジェクト間の類似度を格納する。上記の類
似度計算プロセス8および類似度格納プロセス9を、前
述の5つの動詞 agree with, listen to, understand,
criticize, disagree withのそれぞれについて繰り返
す。その結果として、図13に示すように、一時記憶装
置6には、上記の5つの動詞に対応して、そのそれぞれ
の動詞名(301、304、307、310、313)
と入力装置1から入力されたshoot down(300、30
3、306、309、312)と、その2つの動詞間の
類似度を示す数値データ(302、305、308、3
11、314)が、全部で5組格納される。
【0038】類似度比較プロセス10:このプロセスで
は、一時記憶装置6に格納された類似度データから、ど
の2つのオブジェクトが最も類似しているかを判定す
る。本実施例では、上記の5つの動詞それぞれとshoot
downの類似度が計算されて格納されている。その5つの
類似度数値データから、最も大きいものを選択し、その
数値データと対になっている動詞名を抽出する。図11
と図12の例では、criticizeとshoot downの類似度が
一番大きく、5つの動詞のうちで、shoot downに最も類
似しているものは、criticizeであるということが推論
できる。
【0039】上記の類似度比較プロセス10の結果を出
力として出力装置7から出力する。本実施例では、shoo
t downに最も類似している動詞名として、criticizeが
出力される。
【0040】〔実施例の効果〕以上の実施例で明らかな
ように、本発明によれば、予め構造表現素データベース
に登録されている表現素のみで動詞の意味構造を表現し
ているために、任意の2つの動詞の意味構造の間で、表
現素が同一である部分をまず発見することで2つの意味
構造の同型性が発見でき、最終的に両者の類似度を計算
することが工学的に可能になるという効果がある。
【0041】〔その他の実施例〕以上の実施例では、具
体的な問題として、動詞の意味構造の類似性を判定する
問題を取り上げたが、本発明の推論システムは、表現可
能な構造を有するようなオブジェクトの類似性に関する
推論を行なう推論システムの基本要素システムとしての
枠組を与えるものであり、類似性推論が必要な問題全般
に応用できるものである。例えば、(1)文章が表して
いる内容の類似性を判定する問題、などでは、文章に登
場するすべての言葉の意味を、本発明で予め用意された
表現素を用いて構造として表現することにより、その文
章全体の意味構造が表現でき、その構造こそその文章が
表している内容であるとみなして、本発明と同じように
両者の構造間の類似性に関する推論を行なえば良いわけ
である。また、(2)工業用設計の分野において、既存
の構造体の設計過程を参照・模擬しながら新たな構造体
を設計するという問題、などでは、設計の対象となる構
造体の間に類似性を発見するという能力が要素技術とし
て必須であり、本発明の推論システムが積極的に応用で
きる分野である。いずれの場合も、対象となるオブジェ
クトの構造体を、予め用意した有限個の構造表現素で表
しておき、構造表現素が同一である箇所をまず発見する
ことによって構造体全体の同型性を発見すれば、類似性
推論が工学的に可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例で明らかなように、本発明
による類似性推論システムでは、構造を有するあらゆる
オブジェクト間の類似性に関する推論が可能である。お
よそ、人間の行なう知的推論においては、2つのものが
似ている似ていないという類似性推論が根源的な役割を
果たしていることは、人工知能の過去の研究の歴史から
明らかであり、その点で、本発明の類似性推論システム
は、人間の生活をより良く変えていくために計算機が将
来果たすであろう様々な知的役割の中で、重要な要素技
術の一つとして機能することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明による推論システムの全体構成の1例を示
すブロック図
【図2】構造を持つオブジェクトに関する類似性推論を
行なう推論処理プログラムのフローチャート
【図3】図2における類似度計算プロセス8の詳細を示
すフローチャート
【図4】図3における同型性発見サブプロセス8−1の
詳細を示すフローチャート
【図5】図3における一致度計算サブプロセス8−2の
詳細を示すフローチャート
【図6】図1の構造表現素データベース4に格納される
べきエンティティー素の上位下位階層構造の1例を表し
た図
【図7】図1の構造表現素データベース4に格納される
べき関数表現素の一例を表した図
【図8】図1の構造表現素データベース4に格納される
べき状態表現素の一例を表した図
【図9】図1の構造表現素データベース4に格納される
べき関係表現素の一例を表した図
【図10】図1の構造表現素データベース4に格納され
るべき高次関係表現素の一例を表した図
【図11】図1のオブジェクト構造データベース2に格
納されるべきデータの一例であって、オブジェクト名sh
oot downとその使用法およびそのオブジェクト構造のデ
ータを表した図
【図12】図1のオブジェクト構造データベース2に格
納されるべきデータの一例である、オブジェクト名crit
icizeとその使用法およびそのオブジェクト構造のデー
タを表した図
【図13】入力されたオブジェクト名とこれと対応する
と判断されたオブジェクト構造データベースのオブジェ
クトの関係データの状態を類似度を主体として表した図
【符号の説明】
1…入力装置、2…オブジェクト構造データベース、3
…オブジェクト使用法データベース、4…構造表現素デ
ータベース、5…推論処理装置、6…一時記憶用メモリ
領域、5A…プログラム格納メモリ、7…出力装置、8
…バス。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】推論の対象になるオブジェクトを入力する
    入力装置と、構造表現素データベースと、オブジェクト
    構造データベースと、処理装置と、推論結果を出力する
    出力装置からなる推論システムにおいて、前記構造表現
    素データベースは推論の対象になるオブジェクトの構造
    を表現するための基本要素である構造表現素の有限集合
    を持ち、これらは世界に存在するエンティティー素と、
    エンティティー素に作用する関数を表す関数表現素と、
    エンティティー素の状態を表す状態表現素と、複数のエ
    ンティティー素の間の関係を表す関係表現素と、複数の
    関係の間の高次関係を表す高次関係表現素の5種類のデ
    ータで構成されており、前記オブジェクト構造データベ
    ースはオブジェクト名と、前記構造表現素の組合せで表
    現された上記オブジェクトの構造との対よりなるデータ
    で構成されており、前記処理装置は、入力装置から入力
    されたオブジェクトのオブジェクト構造をオブジェクト
    構造データベースから検索するするとともに、入力装置
    から入力されたオブジェクトに対応する構造を持つオブ
    ジェクトの一つをオブジェクト構造データベースから検
    索し、前記検索された2つのオブジェクトの構造間の類
    似度を関係表現素を基礎として計算し、且つ、この計算
    の一連の操作を前記入力装置から入力されたオブジェク
    トに対応する構造を持つオブジェクトの他のものについ
    ても繰り返して行い、オブジェクトの類似性のデータを
    前記出力装置から出力することを特徴とする推論システ
    ム。
  2. 【請求項2】推論の対象になるオブジェクトの構造を表
    現するための基本要素である構造表現素の有限集合を持
    ち、これらは世界に存在するエンティティー素と、エン
    ティティー素に作用する関数を表す関数表現素と、エン
    ティティー素の状態を表す状態表現素と、複数のエンテ
    ィティー素の間の関係を表す関係表現素と、複数の関係
    の間の高次関係を表す高次関係表現素の5種類のデータ
    で構成したことを特徴とする構造表現素データベース。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデータベースにおいて、前
    記エンティティー素が、上位下位概念の階層構造を有す
    ることを特徴とするデータベース。
  4. 【請求項4】請求項1記載の推論システムにおいて、前
    記入力装置からオブジェクトが入力された時に、前記オ
    ブジェクトに対応する構造を持つオブジェクトの構造を
    前記オブジェクトの使用方法と目的語をキーとして前記
    オブジェクト構造データベースから検索するための、オ
    ブジェクト使用法データベースを備えることを特徴とす
    る推論システム。
  5. 【請求項5】推論の対象になるオブジェクトを、オブジ
    ェクトの構造を表現するための世界に存在するエンティ
    ティー素と、エンティティー素に作用する関数を表す関
    数表現素と、エンティティー素の状態を表す状態表現素
    と、複数のエンティティー素の間の関係を表す関係表現
    素と、複数の関係の間の高次関係を表す高次関係表現素
    の5種類のデータよりなる基本要素としての構造表現素
    の有限集合の組合せで表現して、二つのオブジェクト間
    の類似度を推論する推論方法であって、上記2つの構造
    において形が一致する部分構造を発見する第一の推論ス
    テップと、上記部分構造の一致度を計算する第二の推論
    ステップとを有することを特徴とする推論方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の推論方法において、前記第
    一の推論ステップが、前記2つのオブジェクトの構造に
    おいて、上記関数表現素および上記状態表現素および上
    記関係表現素が同一である箇所を同定する第一同定推論
    ステップと、上記関数表現素または上記状態表現素また
    は上記関係表現素の引数であるエンティティー素を同一
    視する第二同定推論ステップと、上記高次関係表現素が
    同一である箇所を同定するステップで得られる上記2つ
    の構造間の同一関係が、上記第一及び第二同定ステップ
    で得られる上記2つの構造間に1対1の対応関係のある
    ことが検出される時に、上記高次関係表現素の同一を同
    定する第三同定ステップと、2つの異なる関係表現素又
    は状態表現素又は関数表現素の引数が同一である時に、
    上記の異なる2つの表現素を同一視する第四同定ステッ
    プとからなることを特徴とする推論方法。
  7. 【請求項7】請求項5記載の二つのオブジェクト間の類
    似度を推論する推論方法であって、前記類似度計算が、
    前記第一の推論ステップで発見された部分構造の対応箇
    所の個数を数えることと、前記上位下位概念の階層構造
    内にある任意の2つのエンティティーの距離を計算する
    階層構造内の距離を計算することとを基礎として算出さ
    れることを特徴とする推論方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8337125B2 (en) 2006-06-28 2012-12-25 Teeness Asa Container adapted to be inserted in a tool holder, a tool holder and a system
US8392524B2 (en) 2008-03-10 2013-03-05 Fujitsu Limited Information processing apparatus, resource identifying program, and resource identifying method

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